JPH08511522A - ニューロキニンアンタゴニストとしてのスピロ置換アザ環 - Google Patents

ニューロキニンアンタゴニストとしてのスピロ置換アザ環

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JPH08511522A JP7501802A JP50180295A JPH08511522A JP H08511522 A JPH08511522 A JP H08511522A JP 7501802 A JP7501802 A JP 7501802A JP 50180295 A JP50180295 A JP 50180295A JP H08511522 A JPH08511522 A JP H08511522A
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ダン,パトリツク・テイー
コヤマ,ヒロオ
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クイ,ホンボ
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メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 ニューロキニンアンタゴニストとしてのスピロ置換アザ環発明の背景 本明細書に開示する発明は、タキキニンレセプターアンタゴニストとして有用 なある種のスピロ置換アザ環に関する。本明細書に開示する化合物は特にニュー ロキニンレセプターアンタゴニストである。 タキキニン類、即ち物質P(SP)、ニューロキニンA(NKA)及びニュー ロキニンB(NKB)は、構造的に似通ったニューロペプチド族因子である。こ れらは各々、ニューロキニン−1レセプター(NK−1)、ニューロキニン−2 レセプター(NK−2)、及びニューロキニン−3レセプター(NK−3)とい うレセプター型のアゴニストである。これらのレセプター型は、タキキニン類と の高親和性結合や、それぞれ天然アゴニストのSP、NKA、NKBによる賦活 化の相対的能力に応じてこのように定義されている。 タキキニン類は、カルボキシル末端配列Phe−X−Gly−Leu−Met −NH2を保持していることを特徴とする。より具体的には、物質Pは、哺乳動 物で産生され る薬理学的に活性なニューロペプチドであり、特徴的なアミノ酸配列: を有する。 ニューロキニンAは、以下のアミノ酸配列: を有する。 ニューロキニンBは、以下のアミノ酸配列: を有する(Chang等,Nature New Biol.232,86(1 971);D.F.Veber等,米国特許第4,680,283号)。 ニューロキニンレセプターは、哺乳動物神経系(特に脳及び脊髄神経節)、循 環系並びに末梢組織(特に十二指腸及び空腸)全体に広く分布し、幾つかの様々 な生物学的プロセスの調節に関与する。これには、嗅覚、視覚及び聴覚の感覚的 知覚、痛み、運動調節、胃運動性、血管拡張、唾液分泌、並びに排尿が含まれる (B.Pernow,Pharmacol.Rev.,1983,35,85− 141)。NK1及びNK2レセプターサブタイプはシナプス 伝達に関与する(Laneuville等,Life Sci.,42:129 5−1305(1988))。 物質Pは血管拡張薬、血圧低下薬として作用し、唾液分泌を刺激し、毛細管透 過性を増加させる。この物質は、用量や動物の痛み反応性によっては、動物で無 痛覚症や痛覚過敏を起こす可能性もあり(R.C.A.Frederickso n等,Science,199,1359(1978);P.Oehme等,S cience,208,305(1980)を参照されたい)、感覚伝達や痛み 認知で役割を果たす(T.M.Jessell,Advan.Biochem. Psychopharmacol.28,189(1981))。特に、物質P は、偏頭痛の痛み伝達(B.E.B.Sandberg等,Journal o f Medicinal Chemistry,25,1009(1982)参 照)や、関節炎(Levine等,Science,(1984)226,54 7−549)に関与することが知見されている。 気道では、NK1レセプターが微小血管漏れや粘液分泌に関与するのに対し、 NK2レセプターは平滑筋収縮を調節することが指摘されている。更には、物質 P及びニュー ロキニンAが共に、気道狭窄や浮腫の誘発に効果的であることが知見されている 。このような知見に基づいて、物質P及びニューロキニンAが喘息のようなアレ ルギー性疾患を含む神経原性炎症の病理発生に関与し得ると考えられている(F rossard等,Life Sci.,49,1941−1953(1991 );Advenler等,Biochem.Biophys.Res.Comm .,184(3),1418−1424(1992))。 実験研究では、感覚ニューロペプチド、特に物質PやニューロキニンAのよう なタキキニン類は、喘息の多くの病態生理学的特徴を生じ得る。ニューロキニン Aは、ヒト気道の非常に効果的なin vitro狭窄剤であり、物質Pは気道 の粘膜分泌を引き起こす(Barnes P.J.,Lancet,pp242 −44(1986);Rogers D.R.,Aursudkij B.,B arnes p.J.,Euro.J.Pharmacol,174,283− 86(1989))。 ブラジキニンの吸入は、喘息患者に気管支収縮を起こすが、正常被験者では起 こさない(Fuller R.W.,Dixon C.M.S.,Cuss F .M.C., Barnes P.J.,Am Rev Respir Dis,135,17 6−80(1987))。ブラジキニン誘発気管支収縮は抗コリン作用薬により 多少抑制され、またブラジキニンはヒト気道のin vitro収縮作用が弱い ので、気管支収縮応答に対する神経反射の媒介は部分的にすぎないことが示唆さ れている。ブラジキニンはイヌで迷走神経求心性C繊維を刺激して、気管支収縮 を引き起こす(Kaufman M.P.,Coleridge H.M.,C oleridge J.C.G.,Baker D.G.,J.Appl.Ph ysio.,48,511−17(1980))。テンジクネズミ気道では、ブ ラジキニンはコリン作用性機構及び感覚神経媒介機構により気管支収縮応答を引 き起こす(Ichinoe M.,Belvisi M.G.,Barnes P.J.,Pharmacol.Exp.Ther.,253,594−99( 1990))。従って、ヒト気道のブラジキニン誘発気管支収縮は、一部には軸 索反射機構を介して感覚神経末端から放出されたタキキニンによるものであろう 。臨床実験により、NK−1/NK−2二成分アンタゴニスト(例えばFK−2 24)が喘息患者でブラジキニン誘発気 管支収縮を防御することが判明している(Ichinoe,M.等,Lance t,340巻,pp1248−1251(1992))。 タキキニンは、胃腸(GI)疾病やGI管疾病(例えば炎症性腸疾患、潰瘍性 大腸炎、クローン病等)にも関与していた(Mantyh等,Neurosci ence,25(3),817−37(1988)及びD.Regoli“Tr ends in Cluster Headache”F.Sicuteri等 編,Elsevier Scientific Publishers,Ams terdam,1987,pp85−95)。 物質Pが役割を果たし得る関節炎の神経原性機構があるとの仮説もある(Ki dd等,“A Neurogenic Mechanism for Symm etric Arthritis”The Lancet,11 Novemb er 1989及びGronblad等,“Neuropeptides in Synovium of Patients with Rheumatoi d Arthritis and Osteoarthritis”J.Rhe umatol.(1988)15(12) 1807−10)。従って、物質Pは、リウマチ性関節炎や変形性関節症のよう な疾病の炎症性応答に関与すると考えられている(O’Byrne等,Arth ritis and Rheumatism(1990)33,1023−8) 。タキキニンアンタゴニストが有用であると考えられる他の領域の疾病はアレル ギー性症状(Hamelet等,Can.J.Pharmacol.Physi ol.(1988)66,1361−7)、免疫調節(Lotz等,Scien ce(1988)241,1218−21,Kimball等,J.Immun ol.(1988)141(10)3564−9、及びA.Perianin等 ,Biochem.Biophys.Res.Commun.161,520( 1989))、血管拡張、気管支けいれん、内臓の反射又はニューロン調節(M antyh等,PNAS(1988)85,3235−9)であり、場合によっ てはアルツハイマー型老人性痴呆、アルツハイマー病及びダウン症候群でβ−ア ミロイド媒介神経変性変化を阻止又は遅延させる(Yankner等,Scie nce,(1990)250,279−82)。物質Pは更に、多発性硬化症や 筋萎縮性側索硬化症のような脱髄疾病で役割 を果たし得る(J.Luber−Narod等,第18回C.I.N.P.会議 (1992年6月28日〜7月2日)で発表されたポスター)。物質P及び/又 はニューロキニンAレセプターに対して選択的なアンタゴニストは喘息疾病の治 療に有用であり得る(Frossard等,Life Sci.,49,194 1−1953(1991);Advenier等,Biochem.Bioph ys.Res.Comm.,184(3),1418−1424(1992)) 。発明の要約 本発明は、式I: で表される化合物に関する。 本発明は更に、これらの新規化合物を活性成分として含む医薬処方物、並びに ある種の疾病の治療での新規化合物及びその処方物の使用に関する。 本発明の化合物はタキキニンレセプターアンタゴニストであり、炎症性疾病、 痛み又は偏頭痛及び喘息の治療に有用である。発明の詳細な説明 本発明は、式I: で表される化合物又はその医薬的に許容可能な塩に関し、前記式中、明示した窒 素は任意にC1-4アルキルもしくはフェニルC1-4アルキルで四級化されるか、又 は任意にN−オキシド(N+-)として存在し; l及びmはそれぞれ独立して、0、1、2、3、4又は5であり、但しl+mは 1、2、3、4又は5に等しいものとし; R1は、 (1) 水素、 (2) 線状もしくは分枝状C1-8アルキル、線状もし くは分枝状C2-8アルケニル、又は線状もしくは分枝状C2-8アルキニル[C1-8 アルキル、C2-8アルケニル又はC2-8アルキニルは任意にモノ、ジ、トリ又はテ トラ置換され、置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)Br、Cl、I、Fを含むと定義されるハロゲン (e)トリフルオロメチル、 (f)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル{置換基は独 立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル、 (7)−NR6COR7(R6及びR7は独立 して (a)水素、 (b)C1-6アルキル又はモノもしくはジ置換C1-6アルキル (ここで置換基は独立して、 (1)非置換又はヒドロキシ、C1-3アルキル、シアノ 、ハロゲン、トリフルオロメチルもしくはC1-4アルコキシで置換されたフェニ ル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (c)フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン又はモノ、 ジもしくはトリ置換フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン(ここで置換基は 独立して、 (1)ヒドロキシ、 (2)C1-4アルキル、 (3)シアノ、 (4)ハロゲン、 (5)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)C1-3アルキルオキシ の中から選択されるか、又は R6とR7は一緒になって、独立して窒素、酸素及び硫黄の中から 選択された1個又は2個のヘテロ原子を含んだ5員、6員又は7員単環式飽和環 を形成し、この環は非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される)、 (8)−NR6CO27、 (9)−NR6CONHR7、 (10)−NR6S(O)j7(jは1又は2である) (11)−CONR67、 (12)−COR6、 (13)−CO26、 (14)−OR6、 (15)−S(O)k6(kは0、1又は2である)、 (16)(1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、及び (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘ テロアリール の中から選択される}、 (g)−NR67、 (h)−NR6COR7、 (i)−NR6CO27、 (j)−NR6CONHR7、 (k)−NR6S(O)j7、 (l)−CONR67、 (m)−COR6、 (n)−CO26、 (o)−OR6、 (p)−S(O)k6、 (q)(1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、 (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロ アリール の中から選択される] からなる群の中から選択され、上記定義R1(2)(g)の窒素は任意に、C1-4 アルキルもしくはフェニルC1-4アルキルで四級化されるか、又は任意にN−オ キシド(N+-)として存在し; Wは、 (1)共有結合、 (2)非置換であるか、又は (a)オキソ、 (b)ヒドロキシ、 (c)OR6、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル、 (f)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立 して、 (1)ヒドロキシ、 (2)シアノ、 (3)ハロゲン、 (4)トリフルオロメチル の中から選択される) で置換されたC1-3アルキル、 (3)S(O)k、 (4)(C1-3アルキル)−S(O)k、 (5)S(O)k−(C1-2アルキル)、 (6)S(O)k−NH、 (7)S(O)j−NH(C1-2アルキル)、(8)S(O)j−NR6、 (9)S(O)j−NR6−(C1-2アルキル)、 (10)CONH、 (11)CONH−(C1-2アルキル)、 (12)CONR6、 (13)CONR6−(C1-2アルキル)、 (14)CO2、 (15)CO2−(C1-2アルキル) からなる群の中から選択され; QはNR2、O、S、S(O)、又はSO2であるが、但しWが共有結合で、Xが C1-3アルキルのときには、QはNR2でなければならず; R2は、 (1)水素、 (2)非置換であるか、又は (a)−OR6、 (b)=O、 (c)−NHCOR6、 (d)−NR67、 (e)−CN、 (f)−ハロゲン、 (g)−CF3、 (h)非置換又は置換フェニル(置換基は、 (1)ヒドロキシ、 (2)シアノ、 (3)ハロゲン、 (4)トリフルオロメチル からなる群の中から選択される) でモノ置換もしくはマルチ置換された線状又は分枝状C1-8アルキル、 (3)S(O)R8[式中、R8は、非置換であるか、又は (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)−OR6、 (e)−NR67、 (f)−NR6COR7、 (g)−ハロゲン、 (h)−CF3、 (i)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェノル(置換基は独立 して、 (1)ヒドロキシ、 (2)オキソ、 (3)シアノ、 (4)−NHR6、 (5)−NR67、 (6)−NR6COR7、 (7)−ハロゲン、 (8)−CF3、及び (9)C1-3アルキル の中から選択される) でモノ、ジもしくはトリ置換された線状もしくは分枝状C1-6アルキルである ]、 (4)SO28、 (5)COR8、 (6)CO28、 (7)CONR78 からなる群の中から選択され; Xは、 (1)共有結合、 (2)非置換であるか、又は (a)オキソ、 (b)OR6、 (c)ハロゲン、 (d)トリフルオロメチル、 (e)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立 して、 (1)OR6、 (2)ハロゲン、及び (3)トリフルオロメチル の中から選択される)、 で置換されたC1-3アルキル、 (3)S(O)k、 (4)(C1-3アルキル)S(O)k、 (5)S(O)k(C1-2アルキル)、 (6)NHS(O)j、 (7)NH(C1-2アルキル)S(O)j、 (8)S(O)jNR6、 (9)S(O)j−NR6−(C1-2アルキル)、 (10)NHCO、 (11)NHCO−(C1-2アルキル)、 (12)NR6CO、 (13)NR6−(C1-2アルキル)CO、 (14)O(CO)及び (15)(C1-2アルキル)O(CO) からなる群の中から選択され; 一体と考えられるY−Zは下記環の2個の隣接原子であり、 該環は、フェニル、ナフチル又はヘテロアリール基であり、 ヘテロアリールは、 (1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、 (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、アリール又はヘテロアリール基は非置換であるか 、又は (a)水素、 (b)分枝状又は非分枝状であり、非置換であるか又は水素及びヒドロキシの 中から選択された置換基でモノもしくはジ置換されたC1-6アルキル、 (c)オキソ、 (d)OR6(R6は先に定義した通りである)、 (e)ハロゲン、 (f)トリフルオロメチル、 (g)ニトロ、 (h)シアノ、 (i)NHR6、 (j)NR67、 (k)NHCOR6、 (l)NR6COR7、 (m)NHCO26、 (n)NR6CO27、 (o)NHS(O)j6、 (p)NR6S(O)j7、 (q)CONR67、 (r)COR6、 (s)CO26、 (t)S(O)j6、 (u)(a)ベンゾイミダゾリル、 (b)ベンゾフラニル、 (c)ベンゾオキサゾリル、 (d)フラニル、 (e)イミダゾリル、 (f)インドリル、 (g)イソキサゾリル、 (h)イソチアゾリル、 (i)オキサジアゾリル、 (j)オキサゾリル、 (k)ピラジニル、 (l)ピラゾリル、 (m)ピリジル、 (n)ピリミジル、 (o)ピロリル、 (p)キノリル、 (q)テトラゾリル、 (r)チアジアゾリル、 (s)チアゾリル、 (t)チエニル、 (u)トリアゾリル からなる群の中から選択されるヘテロアリール の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換され、 ヘテロアリールは非置換であるか、又は (1)水素、 (2)分枝状又は非分枝状であり、非置換であるか又は水素及びヒドロキシの 中から選択された置換基でモノもしくはジ置換されたC1-6アルキル、 (3)オキソ、 (4)OR6、 (5)トリフルオロメチル、 (6)ニトロ、 (7)シアノ、 (8)NHR6、 (9)NR67、 (10)NHCOR6、 (11)NR6COR7、 (12)NHCO26、 (13)NR6CO27、 (14)NHS(O)j6、 (15)NR6S(O)j7、 (16)CONR67、 (17)COR6、 (18)CO26、 (19)S(O)j6、及び (20)フェニル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される。 本発明の一種は、波線結合により(先に詳述した)R1に結合し、1〜8の番 号で示す位置が任意に、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)−NR67、 (e)−NHCOR67、 (f)−ハロゲン、 (g)−CF3、 (h)−フェニル又は独立して(a)〜(g)及びC1-3アルキルの中から選択 された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたフェニル で置換された下記構造からなる。 構造を以下に示す。 実施例及び図式から明白なように、式Iの記号: はそれぞれ(CH2l又は(CH2mで表すことができる。当業者には自明の通 り、本明細書で使用するハロは、クロロ、フルオロ、ブロモ及びヨードを含むも のとする。 (a)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(t−ブト キシカルボニル(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン); (b)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− 3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (c)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン); (d)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ビストリフルオロメチル ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン); (e)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (f)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (g)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (h)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (i)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−(3−トリフルオロメチルフェニルアセチル)(メチルア ミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン); (j)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−イソプロピルオキシフェニルアセチル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (k)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゼンスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (l)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ベンジルオ キシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (m)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン); (n)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−プロピオニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (o)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ホルミル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (p)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−t−ブチル カルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (q)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミイ))ブチル)−1−メチルアミ ノカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (r)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−エトキシカ ルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (s)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−エタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (t)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−i−プロパ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (u)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1’−メチル− 1−メタンスルホニル−スピロ−インドリン−3,4’−ピペリジニウムヨーダ イド; (v)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (w)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ ))ペンチル)−1−メタンネルホニル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピペリジン); (x)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (y)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R又 はS)−(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1− メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aa)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジフルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ab)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ)) ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン ); (ac)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(1−ナフトイル)(メチルアミノ) )ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジ ン); (ad)1’−(2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(N −(2−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))−4−ブチル)−1− メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ae)1’−(2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(N −(3−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))−4−ブチル)−1− メチルスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (af)1’−(2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(N −(4−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))−4−ブチル)−1− メチルスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ag)1’−(2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(N −(3,5−ジクロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))−4−ブチル) −1−メチルスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ah)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾイル )(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピペリジン); (ai)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aj)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−ブロモ−5−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ak)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−(2−ア ミノアセチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (al)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル− スピロ(インドール−2−オン−3,4’−ピペリジン); (am)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル− スピロ(イソインドール−1−オン−3,4’−ピペリジン); (an)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2− オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン);及び (ao)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル− スピロ(2−オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)からなる 群を含む例の化合物が本発明の具体例である。 代替の実施態様では、前記化合物を、1983年12月6日付けでDraco に発行された米国特許第4,419,364号のバンブテロール、1979年2 月6日付けでSterlingに発行された米国特許第4,138,581号の メシル酸ビトルテロール、1973年10月2日付けでSmithKlineに 発行された米国特許第3,763,232号のカルブテロール、1970年10 月27 日付けでBoehringer Ingelheimに発行された米国特許第3 ,536,712号のクレンブテロール、1987年2月24日付けでFiso nsに発行された米国特許第4,645,768号のドーペキサミン、1976 年11月30日付けでYamanouchiに発行された米国特許第3,994 ,974号のホルモテロール、1978年10月10日付けでBoehring er Ingelheimに発行された米国特許第4,119,710号のマブ テロール、1972年10月24日付けでPfizerに発行された米国特許第 3,700,681号の塩酸ピルブテロール、1977年5月31日付けでOt sukaに発行された米国特許第4,026,897号の塩酸プロカテロール、 1968年11月12日付けでNorth American Philips に発行された米国特許第3,410,944号の塩酸リトドリン、1981年6 月30日付けでZambonに発行された米国特許第4,276,299号及び 1985年5月28日付けでZambonに発行された米国特許第4,520, 200号のブロサテロール、1983年10月4日付けでAmerican C yanamidに発行された米国特許 第4,407,819号のシマテロール、1980年10月14日付けでTan abeに発行された米国特許第4,228,183号のドカルパミン、並びに1 991年2月21日付けでGlaxoに発行された米国特許第4,992,47 4号及び1992年2月25日付けでGlaxoに発行された米国特許第5,0 91,422号のサルメテロールのようなβ2−アゴニストと一緒に投与しても よい。 式Iの化合物は、NK1及びNK2レセプター、又はNK1、NK2及びNK 3レセプターの共働拮抗作用によって有利に治療される疾病又は症状の治療に特 に有用である。これらの疾病には、糖尿病性又は末梢性神経障害及び化学療法に より誘発された神経障害のような神経障害;喘息;変形性関節症;リウマチ性関 節炎;並びに偏頭痛が含まれる。 第2の代替の実施態様では、式Iの化合物は、以下の明細書に記載のような他 のNK1又はNK2アンタゴニストと一緒に投与してもよい: 1978年6月8日出願、1979年12月12日公開のDO特許出願第139 125号;1981年12月22日出願、1983年6月29日公開のヨーロッ パ特許出願第 82568号;1990年12月13日出願、1992年6月17日公開のヨー ロッパ特許出願第490379号;1988年8月5日出願、1990年2月7 日公開のヨーロッパ特許出願第353732号;1984年1月13日出願、1 985年11月13日公開のヨーロッパ特許出願第161007号;1989年 2月28日出願、1990年9月5日公開のヨーロッパ特許出願第385−43 号;1981年10月9日出願、1983年4月14日公開のWO出願第830 1251号;1981年10月9日出願、1983年1月31日公開のベルギー 特許出願第894602号;1982年2月19日出願、1983年9月1日公 開のドイツ特許出願第3205991号;1988年2月2日出願、1989年 8月9日公開のヨーロッパ特許出願第327009号;1988年4月5日出願 、1989年10月11日公開のヨーロッパ特許出願第336230号;198 9年4月28日出願、1990年10月31日公開の特許出願第394989号 ;1989年12月22日出願、1991年6月27日公開のオーストラリア特 許出願第9068010号;1990年10月24日出願、1992年4月29 日公開のヨーロッパ特許出願第482 539号;1990年12月10日出願、1991年8月28日公開のヨーロッ パ特許出願第443132号;1990年12月21日出願、1992年8月1 2日公開のヨーロッパ特許出願第498069号;1991年6月19日出願、 1992年12月23日公開のWO出願第9222569号;1991年10月 24日出願、1992年10月21日公開のJO出願第4297492号;19 88年12月2日出願、1991年3月5日公開の米国特許出願第499785 3号;1986年12月24日出願、1988年6月29日公開のヨーロッパ特 許出願第272929号;1988年7月25日出願、1990年3月28日公 開のヨーロッパ特許出願第360390号;1971年11月22日出願、19 75年1月21日公開の米国特許出願第3862114号;1985年9月30 日出願、1987年4月22日公開のヨーロッパ特許出願第219258号;1 985年9月30日出願、1988年5月3日公開の米国特許出願第47421 56号;1989年5月29日出願、1990年12月5日公開のヨーロッパ特 許出願第401177号;1990年8月3日出願、1992年2月20日公開 のWO出願第9202546号;1 984年9月26日出願、1986年4月2日公開のヨーロッパ特許出願第17 6436号;1984年9月26日出願、1987年7月14日公開の米国特許 出願第4680283号;1991年5月22日出願、1992年11月26日 公開のWO出願第9220661号;1991年6月24日出願、1992年1 2月30日公開のヨーロッパ特許出願第520555号;1988年6月20日 出願、1989年12月27日公開のヨーロッパ特許出願第347802号;1 989年8月10日出願、1991年2月13日公開のヨーロッパ特許出願第4 12542号;1988年11月23日出願、1990年5月31日公開のWO 出願第9005729号;1988年11月23日出願、1990年5月31日 公開のWO出願第9005525号、1990年1月4日出願、1991年7月 10日公開のヨーロッパ特許出願第436334号;1990年5月31日出願 、1991年12月12日公開のWO出願第9118878号;1990年6月 1日出願、1991年12月12日公開のWO出願第9118899号;199 0年7月23日出願、1992年2月6日公開のWO出願第9201688号; 1990年9月28日出願、1992年4 月16日公開のWO出願第9206079号;1991年1月3日出願、199 2年7月23日公開のWO出願第9212152号;1991年1月10日出願 、1992年7月23日公開のWO出願第9212151号;1991年3月1 日出願、1992年4月29日公開のWO出願第9215585号;1991年 5月22日出願、1992年11月26日公開のWO出願第022−676号; 1991年5月31日出願、1992年12月10日公開のWO出願第9221 677号;1991年6月20日出願、1993年6月7日公開のWO出願第9 300331号;1991年6月21日出願、1993年1月7日公開のWO出 願第9300330号;1991年7月11日出願、1991年7月11日公開 のWO出願第9109844号;1989年11月23日出願、1991年5月 29日公開のヨーロッパ特許出願第429366号;1989年11月23日出 願、1991年6月5日公開のヨーロッパ特許出願第430771号;1991 年5月17日出願、1992年11月19日公開のヨーロッパ特許出願第514 274号;1991年5月17日出願、1992年11月19日公開のヨーロッ パ特許出願第514276号;19 91年5月17日出願、1992年11月19日公開のヨーロッパ特許出願第5 14275号;1991年5月17日出願、1992年11月19日公開のヨー ロッパ特許出願第514273号;1989年11月6日出願、1991年5月 22日公開のヨーロッパ特許出願第428434号;1990年5月9日出願、 1992年3月11日公開のヨーロッパ特許出願第474561号;1991年 5月3日出願、1992年11月11日公開のヨーロッパ特許出願第51290 1号;1991年5月3日出願、1992年11月11日公開のヨーロッパ特許 出願第512902号;1991年5月3日出願、1992年11月25日公開 のヨーロッパ特許出願第515240号;1983年5月17日出願、1984 年9月18日公開の米国特許出願第4472305号;1987年1月20日出 願、1989年6月13日公開の米国特許出願第4839465号;1982年 7月28日出願、1984年3月7日公開のヨーロッパ特許出願第101929 号;1989年8月16日出願、1991年3月7日公開のWO出願第9102 745号;1972年7月3日出願、1975年10月14日公開の米国特許出 願第3912711号;1976年 6月11日出願、1977年11月22日公開の米国特許出願第4059693 号;1983年4月13日出願、1984年11月6日公開の米国特許出願第4 481139号;1988年10月24日出願、1989年12月19日公開の 米国特許出願第7358073号;1988年10月24日出願、1989年3 月7日公開の米国特許出願第7261627号。これらの特許は参考として本明 細書に組み入れる。 式Iの化合物は、タキキニンレセプター(特にNK1、NK2及びNK3)の 過度刺激を特徴とする(本明細書で詳述した)多様な臨床症状の予防や治療に有 用である。 これらの症状には、中枢神経系疾患(例えば不安、鬱病、精神病及び精神分裂 病);神経変性疾患(例えばエイズ関連痴呆、アルツハイマー型老人性痴呆、ア ルツハイマー病及びダウン症候群);脱髄疾患[例えば多発性硬化症や筋委縮性 側索硬化症、及び他の神経病理学的疾患(例えば糖尿病性又は末梢性神経障害、 エイズ関連神経障害、化学療法により誘発される神経障害及び神経痛)];呼吸 性疾患(例えば慢性閉塞気道疾患、気管支肺炎、気管支けいれん及び喘息);炎 症性疾患(例えば炎症性腸病、乾せん、結 合組織炎、変形性関節症及びリウマチ性関節炎);アレルギー(例えば湿疹及び 鼻炎);過敏性疾患(例えばウルシかぶれ);眼病(例えば結膜炎、春季カタル 等);皮膚病(例えば接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、ジンマシン及び他の湿疹 様皮膚炎);嗜癖疾患(例えばアルコール中毒);ストレス関連体性疾患;反射 性交感神経性異栄養症(例えば肩手症候群);気分変調障害;有害な免疫反応( 例えば移植組織の拒絶反応及び全身性紅斑性狼瘡のような免疫強化又は抑制に関 連する疾患);胃腸(GI)疾患やGI管疾患(例えば潰瘍性大腸炎、クローン 病及び失禁のような内蔵のニューロン調節に関連する疾患);膀胱機能疾患;フ ィブローシング(fibrosing)及びコラーゲン疾患(例えば強皮症及び好酸性肝 てつ症);血管拡張によって引き起こされる血流障害や血管痙攣疾患(例えばア ンギナ、偏頭痛及びレノー病);前述の症状、特に偏頭痛の痛み伝達に起因する か又はこれに関連する痛み又は侵害受容(nociception)が含まれる。