JPH08509667A - 印刷機内で印刷担体を切断する切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 印刷機（１０）、特に金銭登録器用の印刷機で印刷担体を切断する切断装置であって、少なくとも１つのガイド軌道（２８）に沿って定置の対向ナイフ（２４）に対して運動可能なナイフ（２２）が設けられており、該ナイフが開放位置では印刷担体を貫通案内するための開口（２０）を解放し、かつ閉鎖位置では印刷担体を少なくとも部分的に分断するようになっている。このナイフ（２２）は調整装置によって開放位置と閉鎖位置との間で運動可能である。このナイフ（２２）は少なくとも２つのガイドエレメント（３８）を有している。これらのガイドエレメントはナイフ（２２）のカッティングエッジ（４２）とは離反した側で互いに所定の間隔を置いて配置されている。調整装置（３０）はナイフ（２２）の移動調節のためにガイドエレメント（３８）に係合している。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷機内で印刷担体を切断する切断装置 本発明は、印刷機、特に金銭登録器用の印刷機内で印刷担体を切断する切断装 置であって、少なくとも１つのガイド軌道に沿って定置の対向ナイフに対して運 動可能なナイフが設けられており、該ナイフが開放位置では印刷担体を貫通案内 するための開口を解放し、かつ閉鎖位置では印刷担体を少なくとも部分的に分断 するようになっており、ナイフが旋回ヨークによって開放位置と閉鎖位置との間 で運動可能である形式のものに関する。 このような切断装置はドイツ連邦共和国特許出願公開第３４４５７４４号明細 書に基づき公知である。この公知の切断装置は金銭登録器用の印刷機において紙 ストリップを選択的に部分切断または完全切断するために役立つ。ナイフは滑子 に結合されている。この滑子は滑子ガイドディスクに設けられた偏心的な滑子ガ イド軌道内で案内される。滑子ガイド板が回転運動すると、ナイフが行程運動を 行う。滑子ガイドディスクの回転方向に関連して、紙ウェブが完全にまたは部分 的にのみ分断される。切断運動時に生じる切断力により、ナイフが傾動して引掛 かる恐れがある。これにより、ガイド軌道に摩耗が生じ、切断部分の品質が損な われてしまう。 本発明の課題は、高品質の切断部分が得られ、しかも僅かな摩耗しか生じない ように作業する切断装置を提供することである。 この課題を解決するために本発明の構成では、ナイフが少なくとも２つのガイ ドエレメントを有しており、該ガイドエレメントが互いに所定の間隔を置いて、 ナイフの、ナイフのカッティングエッジとは離反した側に配置されており、ナイ フの移動調節のための調整装置がガイドエレメントに係合しているようにした。 本発明により、調整装置はガイド軌道に沿って少なくとも２か所でナイフを案 内する。従ってこのナイフは、側方に向けられた切断力発生時にも傾動して引掛 かることはない。これにより、ナイフがスライドするこのガイド軌道が晒される 摩耗は極めて小さい。さらに、ナイフが正確に案内されることにより、切断が均 一に行われるので、高品質の切断部分が得られる。さらに、切断に必要な力がナ イフの複数の個所で導入されるので、対応するガイドエレメントにも比較的僅か な分力しか生ぜしめられない。これにより、支承摩耗が減じられ、切断装置は全 体的に運転確実に作業する。 本発明の有利な構成では、ガイドエレメントとして、プラスチック製軸受けが 使用され、このプラスチック製軸受けには調整装置のピンが係合する。このよう なプラスチック製軸受けはクリップ結合部によってナイ フの対応開口に係止するように挿入されるので、簡単な組付けが得られる。プラ スチック製軸受けを使用することにより、ピンがガイドエレメント内を低摩擦で スライドするので、費やされる力は小さいままに維持され、摩耗がさらに減じら れる。 