JPH08510498A - ポリエステル組成物 - Google Patents

ポリエステル組成物

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JPH08510498A
JPH08510498A JP7500358A JP50035894A JPH08510498A JP H08510498 A JPH08510498 A JP H08510498A JP 7500358 A JP7500358 A JP 7500358A JP 50035894 A JP50035894 A JP 50035894A JP H08510498 A JPH08510498 A JP H08510498A
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リガト,ジョン・ジェイミーソン
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ゼネカ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明のポリエステル組成物は、少なくとも1種の第1の半結晶質もしくは結晶化可能なポリヒドロキシアルカノエート(PHA-X)、および半結晶質形態もしくは結晶質形態であって、前記PHA-Xより高い結晶融点を有する、少なくとも1種の第2のポリヒドロキシアルカノエート(PHA-Y)を含む。PHA-Yは、PHA-Xと比べて結晶融点を好ましくは少なくとも5℃、またアニール処理前のPHA-Yに比べて結晶融点を好ましくは少なくとも3℃上昇させる、というアニール処理によって製造される。PHA-XとPHA-Yは、ポリヒドロキシブチレートおよびポリヒドロキシブチレート-コ-バレレートから選ぶのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリエステル組成物 本発明は、ポリエステル組成物、およびその成分として有用な変性ポリエステ ルに関する。 ポリ-3-ヒドロキシブチレート(PHB)は、特にメルトキャストしたときに 脆いという欠点を有する。脆いのはポリマー中に大きな球晶が存在するためであ るということが明らかとなっている。このような大きな球晶はしばしばクラック を有していて、特別な歪みがほとんどなくてもこれらのクラックが開き、サンプ ルの脆性破損を引き起こす(Barham P.J.,Keller,A.,ジャーナル・オブ・ポ リマーサイエンス Vol.24,p69-77 1986)。PHBの延性を増大させる1つの方 法は、球晶のサイズを減少させる小さな粒子で溶融液に核形成を施すことであり 、これによってポリマーの機械的特性に大きな利点がもたらされる。核形成によ るもう1つの利点は、結晶化がより速くなること、したがって加工時間が短縮さ れることである。通常使用される成核剤(nucleant)は窒化ホウ素であるが、こ れは高価な材料であり、生物分解性をもたない。このため、これより安価な成核 剤供給源および生物分解性の成核剤が求められている。 したがって、本発明の第1の態様によれば、半結晶質もしくは結晶化可能な少 なくとも1種の第1のポリヒドロキシアルカノエート(PHA-X);および半 結晶質形態もしくは結晶質形態で、前記PHA-Xより高い結晶融点を有する少 なくとも1種の第2のポリヒドロキシアルカノエート(PHA-Y);を含んだ ポリエステル組成物が提供される。 本明細書においては、“結晶質”とは、結晶質が100%であることを意味し 、“半結晶質”とは、結晶質を含んでいるが、結晶質が100%ではないポリマ ーを意味し、そして“結晶化可能な”とは、非晶質状態のポリマー材料も含めて 、結晶化させることのできるポリマーを意味する。 本発明のポリエステル組成物は、微生物学的に得られる少なくとも1種のポリ エステル、または合成により得られる少なくとも1種のポリエステルを含んでも よい。 組成物の1つの形態においては、PHA-Yの結晶融点は、PHA-Xの結晶融 点より少なくとも5℃(特に10〜50℃)高い。一般には、PHA-X中に含 まれるPHA-Yの量は、溶融加工においてPHA-Xを核形成させるに足る、す なわちその結晶化時間を短縮させるに足る量である。 