JPH0851192A - 誘電体薄膜素子 - Google Patents

誘電体薄膜素子

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JPH0851192A
JPH0851192A JP6187054A JP18705494A JPH0851192A JP H0851192 A JPH0851192 A JP H0851192A JP 6187054 A JP6187054 A JP 6187054A JP 18705494 A JP18705494 A JP 18705494A JP H0851192 A JPH0851192 A JP H0851192A
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JP
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film
thin film
dielectric thin
temperature
dielectric
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JP6187054A
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English (en)
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Ryusuke Kita
隆介 喜多
Naoko Arai
尚子 荒井
Yoshiyuki Masuda
義行 増田
Noboru Otani
昇 大谷
Masayoshi Koba
正義 木場
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICチップの小型化、高集積化を行なう上
で、必要不可欠であるキャパシタ面積縮小のための高誘
電率薄膜の形成が、半導体プロセスに適合できる低い温
度で可能であり、なおかつ容量の温度依存性が小さい誘
電体薄膜素子を提供する。 【構成】 少なくとも電極と誘電体薄膜とを有する誘電
体薄膜素子であって、前記誘電体薄膜が2層構造にて形
成され、下層の誘電体薄膜の結晶化温度が、上層の誘電
体薄膜の結晶化温度よりも低い誘電体薄膜であることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体薄膜素子に関し、
さらに詳しくは、不揮発性メモリ素子、キャパシタ、光
変調素子、圧電素子、焦電型赤外線センサ等に用いられ
る酸化物誘電体薄膜素子に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic random access memo
ry)の信号蓄積用キャパシタ等に代表される、IC用薄
膜キャパシタの誘電体材料にはSiO2 (酸化シリコ
ン)やSiN(窒化シリコン)が主に使用されている。
近年、半導体技術の進歩による、電子部品の小型化、高
集積化の要求により、SiO2 やSiNと比較して誘電
率が高いSTO[SrTiO3 (チタン酸ストロンチウ
ム)]、BST[(Ba、Sr)TiO3 (チタン酸バ
リウムストロンチウム)]等を用いた高誘電率薄膜が研
究されている。特に、BSTはその誘電特性が古くから
研究されており、STOと比べて、誘電率が高く高集積
化のための材料として適しており、スパッタ法、MOC
VD法、ゾルゲル法等により薄膜形成が行なわれてい
る。
【0003】例えば、図5はBST薄膜を利用して、I
C用薄膜キャパシタをシリコン基板上に形成した従来の
誘電体薄膜素子である。図5において、n型シリコン基
板51の表面にSi熱酸化膜52を形成し、さらに、T
i膜53、Pt下部電極54、誘電体BST膜55、最
後にPt上部電極56を形成した素子構造である。ま
た、SNO[Sr2 Nb27 (ニオブ酸ストロンチウ
ム)]はバルクではSTOより誘電率が高い材料として
知られているが、薄膜化は行なわれていない。
【0004】そこで、IC作製など低温プロセスにも適
用でき、高誘電率でかつ容量の温度依存性が小さい誘電
