JPH08504787A - ヒドロキシルアミンエーテルおよびその塩の製造方法ならびにそのための中間生成物 - Google Patents

ヒドロキシルアミンエーテルおよびその塩の製造方法ならびにそのための中間生成物

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Abstract

(57)【要約】 で表わされるヒドロキシルアミンエーテルI(X=NO2、CN、ハロゲン、アルキルまたはハロゲンアルキル、Y=H、NO2、CN、ハロゲン、アルキルまたはハロゲンアルキル、n=0−2または1−4(YとすべてのXがハロゲンを意味する場合)、Alk=置換されていてもよいアルキレン)、またはこれと鉱酸もしくは有機強酸との塩の製造方法であって、 のヒドロキシイミノ化合物II(R1=アルキル、R2=アルキル、アルコキシ、あるいはR1+R2=アルキレン鎖)と、塩基として炭酸水素アルカリ金属または炭酸アルカリ金属の存在下に、あるいは化合物IIの対応するアニオンと、 のアルキル化剤III(R3=それぞれ置換されていてもよいアルキル、フェニル)とを反応させて、

Description

【発明の詳細な説明】 ヒドロキシルアミンエーテルおよびその塩の 製造方法ならびにそのための中間生成物 本発明は以下の式I で表され、かつ Xがニトロ、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキル、Cl−C4ハロゲンアルキ ルを、 Yが水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキル、Cl−C4ハロゲン アルキルを、 nが0から2を、ただしYおよび複数のXがすべてハロゲンを意味する場合に は1から4を、 Alkが3個までのCl−C3アルキルにより置換されていてもよいC2または C3アルキレン鎖をそれぞれ意味することを特徴とする、ヒドロキシルアミンエ ーテル、鉱酸または有機強酸との塩の製造方法に関する。 本発明はさらに以下の式IVa で表わされ、かつ R1がCl−C4アルキルを、R2がCl−C4アルキル、Cl−C6アルコキシを意 味するか、あるいはR1とR2が合体してC4−C6アルキレンを形成し、Xがニト ロ、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキル、Cl−C4ハロゲンアルキルを、Ya が水素、ニトロ、シアノ、ハロゲンを、Yがニトロ、シアノ、ハロゲンを意味す る場合にはmは0から2、Yが水素、Xがニトロ、シアノ、C1−C4アルコキシ を意味する場合にはmは1、Yが水素を意味する場合にはmは2または3を、A lkがCl−C3アルキルで置換されていてもよいC2またはC3アルキレン鎖を意 味するが、R1、R2が共にメチルを、Alkが−(CH23−を、Xnが2,5 −Cl2を意味する場合にはYは塩素を意味し得ないことを特徴とする、新規の オキシイミノ誘導体に関する。 上記化合物Iの製造は、ヒドロキシルアミンの直接的なO−アルキル化によっ ては行なわれ得ず、保護基処理が前提となる。化合物Iのタイプのヒドロキシル アミンエーテルのこのような製造方法は、ホウベン/ワイルの「メトーデン、デ ル、オルガニッシェン、ヘミー」E16a巻(1990)214頁以降に記載さ れている。この文献から、いわゆる「N−ヒドロキシルフタルイミド法」も公知 であって、ヨーロッパ特願公開456112号、西独同4204203号、同同 4204206号各公報 においては、この方法により、すでに上記化合物Iのようなヒドロキシルアミン エーテルを製造している。しかしながら、このような方法は工業的に採用するた めには欠点がある。すなわち、保護基の分解により、所望のO−置換ヒドロキシ ルアミンのほかに、原則的に使用不能の結合生成物が、例えばヒドラジンによる 分解に際し、フタル酸ヒドラジドが生起する。使用した保護基の回復は、一般的 には同様に不可能である。 溶媒としてのジオキサン中において、カリウム−t−ブチラートの存在下に、 アセトン−[O−3−(4−フェノキシフェノキシ)プロピル]−オキシムを製 造することは、J,Agric.Food.Chem.38、514(1990 )から公知である。しかしながら、ここに記載された方法は、多量の溶媒を費消 するので、オキシイミノ誘導体IVを工業的に製造するには不適当である。少量 の溶媒では、このような反応は不可能である。この場合、余りにも高い粘度の乳 濁液がもたらされるからである。 さらに他の刊行物(J,Am.Chem.Soc. 、3956(195 2)参照)には、ことに2−フェノキシエチルブロミドとアセトンオキシムナト リウム塩との縮合(処理条件に関しては全く明らかにされていない)および生成 オキシムエーテルの塩酸による分解が記載されている。 