本発明は特に、溶融PHA-Xの結晶融点以上の温度で、しかも固体PHA-Y の結晶融点未満の温度のときは二相組成物を含む。 PHA-XとPHA-Yは、可塑剤の非存在下において比較的高レベルの結晶化 度(例えば30%以上、特に50〜90%)を有することのできるポリマーであ る。本発明の組成物は、式I -O-Cmn-CO- I 〔式中、mは1〜13の範囲であり、nは2mまたは(mが少なくとも2である ときは)2m−2である〕で示される構造単位を有するポリエステルを含むのが 適切であるといえる。一般にCmnは、ポリマー鎖中に2〜5個の炭素原子を含 み、側鎖中に残部(存在する場合)を含む。極めて適切なポリマーにおいては、 mは3または4で、nは2mであり、特に、共重合されていて、鎖中の酸素に隣 接した炭素上にそれぞれC1側鎖とC2側鎖を有する形のm=3とm=4の構造単 位が存在するのが適切である。ある特定のポリエステルではm=3の構造単位を 多く含み(特に、このような構造単位のうちの少なくとも70モル%)、残部が m=4の構造単位である。 以下の説明において、結晶融点Tmと融解熱△Hfは示差走査熱量法(DSC) によって求められている。Tmは温度に対するdH/dt曲線のピークである。△ Hfは該曲線の下側の面積である。 PHA-Xの分子量(Mw)は、20万以上で最大2×106であるのが好まし い。PHA-YのMwは、PHA-XのMwと同じオーダーであってもよい。 ポリヒドロキシアルカノエートは、ポリヒドロキシブチレート(PHB)又は ポリヒドロキシブチレート-コ-バレレート(polyhydroxybutyrate-co-valerate )(PHBV)であり、3-ヒドロキシ体であっても、4-ヒドロキシ体であっても 、またはこれらの混合物であってもよい。特に好ましいのは、PHBとPHBV の 3-ヒドロキシ体である。 PHA-Xは、下記の(a)によって示されているようなPHBホモポリマー またはPHBVコポリマーであっても、あるいはmの値が異なる2種以上のポリ マーのブレンド(例えば、ホモポリマーとコポリマーのブレンド、あるいは2種 のコポリマーのブレンド)であってもよい。2種のコポリマーのブレンドの1つ の例では、 (a) 構造単位の2〜5モル%がm=4を有していて、残りがm=3を有す る、という式Iの構造単位から本質的になるPHA;および (b) 構造単位の5〜30モル%がm=4を有していて、残りがm=3を有 する、という式Iの構造単位から本質的になるPHA; を含む。 こうしたPHAのそれぞれに、前記したような側鎖が存在している。 このようなブレンド中におけるポリマーの割合は、4〜20モル%が平均m= 4の含量を与えるような割合であるのが好ましい。 m=3および/またはm=4の構造単位を有するPHA-XまたはPHA-Yに おいては、より大きなm値を有する構造単位のパーセントは極めて小さいといっ てよい。 PHA-Yの反復構造単位は、PHA-Xの反復構造単位と同じでも、または異 なっていてもよい。PHA-Yは、PHB以外の構造単位を最大5モル%まで含 んでもよい。PHA-Yは、ポリヒドロキシブチレート(式I,m=3,酸素に 隣接した炭素上にメチル側鎖が存在)以外の構造単位を2モル%以下、特に0. 5モル%以下含むのが好ましい。PHBホモポリマーは、PHA-Yとして特に 好ましい。 PHA-Yは、(Tm−20)℃を越える温度での処理を含まない公知の方法に よって微生物細胞から回収されるPHA-Yより少なくとも3℃、好ましくは3 〜15℃、特に好ましくは6〜12℃高い結晶融点を有するのが好ましい。した がって、PHA-YがPHBホモポリマーであるときには、その結晶融点は少な くとも177℃、特に180〜183℃の範囲である。PHA-Yは明確な単一 のTmと結晶化度%を有し、好ましくは75℃以上、特に好ましくは80〜90 ℃の範 囲であり、したがってクロロホルム中に徐々にしか溶解しない。