JPH08508607A - バス線に接続するためのアクチュエータまたはセンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 アクチュエータまたはセンサに、本発明によれば、簡単な仕方で形状コード化されたバス線（３）との極性誤りを防止する接触を可能にする接触装置が設けられる。接触装置の刃形接触部はその外側の尖端でバス線（３）のスイッチング素線（４）との接触の役割をする。これはその形状コーディングに合わされた凹み（６）のなかにスナップ鉤片（７）と結び付いて保たれ、また位置決めされている。案内手段（８、９）はバス線（３）のなかに刃形接触部（５）を案内して入れることを保証する。

Description

【発明の詳細な説明】 バス線に接続するためのアクチュエータまたはセンサ 本発明はアクチュエータおよびセンサ、特に近接スイッチに関する。 アクチュエータおよびセンサ、または近接スイッチは、供給電線を介して電圧 源に接続されており、電圧供給のスイッチオンまたはスイッチオフにより作動状 態ＯＮまたはＯＦＦに切換えられる電気的装置として知られている。公知のセン サまたは近接スイッチは通常、電源への接続のために、たとえば実用新案登録第 G9200770.8号明細書に開示されているような差し込み接触部を有する電気接続部 を有する。実用新案登録第G9200772.4号明細書による別の近接スイッチでは、接 続のために付属の差し込みピンが差し込みピン板を介してプリント板上の電気回 路と接続されている。電気的接続のためにここでは常に、固有の電流供給線を介 して電圧源と接続されているコネクタが必要とされる。別の可能性は、電流供給 線をドイツ特許出願公告第3321666号明細書により近接スイッチ内で終端させ、 そこで直接にたとえば可撓性のプリント板に接続することにある。 すべてのこれらのセンサに共通なことは、その作動状態が付属の電流供給線を 介して供給電圧のスイッチオンにより制御されることであり、このことは狭い空 間に多数のセンサおよびアクチュエータが配置されている場合に相応の配線の輻 輳および配線のわかりにくい対応付けに通じ得る。このことを避けるため、新し い開発によれば、加入者としてのアクチュエータおよびセンサの端子が、二心の 形状コード化されたバス線と接触させられるバスモジュールに設けられている。 この技術は未公開のヨーロッパ特許出願第EP93106060.2号明細書に開示されてい る。バスモジュール内の電気回路は加入者、すなわちアクチュエータまたはセン サ、と同じくバス線に接続されている上位の駆動マスターとの間のデータ交換の ための相互マッチングの役割をする。 主要な簡単化は、マスターと加入者との間で直接にデータまたは情報が交換さ れ、そのために加入者自体が相応のマッチング回路を備えていることにより達成 され得る。このような加入者に対しては、それらがループ配線されたバス線の任 意の個所において接続可能でなければならないことが要求される。 ケーブルの任意の個所に白熱電球ソケットを接続するための技術はこの関連で 公知と仮定すべきである。スイス特許第CH444302号明細書には、平形ケーブルが 圧入される溝状の凹みを有するこのような白熱電球ソケットが開示されている。 凹みの底から、平形ケーブルの圧入の際に絶縁物に孔をあけ最後にそれぞれ心線 と接触する２つの接触尖端が突き出ている。ランプソケットは平形ケーブルの範 囲内で形状結合的にまた密に蓋により覆われている。 本発明の課題は、バス線に接続可能なセンサまたはアクチュエータをバス線と の簡単かつ確実な接触が可能であるように構成することである。この課題は、極 性誤りを防止するように形状コード化されたバス線の心線と接触するための接触 装置として、刃形接触部と、バス線を位置決めするためバス線の形状コーディン グに合わされた位置決め手段と、心線と接触するまでバス線内に刃形接触部を案 内して入れる役割をする案内手段とを有する接触装置が設けられていることによ り解決される。好ましくは、バス線は片側に付設されたリブを有し、このリブを 介して心線の極性を認識し得る平形帯線として構成されている。