従って、 これらの化合物は、タキキニンレセプター、特にNK1、NK2及びNK3の過 度刺激に関連する生理学的障害の治療での使用に容易に適応される。 本発明の化合物は、痛み又は侵害受容及び/又は炎症、並びにこれらに関連す る障害(例えば糖尿病性又は末梢性神経障害及び化学療法により誘発される神経 障害のような神経障害、喘息、変形性関節症、リウマチ性関節炎及び偏頭痛)の 治療に特に有用である。 これらのいずれかの疾患の治療では、式Iの化合物を、慣用的な無毒の医薬的 に許容可能なキャリヤー、アジュバント及びベヒクルを含む製剤として経口、局 所、非経口、ICV、経吸入スプレー又は直腸内投与することができる。本明細 書で使用する非経口という用語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、槽内の注射又は 注入の技術を含む。本発明の化合物は、マウス、ラット、ウマ、ウシ、ヒツジ、 イヌ、ネコ等のような温血動物の治療以外に、ヒトの治療に有効である。 活性成分を含む医薬組成物は、例えば錠剤、トローチ剤、薬用錠剤、水性又は 油性懸濁液、分散性粉剤又は顆粒剤、乳濁液、硬質又は軟質カプセル剤、シロッ プ剤又はエリキシル剤のような経口使用に適した形態であり得る。経口用組成物 は、医薬組成物の製造技術で公知の任意の方法に従って製造され得る。このよう な組成物は、医薬的に優れ、味 の良い製剤を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤及び保存剤からなる群の 中から選択される1種以上の添加剤を含み得る。錠剤は、活性成分を、錠剤の製 造に適した医薬的に許容可能な無毒賦形剤と混合して含んでいる。これらの賦形 剤は例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム 又はリン酸ナトリウムのような不活性希釈剤;顆粒化及び崩壊剤(例えばトウモ ロコシデンプン又はアルギン酸);結合剤(例えばデンプン、ゼラチン又はアカ シア)及び滑沢剤(例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルク )であり得る。錠剤はコーティングしなくてもよいし、公知の技術でコーティン グして胃腸管での崩壊や吸収を遅らせ、より長期間の持効作用を提供してもよい 。例えば、グリセリルモノステアレート又はグリセリルジステアレートのような 遅効性物質を使用してもよい。錠剤を、米国特許第4,256,108号、第4 ,166,452号及び第4,265,874号に記載の技術でコーティングし て、調節放出式浸透性治療錠剤を製造してもよい。 経口用処方物を、活性成分を不活性固体希釈剤(例えば炭酸カルシウム、リン 酸カルシウム又はカオリン)と混合 した硬質ゼラチンカプセル剤、又は活性成分を水又は油性媒質(例えばピーナツ 油、流動パラフィン又はオリーブ油)と混合した軟質ゼラチンカプセル剤として 提供することもできる。 水性懸濁液は、活性成分を水性懸濁液の製造に適した賦形剤と混合して含んで いる。このような賦形剤は、懸濁剤(例えばナトリウムカルボキシメチルセルロ ース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナ トリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアカシアゴム)である 。分散剤又は湿潤剤は天然ホスファチド(例えばレシチン)、又はアルキレンオ キシドと脂肪酸との縮合産物(例えばポリオキシエチレンステアレート)、又は エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合産物(例えばヘプタデカエチ レンオキシセタノール)、又はエチレンオキシドと脂肪酸やヘキシトールに由来 する部分エステルとの縮合産物(例えばポリオキシエチレンソルビトールモノオ レエート)、又はエチレンオキシドと脂肪酸やヘキシトール無水物に由来する部 分エステルとの縮合産物(例えばポリエチレンソルビタンモノオレエート)であ り得る。水性懸濁液は更に1種以上の保存剤 (例えばエチル、又はn−プロピル、p−ヒドロキシベンゾエート)、1種以上 の着色剤、1種以上の着香剤、及び1種以上の甘味剤(例えばスクロース又はサ ッカリン)を含み得る。 油性懸濁液は、活性成分を植物油(例えばピーナツ油、オリーブ油、ゴマ油も しくはヤシ油)又は鉱油(例えば流動パラフィン)中に懸濁させて処方すること ができる。油性懸濁液は、増粘剤(例えばみつろう、硬質パラフィン又はセチル アルコール)を含み得る。上述のような甘味剤や着香剤を添加して、味の良い経 口剤にしてもよい。アスコルビン酸のような酸化防止剤を添加して、これらの組 成物を保存してもよい。 水添して水性懸濁液を調製するのに適した分散性粉剤及び顆粒剤では、活性成 分が分散又は湿潤剤、懸濁剤及び1種以上の保存剤と混合されている。適切な分 散又は湿潤剤及び懸濁剤は上述した通りである。付加的な賦形剤(例えば甘味剤 、着香剤及び着色剤)が存在してもよい。 本発明の医薬組成物は、水中油滴型乳濁液の形態であってもよい。油性相は植 物油(例えばオリーブ油もしくはピーナツ油)、鉱油(例えば流動パラフィン) 又はこれらの 混合物であり得る。適切な乳化剤は、天然ゴム(例えばアカシアゴム又はトラガ カントゴム)、天然ホスファチド(例えば大豆、レシチン、及び脂肪酸やヘキシ トール無水物に由来するエステル又は部分エステル(例えばソルビタンモノオレ エート))、並びに前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合産物(例えば ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)であり得る。乳濁液は更に甘味 剤や着香剤を含んでいてもよい。 甘味剤(例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール又はスク ロース)を添加して、シロップ剤やエリキシル剤を処方してもよい。このような 処方物は更に、粘滑薬、保存剤、着香剤及び着色剤を含み得る。医薬組成物は、 水性又は油性の懸濁液滅菌注射剤の形態であってもよい。この懸濁液は、上述し た適切な分散又は湿潤剤や懸濁剤を用いて、公知の技術に従って処方することが できる。滅菌注射剤は、非経口で許容可能な無毒性希釈剤又は溶媒中の溶液又は 懸濁液滅菌注射剤(例えば1,3−ブタンジオール溶液)であってもよい。使用 できる許容可能なベヒクル及び溶媒は、水、リンガー溶液及び塩化ナトリウム等 張溶液である。更には、滅菌固定油が通常溶媒又は懸濁媒 質として使用されている。このために、合成モノ又はジグリセリドを含む無刺激 固定油が使用され得る。更には、注射剤の製造に、オレイン酸のような脂肪酸が 使用される。 式Iの化合物は、薬剤を直腸内投与するために坐剤の形態で投与することもで きる。これらの組成物は、薬剤を、常温では固体であるが、直腸内温度では液体 となるために直腸で溶けて薬剤を放出する適切な無刺激賦形剤と混合して製造す ることができる。このような材料はカカオ脂やポリエチレングリコールである。 局所使用では、式Iの化合物を含んだクリーム、軟膏剤、ゼリー剤、溶液又は 懸濁液等を使用する。(本明細書では、局所施用とは、マウスウォッシュ及び含 そう剤を含む。) タキキニン過剰に関連する症状の治療では、適切な用量は一般に約0.001 〜50mg/患者体重kg/日であり、これを1回又は数回で投与することがで きる。用量は好ましくは約0.01〜約25mg/kg/日であり、更に好まし くは約0.05〜約10mg/kg/日である。適切な用量は約0.001〜2 5mg/kg/日、約0.005〜10mg/kg/日、又は約0.005〜5 mg/kg/日であり得る。この範囲内であれば、用量は0. 005〜0.05mg/kg/日であっても、0.05〜0.5mg/kg/日 であっても、0.5〜5.0mg/kg/日であってもよい。化合物は日に1〜 4回の計画で、好ましくは日に1回又は2回投与することができる。 タキキニン拮抗作用アッセイ 本発明の化合物は、胃腸障害、中枢神経系障害、炎症性疾患、痛み又は偏頭痛 及び喘息の治療を必要としている哺乳動物の治療で、タキキニン、特に物質Pや ニューロキニンAを拮抗するのに有用である。この活性は、以下のアッセイで実 証することができる。 A.COSでのレセプター発現 クローニングしたヒトニューロキニン−1レセプター(NK1R)をCOSで 一時的に発現するために、アンピシリン耐性遺伝子(BLUESCRIPT S K+のヌクレオチド1973〜2964)をSacII部位に挿入して、ヒトNK 1R用cDNAをpCDM8(INVITROGEN)由来の発現ベクターpC DM9内にクローニングした。IBI GENEZAPPER(IBI,New Haven,CT)を用いた、800μlのトランスフェクション緩衝液(1 35mM NaCl、1.2mM Ca Cl2、1.2mM MgCl2、2.4mM K2HPO4、0.6mM KH2 PO4、10mMグルコース、10mM HEPES pH7.4)中、260 V及び950μFでのエレクトロポレーションにより、20μgのプラスミドD NAを107個のCOS細胞内にトランスフェクトした。細胞を、10%ウシ胎 児血清、2mMグルタミン、100U/mlペニシリン−ストレプトマイシン及 び90%DMEM培地(GIBCO、Grand Island,NY)中、5 %CO2、37℃で3日間インキュベートした後、結合アッセイした。同様の方 法を使用して、NK2レセプターを発現した。 B.CHOでの安定発現 クローニングしたヒトNK1Rを発現する安定した細胞系を確立するために、 cDNAをベクターpRcCMV(INVITROGEN)内にサブクローニン グした。IBI GENEZAPPER(IBI)を用いた、0.625mg/ mlのニシン精子DNAを追補した800μlのトランスフェクション緩衝液中 、300V及び950μFでのエレクトロポレーションにより、20μgのプラ スミドDNAをCHO細胞中にトランスフェクトした。コロ ニーが肉眼視できるまで、トランスフェクトした細胞を、5%CO2中、37℃ にて、CHO培地(10%ウシ胎児血清、100U/mlペニシリン−ストレプ トマイシン、2mMグルタミン、1/500ヒポキサンチン−チミジン(ATC C)、90%IMDM培地(JRH BIOSCIENCES,Lenexa, KS)、0.7mg/ml G418(GIBCO))中でインキュベートした 。各コロニーを分離して、増殖させた。薬剤スクリーニングのようなその後の適 用のために、ヒトNK1Rの数が最も多い細胞クローンを選択した。同様の方法 を使用して、ヒトNK2レセプターを発現した。 C.COS又はCHOを用いたアッセイプロトコル COS細胞又はCHO細胞で発現したヒトNK1Rの結合アッセイは、125I −物質P(125I−SP,DU PONT,Boston,MA製)を、非標識 物質Pと競合する放射性標識リガンド又はヒトNK1Rと結合するための他の任 意のリガンドとして使用することに基づく。COS又はCHOの単層細胞培養物 を非酵素溶液(SPECIALTY MEDIA,Lavallette,NJ )で解離し、適切な容量の結合緩衝液(50mMトリス pH7. 5、5mM MnCl2、150mM NaCl、0.04mg/mlバシトラ シン、0.004mg/mlロイペプチン、0.02mg/ml BSA、0. 01mMホスホラミドン)に再度懸濁させると、200μlの細胞懸濁液が約1 0,000cpmの特異125I−SP結合を生じた(細胞数は約50,000〜 200,000)。結合アッセイでは、115〜0.25nMの125I−SP 20μl及び非標識物質P又は他の任意の試験化合物5μlをDMSO中に含む 管に500μlの細胞を加えた。管を軽く振盪しながら、4℃又は室温で1時間 インキュベートした。予め0.1%ポリエチレンイミンで濡らしたGF/Cフィ ルター(BRANDEL,Gaithersburg,MD)により、結合放射 能を非結合放射能と分離した。フィルターを3mlの洗浄緩衝液(50mMトリ スpH7.5、5mM MnCl2、150mM NaCl)で3度洗浄し、γカ ウンターで放射能を調べた。NK2についても同様のアッセイを使用したが、リ ガンドとしては125I−NKAを使用した。 IP3の分解産物であるイノシトールモノホスフェートの蓄積を調べて、ヒト NK1Rを発現するCHO細胞中で NK1RによるホスホリパーゼCの賦活化を測定してもよい。CHO細胞を25 0,000個細胞/ウェルで12ウェルプレートに播種する。CHO培地中で4 日間インキュベートした後に、一晩インキュベートして細胞に0.025μCi /mlの3H−ミオイノシトールを仕込む。リン酸緩衝食塩水で洗浄して、細胞 外放射能を除去する。LiClをウェルに添加して最終濃度を0.1mMにする 。試験化合物は所要により添加する。37℃で15分間インキュベーションを継 続する。物質Pをウェルに添加して最終濃度を0.3nMとし、ヒトNK1Rを 賦活化する。37℃で30分間インキュベートした後に、培地を除去し、0.1 N HClを添加する。各ウェルを4℃で超音波処理し、CHCl3/メタノー ル(1:1)で抽出する。水性相を1mlのDowex AG 1X8イオン交 換カラムに適用する。カラムを0.1Nギ酸、次いで0.025Mギ酸アンモニ ウム−0.1Nギ酸で洗浄する。イノシトールモノホスフェートを0.2Mギ酸 アンモニウム−0.1Nギ酸で溶離し、βカウンターで定量する。同様の方法を 使用して、NK2レセプターでの拮抗作用を評価した。但し、NKAを刺激アゴ ニストとして使用した。 NK−1レセプターの場合0.01nM〜1.0μMの濃度範囲で、NK−2 レセプターの場合0.01nM〜5μMの濃度範囲で、NK−3レセプターの場 合1.0nM〜10μMの濃度範囲で、以下の実施例に例示する式Iの化合物が 放射性リガンドに取って代わることが知見された。 本発明の化合物の幾つかの製造方法を以下の図式及び実施例に示す。 本発明の化合物は、適切な条件下でアザ環1(式中、R1はHである)をアル キル化することにより製造される(図式1)。必要なアザ環出発材料は、文献に 記載された方法、例えばOng,H.H.等,Journal of Medi cinal Chemistry,1983,26,981−986及びNar gund,R.等,USSN 08/147,226号(1993年11月3日 )、EP93309867.5号に記載の方法を用いて製造される。前記文献は 参考として本明細書に組み入れる。これらの参考文献の化合物のいずれも、ニュ ーロキニンアンタゴニストとはされていない。 従って、アザ環1(R1はHである)を適切なアルデヒドと合わせ、中間体イ ミンを化学的に(例えばシアノホウ 水素化ナトリウムを用いて)又は触媒作用により(例えば水素及びパラジウム− 炭もしくはラネーニッケル触媒を用いて)還元して第三級アミンにする(図式1 )。この反応に必要なアルデヒドは、一般に化学文献で公知の方法により製造す ることができる。本発明の目的に対しては、代表的なアルデヒドの製造はHal e,J.J.;Finke,P.E.;MacCoss,M.Bioorgan ic & Medicinal Chemistry Letters 199 3,3,319−322に記載されている。 本発明の代替の実施態様では、アザ環1(R1はHである)をアルキルハライ ド又はアルキルスルホネートエステルでアルキル化し(所要により塩基を添加し て鉱酸又はスルホン酸副産物を中和し)、所望の化合物を得る(図式1)。この 反応に必要なアルキルハライド又はアルキルスルホネートは、一般に化学文献で 公知の方法で製造することができる。本発明では、前述の方法で製造したアルデ ヒドを、ホウ水素化ナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム又は水素化リ チウムアルミニウムでアルコールに還元し、生成物のアルコールを、March J.“Advanced Organic Chemistry”第3版,J ohn Wiley & Sons,New York,382−384ページ (1985)に記載の方法を用いてアルキルハライドに変換するか、又はMar ch J.上掲444ページに記載の方法を用いてアルキルスルホネートエステ ルに変換する。 本発明の代替の実施態様では、1(R1はHである)をアシル化して第三級ア ミドを得ることができる。その後、強い還元剤(例えばボランジメチルスルフィ ドのようなジボラン及び水素化リチウムアルミニウム)で還元すると、所望の化 合物が得られる(図式1)。この反応に必要なアシル化剤は、一般に化学文献で 公知の方法により製造することができる。本発明の目的には、酸又は酸化銀中の 過マンガン酸塩のような慣用的な試薬を用いて、前述の方法で製造したアルデヒ ドを酸化し、得られた酸を酸塩化物又は混合無水物として活性化し、これを使用 してI(R1はHである)をアシル化することができる。生成物のアミド自体を ニューロキニンアンタゴニストとすることもできるし、ジボラン又は水素化リチ ウムアルミニウムのような強い還元剤で還元して第三級アミンを得ることもでき る。 場合によっては、アルキル化工程で生成した化合物1を その後の反応で更に変性してもよい。このようなアプローチの一例では、アルデ ヒドフラグメントはt−ブトキシカルボニルアミノ基を含んでいた(実施例2) 。還元性アミノ化の後に、トリフルオロ酢酸又はギ酸のような強酸で処理してt −ブトキシカルボニル保護基を除去し、得られたアミンをアシル化して所望の化 合物を得る(実施例3)。あるいは、実施例6のベンジルオキシカルボニル基で 例示するように、アザ環部分に保護基が存在してもよい。従って、(実施例4で 製造した)ベンジルオキシカルボニルインドリンを含むアザ環を、還元剤の存在 下にてアルデヒドでアルキル化する。次いで、保護基を除去して、遊離アミンを 遊離し(実施例7)、アミンを更に反応させて付加的な類似体を得る(実施例8 )。 本発明の代替の実施態様では、アリル酸2(Hale等の文献に記載、前記参 照)をN−メチルメトキシアミド3に変換し、次いでこれをアルキル又はアリー ル金属試薬(例えばメチルリチウム又はブチルリチウム)で処理して、ケトン4 を得ることができる(図式2)。ケトンをイミンに変換し、次いでこれを化学的 に(例えばシアノホウ水素化ナトリウムもしくはホウ水素化ナトリウムを用いて )又は触媒作用により(例えば水素及びパラジウム−炭もしくはラネーニッケル 触媒を用いて)第二級アミン5に還元することができる。例えば酸塩化物を用い て標準条件下でアシル化するとアミド6が得られる。6のアリル基を四酸化オス ミウム、次いで過ヨウ素酸ナトリウム又はオゾンを用いて低温でアルデヒド7に 酸化性開裂することができる。次いで、前述の条件下でアルデヒド7をアザ環1 で還元性アミノ化することができる。 適切に置換したフェニルヒドラジンを出発材料として、図式3に示す方法によ り置換スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)誘導体を製造することがで きる。フィッシャーのインドール反応を実施し、中間体イミンをホウ水素化ナト リウムのような弱い還元剤で還元した後に、イン ドリンの窒素を塩化アシル又は塩化スルホニルのような求電子剤と反応させるこ とができる。パラジウム−炭の存在下にて水素で処理するか又はトリメチルシリ ルヨーダイドに暴露してピペリジンの窒素上の保護基(例えばベンジルオキシカ ルボニル基)を除去し、脱保護した置換スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン)を得ることができる。 スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)誘導体 の製造を図式4に示す。N−Bocで保護した4−ピペリドンをメチルフェニル スルホキシドのリチウム塩と反応させ、次いで塩基を媒介とする除去−転位を行 い、塩基性開裂を実施すると、記載のアリルアルコールが得られる。プロトンス カベンジャーとしての2,6−ルチジンの存在下、トルエン中の塩化チオニルで アルコールを転位した塩化アリルに変換することができる。塩化物を官能性化2 −ブロモチオフェノールで置換すると、硫化アリルが得られる。これをラジカル 条件下で環化すると、図示するスピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3 ,4’−ピペリジン)が得られ得る。次いで、トリフルオロ酢酸のような標準的 な条件下でt−ブトキシカルボニル基を開裂すると、所望のスピロ環が得られる 。 図式5に示すようにスピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペ リジン)誘導体を製造することができる。2−フルオロフェニル酢酸の適切に置 換されたエステルを塩基性条件下にて塩酸メクロレタミンで処理すると、ピペリ ジン生成物が得られる。これを強い還元剤(例えば水素化リチウムアルミニウム )で処理すると、対応する4−(ヒドロキシメチル)化合物が生成する。塩基で 環化するとベンゾフラン誘導体が得られ、次いで1−クロロエチルクロロホルメ ート又は他の適切なN−脱メチル化剤を用いて、N−メチル基を開裂することが できる。 図式6に示すように、アミド結合が交互の配置になった化合物を製造すること ができる。図示する酸をアルント−アイステルト条件下でホモログ化して、鎖の 伸長した酸を得ることができる。これを標準的なアシル化条件下にて例えばアニ リン誘導体で誘導体化して、対応するアミドを得ることができる。次いで、オレ フィンを四酸化オスミウム又はオゾンで酸化性開裂すると、前述のようなカップ リングに適したアルデヒド中間体が得られる。 更には、図式7に示すように、前述の化学構造を伸長してケトン誘導体を製造 することができる。第2のアルント−アイステルト鎖伸長により、図示するヘプ テン酸誘導体が得られる。これをN−メトキシ−N−メチルアミドに変換した後 に、アリール有機金属試薬(例えばアリールマグネシウムブロマイド)と反応さ せると、ケトンが得られ得る。次いで、慣用的な酸化性開裂により所望のアルデ ヒドが得られる。これを前述のようなスピロ−ピペリジン誘導体とカップリング することができる。 図式8に記載の手順に従って、アンタゴニスト含有アルコールを製造すること ができる。記載した酸のN−メチル−N−メトキシアミドを生成し、次いでオレ フィンを酸化性開裂すると、中間体のアルデヒドが得られる。スピロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン)誘導体とカップリングし、次いでアミドに有機金属 試薬を添加すると、図示するケトンが得られる。次いで、水素化物還元剤(例え ばホウ水素化ナトリウム)で処理すると、所望のアルコール誘導体が得られる。 置換イミダゾールについて図式9に示す手順に従って、複素環置換のアンタゴニ ストを生成することができる。アリル酸を強い還元剤(例えば水素化リチウムア ルミニウム)で還元し、次いで生成したアルコールのトリフルオロメタンスルホ ネートをその場で生成すると、トリフレートを2−フェニルイミダゾールのよう な求核剤に代えることができる。標準的な条件下で酸化性開裂すると図示するア ルデヒドが得られ、次いでこれを前述の条件下で適切なスピロ誘導体とカップリ ングすることができる。 図式10に示すように、スピロ(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ キノリン−4,4’−ピペリジン)及びスピロ(1−オキソ−1,2,3,4− テトラヒドロイソキノリン−4,4’−ピペリジン)を製造することができる。 図示するスピロ(2−オキソインダン−3,4−ピペリジン)(Claremo n,D.A.等、ヨーロッパ特許出願公開第0 431 943号、Evans ,B.E.等、米国特許第5,091,387号、Davis,L.等、米国特 許第4,420,485号 (いずれも参考として本明細書に組み入れる)、及び Parham等、Journal of Organic Chemistry41,2628(1976)に記載)を出発材料として、酸(例えばトリフル オロ酢酸)で処理してピペリジンの窒素を脱保護し、次いでトリフルオロアセト アミドとして保護し、生成物を硫酸の存在下でヒドラゾ酸に暴露する。この混合 物を加熱すると、シュミット転位を起こして、テトラヒドロキノリン誘導体及び テトラヒドロイソキノリン誘導体の両方が得られる。次いで、これらのスピロ化 合物を分離し、前述の方法により官能性化アルデヒドにカップリングすることが できる。 図式11に示す手順により、エーテル置換基を含むニューロキニンアンタゴニ ストを製造することもできる。即ち、前述のアリル酸を例えば水素化リチウムア ルミニウムで対応するアルコールに還元することができる。このアルコールをウ イリアムソンエーテル合成し、強塩基(例えば水素化ナトリウム又はナトリウム ヘキサメチルジシラジド)で脱プロトン化し、次いでベンジルハライド(例えば 臭化ベンジル)と反応させてアルキル化することができる。生成 物を、前述の酸化性開裂工程で処理して、アルデヒドを得ることができる。次い で、これを還元性アミノ化条件下でスピロ環とカップリングするか又は対応する アルコールに還元して臭化物に変換することができる。次いで、臭化物を使用し て、前述の条件下でスピロ環をアルキル化することができる。 従って、他の態様では、本発明は前述の式I: で表される化合物の製造方法を包含し、該方法は、 (a)任意にトリアルキルアミンのような適切な塩基の存在下で、アセトニトリ ル又はジメチルアセトアミドのような適切な溶媒中の式A: の化合物を、式R1−X1(式中、X1はブロモ、クロロ、トシル又はメレルのよ うな離脱基である)の化合物と反応させるか、 (b)シアノホウ水素化ナトリウム又は水素及びパラジウ ム−炭触媒のような還元剤の存在下で、メタノール又はエタノールのような第2 の適切な溶媒中の式Aの化合物を式R−CH(O)(式中、R−CH2は先に定 義したR1である)の化合物と反応させるか、又は (c)トリアルキルアミンのような適切な塩基の存在下で、塩化メチレンのよう なハロ炭素溶媒中の式Aの化合物を式R−C(O)X2(式中、X2はブロモ又は クロロのような適切な離脱基である)の化合物と反応させて式Iの化合物を得る 工程からなる。 実施例1 3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(t−ブトキシカルボ ニル)メチルアミノ)ブタナール 10g(41mmol)の3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4− メチルアミノ−1−ペンテンの100mLのCH2Cl2溶液を氷浴中で冷却し、 5.8mL(41mmol)のトリエチルアミン(Et3N)及び9g(41m mol)のジ−t−ブチルジカーボネートで処理した。5分後に冷却浴を除去し 、撹拌を1時間継続した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、水、1.2N H Cl、 飽和NaHCO3及びブラインで洗浄した。この溶液をNa2SO4で脱水し、濃 縮すると、14.58gの残留油が得られた。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.36(s,9H),2.33(m,2H),2.60 &2.70(2s,3H),2.8−3.6(m,3H),4.94(m,2H ),5.59(m,1H),6.9−7.4(m,3H)。 残留物を80mLのアセトン、40mLのt−ブタノール及び40mLの水に 溶解した。この溶液に、1mLの四酸化オスミウム(4%水溶液)及び5.15 g(44mmol)の4−メチルモルホリンN−オキシドを添加した。26時間 撹拌した後に、約5gのNa2SO3で反応を停止させ、最初の容量の25%まで 濃縮した。残留物を水と1:1のエーテル(Et2O)/酢酸エチル(EtOA c)との間に分配させた。層分離し、水性層をEt2O−EtOAcで抽出した 。各有機層を水、ブラインで洗浄し、Na2SO4で濾過して脱水した。濾液を濃 縮して、未精製ジオールを得た。 120mLのテトラヒドロフラン(THF)及び40mLの水中のジオール溶 液を9.42g(44mmol)の過ヨウ素酸ナトリウムで処理した。2時間撹 拌した後に、反応物をEt2O−EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し た。有機層を脱水し(Na2SO4)、濾液を濃縮した。残留物を、30%EtO Ac/ヘキサンを用いるprepLCで精製すると、11.74g(3工程の収 率:83%)の表題化合物が濃厚油状物として得られた。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.38(s,9H),2.69&2.75(2s,3H ),2.6−3.65(m,5H),6.95−7.4(m,3H),9.67 (s,1H)。 実施例2 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(t−ブトキ シカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) 0.76g(2.2mmol)の3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル) −4−(N−(t−ブトキシカルボ ニル)メチルアミノ)ブタナール(実施例1)の4mLのメタノール溶液に、0 .608g(2mmol)の1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン)塩酸塩及び0.6gの粉末4Åモレキュラーシーブを加えた 。15分後、0.554g(8.8mmol)のNaCNBH3の8mLのTH F溶液を滴下した。ある程度のガス発生が観察された。2時間後にTLCにより 反応が完全であれば、混合物をセライトパッドで濾過し、反応フラスコとパッド をメタノールで濯いだ。濾液を約5mlに濃縮し、残留物を飽和NaHCO3と Et2O−EtOAcとの間に分配させた。有機層を水、ブラインで洗浄し、N a2SO4で脱水した。濾液を濃縮し、EtOAc−ヘキサン−トリエチルアミン を49:49:2→74:24:2の勾配で用いるフラッシュカラムのクロマト グラフィーで残留物を精製すると、0.94g(72%)の表題化合物が泡状体 として得られた。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.37(s,9H),1.6−3.6(m,15H), 2.61&2.72(2s,3H),2.86(s,3H),3. 74(s,2H),6.95−7.4(m,7H)。 実施例3 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程A1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メ チルアミノ)ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン −3,4’−ピペリジン) 冷トリフルオロ酢酸(TFA,4mL)及び0.2mLのアニソールを0.9 4g(1.57mmol)の1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル )−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−1− メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)に添加し、全 ての泡が消失するまでこの混合物を氷浴中で撹拌した。得られた溶液を室温で3 0分間撹拌した後に、真空濃縮した。残留物を0.5N NaOHとCH2Cl2 との間に分配させ、層分離した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水 し、濃縮して、0. 7gの泡状体を得た。これを精製せずに次の工程で使用した。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.7−2.7(m,10H),2.64(s,3H), 2.88(s,3H),2.9−3.4(m,5H),3.70(s,2H), 6.8−7.4(m,7H)。工程B1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1滴のDMFを含んだ、0.12g(0.52mmol)の3,5−ジメチル 安息香酸の2mLのCH2Cl2溶液を、85ulの塩化オキサリルで処理した。 (ガス発生に注意。)20分後、この溶液を真空濃縮し、残留物を、工程Aで得 た1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メチルアミ ノ)ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン)0.2g(0.4mmol)及びEt3N0.14mL(1mm ol)を含む2mLのCH2Cl2と混合した。1時間後、反応混合物をCH2C l2で希釈し、飽和NaHCO3、水及びブラインで洗浄した。CH2Cl2溶液を Na2CO4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を2%Et3N/EtOAcを 用いるprepTLCで精製すると、0.238g(収率93%)の表題化合物 が泡状体として得られた。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.4(m,10H),2.27(s,6H), 2.6−3.9(m,10H),2.86(s,3H),6.6−7.5(m, 10H)。 工程Bで3,5−ジメチルベンゾイルクロライドを必要な酸塩化物に代えて、 以下の化合物を製造した。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(ベンゾ イル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)602(37Cl+35Cl同位体),600(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)) −4−(N−3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ)) ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン ) 質量スペクトル(FAB)738(37Cl+35Cl同位体),736(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−メ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジン)1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.4(m,10H),2.32(s,3H), 2.6−3.9(m,10H),2.86(s,3H),6.75−7.5(m ,11H)。 質量スペクトル(FAB)616(37Cl+35Cl同位体),614(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジン)1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.4(m,10H),2.6−3.9(m,1 0H),2.86(s,3H),6.75−7.5(m,11H)。 質量スペクトル(FAB)635(37Cl+35Cl同位体),633(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ト リフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)669(37Cl+35Cl同位体),667(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.4(m,10H),2.6−3.9(m,1 0H),2.86(s,3H),6.75−7.5(m,10H)。 質量スペクトル(FAB)671(37Cl+35Cl同位体),669(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ト リフルオロメチルフェニルアセチル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)684(37Cl+35Cl同位体),682(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−イ ソプロピルオキシフェニルアセチル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−ベンゼン スルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン)1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.65(m,3H),1.8−2.3(m,7H),2 .62(s,3H),2.7−3.05(m,4H),2.86 (s,3H),3.3(m,2H),3.74(s,2H),7.0−7.7( m,12H)。 質量スペクトル(FAB)637(37Cl+35Cl同位体),635(35Cl+35 Cl同位体)。 更に、前述の工程Bに記載した条件下で適切な酸塩化物を使用して以下の化合 物を製造した。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジフルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)638(37Cl+35Cl同位体),636(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−フ ルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル) −1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)688(37Cl+35Cl同位体),686(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(1−ナ フトイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)d。 質量スペクトル(FAB)(37Cl+35Cl同位体),(35Cl+35Cl同位体 )。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(2−ク ロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチルスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル:200,202,228,230,279,308,310, 494,496,670,672(クラスター)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(N−(3−ク ロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))−4−ブチル)−1−メチルスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル:200,202,228,230,279,308,310, 494,496,670,672(クラスター)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−ク ロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチルスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル:200,228,230,279,494,496,669( クラスター)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチルスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル:228,230,279,494,496,703.705( クラスター)。 実施例4 1−ベンジルオキシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジニウ ム)塩酸塩 99g(489mmol)の1’−メチルスピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン)(Ong,H.H.