本発明のさらに有利な構成では、ガイド軌道が、対向ナイフの面に対して平行 に延びる１平面内に配置されており、切断時にはこの対向ナイフの面に沿ってナ イフがスライドする。この場合、ガイド軌道が配置された平面は対向ナイフの面 の下方に僅かに間隔を置いて配置されている。このような手段により、製造誤差 が補償されるので、全体的に低廉な切断装置の構成が得られる。 本発明のさらに別の有利な構成では、カッティングエッジ区分の外側の角隅が 斜め上方に向かって延びて、切断運動時にはナイフが対向ナイフの面に案内され るようになっている。このような手段により、切断装置の運転確実性が、対向ナ イフの面とガイド軌道の平面との相互間隔が比較的大きな場合にも保証される。 本発明のさらに別の有利な構成では、ナイフがばね圧下で、ガイド軌道に向か って案内されている。このようなばね圧は、ナイフが両ガイド軌道間の領域で下 方に向かって僅かに撓むように選択されていてよい。これにより、ナイフのカッ ティングエッジが全長にわたって対向ナイフのカッティングエッジに密に接触し 、 ひいてはきれいな切断部分が得られる。さらに、このような手段により、ナイフ のカッティングエッジと対向ナイフのカッティングエッジとの自己研磨効果（Se lbstschaerfungseffect）が得られる。 以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。 第１図は、調整装置により駆動される切断装置を備えた、金銭登録器用の印刷 機を示した図である。 第２図は、調整装置により作動される切断装置を示す概略図である。 第３図は、調整装置を、側方と上方とから見た状態で示す概略図である。 第４図は、調整装置を、切断装置が作動された状態で示す概略図である。 第５図は、調整装置を、ナイフが完全切断を行う状態で示す概略図である。 第６図は、調整装置を、部分切断が行われるような状態で示す概略図である。 第７図は、ナイフおよび旋回ヨークを示す断面図である。 第８図は、ナイフを、ばねによって予荷重をかけられた状態で示す原理的な図 である。 第９図は、対向ナイフと、上方に向かって曲げられたカッティングエッジ端部 を備えたナイフとを示す断面図である。 第１図には、金銭登録器用の印刷機１０が示されて いる。この印刷機の側壁１２には、ガイドレール１４が支承されている。これら のガイドレール１４は、印刷しようとする行に対して平行に延びる軌道に沿って 印字ヘッドホルダ１６を案内する。両側壁１２相互間には紙ストックロール１８ が支承されている。この紙ストックロールの紙ウェブは、印字のために印字受け （図示せず）を介して印字ヘッド（図示せず）の傍らを案内される。この紙ウェ ブは、切断装置２６のナイフ２２と対向ナイフ２４との間の開口２０を通って案 内される。第１図ではこのような切断装置２６は開放位置で示されている。 このナイフ２２は側方でガイド軌道２８に支承されている。これらのガイド軌 道のうち一方のガイド軌道だけが図示されている。制御ディスク３２を備えた調 整装置３０が、紙ウェブを切断するためにナイフ２２を作動する。切換装置３４ によって、紙ウェブが完全に分断されるかまたは部分的にのみ分断されるかどう かが調節される。このためには操作つまみ３６を移動調節することができる。 第２図には、概略的に切断装置２６が調整装置３０と一緒に示されている。ナ イフ２２は、互いに間隔を置いて配置された、プラスチックから成る２つのガイ ドエレメント３８を有している。これらのガイドエレメントの結合ラインは対向 ナイフ２４のカッティングエッジ４０に対してほぼ平行に延びている。ナイフ２ ２は薄いばね板から製造された打抜き部分である。対向ナイフ２４は、プラスチ ックから成るホルダのスリットに挿入された、安定したばね帯材ストリップから 形成されている。