JPH10506012A - コポリエステル - Google Patents

コポリエステル

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JPH10506012A
JPH10506012A JP8510700A JP51070096A JPH10506012A JP H10506012 A JPH10506012 A JP H10506012A JP 8510700 A JP8510700 A JP 8510700A JP 51070096 A JP51070096 A JP 51070096A JP H10506012 A JPH10506012 A JP H10506012A
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copolyester
repeating unit
polyester
melting point
random
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JP8510700A
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コツクス,マイケル・ケネス
ハモンド,テイモシー
ウツド,ジヨン・クリストフアー
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モンサント・カンパニー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/06Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from hydroxycarboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • C12P7/625Polyesters of hydroxy carboxylic acids

Abstract

(57)【要約】 R−立体特異的配置を有するヒドロキシカルボン酸コポリエステルは高結晶質の高融点ホモポリエステルを構成し得る多量の第一の反復単位と、第一の反復単位とランダムに共重縮合すると前記ホモポリエステルの融点を低下させ得る少量の第二の反復単位とを有し、対応するランダムポリエステルよりも結晶融点が高いこと、結晶化時間が短いこと、及び製造後1カ月時点でのノッチ付衝撃強さが大きいこと、並びにポリエステル鎖の主たる前記反復単位がその総モル比率に対応するよりも長いブロックの状態で存在することのうちの一つ以上を特徴とする。このコポリエステルは、発酵を行ない、その際反復単位の分布を各反復単位に対応する供給基質のパターンを参照して制御することによって製造し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 コポリエステル 本発明は、コポリエステル、特にヒドロキシ酸反復単位を有するコポリエステ ルに係わる。 重縮合ヒドロキシ酸、特に微生物を用いて製造されたR−立体特異的配置を有 する重縮合ヒドロキシ酸は最近市販されるようになった。それらのうち、ポリ− 3−ヒドロキシ酪酸ホモポリマー(PHB)は高レベルで結晶し得るが、174 〜180℃という比較的高温でしか融解せず、このような温度では分子量の低下 が比較的急速に生起する。3−ヒドロキシバレエート単位を例えば3〜30モル %の比率で含有するコポリマー(PHBV)はより低温で融解し、それに対応し て融解処理の際により安定であるが、結晶化により多くの時間が掛かる。 本発明者は、反復単位同士を特定の配置にもたらせば結晶化の挙動に好影響を 及ぼし得ることを発見した。 本発明によれば、R−立体特異的配置を有するヒドロキシカルボン酸コポリエ ステルは高結晶質の高融点ホモポリエステルを構成し得る多量の第一の反復単位 と、第一の反復単位とランダムに共重縮合すると前記ホモポリエステル の融点を低下させ得る少量の第二の反復単位とを有し、 a.結晶融点が対応するランダムコポリエステルのものより少なくとも10℃、 特に少なくとも15℃高いこと、 b.70℃または120℃における半結晶化時間が対応するランダムコポリエス テルのものの0.9倍未満、特に0.5倍末満であること、 c.製造後1カ月時点でのアイゾッド1mmノッチ付衝撃強さが、20%高い分 子量を有する対応するランダムポリエステルのものに少なくとも等しいこと、 d.ポリエステル鎖の主たる前記反復単位がその総モル比率に対応するよりも長 いブロックの状態で存在すること のうちの一つ以上を特徴とする。 本発明のコポリエステルの反復単位は好ましくは、3−ヒドロキシ酪酸(HB )及び他のヒドロキシ酸、特に4−ヒドロキシ酪酸(4HB)または3−ヒドロ キシ吉草酸(HV)の残基を含む。好ましくは、HB単位は多量に、特に全単位 の少なくとも70モル%、更には少なくとも80モル%の量、例えば70〜98 モル%の量で存在する。所望であれば、副次的な単位は2種以上の化学式を有す る ものとし得る。HB及びHV単位を有するポリエステルを以後「PHBV」と呼 称する。 本発明のポリエステルの分子量は典型的には100000〜2000000で あり、150000〜1000000であれば都合が好い。