JPH0850675A - 券売機群管理装置の硬貨処理装置 - Google Patents

券売機群管理装置の硬貨処理装置

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JPH0850675A
JPH0850675A JP6204472A JP20447294A JPH0850675A JP H0850675 A JPH0850675 A JP H0850675A JP 6204472 A JP6204472 A JP 6204472A JP 20447294 A JP20447294 A JP 20447294A JP H0850675 A JPH0850675 A JP H0850675A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の券売機への釣銭の補給及び各券売機か
らの硬貨の回収を可能とし、かつ必要に応じて各券売機
からの硬貨の回収のみを可能とする。 【構成】 各券売機(A) が硬貨回収時に放出する釣銭用
硬貨及び回収用硬貨を個別に回収する一対の硬貨回収手
段(22,23) を備えた硬貨回収部(B2)と、この硬貨回収部
(B2)と分離可能に組付けられ、前記各券売機(A) に釣銭
を金種別に補給可能で、かつ各券売機(A) の硬貨回収時
に上記釣銭用硬貨を回収する硬貨回収手段(22)に釣銭を
金種別に送出し可能な一対の釣銭補給手段(20,21) を備
えた釣銭補給部(B1)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の券売機を集中管
理し各券売機に対し釣銭の補給及び投入硬貨の回収を行
う券売機群管理装置の硬貨処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の券売機群管理装置は、図5に示す
ように、多数の券売機の夫々に投入された投入硬貨を有
効に活用するため、並列する多数の券売機の下部に連続
して敷設した4本の回収ベルトにより各券売機が放出す
る4種類の硬貨(10円硬貨、50円硬貨、100 円硬貨及び
500 円硬貨)を金種別に回収し、その回収硬貨のうち釣
銭として活用する2種類の硬貨(10円硬貨及び100 円硬
貨)を硬貨循環機の昇降動可能なバケットを用いて上部
の釣銭補給機に金種別に供給し、上記各券売機の上部に
連続して敷設した2本の補給ベルトが対応する釣銭補給
機より釣銭を受けて夫々の券売機の釣銭貯留部に金種別
に補給するようになっている。又、上記券売機群管理装
置は、補給ベルトの終端部側(図5の右側)に終端箱を
設け、この終端箱に券売機に補給されなかった釣銭を一
時貯留して硬貨回収時に補給ベルトにより送られて来る
釣銭補給機内の釣銭と共に回収ベルトに金種別に放出す
るようにしている。上記券売機群管理装置の各券売機
は、釣銭貯留部の他に硬貨処理部を有し、券販売時に投
入される4種類の硬貨(10円硬貨、50円硬貨、100 円硬
貨及び500 円硬貨)を金種別に夫々の釣銭ホッパ(図示
せず)に貯留すると共に必要に応じて釣銭を返却し、10
円硬貨貯留用の釣銭ホッパ又は100 円硬貨貯留用の釣銭
ホッパ内の硬貨が残り少なくなると、釣銭貯留部が対応
する釣銭ホッパに釣銭を所定量補給し、釣銭ホッパ内に
硬貨が規定量溜ると、夫々の釣銭ホッパが対応する回収
ベルトに硬貨を逐次放出する。硬貨回収時には、硬貨循
環機の釣銭補給機内の釣銭が補給ベルトにより終端箱ま
で搬送され金種別に回収ベルトにより回収されて硬貨循
環機内の硬貨金庫に収納される。一方、各券売機の釣銭
貯留部内の釣銭及び硬貨処理部の各釣銭ホッパ内の硬貨
は個々の券売機の一時貯留部を介し金種別に回収ベルト
に放出され当該回収ベルトにより回収されて硬貨循環機
の硬貨金庫に収納される。
【0003】かゝる構成の上記券売機群管理装置は、硬
貨循環機が釣銭の補給機能と各券売機からの硬貨の回収
