JPH085066Y2 - 車両用トノカバー装置 - Google Patents

車両用トノカバー装置

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JPH085066Y2
JPH085066Y2 JP1990027061U JP2706190U JPH085066Y2 JP H085066 Y2 JPH085066 Y2 JP H085066Y2 JP 1990027061 U JP1990027061 U JP 1990027061U JP 2706190 U JP2706190 U JP 2706190U JP H085066 Y2 JPH085066 Y2 JP H085066Y2
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JP
Japan
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rail
shaft
roller
pair
rails
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JP1990027061U
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JPH03118846U (ja
Inventor
満 梅本
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はバン又はワゴンタイプ等の車両の後部に設け
られた荷物室に収納された荷物を覆うトノカバー(tonn
eau cover)装置に関するものである。
[従来の技術] この種の車両には積み込んだ荷物に直射日光が当るの
を防止したり、車外から荷物が見えるのを防ぐために、
荷物の上方に取外し可能にトノカバーを取付けているも
のが知られている。また荷物の積載容積を有効に利用す
るために、トノカバーの上にも荷物を載せる場合があ
る。しかし従来のトノカバーは荷物のカバーリングのみ
を目的としているために、トノカバーの上に荷物を載せ
ることができなかった。
従来、この点を解消し、カバーシートの上面に荷物を
載せて積載容積を有効に利用することができるようにし
た自動車の荷室カバー装置(実開昭59−104850)が開示
されている。この装置は、荷物室の両側内面に沿って水
平にそれぞれ固着された一対のレールと、荷物室の床面
をほぼ覆う大きさを有する可撓性のあるカバーシートと
を備え、カバーシートには所定の間隔を空けて車幅方向
に平行にレール間に架設されたシャフトが取付けられ、
シャフトの両端にはレール上を走行可能にローラ形状の
スライダが取付けられる。これらのレールの各側面には
多数の係合ピンが設けられ、シャフトの端部近傍には係
合ピンのいずれかに係合してカバーシートの被覆位置又
は被覆面積を調整するためのロック部材が取付けられ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし上記装置は複数箇所に設けられたロック部材を
係合ピンより外してから、ローラを走行させシャフトを
所望の位置まで移動させなければならず、取扱いが煩わ
しい不具合があった。
本考案の目的は、極めて簡単な操作でカバーシートの
被覆位置又は被覆面積を調整することができ、かつカバ
ーシートの上面に荷物を載せることのできる車両用トノ
カバー装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のトノカバー装置
は、荷物室の両側内面に沿って水平にそれぞれ対向して
固着された一対のロアレールと、前記一対のロアレール
の上方にそれぞれ設けられた一対のアッパレールと、一
端が前記アッパレールに枢着され前記アッパレールを前
記ロアレールに対して平行に近づけ又は離すリンクと、
前記荷物室の床面をほぼ覆う大きさを有する可撓性のあ
るカバーシートと、前記カバーシートに所定の間隔を空
けて車幅方向に平行に取付けられ前記一対のロアレール
間に架設されたシャフトと、前記シャフトの両端に前記
ロアレール上を転動可能に取付けられかつ前記アッパレ
ールが接する状態で固定されるローラとを備えたもので
ある。
[作用] アッパレールをローラから離した状態で、ローラをロ
アレール上に転動させ所望の位置にシャフトを配置し、
その後にアッパレールをローラに接すればローラを固定
することができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図〜第5図に示すように、車両10の後部座席11の
後方に設けられた荷物室12には荷物13を覆うトノカバー
装置14が取付けられる。このカバー装置14は荷物室12の
両側内面に固着された一対のロアレール16を有する。こ
の例では車両の進行方向にほぼ中央で切断した車両の右
部分を代表して説明し、これと対称的に構成される左部
分についての説明は省略する。
レール16は横断面がほぼL字状に形成され(第2
図)、アウタパネル18の内面に水平に固着される。図示
しないが、車両の左部分のアウタパネルの内面にもこの
レール16に対向するロアレールが水平に固着される。一
対のレール16の上方には横断面形状がほぼコ字状に形成
された一対のアッパレール19がそれぞれ設けられる(第
2図)。レール19の両端には一対のリンク21a及び21bの
一端がそれぞれ枢着され、これらのリンク21a及び21bの
他端はレール16の両端にそれぞれ枢着される。リンク21
a及び21bはレール19をレール16に対して平行に近づけ又
は離すように構成される(第1図)。またレール16及び
19とリンク21a及び21bはアウタパネル18とインナパネル
20の間に収納され(第2図及び第3図)、パネル20には
長さがレール16とほぼ同じ長さを有し、幅が後述するロ
ーラ23が挿入可能な長孔20aが形成される。(第1図〜
第5図)。
カバー装置14の可撓性のあるカバーシート17は荷物室
12の床面をほぼ覆う大きさを有し(第4図)、このシー
ト17には所定の間隔を空けて車幅方向に平行にこの例で
は6本のシャフト22が取付けられる。シャフト22は一対
のレール16間に架設される(第4図)。シャフト22の両
端にはレール16上を転動するローラ23が取付けられ、レ
ール19がリンク21a及び21bを介してレール16に近づいて
ローラ23に接した状態で、ローラ23は転動しないように
固定される(第1図及び第2図)。また一方のリンク21
aの上部には操作棒24が車室に向って突設され、レール1
6の一端にはレール19をローラ23から離れた状態に一時
的に固定するストッパ26が設けられる(第1図及び第3
図)。
またローラ23をレール16から取外し可能に装着するた
めに、シャフト22はパイプ状のメインシャフト22aとメ
インシャフト22aの両端に一端が挿入されたサブシャフ
ト22bとを備える。サブシャフト22bはその他端にはロー
ラ23が回転可能に取付けられ、その軸方向に摺動可能に