また西独特願公開2651083号、同2651085号および特開平3−2 58758号各公報には、化合物IIのようなイミノ誘導体によりアルキル化反 応を行なう場合に、比較的高価で、技術的に取扱が困難な塩基、例えばナトリウ ムヒドリドのようなアルカリ金属水素化物、ナトリウムアミドのようなアルカリ 金属アミド、ブチルリチウムのような有機金属化合物を使用することが記載され ている。この場合、水の不存在下に処理されねばならないが、これは高コストを 必要とする。 オキシイミノ誘導体IVの一部分は、殺菌剤として米国特許4647698号 明細書(式(B)参照)から公知である。これをヒドロキシイミノ化合物IIお よび化合物IIIのようなアルキル化剤から製造するためには、塩基としてナト リウムヒドリドの存在下に行なわねばならないが、これは不活性雰囲気下に処理 する必要があり、工業的には高コストを要する。 Bioorg.Khim.12、1662(1986)により、1−(1−エ トキシエチリデンアミノオキシ)−2−ブムムエタンを、メタノール中において 、ナトリウムフェノラートと反応させることにより、1−(1−エトキシエチリ デンアミノオキシ)−2−フェノキシエタンを得ることは公知である。 さらにヨーロッパ特願公開23560号公報には、特定のケトオキシムを(シ クロ)アルキルハロゲン化物も しくはアリールアルキルハロゲン化物と反応させてO−置換ケトオキシムを製造 し得る旨記載されているが、この公報には、アルキル化剤として、化合物III のようなスルホン酸エステルとして使用することは記載されていない。 またR2がCl−C4アルキルを意味する場合のオキシイミノ誘導体IVの加水 分解に関しては、これに類する実施態様についての公知文献はほとんど見当らな い。すなわちHeterocycles 20、839(1983)におけるバ ーイワらの論稿において、R1、R2がメチル、Alkが1,3−プロピリデン、 Yが塩素、X2が2,5−ジクロルを意味する場合の式IVの化合物を、塩酸、 エタノールおよび水から成る混合液中において加水分解することにより、ヒドロ クロリドの形態における、対応するヒドロキシルアミンエーテルIが得られる旨 記載されているに止まる。 そこで本発明の目的ないしこの技術分野における課題は、ヒドロキシルアミン エーテルIを、さらに容易に製造することである。 しかるに上述の目的ないし課題は、以下の式II で表わされ、かつR1がCl−C4アルキル、R2がCl −C4アルキルまたはCl−C6アルコキシを意味するか、あるいはR1、R2が合 体してC4−C6アルキレン鎖を形成する場合のヒドロキシイミノ化合物を、アル カリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコラート、アルカリ金属水素炭酸塩または アルカリ金属炭酸塩の存在下に、または上記化合物IIの対応するアニオンを直 接的に、以下の式III で表わされ、かつR3がCl−C4アルキル、Cl−C4ハロゲンアルキルまたは置 換されていてもよいフェニルを意味する場合のアルキル化剤と反応させて、以下 の式IV で表わされるオキシイミノ誘導体とし、次いでこのオキシイミノ誘導体IVを、 鉱酸もしくは有機強酸により分解させて式Iの化合物の塩とし、必要に応じてこ れを塩基により遊離の化合物Iに転化することを特徴とする方法により、上記目 的ないし課題が達成ないし解決されることが見出された。 さらに有用な中間生成物として式IVaの新規なオキ シイミノ誘導体も見出された。 上記各式中において、R1、R2、X、YおよびAlkはそれぞれ具体的に以下 の意味を有する。すなわち、 R1はCl−C4アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチル エチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメ チルエチル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、1−メチ ルエチル、ことにメチル、エチルを意味する。 