体素子の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すような従来の誘電体薄膜素子で、BST薄膜を用い
たキャパシタは、下部電極54上にBST薄膜55を単
層積層し、この上に上部電極56を形成する構成となっ
ているため、BST薄膜を十分に結晶化させ、Pt等の
金属電極上で300〜500程度の比誘電率をもつBS
T薄膜を成長させるには高い基板温度が必要であり、な
るべく低温プロセスにて作製したいIC作製プロセス上
では、BSTキャパシタを作製できる範囲が限定されて
しまうという問題点があった。
【0006】例えば、従来の素子構成では上記の薄膜形
成技術のうち、最も低い基板温度で薄膜形成が可能とさ
れるスパッタ法を用いても、300〜500程度の比誘
電率をもつBST薄膜を得るには600〜700℃程度
の基板温度が必要であるため、(T.Horikawa
et al.、Jpn.J.Appl.Phys.3
2(1993)4126)IC作製プロセスには不適で
あった。
【0007】さらに、基板温度が高いと下部電極が熱拡
散によりダメージを受け、良好な誘電特性をもつ誘電体
素子が得られないという問題点もあった(T.Saku
maet al.、Appl.Phys.Lett.5
7(1990)2431)。しかしながら、基板温度を
下げると、BSTが十分に結晶化しないため、得られる
BST薄膜の誘電率が低くなってしまい、高集積化が困
難であった。
【0008】また、通常ICが使用される−20〜10
0℃の温度範囲では、BST単層膜はSTO単層膜と比
べて、誘電率は高いが誘電率の温度依存性が大きいた
め、従来の素子構成でキャパシタを作製すると、その容
量が温度により大きく変化し、ICを使用する際の信号
処理上問題となっていた。
【0009】そこで、本発明は前記問題点を解決するた
めに、ICチップの小型化、高集積化を行なう上で、必
要不可欠であるキャパシタ面積縮小のための高誘電率薄
膜の形成が、IC作製などの半導体プロセスに適合でき
る低い温度(400℃以下)で可能であり、なおかつ容
量の温度依存性が小さい誘電体薄膜素子を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、誘電体薄膜素子が少なくとも電極と誘
電体薄膜とを有する誘電体薄膜素子であって、前記誘電
体薄膜が2層構造にて形成され、下層の誘電体薄膜の結
晶化温度が、上層の誘電体薄膜の結晶化温度よりも低い
誘電体薄膜であることを特徴とする。
【0011】また、前記記載の上層の誘電体薄膜と下層
の誘電体薄膜の比誘電率の温度係数の符号が−20から
100℃の温度範囲において、互いに反対であることを
特徴とする。
【0012】さらに、誘電体薄膜の材料として、下層の
誘電体薄膜がSrTiO3 (チタン酸ストロンチウム)
であり、上層の誘電体薄膜が(Ba、Sr)TiO3
(チタン酸バリウムストロンチウム)であることを特徴
とする。
【0013】もしくは、誘電体薄膜の材料として、下層
の誘電体薄膜がSrTiO3 (チタン酸ストロンチウ
ム)であり、上層の誘電体薄膜がSr2 Nb27 (ニ
オブ酸ストロンチウム)であることを特徴とする。
【0014】そして、本発明の誘電体薄膜素子は、強誘
電効果、圧電効果、焦電効果、電気光学効果等を利用す
る少なくとも電極と誘電体薄膜を有するものであれば、
どのような装置にも適用することができる。
【0015】
【作用】本発明の誘電体薄膜素子構成において、まず下
層に上層と比べて十分に結晶化させるための温度が低い
誘電体薄膜を形成し、この上に上層の誘電体薄膜を形成
する素子構成とすることにより、上層の誘電体薄膜単体
で形成する場合と比べて低い形成温度で上層の誘電体薄
膜を形成できる。例えば、誘電体薄膜をBST/STO
あるいはSNO/STOの2層積層構造とすることによ
り、まず第1層にBST膜と比べて十分に結晶化させる
ための温度が低いSTO膜を成長させ、このSTO膜上
にBST膜あるいはSNO膜を成長させる。
【0016】すると、従来は下部電極電極上に、その誘
電体薄膜の良好な特性を有しつつ結晶化させるために
