JPH08511606A - ホールダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ホールダー（１）は取付け部分（２）及び受容部分（４）を有しており、取付け部分及び受容部分が裁断片（１ａ）の変形によって形成されており、取付け部分（２）及び又は受容部分（４）が締め付けねじ（５）を差し込むための少なくとも１つのねじ孔（７，８）を有している。ホールダー（１）を合理的に製造して、かつ種々の使用目的に良好に適合するために、取付け部分（２）と受容部分（４）とがウエブ部分（３）を介して互いに接続されており、及び又はねじ孔若しくはねじ孔の少なくとも１つが、裁断片（１ａ）の縁部領域に配置されて１つの角隅（１０）で縁部経過（９）を分断する角孔（８）として構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ホールダー 本発明は、取付け部分及び受容部分を備えたホールダーであって、取付け部分 及び受容部分が裁断片の変形によって形成されており、取付け部分及び又は受容 部分が締め付けねじを差し込むための少なくとも１つのねじ孔を有している形式 のものに関する。 ２つ若しくは複数の構成部材若しくは構造部分の結合エレメントとして、若し くは種々の制御装置、センサ若しくは類似の測定装置の装着のための取付けエレ メントとしてのホールダーは、あらゆる技術分野、特に運搬技術分野（Foerdert echnik）、設備技術分野（Installationstechnik）、測定及び制御技術分野、並 びに類似の分野で種々に用いられており、従来は鋳造品から成る複数構造のホー ルダーが使用されていた。従って公知のホールダーは製造の点で著しく煩雑で、 それぞれの使用目的に制限された状態でしか適合されず、かつ複数構造に基づき 取り扱いも面倒である。 フランス国特許出願公告第２６４３１１９号明細書により、適当に曲げられた 金属帯材若しくはプラスチック帯材から成るクランプ状のホールダーが公知であ り、この場合、帯材の端部がスナップ結合部材を介して互いにかつ構成部材に結 合されるようになっている 。しかしながらこの場合には、ホールダーの形がほとんど変更不可能であり、か つ受容部分及び取付け部分の共通の取付けに基づき、構成部材へのホールダーの 組み込みと同時に、保持すべき部材をホールダー内に装着する必要があり、従っ てこのようなホールダーの使用範囲は著しく制限されている。同じようなことが 、イギリス国特許出願公告第１１６２５２１号明細書に記載された線材ばね若し くは類似のものの枢着のための特殊な取付け金具にも当てはまり、該取付け金具 は曲げられて孔の明けられた薄板片及びプラスチック挿入体から成っていて、下 部構造に両方の薄板脚部をねじで締め付けることによって同時に線材ばねの緊締 を伴って取り付けられるようになっており、その結果、下部構造への金具の保持 と金具内への保持すべき部材の取付けとが互いに直接的に関連することになる。 従って本発明の課題は、冒頭に述べた形式のホールダーを改善して、前記欠点 を取り除き、ホールダーが合理的に種々の形状で製造可能であり、種々の目的に 申し分なく使用できるようにすることである。 前記課題を解決するために本発明の構成では、取付け部分と受容部分とがウエ ブ部分を介して互いに接続されており、及び又はねじ孔若しくはねじ孔の少なく とも１つが、裁断片の縁部領域に配置されて１つの角隅で縁部経過を分断する角 孔として構成されている。打ち抜き・曲げ成形法（Stanz-Biegeverfahren）の利 用 によってホールダーが特に簡単に薄板若しくは類似の偏平材料から最小の費用で 製造され、この場合、受容部分と取付け部分とを互いに接続するウエブ部分がホ ールダーのための多様な形態的な自由度をもたらし、それぞれの保持条件へのホ ールダーの十分な適合を可能にする。形成されたホールダーはたいていの場合、 一体構造であるが、複雑な形においてはあらかじめ形成された複数の部分片をま とめて溶接されていてよく、受容部分及び取付け部分の操作をそれぞれ可能にし 、取付けが簡単に締め付けねじを介して行われる。