JPH0850980A - 多本平行線の接合装置 - Google Patents
多本平行線の接合装置Info
- Publication number
- JPH0850980A JPH0850980A JP18725694A JP18725694A JPH0850980A JP H0850980 A JPH0850980 A JP H0850980A JP 18725694 A JP18725694 A JP 18725694A JP 18725694 A JP18725694 A JP 18725694A JP H0850980 A JPH0850980 A JP H0850980A
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- JP
- Japan
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- wires
- grooves
- pressure surface
- multiple parallel
- parallel
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多本平行線を構成する絶縁電線相互を導電性
部材を介して確実に導通接合させることができる多本平
行線の接合装置を提供する。 【構成】 多数の絶縁電線を平面内に平行に並べて接合
した多本平行線を、導電性部材を介して振動ホーンと受
け具の加圧面１１により挟持し、超音波振動により前記
絶縁電線相互を導通接合させる多本平行線の接合装置に
おいて、前記振動ホーンと受け具の少なくとも一方の加
圧面１１には、網目状の溝１２により区画された平面部
１３を設ける。
部材を介して確実に導通接合させることができる多本平
行線の接合装置を提供する。 【構成】 多数の絶縁電線を平面内に平行に並べて接合
した多本平行線を、導電性部材を介して振動ホーンと受
け具の加圧面１１により挟持し、超音波振動により前記
絶縁電線相互を導通接合させる多本平行線の接合装置に
おいて、前記振動ホーンと受け具の少なくとも一方の加
圧面１１には、網目状の溝１２により区画された平面部
１３を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多本平行線の接合装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】線径０．０５〜０．５ｍｍ程度の細径の
絶縁電線を平面内に多数平行に並べて接合した多本平行
線は、電子機器の高周波化による導体の表皮効果や、金
属箔磁気シールド材に発生する渦電流損、また電子機器
の小型化による機器内配線ピッチの微細化などに対応す
べく開発された。
絶縁電線を平面内に多数平行に並べて接合した多本平行
線は、電子機器の高周波化による導体の表皮効果や、金
属箔磁気シールド材に発生する渦電流損、また電子機器
の小型化による機器内配線ピッチの微細化などに対応す
べく開発された。
【０００３】この多本平行線は、例えば、高周波化を目
的としたスイッチング電源用トランスのコイル用線材な
どに使用されており、使用に際しては前記各絶縁電線間
を接続してブリッジさせた導通部を設ける必要がある。
かかる導通部として、各絶縁電線相互が導電性の部材で
幅方向に接続されたものがある。また、その接続方法と
しては、導通部とする部分に金属箔を置き、絶縁被膜を
除去することなく、超音波溶接により金属箔と各絶縁電
線の導体とを直接接続する方法がある。例えば、図４に
示すように、多本平行線１の導通部とする部分に銅箔２
を配置し、銅箔２を多本平行線１と共に超音波溶接機の
振動ホーン３と受け具４との間に密着させて加圧、挟持
し、図中矢印方向に超音波振動をかける。振動ホーン３
と受け具４の加圧、挟持する面形状は、接合させる際に
接合物とのくいつきを良くするために、網目やスジ目を
有し、例えば、図５（ａ）、（ｂ）に示すように、四角
錐からなる凸部７が並んだ形状をなしている。
的としたスイッチング電源用トランスのコイル用線材な
どに使用されており、使用に際しては前記各絶縁電線間
を接続してブリッジさせた導通部を設ける必要がある。
かかる導通部として、各絶縁電線相互が導電性の部材で
幅方向に接続されたものがある。また、その接続方法と
しては、導通部とする部分に金属箔を置き、絶縁被膜を
除去することなく、超音波溶接により金属箔と各絶縁電
線の導体とを直接接続する方法がある。例えば、図４に
示すように、多本平行線１の導通部とする部分に銅箔２
を配置し、銅箔２を多本平行線１と共に超音波溶接機の
振動ホーン３と受け具４との間に密着させて加圧、挟持
し、図中矢印方向に超音波振動をかける。振動ホーン３
と受け具４の加圧、挟持する面形状は、接合させる際に
接合物とのくいつきを良くするために、網目やスジ目を
有し、例えば、図５（ａ）、（ｂ）に示すように、四角
錐からなる凸部７が並んだ形状をなしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような面形状を有する振動ホーン３と受け具４を用いる
と、多本平行線の構成する絶縁電線５の線径が四角錐の
凸部７の頂点間ピッチＰよりも細い場合には、絶縁電線
５が四角錐形状凸部７間の溝６に落ち込んで、絶縁電線
５と銅箔２との接合部が導通しないという問題があっ
た。
ような面形状を有する振動ホーン３と受け具４を用いる
と、多本平行線の構成する絶縁電線５の線径が四角錐の
凸部７の頂点間ピッチＰよりも細い場合には、絶縁電線