機能を合せ持つものであることから、各券売機への釣銭
補給及び各券売機からの硬貨回収を自動化したい顧客に
とっては誠に便利なものであるが、顧客によっては各券
売機への釣銭の補給を係員が行っているところも多くあ
り、このような顧客にとっては各券売機からの硬貨回収
だけを自動化したいという要望がある。しかしながら、
上記券売機群管理装置においては、硬貨循環機がバケッ
トを昇降動させるリフト機構を備えていることから、硬
貨循環機を釣銭補給機能と硬貨回収機能とに分離して使
用することができず、各券売機からの硬貨回収だけを自
動化したい顧客のニーズに対応できないという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記券売機
群管理装置の問題に鑑みて為されたものであって、多数
の券売機への釣銭の補給及び各券売機からの硬貨の回収
を可能とし、かつ必要に応じて各券売機からの硬貨の回
収のみを可能とした券売機群管理装置の硬貨処理装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、各券売機に対し釣銭の補給及び投入硬貨の
回収を行う券売機群管理装置の硬貨処理装置を硬貨回収
部と、この硬貨回収部に分離可能に組付けた釣銭補給部
とで構成し、前記硬貨回収部に、各券売機が硬貨回収時
に放出する釣銭用硬貨及び回収用硬貨を個別に回収する
一対の硬貨回収手段を設け、前記釣銭補給部には、各券
売機に釣銭を金種別に補給可能で、かつ各券売機の硬貨
回収時に上記釣銭用硬貨を回収する硬貨回収手段に釣銭
を金種別に送出し可能な一対の釣銭補給手段を設ける構
成とした。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る券売機群管理装置の硬貨
処理装置を図面に示す実施例に基づいて、更に詳しく説
明する。添付図面中、図1は本発明の券売機群管理装置
全体の構成ブロック図、図2は券売機群管理装置を構成
する各券売機の硬貨処理ユニットの構造を概略的に表し
た内部構造図、図3は硬貨処理装置の構造を概略的に表
した内部構造図、図4は本発明の券売機群管理装置にお
ける硬貨処理装置の硬貨回収部のみを用いて各券売機よ
り硬貨の回収を行う説明図である。
【0007】本実施例の券売機群管理装置は、図1に示
すように、並列する多数の券売機(A) と、これら各券売
機(A) に対し2種類の釣銭(10 円硬貨及び100 円硬貨)
の補給及び4種類の投入硬貨(10 円硬貨、50円硬貨、10
0 円硬貨及び500 円硬貨)の回収を行う硬貨処理装置
(B) とから成っており、上記券売機(1) の間には券購入
客と駅務員の対話用の中間箱(C) が適宜配置されてい
る。
【0008】前記各券売機(A) は、筐体(1) の接客部と
なる正面に接客パネル(図示せず)を有し、筐体(1) の
内部には、図1に示すように、硬貨処理手段である硬貨
処理ユニット(2) 、紙幣処理ユニット(3) 、発券ユニッ
ト(4) 及び券売機自体を総括制御する制御器(5) が夫々
設けられている。前記各券売機(A) は、接客パネルの硬
貨投入口又は紙幣挿入・返却口に貨幣が投入されて券購
入用の料金釦が圧下されると、発券ユニット(4) がその
料金釦に対応する料金の券を発券口より発券し、投入貨
幣の金額が券の料金を超えているとき、硬貨処理ユニッ
ト(2) が釣銭返却口より釣銭を返却し、紙幣処理ユニッ
ト(3) が紙幣挿入・返却口より釣札を返却するようにな
っている。
【0009】ところで、本発明の券売機群管理装置を構
成する上記各券売機(A) の硬貨処理ユニット(2) は、図
2に示す如く構成されて、硬貨投入口に投入される4種
類の投入硬貨(10 円硬貨、50円硬貨、100 円硬貨又は50
0 円硬貨)と硬貨処理装置(B) より補給される2種類の
釣銭(10 円硬貨及び100 円硬貨)を共通する金種毎に個
別に貯留して必要に応じ釣銭返却口に釣銭を返却し、か