ナイフ２２は、２つのカッティングエッジ区分から成るカッテ ィングエッジ４２を有している。これらの両カッティングエッジ区分は、カッテ ィングエッジ中央から切断運動方向で見て斜め前方外側に向かって延びている。 このカッティングエッジ４２の真ん中には、Ｖ字形の切欠き４４が加工成形され ている。この切欠きの先端部は対向ナイフ２４から離反している。このようなカ ッティングエッジの形状によって、ナイフ２２は切断運動時にセンタリングされ るので、高品質の切断部分が達成される。このナイフ２２は、切断しようとする 紙ウェブの幅に適合された形を有していてよい。この実施例においては、ナイフ ２２はカッティングエッジ４２の幅を減じるために切欠きを有している。破線４ ８で示された実施例の場合には、このナイフは拡大された幅と３つのガイドエレ メント３８とを有している。 ナイフ２２のガイドエレメント３８は、旋回ヨーク５２に設けられたピン５０ に支承されている。この旋回ヨークは旋回軸５４に固着されている。この旋回軸 は印刷機ケーシングに回転可能に支承されている。この旋回軸５４は、制御ディ スク３２の回転時に旋回することができる。この旋回軸５４の前記制御ディスク ３２に向いた端部は、Ｕ字形の保持ヨーク５６に固着されている。この保持ヨー クは、旋回軸線５８を中心にして旋回可能な噛合いレバー６０を保持している。 この噛合いレバー６０はばね（図示せず）によって制御ディスク３２の方向に予 荷重をかけられている。この噛合いレバーの外端部は制御ピン６２を支持してい る。この制御ピンは前記ばねによって弾性的に制御ディスク３２に圧着している 。 制御ディスク３２は周方向に延びる制御溝６４を有している。この制御溝の、 制御ディスク３２の中心点からの半径方向距離は、回転角全体にわたって矢印Ｌ Ｌの方向に増大する。制御溝６４への制御ピン６２の係合は、ロック装置６６に よって阻止することができる。この場合このロック装置の、長孔６８内で案内さ れたロック部材７０が制御溝６４を遮蔽する。圧縮ばね７２がロック部材７０に 旋回軸５４の方向に予荷重をかけている。 矢印ＬＬの方向に制御ディスク３２が回転すると、この制御ディスクに固着さ れた制御カム７４が、突起７６を介してロック部材７０を第２図で見て右側に向 かってシフトさせ、制御ピン６２を解放するので、この制御ピンは制御溝６４に 係合することができる。制御ディスク３２はその回転時には、一行を印字する間 には達しないような回転角にまで回動する。制御ディスク３２が続いて矢印ＲＬ の方向に回転すると制御ピ ン６２が制御溝６４内で案内される。こうして噛合いレバー６０は、制御軌道７ ８に沿って一行程を行う。このような行程は保持ヨーク５６によって、旋回軸５ ４と旋回ヨーク５２とを介してナイフ２２に伝達される。このナイフは、開放位 置から対向ナイフ２４に向かって閉鎖位置に運動する。こうしてナイフは紙スト リップを分断する。 制御溝６４はカム溝出口８０で終わっている。このカム溝出口は制御ピン６２ を制御溝６４のガイドから引出すように案内する。ナイフ２２は切欠き４４の近 くで引張りばね８２を介して旋回ヨーク５２に結合されているので、ナイフ２２ のカッティングエッジ４２は旋回ヨークの方向に予荷重をかけられている。この ような予荷重により、このナイフも開放位置に引戻される。引張りばね８２の力 により、旋回ヨーク５２が噛合いレバー６０と一緒に旋回して、第２図に示した 開放位置に相当する出発位置に戻る。 ナイフ２２の行程は、制御ピン６２がカム溝出口８０を通って制御溝６４から 引出されたときに、切欠き４４が対向ナイフ２４のカッティングエッジ４０に被 さるように設定されている。こうして紙ストリップは完全に分断される。紙スト リップを部分的に分断したい場合には、制御ピン６２の行程が減じられなければ ならない。このために切換装置３４が設けられている。この切換装置に設けられ た操作つまみ３６が手によっ て操作される。