は、高い基板温度を必要としていた誘電体薄膜材料で
も、電極上ではなく、下層がBSTあるいはSNOはS
rを含む酸化物でありSTOと同じイオン結晶であるた
め、STO膜表面上での核生成および成長が容易とな
り、金属電極上と比べて低い温度で成長できるようにな
る。よって、従来のBST膜あるいはSNO膜単層の場
合と比べて、同等の誘電特性を得るための基板温度を1
00〜250℃程度下げることができる。
【0017】さらに−20から100℃の温度範囲にお
いて、例えばBaTiO3 等Baが多い組成でBSTの
誘電率の温度係数が正となる場合には、下層のSTOの
誘電率の温度係数が負であることにより、誘電体薄膜層
を多層構造としたことにより、誘電体薄膜素子の容量の
温度変化を少なくすることができる。すなわち、上層と
下層に誘電率の温度係数の符号が互いに反対である誘電
体を組み合せることにより、誘電体薄膜素子の容量の温
度変化を低減することも可能となる。
【0018】
【実施例】
<実施例1> 以下、本発明の第1の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の誘電体薄膜
素子から構成され、後述するような電気特性を評価する
ために作製した素子の断面構造概略図である。1はn型
シリコン基板、2は前記n型シリコン基板1の表面に形
成されたSi熱酸化膜、3は前記Si熱酸化膜2上に形
成されたTi膜、4は前記Ti膜3上に形成されたPt
下部電極、5はPt下部電極4上に形成された誘電体S
TO膜、7は誘電体STO膜6上に形成された誘電体B
ST膜、7は前記誘電体BST膜6上に形成されたPt
上部電極である。
【0019】次に、作製方法について説明する。n型シ
リコン基板1の表面に膜厚200nmのSi熱酸化膜2
を形成し、このSi熱酸化膜2上に膜厚30nmのTi
膜3を、このTi膜3上に膜厚200nmのPt膜4を
DCスパッタ法により形成した。このPt膜4上にRF
マグネトロン法を用いて、膜厚20nmのSTO膜5を
形成した。STO膜5の作製条件は、基板温度400
℃、RFパワー密度4.4W/cm2 、スパッタガス圧
力2Pa、スパッタガス流量比Ar/O2 =5/5、ス
パッタターゲットはSrTiO3 酸化物焼結体を用い
た。STO膜5の成膜が終了した後真空排気を止めて、
成膜室に酸素ガスを2kPaまで導入し、400℃で5
分間保持した。このSTO膜5上に同じくRFマグネト
ロン法を用いて、スパッタターゲットとしてBa0 . 5
Sr0 . 5 TiO3 酸化物焼結体を用い、基板温度を3
00℃、350℃及び400℃で、STO膜と同じスパ
ッタ条件で膜組成比Ba:Sr:Ti=0.5:0.
5:1、膜厚200nmのBST膜6を形成した。BS
T膜6の成膜が終了した後真空排気を止めて成膜室に酸
素ガスを2kPaまで導入し、400℃で5分間保持し
た後、この酸素雰囲気中で、冷却速度約3℃/分で室温
まで冷却した。
【0020】上記のような方法で作製したBST/ST
O積層誘電体薄膜のBST(110)面のX線回折強度
を図2の白丸印に示す。どの基板温度でも後述する比較
例1の従来のBST薄膜単層の(110)面のX線回折
強度(図2の黒丸印)と比較して回折強度が強く、BS
T膜の結晶化が十分に起こっていることがわかった。
【0021】次に、BST膜6の表面に電子ビーム蒸着
法により、Pt上部電極7を形成した。Pt上部電極7
の大きさは直径100μmの円形で膜厚は100nmで
あった。次に上記のような方法で作製した誘電体薄膜素
子のPt上部電極7とPt下部電極4の間に電界8を印
加し、この誘電体薄膜素子の誘電率および−20から1
00℃の温度範囲における誘電率の温度依存性を測定し
た。その結果をそれぞれ図3及び図4に示す。誘電率は
25℃で測定し、誘電率および誘電率の温度依存性は1
0kHzで測定した。これらの図より、本発明の誘電体
薄膜素子は、後述する比較例1の従来の誘電体薄膜素子
と比較して、誘電率が高く、また誘電率の温度依存性が
小さかった。
【0022】<比較例1> 次に、従来例について図面
を参照しながら説明する。図5は従来の誘電体薄膜素子