５が四角錐形状凸部７間の溝６に落ち込んで、絶縁電線
５と銅箔２との接合部が導通しないという問題があっ
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した多本平行線の接合装置を提供するもので、多数の
絶縁電線を平面内に平行に並べて接合した多本平行線
を、導電性部材を介して振動ホーンと受け具の加圧面に
より挟持し、超音波振動により前記絶縁電線相互を導通
接合させる多本平行線の接合装置において、前記振動ホ
ーンと受け具の少なくとも一方の加圧面は、網目状の溝
により区画された平面部を有することを特徴とするもの
である。
決した多本平行線の接合装置を提供するもので、多数の
絶縁電線を平面内に平行に並べて接合した多本平行線
を、導電性部材を介して振動ホーンと受け具の加圧面に
より挟持し、超音波振動により前記絶縁電線相互を導通
接合させる多本平行線の接合装置において、前記振動ホ
ーンと受け具の少なくとも一方の加圧面は、網目状の溝
により区画された平面部を有することを特徴とするもの
である。
【０００６】
【作用】上述のように、振動ホーンと受け具の少なくと
も一方の加圧面の面形状を、網目状の溝により区画され
た平面部を有する形状にする。そうすると、この加圧面
を多本平行線にあてがった際、多本平行線を構成する各
絶縁電線が溝とある角度をなしていれば、各絶縁電線は
加圧面の平面部で挟持され、溝に落ち込むことがない。
も一方の加圧面の面形状を、網目状の溝により区画され
た平面部を有する形状にする。そうすると、この加圧面
を多本平行線にあてがった際、多本平行線を構成する各
絶縁電線が溝とある角度をなしていれば、各絶縁電線は
加圧面の平面部で挟持され、溝に落ち込むことがない。
【０００７】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図１（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、本
発明にかかる多本平行線の接合装置に用いた振動ホーン
と受け具の加圧面の一実施例の平面図とＡ−Ａ部分断面
図である。この振動ホーン加圧面は、０．１１ｍｍ径の
ポリウレタン絶縁電線を５１本並べて接合させた多本平
行線の接合に用いたものである。この加圧面１１には、
ピッチ０．３ｍｍの多数の溝１２を直交するように設け
てある。溝１２の断面形状は、幅Ｗ＝０．１＋０ｍｍ、
深さＤ＝０．０６ｍｍのＶ形状を有するものである。ま
た、溝１２により区画された平面部１３は０．２×０．
２ｍｍ2 の正四辺形である。上記振動ホーンと受け具を
用い、最大出力６００Ｗの超音波溶接機で、厚さ０．０
５ｍｍ、幅５ｍｍの銅箔を上記多本平行線に接合させた
ところ、５１本の絶縁電線全ての間で導通させることが
できた。この際、溝１２と絶縁電線のなす角度を３５度
から５５度の範囲にすると、絶縁電線が溝１２にはまる
恐れがなくなる。なお、上記実施例では、振動ホーンと
受け具の両方の加圧面に、網目状の溝により区画された
平面部を設けたが、一方の加圧面だけに網目状の溝によ
り区画された平面部を設け、他の加圧面には、図２
（ａ）、（ｂ）に示すような一方向の筋状の溝１２によ
り区画された帯状の平面部１３を設けてもよい。さら
に、溝の谷底はとがっている必要はなく、例えば、図３
（ａ）、（ｂ）に示すように、平坦でもよい。また、網
目状の溝は直交することなく、９０度以外の角度で交差
してもよく、その場合には、溝により区画された平面部
は菱形になる。
を詳細に説明する。図１（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、本
発明にかかる多本平行線の接合装置に用いた振動ホーン
と受け具の加圧面の一実施例の平面図とＡ−Ａ部分断面
図である。この振動ホーン加圧面は、０．１１ｍｍ径の
ポリウレタン絶縁電線を５１本並べて接合させた多本平
行線の接合に用いたものである。この加圧面１１には、
ピッチ０．３ｍｍの多数の溝１２を直交するように設け
てある。溝１２の断面形状は、幅Ｗ＝０．１＋０ｍｍ、
深さＤ＝０．０６ｍｍのＶ形状を有するものである。ま
た、溝１２により区画された平面部１３は０．２×０．
２ｍｍ2 の正四辺形である。上記振動ホーンと受け具を
用い、最大出力６００Ｗの超音波溶接機で、厚さ０．０
５ｍｍ、幅５ｍｍの銅箔を上記多本平行線に接合させた
ところ、５１本の絶縁電線全ての間で導通させることが
できた。この際、溝１２と絶縁電線のなす角度を３５度
から５５度の範囲にすると、絶縁電線が溝１２にはまる
恐れがなくなる。なお、上記実施例では、振動ホーンと
受け具の両方の加圧面に、網目状の溝により区画された
平面部を設けたが、一方の加圧面だけに網目状の溝によ
り区画された平面部を設け、他の加圧面には、図２
（ａ）、（ｂ）に示すような一方向の筋状の溝１２によ
り区画された帯状の平面部１３を設けてもよい。さら
に、溝の谷底はとがっている必要はなく、例えば、図３
（ａ）、（ｂ）に示すように、平坦でもよい。また、網
目状の溝は直交することなく、９０度以外の角度で交差
してもよく、その場合には、溝により区画された平面部
は菱形になる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
数の絶縁電線を平面内に平行に並べて接合した多本平行
線を、導電性部材を介して振動ホーンと受け具の加圧面
により挟持し、超音波振動により前記絶縁電線相互を導
通接合させる多本平行線の接合装置において、前記振動
ホーンと受け具の少なくとも一方の加圧面は、網目状の