この切換装置３６は、長孔８８において案内される操作エレメン ト９０を有している。この操作エレメントの前記噛合いレバー６０に向いた端部 が楔状のフランジ９２を有している。操作エレメント９０が矢印Ｂで示す方向に シフトされると、フランジ９２は半径方向における噛合いレバー６０の運動時に 、この噛合いレバーに形成された斜めに延びる切欠き９４に係合し、制御ピン６ ２が最大工程をカム溝出口８０で達成するまえに、この制御ピン６２を制御溝６ ４から引出す。これにより、紙ストリップが部分的にのみ分断される。引張りば ね８２の力によって、ナイフ２２は開放位置に戻される。 第３図は金銭登録器用の印刷機１０の平面および側面を概略的に示している。 印字ヘッドホルダ１６には印字ヘッド１５が挿入されている。この印字ヘッドに は、印字受け１７が対向して位置している。印字ヘッド１５と印字受け１７との 間には、印刷しようとする紙ウェブ（図示せず）が案内される。この紙ウェブは 搬送ローラ９６と対圧ローラ９８とを介してさらに搬送され、ナイフ２２と対向 ナイフ２４との間の開口２０から走出する。行方向における印字ヘッド１５の運 動は、伝動装置１０２を介して制御ディスク３２に伝達される。この伝動装置１ ０２は、モータによって駆動された駆動歯車１０９を有している。この駆動歯車 １０９の回転運動は歯車１０８，１１０に伝達される。 歯車１０８は制御ディスク３２のリングギヤに噛合っている。この歯車１０８は 歯付きベルト１０６を駆動する。この歯付きベルトは変向ローラ１０４を介して 案内されており、印字ヘッドホルダ１６を運動させる。 歯車１１０は角度コード化ディスク１１２を支持している。この角度コード化 ディスクのコードはセンサ１１４によって読取られる。これらの角度コード化デ ィスク１１２とセンサ１１４とは回転角発信器１１６を形成する。この回転角発 信器の信号は行方向に印字ヘッド１５を制御するために評価される。 伝動装置１０２は、印字ヘッド１５の行方向の直線運動を制御ディスク３２の 回転運動に変換する。伝動装置１０２のこのような変換は、制御ディスク３２が 、行方向における印字ヘッド１５の運動時に完全な１回転を行わないように設定 されている。印字ヘッド１５の異なる位置に所属する、制御ディスク３２の角度 位置が第３図の平面図（下側の図部分）に示されている。 ナイフ２２は３つの運転位置を取ることができる。第３図の平面図において実 線で示されたナイフ２２は開放位置Ｏを示している。ナイフ２２のカッティング エッジ４２は破線で示された位置Ｔ，Ｖを取ることもできる。位置Ｖにおいては 、切欠き４４が対向ナイフ２４のカッティングエッジ４０を完全に超えるように スライドする。このような位置Ｖにおいては、紙ストリップは完全に分断される 。これに対して、位置Ｔに おいては、カッティングエッジ４２は切欠き４４までしかカッティングエッジ４ ０を超えてスライドしない。このような位置Ｔにおいては、紙ストリップのウェ ブが残る。すなわち紙ストリップは部分的にしか分断されない。 第４図は調整装置の概略的な側面を、切断装置が作動された状態で示したもの である。印字ヘッド１５は、３１０゜（第３図および第２図参照）の制御ディス ク３２の角度位置に相当する位置を取っている。このような状態では、制御カム ７４の突起７６がロック部材７０を右側に向かってシフトしているので、制御ピ ン６２は制御溝６４に係合している。次いで制御ディスクが逆方向に回転すると 、この制御ピン６２は制御ディスク３２の半径方向上側に向かって旋回運動する 。 第５図に示した制御ディスク３２は１３０゜の角度位置に位置している（第３ 図の印字ヘッド１５の位置参照）。制御ピン６２は制御ディスク３２の中心から 最大距離を有する最大行程に達しているので、このナイフ２２は紙ストリップを 完全に分断している（第３図の位置Ｖ）。