を説明するための断面構造図である。51はn型シリコ
ン基板、52は前記n型シリコン基板51の表面に形成
されたSi熱酸化膜、53は前記Si熱酸化膜52上に
形成されたTi膜、54は前記Ti膜53上に形成され
たPt下部電極、55はPt下部電極54上に形成され
た誘電体BST膜であり、誘電体BST膜55は後述す
るような製造方法で成膜されている。56は前記誘電体
BST膜55上に形成されたPt上部電極である。n型
シリコン基板51の表面に膜厚200nmのSi熱酸化
膜52を形成し、このSi熱酸化膜52上に膜厚30n
mのTi膜53を、このTi膜53上に膜厚200nm
のPt膜54をDCスパッタ法により形成した。このP
t膜54上にRFマグネトロン法を用いて、基板温度を
300℃、350℃及び400℃で、実施例1のBST
膜と同じスパッタ条件で膜組成比Ba:Sr:Ti=
0.5:0.5:1、膜厚200nmのBST膜55を
形成した。BST膜55の成膜が終了した後真空排気を
止めて、成膜室に酸素ガスを2kPaまで導入し、40
0℃で5分間保持したた後、この酸素雰囲気中で、冷却
速度約3℃/分で室温まで冷却した。
【0023】上記のような方法で作製したBST誘電体
薄膜のBST(110)面のX線回折強度を図2の黒丸
印に示す。上述した実施例1の本発明のBST/STO
積層薄膜のX線回折パターンと比較して、回折強度は全
温度範囲にて弱く、BST膜の結晶化が十分に起こって
いないことがわかった。
【0024】次にBST膜55の表面に電子ビーム蒸着
法により、Pt上部電極56を形成した。Pt上部電極
56の大きさは直径100μmの円形で膜厚は100n
mであった。次に上記のような方法で作製した誘電体薄
膜素子のPt上部電極56とPt下部電極54の間に電
界57を印加し、この誘電体薄膜素子の誘電率および−
20から100℃の温度範囲における誘電率の温度依存
性を測定した。その結果をそれぞれ図3および図4に示
す。これらの図より、従来の誘電体薄膜素子は、上述し
た実施例1の本発明の誘電体薄膜素子と比較して、誘電
率が低く、また−20から100℃の温度範囲における
誘電率の温度依存性が大きかった。
【0025】また、実施例1の誘電体薄膜素子と同じ程
度の誘電率を比較例1のようにBST膜単層で得るため
には、BST膜の形成温度は650℃以上必要であっ
た。しかし、BST膜を650℃で形成した場合、Pt
下部電極との反応によりリーク電流が5X103 倍程度
増加した。
【0026】なお、上記実施例1では膜組成比Ba:S
r:Ti=0.5:0.5:1のBST膜を使用する場
合について述べたが、膜組成比をBa:Sr:Ti=
x:1−x:1とした場合、0<x≦1の組成の範囲の
BST膜であれば、本発明に用いる誘電体薄膜として同
様に用いることができることはいうまでもない。
【0027】<実施例2および比較例2> 本発明の第
2の実施例としてSNOを上層の誘電体として用いた場
合について説明する。作製方法は実施例1と同じ方法を
用いた。この方法で作製したSNO/STO積層誘電体
薄膜のSNO(220)面のX線回折強度を図6の白四
角に示す。どの基板温度でも、実施例2のSNO膜と同
じ条件で作製した(比較例2)のSNO薄膜単層のSN
O(220)面のX線回折強度(図6の黒四角)と比較
して回折強度が強く、BST膜の結晶化が十分に起こっ
ていた。
【0028】次に実施例1と同様にSNO膜の表面に電
子ビーム蒸着法により、同じ形状のPt上部電極を形成
し、この誘電体薄膜素子の誘電率および誘電率の温度係
数を測定した。その結果をそれぞれ図7に示す。この図
より、本発明の誘電体薄膜素子は、SNO膜単層の場合
の従来の誘電体薄膜素子と比較して、誘電率が高かっ
た。また、実施例の誘電体薄膜素子と同じ程度の誘電率
をSNO膜単層で得るためには、SNO膜の形成温度は
600℃以上必要であった。しかし、SNO膜を600
℃で形成した場合、Pt下部電極との反応によりリーク
電流が3X103倍程度増加した。
【0029】上記実施例1及び実施例2では、STOの
膜厚として20nmの場合についてのみ示したが、膜厚