取付け部分若しくは受容部分 の縁部領域に角形のねじ孔を特別に配置したことにより、締め付けねじが縁部付 加部で以て回動を阻止するように装着され、かつ縁部の近くにねじ孔を位置決め したことによって、装着された締め付けねじのねじ頭部及びナットが縁部を越え て相応に大きく突出し、従って重なり範囲で所望の取付けにとって十分な締め付 け作用が生ぜしめられる。１つのねじを用いて、支持作用のある組み立てプレー ト若しくは類似のものへのそれぞれの保持部分の締め付け固定が達成され、従っ て、接続ウエブの短い若しくは全く省略された場合に受容部分と取付け部分との 互いに無関係な利用及び操作が保証される。ホールダーは特に、壁厚さがホール ダーの薄板片の厚さにほぼ相応する機械部分への使用のために適しており、壁孔 内にはめ込まれたホールダーと機械部分とが互いに申 し分なく締め付けられ、もちろんねじ孔と一緒に別の固定ねじも用いられ、かつ 付加的に任意の別の固定手段も使用可能である。 裁断片の適当な形状及び後の変形によって種々の立体形（Raumform）のホール ダーが製造でき、この場合、取付け部分及び受容部分の形状には実質的に制限が ない。受容部分は多くの場合にはロッド保持若しくは管保持のためのクランプに 変形される舌状部若しくは耳部として、若しくは偏平な工作部材若しくは類似の ものの装着のための平らなプレートとして構成されるが、種々の使用目的及び受 容すべき装置に適合された特殊な受容部分、例えば受容フック、受容環、クリッ プ、若しくは案内レールなどが形成されてよい。同じことが取付け部分にも当て はまり、最も簡単な取付けプレートから特別に成形された取付け足部などの自由 な形があり、受容部分の機能と取付け部分の機能とを交換して、場合によっては 取付け部分を受容部分としてかつ受容部分を取付け部分として装着することも可 能である。 特殊なホールダー形状は、取付け部分が取付け足部を形成しており、取付け足 部が足部の縁部円弧及び又は取付け部分のねじ孔の縁部分断箇所によって規定さ れた円形内に位置していることによって得られ、このようなホールダーは機械部 分の、前記円形に相応する孔内に装着されて、任意の回動位置で締め付けねじを 用いて緊締される。この場合に足部は、壁厚が足部の薄板厚さに相応する機械部 分の孔内に位置していて、唯一の締め付けねじを用いて、ねじ頭部及びナット若 しくは適当なワッシャで以て機械部分及び足部を被うように係合させて固定され る。足部及び孔に対する締め付けねじの偏心的な位置に基づき、回動防止が行わ れ、従ってホールダーのための良好な支持条件が保証される。 取付け足部が半径方向に突出する固定突起を有している場合には、ホールダー を受容する機械部分に固定突起に対して相応の切欠き若しくは孔が設けられてお り、これにより１つの締め付けねじで以て回動のない正確な保持が達成される。 有利には、縁部に少なくとも１対の相対する平行な直線区分を有する取付け部 分において、ねじ孔が直線区分の領域に設けられている。このような取付け部分 は、案内レール若しくは溝内へのホールダーの装着を可能にし、この場合、直線 区分が溝幅に適合されており、従って取付け部分が締め付けねじを介して溝縁部 に緊締され、直線区分が回動の防止された支持を保証する。互いに角度のずれた 複数の直線区分が設けられている場合には、ホールダーの取付けが異なる回転位 置で可能である。 受容部分及び取付け部分が互いにウエブ部分を介して接続された方形のプレー トを形成している場合に、 有利にはウエブ部分及び取付け部分が受容部分に対して傾斜されており、側面で 見てＵ字形のホールダーが上下に位置する取付け部分と受容部分とを以て製造さ れ、このようなホールダーは例えば案内レール若しくは溝内での使用に適してお り、溝内に係合する取付け部分が溝内に嵌め込まれた滑子として作用する。取付 け部分及び受容部分の傾斜により、溝内に取付け部分を挿入してかつ本来の固定 のために回転させて内側から係合させた後に、外側に位置する案内レールに対す る前記回転によって平行に向けられ、これによって組み込むべき部材の正確な適 合が保証される。