R2はメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、1−メチルプロピ ル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチルまたはメトキシ、エトキシ、 n−プロポキシ、1−メチルエトキシ、n−ブトキシ、1−メチルプロポキシ、 2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、n−ペントキシ、1−メチ ルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメチルプロ ポキシ、1−エチルプロポキシ、n−ヘキソキシ、1,1−ジメチルプロポキシ 、1,2−ジメチルプロポキシ、1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ 、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、 1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブト キシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブト キシ、2−エチルブトキシ、1,1,2 −トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1 −メチルプロポキシ、1−エチル−2−メチルプロポキシを、好ましくはメチル 、エチル、n−プロピル、n−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、 n−ブトキシ、ことにメチル、エチル、メトキシ、エトキシを意味するか、ある いはRl、R2が合体してC4−C6アルキレン鎖、例えば−CH2CH2CH2CH2 −、−CH2CH2CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2CH2CH2−を 意味する。 Xはニトロ、シアノを、 弗素、塩素、臭素、沃素、ことに弗素、塩素を、 Cl−C4アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル 、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエ チル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、ことにメチル、 エチルを、 C1−C4ハロゲンアルキル、例えばフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリ フルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフ ルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロ エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、 2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチ ル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフ ルオロエチル、ことにトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル を意味する。 Yは水素、ニトロ、シアノを、 弗素、塩素、臭素、沃素、ことに弗素、塩素を、 Xについて上述したC1−C4アル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル 、n−ブチル、ことにメチル、エチルを Xについて上述したCl−C4、ことにCl−C2ハロゲンアルキル、ことにトリ フルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチルを意味する。 Alkはいずれも、3個までのCl−C3アルキル、例えばメチル、エチル、n −プロピル、1−メチルエチルで、好ましくはメチル、エチル、ことにメチルで 置換されていてもよい1,2−エチレンまたは1,3−プロピレンを意味する。 極めて好ましいのは、R1、R2がそれぞれC1−C4アルキルを意味する場合で ある。 本発明による新規のオキシイミノ誘導体IVaであって、ことに好ましいのは この式中の置換基が以下の意味を有する場合である。すなわち R1がCl−C4アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプ ロピル、ことにメチル、エチルを、 R2がC1−C4アルキル、好ましくはメチル、エチ ル、n−プロピル、イソプロピル、ことにメチル、エチルを、 またはC1−C4アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ ソプロポキシ、ことにメトキシ、エトキシを、 Xがハロゲン、ことに弗素、塩素を、 Yaが水素またはハロゲン、例えば弗素、塩素、ことに塩素を、 mが0または1(Y=ハロゲンの場合)、あるいは2(Y=水素の場合)、こ とに0を、 Alkが1個または2個のメチルおよび/またはエチルで置換されていてもよ い、1,2−エチレン鎖または1,3−プロピレン鎖を意味する場合である。 