JPH08511429A - 調理段階前の詰め物石果の製造方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 種を抜いて２個の半果実（８、１１）に詰め物（１０）を入れ、圧力をかけて接合、冷凍する。ここで半果実（８、１１）は、縁部分に受けた加圧と冷凍処理によって結合して調理段階前の詰め物石果が作製される。本詰め物石果の製造方法は、果実採取、除核、冷凍の過程を経た半果実（８）を種跡にできたホールを上向きにして、第１中空半球容器（１）にセットし、この半果実の中に詰め物（１０）をいれ、この上に別の半果実（１１）をホールを下向きにして被せ、対になった果実（８、１１）を第２中空半球容器で押しつけて加圧することにある。本発明を実施する装置は、回転式移送装置（１８）と、その上に多数の第１中空半球容器（１）がおかれ、（１８）が移動する箇所に加圧装置（２１）が設置されて、これによって第２中空半球容器（１２）が、その下にある第１中空半球容器（１）に圧力をかける働きをする。

Description

【発明の詳細な説明】 調理段階前の詰め物石果の製造方法と装置 技術分野 本発明は、調理の前段階で用いる詰め物石果、その製造方法および製造装置に 関するものである。 背景技術 詰め物石果は様々な食品を調理するためによく用いられる。例えば、砂糖を詰 めたアンズ（アプリコット）を作り、小麦粉で巻いてアンズ団子に料理すること などよく知られている。他にも詰め物を入れたさくらんぼ、桃、プラム等の詰め 物石果が調理に供せられる。従来は果実から直前に種（核）を抜いて詰め物を入 れた詰め物石果をその度毎に調理に回していた。果実にナイフを入れるとすぐに 変色したり腐りかけるので種を抜いて詰め物を入れた詰め物石果を貯蔵すること などとても考えられなかった。改善の努力をしていたが詰め物は果実が含む水分 によって比較的速く流れ去ることがある。このように早急に後加工をしなければ ならないことが、家庭料理だけでなく詰め物石果食品を造る製造業での欠陥であ った。別の欠陥として採取した果実のサイズがそれぞれ違うために、詰め物石果 を機械処理して後工程でアンズ団子に仕上げる際に困難が発生した。 発明の開示 本発明の目的は、詰め物石果の製造と後加工で発生する今までの欠陥を排除し て、詰め物石果を機械的に後加工して問題なく種々の食品に仕上げることにある 。 発明の詳細な説明 本発明により作製した詰め物石果は、種を抜いた果実を半分に切り、詰め物を いれ、加圧して再び接合して冷凍すると、２分された半果実の縁部分が圧力と冷 凍によって再び結合されることを特徴とする。このようにして発明の目標が達成 される。調理の前段階で果実の貯蔵性が上がったために、果実採取、除核、詰め 物処理などの加工で時間を心配する必要がなくなり、新鮮な詰め物石果と２分さ れた半果実を処理し機械加工するときに問題が起こらなくなった。この他にも加 圧して果実の一部を切除して一定のサイズと形に合わせる加工をよく行うが、以 前の詰め物石果製造で問題になったことが実質的に改良できるようになった。 本発明による詰め物石果の製造方法は、採取・冷凍・２分カットの処理を受け た果実を種跡にできたホールを上向きにして、第１中空半球容器で上向きになっ ているキャビティの中にセットし、この操作の前後で果実のホールに詰め物をい れ、詰め物を入れた半果実の上に他の半果実をホールを下向きにして被せ、重ね 合って対になった果実をはさむように第２中空半球容器を上から載せて第１中空 半球容器の縁と接するまで押しつけ、圧力を受けた果実の縁部分が冷凍作用によ って結合することを特徴とする。本方法によって除核と詰め物の加工を時間的に 別にすることが出来、さらに有利な点として除核をするときに後加工で半果実を 繋げ合わせるときの心配をしなくてよく、除核と後加工の操作が簡易化され、冷 凍した詰め物石果が安定になり、扱い易くなったことが挙げられる。この結果、 上に述べた半果実の中に詰め物をいれ、この上に他の半分の冷凍果実を載せると 周囲の熱の影響によって果実の表面に微量ではあるが露が見られ、場合によって は処理時間、温風、光線などによって多くなる。付着した水分の薄膜は、詰め物 をもつ果実の上から加圧したときに果実の中に残っていた冷気によって再び凍結 して２分された半果実同士の結合がよくなる。