本来の固定のために取付け部分に少なくとも１つのねじ孔が設 けられており、従って差し込まれた締め付けねじによって、溝内で回転されて内 側から係合する取付け部分が溝縁部に緊締される。 有利な別の実施例においては、取付け部分が側方に突出する取付け付加部を備 えた平行な２つの耳部を形成しており、耳部が互いに逆向きに同じように曲げ出 されており、取付け付加部が互いにＵ字形に曲げられていて、互いに向き合う角 隅領域に平行な傾斜部を有している。このようなホールダーはＩ形の支持体若し くはＴ形の支持体などのフランジに装着され、このために取付け部分が取付け付 加部の傾斜部に対して斜めにフランジに差し嵌められて、次いで正常位置に回転 され、その結果、取付け付加部がフランジに係合して 、ホールダーがフランジに緊締される。もちろんこのような取付け部分を任意の 受容部分と組み合わせてもよく、このことは本発明に基づくホールダーのあらゆ る形の取付け部分及び受容部分に当てはまる。 それぞれの使用条件にホールダーを特別に適合させるための別の可能性は、取 付け部分と受容部分とが円弧状に延びる９０°ねじり可能なウエブ部分によって 接続されており、従って取付け部分と受容部分とが互いに９０°ずらされ、若し くは保持すべき部材を取り囲むことによって得られる。このようなホールダーは 例えば搬送レールなどからの吊り下げ式の取付けのために適しており、この場合 、取付け部分が支持体に取り付けられ、受容部分が搬送レールに係合して、該搬 送レールによって支えられている。この場合にも種々の取付け部分及び受容部分 が選択でき、受容部分が例えば案内溝内への係合のための滑子状の付加部を有し ていてよい。 受容部分が縁部の直線区分とこれに対して平行な縦スリットとの間に受容ウエ ブを有しており、受容ウエブが端部側の曲げ箇所によって残りの受容部分の平面 に対して距離を置いて位置する平行面から曲げ出されていて、スリット縁部及び 又は直線区分に沿ってねじ孔を有している場合には、構成部分が受容ウエブに適 合された取付けスリットで以て受容ウエブに引っかけられて、形状伝力接続的（ form- und kraftschlussig） にホールダーに組み込まれる。この場合、取付けスリットが曲げ出されたウエブ 領域よりも長い場合には、構成部分が移動でき、組込に際して調節される。 有利には、受容ウエブが垂直な組込方向に対して傾斜して延びており、スリッ ト縁部及び又は直線区分が露出した中央区分を有しており、移動によって組込位 置の高さ調節も行われる。 図面には本発明の複数の実施例が概略的に示してある： 図１は本発明に基づくホールダーの裁断片の平面図、図２及び図３は裁断片か ら製造されたホールダーを２つの組み立て位置で部分破断して示す側面図、図４ 及び図５は本発明に基づくホールダーの裁断片の第２の実施例の平面図及び組込 位置での平面図、図６及び図７は本発明に基づくホールダーの裁断片の別の実施 例の平面図及び組込位置での平面図、図８及び図９は本発明に基づくホールダー の裁断片の別の実施例の平面図及び組込位置での平面図、図１０及び図１１は本 発明に基づくホールダーの裁断片の別の実施例の平面図及び完成状態の平面図、 図１２及び図１３は本発明に基づくホールダーの裁断片の変化例の平面図及び組 込位置での平面図、図１４、図１５及び図１６は基づくホールダーの裁断片の別 の実施例の平面図、組込位置での平面図及び側面図、図１７及び図１８は本発明 に基づくホールダーの裁断片の別の実施例の平面図及 び完成状態の斜視図、並びに図１９及び図２０は本発明に基づくホールダーの裁 断片の別の実施例の完成状態の平面図及び斜視図である。 ホールダー（Halter）を合理的に製造して、ホールダーの形をそれぞれの使用 目的に良好に適合させるために、ホールダーが一体構造の打ち抜き部材（Stanz- teil）の変形によって製造され、打ち抜き部材の形状が幾何学的なホールダー基 本形のネットに相応しており、打ち抜き部材がそれぞれのホールダーに曲げられ る。 図１から図３の実施例においては、ホールダーがロッドＳ若しくは類似のもの を機械部分（詳細には図示せず）の壁Ｗに取り付けるために設けられており、こ の場合、ホールダーは取付け部分２及び、該取付け部分２にウエブ部分３を介し て接続された受容部分４を有している。