ヒドロキシイミノ化合物IIは、部分的に市販されているか、文献公知の方法 で製造され得る(例えば米国特許4743701号明細書参照)。 またアルキル化剤IIIは、部分的に公知であるか、または文献公知の方法で 製造され得る。 以下の両反応式は、フェノキシアルカン酸またはそのエステルから出発して、 上記化合物IIIを製造し得る方法を概括的に示す。適当な還元剤、例えばリチ ウムアルミニウムヒドリドもしくはナトリウムボロヒドリドにより、テトラヒド ロフランのような適当な溶媒中において反応させることにより、フェノキシアル カノールVが 得られる(例えばJ,Pharmacol.Chemather.、197( 1952)参照)。 )場合によりC1−C3アルキルで置換 R3=水素または低級アルキル このフェノキシアルカノールVは、次いで無機または有機の酸ハロゲン化物に より、アルキル化剤IIIに転化され得る。ヒドロキシ基をCH3−SO2−O− 基に置き換えるためには、例えば3級アミンの存在下に、メタンスルホン酸クロ リドによって行なわれる。 フェノキシアルカノールVのヒドロキシル基の、塩素、臭素への置換(例えば 3級アミンの存在下に三臭化燐により)または沃素への置換により、アルキル化 剤IIIの代りにハロゲンアルキル化剤VIを使用し得る。 化合物IIとIIIの反応は以下のようにして行なわれる。 反応温度は一般的に20から150℃、好ましくは40から120℃、ことに 60から100℃である。 上記反応のための塩基としては、ナトリウムヒドロキシド、カリウムヒドロキ シドのようなアルカリ金属水酸化物、リチウムメチラート、ナトリウムメチラー ト、カリウムメチラート、リチウムエチラート、ナトリウムエチラート、カリウ ムエチラート、ナトリウム−t−ブチラート、アリウム−t−ブチラートのよう なアルカリ金属アルコラート、ナトリウムカルボナート、カリウムカルボナート のようなアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような 炭酸水素アルカリ金属が挙げられる。 好ましいのはナトリウム化合物、ことにナトリウムヒドロキシド、ナトリウム メチラートであって、これらの 塩基は化合物IIに対して等モル量で使用される。 双極性中性溶媒に関する定義は、1969年、フェルラーク、ヘミー社刊、「 オルガニッシェン、ヘミー」Chr、ライハルトの論稿中に与えられている。こ の双極性中性溶媒としては、ことに水素ブリッジ供与体であってはならず、判然 たる双極性モーメント(μ>2.5デバイ)と高い誘電率(ε>15)を示す溶 媒が挙げられる。 双極性中性溶媒を具体的に例示すれば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスル オキシド、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルエチルスルホン、テト ラメチレンスルホンのようなスルホキシド、アセトニトリル、ベンゾニトリル、 ブチロニトリル、イソブチロニトリル、m−クロロベンゾニトリルのようなニト リル、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルベンズアミド、N,N−ジメチ ルアセトアミド、N,N−ジメチルフェニルアセトアミド、N,N−ジメチルシ クロヘキサン炭酸アミド、N,N−ジメチルプロピオン酸アミドのようなN,N −ジ置換炭酸アミド、同族の炭酸ピペリジド、炭酸モルホリド、炭酸ピペリジド 、炭酸ピロリジド、対応するN,N−ジエチル−、N,N−ジ−n−プロピル− 、N,N−ジイソプロピル−、N,N−ジイソブチル−、N,N−ジベンジル− 、N−メチル−N−フェニル−、N−シクロヘキシル−N−メチル−炭酸アミド 、N−メチルホルムアニリド、N−エチルピロリドン、N−オクチル ピロリドン、N−シクロヘキシルピロリドン、N−メチルピロリドン、N−ブチ ルピロリドンのようなN−アルキルラクタム、テトラメチル尿素、テトラブチル 尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、1,3−ジメチル−3,4,5 ,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミドンのようなテトラ置換環式または非 環式尿素または上記の混合溶媒が挙げられる。好ましい溶媒はジメチルホルムア ミド、ジメチルアセトアミドのようなN,N−ジアルキル置換炭酸アミド、N− メチルピロリドンのようなN−アルキル置換ラクタムである。 