取付けられる。またメインシャフト22aの端部近傍には
軸方向に長孔22cが形成される。サブシャフト22bをメイ
ンシャフト22aに挿入した状態で、長孔22cに対向するサ
ブシャフト22bにはストッパ22dが螺着される。サブシャ
フト22bはストッパ22dが長孔22cの長さ分だけメインシ
ャフト22aに対してその軸方向に摺動してシャフト22の
長さを伸縮させることができるように構成される(第2
図)。
このように構成された車両用トノカバー装置の使用方
法を説明する。
カバーシート17を後部座席11の後方近傍に縮められた
状態で、荷物室12の床面上に荷物13を積込む。操作棒24
を操作して第1図の破線矢印の方向にリンク21a及び21b
を回転させ、アッパレール19をローラ23から離す。ロー
ラ23をレール16上を転動させ、シャフト22を所望の位置
に配置する。操作棒24を操作して第1図の実線矢印の方
向にリンク21a及び21bを回転させ、レール19をローラ23
に接する。この結果、レール19の全重量がローラ23にか
かりローラ23はレール16及び19により挟まれ、その摩擦
力でローラ23は固定される。このように極めて簡単な操
作でローラ23を固定又は固定解除することができる。即
ち、シート17を所望の被覆位置又は被覆面積に調整する
ことができる。
この状態で荷物13をシート17の上に積込めば積載容積
を有効に利用することができる(第5図)。また荷物室
12の床面上に積んだ荷物13のうち後部座席11のすぐ後方
に積んだ荷物13だけ降ろすときには、後部座席11を折畳
めばすぐに取り出すことができる。
またシート17をレール16より取外すときには、メイン
シャフト22aを持上げてストッパ22dを長孔22c内を移動
させ、サブシャフト22bを第2図の実線矢印で示すよう
にメインシャフト22a内に引込めてローラ23をレール16
から外せば、シート17を取外すことができる。
なお、実施例ではリンクの他端はロアレールに取付け
たが、これは一例であってアウタパネル、インナパネル
等に取付けてもよい。またロアレールを取付けるブラケ
ットをロアレールと別部材で形成すればこのブラケット
に取付けてもよい。
また、アッパレールをロアレールに対して近づけ又は
離すために操作棒を一方のリンクに設けたが、操作棒を
他方のリンク、両方のリンク又はアッパレールに設けて
もよい。また操作棒を用いずに電気式ロータリアクチュ
エータ又はエア式ロータリアクチュエータ等によりリン
クを回動してもよい。
更に、アッパレールがローラに接したときのローラの
固定をより確実にするため、即ちローラとアッパレール
及びロアレール間の摩擦力を増大させるために、アッパ
レールの背面、ロアレールの上面、ローラの周面等にゴ
ム又はスポンジ等の摩擦係数の大きな部材を貼着しても
よい。またアッパレールをローラに押付ける力を増大さ
せるためにばね等を取付けてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、ローラからアッ
パレールを離せばローラを所望の位置に転動させること
ができ、ローラにアッパレールを接すればローラを固定
できるので、極めて簡単な操作でカバーシートの被覆位
置又は被覆面積を調整することができる。またカバーシ
ートの上面に荷物を載せることができるので荷物室の積
載容積を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の車両用トノカバー装置の一方
のアッパレールを含む要部側面図。 第2図は第1図のA−A線断面図。 第3図は第1図のB−B線断面図。 第4図はそのトノカバー装置を含む車両後部の断面斜視
図。 第5図はそのトノカバー装置の使用状態を示す車両後部
の断面図。 10:車両、12:荷物室、14:トノカバー装置、16:ロアレー
ル、17:カバーシート、19:アッパレール、21a,21b:リン
ク、22:シャフト、23:ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物室の両側内面に沿って水平にそれぞれ
    対向して固着された一対のロアレールと、 前記一対のロアレールの上方にそれぞれ設けられた一対
    のアッパレールと、 一端が前記アッパレールに枢着され前記アッパレールを
    前記ロアレールに対して平行に近づけ又は離すリンク
    と、 前記荷物室の床面をほぼ覆う大きさを有する可撓性のあ
    るカバーシートと、 前記カバーシートに所定の間隔を空けて車幅方向に平行
    に取付けられ前記一対のロアレール間に架設されたシャ
    フトと、 前記シャフトの両端に前記ロアレール上を転動可能に取
    付けられかつ前記アッパレールが接する状態で固定され
    るローラと を備えた車両用トノカバー装置。
JP1990027061U 1990-03-16 1990-03-16 車両用トノカバー装置 Expired - Lifetime JPH085066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990027061U JPH085066Y2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 車両用トノカバー装置

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JP1990027061U JPH085066Y2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 車両用トノカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03118846U JPH03118846U (ja) 1991-12-09
JPH085066Y2 true JPH085066Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31529933

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JP1990027061U Expired - Lifetime JPH085066Y2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 車両用トノカバー装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59104850U (ja) * 1982-12-30 1984-07-14 日本発条株式会社 自動車の荷室カバ−装置
JPH0249084Y2 (ja) * 1984-12-29 1990-12-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03118846U (ja) 1991-12-09

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