つ硬貨回収時には上記2種類の釣銭と同じ種類の釣銭用
硬貨とその釣銭と異なる種類の他の2種類の回収用硬貨
とを個別に放出することを可能としている。即ち、前記
硬貨処理ユニット(2) は、硬貨投入口に投入され硬貨検
知部(6) を介し送られて来る投入硬貨(10 円硬貨、50円
硬貨、100 円硬貨又は500 円硬貨)の金種判別及び真偽
判別を検銭機(7) により行い、その投入硬貨を硬貨案内
部材(8) が硬貨導入用の凹溝(図示せず)で受けて筐体
(1) の背面側に向け案内し、投入硬貨が10円硬貨であれ
ば硬貨案内部材(8) の右端部の第1シュート(10A) を介
して10円硬貨貯留用の第1釣銭ホッパ(11A) に落下さ
せ、投入硬貨が100 円硬貨であれば硬貨案内部材(8)の
右端部側に配した上下動可能な第1取込部材(9A)が下降
して凹溝を遮断することによりその硬貨を第2シュート
(10B) を介して100 円硬貨貯留用の第2釣銭ホッパ(11
B) に落下させ、投入硬貨が500 円硬貨であれば第1取
込部材(9A)の左隣りに配した上下動可能な第2取込部材
(9B)が下降して凹溝を遮断することによりその硬貨を第
3シュート(10C) を介して500 円硬貨貯留用の第2釣銭
ホッパ(11C) に落下させ、投入硬貨が50円硬貨であれば
硬貨案内部材(8) の左端部側に配した上下動可能な第3
取込部材(9C)が下降して凹溝を遮断することによりその
硬貨を第4シュート(10D) を介して50円硬貨貯留用の第
4釣銭ホッパ(11D) に落下させるようになっている。
【0010】前記第1釣銭ホッパ(11A) 及び第2釣銭ホ
ッパ(11B) は、硬貨を貯留する硬貨貯留部(12A,12B) が
第3釣銭ホッパ(11C) 及び第4釣銭ホッパ(11D) の硬貨
貯留部(12C,12D) よりも大型に形成されており、第1釣
銭ホッパ(11A) には硬貨貯留部(12A) 上に設けられた第
1釣銭補給シュート(13A) を介し硬貨処理装置(B) の後
述する第1釣銭補給手段(20)の第1釣銭補給ベルト(29)
により釣銭の10円硬貨が補給され、一方、第2釣銭ホッ
パ(11B) には硬貨貯留部(12B) 上に設けられた第2釣銭
補給シュート(13B) を介し硬貨処理装置(B) の後述する
第2釣銭補給手段(21)の第2釣銭補給ベルト(34)により
釣銭の100 円硬貨が補給されるようになっている。前記
各釣銭ホッパ(11A,11B,11C,11D) の下方には、釣銭返却
時に夫々の釣銭ホッパ(11A,11B,11C,11D) より放出され
る硬貨を個々に受けて釣銭返却口に放出する4本の釣銭
放出搬送ベルト(14A,14B,14C,14D) が設けられている。
【0011】前記釣銭ホッパ(11A,11B,11C,11D) は、個
々に駆動モーター(M1,M2,M3,M4) を有し当該駆動モータ
ー(M1,M2,M3,M4) の起動により硬貨放出用の回転ディス
ク(図示せず)を回転させて硬貨放出筒(15A,15B,15C,1
5D) を介し硬貨貯留部(12A,12B,12C,12D) 内の硬貨を上
記釣銭放出搬送ベルト(14A,14B,14C,14D) 上に放出する
ようになっており、券売機(A) の券販売状態にあっては
夫々の釣銭ホッパ(10A,10B,10C,10D) が対応する釣銭放
出搬送ベルト(14A,14B,14C,14D) 上に釣銭額に応じた硬
貨を放出するが、硬貨回収時にあっては夫々の釣銭ホッ
パ(11A,11B,11C,11D) が硬貨貯留部(12A,12B,12C,12D)
内の全ての硬貨を対応する釣銭放出搬送ベルト(14A,14
B,14C,14D) 上に放出する。
【0012】前記釣銭放出搬送ベルト(14A,14B,14C,14
D) の上には、第1振分部材(16A) 及び第2振分部材(16
B) が上下動自在に設けられ、第1振分部材(16A) は硬
貨回収時に下降して10円硬貨及び100 円硬貨を搬送する