四角縁部６を備えた締め付けねじ５が、 一方では取付け部分２を壁Ｗに取り付けるために用いられ、かつ他方では受容部 分４によって形成されてロッドＳを取り囲むクランプの緊締のために用いられて いる。ホールダー１の製造のために、受容部分４を形成するための方形の舌状部 ４ａ及び、ウエブ部分としての接続部３ａを介して継ぎ足された取付け部分２と しての足部２ａを備えた裁断片（Zuschnitt）１ａがある。接続片は足部２ａに 対して折り曲げられ、残りの裁断片１ａが舌状部４ａと一緒に受容クランプに曲 げ られ、この場合、角孔（Kantloch）７がクランプのための締め付けねじの差込の ために設けられている。足部２ａ内には、ねじ孔として１つの角孔８を設けてあ り、該角孔は縁部領域９に位置していて、１つの角隅１０で縁部領域９を分断し ており、従って、この角孔はほかのものと同じく容易に一緒に打ち抜かれる。も ちろん、足部２ａは一点鎖線で示すように別のねじ孔８を有していてよく、さら に足部２ａに固定突起１１を備えることも可能である。足部２ａの縁部９は円弧 状に延びていて、外周円Ｋを規定しており、該外周円内に足部２ａ全体が位置し ている。 図２に示す組み立て例においては、ホールダー１が壁孔Ｂ内に装着され、壁孔 の直径は足部２ａの外周円Ｋに相応しており、従ってホールダー１の取付け部分 ２が壁孔Ｂ内に回転可能に配置されている。固定のために角孔８内に締め付けね じ５がナット及びワッシャ５ｂと一緒に取り付けられており、この場合、ねじ頭 部５ａ及びワッシャ５ｂが足部２ａ並びに、壁孔Ｂに隣接する壁部分Ｗに係合し て、ホールダーを壁内に締め付けている。締め付けねじ５の偏心的な位置が同時 に回動防止を行い、締め付けねじ５をゆるめることによって簡単な回動調節が壁 孔Ｂからのホールダーの抜け出しのおそれなしに可能であり、締め付けねじ５の ねじ込みによって所望の位置が得られる。 図３の組み立て例においては、ホールダー１が取付 け部分２で以て機械部分の壁に装着され、締め付けねじ５が簡単に対応する壁孔 Ｂ内に差し込まれ、その結果、通常の締め付けねじ固定が行われる。この場合、 回動防止のために固定突起１１を係合させる付加的な孔Ｚが配置されている。 図４及び図５に示す取付け部分１０２及び受容部分１０４を備えたホールダー １０１を形成する裁断片１０１ａは、同じく受容部分４を形成するための舌状部 １０４ａ及び、取付け部分１０２を形成するための足部１０２ａを有している。 この場合には足部１０２ａが、２対の互いに相対する平行な直線区分１０９ａ， １０９ｂを有する縁部１０９を形成しており、偏平な取付け部分１０２に相対し て曲げられて受容部分１０４として役立つクランプを有するホールダー１０１が 所属の直線区分１０９ａ，１０９ｂで以て案内溝Ｎ若しくは類似のものの縁部間 に装着され、対応する締め付けねじ５を用いて溝縁部領域を被うねじ頭部若しく はワッシャを介して締め付け固定が行われる。この場合、直線区分が溝内でのホ ールダーの回動を阻止しており、２対の直線区分は案内溝Ｎ内に角度をずらした 位置で受容される。この場合にも、ねじ孔は１つの角隅１０で縁部領域９を分断 する角孔８として構成されている。 図６及び図７に類似のホールダー２０１を示してあり、該ホールダーは１つの 裁断片２０１ａから成って おり、該裁断片の足部２０２ａが互いに角度をずらされた複数対の直線区分２０ ９ａ，２０９ｂ，２０９ｃ，２０９ｄを備えた縁部２０９を形成している。切り 込みによって足部２０２ａ内まで達する舌状部１０４ａは、同じくホールダー２ ０１の受容部分２０４としてのクランプに曲げられており、従って、ホールダー ２０１の取付け部分２０２が対応する案内溝Ｎ内に１つの角度位置の１対の直線 区分で固定される。 図８及び図９に示すホールダー３０１は同じく案内溝Ｎ内に装着可能な取付け 部分３０２及び、折り曲げられたロッドＳの保持のためのクランプ状の受容部分 ３０４を有している。１８０°だけ角度をずらして組込かのうなホールダーの裁 断片３０１ａは、縁部３０９の互いに相対する直線区分３０９ａを備えたほぼ方 形の足部３０２、並びに受容部分３０４を曲げ成形するための並んで位置する３ つの舌状部３０４ａを有しており、縁部の直線区分が適当なねじ孔を有している 。 