許容可能な機械的特 性は、類似の全化学組成を有するランダムコポリエステルを用いた場合に必要な 分子量より低い分子量において達成可能であると考えられる。 本発明は、特に発酵によってコポリマーを製造する方法も提供し、この方法は 反復単位の分布を各反復単位に対応する供給基質(feeding subst rates)のパターンを参照して制御することを特徴とする。 上記方法では次のような操作を用いる。 ─好ましくは流加式に実施する操作。 ─各反復単位に対応する基質を交互に導入する操作。通常、所期消費量の所定の 一部に相当する量の各基質を所定の時間を掛けて供給し、その後は当該基質を培 地中でのその濃度が約0となるまで、即ち最高供給濃度の1%と、生物がその貯 蔵ポリエステル(store of polyester)を純消費(net− consume) し始めるレベルとの間のレベルとなるまで供給しない。切り替え点は供給基質即 ち原料毎に異なっていてもよい。最初に供給する原料は主単位原料であっても副 次的単位原料であってもよい。実際に供給する物質は、化学的に100%がいず れか一方の原料から成る物質であっても、いずれも同じ反復単位をもたらす複数 の化学化合物の混合物であっても、あるいはまた主として或る一つの反復単位を もたらすが、少量、例えば0.01〜1.0%w/wの別の反復単位ももたらす 混合物であってもよい。各原料の供給時間は、必要な脱ランダム度に応じて例え ば0.5〜20時間とし得る。 ─好ましくは、細胞増殖に必須の栄養素を制限するポリエステル貯蔵(lay− down)段階を含む操作。制限する栄養素は好ましくは窒素でなくリンとする が、ポリエステル貯蔵の間に適度の細胞増殖を可能にする濃度のリンは供給する 。好ましくは、培地溶解性の窒素を存在させる。この窒素も適度の細胞増殖を実 現するためのものと考えられる。 発酵に用いる微生物は、結晶可能なコポリエステルを貯蔵し得る任意のものと し得る。コポリエステルが、モルに 基づいて多量のPHBを有するPHBVである場合、生物はAlcaligen es属、Athiorhodium属、Azotobacter属、Bacil lus属、Nocardia属、Pseudomonas属、Rhizobiu m属またはSpirillium属の細菌であることが適当である。当該細菌を 遺伝的に改変したり、必要な遺伝物質を真核生物などの異種生物に移植したりす ることが可能である。特に好ましい微生物は、Alcaligenes eut rophus及びAlcaligenes latusの中から選択される。炭 素数が奇数である原料からPHBを産生する代謝経路を欠く生物が特に好ましく 、なぜならそれらは発酵のPHV段階においてより純粋なPHVを産生するから である。一例に、本発明者のヨーロッパ特許出願公開第0431883号に開示 された改変A.eutrophus NCIMB 40124が有る。 PHBVコポリエステル製造の原料は例えば、 HB単位に関してはグルコース、フルクトース、グルコネートなどのヘキソース ;偶数炭素原子の直鎖を有するアルコール及びカルボキシレート、例えばエタノ ール、ア セテート及びn−ブチレートとし得、 HV単位に関しては奇数炭素原子の直鎖を有するアルコール及びカルボキシレー ト、例えばn−プロパノール及びプロピオネートとし得る。 本発明のコポリエステルは発酵バイオマスから公知の方法、例えば溶媒抽出や 収穫(harvesting)、即ちコポリエステル以外の細胞物質の分解によ って回収し得る。前記分解は、本発明者のヨーロッパ特許出願公開第01452 33号、及びより最近の特許出願に開示されている。ポリエステル産物は、乾燥 固体粒子または水性ラテックスの形態を有し得る。結晶化が速い結果として、本 発明によるポリエステルは対応するランダムポリエステル、特に例えば12モル %を越える多量のHVを有するランダムポリエステルよりも容易に乾燥固体とし て収穫可能である。 本発明は、原材料の化学組成が同じで機械的性質が異なるポリエステルの提供 を可能にし、発酵槽への供給量を変え且つブレンド用の種々のポリエステル残留 量を維持する方法と比べ、利便性が大いに向上する。 本発明のポリエステルは、公知の成形法における使用や、ランダムPHAを用 いているか又はその使用が検討されて いる製品の製造に適している。該ポリエステルは比較的高速で結晶化し得るので 、実質的に結晶度を高めるために機械的処理を施こさずに製品をその最終形態に 成形する、押出、射出成形及び圧縮成形のような溶融成形法に特に適している。 該ポリエステルは、繊維紡糸、フィルム押出及びフィルム流延のような加工にも 、結晶度を出来る限り高くするように1段階以上かけて延伸する射出吹込み成形 を含む加工にも用い得る。該ポリエステルは結晶化が速いために、現在便宜的と されているものよりサイクル時間を短縮することが可能である。本発明のポリエ ステルは、公知のランダムポリエステルより成形後に二次結晶化を受けることが 少なく、従って、成形後の機械的性質の変化が少ない。 該ポリエステルは、溶媒として、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン又は 1,2−ジクロロエタンを用いる溶液加工に用いることができる。