半果実の縁を加圧するときの圧力 作用で一時的に表面の氷が融けて、減圧すると次の段階で再び凍るように作用す る。本発明による方法で果実を簡易に処理でき、加圧処理を経た後すぐに次の後 加工へ回すことが出来る。本方法がもつ優れた点は冷凍済みの果実を詰め物とい っしょに加圧した後で再び冷凍することが出来る点にある。この特徴によって詰 め物石果の処理を除核時間と無関係にでき、時間によって制限されず果実に詰め 物を入れることが出来る。今広まっている冷蔵輸送を含めて処理時間に余裕がも てることは個々の製造工程が立体化され、果実を栽培地から採取して加工処理を 行った食品が食卓に載せられるようになった。 天然の果実で常にサイズの違いが問題になるが、これは本発明の加圧工程で既 に解決されている。採取した果実のサイズがかなり違う場合には、まず生産する 詰め物石果の最大サイズを決め、本発明によるキャビティを有利に利用して詰め 物石果の直径より小さい直径のキャビティをもつ中空半球容器を使用することを 特徴とする。このようにすると加圧処理で果実の縁が中空半球容器の縁に相応す るように削り取られるか、カットされることになる。本発明による方法を実施し て装置内の果実の残りを取り除くと一定のサイズの最終製品が得られるように配 慮されている。本発明による方法を実施して保存性が良く、見栄えの良い製品を 得るには、縁部分の噛み合わせがよい中空半球容器を用いて処理することにある 。 本発明による方法を実施する装置は、回転式移送装置をもち、移送装置の回転 方向に数多くの第１中空半球容器を並べ、少なくともある範囲ではキャビティを 上向きにしておき、少なくとも１個の加圧装置をつけ、この加圧装置によって互 いに上下の位置にある第１中空半球容器と第２中空半球容器が噛み合うようにし て第１中空半球容器の中にある半果実の対に圧力をかけることを特徴とする。本 装置を使用すると前述のように詰め物石果を簡易に合理的な方法で生産すること が出来る。回転式移送装置は、回転式テーブルまたはベルトコンベアの形を取る ことが出来る。中空半球容器に冷凍詰め物石果を中空半球容器から取り出すため に以上述べた部品以外の器具を装置に付けて供給、セット、取り出しを行ってよ く、比較的少ない労力でできればこれらの工程を手動で行ってもよい。以上に述 べた装置は中空半球容器からキャビティ中の果実へ流れる熱の移動が少ないこと が特徴である。本発明による装置は、第１中空半球容器の一部に、少なくとも詰 め物石果を入れる箇所に断熱材を使用することを特徴とする。更に果実を処理す る中空半球容器の面に適当な層を塗布して果実の粘着を防ぐことを特徴とする。 果実のセット、取り出しの工程でも、機械処理、手動による処理でも本発明に よる装置を使用する利点は、突き出た指状棒片で造られている周辺壁があること であり、これはある距離を保ちながら第１中空半球容器を取り巻いている。更に 第１中空半球容器に自動のエジェクタが備え付けられている利点がある。周辺壁 を用いれば中空半球容器の中で半果実を位置決めをすることが容易になり、自動 エジェクタを用いれば加圧でできた果実を中空半球容器の底から取り出すことが 容易になる。この時に周辺壁にある指状棒片の間隔は、指状棒片の間に指をいれ または掴み器を挿入することが出来るように調節する。この周辺壁は必要に応じ て取り外しが出来るのでカットされ、潰された果実の除去作業は容易に便利に出 来る。 図面の簡単な説明 本発明は、実施例を図式的に表す図を参考にして以下のように説明される。 図１−８は本発明による方法を用いて詰め物石果を製造する各段階を説明する 図である。 図９−１０は本発明による方法を実施する装置について詳細な説明をする装置 であり、図９は装置の側面図であり、図１０は図９のＸ−Ｘ線に沿った断面図で ある。図１−８では中空半球容器、果実、詰め物がその都度図に切れ込みを入れ て表示されている。 発明を実施するための形態 図１は、第１中空半球容器（１）、半球状のキャビティ（２）およびエジェク タ（３）を示す。エジェクタ（３）は矢印（４）の方向へ移動する。キャビティ （２）の上に上縁部分（５）、縁リング（６）と続く。縁リング（６）の内径は 上縁部分（５）の下のキャビティ （２）の直径を超える長さをもつ。縁面（７ ）はキャビティ（２）の上縁（５）から縁リング（６）までほぼ放射状に走って いる。 