溶媒からの結晶 化によってPHA-Yを製造する場合、PHA-Yは100%結晶質であってもよ い(BarhamP.J.,Keller A.,Otun E.L.,Holmes P.A.,ジャーナル・オブ・マ テリアルサイエンス,1984,Vol.19,p2781-94;H.Mitomo,P.J.Barham,A.K eller,ポリマージャーナル 1987,Vol.19,p1241-1253)。 本発明のPHA-Yは、ポリマー組成物中で成核剤として作用する。ポリマー 組成物は、組成の0.1〜20%(w/w)をPHA-Yとして含有するのが好まし く、1〜10%をPHA-Yとして含有するのがさらに好ましい。PHA-Yが粉 末形態で供給されたとしても、PHA-Y粒子のサイズは重要な問題ではないが 、粒子のサイズが小さいほど核形成部位の数が大きくなることは言うまでもない 。粒子のサイズは5〜500μmであるのが好ましい。 PHAは、特に微生物学的プロセスの発酵生成物であってもよい。微生物学的 プロセスにおいては、PHAに微生物を植えつけて通常の成長を起こさせ、細胞 増殖に必要な1種以上の栄養素を存在させないで培養することによってプロセス が行われる。この微生物は野生型でも突然変異型でもよく、あるいはその中に導 入される必要な遺伝子物質を有していてもよい。これとは別に、必要な遺伝子物 質を真核生物によって収容して、微生物学的プロセスを起こさせることもできる 。適切な微生物学プロセスの例には次のようなものがある: m=3、あるいはm=一部が3で一部が4であるような式Iの物質に対しては: EP-A-69497(アルカリゲネス・ユートロフス;Alcaligenes eutrophus );m=3であるような式Iの物質に対しては:US4101533(A.eutro phus H-16),EP-A-144017(アルカリゲネス・ラツス;A.latus); m=7〜13であるような式Iの物質に対しては:EP-A-0392687(種 々のプソイドモナス(Pseudomonas)属)。 これとは別に、PHBとPHBVは合成化学によって得られる生成物であって もよい(Bloembergen,S.及びHolden,D.A.,による“Macromolecules.1989, 22,p1656-1663”;Bloembergen,Holden,Bluhm,Hamer,及びMarchessaultに よる“Macromolecules 1989,22,p1663-1669”)。 本発明はさらに、PHA-Yの結晶格子を保持するような条件下にてその成分 を一緒にミキシングすることによって組成物を作製する方法を提供する。本発明 の方法は、単に乾燥粉末をミキシングすること、スラリー化すること、あるいは 噴霧乾燥することを含んでもよく、乾燥粉末の1種または2種が、微生物によっ て蓄積されたままのポリエステル粒子(polyester particles as laid down by microorganisms)、あるいはこのようなポリエステル粒子のクラスターであるの が好ましい。 本発明の方法はさらに、PHA-XとPHA-Yを充分にミキシングすること( 例えば、押出機に通すことによって)を含む。本発明の方法はさらに、溶融状態 にてミキシングすることを含む。このような各操作においては、温度をPHA- Yの結晶融点未満に保持する。押出物または溶融体凝固物(solidified melt) は、最終造形品であってもよいし、あるいは造形操作(例えば、押出成形や射出 成形)のための供給物として、カットしてチップにしても、また粉砕して粉末に してもよい。PHA-XとPHA-Yをミキシングするのに通常は溶媒を使用しな いが、もし使用する場合は、PHA-Yを溶解しないようなものでなければなら ない。 さらに他の方法においては、PHA-XとPHA-Yを含んだ混合物を完全に溶 融し、PHA-Yの少なくとも一部が結晶化するまで、PHA-Xの結晶融点とP HA-Yの結晶融点との間の温度に保持する。これによって、その場で核形成が 起こる。 他の態様においては本発明は、PHA-Yの結晶融点がアニール処理前のPH A-Yの結晶融点より少なくとも3℃高くなるようアニール処理の施されたPH A-Yそれ自体を提供する。 