図１０及び図１１に示す実施例においては、ホールダー４０１の受容部分４０ ４と取付け部分４０２とがウエブ部分４０３を介して接続されていて、互いにほ ぼＵ字形に曲げられている。従って、裁断片４０１ａは方形の２つのプレート４ ０４ａ，４０２ａ及び１つの接続ウエブ４０３ａから構成されており、この場合 、接続ウエブ及び方形のプレート４０２ａが方形のプ レート４０４ａに対して傾斜しており、ホールダー４０１の取付け部分４０２が 相応に幅広の案内溝内に挿入可能であり、ホールダー４０１が案内溝若しくは類 似のものに沿って種々の対応部材を取り付けるための滑子として用いられる。 類似の滑子が図１２及び図１３の実施例に示してあり、この場合、取付け部分 だけを示されたホールダー５０１が円弧状の案内溝Ｎ内に装着されていて、締め 付けねじ５を介して固定できる。このために裁断片５０１ａが、相応に円弧状の 縁部区分５０９ａを備えたプレート部分５０２ａを有しており、これによって、 案内溝形状に適合されて案内溝に沿って移動可能に案内可能な取付け部分５０２ が形成される。この場合にはねじ孔として適当な角孔８が縁部５０９の領域に配 置されており、締め付けねじ５を用いて重なり被うことによる緊締が可能である 。略示されたウエブ部分５０３に任意の受容部分が一体成形されていてよく、こ のために裁断片５０１ａが接続ウエブ５０３ａに続く付加部を有していなければ ならない。 図１４乃至図１６に示す実施例においてはホールダー６０１が取付け部分６０ ２を有していて、該取付け部分で以てＩ形の支持体（Ｉ-Traeger）Ｔ若しくは類 似のものに取り付けられる。ウエブ部分６０３を介して、使用目的に合わせて形 成された種々の受容部分が接続される。所属の裁断片６０１ａが平行な２つの耳 部 ６０２ａを有しており、耳部が側方に突出する取付け付加部６０２ｂを備えてい る。ホールダー６０１の製造のために、耳部６０２ａが互いに逆向きに同じよう に曲げ出され、次いで取付け付加部６０２ｂが互いにＵ字形に曲げられ、この場 合、取付け付加部に傾斜部６０２ｃが設けられている。曲げられた取付け付加部 が、支持体Ｔのフランジを側方から取り囲むフックを形成しており、傾斜部６０ ２ｃがホールダー６０１の相応に回動した位置でフランジへの取付け部分６０２ の装着を可能にし、次いで逆に回動させて戻すことによってフランジに係合する 位置が得られる。角孔８が支持体Ｔへの取付け部分６０２の適当な締め付けを可 能にする。 図１７及び図１８に示すホールダー７０１は、クランプ状の取付け部分７０２ 、円弧状に湾曲したウエブ部分７０３、及び滑子状の受容部分７０４を有してお り、受容部分が搬送レール若しくは類似のものに吊るされる。所属の裁断片７０ １ａが取付け部分としての方形の端部舌状部７０２ａ及び、受容部分として縁部 ウエブを介して一体成形された滑子付加部７０４ａを形成しており、円弧状に延 びる接続ウエブ７０３ａが両方の端部区分を互いに接続している。端部舌状部７ ０２ａの相応の曲げ変形によって取付けクランプ７０２が形成され、接続ウエブ ７０３ａの９０°のねじりによってウエブ部分７０３が形成され、かつ滑子付加 部７０４の複数回の折り曲げによって滑子としてアンダーカットされた溝内に挿 入可能な受容部分７０４が形成される。 図１９及び図２０の実施例から明らかなように、ホールダー８０１の受容部分 ８０４は受容部分の縁部８０９の直線区分８０９ａと該直線区分に平行な縦スリ ット１５との間に受容ウエブ１２を形成している。受容ウエブ１２は端部側の曲 げ箇所１３を介して受容部分平面から平行に曲げ出されており、従って接続プレ ートＰ若しくは類似のものが対応する取付けスリットＳＺで以て受容ウエブ１２ に移動調節可能に引っかけられ、所望の位置で締め付けねじ５を用いて固定され 得る。所属の裁断片８０１ａが対応する縁部経過８０９及び縦スリット１５を備 えて製造されるだけでよく、この場合、受容ウエブ１２を制限するスリット縁部 １４が露出した中央区分１４ａを形成しており、かつ直線区分８０９ａがねじ孔 ８を有している。