等,J.Med.Chem.,1983,26, 981−986に従って製造)の1LのCH2Cl2及び82mL(539mmo l)のEt3N溶液を氷浴中で0〜5℃に冷却し、 反応温度を10℃未満に維持しながら、77mL(539mmol)のベンジル クロロホルメートを30分かけて添加した。2時間撹拌した後、反応が不完全な ため19mL(136mmol)のEt3N及び15mL(105mmol)の ベンジルクロロホルメートを添加して、2時間撹拌した。この時点で更に19m L(136mmol)のEt3Nと15mL(105mmol)のベンジルクロ ロホルメートを添加した。1時間後、TLCが完全な反応を示すと、溶液を真空 濃縮し、残留物をエーテルと飽和NaHCO3との間に分配させた。層を分離し 、有機層を飽和NaHCO3及びブラインで洗浄し、MgSO4で脱水した。濾液 を濃縮し、1〜5%MeOH/CH2Cl2を用いる2kgのシリカゲルのクロマ トグラフィーで残留物を精製すると、117g(71%)の1−ベンジルオキシ カルボニル−1’−メチルスピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)が黄色 油状物として得られた。 黄色油状物を800mLの1,2−ジクロロエタンに溶解し、温度を10℃未 満に維持しながら50mL(463mmol)の1−クロロエチルクロロホルメ ートと共に氷浴中で冷却した。得られた溶液を還流加熱した。反応温度 が70〜75℃に達すると、ガス発生が確認された。1時間後、溶液を冷却し、 約250mLに真空濃縮し、700mLのメタノールを添加した。この混合物を 1.5時間還流し、ガス発生を観察した。反応物を室温に冷却し、真空濃縮して 湿潤固体を得た。この固体を冷メタノールでスラリー化し、固体を濾過し、冷メ タノールで洗浄し、脱水した。濾液及び洗液を合わせ、濃縮して褐色泡状体を得 た。褐色泡状体及び濾過した固体をCH2Cl2に懸濁させ、2.5N NaOH で洗浄し、CH2Cl2溶液を脱水した。CH2Cl2、メタノール、NH4OHの 勾配を94:5:1→89:10:1とする2kgのシリカゲルのクロマトグラ フィーで残留物を精製して、91.3gの遊離塩基を褐色油状物として単離した 。メタノール(約10mL)を添加して、この油状物を1LのEtOAcに溶解 し、HClガスを溶液に通した。酸性溶液を10分間撹拌した後に、濃縮して泡 状体とした。泡状体をエーテルで摩砕し、固体を濾過し、別のエーテルで洗浄し 、脱水すると、91.5g(73%)の表題化合物が淡黄色固体として得られた 。 実施例5 3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− ((3,5−ジメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタナール 実施例1に記載の手順を用い、ジ−t−ブチルジカーボネートを3,5−ジメ チルベンゾイルクロライドに代えて表題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ2.27(s,6H),2.6−3.9(m,8H),6 .5−7.5(m,6H),9.73(s,1H)。 実施例6 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ベンジルオキシカル ボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例2の手順に従って、3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))− 4−((3,5−ジメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタナール(実施例5) 及び1−ベンジルオキシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジ ニウム)塩酸塩(実施例4)から表題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.35(m,10H),2.27(s,6H) ,2.6−3.9(m,10H),5.23 & 5.3(2s,2H),6. 6−7.6(m,15H)。 質量スペクトル(FAB)686(37Cl+35Cl同位体),684(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例7 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(インドリン−3 ,4’−ピペリジン) 10mLのエタノール及び0.8mLの酢酸(HOAc)中の1.23g(1 .8mmol)の1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4 −((3,5−ジメチルベンゾイル(メチルアミノ))ブチル)−1−ベンジル オキシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(実施例6) 溶液に、0.15gの10%Pd/Cを添加した。得られた混合物をParr装 置で20時間水素化した。触媒を濾過し、EtOHで洗浄した。合 わせた濾液を真空濃縮し、残留物をCH2Cl2に溶解した。CH2Cl2溶液を希 (約0.5N)NaOH及びブラインで洗浄し、Na2SO4で濾過して脱水した 。濾液を濃縮すると、1.03g(定量)の表題化合物が泡状体として得られた 。これを精製せずに次の反応で使用した。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.6−2.45(m,10H),2.27(s,6H) ,2.6−3.9(m,10H),6.5−7.5(m,10H)。 質量スペクトル(FAB)552(37Cl+35Cl同位体),550(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例8 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) 塩化アセチル(16uL)を、30mLのピリジンを含む4mLのCH2Cl2 中の0.1g(0.18mmol)の1’−(3−((S)−(3,4−ジクロ ロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルア ミノ))ブチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(実施例7) 溶液に添加した。2時間撹拌した後に、反応混合物をCH2Cl2で希釈し、飽和 NaHCO3、水、ブラインで洗浄し、脱水した。濾液を濃縮した後の残留物を 、5%Et3N/EtOAcを溶離剤として用いるprepTLCで精製すると 、90mg(84%)の表題化合物が得られた。1 H NMR(CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅広になったため ppm範囲を示す)δ1.55−2.5(m,10H),2.22(s,3H) ,2.27(s,6H),2.6−3.9(m,10H),6.6−7.5(m ,9H),8.17(d,1H,J=12Hz)。 質量スペクトル(FAB)594(37Cl+35Cl同位体),592(35Cl+35 Cl同位体)。 前記手順で塩化アセチルを適切なアシル化剤に代えて、以下の類似体を製造し た。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−プロピオニル−スピ ロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)608(37Cl+35Cl同位体),606(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ホルミル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)580(37Cl+35Cl同位体),578(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−t−ブチルカルボニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)636(37Cl+35Cl同位体),634(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチルアミノカルボ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)609(M+H,37Cl+35C l同位体),607(M+H,35Cl+35Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−エトキシカルボニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)624(37Cl+35Cl同位体),622(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−エタンスルホニル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)643(37Cl+35Cl同位体),641(35Cl+35 Cl同位体)。 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−i−プロパンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)657(37Cl+35Cl同位体),655(35Cl+35 Cl同位体)。 前述の条件下で更に以下の化合物を製造することができ る: 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−フ ルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル) −1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB)(CI)652(37Cl+35Cl同位体),650(35 Cl+35Cl同位体)。 代替方法(方法B)を以下に示す: 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) 1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 氷浴中で冷却して温度を0〜5℃に維持しながら、33mLのCH2Cl2及び 3.2mL(23.2mmol)のEt3N中の5.35g(16.6mmol )の1’−ベンジルオキシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン)溶液に塩化アセチル(1.4mL,19.9mmol)を添加した。10 分後、冷浴を除去し、反応 物を30分間撹拌した。撹拌終了後、TLCが完全な反応を示した。溶液をCH2 Cl2で希釈し、水、ブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水した。濾液を濃縮し て濃厚油状物とし、この油状物を40mLのEtOHに溶解した。酢酸(3mL )及び0.8gの10%Pd/Cを前記溶液に添加し、得られた混合物をPar r装置で3時間水素化した。触媒を濾過し、EtOAcで洗浄し、合わせた濾液 を濃縮した。残留物番CH2Cl2と水との間に分配させ、水性層が塩基性になる までこの混合物に2N NaOHを添加した。層を分離し、水性層をCH2Cl2 で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾液を 濃縮すると、次の反応で使用するのに十分な純度の表題化合物2.93g(77 %)が得られた。1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) 0.284g(0.75mmol)の3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブタ ナール(実 施例5)の2mLのMeOH溶液に、0.166g(0.72mmol)の1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)と、0.5gの粉末状 4Åモレキュラーシーブと、10滴(約0.1mL)の酢酸とを加えた。混合物 を1.5時間撹拌した後に、0.189g(3mmol)のNaCNBH3の3 mLのTHF溶液を添加した。ガス発生が幾らか観察された。30分後にTLC により反応が完全であれば、混合物をセライトパッドで濾過し、反応フラスコと パッドをMeOHで濯いだ。濾液を約3mLに濃縮し、残留物をEtOAcで希 釈した。EtOAc溶液を水、ブラキンで洗浄し、Na2SO4で脱水した。濾液 を濃縮し、50%EtOAc−ヘキサン、次いで2%Et3N−EtOAc、最 後に93:5:2のEtOAc−MeOH−Et3Nを用いるフラッシュカラム のクロマトグラフィーで残留物を処理して、0.317g(74%)の表題化合 物を白色泡状体として単離した。 実施例9 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(3,5−ジメ チルベンゾイル(メチルアミノ))ブチル)−1’−メチル−1−メタンスルホ ニル−スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジニウム)ヨージド 5滴のMeOH中の53mg(0.084mmol)の1’−(3−((S) −(3,4−ジクロロフェニル))−4−(3,5−ジメチルベンゾイル(メチ ルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピベリジン)溶液を、1mLのエーテルで希釈し、0.5mLのヨウ化メチル を添加した。反応混合物を一晩撹拌すると、固体が生成した。黄色がかった固体 が沈降し、上清を除去した。固体をエーテルで洗浄し、脱水すると、51mg( 78%)の表題化合物が得られた。 実施例10 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R又はS) −(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程1: N−メトキシ−N−メチル−2−(S)−(3,4−ジクロロフェニ ル)−4−ペンテンアミド 306mg(1.25mmol)の(2S)−(3,4−ジクロロフェニル) −4−ペンテン酸(Hale,J.J.;Finke,P.E.;MacCos s,M.Bi oorganic & Medicinal Chemistry Lette rs 1993,3,319−322の手順で製造)及び202mg(1.50 mmol)の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物の10mLの塩化メチレ ン混合物を0℃に冷却し、287mg(1.50mmol)の1−(3−ジメチ ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドで処理した。冷却浴を除去し、 45分後に、366mg(3.75mmol)のN,O−ジメチルヒドロキシル アミン塩酸塩及び522μl(3.75mmol)のトリエチルアミンの10m Lの塩化メチレン溶液をカニューレで添加した。次いで、この混合物を22℃で 4時間撹拌し、次いで10mLの水で反応停止させ、8mLの塩化メチレンで希 釈した。層を分離し、水性層を塩化メチレン(2×10mL)で抽出した。合わ せた有機層を10mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過 し、真空濃縮した。1:9v/vの酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として用いる 75gのシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで、319mg(89%) の表題化合物を透明油状物として得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ2.40 (ペンテット(pentet),1H),2.75(ペンテット,1H),3.13( s,3H),3.52(s,3H),3.99−4.01(m,1H),4.9 6−5.05(m,2H),5.63−5.70(m,1H),7.15(dd ,1H),7.35(d,1H),7.41(d,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z290(M+H,37Cl+35Cl同位体,5 0%),288(M+H,37Cl+37Cl同位体,100%)。工程23−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−ヘキセン−2−オ 319mg(1.11mmol)のN−メトキシ−N−メチル−2−(S)− (3,4−ジクロロフェニル)−4−ペンテンアミド(前記工程1)の10mL の乾燥テトラヒドロフラン溶液を−70℃に冷却し、1.0mL(1.40mm ol)のメチルリチウムで処理し、−70℃〜−40℃で撹拌した。3時間後、 反応を5mLの水で停止させ、10mLの酢酸エチルで希釈した。層を分離し、 有機層を水(3×10mL)で洗浄した。水性層を10mLの酢酸エチルで抽出 した。合わせた有機層を10mLの飽和 塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空濃 縮した。1:3v/vの酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として用いる44gのシ リカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで、250mg(93%)の表題化合 物を透明油状物として得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ2.07(s,3H),2.36( ペンテット,1H),2.72(ペンテット,1H),3.64(t,1H), 4.95−5.01(m,2H),5.55−5.65(m,1H),7.03 (dd,1H),7.30(d,1H),7.39(d,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z245(M+H,37Cl+35Cl同位体,3 0%),243(M+H,37Cl+37Cl同位体,50%),155(60%) ,119(100%)。工程3N−メチル−3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−ヘキ セン−2−(RS)−アミン 102mg(0.42mmol)の3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル )−5−ヘキセン−2−オン(前記 工程2)、170mg(2.52mmol)のメチルアミン塩酸塩及び234μ l(1.68mmol)のトリエチルアミンの4.0mLのメタノール混合物を 、16mg(0.25mmol)のシアノホウ水素化ナトリウムで処理し、22 ℃で20時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1.0mL)を添加し、 得られた乳白色混合物を5.0mLの酢酸エチル及び5.0mLの水で希釈した 。層分離し、有機層を水(3×5mL)で洗浄した。水性層を10mLの酢酸エ チルで抽出した。合わせた有機層を10mLの飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄 し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空濃縮した。10:1v/vのエ ーテル/ヘキサンを溶離剤として用いる42gのシリカゲルのフラッシュクロマ トグラフィーにより、Rfの高い異性体(異性体A)64mg及びRfの低い異 性体(異性体B)22mgが共に黄色油状物として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3);異性体A:δ1.04(d,3H) ,2.29−2.35(m,4H),2.50−2.68(m,3H),4.8 6−4.95(m,2H),5.48−5.56(m,1H),7.01(dd ,1H),7.26(d,1H),7.34(d, 1H);異性体B:δ0.86(d,3H),2.32−2.50(m,4H) ,2.51−2.53(m,1H),2.68−2.73(m,2H),4.8 8−4.98(m,2H),5.54−5.61(m,1H),6.97(dd ,1H),7.22(d,1H),7.33(d,1H)。 質量スペクトル(異性体A)(FAB):m/z260(M+H,37Cl+35C l同位体,70%),258(M+H,35Cl+35Cl同位体,100%)。工程4N−メチル−N−t−ブトキシカルボニル−3−(S)−(3,4− ジクロロフェニル)−5−ヘキセン−2−(RS)−アミン 1.1g(4.1mmol)のN−メチル−(3−(S)−(3,4−ジクロ ロフェニル)−5−ヘキセン−2−(R又はS)−アミン(前記工程3の異性体 B)の10mLの乾燥塩化メチレン溶液を0℃に冷却し、690μl(5.0m mol)のトリエチルアミン及び1.2g(5.3mmol)のジ−t−ブチル ジカーボネートで処理した。冷却浴を除去し、反応物を22℃で20時間撹拌し た。10mLの水で反応を停止させ、25mLの塩化メチレンで 希釈した。層分離し、水性層を塩化メチレン(2×10mL)で抽出した。合わ せた有機層を15mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過 し、真空濃縮した。1:3v/vの酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として用いる 72gのシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーにより、1.4g(95% )の表題化合物が黄色油状物として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1.24−5.70(22H),6.88−7. 40(3H),1.50(s,3H,N−CH3)。 質量スペクトル(FAB):m/z358(M+H,37Cl+35Cl同位体,3 0%),302(100%)。工程5N−メチル−N−t−ブトキシカルボニル−3−(S)−(3,4− ジクロロフェニル)−4−(RS)−アミノペンタナール 1.4g(3.9mmol)のN−メチル−N−t−ブトキシカルボニル−3 −(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−ヘキセン−2−(RS)−アミ ン(前記工程4)の20mLの2:1:1v/v/vアセトン/t−ブ タノール/水の溶液を、30mg(0.12mmol)の四酸化オスミウムで処 理した。5分後、691mg(5.90mmol)のN−メチルモルホリンN− オキシドを添加し、得られた混合物を22℃で4時間撹拌した。反応を491m gの重亜硫酸ナトリウムで停止させ、元の容量の25%まで真空濃縮した。残留 物を20mLの塩化メチレンと10mLの水との間に分配させ、層分離した。水 性層を塩化メチレン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナ トリウムで脱水し、濾過し、真空濃縮した。 未精製ジオールの24mLの3:1v/vテトラヒドロフラン/水の溶液を、 1.1g(5.1mmol)の過ヨウ素酸ナトリウムで処理し、22℃で20時 間撹拌した。反応混合物を20mLのエチルエーテルと10mLの水との間に分 配させ、層分離した。有機層を水(2×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウ ムで脱水し、濾過し、真空濃縮した。4:1v/vのエチルエーテル/ヘキサン を溶離剤として用いる68gのシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによ り、Rfの高い異性体(異性体A)372mg及びRfの低い異性体(異性体B )879mgが共に 黄色油状物として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)異性体B:δ1.19−1.34(m ,13H),2.45(s,3H,N−CH3),2.68−2.81(m,2 H),3.28−3.34(m,1H),4.20−4.50(m,1H),6 .98−7.32(m,3H),9.60(s,1H,−CHO)。 質量スペクトル(異性体B)(FAB):m/z360(M+H,37Cl+35C l同位体,20%),242(100%)。工程61’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−( R又はS)−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ペンチ ル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペ リジン) 217mg(0.60mmol)のN−メチル−N−t−ブトキシカルボニル −3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(RS)−アミノペンタナ ール(前記工程5)及び262mg(0.86mmol)の1−メタンスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 塩酸塩の13mLのメタノール混合物を、115mg(1.83mmol)のシ アノホウ水素化ナトリウムで処理し、22℃で20時間撹拌した。飽和重炭酸ナ トリウム溶液(1.0mL)を添加し、得られた乳白色混合物を元の容量の50 %まで濃縮した。残留物を25mLの酢酸エチルと15mLの水との間に分配さ せ、層分離した。有機層を水(3×10mL)で洗浄した。水性層を20mLの 酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を15mLのブラインで洗浄し、無水硫 酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空濃縮した。5:95v/vのメタノール/ 塩化メチレンを溶離剤として用いる42gのシリカゲルのフラッシュクロマトグ ラフィーにより、329mg(89%)の表題化合物を白色泡状体として得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1.20−2.90(31H),3.74(s, 3H,N−SO2CH3),7.05−7.41(m,8H)。 質量スペクトル(FAB):m/z612(M+H,37Cl+35Cl同位体,7 0%),610(M+H,37Cl+35Cl同位体,100%)。工程71’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−( R又はS)−(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 329g(0.54mmol)の1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフ ェニル)−4−(N−(R又はS)−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミ ノ))ペンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン)(前記工程6)の8.0mLの乾燥塩化メチレン溶液(0℃)に、1 17μl(1.1mmol)のアニソール及び2.0mLのトリフルオロ酢酸を 添加した。冷却浴を除去し、反応物を22℃で20分間撹拌した。反応物を真空 濃縮した。残留物を10mLの塩化メチレンと5.0mLの水との間に分配させ た。有機層を2N NaOH(3×5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱 水し、濾過し、真空濃縮した。5:95:0.5v/v/vのメタノール/塩化 メチレン/水酸化アンモニウムを溶離剤として用いる42gのシリカゲルのフラ ッシュクロマトグラフィーにより、221mg(80%)の表題化合物を透明油 状物として得た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.05(d,3H,J=6.2H z),1.62−2.85(m,17H),2.30(s,3H,N−CH3) ,7.03−7.37(m,7H)。 質量スペクトル(FAB):m/z512(M+H,37Cl+35Cl同位体,7 0%),510(M+H,37Cl+37Cl同位体,100%)。工程81’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−( R又はS)−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル )−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン) 実施例3の工程(B)と同じ手順を用い、3,5−ジメチルベンゾイルクロラ イドをm−トルオイルクロライドに代えて、1’−(3−(S)−(3,4−ジ クロロフェニル)−4−(R又はS)−(メチルアミノ)ペンチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(前記工程7)か ら表題化合物を製造した。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1. 42(δ,3H,J=6.7Hz),1.60−2.30(16H),2.54 (s,3H,Ph−CH3),2.87(s,3H,N−CH3),3.74(s ,3H,N−SO2CH3),7.05−7.79(m,11H)。 質量スペクトル(FAB):m/z630(M+H,37Cl+35Cl同位体,7 0%),628(M+H,37Cl+37Cl同位体,100%)。 実施例11 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R又はS) −(3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ))ペン チル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例3の工程(B)と同じ手順を用い、3,5−ジメチルベンゾイルクロラ イドを3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロライドに代えて、1 ’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−(メチ ルアミノ)ペンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピペリジン)(前記実施例1、工程7)から表題化合物を製造した。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1.38−3.00(22H),3.74(s, 3H,N−SO2CH3),6.40−7.41(m,10H)。 質量スペクトル(FAB):m/z752(M+H,37Cl+35Cl同位体,4 0%),750(M+H,37Cl+37Cl同位体,60%),241(100% )。 実施例12 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−(3 ,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例3の工程(B)と同じ手順を用い、1’−(3−(S)−(3,4−ジ クロロフェニル)−4−(R又はS)−(メチルアミノ)ペンチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(前記実施例1、 工程7)から表題化合物を製造した。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1.37−2.86(28H),3.74(s, 3H,N−S O2CH3),6.24−7.41(m,10H)。 質量スペクトル(FAB):m/z642(M+H,37Cl+35Cl同位体,7 0%),644(M+H,37Cl+37Cl同位体,100%)。 実施例13 (1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−( 3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例3の工程(B)と同じ手順を用い、3,5−ジメチルベンゾイルクロラ イドを3,5−ジクロロベンゾイルクロライドに代えて、1’−(3−(S)− (3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−(メチルアミノ)ペンチル )−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(前 記実施例1、工程7)から表題化合物を製造した。1 H NMR(400MHz,CDCl3,アミド回転異性体であり、ラインが幅 広になったため範囲を示す)δ1.38−2.93(22H),3.73(s, 3H,N−SO2CH3),6.53−7.42(m,10H)。 質量スペクトル(FAB):m/z684(M+H,37Cl+35Cl同位体,7 0%),686(M+H,37Cl+37Cl同位体,100%)。 実施例14 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ブ ロモ−5−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程A3−ブロモ−5−メチル安息香酸 22mLのMeCN及び50mLの水中の0.38g(1.44mmol)の 3−ブロモ−5−メチルベンジルブロマイド(3,5−ジメチルブロモベンゼン をNBS臭素化して製造)溶液に、7.8mL(28.8mmol)の水性次亜 塩素酸ナトリウム(13%活性Cl)を添加した。この混合物を超音波洗浄浴で 14時間放置した。反応物をHClでpH3に酸性化し、CH2Cl2で抽出した 。有機層を水、ブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水した。濾液を濃縮し、残留 物、即ち所望の酸とアルデヒドとの混合物を3mLのアセトンに溶解した。橙色 が残存するまでこの溶液を6Nジョーンズ試薬で処理した。20分間撹拌 した後に、数滴のi−PrOHを添加して過剰試薬を破壊した。溶液を水で希釈 し、CH2Cl2で抽出した。CH2Cl2層をブラインで洗浄し、脱水し、濾液を 濃縮した。0.5:30:69.5のHOAc−EtOAc−ヘキサンを用いる prepTLCで残留物を精製して、0.14g(45%)の3−ブロモ−5− メチル安息香酸を単離した。工程B1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−ブロモ−5−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル )−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン) 実施例3の工程(B)の手順によるアシル化反応で3−ブロモ−5−メチル安 息香酸を用いて、表題化合物を得た。 質量スペクトル(CI)696(37Cl+35Cl同位体),694(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例15 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(3,5− ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル−1−(2−アミノアセチル) −スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジン) 65mg(0.31mmol)のカルボベンジルオキシグリシンの3mLのC H2Cl2溶液を、82mg(0.41mmol)の1−エチル−3−(3−ジメ チルアミノプロピル)カルボジイミド、56mg(0.41mmol)の1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール及び42mg(0.41mmol)のN−メチルモ ルホリンで処理した。10分後、123mg(0.21mmol)の1’−(3 −((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメチル ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン)(実施例7)を添加し、反応物を2時間撹拌した。混合物をCH2C l2で希釈し、水、ブラインで洗浄し、脱水し、濃縮して0.184gの残留物 を得た。10滴のHOAc中の残留物を3mLのEtOHに溶解し、この溶液を Parr装置で16時間水素化した。触媒を濾過し、EtOAcで洗浄した。濾 液を10%Na2CO3、ブラインで洗浄し、濃縮した。30%MeOH−EtO Acを用いるprepTLCで残留物を精製すると、80mg(59%)の表題 化合物が得られた。 質量スペクトル(CI)651(37Cl+35Cl同位体),649(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例16 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル−スピロ(イ ンドール−2−オン−3,4’−ピペリジン) 工程A1,1’−ジメチル−スピロ(インドール−2−オン−3,4’−ピ ペリジン) 氷浴中で冷却しながら、0.1g(0.68mmol)のN−メチル−2−オ キソ−インドールの2mLのTHF溶液を、十分に撹拌した0.14g(3.4 mmol)のNaHの2mLのTHF懸濁液に添加した。ガス発生が停止した後 に、冷浴を除去し、混合物を50℃の浴で更に15分間加熱した。反応物を室温 に冷却し、0.68mLのDMSOを添加すると、更にガス発生が観察された。 10分間撹拌した後に、反応混合物を氷浴中で冷却し、0.144gのメクロレ タミン塩酸塩を添加した。この混合物を室温に暖め、一晩撹拌した。翌朝、水で 反応を停止させ、EtOAcで抽出した。EtOAc抽出物をブラインで洗 浄し、Na2SO4で脱水し、濾過した。濾液を濃縮し、89:10:1のEtO Ac−MeOH−Et3Nを用いるprepTLCで残留物を精製すると、25 mg(15%)の表題化合物が得られた。工程B1−メチル−スピロ(インドール−2−オン−3,4’−ピペリジン 25mg(0.11mmol)の1,1’−ジメチル−スピロ(インドール− 2−オン−3,4’−ピペリジン)(前記工程A)の1mLの乾燥ジクロロエタ ン溶液を、乾燥N2雰囲気下で、0.023mL(0.22mmol)の1−ク ロロエチルクロロホルメート(ACECl)で処理した。室温で30分後、溶液 を50℃の浴で30分間維持した。反応混合物を室温に冷却し、2mLのMeO Hを添加し、60℃に再加熱した。30分後、溶液を冷却し、真空濃縮した。残 留物を水とEtOAcとの間に分配させ、1N NaOHを添加して水性相をp H9に調整した。層分離し、合わせたEtOAc溶液をブラインで洗浄し、脱水 した。濾液を濃縮すると、34mgの残留物が得られた。これは所望の化合物と 出発材料との混合物であったが、次の反応で使用するには十分の純度であった。工程C1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メチル−スピロ(インドール−2−オン−3,4’−ピペリジン) 実施例8の方法Bの手順に従って、49mg(0.13mmol)の3−(( S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾ イル)メチルアミノ)ブタナール(実施例5)を、34mgの不純な1−メチル −スピロ(インドール−2−オン−3,4’−ピペリジン)(工程B)と反応さ せ、prepTLCで精製すると、32mgの表題化合物が得られた。 質量スペクトル(CI)580(37Cl+35Cl同位体),578(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例17 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル−スピロ(イ ソインドール−1−オン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)622(37Cl+35Cl同位体), 620(35Cl+35Cl同位体)。 実施例18 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2−オキソ−テ トラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン) 工程A1’−トリフルオロアセチル−スピロ(1−インダノン−3,4’− ピペリジン) 冷トリフルオロ酢酸(15mL)及び0.6mLのアニソールを、2g(6. 