図２の第１中空半球容器（１）に採取されて除核された半果実（８）が種跡に できたホール（９）を上向きにしてセットされ、この操作と前後してホール（９ ）の中に詰め物（１０）が入れられる。図３のように詰め物を詰めた冷凍果実が 第１中空半球容器（１）の上に示される。図４のように半果実（８）と詰め物（ １０）の上に除核、冷凍済みの別な半果実（１１）がホールを下向きにして載せ られる。図５では２個の果実（８）、（１１）が重ね合わされた対の上に第２中 空半球容器（１２）が矢印（１３ａ）の方向から第１中空半球容器（１）に向か って下降してくる。図６は、このように下降してきた第２中空半球容器（１２） が第１中空半球容器（１）に達すると２個の果実（８）、（１１）およびその間 にある詰め物（１０）が中空半球容器（１）、（１２）の作用を受けて圧縮され る様子を示す。この後で第２中空半球容器（１２）は矢印（１３ａ）の方向に向 けて上昇して第１中空半球容器（１）、詰め物（１０）を含む２個の果実（８） 、（１１）から引き離される。図７のように詰め物（１０）を含む２個の果実（ ８）、（１１）は上側が空気に触れた状態で第１中空半球容器（１）のキャビテ ィ（２）に残され、矢印４の方向に上昇してくるエジェクタ（３）で押し上げら れて図８のように詰め物石果（１４）の完成品が得られる。これは手または機器 を用いて装置の外に容易に出される。 ２分した半果実（８）を第１中空半球容器（１）にセットしてから２個の半果 実（８）、（１１）を圧縮するまでにかなりに時間を要し、この間に半果実の表 面に露が付着するので縁部分（１５）に軽い湿度およびまたは軟化が生じること がある。果実を更に加圧することにより特に内部が繋ぎ合わされ易くなる。ここ では果実に含有されていた湿気が低温の熱によって再び凍結して２個の果実をよ く繋ぎ合わせる結果になる。 図２−５に示したように中空半球容器（１）、（１２）には、直径が半果実よ り小さいキャビティがあり、これが有利に働いて中空半球容器による加圧で果実 の余計な部分がもぎ取られるか、カットされて容易にサイズの揃った詰め物石果 を調理の前段階で得ることが出来る。詰め物石果の本体を取り出すときに中空半 球容器（１）、（１２）で図示したように第２中空半球容器（１２）が第１中空 半球容器（１）の縁リング（６）に合うように造られた中空半球容器を使用する と便利である。このようにして巧みにカットされた果実残は簡単な方法で中空半 球容器から取り除かれる。 このように作製された詰め物石果は加圧工程を経てから直ちに後加工へ回され る。加圧工程の後で再び冷凍すると果実製品の保存性は更に高くなり、詰め物石 果製品として希望によってはかなりの長期にわたって低温保存が可能になる。 第１中空半球容器（１）の材料には、少なくとも縁部分、特にキャビティ（２ ）の部分は断熱材を使用することが望ましい。これには合成樹脂が良く、果実ま たは果肉が付着しにくいか、付着しない材料を選定する。 特に第１中空半球容器（１）にある周囲壁（３０）は、第１中空半球容器（１ ） を離れて巻き、突出した指状棒片（３１）からできている。周囲壁にある指状棒 片（３１）の間には距離（３２）があり、第１中空半球容器（１）まで指を入れ ることができ、周囲壁の存在によって半果実のセット、詰めの作業が簡単になり 、エジェクタで押し上げられる石果が予期せずに横倒しになることを防止できる 。周囲壁（３０）は取り外しができ、回転アーム取付器などの自動装置によって 持ち上げることが出来て果実の残りの除去と中空半球容器の清浄が容易になる。 図８の点線図は、取り外されたか、または上昇した周囲壁（３０）を示す。 石果を正確な位置にセットすれば周囲壁を使用しなくてもよい。エジェクタで 押し上げられてくる石果が予期せずに横倒しになることを防ぐには図８の点線で 描かれたシャーレのようにエジェクタ（３）の上に支持シャーレを付けて詰め物 石果を保持すればよい。 図９および１０は、本発明に関わる装置の実施状態を示すものであり、回転式 移送装置（１８）は回転テーブルの形態をとる。回転式移送装置（１８）上で、 図１の第１中空半球容器（１）が回転方向（１９）に沿った２つの同心円上にキ ャビティを上向きにして順序よく並べられている。図９には分かりやすいように ２個の中空半球容器（１）だけを描いた。