本発明はさらに、PHA-Yの結晶融点をアニール処理前のPHA-Yの結晶融 点より少なくとも3℃上昇させるに足る時間ぶんだけ、結晶融点より1〜10℃ 低い温度でPHA-Yを加熱する、というアニール処理にPHA-Yを付すことを 含む、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA-Y)の製造法を提供する。 アニール処理の温度は、結晶融点より1〜5℃(特に2〜3℃)低い温度であ るのが好ましい。アニール処理の時間は、結晶融点の上昇が止まるまで結晶融点 を上昇させるだけの充分に長い時間であるのが好ましい。結晶融点の上昇は少な くとも3℃であるのが好ましく、3〜15℃であるのがさらに好ましく、6〜1 2℃であるのが特に好ましい。アニール処理の時間は10分〜12時間であるの が好ましく、特に好ましいのは1〜8時間である。 アニール処理は、酸素の存在下でも、減圧状態でも、あるいは窒素のような不 活性雰囲気でも行うことができる。 PHA-Yは前記の微粒子形態であるのが適切であるが、溶融形態にてアニー ル処理に付すこともできる。このようなPHA-Yは、わずかな割合の(例えば 最大5% w/wの)気泡質破片(cellular debris)を含有していてもよい(こう した気泡質破片は、気泡物質の除去によって回収されるPHA中に通常存在する )。より優れた色彩安定性を得るためには、PHA-Yはこうした破片の含有量 が1%未満であるのが好ましく、またポリマーグラニュールを水混和性有機液体 (例えば、メタノール、エタノール、アセトン、ブタノール等)で洗浄して得ら れる生成物、あるいはPHAに対して水不溶性溶媒を使用することによって気泡 を抜き取って得られる生成物であるのが好ましい。 PHA-Xは、通常の加工用添加剤(例えば可塑剤、充填剤、繊維、および顔 料など)のどれを含有してもよい。こうした可塑剤とPHAとの比に関して、剛 性ではあるが脆くはない物品を効果的に造るためには、ほとんどの用途において 最大40phr w/wまでの可塑剤が使用される。一般には5〜20phr w/wの量が適 切である。適切な可塑剤の例としては以下のようなものがある。 (a) 多塩基酸の高沸点エステル(例えばフタル酸エステル、イソフタル酸エ ステル、クエン酸エステル、フマル酸エステル、グルタミン酸エステル、リン酸 エステル、または亜リン酸エステル)。エステル基は、例えば、C1-C12のアル キル、アリール、アラルキル、又はアラルキルのいずれであってもよい。特定の 例としては、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジバプチル(dibaptyl phthalate) 、フタル酸ジリンデシル(dirindecylphthalate)、およびグルタミン酸ジアル キルアルキレンオキシド (Plasthall 7050); (b) 高沸点エステルと多価アルコールの一部(特にグリコール、ポリグリコ ール、及びグリセロール)。エステルの酸誘導基は、通常2〜10個の炭素原子 を含む。例としては、トリアセチン、ジアセチン、およびグリセロールジベンゾ エートなどがある; (c) パラトルエンスルホンアミド等の芳香族スルホンアミド。 このような可塑剤の特定の例は、多価アルコールのエステル、例えばC1-C4 カルボン酸のグリセリルエステルである。一般には、可塑剤は生物分解性である のが好ましい。 特に好ましい可塑剤は、その分子中に少なくとも3つのエステル基を有する二 重にエステル化されたヒドロキシカルボン酸である。 “二重にエステル化された(doubly esterified)”とは、ヒドロキシカルボ ン酸のヒドロキシル基の少なくとも一部がカルボン酸でエステル化されており、 そしてヒドロキシカルボン酸のカルボキシル基の少なくとも一部がアルコールも しくはフェノールでエステル化されているということを意味している。エステル が誘導されるヒドロキシカルボン酸は、少なくとも脂肪族化合物もしくは脂環式 化合物であるのが好ましい。その主鎖構造(すなわち、カルボキシル基を別とし て)は2〜6個の炭素原子を含むのが好ましい。主鎖構造は2〜4個のカルボキ シル基と1〜3個のヒドロキシル基を含むのが好ましく、カルボキシル基の数が ヒドロキシル基の数より多いのが好ましい。 カルボキシル基をエステル化する基は、1〜7個の炭素原子を含むのが好まし く、2〜5個の炭素原子を含むのが特に好ましい。