6mmol)の1’−t−ブトキシカルボニル−スピロ(1−インダノン−3, 4’−ピペリジン)に添加し、得られた溶液を氷浴中で1時間撹拌した。反応混 合物を真空濃縮し、残留物をCH2Cl2と0.5N NaOHと中間に分配させ た。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濃縮した。橙色の残留油 状物を10mLのCH2Cl2に溶解し、1.92mL(13.7mmol)のE t3N、1mL(7.1mmol)のトリフルオロ酢酸無水物及び3個のDMA P結晶を添加した。4時間撹拌した後に、反応混合物をCH2Cl2で希釈し、水 、ブラインで洗浄し、脱水した。溶液を濾過し、濾液を 濃縮すると、所望の生成物2.0g(定量)が固体として得られた。1 H NMR(CDCl3)δ1.65(d,2H,J=14Hz),2.05( m,2H),2.67(ABq,2H),2.89(m,1H),3.28(m ,1H),4.11(d,1H,J=14Hz),4.67(dt,1H,J= 14及び2Hz),7.5−7.8(m,4H)。工程B1’−トリフルオロアセチル−スピロ(2−オキソ−1,2,3,4 −テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)及び1’−トリフ ルオロアセチル−スピロ(1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド ロイソキノリン−4,4’−ピペリジン) 温度を0〜5℃に維持(注意!)しながら、1.2mLの水及び6.6mLの CHCl3中の1.09g(16.8mmol)のアジ化ナトリウム混合物に、 0.46mLの濃H2SO4(36N)を添加した。10分後に、冷浴を除去し、 反応物を3時間撹拌した。撹拌終了後、CHCl3層が水性層から分離した。H N3を含むCHCl3層を脱 水し、2g(6.7mmol)の1’−トリフルオロアセチル−スピロ(1−イ ンダノン−3,4’−ピペリジン)(工程A)の7mLのCHCl3溶液に濾液 を添加した。濃H2SO4(1.8mL)をこの溶液に添加し、反応物を30分間 熟成させた。この混合物を45℃の浴で45分間加熱し、次いで室温で16時間 撹拌した。翌朝、反応混合物を氷に注入し、層分離した。水性層を水性NaOH で中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し 、濃縮した。50〜80%EtOAc−CH2Cl2を用いて残留物をクロマトグ ラフィーにかけて、0.34g(16%)の1’−トリフルオロアセチル−スピ ロ(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジ ン)及び0.13gの1’−トリフルオロアセチル−スピロ(1−オキソ−1, 2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4,4’−ピペリジン)を単離した。 更には、出発材料のインダノン0.72g(36%)を回収した。1 H NMR(CDCl3)異性体A:δ1.82(m,2H),1.96(m, 2H),2.75(ABq,2H,J=14Hz),3.16(t,1H),3 .46(t, 1H),3.9(d,1H),4.42(d,1H),6.8−7.3(m,4 H),8.49(br s,1H);異性体B:δ1.9−2.1(m,4H) ,3.09(t,1H),3.42(m,1H),3.61(ABq,2H), 3.94(d,1H),4.45(d,1H),6.72(br s,1H), 7.3−7.6(m,3H),8.11(d,1H)。工程Cスピロ(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4, 4’−ピペリジン) 0.3g(0.97mmol)の1’−トリフルオロアセチル−スピロ(2− オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)(工 程B)の4mLのMeOH溶液に、1mLの水中の0.16g(2.9mmol )のKOHを添加した。反応物を16時間撹拌した後にこの溶液を濃縮し、残留 物をEtOAcと水との間に分配させた。EtOAc層をブラインで洗浄し、N a2SO4で脱水し、濃縮すると、0.16g(76%)の表題化合物が白色固体 として得られた。1 H NMR(CDCl3)δ1.6−2.0(m,4H),2.72(s,2H ),2.95(m,4H),6.7 −7.4(m,4H),8.4(br s,1H)。工程D1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−ス ピロ(2−オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン) 3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−((3,5−ジメチル ベンゾイル)メチルアミノ)ブタナール(実施例5)を、実施例8の方法Bの手 順に従って工程Cで得られたスピロ(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド ロキノリン−4,4’−ピペリジン)で還元的アミノ化して表題化合物を得た。 質量スペクトル(CI)580(37Cl+35Cl同位体),578(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例19 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル−スピロ(2 −オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン) 工程A1−メチル−スピロ(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキ ノリン−4,4’−ピペリジン) 0.15g(0.48mmol)の1’−トリフルオロアセチル−スピロ(2 −オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)( 実施例18、工程B)の1.7mLのDMF溶液に、19mg(0.77mmo l)の95%NaHを0℃で添加した。15分後、0.063mL(1mmol )のヨウ化メチルを添加し、反応物を室温に暖めた。16時間撹拌した後、反応 は不完全であり、更に0.015mLのヨウ化メチルを添加して、溶液を45℃ の浴中で加熱した。2時間後、反応物を室温に冷却し、EtOAcと水との間に 分配させた。EtOAc層をブラインで洗浄し、脱水し、濾液を濃縮した。33 %EtOAc−ヘキサンを用いるprepTLCで残留物 を精製して、1−メチル−1’−トリフルオロアセチル−スピロ(2−オキソ− 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)を得た。この トリフルオロアセトアミドを実施例55の工程Cに記載のように加水分解すると 、71mg(64%)の表題化合物が得られた。1 H NMR(CDCl3)δ1.61(d,2H),1.92(m,2H),2 .74(s,2H),2.98(m,4H),3.36(s,3H),7.0− 7.4(m,4H)。工程B1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メチル−スピロ(2−オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’− ピペリジン) 工程Aのアミンを、実施例18の工程Dに記載の3−((S)−(3,4−ジ クロロフェニル))−4−((3,5−ジクロロベンゾイル)メチルアミノ)ブ タナールと反応させて、表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI)636(37Cl+35Cl同位体),634(35Cl+35 Cl同位体)。 実施例20 4−ブロモ−2−(S)−(4−フルオロフェニル)−1−(N−(3,5−ビ ストリフルオロメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタン 工程A3−(S)−(4−フルオロフェニル)−4−(N−(3,5−ビス トリフルオロメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタノール 1.67g(3.84mmol)の3−((S)−(4−フルオロフェニル) −4−(N−(3,5−ビストリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ ))ブタナール(J.Hale等,Bioorganic & Medicin al Chemistry Letters 1993,3,319−322に 記載のように4−フルオロフェニル酢酸から製造)の16mLの無水エタノール 溶液(0℃)を、172mg(4.55mmol)のホウ水素化ナトリウムで処 理した。室温で1時間撹拌した後に、反応を飽和NH4Clで停止させ、酢酸エ チルで2度抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4 )、蒸発させて、1.59gの残留油状物を得た。シリカゲルフラッシュカラム (酢酸エチル:ヘキサンが30 :70、次いで50:50)で精製すると、1.21g(72%)の表題化合物 が粘性油状物として得られた。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=438。工程B4−ブロモ−2−(S)−(4−フルオロフェニル)−1−(N−( 3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタン 1.19g(2.72mmol)の3−(S)−(4−フルオロフェニル)− 4−(N−(3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタ ノールの20mLのアセトニトリル溶液に、1.49g(3.53mmol)の 二臭化トリフェニルホスフィンを添加した。1.5時間後、反応物を酢酸エチル と水との間に分配させた。有機層をブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、 濃縮すると、2.33gの未精製白色固体が得られた。シリカゲルフラッシュカ ラム(酢酸エチル:ヘキサンが30:70)で精製すると、所望の臭化物944 mg(69%)が粘性油状物として得られた。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=500,502(79,81Br同位体)。 実施例21 1’−(3−(S)−(4−フルオロフェニル)−4−(N−(3,5−ビスト リフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例20の工程Bで製造した臭化物40mg(0.08mmol)及び0. 21ul(0.12mmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミンを含む0 .5mLのアセトニトリルに、37mg(0.16mmol)の1−アセチル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)を添加した。残留混合物をきつく 蓋をしたバイアル中にて、50℃で4日間加熱した。溶媒を蒸発させ、1000 μシリカゲルprepプレート(酢酸エチル:メタノール:トリエチルアミンが 93:5:2)で残留物を精製すると、46.6mg(90%)の表題化合物が 白色泡状体として得られた。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=650。 実施例20に記載のように対応するフェニル酢酸から製造した必要な臭化物と 、必要な1−置換−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)を出発材料と して、実施例21の方法で実施例22〜26の化合物を製造した。 実施例22 1’−(3−(S)−(3−クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ビストリ フルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=666,668(35,37Cl−同位体) 。 実施例23 1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ビストリ フルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=666,668(35,37Cl−同位体) 。 実施例24 1’−(3−(S)−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(N−(3,5− ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=668。 実施例25 1’−(3−(S)−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−4−(N−(3 ,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1− メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=712。 実施例26 1’−(3−(RS)−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(N−(3,5− ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=736,738(35,37Cl−同位体) 。 実施例27 1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ビストリ フルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 4−ブロモ−2−(S)−(4−クロロフェニル)−1−(N−(3,5−ビ ストリフルオロメチルベンゾイル) メチルアミノ)ブタン及びスピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4 ’−ピペリジン)塩酸塩から実施例21の方法で表題化合物を製造した。但し、 3当量のジイソプロピルエチルアミンを使用した。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=641,643(35,37Cl−同位体) 。 実施例28 1’−(3−(RS)−(4−ピリジル)−4−(N−(3,5−ビストリフル オロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン) (J.Hale等,Bioorganic & Medicinal Che mistry Letters 1993,3,319−322に記載する方法 で4−ピリジル酢酸から製造した)3−(S)−(4−ピリジル)−4−(N− (3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタナールを出 発材料として、実施例2に記載の還元的アミノ化により表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=633。 実施例29 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(3,5−ジ メチルベンゾイル)(エチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程A4−ブロモ−2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(N −3,5−ジメチルベンゾイル)メチルアミノ)ブタン (J.Hale等が(Bioorganic & Medicinal Ch emistry Letters 1993,3,319−322に)記載する 方法で、中間体アミド生成のためにメチルアミンよりもむしろエチルアミンを用 いて、3,4−ジクロロフェニル酢酸から製造した)3−(S)−(3,4−ジ クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)エチルアミノ) ブタナールを出発材料とし、実施例20の工程A及びBの方法で表題化合物を製 造した。 質量スペクトル(CI/NH3)M=454,456(79,81Br同位体)。工程B1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−( 3,5−ジメチルベンゾイル)(エチルアミノ))ブチル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) −ピペリジン) 工程Aで製造した臭化物及び1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’− ピペリジン)から、実施例21に記載の方法により、表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI/NH3)M+H=641,643(35,37Cl同位体)。 実施例30 5−フルオロ−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン )塩酸塩 工程14−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−メトキシカルボニル−1 −メチルピペリジン DMSO(15mL)及びTHF(50mL)中の2,5−ジフルオロフェニ ル酢酸メチル(4.8g,26mmol)及びメクロレタミン塩酸塩(5.0g ,26mmol)(0℃)を、NaH(2.5g,104mmol)で注意しな がら処理した。反応物を1時間かけて徐々に還流温度に加熱し、更に1時間還流 した。反応物を0℃に冷却し、6N HCl(25mL)をゆっくり添加した。 反応 物を1N HCl(200mL)で希釈し、ヘキサン(200mL)で洗浄した 。水性層を0℃に冷却し、固体K2CO3でpH12に調整した。生成物を酢酸エ チル(200mL)で抽出し、ブライン(100mL)で洗浄し、脱水し(Mg SO4)、濃縮すると、4.1g(59%)の表題化合物が油状物として得られ た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.34(dq,1H),6.88 (m,1H),6.78(ddd,1H),6.69(少量NMeインバートマ ー(invertomer),dm),6.59(少量NMeインバートマー,dd),3 .69(s,3H),3.80(少量インバートマー,s),2.71(d,2 H),2.48(d,2H),2.38(t,2H),2.25(s,3H), 2.10(t,2H)ppm。工程24−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシメチル−1− メチルピペリジン EtOH(5.1mL,86mmol)をグライム(82mL,41mmol )中0.5M LiAlH4に0℃で添加した。グライム(4mL)中4−(2 ,5−ジフルオロフェニル)−4−メトキシカルボニル−1−メチルピ ペリジン(3.45g,12.8mmol)を添加した。飽和酒石酸カリウムナ トリウム水溶液(50mL)をセライト(10g)と共に添加し、この混合物を 室温で1時間機械撹拌した。スラリーを濾過し、有機層を1N HClで抽出し た。HClをEtOAcで洗浄し、次いで3N NaOHで塩基性にした。生成 物をCH2Cl2で抽出し、20%ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、濃 縮して未精製固体を得た。これを再結晶化すると(EtOAc)、1.46g( 52%)の表題化合物が無色結晶として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.28(dt,1H,J=7,9 Hz),6.88(ddd,1H,J=3,9,9Hz),6.81(ddd, J=3,9,13Hz),3.76(s,2H),2.59(m,2H),2. 32−2.20(m,4H),2.23(s,3H),1.96(t,2H,J =5Hz)ppm。工程35−フルオロ−1’−メチル−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラ ン)−3,4’−ピペリジン NaH(158mg,6.56mmol)を、DMF (20mL)中の4−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシメチル −1−メチルピペリジン(1.45g,6.56mmol)に添加した。スラリ ーを90℃に6時間加熱した。反応物をヘキサン(200mL)で希釈し、水( 200mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、濃縮す ると、1.21g(92%)の表題化合物が白色結晶質固体として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ6.98(dd,1H),6.54 (dt,1H),6.48(dd,1H),4.37(s,2H),2.84( m,2H),2.31(s,3H),1.97(4H,ペンチュプレット),1 .71(m,2H)ppm。工程45−フルオロ−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン)−3,4’ −ピペリジン)塩酸塩 室温の,1,2−ジクロロエタン(12mL)中5−フルオロ−1’−メチル −スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン)−3,4’−ピペリジン(1.21 g,5.48mmol)を、2−クロロエチルクロロホルメート(1mL,9m mol)で処理した。白色沈殿物が生成し、反応物を2時間還流させた。MeO H(12mL)を添加して、 還流を2時間継続した。反応物を濃縮して、未精製固体とし、これをEtOAc (5mL)で摩砕し、濾過すると、1.27g(95%)の表題化合物が白色結 晶質固体として得られた。1 H NMR(400MHz,d6−DMSO)δ9.12(s,1H),9.0 4(s,1H),7.11(dd,1H),7.74−7.66(m,2H), 4.53(s,2H),3.26(d,2H),2.95(t,2H),2.0 8(t,2H),1.79(d,2H)ppm。 実施例8の方法Bに記載の手順に従って、5−フルオロ−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン)塩酸塩を3−((S)−(3,4 −ジクロロフェニル))−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミ ノ))ブタナールと反応させると、1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロ フェニル))−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチ ル)−5−フルオロ−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペ リジン)が得られた。実施例3の工程A、Bに記載の手順に従ってBOC基を除 去して、ベンズアミドを生成すると、実施例31〜36に記載の化合物が得ら れた: 実施例31 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ( 2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=611.2(35CI+35Cl同位体+H+) ,613.2(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例32 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ (2,3−ジヒドロベンゾウラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=609.3(35CI+35Cl同位体+H+) ,611.3(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例33 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロベンゾイル)(メチルアミノ)) ブチル)−5−フルオロ−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’− ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=575.2(35CI+35Cl同位体+H+) ,577.2(37CI+35Cl同位体+H+),579.2(37CI+37Cl同 位体+H+)。 実施例34 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ( 2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=569.3(35CI+35Cl同位体+H+) ,571.3(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例35 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−メ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=555.3(35CI+35Cl同位体+H+) ,557.3(37CI+35Cl同位 体+H+)。 実施例36 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(ベンゾ イル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(2,3−ジヒドロ ベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=541.3(35CI+35Cl同位体+H+) ,543.3(37CI+35Cl同位体+H+)。 2−フルオロフェニル酢酸メチルを出発材料として、実施例30に記載の手順 と同様にして、スピロ(2,3−ジヒドロベンゾララン−3,4’−ピペリジン )塩酸塩を製造した。実施例8の工程Bに記載の手順に従って、スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン)塩酸塩を3−(S)−(3, 4−ジクロロフェニル)−4−(t−ブトキシカルボニルメチルアミノ)ブタナ ールと反応させると、1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)) −4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル−スピロ( 2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン)が得られた。実施例 3の工程A、Bに記載の手順に従ってBOC基を除去して、ベンズアミドを生成 すると、実施例37〜43に記載の化合物が得られた: 実施例37 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(ベンゾ イル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン− 3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=523.1(35CI+35Cl同位体+H+) 。 実施例38 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−メ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベン ゾフラン−3,4,−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=537.2(35CI+35Cl同位体+H+) ,539.2(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例39 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)) −4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)メチルアミノ))ブチル)−スピ ロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=551.2(35CI+35Cl同位体+H+) ,553.2(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例40 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベン ゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=557.0(35CI+35Cl同位体+H+) 。 実施例41 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒド ロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=591.0(35CI+35Cl同位体+H), 593.1(37CI+35Cl同位 体+H+)。 実施例42 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=591.3(35CI+35Cl同位体+H+) ,593.2(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例44 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(t−ブ トキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベ ンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 工程11−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−4−メチレンピペリ ジン n−ブチルリチウム(9.57mL,ヘキサン中2.45M,23.7mmo l)を、−78℃のジイソプロピルアミン(3.32mL,23.7mmol) のTHF(15mL)溶液に添加した。−78℃で30分後、THF (4mL)中メチルフェニルスルホキシド(3.32g,23.7mmol)を 添加した。この溶液を0℃に暖め、−78℃に再冷却した。THF(20mL) 中1−t−ブトキシカルボニル−4−ピペリジノン(4.69g,23.7mm ol)を添加した。反応物を室温に暖め、固体NH4Clを添加して反応停止さ せ、真空濃縮し、H2O(100mL)とEtOAc(100mL)との間に分 配させた。有機層をH2O(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水 し(MgSO4)、真空濃縮した。得られた油状物を、カリウムt−ブトキシド (3.4g,30mmol)を含むt−ブタノール(50mL)中、80℃で2 時間加熱した。固体NH4Clを添加し、反応物を真空濃縮し、H2O(100m L)とEtOAc(100mL)との間に分配させた。EtOAcをブライン( 50mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空濃縮し、カラムクロマトグラ フィー(シリカゲル60、0−50% EtOAc/ヘキサン)で精製すると、 4.47g(79%)の表題化合物が結晶質固体として得られた。1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ5.21(d,1H),4.9 6(s,1H),4.77(s, 1H),3.82(t,2H),3.67(dt,1H),2.83(dt,1 H),2.77−2.50(brd d,1H),2.26(dt,1H),2 .01(ddd,1H),1.38(s,9H)ppm。工程21−t−ブトキシカルボニル−3,4−ジデヒドロ−4−(クロロメ チル)ピペリジン トルエン(120mL)及び2,6−ルチジン(3.1mL,26mmol) 中の1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−4−メチレンピペリジン( 5.329g,25.1mmol)(0℃)に、SOCl2(2.0mL,26 mmol)を添加した。この反応物を40℃で30分間加熱し、0℃に冷却し、 0℃の1N HCl(100mL)、0.1N HCl(100mL)、H2O (100mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空 濃縮すると、5.18g(89%)のアリル位塩化物が黄色油状物として得られ た。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ5.78(s,1H),4.04( s,2H),3.95(s,2H),3.55(t,2H,J=6Hz),2. 24(s,2H),1.45(s,9H)ppm。工程31−t−ブトキシカルボニル−4−((2−ブロモフェニル)チオ) メチル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン アリル位塩化物(330mg,1.43mmol)を、アセトン(10mL) に溶解し、2−ブロモチオフェノール(172mL,1.43mmol)及びK2 CO3(390mg,2.86mmol)を添加した。反応混合物を60℃に1 時間加熱し、次いでシリカゲル(エーテル)で濾過した。有機層を真空濃縮し、 カラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、ヘキサン/酢酸エチル 10/1 )で精製すると、表題化合物が84%の収率(460mg)で得られた。工程41’−t−ブトキシカルボニル−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチ オフェン−3,4’−ピペリジン) 前記工程3の中間付加生成物(450mg,1.17mmol)をベンゼン( 60mL)に溶解し、AIBN(10mg)及び水素化トリブチルスズ(644 mL,2.39mmol)を添加した。この混合物を2時間還流し、濃縮した。 残留物をEt2Oに溶解し、反応溶液が褐色がかっ た色になるまでBr2を添加した。この褐色がかった室温の溶液にDBU(65 0mL)を滴下した。得られた不透明溶液をシリカゲルで濾過し、Et2Oで洗 浄した。Et2O溶液を濃縮し、残留物をラジアルクロマトグラフィー(シリカ ゲル60、10/1 ヘキサン/EtOAc)で精製すると、表題化合物(15 7mg)が43%の収率で得られた。1H NMR(400MHz,CDCl3) δ7.18(d,7Hz,1H),7.12(t,7Hz,1H),7.66( m,2H),4.11(m,2H),3.30(s,3H),2.89(m,2 H),1.79(m,4H),1.47(s,9H)ppm。 実施例3の工程Aに記載の手順に従ってBOC基を除去し、次いで実施例8の 方法Bに記載の手順に従って3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))− 4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブタナールと反応さ せて、1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−( t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)を得た。実施例3の工程A、B に記載の手順に従ってBOC基を除去し て、ベンズアミドを生成すると、実施例45、46に記載する化合物が得られた : 実施例45 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒド ロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=567.2(35CI+35Cl同位体+H+) ,569.2(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例46 1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベン ゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=533(35CI+35Cl同位体+H+),5 35(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例47 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(t−ブ トキシカルボニル)(メチルアミノ) )ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジ ン)−1−オキシド −78℃のCH2Cl2(500μl)中1’−(3−((S)−(3,4−ジ クロロフェニル))−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ) )ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジ ン)(222mg,415μmol)を、m−クロロ過安息香酸(86mg,4 98μmol)のCH2Cl2(1mL)溶液で処理した。反応物を0℃の飽和N aHSO3水溶液に注入した。有機層を飽和NaHSO3水溶液(1mL)、ブラ イン(1mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空濃縮し、カラムクロマト グラフィー(シリカゲル60、0−100% アセトン/CH2Cl2)で精製す ると、54.3mg(24%)の表題化合物が白色泡状体として得られた。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ7.84(d,1H,J=7.5H z),7.60(t,1H,J=7.5Hz),7.48(t,1H,J=7. 5Hz),7.44(m,1H),7.39(dd,1H,J=2.0,8.5 Hz),7.32(m,1H),7.10−7. 04(回転異性体マルチプレット,1H),3.6−3.2(m,2H),3. 34,3.32(一方のジアステレオマーの2つのダブレット,1H),3.1 6,3.14(他方のジアステレオマーの2つのダブレット,1H),3.1− 2.8(m,3H),2.75−2.65(回転異性体シングレット,3H), 2.3−1.7(m,10H),1.42(s,9H)ppm。 実施例48 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3− ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド 前記実施例47に記載の方法で1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフ ェニル))−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル )−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)を酸 化し、次いで実施例3の工程A、Bに記載の手順に従ってBOC基を除去してN −ベンゾイル化することにより表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI):m/z=623.1(35CI+35 Cl同位体+H+)。 実施例49 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(t−ブ トキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベ ンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド 0℃のMeOH(0.8mL)中1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロ フェニル))−4−(N−(t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチ ル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)( 102mg,191μmol)に、オキソン(Oxone)(176mg,287μ )水(0.4mL)溶液を添加した。