この溶媒ないし混合溶媒は、ヒドロキシイミノ化合物II1モル当たり、一般 的に0.3から1.0リットル、好ましくは0.4から0.8リットル、ことに 0.5から0.7リットルの量で使用される。 反応材料化合物IIとIIIは、一般的に等モル量で使用されるが、収率の観 点から、化合物IIを化合物IIIに対して、0.1から0.5モル当量、好ま しくは0.2から0.4モル当量、ことに0.2から0.3モル当量だけ過剰量 で使用するのが好ましい場合もある。 反応終了後、減圧蒸留により使用された溶媒の相当量部分が回収され得る。室 温において残渣に水を加えて、反応生成物IVが分離され、場合によりトルエン 、シクロヘキサンのような炭化水素により抽出され得る。オキシイミノ誘導体I Vが純粋な形態で得られれば、粗生成 物の精製は、公知の態様で、例えば晶出ないし減圧下分別蒸留により行なわれ得 る。 反応自体は、まずヒドロキシイミノ化合物の溶液を調製し、塩基を添加し、次 いでこの混合物を反応温度に加熱し、塩形成に至るまで後撹拌し、次いでアルキ ル化剤IIIを、好ましくは溶液の形態で添加する。 アルキル化剤の添加前に、塩形成により遊離生成したアルコールないし水を減 圧蒸留により分離するのが有利である。この場合、化合物IIIの代りにアルキ ル化剤VIを使用するのが極めて好ましい。 ヒドロキシイミノ化合物IIは、前工程でアルカリ金属塩に転化し、この金属 塩として分離するのが有利である。次いでこれに反応のために選定された溶媒を 添加し、さらに塩基を添加することなく、アルキル化剤IIIと反応させる。こ のためには、前述したアルカリ金属の炭酸塩、水素炭酸塩、水酸化物、アルコラ ートが有利に使用され得る。このために慣用される溶媒、例えばアルコールまた 水の中において、0から50℃で、使用されるべきヒドロキシイミノ化合物(I I)と化学量論的量で反応せしめられる。この場合、場合によりトルエンのよう な炭化水素を添加し、ナトリウムメチラート溶液で処理するのがことに有利であ ることが実証されている。短時間、後撹拌(10から60分)した後、易揮発性 分を一般的に減圧下に除去するのが好ましい。残渣にアルカリ 金属塩IIが含有されている。 オキシイミノ誘導体IVの製造は、原則的に化合物IIないしその対応する陰 イオンとアルキル化剤VIとから行なわれ得るが、このアルキル化剤IIIは、 式中のR3がCl−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキル、フェニルあるいは ハロゲンおよび/またはC1−C4アルキルによりモノ置換からトリ置換されてい るフェニルを意味する場合がことに好ましいことが実証されている。極めて好ま しいのは、これがCH3−SO2−O−、C65−SO2−O−、(4−CH3−C64)−SO2−O−または[2,4,6−(CH33−C62]−SO2−O− を意味する場合である。 R2がC1−C6アルコキシを意味する場合のヒドロキシイミノ化合物IIにつ いては、塩基としてアルカリ金属アルコラートを使用するとき、塩形成により、 反応の当初またはその間に遊離アルコールが、反応混合物中に残留し得ることが 特に有利である。これにより、好ましくない副反応、例えばR3−SO2−OH基 の除去またはアルコールと化合物IIIの間のエーテル形成などが強力に抑止さ れるからである。 R2がC1−C6アルキルを意味するときの各ヒドロキシイミノ化合物IIの場 合には、塩基としてアルカリ金属水酸化物、溶媒としてN−アルキルピロリドン 、ことにN−メチルピロリドンを使用するのが、ことに有利 である。この場合、反応の当初またはその間に遊離生起する水が反応混合物中に 残留し得るからである。このようにすることにより、前同様に、副反応、すなわ ちR3−SO2−OH基の除去またはアルキル化剤IIIの鹸化が強に抑止される 。 化合物IV、IVaを酸性加水分解することにより、対応するヒドロキシルア ミンエーテルIが遊離せしめられる。この場合化合物Iは、まず使用された酸の 塩の形態でもたらされ、この塩として、または塩基の添加により遊離ヒドロキシ ルアミンエーテルIとして分離される。 分解のため、鉱酸、ことに塩酸、燐酸、有機強酸、例えばトリクロロ酢酸、ト リフルオロ酢酸を使用するのが、ことに適当である。R2がC1−C4アルキルを 意味する場合のオキシイミノ誘導体IVないしIVaは、ことに鉱酸で分解され るのが好ましい。 鉱酸としては、場合により共溶媒を添加し得る塩酸が極めて好ましい。この共 溶媒としては、アルコールが適当である。 この分解は50から120℃の温度において充分な反応速度で行なわれ得る。 