エステル分子において、これ らの基は同じであっても異なっていてもよい。それらは脂肪族であるのが好まし い。熱安定性をもたせつつ生物分解性を付与するためには、このような脂肪族基 は直鎖を有するのが好ましい。必要に応じてこれらの基のごく一部を二価にし、 これによって最大3つの反復構造単位を適切に有するオリゴマーが得られるよう にする。 ヒドロキシル基をエステル化する基は、カルボキシル基の炭素原子も含めて2 〜7個の、特に最大4個までの炭素原子を含むのが好ましい。エステル分子にお いて、これらの基は同じであっても異なっていてもよい。これらの基は脂肪族で あるのが好ましく、また熱安定性をもたせつつ生物分解性を付与するためには、 これらの基は直鎖を有するのが好ましい。必要に応じてこれらの基のごく一部を 二価にし、これによって最大3つの反復構造単位を適切に有するオリゴマーが得 られるようにする。 このような可塑剤の例としてはエスタフレックス(Estaflex*)(クエン酸ア セチルトリ-n-ブチル)がある。 本発明のポリマー組成物は、ポリマー加工に通常使用される他のいかなる添加 剤〔例えば、顔料(二酸化チタンなど)や粒状、繊維状、もしくはプレート状の 充填剤(タルクなど)〕を含んでもよい。 本発明は、組成物を使用して造形する方法、およびその結果得られる造形品を 提供する。具体的には本発明の方法は、組成物をPHA-Yの結晶融点以下の温 度で溶融する工程、PHA-Xの結晶融点とPHA-Yの結晶融点の間の温度にて 前記溶融組成物を造形する工程、および前記溶融組成物を冷却して結晶化させる 工程を含む。これとは別に、PHA-XとPHA-Yの混合物を完全に溶融し、そ れをPHA-Yの少なくとも一部が結晶化する温度に保持し、次いでそれを造形 することによって組成物が造られる。こうした温度保持によってPHA-Xの結 晶化時間がより短くなり、したがって溶融後すぐに造形操作を行うことができる ようになる。 造形品を製造する方法は、例えば、押し出し、フィルムの作製、塗被、射出成 形、熱成形、紡糸、およびブロー成形を含む。 本発明は、ポリマー組成物を使用して造形する方法、およびその結果得られる 造形品を提供する。方法は上記したとおりである。物品としては、繊維、フィル ム(特に包装用)、塗被物(例えば紙、ボード、不織布)、繊維、不織布、押出 ネット、個人向け衛生用品、ボトルや飲用容器、農業・園芸用のフィルムや容器 、コンテナー、オストミーバッグ(ostomy bag)等の使い捨て物品、失禁用具、 創傷手当用物品、及び薬物・農薬・接着剤に対する持続放出システムなどがある 。 以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明がこれらの実施例に よって限定されることはない。 実施例1 高融点PHBの製造 (a) グルコース基質上でA.eutrophusを成長させる工程; (b) 窒素欠乏状態におけるグルコース基質上での発酵によってPHBを堆積 させる工程;および (c) 細胞を熱衝撃、酵素分解、および遠心分離にて処理し、次いで得られた PHB粒子の水性スラリーを噴霧乾燥することによって、PHBグラニュールを 分離する工程; によってPHBホモポリマーのバッチを作製した。 得られたPHBのMwは592,000であり、Tmは173.9℃であり、 54%が結晶質であった。噴霧乾燥した粒子のサンプル(50g)を170℃に 予備加熱された減圧オーブン中に入れ、当該温度および0.2×105Pa(0 .2バール)の圧力にて7時間保持した。減圧を保持しつつオーブンを自然冷却 した。生成物の結晶融点(Tm)は180.5℃であり、80%が結晶質(DS Cにより測定)であった。生成物は淡褐色を呈し、軽く焦がした白パンの色に似 ている。 実施例2 高融点PHBの成核剤としての使用 実験用ミキサーを使用して混合し、次いで“ベトール(Betol)”押出機に通 すことにより、PHBVコポリマー〔12モル%V,結晶融点(Tm)149. 9℃〕のサンプル(300g)に高融点PHB(1phrおよび5phr)を配 合した。パーキン・エルマーDSC-4機器を使用して、これらのサンプルと対 照標準サンプルをDSCにより試験した。