溝により区画された平面部を有するため、絶縁電線相互
を導電性部材を介して確実に導通接合させることができ
るという優れた効果がある。
数の絶縁電線を平面内に平行に並べて接合した多本平行
線を、導電性部材を介して振動ホーンと受け具の加圧面
により挟持し、超音波振動により前記絶縁電線相互を導
通接合させる多本平行線の接合装置において、前記振動
ホーンと受け具の少なくとも一方の加圧面は、網目状の
溝により区画された平面部を有するため、絶縁電線相互
を導電性部材を介して確実に導通接合させることができ
るという優れた効果がある。
【図１】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、本発明にかかる多
本平行線の接合装置用いた振動ホーンと受け具の加圧面
の一実施例の平面図とＡ−Ａ部分断面図である。
本平行線の接合装置用いた振動ホーンと受け具の加圧面
の一実施例の平面図とＡ−Ａ部分断面図である。
【図２】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、一方向の筋状の溝
により区画された帯状の平面部を有する加圧面の平面図
と断面図である。
により区画された帯状の平面部を有する加圧面の平面図
と断面図である。
【図３】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、加圧面の他の実施
例の平面図とＡ−Ａ断面図である。
例の平面図とＡ−Ａ断面図である。
【図４】多本平行線にそれを構成する各絶縁電線の導通
部を形成する方法の説明図である。
部を形成する方法の説明図である。
【図５】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、従来の加圧面の平
面図と側面図である。。
面図と側面図である。。
１１ 加圧面 １２ 溝 １３ 平面部
Claims (1)
- 【請求項１】 多数の絶縁電線を平面内に平行に並べて
接合した多本平行線を、導電性部材を介して振動ホーン
と受け具の加圧面により挟持し、超音波振動により前記
絶縁電線相互を導通接合させる多本平行線の接合装置に
おいて、前記振動ホーンと受け具の少なくとも一方の加
圧面は、網目状の溝により区画された平面部を有するこ
とを特徴とする多本平行線の接合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18725694A JPH0850980A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 多本平行線の接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18725694A JPH0850980A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 多本平行線の接合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850980A true JPH0850980A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16202794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18725694A Pending JPH0850980A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 多本平行線の接合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0850980A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11169791A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 超音波ホーン |
| JP2002280139A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Yazaki Corp | 電線の超音波接合方法 |
| JP2004119190A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Yazaki Corp | 超音波接合装置 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18725694A patent/JPH0850980A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11169791A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-29 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 超音波ホーン |
| JP2002280139A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Yazaki Corp | 電線の超音波接合方法 |
| JP2004119190A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Yazaki Corp | 超音波接合装置 |
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