一対の釣銭放出搬送ベルト(14A,14B) の釣銭搬送路を遮
断することにより補給対象となる上記2種類の釣銭用硬
貨を第1回収シュート(17A) を介して硬貨処理装置(2)
の後述する第1硬貨回収機構(22)の第1硬貨回収ベルト
(36)上に放出し、一方、第2振分ゲート(16B) は硬貨回
収時に下降して50円硬貨及び500 円硬貨を搬送する一対
の釣銭放出搬送ベルト(14C,14D) の硬貨搬送路を遮断す
ることにより回収対象となる上記2種類の回収用硬貨を
第2回収シュート(17B) を介して硬貨処理装置(2) の後
述する第2硬貨回収機構(23)の第2硬貨回収ベルト(43)
上に放出するようになっている。
【0013】前記硬貨処理装置(B) は、図1及び図3に
示すように、上部の釣銭補給部(B1)と下部の硬貨回収部
(B2)とから成っていて、釣銭補給部(B1)を必要に応じ硬
貨回収部(B2)より分離できるようになっている。釣銭補
給部(B1)は、第1釣銭補給手段である第1釣銭補給機構
(20)と第2釣銭補給手段である第2釣銭補給機構(21)と
から構成されている。一方、硬貨回収部(B2)は、第1硬
貨回収手段である第1硬貨回収機構(22)と第2釣銭回収
手段である第2硬貨回収機構(23)と硬貨処理装置自体を
総括制御する制御器(24)とから構成されている。
【0014】前記第1釣銭補給機構(20)は、図3に示す
ように、図1の各券売機(A) の硬貨処理ユニット(3) に
補給する釣銭(10円硬貨)を収納しておく第1釣銭カセ
ット(26)を有し、各券売機(A) への釣銭補給時に、上記
第1釣銭カセット(26)より所定量の釣銭を第1釣銭補給
機(27)のホッパ部(27A) に落下させて当該第1釣銭補給
機(27)の放出ベルト(27B) により図3の右側に放出し、
第1釣銭補給機(27)からの釣銭を第1釣銭送出しベルト
(28)が図3の右側より上昇させて図1に示す各券売機
(A) の筐体(1) の上部に連続して敷設された第1釣銭補
給ベルト(29)上に送り出し、この第1釣銭補給ベルト(2
9)が上記釣銭を各券売機(A) の硬貨処理ユニット(3) の
第1釣銭補給シュート(13A) に釣銭補給ゲート(図示せ
ず)により補給するようになっている。又、前記第1釣
銭補給機構(20)は、各券売機(A) からの硬貨回収時に、
第1釣銭カセット(26)内の全て釣銭を第1釣銭補給機(2
7)のホッパ部(27A) に落下させて放出ベルト(27B) によ
り第1釣銭送出しベルト(28)上に放出し、この第1釣銭
送出しベルト(28)が上記釣銭を図3の左側より後述する
第1硬貨回収機構(22)の硬貨振分機(38)のホッパ部(38
A) に送り出すようになっている。
【0015】前記第2釣銭補給機構(21)は、第1釣銭補
給機構(20)と同様に図1に示す各券売機(A) の硬貨処理
ユニット(3) に補給する釣銭(100 円硬貨)を収納して
おく第2釣銭カセット(31)を有し、各券売機(A) への釣
銭補給時に、上記第2釣銭カセット(26)より所定量の釣
銭を第1釣銭補給機(27)と同一位置に設けられた第2釣
銭補給機(32)のホッパ部(32A) に落下させて当該第2釣
銭補給機(32)の送出ベルト(32B) により図3の右側に放
出し、第2釣銭補給機(32)からの釣銭を第1搬送ベルト
(28)と並列して配置された第2釣銭送出しベルト(33)が
図3の右側より上昇させて第1釣銭補給ベルト(29)と並
列に図1に示す各券売機(A) の筐体(1)の上部に連続し
て敷設された第2釣銭補給ベルト(34)上に送り出し、こ
の第2釣銭補給ベルト(34)が上記釣銭を各券売機(A) の
硬貨処理ユニット(3) の第2釣銭補給シュート(13B) に
釣銭補給ゲート(図示せず)により補給するようになっ
ている。又、前記第2釣銭補給機構(21)は、各券売機
(A) からの硬貨回収時に、第2釣銭カセット(31)内の全
て釣銭を第2釣銭補給機(32)のホッパ部(32A) に落下さ