第５図の下側の図部分から判るように 、制御ピン６２がカム溝出口８０を通って制御溝６４から引出されるので、旋回 軸５４はばね８２の力を受けて旋回して開放位置に戻すことができる。 第６図には、ナイフ２２が部分切断を行うような状態で、調整装置が概略的に 示されている。このために は印字ヘッド１５が、１９５゜の制御ディスク３２の角度位置（第３図参照）に 相当する位置に運動させられる。切換装置８４の操作エレメント９０は、矢印Ｂ の方向にシフトされた位置に位置しており、この操作エレメント９０のフランジ ９２が半径方向上側に向かって運動する噛合いレバー６０の前端部に係合してい る。これにより、制御ピン６２が制御ディスク３２の中心点からの最大半径方向 距離に達するまえに、制御ピン６２が制御溝６４から解離される。ナイフ２２の 行程が減じられるので、このナイフは、紙ストリップが部分的にしか分断されな いような位置（第３図の位置Ｔ）に達する。 第７図には、ナイフ２２および旋回ヨーク５２の概略的な横断面図が示されて いる。この横断面図から引張りばね８２の作用形式が判る。この引張りばねはナ イフ２２と旋回ヨーク５２との間に配置されて、ナイフ２２と旋回ヨーク５２と が成す角度を小さくしようとしている。これにより、ナイフ２２は切断運動時に ガイド軌道２８もしくは対向ナイフ２４に圧着する。これにより、滑らかな切断 部分が生ぜしめられる。ガイドエレメント３８は旋回ヨークのピン５０のための 先細りの滑り軸受けを形成している。この種の軸受けにおいては、遊びを小さく かつ軸受け摩耗を僅かにすることができるとともに正確な案内が保証される。 第８図に示したように、さらに引張りばね８２の作 用により、ナイフ２２は両ガイド軌道２８相互間で僅かに撓む。このような撓み は例えば０．５〜１ｍｍであってよい。このような撓みにより、紙ストリップの 剪断状の正確な切断部分が生ぜしめられる。 第９図に示したように、ガイド軌道２８は、切断時にはナイフ２２がスライド するような、対向ナイフ２４の上面に対して平行に延びる１平面内に配置されて いる。ガイド軌道２８の平面は、対向ナイフ２４の面の僅かに下方に設けられて いる。このガイド軌道２８の平面と対向ナイフ２４の面との間隔ａは例えば０． １〜０．２ｍｍである。このような高さの差は、製造誤差の補償に役立つ。ナイ フ２２の角隅２２ａは斜め上方に向かって延びている。これにより乗上げ斜面が 形成される。このような乗上げ斜面は、角隅２２ａを曲げ加工または研削加工す ることにより製造することができる。このような手段により、切断運動時におけ るガイド軌道２８の平面と対向ナイフ２４の上面との高さの差が克服される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．印刷機、特に金銭登録器用の印刷機内で印刷担体を切断する切断装置であ って、少なくとも１つのガイド軌道に沿って定置の対向ナイフに対して運動可能 なナイフが設けられており、該ナイフが開放位置では印刷担体を貫通案内するた めの開口を解放し、かつ閉鎖位置では印刷担体を少なくとも部分的に分断するよ うになっており、ナイフが旋回ヨークによって開放位置と閉鎖位置との間で運動 可能であり、該旋回ヨークが制御ディスクによって駆動されるようになっている 形式のものにおいて、 （イ）制御ディスク（３２）が、周方向に延びる制御溝（６４）を有しており 、該制御溝の、制御ディスク（３２）の中心点からの半径方向の距離が、回転角 全体にわたって増大していて、この制御溝には、旋回ヨーク（５２）に結合され た噛合いレバー（６０）に設けられた制御ピン（６２）が、規定の回転角領域の ために係合可能であり、 （ロ）制御ピン（６２）と制御ディスク（３２）との間にロック装置（６６） が配置されており、該ロック装置が、制御溝（６４）への制御ピン（６２）の係 合をロックするようになっており、制御ディスク（３２）に制御カム（７４）が 設けられており、該制御カムが、制御ディスク（３２）の回転時に所定の回転角 だけロック装置（６６）に係合して、制御ピン（６２）をロック解除するように なっており、 （ハ）選択的に作動可能な切換装置（３４）が設けられており、該切換装置が 、規定の半径方向距離に到達した時に制御溝（６４）から制御ピン（６２）を解 離するようになっていることを特徴とする、印刷機内で印刷担体を切断する切断 装置。 ２．旋回ヨーク（５２）が、切断装置のフレームに回転可能に支承された旋回 軸（５４）に固着されている、請求項１記載の切断装置。 ３．旋回ヨーク（５２）が、ナイフ（２２）が開放位置に位置するような位置 に、ばね（８２）によって予荷重をかけられている、請求項２記載の切断装置。 ４．制御溝（６４）が、制御ディスク（３２）の所定の回転角域にカム溝出口 （８０）を有しており、該カム溝出口が、制御ディスク（３２）の回転時に、制 御ピン（６２）を制御溝（６４）から係合解除するようになっている、請求項１ から３までのいずれか１項記載の切断装置。 ５．ナイフ（２２）が、制御ディスク（３２）の中心点からの制御ピン（６２ ）の半径方向距離に関連して、印刷担体を完全または部分的に分断するようにな っている、請求項１から４までのいずれか１項記載の切断装置。 ６．ナイフ（２２）が少なくとも２つのガイドエレ メント（３８）を有しており、該ガイドエレメントが、互いに所定の間隔を置い てナイフ（２２）のカッティングエッジ（４２）から離反した側に配置されてお り、旋回ヨーク（５２）がナイフ（２２）の移動調節のためにガイドエレメント （３８）に係合している、請求項１から５までのいずれか１項記載の切断装置。 ７．ガイドエレメント（３８）がプラスチック製軸受けであり、該プラスチッ ク製軸受けに、調整装置（５２）に設けられたピン（５０）が係合しており、該 ピン（５０）が、有利にはガイドエレメント（３８）の頂部間でスライドするよ うに支承されている、請求項６記載の切断装置。 ８．ナイフ（２２）のカッティングエッジ（４２）が、２つのカッティングエ ッジ区分から成っており、該両カッティング区分が、カッティングエッジ中央か ら、切断運動方向で見て斜め前方外側に向かって延びている、請求項６または７ 記載の切断装置。 ９．カッティングエッジが中央にＶ字形の切欠き（４４）を有しており、該切 欠きの先端部が対向ナイフのカッティングエッジ（４０）とは離反している、請 求項８記載の切断装置。 １０．ナイフ（２２）の外側が、ガイド軌道（２８）に載置されており、該ガ イド軌道が有利にはプラスチックから成っている、請求項１から９までのいずれ か１項記載の切断装置。 １１．ガイド軌道（２８）が、対向ナイフ（２４）の面に対して平行に延びる １平面内に配置されており、この対向ナイフの面に沿って切断時にナイフ（２２ ）がスライドするようになっており、ガイド軌道が配置された平面が、対向ナイ フの面から小さな距離（ａ）を有している、請求項１０記載の切断装置。 １２．切断運動時にはナイフ（２２）が対向ナイフ（２４）の面に案内される ように、カッティングエッジ区分の外側の角隅（２２ａ）が斜め上方に向かって 延びている、請求項１１記載の切断装置。 １３．ナイフ（２２）がばね圧下でガイド軌道（２８）に向かって案内されて いる、請求項１から１２までのいずれか１項記載の切断装置。 １４．前記ばね圧が、ガイド軌道（２８）相互間の領域でナイフ（２２）を下 方に向かって僅かに撓ませるようになっている、請求項１３記載の切断装置。 １５．ナイフ（２２）と対向ナイフ（２４）とが、薄いばね帯鋼から製造され た打抜きエレメントである、請求項１から１４までのいずれか１項記載の切断装 置。 １６．対向ナイフ（２４）が、プラスチック部分によって保持された安定した ばね帯ストリップから成っている、請求項１から１５までのいずれか１項記載の 切断装置。