室温で30分後、反応物をシリカゲルプラ グで濾過し、濃縮すると39.5mg(36%)の表題化合物が白色泡状体とし て得られた。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ7.72(d,1H,J=7.5H z),7.66(t,1H,J=7.5Hz),7.51(t,1H,J=7. 3Hz),7.39(t,1H,J=8.3Hz),3.65−3.25(m, 2H),3.38(s,2H),3.15−2. 85(m,3H),2.76,2.66(回転異性体シングレット,3H),2 .25(m,2H),2.15−1.95(m,3H),1.95−1.65( m,5H),1.40(s,9H)ppm。 実施例50 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒド ロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド (実施例3の工程A,Bに記載の手順に従って)実施例49の生成物からBO C基を除去して、N−ベンゾイル化して表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI):m/z=639.1(35CI+35Cl同位体+H+) 。 実施例51 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒド ロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド 0℃のMeOH(0.1mL)中1’−(3−((S) −(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル )(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン− 3,4’−ピペリジン)(10mg,20μmol)に、0.4Mオキソン(7 5μL,30μmol)水溶液を添加した。反応物を室温に暖め、一晩撹拌した 。反応物を真空濃縮し、1N NaOH(1mL)とCH2Cl2との間に分配さ せた。有機層を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、0−10 0%アセトン/CH2Cl2)で精製すると、9.0mg(90%)の表題化合物 が透明フィルムとして得られた。 質量スペクトル(CI):m/z=599.1(35CI+35Cl同位体+H+) ,601.1(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例52 1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベン ゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド 前記実施例51に記載の手順に従ってこの化合物を製造 した。 質量スペクトル(CI):m/z=567(35CI+35Cl同位体+H+),5 65(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例53 1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベン ゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド 0℃のMeOH(1.0mL)中1’−(3−((S)−(4−クロロフェニ ル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル )−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)(2 5mg,47μmol)に、オキソン(38mg,61μmol)のH2O(1 .0mL)溶液を添加した。反応物を2分間撹拌し、10%重亜硫酸ナトリウム 水溶液で反応停止させた。反応混合物をH2O(10mL)で希釈し、飽和Na HCO3水溶液(15mL)で中和し、CH2Cl2(3×25mL)で抽出し、 ブライン(10mL)で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、真空濃縮し、カラムク ロマトグラフィー(シリカゲル60、5−8% Me OH/CH2Cl2)で精製すると、25mg(99%)の無色固体が得られた; 質量スペクトル(CI):m/z=549(35CI+35Cl同位体+H+),5 51(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例54 1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ビストリ フルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン),1−オキシド 実施例53に記載のオキソン酸化法により表題化合物を製造した。 質量スペクトル(CI/NH3):M+H=657,659(35,37Cl同位体) 。 実施例55 1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5−ビストリ フルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン),1,1−ジオキシド 実施例51に記載のオキソン酸化法により表題化合物を 製造した。 質量スペクトル(CI/NH3):M+H=673,675(35,37Cl同位体) 。 フィッシャーのインドール合成で置換フェニルヒドラジン及び1−ベンジルオ キシカルボニルピペリジン−4−カルボキシアルデヒドを用いて、置換インドリ ンスピロピペリジン誘導体を製造した。位置異性体(regioisomers)が生成する と、クロマトグラフィー(シリカゲル60、THF/ヘキサン)により、1’− ベンジルオキシカルボニル−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン)誘導体として分離した。代表的な置換スピロ(インドリン− 3,4’−ピペリジニウム)塩酸塩の製造を以下に示す: 実施例56 1’−ベンジルオキシカルボニル−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン) 4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩(6.504g,40mmol)、ピ リジン(6.56ml,80mmol)、トルエン(360mL)、アセトニト リル(40mL)及びN−ベンジルカルボキシ−4−ピペリジンカルボキシ アルデヒド(9.88g,40mmol)のスラリーを0℃で1時間維持した。 トリフルオロ酢酸(18.5mL,240mmol)を添加し、反応物を60℃ で20時間加熱した。反応物を0℃に冷却し、メタノール(40mL)を添加し 、次いでNaBH4(1.51g,40mmol)を添加した。冷却浴を除去し 、30%NH4OH水溶液(100mL)を添加した。有機層を分離し、5%N H4OH水溶液(100mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水し(Mg SO4)、濃縮して粗油状物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(SG6 0シリカ、0−5%アセトン/CH2Cl2)で精製すると、6.48g(48% )の表題化合物が透明油状物として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.23−7.36(m,5H), 6.76−6.71(m,2H),6.58(dd,1H,J=4.4,8.0 Hz),5.14(s,2H),4.12(br s,2H),3.49(s, 2H),2.95(br s,2H),1.73(br s,4H)ppm。 実施例57 工程11’−ベンジルオキシカルボニル−5−フルオロ−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) CH2Cl2(19mL)及びピリジン(38mmol,3.1mL)中の1’ −ベンジルオキシカルボニル−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’− ピペリジン)(6.48g,19.0mmol)溶液(0℃)に、メタンスルホ ニルクロライド(19mmol,1.52mL)を添加した。反応物を室温に暖 め、酢酸エチル(200mL)で希釈し、1N HCl水溶液(100mL)、 飽和NaHCO3水溶液(100mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水 し(MgSO4)、濃縮すると、7.81g(98%)の表題化合物が赤色泡状 体として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.35(m,5H),7.32( dd,1H,J=4.2,9.0Hz),6.90(dt,1H,J=2.7, 8.8Hz),6.81(1H,dd,J=2.6,8.2Hz),5.14( s,2H),4.22(br s,2H),3.84(s,2H),2.92( br s,2H),2.88(s,3H),1.79(br s,2H),1. 69(d,2H,13Hz)ppm。工程25−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン)塩酸塩 室温のCHCl3(18mL)中1’−ベンジルオキシカルボニル−5−フル オロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)( 7.81g,18.7mmol)に、ヨウ化トリメチルシリル(20.5mmo l,2.93mL)を添加した。5分後、溶液を0℃に冷却し、HClのメタノ ール/酢酸メチル5M溶液を強く撹拌しながら添加した。塩化アセチル(190 mmol,14mL)をメタノール(20mL)に0℃で添加してHCl溶液を 調製した。40mLのEtOAcを添加し、スラリーを0℃で4時間強く撹拌し た。乾燥窒素下で固体を濾過し、0℃の酢酸エチル(10mL)で洗浄し、次い でヘキサン(10mL)で洗浄し、真空乾燥すると、4.77g(80%)の表 題化合物が淡ピンク色固体として得られた。1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.85(br s,1H), 8.77(br s,1H),7.26(dd,1H,J=4.4,8.8Hz ),7.11(dt,1H,J=2.8,8.8Hz),7.02(d d,1H,J=2.8,8.4Hz),3.97(s,3H),3.30(m, 2H),3.06(m,2H),3.06(s,3H),2.04(m,2H) ,1.83(d,2H,14Hz)ppm。 実施例8の方法Bに記載の手順に従って、置換した1−メタンスルホニル−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジニウム)塩酸塩を3−(S)−(3、4 −ジクロロフェニル)−4−(t−ブトキシカルボニルメチルアミノ)ブタナー ルで還元的アミノ化することができた。実施例3の工程Aに記載の手順でBOC 基を除去すると、後述する中間体の第二アミン化合物が得られ、次いでこれを実 施例3の工程Bに記載する条件下でベンゾイル化すると、前記ベンズアミド誘導 体を得ることができる。 実施例58 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メチルアミノ )ブチル)−1−メタンスルホニル−5−メトキシ−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.37(d,1H,J=8.2H z),7.29(d,1H), 7.25(d,1H),7.04(dd,1H,J=2.1,8.3Hz),6 .72(m,2H),3.76(s,3H),3.73(s,2H),2.87 (m,2H),2.82(s,3H),2.78(d,2H,J=7.1Hz) ,2.41(s,3H),2.32−2.18(m,2H),2.05−1.8 5(m,5H),1.7(m,3H)ppm。 実施例59 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メチルアミノ )ブチル)−1−メタンスルホニル−5−メチル−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.37(d,1H,J=6.2H z),7.30(d,1H,J=2.0Hz),7.24(d,1H,J=10 Hz),7.05(dd,1H,J=2.0,8.2Hz),7.00(d,1 H,J=8.8Hz),6.95(s,1H),3.71(dd,2H,J=1 6,5.4Hz),2.9(m,3H),2.84(s,3H),2.79(d ,2H,J=7.4Hz),2.43(s,3H),2.3 0(s,3H),2.24(m,1H),2.05−1.85(m,5H),1 .75−1.60(m,3H)ppm。 実施例60 5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−( メチルアミノ)ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.39(d,1H,J=8.2H z),7.29(d,1H,J=2.1),7.24(s,1H),7.17( dd,1H,J=2.2,8.5Hz),7.11(d,1H,J=2.1Hz ),7.05(dd,1H,J=2.0,8.3Hz),3.76(dd,2H ,J=4.5,25Hz),3.18(p,1H),2.10−2.85(m, 4H),2.87(s,3H),2.61(s,3H),2.47(m,1H) ,2.34(m,1H),2.15(t,1H),2.04(m,2H),1. 95−1.70(m,5H)ppm。 実施例61 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メチルアミノ )ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.38(d,1H),7.3(m ,2H),7.05(dd,1H),7.91−7.85(m,2H),3.7 5(dd,2H),3.0−2.8(m,3H),2.81(d,2H),2. 43(s,3H),2.42(m,1H),2.34(m,1H),2.1−1 .8(m,5H),1.7(m,3H)ppm。 実施例62 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メチルアミノ )ブチル)−7−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.38(d,1H),7.29( d,1H),7.05(m,2H),6.95(m,2H),3.99(dd, 2H),3.25(s,3H),2.9(m,2H),2.81 (t,1H),2.45(s,3H),2.38(m,1H),2.28(m, 1H),2.1−1.8(m,5H),1.75(m,3H)ppm。 実施例63 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル− 5−メチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=642.0(35Cl+35Cl同位体+H+ )。 実施例64 5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−( N−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=648.1(35Cl+35Cl同位体+H+ )。 実施例65 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルア ミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−5−メトキシ−スピロ(インドリン −3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=658(35Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例66 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−メ チルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=632.2(35Cl+35Cl同位体+H+) ,634.2(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例67 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=688.0(37Cl+35Cl同位体+35C I+35Cl同位体+H+)。 実施例68 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=646.1(35Cl+35Cl同位体+H+) ,648.1(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例69 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=652.2(35Cl+35Cl同位体+35Cl +35Cl同位体+H+),656.2(37CI+35Cl同位体+37CI+35Cl 同位体+H+),657.2(37CI+37Cl同位体+37CI+35Cl同位体+ H+),658.2(37CI+37Cl同位体+37CI+37Cl同位体+H+)。 実施例70 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)) −4−(N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミ ノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン− 3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=754.1(35Cl+35Cl同位体+H+) ,756.1(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例71 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−7−フルオロ−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=646.1(35Cl+35Cl同位体+H+) ,648.1(37CI+35Cl同位体+H+)。 実施例72 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 0℃のトルエン(5mL)中1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェ ニル))−4−(N−t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)− 5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン)(1.32g,2.15mmol)に、3.4Mレッド−Al/トルエン (5.1mL,17.2mmol)を添加した。室温で4時間後、反応物を0℃ に冷却し、1N NaOH水溶液(2mL)を注意しながら添加して反応停止さ せた。冷飽和酒石酸カリウムナトリウム水溶液(30mL)を添加し、二相混合 物を0℃で1時間機械撹拌した。生成物をトルエン(3×10mL)で抽出し、 50%飽和酒石酸カリウムナトリウム水溶液(10mL)、H2O(10mL) 、ブライン(10mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、約5mLの容量に濃 縮し、0℃に冷却した。ピリジン(705μL,8.6mmol)及び無水酢酸 (410μL,4.3mmol)を添加した。室温で16時間後、反応物を濃縮 し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、0−50%アセトン/CH2 Cl2)で精製すると、830mg(72%)の表題化合物が白色泡状体として 得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.14(dd,1H),7.37 (d,1H),7.28(m,1H),7.1−7.0(m,1H),6.87 (m,2H),3.95,3.81(回転異性体シングレット,2H)3.53 (m,1H),3.36(m,2H),3.22(m,1H),3.01(m, 1H),2.90(m,1H),2.82(m,1H),2.74,2.63( 回転異性体シングレット,3H),2.39,2.20(回転異性体シングレッ ト,3H),1.89(m,4H),1.65(m,4H)ppm。 メタンスルホニル基をレッド−Alで選択的に除去し、次いでメチルアミノ基 をBOCで保護する段階において無水酢酸/ピリジンで処理して、対応する1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)化合物を得た。代表的 な手順は前記実施例72に記載されている。実施例3の工程Aに記載の手順を用 いてBOC基を除去して中間体のメチルアミノ化合物を得、これを実施例3の工 程Bに従ってベンゾイル化して実施例73〜90の化合物を得ることができた: 実施例73 1−アセチル−5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニ ル))−4−(メチルアミノ)ブチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペ リジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.83(d,1H,J=6.6H z),7.12(d,1H,J=5.2Hz),7.09(d,1H,J=2. 0Hz),6.87(dd,2H,J=2.0,10.0Hz),6.84(s ,1H),2.81(p,1H),2.75−2.55(m,4H),2.27 (s,3H),2.12(m,1H),2.04(m,1H),1.95(s, 3H),1.9−1.7(m,3H),1.6(t,2H),1.5−1.4( m,3H)ppm。 実施例74 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (メチルアミノ)ブチル)−5−メチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペ リジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ8.05(d,1H),7.38( d,1H),7.30(d,1H),7.05(dd,1H),7.00(d, 1H),6.92(s,1H),3.79(s,2H),3.01 (p,2H)2.9(m,3H),2.52(s,3H),2.5−2.1(m ,2H),2.29(s,3H),2.20(s,3H),2.1−1.7(m ,6H),1.65(m,2H)ppm。 実施例75 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (メチルアミノ)ブチル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン) 1 H NMR(CDCl3,400MHz)δ8.14(dd,1H),7.38 (d,1H),7.24(s,1H),7.05(dd,1H),6.88(d t,1H),6.82(dd,1H),3.96,3.83(回転異性体シング レット,2H),3.13(p,1H),3.04(dd,2H),2.92( dd,2H),2.69,2.66(回転異性体シングレット,3H),2.5 0(p,1H),2.33(p,1H),2.38,2.20(回転異性体シン グレット,3H),2.13(t,1H),2.05(m,1H),1.7(m ,4H),1.73(dd,2H)ppm。 実施例76 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (メチルアミノ)ブチル)−6−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン) 1 H NMR(DMSO−d6,500MHz)δ7.76(dd,1H),7. 58−7.53(m,2H),7.26(dd,1H),7.21(dd,1H ),6.80(dt,1H),3.93(s,2H),2.98−2.86(m ,3H),2.82(d,1H),2.65(d,1H),2.38(s,3H ),2.19(m,1H),2.16(s,3H),2.09(m,1H),2 .05(t,1H),1.90(t,2H),1.78−1.6(m,3H), 1.6−1.5(m,2H)ppm。 実施例77 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (メチルアミノ)ブチル)−4−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン) 1 H NMR(DMSO−d6,500MHz)δ7.88(d,1H),7.6 3−7.58(m,2H),7.29(dd,1H),7.19(q,1H), 6.79(t,1H),3.86(s,2H),3.23−3.1 3(m,3H),2.97(m,1H),2.72(m,1H),2.52(s ,3H),2.26(m,1H),2.16(s,3H),2.09(t,4H ),1.97(p,2H),1.76−1.62(m,3H)ppm。 実施例78 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−4−フルオロ−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=588.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例79 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−6−フル オロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=610.2(35Cl+35Cl同位体+H+) ,612.2(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例80 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−6−フルオロ−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=582.3(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例81 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−4−フル オロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=610.3(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例82 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=582.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例83 1−アセチル−1’−5−クロロ−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニ ル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル )−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=626.0(35Cl+35Cl同位体+H+ ),628.1(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例84 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=616.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例85 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フル オロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=650.1(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例86 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− スピロ(インドリン−3 4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=596.2(35Cl+35Cl同位体+H+) ,598.3(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例87 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フル オロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=610.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例88 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3−イソプロポキシベンゾ イル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=640.3(35Cl+35Cl同位体+H+) ,642.3(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例89 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5 −フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=718.2(35Cl+35Cl同位体+H+) ,720.2(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例90 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−メチ ル−スピロ(インドリン4−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(FAB):m/z=606.1(35Cl+35Cl同位体+H+ ),608.2(37Cl+35Cl同 位体+H+)。 ベンゾイルクロライドの代わりに市販の1−ナフトイルクロライドを用いて、 ベンゾイル誘導体と同様にN−ナフトイルメチルアミノ誘導体(実施例91〜1 01)を製造した。 実施例91 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=650.3(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例92 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=632.2(35Cl+35Cl同位体+H+) ,634,2(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例93 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(1−ナ フトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=668.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例94 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=668.2(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例95 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=607.2(35Cl+35 Cl同位体+H+)。 実施例96 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)スルホン 質量スペクトル(CI):m/z=639.1(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例97 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=623.1(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例98 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ (2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=609.3(35Cl+35Cl同位体+H+) ,611.3(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例99 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=591.3(35Cl+35Cl同位体+H+) ,593.3(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例100 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−6−フ ルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=650.3(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例101 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロ ロフェニル))−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ ))ブチル)−4−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI):m/z=650.3(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 幾つかの実施例に記載した1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン)誘導体のベンズアミドを還元して、ベンジルアミン誘導体を 合成することができた。HBr/酢酸/フェノールで加熱してメタンスルホニル 基を除去し、次いで無水酢酸/ピリジンで処理してアセチル基で置換することが できた。代表的な手順及び化合物を以下の実施例102及び103に示す: 実施例102 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4− フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1− メタンスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)(96mg)をトルエン(1 60uL)中の1M Dibal−Hに溶解した。1/2時間後、飽和酒石酸カ リウムナトリウム水溶液(5mL)及びEtOAc(5mL)を添加し、2時間 強く撹拌した。有機層をH2O(5mL)、ブライン(5mL)で洗浄し、脱水 し(MgSO4)、濃縮して粗油状物を得た。これをカラムクロマトグラフィー (シリカゲル60、0−10%アセトン/CH2Cl2)で精製すると、55mg (59%)の表題化合物が白色泡状体として得られた;1H NMR(400M Hz,CDCl3),δ8.09(d,1H,J=8.5Hz),7.91(d ,1H,J=8.5Hz),7.53(t,1H,J=7.5Hz),7.38 (t,1H,J=7.5Hz),7.33(dd,1H,J=4.3,8.8H z),7.22(dd,1H,J=5.8,7.8Hz),7.18(d,1H ,J=8.5Hz),7.09(d,J=2.0Hz),7.04(dd,1H ,J=7.5,10.0Hz),6.92(dt,1H,J=2.5,8.5H z),6.88(d,1H),6.77(dd,1H,J=1.8,8.3Hz ),3.85(dd,1H,J=8.0Hz), 3.76(s,2H),3.75(dd,1H,J=8.0Hz),2.88( s,3H),2.80−2.66(m,3H),2.62(dd,1H,J=8 .8,12.3Hz),2.51(dd,1H,J=6.5,12.5Hz), 2.28(s,3H),2.18−2.06(m,2H),1.88−1.80 (m,4H),1.65(d,2H,J=10.5Hz)ppm; 質量スペクトル(CI):m/z=672.4(35Cl+35Cl同位体+H+) 。 実施例103 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 30%HBr/HOAc(270μL)中の1’−(3−((S)−(3,4 −ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフチルメチル)( メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(イ ンドリン−3,4’−ピペリジン)(45.6mg)及びフェノール(19mg )を密封容器内にて、70℃に6時間加熱した。反応物を濃縮し、CH2Cl2( 1mL)と1N NaOH(2mL)との間に分配させた。有機層を0−100 %アセトン/CH2Cl2を用いる3×3cmシリカゲルプラグで溶離すると、3 0mg(74%)の表題化合物が黄色油状物として得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.09(d,1H,J=8.0H z),7.93(d,1H,J=8.5Hz),7.52(t,1H,J=7. 5Hz),7.43(t,1H,J=7.3Hz),7.22(dd, 1H,J=5.5,7.5Hz),7.17(d,1H,J=8.5Hz),7 .06(dd,1H,J=8.8,10.3Hz),7.02(d,1H,J= 1.5Hz),6.87(d,1H,J=3.5Hz),6.78(dd,1H ,J=2.3,8.3Hz),6.75(dd,1H,J=2.3,7.8Hz ),6.56(dd,1H,J=4.0,8.5Hz)ppm; 質量スペクトル(CI):m/z=594.3(35Cl+35Cl同位体+H+) ,596.3(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例104 1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− (N−(4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5 −フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) CH2Cl2(100μL)中の1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフ ェニル))−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)( 10mg)を、1滴の無水酢酸及び1滴のピリジ ンで処理した。30分後、反応物を、0−100%アセトン/CH2Cl2+1% NH4OHを用いる1×2cmシリカゲルカラムで溶離すると、10mg(93 %)の表題化合物が透明フィルムとして得られた。1 H NMR(CDCl3)δ8.17(dd,1H,J=4.3,8.8Hz) ,8.09(d,1H,J=8.5Hz),7.91(d,1H,J=8.0H z),7.52(t,1H,J=7.3Hz),7.38(t,1H,J=7. 