せて放出ベルト(32B) により第2釣銭送出しベルト(33)
上に放出し、この第2搬送ベルト(33)が上記釣銭を図3
の左側より後述する第1硬貨回収機構(22)の硬貨振分機
(38)のホッパ部(38A) に送り出すようになっている。
【0016】前記第1硬貨回収機構(22)は、図3に示す
ように、図1の各券売機(A) の筐体(1) の下部に連続し
て敷設され硬貨回収時に硬貨処理ユニット(2) より放出
される釣銭用硬貨(10 円硬貨及び100 円硬貨)を受けて
回収する第1硬貨回収ベルト(36)を有し、この第1硬貨
回収ベルト(36)からの釣銭用硬貨を第1硬貨搬送ベルト
(37)が上方に向け搬送して硬貨振分機(38)のホッパ部(3
8A) に落下させ、硬貨振分機(38)が夫々の券売機(A) か
ら回収した釣銭用硬貨と上述の第1釣銭補給機構(20)及
び第2釣銭補給機構(21)より送り込まれた釣銭を10円硬
貨と100 円硬貨に金種別に振り分け計数処理して第1シ
ュート(39)により10円硬貨を第1硬貨金庫(40)に収納
し、100 円硬貨を第2硬貨金庫(41)に夫々収納するよう
になっている。
【0017】前記第2硬貨回収機構(23)は、上記第1硬
貨回収ベルト(36)と並列に図1の各券売機(A) の筐体
(1) の下部に連続して敷設され硬貨回収時に硬貨処理ユ
ニット(2) より放出される回収用硬貨(50 円硬貨及び50
0 円硬貨)を受けて回収する第2硬貨回収ベルト(43)を
有し、この第2硬貨回収ベルト(43)からの回収用硬貨を
第2硬貨搬送ベルト(44)が上方に向け搬送して第2シュ
ート(45)に落下させ、この第2シュート(45)を介し上記
回収用硬貨を第3硬貨金庫(46)に収納するようになって
いる。
【0018】上述の如き構成された券売機群管理装置の
硬貨処理装置(B) は、図1に示すように、釣銭補給部(B
1)及び硬貨回収部(B2)を用いて各券売機(A) に釣銭を補
給したり、各券売機(A) より硬貨を回収したりする場
合、釣銭補給部(B1)の第1釣銭補給機構(20)が10円硬貨
の釣銭を夫々の券売機(A) の硬貨処理ユニット(2) に補
給し、第2釣銭補給機構(21)が100 円硬貨の釣銭を夫々
の券売機(A) の硬貨処理ユニット(2) に補給する。そし
て、硬貨回収時には、硬貨回収部(B2)の第1硬貨回収機
構(22)が各券売機(A) の硬貨処理ユニット(2) より放出
された釣銭用硬貨(10円硬貨及び100 円硬貨)を回収
し、その釣銭用硬貨と上記釣銭補給部(B1)の第1釣銭補
給機構(20)からの釣銭(10 円硬貨)と第2釣銭補給機構
(21)からの釣銭(100円硬貨)を図3に示す硬貨振分機(3
8)により金種別に振り分けて計数処理し、第1硬貨金庫
(40)に10円硬貨を、第2硬貨金庫(41)に100 円硬貨を夫
々収納する。一方、硬貨回収部(B2)の第2硬貨回収機構
(23)は、各券売機(A) の回収用硬貨(50円硬貨及び500
円硬貨)を図3に示す第3硬貨金庫(46)に収納する。上
記各券売機(A) への釣銭の補給は、1台ずつ金種毎に単
独に又は同時に行われる。又、上記各券売機(A) からの
硬貨の回収は、1台ずつ釣銭用硬貨と回収用硬貨を単独
に又は同時に行うか、若しくは複数台の券売機(A) を一
纏めにしたブロック単位毎に釣銭用硬貨と回収用硬貨を
単独に又は同時に行うようになっている。
【0019】又、上述の如き構成された券売機群管理装
置の硬貨処理装置(B) は、図4に示すように、券売機
(A) の夫々が硬貨処理ユニット(2) 上に一対の釣銭カセ
ット(18A,18B) を有し当該各釣銭カセット(18A,18B) よ
り係員が図2に示す硬貨処理ユニット(2) の第1釣銭ホ
ッパ(11A) に10円硬貨の釣銭を第1釣銭補給シュート(1
3A) を介して補給し、第2釣銭ホッパ(11B) に100 円硬
貨の釣銭を第2釣銭補給シュート(13B) を介して補給す