酸の使用量は臨界的ではないが、充分な加水分解のためには、化合物IVまた はIVaに対して、少くとも等モル量が必要である。一般的には化合物IVのモ ル当たり、IVが単離されない場合には化合物IIまたはIII のモル当たり、1から10モルの酸で充分である。さらに多量の酸を使用しても 差支えないが、一般的に何の利点もない。 R1がメチルを、R2がエトキシを意味する場合のオキシイミノ誘導体IVは、 また西独特願公開2651083号公報に記載されているのと同様の方法で加水 分解される。 一般的に上述された方法は、すべて常圧またはそれぞれの固有圧下において行 なわれる。 本発明方法により、ヒドロキシルアミンエーテルIは、技術的に極めて簡単に 得られる。ことにヒドロキシルアミンエーテル化合物Iのほかに、オキシイミノ 誘導体IVの分解により、さらに価値のある生成物、すなわち保護基部分の崩壊 生成物(ケトンまたはエステル)が生成される。さらに多くの場合、保護基は回 収可能であり、ヒドロキシイミノ化合物IIを製造するためにあらためて使用さ れ得る。例えばR1、R2がメチルを意味する場合、加水分解により形成されるア セトンを返還して、あらためてアセトンオキシムII(R1、R2=メチル)を製 造することが可能である。 ヒドロキシルアミンエーテルIは、植物保護剤および医薬製造のための重要な 中間生成物である。これは、遊離塩基または塩として、例えばそれ自体公知の方 法で、シクロヘキサントリオンまたはピロンVIIと縮合して、 除草剤として植物保護に使用し得る、対応するオキシムエーテルVIIIに転化 される(例えばヨーロッパ特願公開136702号、142741号、4561 12号各公報参照)。 aはことにCl−C4アルキルを、Rbは例えば、アルコキシアルキル、アルキ ルチオアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルケニル、置 換されていてもよい5員ヘテロ環もしくはヘテロ芳香族環、置換されていてもよ い6員もしくは7員のヘテロ環または置換されていてもよいフェニルもしくはピ リジル環を意味する。 (製造実施例) 実施例1 (a)塩基としてのカリウムメチラートのアルキル化 1500ミリリットルの無水ジメチルホルムアミド中 の155g(1.5モル)のアセトヒドロオキシム酸エチルエステルに、105 .2g(1.5モル)のカリウムメチラートを添加した(軽度の発熱反応)。2 5から30℃で45分間撹拌することにより、澄明の液体を得た。これを2.5 時間にわたり、600ミリリットルのジメチルホルムアミド中、265g(1モ ル)の2−(4−クロロフェノキシ)プロピルメタンスルホナートの50℃に加 熱された溶液中に添加した。完全に添加した後、さらに50℃で4時間撹拌し、 次いでさらに1時間100℃に加熱し、次いで冷却した。しかる後に、最大限1 00℃の浴温で水噴射真空下にジメチルホルムアミドを蒸散除去した。残渣を冷 却した後、1リットルのトルエンと1リットルの1重量%濃度苛性ソーダ溶液中 に投入し、水性相を分離し、200ミリリットルのトルエンで1回抽出した。合 併有機相を、それぞれ200ミリリットルの1重量%濃度苛性ソーダ溶液で2回 、水で1回洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物は、94.4%の純度 で、そのまま直ちにその後の反応(ヒドロキシルアミンエーテルの遊離)に使用 され得る。 必要の場合には、この生成物は、減圧下の分別蒸留により精製され得る。収率 89%、沸点100−101℃(0.2ミリバールにおいて)。 (b)塩基としてのナトリウムメチラートのアルキル化 450ミリリットルのジメチルホルムアミド中、30.9g(0.3モル)の アセトヒドロオキシム酸エチルエステルに、50℃において、54gの、30重 量%濃度のナトリウムメチラートメタノール溶液(0.3モルナトリウムメチラ ート)を滴下添加した。この混合物をなお30分間撹拌し、次いで減圧下、最大 限50℃の内部温度で、反応混合物から180ミリリットルの液体を蒸留除去し た。この濃縮物に、70ミリリットルのジメチルホルムアミドに溶解させた52 .9g(0.2モル)の2−(4−クロロフェノキシ)プロピルメタンスルホナ ートを、同じ温度で40分間にわたり滴下添加した。50℃でさらに18時間撹 拌した後、上記(a)と同様に後処理して、表記化合物を79%の収率で得た。 実施例2 2−(4−クロロフェノキシ)−1−イソプロピリデンアミノオキシプロパン {=アセトン−[O−2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシム} (表1、化合物番号28) (a)塩基としてのナトリウムヒドロキシドによるアルキル化 68.3g(0.94モル)のアセトンオキシムと306ミリリットルのN− メチルピロリドンを撹拌しつつ、これに37.4g(0.94モル)のナトリウ ムヒドロキシドを添加した。