DSC試験片(それぞれ10mg)を 、窒素雰囲気中100℃/分の割合で融解温度(それぞれ異なる)に加熱し、そ して20℃/分の割合で20℃に冷却した。下記の表1は、これらのサンプルに 対するピーク結晶化温度(T cryst)および融解熱(△Hf)を示している。p hrは100重量部当たりの当該物質の重量部である。 以下のような結論が導かれる。 融解温度170℃を使用した場合: 1. 成核剤が配合されていないPHBVコポリマーは自己シーディング(self -seeding)によって核形成され、したがってはっきりしたピーク結晶化温度を示 す。 2. PHBを成核剤(実施例1)として1phr又は5phr含有したサンプ ルは、成核剤を配合していないサンプルより実質的に高い(それぞれ21℃およ び25.7℃高い)T crystを示す。 融解温度180℃を使用した場合: 1. 成核剤を配合していないPHBVコポリマーは、DSCが使用可能な時間 においてはまったく結晶化せず、従ってT cryst又は△Hfは観察されなかった 。180℃においては、自己シーディングは明らかに無視しうる。 2. PHBを成核剤(実施例1)として含有したサンプルは結晶化せず、融解 温度170℃にて行った例に対して得られる領域においてT cryst値と△Hf値を 与えた。 したがって、1phrと5phrでのPHBは効果的な成核剤であり、自己シ ーディングよりかなり効果的である。さらに、PHBは生物分解性の成核剤であ るという利点を有する。さらなる利点は、ポリマー組成物が急速に冷却されると いう実際の状況下において、またゆっくりした結晶化を起こすという実際の状況 下において、本発明の成核剤を使用すると、ポリマーは低温でもより速やかに結 晶化を起こすということである。 実施例3 熱処理されたPHB(実施例1からのもの)の核形成効果を、下記の手順を使 用した等温ピーク時間測定(isothermal peak time(tp)measurement)によっ て調べた: 180℃で融解させる(トータルで2分の加熱); 200℃/分の割合で100℃に冷却する; 100℃で30分保持する; 30分にわたって熱流量を記録し、時間/熱流量曲線(tp)において変曲が起 こるまでにかかった時間を記録する; tpにおける垂線の低温側/高温側に関して曲線の下の面積(△Hf)を測定する 。時間の値を表2に示す。 tp.値は結晶化速度の尺度であり、したがって温度ピークまでの時間が短くな るほど、製造後のある時間においてサンプル中に発現される結晶化度は大きくな る。成核剤を配合していないサンプル(自己シーディング化していようといまい と)に比べて、熱処理PHBがPHBVのサンプルを相当程度に核形成している ことは明らかである。充分な結晶化度を発現させるための時間を少なくするのが 望ましい。なぜなら、これによって、造形品製造のための加工時間が短縮される からである。 実施例4 2.4kgのPHB粉末(Tm=173.5℃)を170℃に予備加熱された オー ブン中に入れた。3時間後、PHBは170℃に達し、PHBを当該温度におい て100分保持した。次いでPHBを冷却・粉砕して、高温プロセス中に形成さ れている凝集塊をなくした。熱処理したPHBの結晶融点(Tm)は182.6 ℃であった。ブレンディングと押出 100リットルのミキサーを使用して、18kgのPHBV(HV含量8%, Tm158℃)を計量し、混合物に加えた。次いで、100重量部当たり5重量部 (5phr)の高融点PHBと10phrの可塑剤(エスタフレックスATC) を加えた。ミキサーを低速でスタートさせ、1分作動させた。H19.2スクリ ューとツインレースダイ(twin lace die)を備えたZSK30押出機中に本混 合物を入れた。5phrの高融点PHBの代わりに1phrの窒化ホウ素を含有 した対照標準サンプルを同時に作製した。実験条件は下記のとおりである。対照 標準サンプルの実験条件が実施例のそれと異なる場合は、対照標準サンプルに対 する実験条件を( )中に示す。 