るタイプの券売機である場合、硬貨回収部(B2)のみを用
いて各券売機(A) より硬貨の回収を行う。即ち、硬貨回
収時に各券売機(A) の硬貨処理ユニット(2) より放出さ
れた釣銭用硬貨(10円硬貨及び100 円硬貨)を第1硬貨
回収機構(22)が回収し図3に示す硬貨振分機(38)により
金種別に振り分けて計数処理し、第1硬貨金庫(40)に10
円硬貨を、第2硬貨金庫(41)に100円硬貨を夫々収納す
る。一方、硬貨回収部(B2)の第2硬貨回収機構(23)は、
各券売機(A) の回収用硬貨(50円硬貨及び500 円硬貨)
を図3に示す第3硬貨金庫(46)に収納する。上記各券売
機(A) からの硬貨の回収は、1台ずつ釣銭用硬貨と回収
用硬貨を単独に又は同時に行うか、若しくは複数台の券
売機(A) を一纏めにしたブロック単位毎に釣銭用硬貨と
回収用硬貨を単独に又は同時に行うようになっている。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の券売機
群管理装置の硬貨処理装置は、各券売機に対し釣銭の補
給及び投入硬貨の回収を行う硬貨回収部と、この硬貨回
収部に分離可能に組付けた釣銭補給部とで構成され、前
記硬貨回収部に、各券売機が硬貨回収時に放出する釣銭
用硬貨及び回収用硬貨を個別に回収する一対の硬貨回収
手段を設け、前記釣銭補給部には、各券売機に釣銭を金
種別に補給可能で、かつ各券売機の硬貨回収時に上記釣
銭用硬貨を回収する硬貨回収手段に釣銭を金種別に送出
し可能な一対の釣銭補給手段を設けたものであるので、
硬貨回収部と釣銭補給部を組み合わせることにより各券
売機への釣銭の補給及び各券売機からの硬貨の回収が可
能となり、硬貨回収部単独で用いることにより各券売機
からの硬貨の回収が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の券売機群管理装置全体の構成ブロック
図である。
【図2】本発明の券売機群管理装置を構成する各券売機
の硬貨処理ユニットの構造を概略的に表した内部構造図
である。
【図3】本発明の券売機群管理装置における硬貨処理装
置の構造を概略的に表した内部構造図である。
【図4】本発明の券売機群管理装置における硬貨処理装
置の硬貨回収部のみを用いて各券売機より硬貨の回収を
行う説明図である。
【図5】従来の券売機群管理装置全体の構成ブロック図
である。
【符号の説明】
(A) 券売機 (B) 硬貨処理装置 (B1) 釣銭補給部 (B2) 硬貨回収部 (20) 釣銭補給手段(第1釣銭補給機構) (21) 釣銭補給手段(第2釣銭補給機構) (22) 硬貨回収手段(第1硬貨回収機構) (23) 硬貨回収手段(第2硬貨回収機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の券売機(A) に対し釣銭の補給及び
    投入硬貨の回収を行う券売機群管理装置の硬貨処理装置
    であって、前記各券売機(A) が硬貨回収時に放出する釣
    銭用硬貨及び回収用硬貨を個別に回収する一対の硬貨回
    収手段(22,23) を備えた硬貨回収部(B2)と、この硬貨回
    収部(B2)と分離可能に組付けられ、前記各券売機(A) に
    釣銭を金種別に補給可能で、かつ各券売機(A) の硬貨回
    収時に上記釣銭用硬貨を回収する硬貨回収手段(22)に釣
    銭を金種別に送出し可能な一対の釣銭補給手段(20,21)
    を備えた釣銭補給部(B1)とから成る券売機群管理装置の
    硬貨処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4689857B2 (ja) * 2001-03-30 2011-05-25 株式会社高見沢サイバネティックス 硬貨処理装置

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