内部温度をI00℃まで加熱し、155 ミリリットルのN−メチルピロリドンに溶解させた24.5g(0.85モル) の2−(4−クロロフェノキシ)−プロピルメタンスルホナートを45分間にわ たり滴下添加した。2時間後、反応混合物を30℃に冷却し、46℃の沸点、減 圧下(2ミリバール)において蒸留して、415gのN−メチルピロリドンを再 使用のため除去回収した。次いで冷却し、500ミリリットルの水を添加し、4 5分間撹拌し、それぞれ250ミリリットルのシクロヘキサンで5回抽出した。 乾燥、濃縮後、この粗生成物を分別蒸留で精製した。表記化合物が80%の収率 で得られた。沸点83−87℃(0.1ミリバールにおいて)。 (b)アセトンオキシムナトリウム塩によるアルキル化 ナトリウムメチラートの30重量%濃度メタノール溶液を、3倍量のトルエン で希釈し、当量のアセトンオキシムを添加し、次いで減圧下に低沸点分を蒸散除 去した。 490ミリリットルのN−メチルピロリドン中、142.6g(1.5モル) のアセトンオキシムナトリウム塩に、180ミリリットルのN−メチルピロリド ンに溶解させた264.1g(1モル)の2−(4−クロロフェノキシ)−プロ ピルメタンスルホナート溶液をI00℃において滴下添加した。なお1時間後撹 拌した後、上述したように後処理した。これにより590ミリリットルのN −メチルピロリドンを回収することができ、表記化合物を81%の収率で得られ た。GCにより測定された純度96%。 上述したと同様の方法で製造された、もしくは製造可能の、さらにほかのオキ シイミノ誘導体IV、IVaを下表に示す。 実施例3 1−アミノオキシ−2−(4−クロロフェノキシ)−プロパン{=2−(4− クロロフェノキシ)−プロポキシアミン} (a)O−[2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−アセトヒドロオキシ ム酸エチルエステルの加水分解 1.7リットル(3.4モル)の2N塩酸に、20から25℃において60分 間にわたり、O−[2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−アセトヒドロ オキシム酸エチルエステル(表1、化合物番号18、GCによる純度95%)を 滴下添加し、この混合物を30分間還流加熱した。次いで冷却し、氷浴中におい て50重量%濃度の苛性ソーダ溶液280ミリリットルで、pH値を10に調整 した。それぞれ400ミリリットルのジクロロメタンで3回抽出し、合併有機相 を水で洗浄し、乾燥、濃縮した。 これにより収率97%で表記化合物を得た。GCによ る純度96.9%。必要に応じてこの粗生成物を蒸留精製して、沸点102−1 04℃(0.4ミリバール)の生成物を得た。 250MHz 1H−NMR(CDCl3)、δ[ppm]=1.25(d、3 H、CH3)、3.6−3.9(m、2H、−O−CH2)、4.64(m、1H 、Ph−O−CH(CH3))、5.5(広幅、s、2H、NH2)、6.9およ び7.2(2d、4H、Ph−H) (b)アセトン−[O−2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシ ムのトリクロロ酢酸による加水分解 30cmカラムを附設した撹拌装置中において、10g(4.13ミリモル) のアセトン−[O−2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシム(表 1中の化合物28)と、44gのトリクロロ酢酸30重量%濃度水溶液を、78 ℃、450ミリバールの減圧下において10時間加熱した。この間、反応混合物 に110gの水を連続的に滴下し、生成する水/アセトン混合物を連続的に蒸留 除去した。反応生成物処理のため、10重量%濃度の苛性ソーダ溶液でアルカリ 性になし、トルエンで抽出し、6gの2−(4−クロロフェノキシ)−プロポキ シアミンを単離した。収率72%。 (c)アセトン−[O−2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシ ムのトリフルオロ酢酸 による加水分解 上記3(b)と同様に、10g(4.13ミリモル)のアセトン−[O−2− (4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシムと、トリフルオロ酢酸の30 重量%濃度水溶液を430ミリバールの減圧下において、83/4時間にわたり8 0℃に加熱した。