該ポリエステ ルがラテックスとして微生物細胞から回収されるか、又は溶液を乳化し、溶媒を 除去してラテックスに変換したものである場合、該ポリエステルは、一般的なラ テックス用途、特に、コーティング製品若しくは積層製品、例えば、コーテッド 紙や貼り合わせ紙(bonded paper)、セルロース 又は塗料成分として用いることができる。 これらの使用操作において、適切な場合には、該ポリエステルは、顔料、充填 剤、繊維及び可塑剤といった通常の加工添加剤と配合し得る。実施例1 以下の調製を3回行った: g/lで表された下記物質を含み、pHが約7(アンモニア添加により調整) の水性培地を調製した: MgSO4・7H2O 2.2 K2SO4 3.0 Na2SO4 0.18 クエン酸FeNH4 0.17 グルコース 60(エラー修正) 微量成分(SO4;Cu 4.5mg、Zn 90 mg、Mn 40mg;酢酸カルシウム 360mg) リン酸 1.69(16Mのml) 上記培地3Lを含有する発酵槽に、以下に詳記するAlcaligenes eutrophus出発培養株を接種した。培地中のリン酸含量が極限になるま で培地を3 4℃で24時間インキュベートした。 各培地を用い、存在するリン(P)1g当たり合計400gの炭素(C)の供 給原料からPHBVを製造した。3バッチに対する微生物及び供給原料は以下の 通りであった: A(対照):リフアレンス番号NCIMB40529の下に変異株として寄託さ れたNCIMBI2080;48時間かけ、ほぼ最大の生産速度を得るような速 度で供給したグルコース(全炭素の80%)及びプロピオン酸(全炭素の20% ); B:NCIMB40124(本出願人によるEP−A−0431883号参照) ;先ず、1時間かけて56gのグルコース(全炭素の60%);次いで、1時間 かけて19gのプロピオン酸(全炭素の40%)を供給し; 次いで、ほぼ最大の生産速度を得るように供給速度を変えて、62時間まで 1時間単位のサイクルを繰り返した; C:NCIMB40124;全体の炭素比率がBと同じのグルコース及びプロピ オン酸;毒性限度以下のプロピ オン酸を7時間;グルコースを13時間;毒性限度以下のプロピオン酸を13時 間;グルコースを11時間。 各試験において、酸素不足及び反応しない供給原料の蓄積を回避するような速 度で培地を攪拌し、空気を分散させた。得られた細胞を加熱して収穫し、プロテ アーゼで処理、過酸化水素で酸化し、遠心してポリエステルを分離した。 各バッチ中の無水細胞重量は以下の通りであった: A:150g/l(70%w/wPHBV);B:108g/l(62%w/w PHBV);C:128g/l(62%w/wPHBV)。 ポリエステル生成物は以下の通りであった: A:88モル%のHB、12モル%のHV; (該生成物は実質的にランダムコポリエステルである); B:88モル%のHB、12モル%のHV; (このコポリエステル中の反復単位は、HB若しくはHVからなるか又はH B若しくはHV中優勢である短ブロック中に存在すると考えられる); C:88モル%のHB、12モル%のHV; (このコポリエステル中の反復単位は、それぞれBの ものより長いブロック中に存在すると考えられる)。 試験法 機械的試験 ポリエステル試料を、1phrの窒化ホウ素核剤(nucleant)とパウ ダーブレンドし、Betolの一軸スクリュー押出機中で5mmのサーキュラー ダイを通して溶融加工し、チップに粗砕した。該チップを試験片として射出成形 し、棒状試験片を得た。引張試験片は、ゲージ長が40mmで、典型的な断面積 は2.4×5.3mmであった。該試験片を、NENEデータ分析プログラムを 組み込んだInstron 1122計測器上でテストした。1分当たり10m mのクロスヘッド速度を用いた。アイゾッド衝撃強さは、Zwick振り子装置 を用いて決定した。 熱分析:示差熱分析(DSC)の実施には、1分当たり20℃で20→200℃ のプログラム制御加熱下にMettler TA 4000計測器を操作して、 溶融挙動を測定した。以下の順序でTgを測定した:1分当たり100℃で20 →200℃に加熱する段階;1分当たり100℃で冷却して−45℃に溶融物質 をクエンチする段階;1分当 たり20℃でアモルファス試料を100℃に再加熱する段階。Tgは、加熱足跡 における変曲点であった。 DSCにより結晶化半減期を測定した: 10mgの試料を、1分当たり20℃で200℃に加熱して溶融し、2分間2 00℃に維持し、1分当たり100℃で結晶化温度70℃(無核)又は120℃ (有核)に急速冷却し、最長1時間該温度に恒温維持し、結晶化発熱量を記録し た。半減期は、結晶化ピークの最小値であった。 B及びCの融点は、Cの方が実質的に高く、実際にPHBホモポリエステルの 融点に近く(179℃); 溶融熱は実質的に低く、全結晶度、特にBが低いことを示しており; 結晶化は急速であり、特にCが速く;形成後1ケ月の時点では、Bは対照より 著しく可撓性が高く; 1ケ月目では、Bの衝撃強さは、Bの分子量がAより低いことを考慮すれば、 予想より実質的に大きい ことは明らかである。実施例2 実施例1のB及びCの試験手順を繰り返したが、但し、基質の割合を調整して 7又は8モル%のHV単位を作り、長期間の試験における供給時間を13時間か ら12時間に変更した。これらの試験(D、E)の生成物を上記のように成形し 、成形してから1ケ月後にランダムダムコポリマー(F)及びPHBホモポリマ ーと85:15のB:Vコポリマーとのブレンド(G)との比較テストを行って 、8モル%という平均V含量を得た。