が20nm以上あれば同様の効果が得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、多層からなる誘電体薄
膜層の下層に上層と比べて十分に結晶化させるための温
度が低い誘電体薄膜を形成し、該層上に上層の誘電体薄
膜を形成することにより、誘電体薄膜を上層の材料の誘
電体単層で形成した場合と比べて、IC作製などの半導
体プロセスに適合できる、より低い温度で高誘電率の誘
電体膜を形成でき、なおかつ容量の温度変化が小さい誘
電体薄膜素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の誘電体薄膜素子の断面構造
概略図である。
【図2】BST/STO積層膜およびBST単層膜のX
線回折強度と基板温度の関係を示す図である。
【図3】BST/STO積層膜およびBST単層膜を用
いた誘電体薄膜素子の誘電率と基板温度の関係を示す図
である。
【図4】BST/STO積層膜およびBST単層膜を用
いた誘電体薄膜素子の誘電率の温度係数と基板温度の関
係を示す図である。
【図5】比較例1の誘電体薄膜素子の断面構造概略図で
ある。
【図6】SNO/STO積層膜およびSNO単層膜のX
線回折強度と基板温度の関係を示す図である。
【図7】SNO/STO積層膜およびSNO単層膜を用
いた誘電体薄膜素子の誘電率と基板温度の関係を示す図
である。
【符号の説明】
1、51 n型シリコン基板 2、52 シリコン熱酸化膜 3、53 Ti膜 4、54 Pt下部電極 5 STO膜 6、55 BST膜 7、56 Pt上部電極 8、57 印加電界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822 21/8247 29/788 29/792 37/02 41/08 H01L 29/78 371 41/08 Z (72)発明者 大谷 昇 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 木場 正義 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電極と誘電体薄膜とを有する
    誘電体薄膜素子であって、前記誘電体薄膜が2層構造に
    て形成され、下層の誘電体薄膜の結晶化温度が、上層の
    誘電体薄膜の結晶化温度よりも低い誘電体薄膜であるこ
    とを特徴とする誘電体薄膜素子。
  2. 【請求項2】 上記記載の上層の誘電体薄膜と下層の誘
    電体薄膜の比誘電率の温度係数の符号が−20から10
    0℃の温度範囲において、互いに反対であることを特徴
    とする請求項1記載の誘電体薄膜素子。
  3. 【請求項3】 上記記載の下層の誘電体薄膜がSrTi
    3 (チタン酸ストロンチウム)であり、上層の誘電体
    薄膜が(Ba、Sr)TiO3 (チタン酸バリウムスト
    ロンチウム)であることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の誘電体薄膜素子。
  4. 【請求項4】 上記記載の下層の誘電体薄膜がSrTi
    3 (チタン酸ストロンチウム)であり、上層の誘電体
    薄膜がSr2 Nb27 (ニオブ酸ストロンチウム)で
    あることを特徴とする請求項1記載の誘電体薄膜素子。
JP6187054A 1994-08-09 1994-08-09 誘電体薄膜素子 Pending JPH0851192A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042740A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Hitachi Cable Ltd 圧電薄膜素子
JP2009117851A (ja) * 2000-06-21 2009-05-28 Seiko Epson Corp セラミックス膜およびその製造方法ならびに半導体装置、圧電素子およびアクチュエータ

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