3Hz),7.22(dd,1H,6.8,7.0Hz),7.18(d,1H ,J=8.8Hz),7.07(d,1H,J=2.0Hz),7.04(dd ,1H,J=8.0,10.5Hz),6.91(dt,1H,J=2.0,9 .0Hz),6.86(dd,1H,J=2.0,7.5Hz),6.76(d d,1H,J=2.0,8.5Hz),3.96,3.81(回転異性体シング レット,3H),3.85(d,1H,J=13Hz),3.75(d,1H, J=13Hz),2.84(m,2H),2.74(m,1H),2.61(d d,1H,J=8.5,13Hz),2.51(dd,1H,J=7.0,13 Hz),2.43,2.35(回転異性体シング レット,3H),2.24(s,3H),2.3−2.2(m,3H),2.0 −1.85(m,4H),1.65(m,2H),1.50(m,1H)ppm ; 質量スペクトル(CI):m/z=636.4(35Cl+35Cl同位体+H+) ,638.4(37Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例105 1’−(5−フルオロインドリル−3−(2−エタノイル))−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 室温のDMF(15mL)中1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3 ,4’−ピペリジン)塩酸塩(373mg,1.23mmol)及び5−フルオ ロインドール−3−酢酸(500mg,2.59mmol)溶液に、N−メチル モルホリン(261mg,2.59mmol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール (381mg,2.82mmol)及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)− 3−エチルカルボジイミド(473mg,2.47mmol)を添加した。反応 物を48時間撹拌し、H2O(250mL)で希釈し、EtOAc(3×100 mL)で抽出し、 H2O(2×150mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、脱水し(Na2S O4)、真空濃縮し、カラムクロマトグラフィー(SG60シリカ、5%MeO H/CH2Cl2)で精製すると、486mg(89%)の表題化合物が無色油状 物として得られた。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ8.39(br s,1H),7. 37(d,1H,J=8.2Hz),7.34(dd,1H,J=9.6,2. 3Hz),7.29(dd,1H,J=8.9,4.4Hz),7.23(dt ,1H,J=7.8,1.2Hz),7.14(d,1H,J=2.3Hz), 7.03(t,1H,J=7.3Hz),6.98(dt,1H,J=8.9, 2.5Hz),6.87(d,1H,J=7.5Hz),4.73(d,1H, J=13.7Hz),3.96(d,1H,J=14.0Hz),3.82−3 .92(m,2H),3.72−3.78(m,1H),3.13(t,1H, J=13.4Hz),2.91(s,3H),2.73(t,1H,J=13. 5Hz),1.83(dt,1H,J=13.5,4.4Hz),1.65−1 .75(m,2H),1.52−1.58(m,1H),1.40(d t,1H,J=13.0,4.3Hz)ppm;質量スペクトル(CI):m/ z441(M+H)。 実施例106 1’−(2−(3−(5−フルオロインドリル))エチル))−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) −70℃のCH2Cl2(8mL)中1’−(5−フルオロインドリル−3−( 2−エタノイル))−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’− ピペリジン)(100mg,.226mmol)溶液に、Dibal−H(TH F中IM,0.91mL,.906mmol)を添加した。2.5時間後、この 混合物に1M NaOH(20mL)を添加して反応停止させ、CH2Cl2で希 釈し、15分間強く撹拌した。この混合物をCH2Cl2(3×50mL)で抽出 し、ブライン(50mL)で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、真空濃縮し、カラ ムクロマトグラフィー(SG60シリカ、5%MeOH/CH2Cl2)で精製す ると、66mg(68%)の表題化合物が無色固体として得られた。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ8.20 (br s,1H),7.42(d,1H,J=8.0Hz),7.20−7. 30(m,4H),7.06−7.14(m,2H),6.93−6.97(m ,1H),3.84(s,2H),3.08(d,2H,J=11.7Hz), 2.94−3.00(m,2H),2.93(s,3H),2.71−2.77 (m,2H),2.19(t,2H,J=12.3Hz),2.07(dt,2 H,J=13.2,3.9Hz),1.75(d,2H,J=13.0Hz)p pm;質量スペクトル(CI)m/z428(M+H)。 実施例107 4−フルオロ−3,5−ジメチル安息香酸 工程11−ブロモ−4−フルオロ−3,5−ジメチルベンゼン 5℃の4−ブロモ−2,6−ジメチルアニリン(8.3g,42mmol)と H2O(50mL)との混合物に、濃H2SO4(6.25mL)を添加した。デ ンプン−ヨウ素紙で過剰が指摘されるまでNaNO2(4.1g)を数回に分け て添加した。水(30mL)を添加して、混合物を均質にした。プラスチック容 器に移した後、撹拌しなが らHBF4(50%,13.7g)を滴下した。得られた白色沈殿物を真空濾過 して採取し、H2O(30mL)、MeOH(30mL)及びEt2O(60mL )で洗浄し、真空下P25で16時間脱水した。次いで、全ての固体が分解する まで、固体を裸火のついたガラスフラスコで加熱した。残留液体をEt2O(5 0mL)及び0.5M NaOH(30mL)で希釈した。有機層を分離し、0 .5M NaOH(25mL)、H2O(25mL)、ブライン(25mL)で 洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空濃縮すると、6.06g(72%)の1− ブロモ−4−フルオロ−3,5−ジメチルベンゼンが淡黄色液体として得られた 。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ7.17(d,2H,J=6.2H z),2.21(s,6H)ppm。工程24−フルオロ−3,5−ジメチル安息香酸 マグネシウム削りくず(120mg,4.92mmol)のTHF(2mL) 混合物にヨウ素結晶を添加し、次いで臭化物(1.0g,4.92mmol)の THF(3mL)溶液をゆっくりと添加した。この反応混合物を1時間還流 加熱し、次いで室温に冷却し、CO2(過剰)を添加し、1時間撹拌し、1M HCl(10mL)を添加して反応停止させた。混合物をEt2O(3×25m L)で抽出し、ブライン(25mL)で洗浄し、脱水し(MgSO4)、真空濃 縮すると、0.82g(99%)の表題化合物が淡黄色固体として得られた。1 H NMR(500MHz,CDCl3)δ7.81(d,2H,J=6.7H z),2.36(s,6H)ppm; 質量スペクトル(CI)m/z168(M−H)。 予め製造したアミン及び適切な安息香酸又はナフトエ酸を用いて、実施例3の 工程Bの方法で実施例108−120の化合物を製造した。 実施例108 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)656(37Cl+35Cl同位体+H+),654(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例109 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− 1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)674(37Cl+35Cl同位体+H+),672(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例110 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)620(37Cl+35Cl同位体+H+),618(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例111 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−アセチル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)618(37Cl+35Cl同位体+ H+),616(35Cl+35Cl同位体+H+)。 実施例112 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3−ク ロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− 1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)636(37Cl+35Cl同位体+H+),634(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例113 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フル オロ−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)630(37Cl+35Cl同位体+H+),628(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例114 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)648(37Cl+35Cl同位体+H+),646(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例115 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)688(37Cl+35Cl同位体+H+),686(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例116 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセ チル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)612(37Cl+35Cl同位体+H+),610(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例117 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −アセチル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)652(37Cl+35Cl同位体+H+),650(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例118 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ (インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)634(37Cl+35Cl同位体+H+),632(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例119 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(4−フ ルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)670(37Cl+35Cl同位体+H+),668(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例120 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(1−ナ フトイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 質量スペクトル(CI)616(37Cl+35Cl同位体+H+),614(35C l+35Cl同位体+H+)。 実施例121 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−(3,5 −ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))−4−フェニル−ブチル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例10の工程2のメチルリチウムをフェニルリチウムに代えて、実施例1 0の手順と同じ手順を用いて、2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4 −ペンテン酸から6工程で表題化合物を製造した。 質量スペクトル(FAB):m/z704(M+H,37Cl+35Cl同位体,1 00%),706(M+H,37Cl+37Cl同位体,80%)。 実施例122 1’−(4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))−4− (フェニル)ブチル)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン) 実施例10の工程2のメチルリチウムをフェニルリチウムに代えて、実施例1 0の手順と同じ手順を用いて、4−ペンテン酸から6工程で表題化合物を製造し た。 質量スペクトル(FAB):m/z524(M+H,37Cl+35Cl同位体,1 00%),526(M+H,37Cl+37Cl同位体,50%)。 実施例123 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(1−(2−フ ェニルイミダゾロ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン− 3,4’−ピペリジン) 工程11−(2−フェニルイミダゾロ)−2−((S)−(3,4−ジクロ ロフェニル))−4−ペンテン 窒素雰囲気下、−53℃の(実施例136の工程Aで製造した)0.178g (0.77mmol)の2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4− ペンテン−1−オール及び0.099mL(0.85mmol)の2,6−ルチ ジンの1.5mLの塩化メチレン溶液に、0.136mL(0.81mmol) のトリフルオロメタンスルホ ン酸無水物を添加した。この溶液を−30℃〜−40℃の間で15分間撹拌した 。この時点で0.333g(2.31mmol)の2−フェニルイミダゾールを 添加した。温度を速やかに−20℃に暖め、次いで混合物を−60℃に冷却し、 この温度で1時間撹拌し、−20℃で2時間撹拌し、次いで4℃で16時間保持 した。室温で8時間撹拌した後、この混合物を10mLの飽和炭酸ナトリウム溶 液及び10mLの酢酸エチルで処理し、層分離した。水性相を2×15mLの酢 酸エチルで抽出し、合わせた水性層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空濃 縮した。残留物を、500mLの3:100メタノール−塩化メチレン、次いで 300mLの5:100:0.1メタノール−塩化メチレン−アンモニア水で溶 離する36gのシリカのフラッシュクロマトグラフィーで一部精製した。一部精 製した生成物画分を、1.2Lの83:17塩化メチレン−酢酸エチルで溶離す る66gのシリカのフラッシュクロマトグラフィーで精製すると、85mg(3 1g)の油状物が得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ2.26(app.t,2H),2 .85(ペンテット,1H),4.08(dd,1H),4.27(dd,1H ),4. 9−5.0(m,2H),5.45−5.55(m,1H),6.59(dd, 1H),6.79(s,1H),6.85(d,1H),7.18(d,1H) ,7.23−7.30(m,2H),7.35−7.4(m,3H)。 質量スペクトル(FAB):m/z359(M+H,65%),357(M+H ,100%),145(7%)。工程21’−(2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−1−(1 −(2−フェニルイミダゾロ))−4−ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例1及び2に記載の方法において、3−(S)−(3,4−ジクロロフェ ニル)−4−メチルアミノ−1−ペンテンの代わりに1−(2−フェニルイミダ ゾロ)−2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−3−ブテンを用い、 四酸化オスミウム工程から始めて、表題化合物を製造した。1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ1.55−2(m,8H),2.0 8(t,J=7.3,2H),2.63(br d,J=11,1H),2.7 0(br d,J=8.3,1H),2.86(s,3H),2.9−3. 0(m,1H),3.71(s,2H),4.13(dd,J=14,8.8, 1H),4.25(dd,J=14,6.2,1H),6.66(dd,J=6 .2,2.1,1H),6.79(d,J=1.3,1H),6.94(d,J =2.1,1H),7.03(d,J=1.3,1H),7.05(d,J=6 .4,1H),7.15(d,J=6.5,1H),7.15−7.25(m, 2H),7.35−7.45(m,6H)。 質量スペクトル(FAB):m/z609(M+H,25%),279(100 %),267(50%),212(30%),187(35%)。 実施例124 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−((N−(R又 はS)−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例10の工程6の1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピペリジン)を1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) に代えて、実施例10の手順と同一の手順を用いて、(2S)−(3, 4−ジクロロフェニル)−4−ペンテン酸から6工程で表題化合物を製造した。 質量スペクトル(FAB):m/z606(M+H,37Cl+35Cl同位体,1 00%),608(M+H,37Cl+37Cl同位体,80%)。 実施例125 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−((N−(R又 はS)−(4−フルオロ−1−ナフチル)(メチルアミノ))ペンチル)−1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 実施例10の工程6の1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’ −ピペリジン)を1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) に代え、また塩化ベンゾイルを4−フルオロ−1−ナフトイルクロライドに代え て、実施例10の手順と同一の手順を用いて、(2S)−(3,4−ジクロロフ ェニル)−4−ペンテン酸から6工程で表題化合物を製造した。 質量スペクトル(FAB):m/z646(M+H,37Cl+35Cl同位体,3 0%),204(100%)。 図式II及び実施例10に記載の方法により、実施例12 6−129に記載する以下の化合物を製造した。但し、工程2では、メチルリチ ウムを−78℃で使用するのではなく、2−エチルマグネシウムクロライド又は プロピルマグネシウムクロライドを室温で使用した。 実施例126 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R又はS)− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘキシル)−1−ア セチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ0.97(t,3H),2.20( s,6H),2.21(s,3H),2.42−2.46(s+m,4H),6 .23(s,2H),6.89(s,1H),7.04(t,1H),7.15 −7.21(m,3H),7.39(t,2H),8.18(d,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z620(m+)。 実施例127 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R又はS)− (N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘキシル)−1−ア セチル−5− フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ0.96(t,3H),2.20( s,9H),2.45(s,3H),3.81(s,2H),6.24(s,2 H),6.84−6.89(m,3H),7.19(dd,1H),7.39( t,2H),8.13(dd,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z638(m+)。 実施例128 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘプチル)−1−アセチ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ0.96(t,3H),2.20( s,6H),2.21(s,3H),2.41−2.45(s+m,4H),3 .78(s,2H),6.22(s,2H),6.89(s,1H),7.03 (t,1H),7.15−7.21(m,3H),7.39(t,2H),8. 18(d,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z634(m+)。 実施例129 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R又はS)−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘプチル)−1−アセチ ル−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 1 H NMR(400MHz,CDCl3)δ0.97(t,3H),2.20( s,9H),2.44(s,3H),3.81(s,2H),6.22(s,2 H),6.83−6.88(m,3H),7.18(dd,1H),7.38( t,2H),8.13(dd,1H)。 質量スペクトル(FAB):m/z652(m+)。 実施例130 1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R又はS)− ヒドロキシ−5−(3,5−ジメチルフェニル)ペンチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) (THF中で290mg(1.9mmol)の3,5−ジメチルベンジルクロ ライド及び53mg(2.2mmol)のマグネシウムから製造した)3,5− ジメチルベンジルマグネシウムクロライドのTHF(3mL)溶液に、1mLの THF中の1’−(3−((S)−(3,4−ジ クロロフェニル))−3−(N−メトキシ−N−メチルアミノカルボニル)プロ ピル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) (100mg,0.19mmol,実施例1に記載の酸化的開裂条件下にて、実 施例10の工程1で得た生成物を反応させ、次いで実施例2に記載のカップリン グ手順により製造)をゆっくりと添加した。反応混合物を60℃で40分間撹拌 し、20mLの1N HClに注入した。溶液を3×10mLのEtOAcで抽 出した。有機抽出物を合わせ、脱水し、濃縮した。分取TLC(CH2Cl2中3 0%EtOAc)で生成物を精製すると、20mgのケトンが得られた。 ケトン(19.4mg)のMeOH(3mL)溶液に、ホウ水素化ナトリウム (7mg)を添加した。この混合物を55℃で1時間撹拌し、濃縮した。分取T LC(CH2Cl2中4%MeOH)で残留物を精製すると、Rfの高い異性体( 異性体A)が15mg、Rfの低い異性体(異性体B)が4mg得られた。1 H NMR(400MHz,CDCl3),異性体A:d1.71(d,2H) ,1.92−2.12(m,6H),2.23−2.29(s+m,9H),2 .50−2. 60(m,2H),2.72−2.76(m,1H),2.88(s,3H), 2.95(d,2H),3.76(s,2H),4.00−4.06(m,1H ),6.69(s,2H),6.83(s,1H),7.05(d,1H),7 .19−7.24(m,3H),7.37(t,2H),7.44(s,1H) 。 質量スペクトル(FAB)異性体A,m/z601(m+),603(m++2) 。1 H NMR(400MHz,CDCl3),異性体B:d1.69(d,2H) ,1.74−1.79(m,1H),1.83−1.90(m,1H),1.9 3−2.05(m,2H),2.07−2.20(m,2H),2.24−2. 36(s+m,8H),2.42−2.47(m,1H),2.55−2.58 (dd,1H),2.66−2.72(d+dd,2H),2.87(s,3H ),2.86−3.00(m,2H),3.76(s,2H),3.91−3. 95(m,1H),6.72(s,2H),6.82(s,2H),7.13− 7.19(m,2H),7.18−7.21(m,2H),7.36(t,2H )。 質量スペクトル(FAB)異性体B,m/z601(m+) ,603(m++2)。 実施例131 1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N−3,5−ジメ チルフェニル−メチルアミノ)−5−オキソ−ペンチル)−1−メタンスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程1ジアゾメチル−(2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−ペン ト−4−エン−イル)ケトン 氷水浴中で冷却しながら、2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−ペン ト−4−エン酸(5.04g,20.6mmol)の60mLのジクロロメタン 溶液に、塩化オキサリル2.15mL(24.6mmol)及びジメチルホルム アミド(0.1mL)を添加した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温 で一晩撹拌した。減圧下で溶媒を除去した。得られた材料を酢酸エチルで希釈し 、真空濃縮して、残留HClを除去した。残留未精製酸塩化物を70mLのエー テルに溶解し、ジアゾメタン(77mmol)の100mLエーテル溶液にゆっ くり添加した。室温で2時間撹拌した後に、溶媒を真空除去した。得られた黄 色油状物を、ヘキサン−酢酸エチルの勾配を20:1→3:1として溶離するシ リカゲルカラムのクロマトグラフィーで精製すると、4.66g(84%)のジ アゾメチル−(2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−ペント−4−エン −イル)ケトンが得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.44(見掛けクインテット, 1H),2.82(見掛けクインテット,1H),3.43(br s,1H) ,4.98 & 5.02(ABクワルテットのd,2H),5.16(br s,1H),5.63(m,1H),7.09(dd,J=2.2Hz,8.3 Hz,1H),7.34(d,J=2.2Hz,1H),7.38(d,J=8 .3Hz)。工程23−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)ヘキス−4−エン酸 前記ジアゾケトン4.56g(17.0mmol)の340mLのテトラヒド ロフラン溶液に、硝酸銀3.02g(17.8mmol)の170mLの水溶液 を添加した。室温で一晩撹拌した後に、減圧下でテトラヒドロフランを除去した 。残留水性層を100mLずつのジクロロメタン で2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで 脱水し、濾過し、濃縮した。得られた材料を、シリカゲルカラムのクロマトグラ フィーで精製した。10:1のジクロロメタン−メタノールで溶離すると、3. 94g(90%)の3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)ヘキス−4−エ ン酸が得られた。工程3(N−(3,5−ジメチルフェニル)−N−メチル)−((3−(R )−(3,4−ジクロロフェニル)ヘキス−5−エン−イル)−アミ 工程2のカルボン酸(300mg,1.16mmol)を5mLのジクロロメ タンに溶解した。氷水浴中で冷却しながら、これに0.131mL(1.50m mol)の塩化オキサリル、次いで1滴のジメチルホルムアミドを添加した。次 いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。前述のように溶媒 及び残留HClを除去した。次いで、得られた未精製酸塩化物を5mLのジクロ ロメタンに溶解した。氷水浴中で冷却しながら、これに(Barluenga J.,Bayon A.M.及びAsensio G.J.Chem.Soc. Chem.Comm.1984,1334の手順に従って3,5−ジメチルアニ リンから製造した)N−メチル−3,5−ジメチルアニリン313mg(3.3 2mmol)を添加し、次いでトリエチルアミン0.5mL(3.6mmol) を添加した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。減圧 下で溶媒を除去した。残留固体材料を15mLの酢酸エチル及び5mLの水に溶 解した。有機相を分離し、水性相を7mLずつの酢酸エチルで2度抽出した。合 わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃 縮した。この未精製材料を、ヘキサン−酢酸エチルの勾配を10:1→3:1と して溶離するシリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、386mgの(N −(3,5−ジメチルフェニル)−N−メチル)−((3−(R)−(3,4− ジクロロフェニル)ヘキス−5−エン−イル)−アミド(88%)が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.15−2.35(m,4H) ,2.29(s,6H),3.09(s,3H),3.26(クインテット,J =7.2Hz,1H),4.88(d,J=7.6Hz,1H),4.92(s ,1H),5.5(m,1H),6.45(s,2H),6.91(dd,J= 2Hz,7Hz,1H), 6.93(s,1H),7.30(d,J=8.3Hz,1H)。工程43−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N−(3,5− ジメチルフェニル)メチルアミノ)−5−オキソ−ペンタナール 前記工程の生成物386mg(1.03mmol)を、実施例1に記載のよう に四酸化オスミウムで対応するジオールに酸化して、413mgの未精製ジオー ルを得た。次いで、この材料381mgを10mLのベンゼンに溶解した。これ に452mg(1.02mmol)の四酢酸鉛を添加した。室温で1時間撹拌し た後、5mLの水を添加して、反応を停止させた。反応混合物を10mLずつの 酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水し、 濾過し、濃縮した。未精製材料を、ヘキサン−酢酸エチル(2:1)で溶離する シリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、329mgの3−(R)−(3 ,4−ジクロロフェニル)−5−(N−(3,5−ジメチルフェニル)メチルア ミノ)−5−オキソ−ペンタナール(2工程で94%)が得られた。工程51’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N−3 ,5−ジメチルフェニル−メチルアミノ)−5−オキソ−ペンチル) −1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジ ン) 実施例2に記載の手順に従って、上記アルデヒド107mg(0.287mm ol)を、1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン )塩酸塩で処理すると、103mg(収率58%)の表題化合物が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.23(s,6H),2.86 (s,3H),3.09(s,3H),3.72(s,2H),6.49(s, 2H),6.9−7.2(s,8H)。 MS(CI):628(M++1,35Cl×2),630(M++1:35Cl & 37Cl)。 実施例132 1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル))−5−(3,5−ジメチ ルフェニル)−5−オキソ−ペンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(イン ドリン−3,4’−ピペリジン) 工程1(N−メトキシ−N−メチル)−(3−(R)−(3,4−ジクロロ フェニル)−4−ヘキセニル)−アミド 氷水浴中で冷却しながら、744mg(2.87mmol)の3−(R)−( 3,4−ジクロロフェニル)−5−ヘキセン酸(実施例132、工程1)溶液に 、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物465mg(3.44mmol)及 び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩66 0mg(3.44mmol)を添加した。次いで、冷却浴を除去した。室温で1 時間撹拌した後に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩840mg(8 .61mmol)及びトリエチルアミン1.2mL(8.6mmol)の5mL のジクロロメタン懸濁液をこれに添加した。一晩撹拌した後に溶媒を真空除去し 、酢酸エチル及び水で希釈した。有機相を分離した。水性相を酢酸エチルで2度 抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し 、濾過し、濃縮し、ヘキサン−酢酸エチルの勾配を5:1→2:1として溶離す るシリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、762mg(88%)の(N −メトキシ−N−メチル)− (3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヘキセニル)−アミドが得 られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.34(m,1H),2.69 (見掛けd,2H),3.09(s,3H),3.23(クインテット,J=7 .3Hz,1H),3.56(s,3H),4.95(s,1H),4.98( 見掛けd,1H),5.6(m,1H),7.0(dd,J=2.1Hz,8. 4Hz,1H),7.28(d,J=2.1Hz,1H),7.32(d,J= 8.3Hz,1H)。工程23−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−(N−メトキシ−メチ ルアミノ)−5−オキソ−ペンタナール この前記材料を実施例1に記載のように四酸化オスミウムで対応するジオール に酸化した。実施例131の工程4に記載したように粗生成物を1.23g(2 .77mmol)の四酢酸鉛で処理した。シリカゲルのクロマトグラフィー(溶 離剤;ジクロロメタン:酢酸エチル=5:1)で精製すると、618mg(2工 程で81%)の3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−(N−メトキシ− メチル アミノ)−5−オキソ−ペンタナールが得られた。工程31’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N−メ トキシ−メチルアミノ)−5−オキソ−ペンチル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 前記工程2のアルデヒドの試料332mg(1.09mmol)を、実施例2 に記載のように1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン)塩酸塩で還元的アミノ化すると、369mg(61%)の1’−(3−( R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N−メトキシ)−N−(メチル) アミノ)−5−オキソ−ペンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン)が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.87(s,3H),3.10 (s,3H),3.60(s,3H),7.0−7.4(m,7H)。工程41’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル))−5−(3, 5−ジメチルフェニル)−5−オキソ−ペンチル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 前記工程3のアミド(73mg,0.13mmol)の1.2mLのTHF溶 液に、(THF中にて5−ブロモ−m−キシレン及びマグネシウム削りくずから 製造した)THF中の0.7M 3,5−ジメチルフェニルマグネシウムブロマ イド溶液1.1mLを添加した。次いで、反応混合物を50℃に加熱した。1. 5時間撹拌した後に、反応混合物を室温に冷却し、飽和NH4Cl水溶液で反応 を停止させた。THFを減圧下で除去し、酢酸エチルで希釈した。有機相を分離 し、水性相を酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウ ムで脱水し、濾過し、濃縮し、ジクロロメタン−酢酸エチルの勾配を10:1→ 1:1として溶離するシリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、55mg (70%)の表題化合物が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.34(s,6H),2.86 (s,3H),3.23(m,2H),3.74(s,2H),7.0−7.5 (m,10H)。 MS(CI):599(M++1:35Cl×2),601 (M++1:35Cl & 37Cl)。 実施例133 1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5−ジメチル フェニル)−5−オキソ−ヘキシル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン) 70mg(0.126mmol)の1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロ フェニル)−5−(N−メトキシ)−N−(メチル)アミノ)−5−オキソ−ペ ンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン )(実施例132、工程3)を、実施例132の場合と同様に、3,5−ジメチ ルベンジルマグネシウムクロライドの0.8M THF溶液で処理した。未精製 材料を、同一溶媒系のシリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、33mg の表題化合物(43%)が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.24(s,6H),2.86 (s,3H),3.47(s,2H),3.72(s,2H),6.64(s, 2H),6.8−7.4(m,8H)。 