ホールダー８０１は接続プレートＰの十分な支持及び十分な締 め付け固定を可能にし、受容ウエブ１２の傾斜により側方及び高さ調節が可能で ある。受容部分８０４はウエブ部分８０３を介して種々の取付け部分に一体成形 されていてよく、例えば図１４から図１６の取付け部分とのコンビネーションが 有利である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年５月２２日 【補正内容】 本発明は、取付け部分及び受容部分を備えたホールダーであって、取付け部分 及び受容部分が裁断片の変形によって形成されており、取付け部分及び又は受容 部分が締め付けねじを差し込むための少なくとも１つのねじ孔を有している形式 のものに関する。 ２つ若しくは複数の構成部材若しくは構造部分の結合エレメントとして、若し くは種々の制御装置、センサ若しくは類似の測定装置の装着のための取付けエレ メントとしてのホールダーは、あらゆる技術分野、特に運搬技術分野（Foerdert echnik）、設備技術分野（Installationstechnik）、測定及び制御技術分野、並 びに類似の分野で種々に用いられており、従来は鋳造品から成る複数構造のホー ルダーが使用されていた。従って公知のホールダーは製造の点で著しく煩雑で、 それぞれの使用目的に制限された状態でしか適合されず、かつ複数構造に基づき 取り扱いも面倒である。 米国特許第１７８５８７０号明細書により、管若しくは類似のもののためのホ ールダーが公知であり、ホールダーが薄板裁断片から成っていて、クランプに成 形可能な受容部分及び、条片として突出した取付け部分を形成している。条片が 取付けのための円形孔を有しており、クランプが締め付けねじを介して内側に曲 げられた脚部端部で以て保持すべき管若しくは類似のものに締め付けられ、この 場合、円形孔を通って両方のクランプ脚部内に差し込まれた締め付けねじが、曲 げられた脚部端部の縁部スリットを貫通して、締め付けの際の相対運動を可能に している。従ってこのようなホールダーは１つの取付けねじに基づき構成部分に 回動不能に支えられず、クランプのための締め付けねじの操作が回動防止されて いないことに基づき全く面倒である。 従って本発明の課題は、冒頭に述べた形式のホールダーを改善して、前記欠点 を取り除き、ホールダーが合理的に種々の形状で製造可能であり、常に正確な位 置で支えて種々の目的に申し分なく使用できるようにすることである。 前記課題を解決するために本発明の構成では、ねじ孔若しくはねじ孔の少なく とも１つが、裁断片の縁部領域に配置されて１つの角隅で縁部経過を分断する角 孔として構成されている。 特殊なホールダー形状は、取付け部分が取付け足部を形成しており、取付け足 部が足部の縁部円弧によって規定された円形内に位置していることによって得ら れ、このようなホールダーは機械部分の、前記円形に相応する孔内に装着されて 、任意の回動位置で締め付けねじを用いて緊締される。この場合に足部は、壁厚 が足部の薄板厚さに相応する機械部分の孔内に位置していて、唯一の締め付けね じを用いて、ねじ頭部及びナット若しくは適当なワッシャで以て機械部分及び足 部を被うように係合させて固定される。足部及び孔に対する締め付けねじの偏心 的な位置に基づき、回動防止が行われ、従ってホールダーのための良好な支持条 件が保証される。 取付け足部が半径方向に突出する固定突起を有している場合には、ホールダー を受容する機械部分に固定突起に対して相応の切欠き若しくは孔が設けられてお り、これにより１つの締め付けねじで以て回動のない正確な保持が達成される。 有利には、縁部に少なくとも１対の相対する平行な直線区分を有する取付け部 分において、ねじ孔が直線区分の領域に設けられている。このような取付け部分 は、案内レール若しくは溝内へのホールダーの装着を可能にし、この場合、直線 区分が溝幅に適合されており、従って取付け部分が締め付けねじを介して溝縁部 に緊締され、直線区分が回動の防止された支持を保証 する。互いに角度のずれた複数の直線区分が設けられている場合には、ホールダ ーの取付けが異なる回転位置で可能である。 