実験条件は次のとおりである: 押出機温度 :ゾーン1〜4=150℃ ゾーン5 =160℃ ダイ :150℃(160℃) スクリュー速度 :200rpm 供給速度 :22kg/hr(27.5kg/hr) フィルター :60/100/60メッシュ トルク :44%(50%)ボトルの吹込成形 直径45mmのスクリューを有するヘスタ(Hesta)HS451を使用し、下 記の条件下にて射出吹込成形によってボトルを作製した。 バレル温度 :147℃/147℃/147℃ 頭部温度 :147℃ スクリュー速度 :20rpm 実際の融解温度 :154℃ 吹込圧力 :3バール 吹込時間 :20秒 サイクル時間 :21秒 モールド温度 :50℃ 吹込ピン温度 :50℃ サイクル時間とは、変形を起こすことなく造形品をモールドから取り出すこと が可能なレベルの結晶化度を、ポリマーが達成するのに必要な時間である。実施 例のポリマーと対照標準ポリマーのサイクル時間はまったく同じであり、このこ とは、同じ時間内に同一レベルもしくは極めて類似したレベルの結晶化度を発現 したことを示している。ボトルの衝撃挙動 ボトルを28℃で4週間保存し、200mlの水で満たした。以下の記載の方 法によって、ボトルの落下衝撃性能を評価した。ボトルに水を満たし、一定温度 (22℃)と一定湿度の部屋に24時間放置した。少なくとも10個のボトルを 、水平から5度上を向いたコンクリート板上に垂直に落とした。ホトルの落下試 験は、一定温度/湿度の部屋中で同一条件下にて行った。結果 3ケ月時点において、5phrの高融点PHBを含有するPHBVから製造し たボトルはいずれも、36インチからの落下に耐えた。3ケ月時点において、1 phrの窒化ホウ素を含有するPHBVから製造したボトルはいずれも、36イ ンチからの落下に耐えた。こうした結果は、高融点PHBを成核剤として使用し ても、あるいは窒化ホウ素を成核剤として使用しても、PHBVの機械的特性は 同等(3ヶ月後の時点において)であることを示している。したがって、高温ア ニールしたPHA-Yは、窒化ホウ素等の成核剤に対する有用かつ効果的な代替 物である。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月11日 【補正内容】 請求の範囲を以下のとおり補正する。 請求の範囲 1. 少なくとも一部が結晶化ポリヒドロキシアルカノエートで構成されてい る造形品をメルトキャスト造形法によって製造する方法であって、 (a) 第1のポリヒドロキシアルカノエート(PHA-X)と第2のポリ ヒドロキシアルカノエート(PHA-Y)との混合物を形成させること、このと き前記PHA-Yは、前記PHA-Xの結晶融点より少なくとも5℃高い結晶融点 (Tm)を有し、核形成を起こすような割合にて存在している;および (b) 前記混合物を前記結晶融点間の温度で造形すること; を特徴とする前記方法。 2. 前記造形法が、押出、フィルムの作製、塗被、射出成形、熱成形、紡糸 、および吹込成形から選ばれる、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. PHA-Yの結晶融点がPHA-Xの結晶融点より10〜50℃高い、請 求の範囲第1または2項に記載の方法。 4. 前記混合物が0.1〜20% w/wのPHA-Yを含有する、請求の範囲 第1〜3項のいずれか一項に記載の方法。 5. PHA-Yが5〜500μmのサイズの粒子として供給される、請求の 範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の方法。 6. PHA-Xが、4〜20モル%のバレレート構造単位を含有するポリ-3- ヒドロキシ-チレート-コ-バレレートである、請求の範囲第1〜5項のいずれか 一項に記載の方法。 7. PHA-Yは少なくとも75%が結晶質である、請求の範囲第1〜6項 のいずれか一項に記載の方法。 8. PHA-Yがポリ-3-ヒドロキシ-ブチレートホモポリマー、または2モ ル%未満のB以外の構造単位を含んだコポリマーである、請求の範囲第1〜7項 のいずれか一項に記載の方法。 9. PHA-XとPHA-Yが微生物学的に製造される、請求の範囲第1〜8 項のいずれか一項に記載の方法。 