MS(CI):613(M++1:35Cl×2),615 (M++1:35Cl & 37Cl)。 実施例134 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5−ジメチル フェニル)−6−オキソ−ヘキシル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン) 3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ヘキセン酸(実施例131 、工程2)を、実施例131、工程1及び2の方法で4−(S)−(3,4−ジ クロロフェニル)−5−ヘプテン酸に変換した。4−(S)−(3,4−ジクロ ロフェニル)−4−ヘプテン酸を(N−メトキシ−N−メチル)−(4−(S) −(3,4−ジクロロフェニル)−6−ヘプテニル)−アミドに変換し、次いで 実施例132、工程4に記載の方法で3,5−ジメチルフェニルマグネシウムブ ロマイドで処理すると、表題化合物が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.32(s,6H),2.80 (s,3H),3.74(s,3H),7.0−7.4(m,10H)。 MS(CI):613(M++1:35Cl×2),615 (M++1:35Cl & 37Cl)。 実施例135 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5−ジメチル フェニル)−5−(RS)−メチル−6−オキソ−ヘキシル)−1−メタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程14−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3,5−ジメチ ルフェニル)ヘプト−6−エン−1−オン 1.42g(4.50mmol)の(N−メトキシ−N−メチル)−(4−( S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−ヘプテニル)−アミド(実施例13 4で製造)を20mLの乾燥THFに溶解した。これに、1.8g(9.6mm ol)の5−ブロモ−m−キシレン及び463mgのマグネシウム削りくずから 製造した3,5−ジメチルフェニルマグネシウムブロマイドの10mL THF 溶液を添加した。室温で2時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応 を停止させた。減圧下でTHFを除去した。残留材料を酢酸エチルで希釈した。 有機相を分離し、水性相を酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機相をブライ ンで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ヘキサン−酢酸 エチルの勾配を10:1→5:1として溶離するシリカゲルのクロマトグラフィ ーで精製すると、1.57gの4−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1 −(3,5−ジメチルフェニル)−ヘプト−6−エン−1−オン(97%)が得 られた。工程24−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3,5−ジメチ ルフェニル)−2−(RS)−メチル−ヘプト−6−エン−1−オン ヘキサメチルジシラザン(0.108mL,0.512mmol)及び0.0 89mLのヘキサメチルホスホルアミドを2mLの乾燥THFに溶解した。氷水 浴中で冷却した後に、これに0.306mL(0.49mmol)のn−ブチル リチウム(1.6Mヘキサン溶液)を添加した。20分間撹拌した後に、氷水浴 をドライアイス−アセトン浴に代え、4−(S)−(3,4−ジクロロフェニル )−1−(3,5−ジメチルフェニル)−ヘプト−6−エン−1−オン(154 mg,0.426mmol)の乾燥THF溶液2mLをシリンジで添加した。1 時間撹拌した後に、0.066mL(1.06mmol)のヨードメタンを添 加した。冷却浴を除去し、混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、溶媒を減圧下 で除去し、残留材料を、酢酸エチル及び水中に希釈した。有機相を分離した。水 性相を酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫 酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、ヘキサン−酢酸エチルの勾配を10: 1→7:1として溶離するシリカゲルのクロマトグラフィーで精製すると、15 0mgの4−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3,5−ジメチル フェニル)−2−(R&S)−メチル−ヘプト−6−エン−1−オン(94%) が得られた。これは、プロトンNMRにより、2種のジアステレオマーの1:1 混合物であることが判明した。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.06(d,J=7Hz,1. 5H),1.14(d,J=6.7Hz,1.5H),2.30,2.31(s ,6H),2.5(m,0.5H),2.6(m,0.5H),3.1−3.2 (m,1H),4.9(m,2H),5.5(m,1H),6.8−7.4(m ,6H)。工程33−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(RS)−メチル −6−(3,5−ジメチルフェニル)−6−オキソ−ヘキサナール 前記工程2の生成物を、実施例1に記載のように四酸化オスミウムで酸化し、 次いで過ヨウ素酸ナトリウムで処理して3−(S)−(3,4−ジクロロフェニ ル)−5−(RS)−メチル−6−(3,5−ジメチルフェニル)−6−オキソ −ヘキサナールを得た。工程41’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5 −ジメチルフェニル)−5−(RS)−メチル−6−オキソ−ヘキシ ル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペ リジン) 前記工程3の生成物を、実施例2に記載のように1−メタンスルホニル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン)で還元的アミノ化すると、表題化合物 が得られた。1 H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.05(d,J=7Hz),1 .08(d,J=6.7Hz),2.30&2.32(s,6H),2.89( s,3H),3.72(s,2H),6.8−7.0(m,10H)。MS(C I):627(M++1:35Cl×2),629(M++1:35Cl & 37Cl )。 実施例136 1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(3,5−(ビスト リフルオロメチル)ベンジルオキシ)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3 ,4’−ピペリジン工程A2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ペンテン−1−オ ール 室温の2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−ペンテン酸(7.0 gm)(J.Hale等,Bioorganic & Medicinal C hemistry Letters 1993,3,319−322に記載の方 法で製造)のエーテル(50mL)溶液に、固形水素化リチウムアルミニウム( 700mg)を5分間かけて滴下した。反応物を40℃に3時間加熱し、次いで 室温で16時間撹拌した。反応物を、25mLの2N NaOHを含む水中に注 入し、エーテルで2度抽出した。エーテル相をブラインで洗浄し、合わせて、N a2SO4で脱水した。フラッシュクロマトグラフィーにより、表題化合物(4. 5gm)が油状物として得られた。[α]D=+14(EtOH,c=1.5) 。工程B2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3,5−(ビス トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−4−ペンテン 氷水浴中で冷却しながら、2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4− ペンテン−1−オール(1.0gm)のDMF(25mL)溶液に、水素化ナト リウム(175mg)を添加した。1分後、3,5−(ビストリフルオロメチル )ベンジルブロマイド(2.0gm)を添加し、次いで別の水素化ナトリウム( 175mg)を添加した。1時間後、反応物を水に注入し、エーテルで2度抽出 した。エーテル層をブラインで洗浄し、合わせて、Na2SO4で脱水した。フラ ッシュクロマトグラフィー(ヘキサン、次いで2%及び5%の酢酸エチル−ヘキ サン)により、表題化合物(2.0gm)が油状物として得られた。 NMR(CDCl3):δ2.30−2.40及び2.50−2.60(2m, 2H),2.90−3.00(m,1H),3.55−3.65(AB qのd ,2H,J=6及び9Hz),4.54(AB q,2H,J=13Hz),4 .90−5.00(m,2H),5.55−5.70(m,1H),7.04( dd,1H,J=2及び8 Hz),7.30(d,1H,J=2Hz),7.36(d,1H,J=8Hz ),7.64(s,2H),7.76(s,1H)。工程C3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(3,5−(ビス トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)ブタン−1−オール 2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3,5−(ビストリフル オロメチル)ベンジルオキシ)−4−ペンテン(1.5gm)のメタノール(5 0mL)溶液をドライアイス/アセトン浴中で−70℃に冷却し、青に変色する まで15分間オゾンバブリングした。この溶液をN2で10分間パージし、ホウ 水素化ナトリウムを添加した。反応物を室温に暖め、2時間撹拌した。揮発性物 質を真空除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサ ンが30%、次いで50%)で精製すると、表題化合物が透明油状物として得ら れた。 NMR(CDCl3):δ1.78−1.88及び2.00−2.10(2m, 2H),3.05−3.15(m,1H),3.45−3.55(m,1H), 3.55−3.68(2m,3H),4.55(AB q,2H,J=1 3Hz),7.04(dd,1H,J=2及び8Hz),7.32(d,1H, J=2Hz),7.36(d,1H,J=8Hz),7.65(s,2H),7 .76(s,1H)。工程D4−ブロモ−2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3 ,5−(ビストリフルオロメチル)ベンジルオキシ)ブタン 工程Cの3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(3,5−(ビス トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)ブタン−1−オール(500mg)を、 実施例20の工程Bに記載の方法によりPh3P−Br2で表題化合物(530m g)に変換した。工程E1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(3,5 −(ビストリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−1−アセチル−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) 工程Dの4−ブロモ−2−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3 ,5−(ビストリフルオロメチル)ベンジルオキシ)ブタン(30mg)を、実 施例20の工程Cに記載の方法で表題化合物(42mg)に変換した。 NMR(CDCl3):δ1.48−2.05(m,10H),2.14及び2 .34(2s,3H),2.10−2.25(m,2H),2.70−2.85 (m,2H),2.90(m,1H),3.48−3.58(m,2H),3. 70及び3.84(2s,2H),4.55(ABq,2H,J=13Hz), 6.90−7.15(m,4H),7.33(d,1H,J=2Hz),7.3 7(d,1H,J=8Hz),7.66(s,2H),7.76(s,1H), 8.18(d,1H,8Hz)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/47 AAQ 9454−4C A61K 31/47 AAQ C07D 487/20 9271−4C C07D 487/20 495/10 9165−4C 495/10 495/20 9165−4C 495/20 513/20 8415−4C 513/20 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SI,SK,TT,UA,US,UZ (72)発明者 ミルズ,サンダー・ジー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 07095、ウツドブリツジ、ウツドブリツ ジ・テラス・13・エー (72)発明者 シヤー,シユレニツク・ケー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 08840、メツチエン、デニス・コート・25 (72)発明者 チアン,ユアン−チン・ピー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 07076、スコツチ・プレーンズ、バーナ ム・コート・17 (72)発明者 ダン,パトリツク・テイー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 07095、ウツドブリツジ、シヤロン・ガー デンズ・614 (72)発明者 コヤマ,ヒロオ アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 07090、ウエストフイールド、フオレス ト・アベニユー・800、アパートメント・ 14・シー (72)発明者 フインク,ポール・イー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 08850、ミルタウン、インウツド・ドライ ブ・34 (72)発明者 クイ,ホンボ アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 08820、エデイスン、ワトスン・コート・ ウエスト・3 (72)発明者 ロビチヨード,アルバート・ジエー アメリカ合衆国、ニユージヤージー・ 07980、スターリング、ハイ・ストリー ト・223

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、明示した窒素は任意にC1-4アルキルもしくはフェニルC1-4アルキルで 四級化されるか、又は任意にN−オキシド(N+-)として存在し; l及びmはそれぞれ独立して、0、1、2、3、4又は5であり、但しl+mは 1、2、3、4又は5に等しいものとし; R1は、 (1) 水素、 (2) 線状もしくは分枝状C1-8アルキル、線状もしくは分枝状C2-8アルケ ニル、又は線状もしくは分枝状C2-8アルキニル{C1-8アルキル、C2-8アルケ ニル又はC2-8アルキニルはジ、トリ又はテトラ置換され、置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)Br、Cl、I、Fを含むと定義されるハロゲン (e)トリフルオロメチル、 (f)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独 立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル、 (7)−NR6COR7(R6及びR7は独立して (a)水素、 (b)C1-6アルキル又はモノもしくはジ置換C1-6アルキル (ここで置換基は独立して、 (1)非置換又はヒドロキシ、C1-3アルキル、シアノ 、ハロゲン、トリフルオロメチルもしくはC1-4アルコキシで置換されたフェニ ル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (c)フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン又はモノ、 ジもしくはトリ置換フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン(ここで置換基は 独立して、 (1)ヒドロキシ、 (2)C1-4アルキル、 (3)シアノ、 (4)ハロゲン、 (5)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)C1-3アルキルオキシ の中から選択されるか、又は R6とR7は一緒になって、独立して窒素、酸素及び硫黄の中から 選択された1個又は2個のヘテロ原子を含んだ5員、6員又は7員単環式飽和環 を形成し、この環は非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される)、 (8)−NR6CO27、 (9)−NR6CONHR7、 (10)−NR6S(O)j7(jは1又は2である) (11)−CONR67、 (12)−COR6、 (13)−CO26、 (14)−OR6、 (15)−S(O)k6(kは0、1又は2である)、 (16)(1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、及び (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘ テロアリール の中から選択される)、 (g)−NR67、 (h)−NR6COR7、 (i)−NR6CO27、 (j)−NR6CONHR7、 (k)−NR6S(O)j7、 (l)−CONR67、 (m)−COR6、 (n)−CO26、 (o)−OR6、 (p)−S(O)k6、 (q)(1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、 (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、非置換であるか、 又は独立して (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロ アリール の中から選択される} からなる群の中から選択され、上記定義R1(2)(g)の窒素は任意に、C1-4 アルキルもしくはフェニルC1-4ア ルキルで四級化されるか、又は任意にN−オキシド(N+-)として存在し; Wは、 (1)共有結合、 (2)非置換であるか、又は (a)オキソ、 (b)OR6、 (c)ハロゲン、 (d)トリフルオロメチル、 (e)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立 して、 (1)ヒドロキシ、 (2)シアノ、 (3)ハロゲン、 (4)トリフルオロメチル の中から選択される) で置換されたC1-3アルキル、 (3)S(O)k、 (4)(C1-3アルキル)−S(O)k、 (5)S(O)k−(C1-2アルキル)、 (6)S(O)k−NH、 (7)S(O)j−NH(C1-2アルキル)、 (8)S(O)j−NR6、 (9)S(O)j−NR6−(C1-2アルキル)、 (10)CONH、 (11)CONH−(C1-2アルキル)、 (12)CONR6、 (13)CONR6−(C1-2アルキル)、 (14)CO2、 (15)CO2−(C1-2アルキル) からなる群の中から選択され; QはNR2、O、SmS(O)、又はSO2であるが、但しWが共有結合で、Xが C1-3アルキルのときには、QはNR2でなければならず; R2は、 (1)水素、 (2)非置換であるか、又は (a)−OR6、 (b)=O、 (c)−NHCOR6、 (d)−NR67、 (e)−CN、 (f)−ハロゲン、 (g)−CF3、 (h)非置換又は置換フェニル(置換基は、 (1)ヒドロキシ、 (2)シアノ、 (3)ハロゲン、 (4)トリフルオロメチル からなる群の中から選択される) でモノ置換もしくはマルチ置換された線状又は分枝状C1-8アルキル、 (3)S(O)R8{式中、R8は非置換であるか、又は (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)−OR6、 (e)−NR67、 (f)−NR6COR7、 (g)−ハロゲン、 (h)−CF3、 (i)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェノル(置換基は独立 して、 (1)ヒドロキシ、 (2)オキソ、 (3)シアノ、 (4)−NHR6、 (5)−NR67、 (6)−NR6COR7、 (7)−ハロゲン、 (8)−CF3、及び (9)C1-3アルキル の中から選択される) でモノ、ジもしくはトリ置換された線状もしくは分枝状C1-6アルキルである }、 (4)SO28、 (5)COR8、 (6)CO28、 (7)CONR78 からなる群の中から選択され; Xは、 (1)共有結合、 (2)非置換であるか、又は (a)オキソ、 (b)OR6、 (c)ハロゲン、 (d)トリフルオロメチル、 (e)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立 して、 (1)ヒドロキシ、 (2)OR6、 (3)ハロゲン、及び (4)トリフルオロメチル の中から選択される)、 で置換されたC1-3アルキル、 (3)S(O)k、 (4)(C1-3アルキル)S(O)k、 (5)S(O)k(C1-2アルキル)、 (6)NHS(O)j、 (7)NH(C1-2アルキル)S(O)j、 (8)S(O)jNR6、 (9)S(O)j−NR6−(C1-2アルキル)、 (10)NHCO、 (11)NHCO−(C1-2アルキル)、 (12)NR6CO、 (13)NR6−(C1-2アルキル)CO、 (14)O(CO)及び (15)(C1-2アルキル)O(CO) からなる群の中から選択され; 一体と考えられるY−Zは下記環の2個の隣接原子であり、 該環は、フェニル、ナフチル又はヘテロアリール基であり、ヘテロアリールは、 (1)ベンゾイミダゾリル、 (2)ベンゾフラニル、 (3)ベンゾオキサゾリル、 (4)フラニル、 (5)イミダゾリル、 (6)インドリル、 (7)イソキサゾリル、 (8)イソチアゾリル、 (9)オキサジアゾリル、 (10)オキサゾリル、 (11)ピラジニル、 (12)ピラゾリル、 (13)ピリジル、 (14)ピリミジル、 (15)ピロリル、 (16)キノリル、 (17)テトラゾリル、 (18)チアジアゾリル、 (19)チアゾリル、 (20)チエニル、 (21)トリアゾリル からなる群の中から選択され、アリール又はヘテロアリール基は非置換であるか 、又は (a)水素、 (b)分枝状又は非分枝状であり、非置換であるか又は 水素及びヒドロキシの中から選択された置換基でモノもしくはジ置換されたC1- 6 アルキル、 (c)オキソ、 (d)OR6(R6は先に定義した通りである)、 (e)ハロゲン、 (f)トリフルオロメチル、 (g)ニトロ、 (h)シアノ、 (i)NR67、 (j)NR6COR7、 (k)NR6CO27、 (l)NHS(O)j6、 (m)NR6S(O)j7、 (n)CONR67、 (o)COR6、 (p)CO26、 (q)S(O)j6、 (r)(a)ベンゾイミダゾリル、 (b)ベンゾフラニル、 (c)ベンゾオキサゾリル、 (d)フラニル、 (e)イミダゾリル、 (f)インドリル、 (g)イソキサゾリル、 (h)イソチアゾリル、 (i)オキサジアゾリル、 (j)オキサゾリル、 (k)ピラジニル、 (l)ピラゾリル、 (m)ピリジル、 (n)ピリミジル、 (o)ピロリル、 (p)キノリル、 (q)テトラゾリル、 (r)チアジアゾリル、 (s)チアゾリル、 (t)チエニル、 (u)トリアゾリル からなる群の中から選択されるヘテロアリール の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換さ れ、 ヘテロアリールは非置換であるか、又は (1)水素、 (2)分枝状又は非分枝状であり、非置換であるか又は水素及びヒドロキシの 中から選択された置換基でモノもしくはジ置換されたC1-6アルキル、 (3)オキソ、 (4)OR6、 (5)トリフルオロメチル、 (6)ニトロ、 (7)シアノ、 (8)NR67、 (9)NR6COR7、 (10)NR6CO27、 (11)NHS(O)j6、 (12)NR6S(O)j7、 (18)CONR67、 (19)COR6、 (20)CO26、 (21)S(O)j6、及び (22)フェニル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される]で表される化合物又は その医薬的に許容可能な塩。 2.l+mが2、3又は4に等しく; Y及びZがそれぞれ個々に炭素原子であり; R1が、 ジ、トリ又はテトラ置換されたC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7又はC8線状 又は分枝状アルキル[置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)トリフルオロメチル、 (d)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル{置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル、 (7)−NR6COR7(R6及びR7は独立して (a)水素、 (b)C1-6アルキル又はモノもしくはジ置換 C1-6アルキル(ここで置換基は独立して、 (1)非置換又はヒドロキシ、C1-3アルキル、シアノ、ハロゲ ン、トリフルオロメチルもしくはC1-4アルコキシで置換されたフェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (c)フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン又はモノ、ジもしく はトリ置換フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン(ここで置換基は独立して 、 (1)ヒドロキシ、 (2)C1-4アルキル、 (3)シアノ、 (4)ハロゲン、 (5)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)C1-3アルキルオキシ の中から選択されるか、又は R6とR7は一緒になって、独立して窒素、酸素及び硫黄の中から選択され た1個又は2個のヘテロ原子を含んだ5員、6員又は7員単環式飽和環を形成し 、この環は非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される)、 (8)−NR6CO27、 (9)−NR6CONHR7、 (10)−NR6S(O)j7(jは1又は2である) (11)−CONR67、 (12)−COR6、 (13)−CO26、 (14)−OR6、 (15)−S(O)k6、 (16)(a)ピラジニル、 (b)ピラゾリル、 (c)ピリジル、 (d)ピリミジル、及び (e)チエニル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロアリ ール の中から選択される}、 (e)−NR6COR7、 (f)−NR6CO27、 (g)−NR6CONHR7、 (h)−NHS(O)j6、 (i)−COR6、 (j)−OR6、 (k)(1)ピラジニル、 (2)ピラゾリル、 (3)ピリジル、 (4)ピリミジル、及び (5)チエニル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (a)フェニル、 (b)ヒドロキシ、 (c)オキソ、 (d)シアノ、 (e)ハロゲン、及び (f)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロアリール の中から選択される]からなる群の中から選択され、 Wが、 (1)共有結合、 (2)非置換であるか、又はオキソで置換されたC1-3アルキル、及び (3)S(O)2 からなる群の中から選択され; QがNR2、S、S(O)、又はSO2であるが、但しWが共有結合で、XがC1- 3 アルキルのときには、QはNR2でなければならず; R2が、 (1)水素、 (2) (a)−OR6、 (b)=O、 (c)−NR67 でモノ置換もしくはマルチ置換されたC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7又 はC8線状又は分枝状アルキル、 (3)S(O)28[式中、R8は非置換であるか、又は (a)−OR6、 (b)−NHCOR6、 (c)−NR67、 (d)−ハロゲン、 (e)−フェニル でモノもしくはジ置換された線状もしくは分枝状C1-4アルキルである]、 (4)COR8、 (5)CO28、又は (6)CONR78 からなる群の中から選択され; Xが、 (1)共有結合、及び (2)C1-3アルキル からなる群の中から選択され; 一体と考えられるY−Zが下記環の2個の隣接原子であり、 該環がフェニル、ナフチル又はヘテロアリールであり、ヘテロアリールが、 (1)ピラジニル、 (2)ピラゾリル、 (3)ピリジル、 (4)ピリミジル、及び (5)チエニル の中から選択される請求項1に記載の化合物。 3.l+mが2、3又は4に等しく; R1が、 ジ又はトリ置換されたC1、C2、C3、C4、C5又はC6線状又は分枝状アルキル [置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)−NR6COR7(式中、R6は水素又はC1-3アルキ ルであり、R7はフェニル、ピリジニル又はチオフェン、フェニルC1-3アルキル 、ピリジニルC1-3アルキル又はチオフェンC1-3アルキルであり、ここでフェニ ル、ピリジニル又はチオフェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アル キル又はチオフェンC1-3アルキルは任意に、Cl、F、CF3又はC1-3アルキ ルで置換される)、 (e)NHS(O)j6、 (f)−COR6、 (h)−OR6 からなる群の中から選択され、 Wが、 (1)共有結合、及び (2)非置換であるか、又はオキソで置換されたC1-3アルキル からなる群の中から選択され; QがNR2、S、S(O)、又はSO2であり; R2が、 (1)水素、 (2)非置換であるか、又はオキソ、OR6、NR67もしくはフェニルでモ ノもしくはジ置換されたC1、C2、 C3又はC4線状又は分枝状アルキル、 (3)SO28、 (4)COR8、 (5)CO28、又は (6)CONR78 からなる群の中から選択され; Xが、 (1)共有結合、及び (2)メチレン又は1−エチレン又は2−エチレンからなる群の中から選択さ れ; 一体と考えられるY−Zが下記環の2個の隣接原子であり、 該環がフェニルである請求項2に記載の化合物。 4.l+mが2又は3に等しく; R1が、 ジ又はトリ置換されたC1、C2、C3、C4、C5又はC6線状又は分枝状アルキル [置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)メチル又はエチル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)−NR6COR7(式中、R6はメチルであり、R7はフェニル、ピリジニル 又はチオフェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アルキル又はチオフ ェンC1-3アルキルであり、ここでフェニル、ピリジニル又はチオフェン、フェ ニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アルキル又はチオフェンC1-3アルキルは 任意に、Cl、F、CF3又はC1-3アルキルで置換される) からなる群の中から選択され、 Wが、 (1)共有結合、及び (2)非置換であるか、又はオキソで置換されたC1-3アルキル からなる群の中から選択され; QがNR2であり; R2が、 (1)水素、 (2)非置換であるか、又はオキソ、OR6、NR67及びフェニルでモノも しくはマルチ置換されたC1、C2、C3又はC4線状又は分枝状アルキル、 (3)SO28、 (4)COR8、 (5)CO28、又は (6)CONR78 からなる群の中から選択され; Xが、 (1)共有結合、及び (2)メチレン又は1−エチレン又は2−エチレン からなる群の中から選択され; 一体と考えられるY−Zが下記環の2個の隣接原子であり、 該環がフェニルである請求項3に記載の化合物。 5.l+mが3であり; R1が、 で表され、前記式のBが (a)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立して、ク ロロ、メチル、フェニル又はCF3である); (b)−CH2フェニル又はモノもしくはジ置換−CH2フェニル(置換基は独立 して、クロロ、メチル、フェニル又はCF3である); (c)ピリジル又はモノ、ジもしくはトリ置換ピリジル(置換基は独立して、ク ロロ、メチル、フェニル又はCF3である);及び (d)チオフェン又はモノもしくはジ置換チオフェン(置換基は独立して、クロ ロ、メチル、フェニル又はCF3である) である請求項4に記載の化合物。 6.Bが、 (a)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立して、ク ロロ、メチル、フェニル又はCF3である)である請求項5に記載の化合物。 7.請求項1に記載の式I: で表される化合物であって、基: が、 の中から選択される任意にモノ、ジ又はトリ置換された基であり、任意の置換基 が前記基の非置換位置の1位、2位又は3位に存在し、置換基が、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)−NR67、 (e)−NHCOR67、 (f)−ハロゲン、 (g)−CF3、 (h)−フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)ヒドロキシ、 (2)オキソ、 (3)シアノ、 (4)−NR67、 (5)−NHCOR67、 (6)−ハロゲン、 (7)−CF3、及び (8)−C1-3アルキル の中から選択される) からなる群の中から選択される前記化合物。 8.R1が、 ジ、トリ又はテトラ置換されたC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7又はC8線状 又は分枝状アルキル[置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)トリフルオロメチル、 (d)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル {置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル (7)−NR6COR7(R6及びR7は独立して (a)水素、 (b)C1-6アルキル又はモノもしくはジ置換C1-6アルキル(ここで置 換基は独立して、 (1)非置換又はヒドロキシ、C1-3アルキ ル、シアノ、ハロゲン、トリフルオロメチルもしくはC1-4アルコキシで置換さ れたフェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)オキソ、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (c)フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン又はモノ、ジもしくは トリ置換フェニル、ピリジニルもしくはチオフェン(ここで置換基は独立して、 (1)ヒドロキシ、 (2)C1-4アルキル、 (3)シアノ、 (4)ハロゲン、 (5)トリフルオロメチル の中から選択される)、 (d)C1-3アルキルオキシ の中から選択されるか、又は R6とR7は一緒になって、独立して窒素、酸素及び硫黄の中から選択された 1個又は2個のヘテロ原子を含んだ5員、6員又は7員単環式飽和環を形成し、 この環は非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノもしくはジ置換される)、 (8)−NR6CO27、 (9)−NR6CONHR7、 (10)−NR6S(O)j7(jは1又は2である) (11)−CONR67、 (12)−COR6、 (13)−CO26、 (14)−OR6、 (15)−S(O)k6、 (16)(a)ピラジニル、 (b)ピラゾリル、 (c)ピリジル、 (d)ピリミジル、及び (e)チエニル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)ハロゲン、 (e)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロアリー ル の中から選択される}、 (e)−NR6COR7、 (f)−NR6CO27、 (g)−NR6CONHR7、 (h)−NHS(O)j6、 (i)−COR6、 (j)−OR6、 (k)(1)ピラジニル、 (2)ピラゾリル、 (3)ピリジル、 (4)ピリミジル、及び (5)チエニル からなる群の中から選択され、非置換であるか、又は独立して、 (a)フェニル、 (b)ヒドロキシ、 (c)オキソ、 (d)シアノ、 (e)ハロゲン、及び (f)トリフルオロメチル の中から選択された置換基でモノ、ジもしくはトリ置換されたヘテロアリール 中から選択される]からなる群の中から選択される請求項7に記載の化合物。 9.R1が、 ジ又はトリ置換されたC1、C2、C3、C4、C5又はC6線 状又は分枝状アルキル[置換基は独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-3アルキル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される) (d)−NR6COR7(R6は水素又はC1-3アルキルであり、R7はフェニル、 ピリジニル又はチオフェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アルキル 又はチオフェンC1-3アルキルであり、ここでフェニル、ピリジニル又はチオフ ェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アルキル又はチオフェンC1-3 アルキルは任意に、Cl、F、CF3又はC1-3アルキルで置換される)、 (e)−NHS(O)j6、 (f)−COR6、 (g)−OR6 からなる群の中から選択される請求項8に記載の化合物。 10.基: が、 の中から選択される任意にモノ、ジ又はトリ置換された基であり、置換基が、前 記基の1位、2位、3位、4位、5位、6位又は7位のうち1位、2位又は3位 に存在し、置換基が、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)シアノ、 (d)−NHR6、 (e)−NR67、 (f)−NHCOR67、 (g)−ハロゲン、 (h)−CF3、 (i)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)ヒドロキシ、 (2)オキソ、 (3)シアノ、 (4)−NHR6、 (5)−NR67、 (6)−NHCOR67、 (7)−ハロゲン、 (8)−CF3、及び (9)−C1-3アルキル の中から選択される) からなる群の中から選択される請求項9に記載の化合物。 11.R1が、 ジ又はトリ置換されたC2、C3、C4又はC5線状又は分枝状アルキル[置換基は 独立して、 (a)ヒドロキシ、 (b)Cl又はF、 (c)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル (置換基は独立して、 (1)フェニル、 (2)ヒドロキシ、 (3)メチル又はエチル、 (4)シアノ、 (5)ハロゲン、 (6)トリフルオロメチル の中から選択される) (d)−NR6COR7(R6はメチルであり、R7はフェニ ル、ピリジニル又はチオフェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アル キル又はチオフェンC1-3アルキルであり、ここでフェニル、ピリジニル又はチ オフェン、フェニルC1-3アルキル、ピリジニルC1-3アルキル又はチオフェンC1-3 アルキルは任意にCl、F、CF3又はC1-3で置換される)の中から選択さ れる]からなる群の中から選択される請求項10に記載の化合物。 