この装置の回転箇所（２０）には加圧 装置（２１）がつけられ、これは空気圧シリンダで駆動する。加圧装置（２１） は支台（２２）の上下を移動できて図５で示した第２中空半球容器（１２）と結 び、これが支台（２２）の反対側にある第１中空半球容器（１）を加圧するよう になっている。図では支台の上に第２中空半球容器（１２）の対が描かれ、第１ 中空半球容器（１）の対と同列に置かれている。回転式移送装置（１８）にはス テップ駆動装置（２３）が付き、このワンステップは回転式移送装置（１８）上 で中空半球容器の移動距離に合わされている。本様式のステップ駆動装置は、爪 式歯車などが空気圧シリンダのてこシステムで回転することを利用したものであ る。第１中空半球容器（１）についているエジェクタ（３）は回転式移送装置（ １８）の回転テーブルの開口部を貫き、その下部の様子が図に示される。エジェ クタは加圧装置（２１）のある回転箇所（２０）に見られ、回転テーブルの下に プレート（２４）が付き、これは回転式移送装置（１８）が回転しながら果実加 圧を行うときにエジェクタを徐々に押し上げて、第１中空半球容器（１）中で 圧力を受けて半果実と詰め物から作製された詰め物石果（１４）を第１中空半球 容器（１）から取り出す機能をもっている。詰め物石果は周辺領域（２５）で手 または自動機器を用いて取り出すことが出来る。エジェクタはプレート（２４） の端部（２６）にくると下降して、中空半球容器には新しい果実材料が供給され る。例えば、周辺領域（２７）で冷凍、除核した半果実をセットし、周辺領域（ ２８）で詰め物をいれ、周辺領域（２９）で別の半果実を被せ、周辺領域（２０ ）で加圧操作が行われる。 符号の説明 １ 第１中空半球容器 ２ キャビティ ３ エジェクタ ４ 矢印 ５ 上縁部分 ６ 縁リング ７ 縁面 ８ 除核された半果実 ９ ホール １０ 詰め物 １１ 除核された半果実 １２ 第２中空半球容器 １３ａ 矢印 １３ｂ 矢印 １４ 詰め物石果 １５ 縁部分 １７ 削られた果実 １８ 回転式移送装置 １９ 回転方向 ２０ 回転箇所 ２１ 加圧装置 ２２ 支台 ２３ ステップ駆動装置 ２４ プレート ２５ 周辺領域 ２６ プレート端 ２７ 周辺領域 ２８ 周辺領域 ２９ 周辺領域 ３０ 周辺壁 ３１ 指状棒片 ３２ 指状棒片間の距離

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９４年１１月１１日 【補正内容】 請求の範囲 １． 採取、除核、冷凍の過程を経た半果実を種跡に出来たホールを上向きにし て、第１中空半球容器で上向きになっているキャビティの中にセットし、この操 作と前後して半果実のホールに詰め物をいれ、詰め物を入れた半果実の上に別の 半果実をホールを下向きにして被せ、重ね合わされて対になった果実をはさむよ うに第２中空半球容器を上から押しつけて第１中空半球容器の縁部分と接するま で加圧し、圧力を受けた果実の縁部分を冷凍作用によって結合させることを特徴 とする調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ２． キャビティの縁部分で測定したキャビティの直径が半果実の直径より小さ く、加圧により半果実の縁部分が中空半球容器の縁部分に相応して削られるか、 カットされることを特徴とする請求項１記載の調理段階前の詰め物石果とその製 造方法と装置。 ３． 縁部分の噛み合わせがよい中空半球容器を使用することを特徴とする請求 項２記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ４． 冷凍済みの半果実と詰め物を合わせて加圧した後で再び冷凍することを特 徴とする請求項３記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ５． 回転式移送装置（１８）上で回転方法に沿って多数の第１中空半球容器（ １）が順序よく並べられ、少なくとも部分的に、しかも半果実（８）をセットす る箇所は断熱材で構成され、キャビティを上向きにした第１中空半球容器（１） が回転する箇所に少なくとも１個の加圧装置（２１）が第１中空半球容器（１） の上方につけられ、第１中空半球容器（１）が移動する軌道の上にある第２中空 半球容器（１２）が、その下にある第１中空半球容器（１）と共同して第１中空 半球容器（１）中にある半果実対（８、１１）に対して圧力を加えることを特徴 とする請求項１，２，３または４記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法 と装置。 ６． 第２中空半球容器（１２）と第１中空半球容器（１）の縁部分が互いにか み合うことを特徴とする請求項５記載の装置。 ７． 第１中空半球容器（１）との距離をおき、突出した指状棒片（３１）また は同様な器具からできている周囲壁（３０）をもち、第１中空半球容器（１）に 自動エジェクタ（３）が付けられていることを特徴とする請求項５または６記載 の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ８． 周囲壁（３０）が取り外し可能であることを特徴とする請求の範囲第７項 記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 種を抜いて２分した半果実（８、１１）を２個合わせた果実（１４）に詰 め物（１０）を入れ、加圧により接合し、冷凍し、さらに加圧、冷凍をして半果 実（８、１１）の縁部分を結合させること特徴とする調理段階前の詰め物石果と その製造方法と装置。 ２． 採取、除核、冷凍の過程を経た半果実を種跡にできたホールを上向きにし て、第１中空半球容器で上向きになっているキャビティの中にセットし、この操 作と前後して半果実のホールに詰め物をいれ、詰め物を入れた半果実の上に別の 半果実をホールを下向きにして被せ、重ね合わされて対になった果実をはさむよ うに第２中空半球容器を上から押しつけて第１中空半球容器の縁部分と接するま で加圧し、圧力を受けた果実の縁部分を冷凍作用によって結合することを特徴と する調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ３． キャビティの縁部分で測定したキャビティの直径が半果実の直径より小さ く、加圧により半果実の縁部分が中空半球容器の縁部分に相応して削られるか、 カットされることを特徴とする請求項１記載の調理段階前の詰め物石果とその製 造方法と装置。 ４． 縁部分の噛み合わせがよい中空半球容器を使用することを特徴とする請求 項３記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ５． 冷凍済みの半果実と詰め物を合わせて加圧した後で再び冷凍することを特 徴とする請求項２，３または４記載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と 装置。 ６． 回転式移送装置（１８）上で回転方法に沿って多数の第１中空半球容器（ １）が少なくともある領域ではキャビティを上向きにして順序よく並べられ、キ ャビティを上向きにした第１中空半球容器（１）が回転する箇所に少なくとも１ 個の加圧装置（２１）が第１中空半球容器（１）の上方につけられ、第１中空半 球容器（１）が移動する軌道の上にある第２中空半球容器（１２）が、その下に ある第１中空半球容器（１）と共同して第１中空半球容器（１）中にある半果実 対（８、１１）に対して圧力を加えることを特徴とする請求項２または５記載 の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ７． 第１中空半球容器（１）の材料として、少なくとも部分的に、しかも半果 実をセットする箇所は断熱材を使用することを特徴とする請求項６記載の調理段 階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 ８． 第２中空半球容器（１２）と第１中空半球容器（１）の縁部分が互いにか み合うことを特徴とする請求項６または７記載の調理段階前の詰め物石果とその 製造方法と装置。 ９． 第１中空半球容器（１）と距離をおき、突出した指状棒片（３１）または 同様な器具からできている周囲壁（３０）をもち、第１中空半球容器（１）に自 動エジェクタ（３）が付けられていることを特徴とする請求項６，７または８記 載の調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。 １０． 周囲壁（３０）が取り外し可能であることを特徴とする請求項９記載の 調理段階前の詰め物石果とその製造方法と装置。