10. (Tm−20)℃を越える温度での処理を含まない手順により微生物 細胞からPHA-Yを回収することによって、そして回収したPHA-Yをアニー ル前より少なくとも3℃高い結晶融点になるようアニールすることによって、前 記混合物のPHA-Y成分を供給することを予備工程として含む、請求の範囲第 9項に記載の方法。 11. 前記回収が、細胞物質の分解と遠心分離によってこのような細胞から 分離される水性スラリーを噴霧乾燥することによって行われる、請求の範囲第1 0項に記載の方法。 12. 前記アニールが、アニール前より3〜15℃高い結晶融点が得られる よう行われる、請求の範囲第10または11項に記載の方法。 13. 前記アニールが、PHA-Y成分の結晶融点より1〜10℃低い温度 で行われる、請求の範囲10〜12項のいずれか一項に記載の方法。 14. アニール温度が前記結晶融点より1〜5℃低い温度である、請求の範 囲第13項に記載の方法。 15. PHA-Yが180〜183℃の範囲の結晶融点を有するPHBであ る、請求の範囲第1〜14項のいずれか一項に記載の方法。 16. PHA-Yの結晶融点以下の温度で成分を融解させることによって前 記混合物が作製される、請求の範囲第1〜15項のいずれか一項に記載の方法。 17. PHA-XとPHA-Yの混合物を完全に融解させ、それをPHA-Y の少なくとも一部が結晶化する温度にて保持することによって、前記混合物が作 製される、請求の範囲第1〜15項のいずれか一項に記載の方法。 18. 請求の範囲第1〜17項のいずれか一項に記載の方法にしたがって製 造したボトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1種の第1の半結晶質もしくは結晶化可能なポリヒドロキシ アルカノエート(PHA-X)、および半結晶質形態もしくは結晶質形態であっ て、前記PHA-Xより高い結晶融点を有する、少なくとも1種の第2のポリヒ ドロキシアルカノエート(PHA-Y)を含むポリエステル組成物。 2. PHA-Yの結晶融点がPHA-Xの結晶融点より少なくとも5℃高い、 請求の範囲第1項に記載のポリエステル組成物。 3. PHA-Yの結晶融点がPHA-Xの結晶融点より10〜50℃高い、請 求の範囲第2項に記載のポリエステル組成物。 4. 前記組成物がPHA-Yを0.1〜20% w/w含有する、請求の範囲第 1〜3項のいずれか一項に記載のポリエステル組成物。 5. PHA-Xがポリヒドロキシブチレート-コ-バレレートというコポリマ ーである、請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載のポリエステル組成物。 6. PHA-Yがポリヒドロキシブチレートというホモポリマーである、請 求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載のポリエステル組成物。 7. 前記組成物が、溶融PHA-Xの結晶融点以上の温度であって、固体で あるPHA-Yの結晶融点未満の温度であるときに、二相組成物を含む、請求の 範囲第1〜6項のいずれか一項に記載のポリエステル組成物。 8. アニール処理前におけるPHA-Yの結晶融点より少なくとも3℃高い 結晶融点を有する、アニール処理を施したポリヒドロキシアルカノエート(PH A-Y)。 9. アニール処理前の結晶融点より3〜15℃高い結晶融点を有する、請求 の範囲第8項に記載のポリヒドロキシアルカノエート。 10. 本質的にポリヒドロキシブチレートからなる、請求の範囲第8または 9項に記載のポリヒドロキシアルカノエート。 11. ポリヒドロキシアルカノエートが75%を越える結晶化度を有する、 請求の範囲8〜10項のいずれか一項に記載のポリヒドロキシアルカノエート。 12. アニール処理前のPHA-Yの結晶融点より結晶融点を少なくとも3 ℃ 上げるに足る時間だけ、PHA-Yを結晶融点より1〜10℃低い温度で加熱す るというアニール処理にPHA-Yを付すことを含む、ポリヒドロキシアルカノ エート(PHA-Y)の製造法。 13. PHA-Yを結晶融点より1〜5℃低い温度で加熱する、請求の範囲 第10項に記載の製造法。
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