12.R1が、 で表され、前記式のBが (a)フェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニル(置換基は独立して、ク ロロ、メチル、フェニル又はCF3である); (b)−CH2フェニル又はモノもしくはジ置換−CH2フェニル(置換基は独立 して、クロロ、メチル、フェニル又はCF3である); (c)ピリジル又はモノ、ジもしくはトリ置換ピリジル(置換基は独立して、ク ロロ、メチル、フェニル又はCF3である);又は (d)チオフェン又はモノもしくはジ置換チオフェン(置換基は独立して、クロ ロ、メチル、フェニル又はCF3である)である請求項11に記載の化合物。 13.Bがフェニル又はモノ、ジもしくはトリ置換フェニルであり、ここで置換 基が独立してクロロ、メチル、フェニル又はCF3である請求項12に記載の化 合物。 14.(a)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N− t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (b)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− 3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (c)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン− 3,4’−ピペリジン); (d)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (e)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (f)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (g)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (h)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジクロロベンゾイル) (メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3 ,4’−ピペリジン); (i)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−トリフルオロメチルフェニルアセチル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (j)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−イソプロピルオキシフェニルアセチル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (k)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゼンスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (l)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ベンジルオ キシカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (m)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル) (メチルアミノ))ブチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (n)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−プロピオニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (o)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ホルミル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (p)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−t−ブチル カルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (q)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチルアミ ノカルボニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (r)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル) (メチルアミノ))ブチル)−1−エトキシカルボニル−スピロ(インドリン− 3,4’−ピペリジン); (s)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−エタンスル ホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (t)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−i−プロパ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (u)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1’−メチル− 1−メタンスルホニル−スピロ−インドリン−3,4’−ピペリジニウムヨーダ イド; (v)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (w)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニ ル)−4−(N−(R又はS)−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾ イル)(メチルアミノ))ペンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン); (x)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (y)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(R 又はS)−(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ペンチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aa)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジフルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ab)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ) )ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン); (ac)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニル−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ad)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(2−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ae)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (af)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(4−クロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ag)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロフェニルスルホニル)(メチルアミノ))ブチル)−1− メチルスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ah)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ) )ブチル)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ai)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aj)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3−ブロモ−5−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ak)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−(2−ア ミノアセチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (al)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル) (メチルアミノ))ブチル)−1−メチル−スピロ(インドール−2−オン−3 ,4’−ピペリジン); (am)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル− スピロ(イソインドール−1−オン−3,4’−ピペリジン); (an)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2− オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン);及び (ao)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メチル− スピロ(2−オキソ−テトラヒドロキノリン−4,4’−ピペリジン)からなる 群の中から選択される請求項1に記載の化合物。 15.(a)1’−(3−(S)−(4−フルオロフェニル)−4−(N−3, 5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−ア セチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (b)1’−(3−(S)−(3−クロロフェニル)− 4−(N−3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブ チル)−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (c)1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5− ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (d)1’−(3−(S)−(3,4−ジフルオロェニル)−4−(N−(3 ,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (e)1’−(3−(S)−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−4−( N−(3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル )−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (f)1’−(3−(RS)−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(N−( 3,5−ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (g)1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5− ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2 ,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (h)1’−(3−(RS)−(4−ピリジル)−4−(N−(3,5−ビス トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル− スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (i)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(N−(3 ,5−ジメチルベンゾイル)(エチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (j)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (k)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ (2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (l)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (m)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ (2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (n)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピロ(2,3− ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (o)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒドロベンゾ フラン−3,4’−ピペリジン); (p)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (q)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (r)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (s)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (t)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (u)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (v)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (w)1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3, 5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (x)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド; (y)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−( 4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2 ,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド; (z)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N−( t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジヒ ドロベンゾチ オフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド; (aa)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−オキシド; (ab)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド ; (ac)1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3 ,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキシド; (ad)1’−(3−((S)−(4−クロロフェニル))−4−(N−(3 ,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3−ジ ヒドロベンゾチ オフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド; (ae)1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5 −ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ( 2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1−オキシド; (af)1’−(3−(S)−(4−クロロフェニル)−4−(N−(3,5 −ビストリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ( 2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)−1,1−ジオキ シド; (ag)1’−ベンジルオキシカルボニル−5−フルオロ−1−メタンスルホ ニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ah)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メ チルアミノ)ブチル)−1−メタンスルホニル−5−メトキシ−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン); (ai)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メ チルアミノ)ブチル)−1−メタンス ルホニル−5−メチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aj)5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(メチルアミノ)ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン); (ak)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メ チルアミノ)ブチル)−5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン); (al)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(メ チルアミノ)ブチル)−7−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インド リン−3,4’−ピペリジン); (am)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンス ルホニル−5−メチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (an)5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4 −ジクロロフェニル))−4−(N−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリ ジン); (ao)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンス ルホニル−5−メトキシ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ap)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aq)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− 1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ar)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ− 1−メタン スルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (as)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (at)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル )−5−フルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピ ペリジン); (au)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−7−フルオロ− 1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (av)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−t−ブトキシカルボニル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (aw)1−アセチル−5−クロロ−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロ ロフェニル))−4−(メチルアミノ)ブチル)−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン); (ax)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(メチルアミノ)ブチル)−5−メチル−スピロ(インドリン−3,4 ’−ピペリジン); (ay)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(メチルアミノ)ブチル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン); (az)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(メチルアミノ)ブチル)−6−フルオロ−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン); (ba)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(メチルアミノ)ブチル)−4−フルオロ−スピロ(インドリン−3, 4’−ピペリジン); (bb)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−4−フルオロ−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bc)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−6 −フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bd)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−6−フルオロ−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (be)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−4 −フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bf)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bg)1−アセチル−1’−5−クロロ−(3−((S)−(3,4−ジクロ ロフェニル))−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ) )ブチル)−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bh)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3−クロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bi)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3,5−ジクロロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bj)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3−メチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bk)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bl)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3−イソプロポキシベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル) −5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bm)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)(メチルアミノ))ブチ ル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bn)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 5−メチル−スピロ(インドリン−3,4’ピペリジン); (bo)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル) −5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bp)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bq)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−メタンス ルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (br)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ −1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bs)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (bt)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン)スルホン; (bu)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2, 3−ジヒドロ ベンゾチオフェン−3,4’−ピペリジン); (bv)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ −スピロ(2,3−ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (bw)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフチル)(メチルアミノ))ブチル)−スピロ(2,3 −ジヒドロベンゾフラン−3,4’−ピペリジン); (bx)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル) −6−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (by)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル) −4−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (bz)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フル オロ−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ca)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フル オロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cb)1−アセチル−1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル) )−4−(N−(4−フルオロ−1−ナフチルメチル)(メチルアミノ))ブチ ル)−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cd)1’−(5−フルオロインドリル−3−(2−エタノイル))−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ce)1’−(2−(3−(5−フルオロインドリル))エチル))−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cf)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cg)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン) ; (ch)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンスルホニ ル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ci)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1− アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cj)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3−クロロ−4−フルオロベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フ ルオロ−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ck)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−3,5−ジメチル ベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)−5−フルオロ−1−アセチル−スピ ロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cl)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cm)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cn)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチル)− 1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (co)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−3−トリフルオロメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ブチ ル)−1−ア セチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cp)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル −スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cq)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (4−フルオロ−1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−メタンス ルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cr)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (1−ナフトイル)(メチルアミノ))ブチル)−1−アセチル−スピロ(イン ドリン−3,4’−ピペリジン); (cs)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(N− (3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))4−フェニルブチル)−1 −メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (ct)1’−(4−(N−(3, 5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ ))−4−(フェニル)ブチル)−1 −アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cu)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(1− (2−フェニルイミダゾロ))ブチル)−1−メタンスルホニル−スピロ(イン ドリン−3,4’−ピペリジン); (cv)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−((N −(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))−4−(メチル)ブチル )−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cw)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−((N −(4−フルオロ−1−ナフチル)(メチルアミノ))−4−(メチル)ブチル )−1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cx)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R及 びS)−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘキシル) −1−アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cy)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R及 びS)−(N−(3,5−ジメチル ベンゾイル)(メチルアミノ))ヘキシル)−1−アセチル−5−フルオロ−ス ピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (cz)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R及びS )−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘプチル)−1 −アセチル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (da)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(R及びS )−(N−(3,5−ジメチルベンゾイル)(メチルアミノ))ヘプチル)−1 −アセチル−5−フルオロ−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (db)1’−(3−((S)−(3,4−ジクロロフェニル))−4−(R及 びS)−ヒドロキシ−5−(3,5−ジメチルフェニル)ペンチル)−1−メタ ンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (dc)1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(N)−( 3,5−ジメチルフェニル)(メチルアミノ))−5−オキソペンチル)−1− メタンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (dd)1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(3,5− ジメチルフェニル)−5−オキソぺンチル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン); (de)1’−(3−(R)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5− ジメチルフェニル)−5−オキソヘキシル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン); (df)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5− ジメチルフェニル)−6−オキソヘキシル)−1−メタンスルホニル−スピロ( インドリン−3,4’−ピペリジン); (dg)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−6−(3,5− ジメチルフェニル)−5−(R&S)−メチル−6−オキソヘキシル)−1−メ タンスルホニル−スピロ(インドリン−3,4’−ピペリジン); (dh)1’−(3−(S)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(3,5− ビストリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−1−アセチル−スピロ(インドリ ン−3,4’−ピペリジン) の中から選択される請求項1に記載の化合物。 15.治療を必要とする患者の物質Pの作用を拮抗させるために、医薬的に許容 可能なキャリヤーと治療に有効な量の請求項1に記載の無毒化合物とを含んでな る医薬組成物。 16.治療を必要とする患者のニューロキニンAの作用を拮抗させるために、医 薬的に許容可能なキャリヤーと治療に有効な量の請求項1に記載の無毒化合物と を含んでなる医薬組成物。 17.請求項1から14のいずれか一項に記載の式I: の化合物の製造方法であって、 (a)任意にトリアルキルアミンのような適切な塩基の存在下で、適切な溶媒中 の式A: の化合物を、式R1−X1(式中、X1は離脱基である)の化合物と反応させるか ; (b)還元剤の存在下で、第2の適切な溶媒中の式Aの化合物を、式R−CH( O)(式中、R−CH2は先に定義したR1である)の化合物と反応させるか;又 は (c)適切な塩基の存在下で、ハロ炭素溶媒中の式Aの化合物を、式R−C(O )X2(式中、X2はブロモ又はクロロのような適切な離脱基である)の化合物と 反応させて式Iの化合物を得る工程からなる前記方法。
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