特に簡単な構成 では、刃形接触部がセンサまたはアクチュエータのハウジングの蓋としての役割 をする下側部分内に刺さり、また刃形接触部の尖端がセンサまたはアクチュエー タの外側へ突き出ており、また刃形接触部が内側で電気回路と接触させられてい る。さらに、接触装置が下側部分の上に嵌められ得る上側部分を有し、この上側 部分が刃形接触部の尖端と向かい合ってバス線の形状コーディングに合わされた 凹みをバス線の受け入れのために設けられていることは有利である。もちろん接 触は外部の湿気の作用から保護されなければならない。そのため、バス線の組立 てられた状態で上側部分および下側部分がたとえばねじ締めにより互いに押し合 わされており、その際に外側に刃形接触部を設けられている下側部分の表面が、 刃形接触部により貫かれたバス線の表面を押して、刃形接触部の必要な密閉を達 成していることは有利である。 バス線の心線が誤った刃形接触部に接続され得ないこと、また刃形接触部がバ ス線の絶縁部を貫く際の運動が案内されて行われることを確実にするため、下側 部分における２つのブリッジの形状がそれに合わされた上側部分の形状付与と結 び付いて案内手段を成しており、またブリッジの少なくとも１つがコーディング 突起部を設けられていることは有利であることが判明している。 好ましくは凹みの延長部のなかに設けられる上側部分におけるスナップ鉤片に より、簡単な仕方で組立中のバス線の保持が達成される。 図面により本発明の１つの実施例を説明する。 図１はアクチュエータまたはセンサとマスターとの間のバス線を介してのデー タトラフィックのための構成を示し、 図２はアクチュエータおよびセンサにおける平形ケーブル接続のための接触装 置を示す。 中央の制御および監視個所に配置されたマスター１７は図１のようにバス線と しての形状コード化された平形ケーブル３を介してセンサ１またはアクチュエー タ２と接続されている。平形ケーブル３は電流供給およびデータトラフィックの 役割をし、そのためにデータ信号が供給電圧に変調される。マスター１７はさら に、いわゆるインテリジェントユニットとしてデータをマスター１７から受け取 り、それらをプログラムにより評価し、またそれに基づいて命令をマスター１７ を介して加入者に送るプログラム記憶式制御装置ＳＰＳ１８に接続されている。 さらに、たとえば低圧開閉装置１９（図１参照）のような別の加入者が、この加 入者を可能なかぎりわずかな遅れでセンサ１の測定結果に関係して制御するため 、直接にマスター１７と接続されている。 鋭くされた平形ケーブル３はその端において適当な終端片２０により閉じられ ている。 図２は平形ケーブル端子に対する接触装置を有するセンサハウジング２１の一 部分を示す。センサハウジング２１の鋳込まれた内部空間の中にセンサ１の作動 のために必要な電気回路１３を有するプリント板２２が位置している。接触装置 は主として、ねじ締めにより組立てられた状態に結合されている下側部分１０お よび上側部分１４を有する。両部分１０、１４は合成樹脂から成形されている。 センサハウジング２１のなかに嵌まっている下側部分１０の合成樹脂中に２つの 刃形接触部５が鋳込まれており、その尖端１２はセンサハウジング２１の外側に 、またその他方の端はセンサハウジング２１の内部空間に突き出ている。後者は プ リント板２２の上の電気回路とろう付けされている。下側部分１０は２つのブリ ッジ８を有し、その一方はコーディング突起部９を設けられている（図３）。ブ リッジ８により形成された中間空間のなかに、コーディング突起部９を導く相応 に成形された上側部分１４が差し込まれ得る。上側部分１４は刃形接触部５の尖 端１２と向かい合うその範囲のなかに平形ケーブル３を受け入れるための凹み６ を有する。凹み６はその形状を平形ケーブル３の形状コーディングに合わされて おり、こうして平形ケーブル３はただ１つの位置にのみ入れられ得る。平形ケー ブル３は側方に付設されたリブ１６を有する。下側部分１０のコーディング突起 部９により確実にされた上側部分１４の正しい位置での挿入と結び付いて、平形 ケーブル３の心線への刃形接触部５の一義的な対応付けが生ずる。すなわち前記 の措置により極性誤り防止が保証される。 上側部分１４は凹み６の両側への延長部に、平形ケーブル３を組立の際に掴み 、またそれによって保持するスナップ鉤片７を有する。 