受容部分が縁部の直線区分とこれに対して平行な縦スリットとの間に受容ウエ 図７は本発明に基づくホールダーの裁断片の別の実施例の平面図及び組込位置 での平面図、図８及び図９は本発明に基づくホールダーの裁断片の別の実施例の 平面図及び組込位置での平面図、 図１０及び図１１は本発明に基づくホールダーの裁断片の変化例の平面図及び組 込位置での平面図、並びに図１２及び図１３は本発明に基づくホールダーの裁断 片の別の実施例の完成状態の平面図及び斜視図である。 ホールダー（Halter）を合理的に製造して、ホールダーの形をそれぞれの使用 目的に良好に適合させるために、ホールダーが一体構造の打ち抜き部材（Stanzt eil）の変形によって製造され、打ち抜き部材の形状が幾何学的なホールダー基 本形のネットに相応しており、打ち抜き部材がそれぞれのホールダーに曲げられ る。 図８及び図９に示すホールダー３０１は同じく案内溝Ｎ内に装着可能な取付け 部分３０２及び、折り曲げられたロッドＳの保持のためのクランプ状の受容部分 ３０４を有している。１８０°だけ角度をずらして組込かのうなホールダーの裁 断片３０１ａは、縁部３０９の互いに相対する直線区分３０９ａを備えたほぼ方 形の足部３０２、並びに受容部分３０４を曲げ成形するための並んで位置する３ つの舌状部３０４ａを有しており、縁部の直線区分が適当なねじ孔を有している 。 図１０及び図１１に示す実施例においては、取付け部分だけを示されたホール ダー５０１が円弧状の案内溝Ｎ内に装着されていて、締め付けねじ５を介して固 定できる。このために裁断片５０１ａが、相応に円弧状の縁部区分５０９ａを備 えたプレート部分５０２ａを有しており、これによって、案内溝形状に適合され て案内溝に沿って移動可能に案内可能な取付け部分５０２が形成される。この場 合にはねじ孔として適当な角孔８が縁部５０９の領域に配置されており、締め付 けねじ５を用いて重なり被うことによる緊締が可能である。略示されたウエブ部 分５０３に任意の受容部分が一体成形されていてよく、このために裁断片５０１ ａが接続ウエブ５０３ａに続く付加部を有していなければならない。 図１２及び図１３の実施例から明らかなように、ホ ールダー８０１の受容部分８０４は受容部分の縁部８０９の直線区分８０９ａと 該直線区分に平行な縦スリット１５との間に受容ウエブ１２を形成している。受 容ウエブ１２は端部側の曲げ箇所１３を介して受容部分平面から平行に曲げ出さ れており、従って接続プレートＰ若しくは類似のものが対応する取付けスリット ＳＺで以て受容ウエブ１２に移動調節可能に引っかけられ、所望の位置で締め付 けねじ５を用いて固定され得る。所属の裁断片８０１ａが対応する縁部経過８０ ９及び縦スリット１５を備えて製造されるだけでよく、この場合、受容ウエブ１ ２を制限するスリット縁部１４が露出した中央区分１４ａを形成しており、かつ 直線区分８０９ａがねじ孔８を有している。ホールダー８０１は接続プレートＰ の十分な支持及び十分な締め付け固定を可能にし、受容ウエブ１２の傾斜により 側方及び高さ調節が可能である。 請求の範囲 １．取付け部分（２）及び受容部分（４）を備えたホールダーであって、取付け 部分及び受容部分が裁断片（１ａ）の変形によって形成されており、取付け部分 及び又は受容部分が締め付けねじ（５）を差し込むための少なくとも１つのねじ 孔（７，８）を有している形式のものにおいて、ねじ孔若しくはねじ孔の少なく とも１つが、裁断片の縁部領域に配置されて１つの角隅（１０）で縁部経過（９ ，１０９，２０９，３０９，５０９，８０９）を分断する角孔（８）として構成 されていることを特徴とするホールダー。 ２．取付け部分（２）が取付け足部（２ａ）を形成しており、取付け足部が取付 け部分の足部の縁部円弧によって規定された円形（Ｋ）内に位置している請求項 １記載のホールダー（図１乃至図３）。 ３．取付け足部（２ａ）が半径方向に突出する固定突起（１１）を有している請 求項２記載のホールダー（図１乃至図３）。 ４．取付け部分の縁部が互いに相対する平行な少なくとも１対の直線区分を有し ており、ねじ孔（８）が直線区分（１０９ａ，２０９ａ，３０９ａ）の領域に設 けられている請求項１から３のいずれか１項記載のホールダー（図４乃至図９） 。 ５．受容部分（８０４）が縁部経過（８０９）の直線区分（８０９ａ）とこれに 対して平行な縦スリット（１５）との間に受容ウエブ（１２）を形成しており、 受容ウエブが端部側の曲げ箇所（１３）によって残りの受容部分（８０４）の平 面に対して間隔を置いて位置する平行平面内へ曲げ出されていて、スリット縁部 （１４）及び又は直線区分（８０９ａ）に沿ってねじ孔（８）を有している請求 項１記載のホールダー（図１９及び図２０）。 ６．受容ウエブ（１２）が垂直組み立て方向に対して傾斜して延びており、この 場合、有利にはスリット縁部（１４）及び又は直線区分（８０９ａ）が露出した 中央区分（１４ａ）を有している請求項８記載のホールダー（図１９及び図２０ ）。 【図１】 【図２】 【図３】 【図４】 【図５】 【図６】 【図７】 【図８】 【図９】 【図１０】 【図１１】 【図１２】 【図１３】

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．取付け部分（２）及び受容部分（４）を備えたホールダーであって、取付け 部分及び受容部分が裁断片（１ａ）の変形によって形成されており、取付け部分 及び又は受容部分が締め付けねじ（５）を差し込むための少なくとも１つのねじ 孔（７，８）を有している形式のものにおいて、取付け部分（２，１０２，２０ ２，３０２，４０２，５０２，６０２，７０２）と受容部分（４，１０４，２０ ４，３０４，４０４，５０４，６０４，７０４，８０４）とがウエブ部分（３， ４０３，５０３，８０３）を介して互いに接続されており、及び又はねじ孔若し くはねじ孔の少なくとも１つが、裁断片の縁部領域に配置されて１つの角隅（１ ０）で縁部経過（９，１０９，２０９，３０９，５０９，８０９）を分断する角 孔（８）として構成されていることを特徴とするホールダー。 ２．取付け部分（２）が取付け足部（２ａ）を形成しており、取付け足部が取付 け部分の足部の縁部円弧及び又はねじ孔（８）の縁部分断箇所（１０）によって 規定された円形（Ｋ）内に位置している請求項１記載のホールダー（図１乃至図 ３）。 ３．取付け足部（２ａ）が半径方向に突出する固定突起（１１）を有している請 求項２記載のホールダー （図１乃至図３）。 ４．取付け部分の縁部が互いに相対する平行な少なくとも１対の直線区分を有し ており、ねじ孔（８）が直線区分（１０９ａ，２０９ａ，３０９ａ）の領域に設 けられている請求項１から３のいずれか１項記載のホールダー（図４乃至図９） 。 ５．受容部分（４０４）と取付け部分（４０２）とが互いにウエブ部分（４０３ ）を介して接続された方形のプレート（４０４ａ，４０２ａ）を形成しており、 この場合、有利にはウエブ部分（４０３）及び取付け部分（４０２）が受容部分 （４０４）に対して傾斜している請求項１記載のホールダー（図１０及び図１１ ）。 ６．取付け部分（６０２）が、側方に突出する取付け付加部（６０２ｂ）を備え た平行な２つの耳部（６０２ａ）を形成しており、耳部が互いに逆方向に同じよ うに曲げ出されており、取付け付加部がＵ字形に曲げられていて、互いに向き合 った角隅領域に互いに平行な傾斜部（６０２ｃ）を有している請求項１記載のホ ールダー（図１４乃至図１６）。 ７．取付け部分（７０２）と受容部分（７０４）とが、円弧状に延びて９０°に わたってねじり可能なウエブ部分（７０３）によって接続されている請求項１記 載のホールダー（図１７及び図１８）。 ８．受容部分（８０４）が縁部経過（８０９）の直線 区分（８０９ａ）とこれに対して平行な縦スリット（１５）との間に受容ウエブ （１２）を形成しており、受容ウエブが端部側の曲げ箇所（１３）によって残り の受容部分（８０４）の平面に対して間隔を置いて位置する平行平面内へ曲げ出 されていて、スリット縁部（１４）及び又は直線区分（８０９ａ）に沿ってねじ 孔（８）を有している請求項１記載のホールダー（図１９及び図２０）。 ９．受容ウエブ（１２）が垂直組み立て方向に対して傾斜して延びており、この 場合、有利にはスリット縁部（１４）及び又は直線区分（８０９ａ）が露出した 中央区分（１４ａ）を有している請求項８記載のホールダー（図１９及び図２０ ）。