結果を表2に示す。 ランダム又はブレンドポリエステルに比べ、アイゾッド衝撃強さの有意な増大 及び破断点伸び率の明らかな改善が得られた。 注:本明細書にNCIMB番号で引用されている微生物は、 ブダペスト条約の条件下に、National Col lections of Industrial and Marine Bacteria L imited(NCIMB),PO Box 31,135 Abbe y Road,Aberdeen AB9 8DG,United Kingd omに寄託されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:05) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ハモンド,テイモシー イギリス国、クリーブランド・テイー・エ ス・21・2・デイー・キユー、ストツクト ン・オン・テイーズ、セツジフイールド、 クラグサイド・12 (72)発明者 ウツド,ジヨン・クリストフアー イギリス国、カントリー・ダラム・エス・ アール・8・1・エヌ・キユー、ピーター リー、オーカーサイド・パーク、バーウイ ツク・チエイス・58

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. R−立体特異的配置を有するヒドロキシカルボン酸コポリエステルであっ て、高結晶質の高融点ホモポリエステルを構成し得る多量の第一の反復単位と、 第一の反復単位とランダムに共重縮合すると前記ホモポリエステルの融点を低下 させ得る少量の第二の反復単位とを有し、 a.結晶融点が対応するランダムコポリエステルのものより少なくとも10℃、 特に少なくとも15℃高いこと、 b.70℃または120℃における半結晶化時間が対応するランダムコポリエス テルのものの0.9倍未満、特に0.5倍未満であること、 c.製造後1カ月時点でのアイゾッド1mmノッチ付衝撃強さが、20%高い分 子量を有する対応するランダムポリエステルのものに少なくとも等しいこと、 d.ポリエステル鎖の主たる前記反復単位がその総モル比率に対応するよりも長 いブロックの状態で存在すること のうちの一つ以上を特徴とするコポリエステル。 2. コポリエステルの反復単位が3−ヒドロキシ酪酸(HB)及び他のヒドロ キシ酸、特に4−ヒドロキシ酪酸 (4HB)または3−ヒドロキシ吉草酸(HV)の残基を含むことを特徴とする 請求項1に記載のコポリエステル。 3. HB単位が全単位の少なくとも70モル%を占めることを特徴とする請求 項2に記載のコポリエステル。 4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のコポリエステルを発酵によって製 造する方法であって、 反復単位の分布を各反復単位に対応する供給基質のパターンを参照して制御する こと を特徴とする方法。 5. 流加式に実施して、各反復単位に対応する基質を交互に導入し、その際所 期消費量の所定の一部に相当する量の各基質を所定の時間を掛けて供給し、その 後は当該基質をその濃度が最高供給濃度の1%と、生物がその貯蔵ポリエステル を純消費し始めるレベルとの間のレベルとなるまで供給しないことを特徴とする 請求項4に記載の方法。 6. 細胞増殖に必須の栄養素を制限するポリエステル貯蔵段階を含み、制限す る栄養素をリンとするが、ポリエステル貯蔵と同時に生起する適度の細胞増殖を 可能にする濃度のリンは供給することを特徴とする請求項4または5に記載の方 法。 7. 発酵生物が炭素数が奇数である基質からHB単位を産生する代謝経路を欠 くことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の方法。 8. 発酵生物がAlcaligenes eutrophusであることを特 徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の方法。 9. 発酵バイオマスからコポリエステルを、コポリエステル以外の細胞物質の 分解によって回収することを含むことを特徴とする請求項4から8のいずれか1 項に記載の方法。 10. コポリエステルを乾燥固体粒子として回収することを特徴とする請求項 9に記載の方法。 11. 成形品を請求項1から3のいずれか1項に記載のポリエステルまたは請 求項4から10のいずれか1項に記載の方法で製造したポリエステルのメルト成 形によって製造する方法。 12. 成形品をその結晶性を実質的に高める機械的処理を行なわずにその最終 形状へと成形することを特徴とする請求項11に記載の方法。 13. コポリエステルをラテックスとして回収すること を特徴とする請求項9に記載の方法。 14. 被覆製品及び/または接着製品を、請求項1から3のいずれか1項に記 載のコポリエステルまたは請求項4から9及び13のいずれか1項に記載の方法 で製造したコポリエステルのラテックスの適用によって製造する方法。
JP8510700A 1994-09-22 1995-09-21 コポリエステル Pending JPH10506012A (ja)

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