鋭くされたバス線３の組立および接触は、先ず平形ケーブル３が凹み６のなか に入れられ、スナップ鉤片７が平形ケーブル３を掴む（図３、図４参照）という 仕方で行われる。続いて上側部分１４が平形ケーブル３と一緒に正しい位置で下 側部分１０の両ブリッジ８の間に差し込まれる。その際に刃形接触部５の尖端１ ２は先ず絶縁を貫き、次いでスイッチング線４として構成された平形ケーブル３ の心線を貫く。 凹み１５のなかに入れられた平形ケーブル３は、上側部分１４および下側部分 １０の接合の際に後者がその表面で平形ケーブル３を、刃形接触部により貫かれ ている範囲内で押し、これにより刃形接触部に対する密閉作用が生ずるように突 き出ている。 図３は、下側部分１０の両ブリッジ８と、それらの間に位置し側方にバス線３ を保持するためのスナップ鉤片７を設けられている上側部分１４とを有する接触 装置の平面図を示す。 図４にはセンサハウジング２１における接触装置の側面図が示されている。こ こには、凹み６の延長部のなかに構成されたスナップ鉤片７による平形ケーブル ３の掴みおよび保持が明らかに示されている。平形ケーブル３への下側部分１０ の押し付け面は密閉面としての役割をする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 Ｐ４３２０３２７．２ (32)優先日 1993年６月18日 (33)優先権主張国 ドイツ（ＤＥ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．極性誤りを防止するように形状コード化されたバス線（３）の心線（４）と 接触するための接触装置として、刃形接触部（５）と、バス線を位置決めするた めバス線の形状コーディングに合わされた位置決め手段（６、７）と、心線（４ ）と接触するまでバス線（３）のなかに刃形接触部（５）を案内して入れる役割 をする案内手段（８、９）とを有する接触装置が設けられていることを特徴とす るアクチュエータまたはセンサ、特に近接スイッチ。 ２．バス線が片側に付設されたリブ（１６）を有する平形帯線として構成されて いることを特徴とする請求項１記載のアクチュエータまたはセンサ。 ３．刃形接触部（５）がセンサまたはアクチュエータのハウジング（１１）の蓋 としての役割をする下側部分（１０）のなかに差し込まれ、刃形接触部（５）の 尖端（１２）がセンサ（１）またはアクチュエータ（２）の外側へ突き出ており 、また刃形接触部（５）が内側で電気回路（１３）と接触させられていることを 特徴とする請求項１または２に記載のアクチュエータまたはセンサ。 ４．接触装置が下側部分（１０）の上に嵌められ得る上側部分（１４）を有し、 この上側部分が刃形接触部（３）の尖端と向かい合ってバス線（３）の形状コー ディングに合わされた凹み（６）をバス線（３）の受け入れのために設けられて いることを特徴とする請求項１ないし３の１つに記載のアクチュエータまたはセ ンサ。 ５．バス線（３）の組立てられた状態で上側部分（１４）および下側部分（１０ ）がたとえばねじ締めにより互いに押し合わされており、その際に外側に刃形接 触部（５）を設けられている下側部分（１０）の表面が、刃形接触部（５）によ り貫かれたバス線（３）の表面を、刃形接触部（５）の必要な密閉の達成のもと に押していることを特徴とする請求項１ないし４の１つに記載のアクチュエータ ま たはセンサ。 ６．下側部分（１０）における２つのブリッジ（８）の形状が、それに合わされ た上側部分（１４）の形状付与と結び付いて案内手段を成していることを特徴と する請求項１ないし５の１つに記載のアクチュエータまたはセンサ。 ７．ブリッジ（８）の少なくとも１つがコーディング突起部（９）を設けられて いることを特徴とする請求項１ないし６の１つに記載のアクチュエータまたはセ ンサ。 ８．上側部分（１４）がバス線（３）を位置決めするためのスナップ鉤片（７） を有することを特徴とする請求項１ないし７の１つに記載のアクチュエータまた はセンサ。 ９．スナップ鉤片（７）が上側部分（１４）における凹み（６）の延長部に設け られていることを特徴とする請求項１ないし８の１つに記載のアクチュエータま たはセンサ。