この間100gの水を反応混合物に連続的に滴下し、水/アセ トン混合物を蒸留除去した。上記3(b)と同様に処理して、6.4gの2−( 4−クロロフェノキシ)−プロポキシアミンを収率76%で得た。 (d)アセトン−O−2−[(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシ ムの塩酸による加水分解 撹拌装置中において、250gのn−プロパノール、38gの濃塩酸(38重 量%濃度)および水からなる混合溶媒に、10g(4.13ミリモル)のアセト ン−[O−2−(4−クロロフェノキシ)−プロピル]−オキシムを溶解させ、 この溶液を6時間80℃に加熱し、次いでn−プロパノールおよび水を蒸留除去 した。残渣を20重量%濃度の塩酸から再結晶させて、2−(4−クロロフェノ キシ)−プロポキシアミンヒドロクロリド7.7gを78%の収率で得た。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月20日 【補正内容】 新請求項9 9. で表わされ、式中 R1がCl−C4アルキルを、 R2がCl−C4アルキルまたはCl−C4アルコキシを意味し、あるいはR1、R2 が合体してC4−C6アルキレンを形成し、 Alkが3個までのCl−C3アルキルで置換されていてもよいC2もしくはC3 アルキレン鎖を意味することを特徴とするオキシイミノ誘導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 マイヴァルト,フォルカー ドイツ国、67069、ルートヴィヒスハーフ ェン、ベルナー、ヴェーク、24 (72)発明者 ラング,ハーラルト ドイツ国、67122、アルトリプ、ツィーゲ ライシュトラーセ、76 (72)発明者 ミスリッツ,ウルフ ドイツ国、67433、ノイシュタット、アム、 ヘルツェル、40 (72)発明者 クライン,ウルリッヒ ドイツ国、67117、リムブルガーホーフ、 アルベルト―アインシュタイン―アレー、 16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の式I で表され、かつ Xがニトロ、シアノ、ハロゲン、Cl−C4アルキル、Cl−C4ハロゲンアルキ ルを、 Yが水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、Cl−C4アルキル、Cl−C4ハロゲン アルキルを、 nが0から2を、ただしYおよび複数のXがすべてハロゲンを意味する場合に は1から4を、 Alkが3個までのCl−C3アルキルにより置換されていてもよいC2または C3アルキレン鎖をそれぞれ意味する場合のヒドロキシルアミンエーテルの製造 方法であって、 以下の式II で表わされ、かつR1 がC1−C4アルキル、R2がCl−C4アルキルまたはCl −C6アルコキシを意味するか、あるいはR1、R2が合体してC4−C6アルキレ ン鎖を形成する場合のヒドロキシイミノ化合物を、アルカリ金属水酸化物、アル カリ金属アルコラート、アルカリ金属水素炭酸塩またはアルカリ金属炭酸塩の存 在下に、または上記化合物IIの対応するアニオンを直接的に、以下の式III で表わされ、かつR3がCl−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルまたは置 換されていてもよいフェニルを意味する場合のアルキル化剤と反応させて、以下 の式IV で表わされるオキシイミノ誘導体とし、次いでこのオキシイミノ誘導体IVを、 鉱酸もしくは有機強酸により分解させて式Iの化合物の塩とし、必要に応じてこ れを塩基により遊離の化合物Iに転化することを特徴とする化合物Iまたはその 塩の製造方法。 2.化合物IIとIIIを、化合物II1モル当たり0.3から1.0リット ルの有機溶媒中において、反応させることを特徴とする請求項1による方法。 3.化合物IIとIIIを、大きい双極子モーメント (μ>2.5デバイ)および高い誘電率(ε>15)を示す双極、中性溶媒中に おいて、反応させることを特徴とする請求項1による方法。 4.化合物IIとIIIを、N,N−ジ置換炭酸アミドまたはN−置換ラクタ ム中において、反応させることを特徴とする請求項1による方法。 5.化合物IIとIII、塩基としてナトリウムヒドロキシド、ナトリウムア ルコラート、カリウムアルコラート、ナトリウム水素カルボナート、またはナト リウムカルボナートの存在下において、反応させることを特徴とする請求項1に よる方法。 6.R2がC1−C4アルコキシを意味する場合の化合物IIを、塩基としてア ルカリ金属アルコラ−ト存在下に、N,N−ジアルキル置換炭酸アミド中におい て、化合物IIIと反応させることを特徴とする請求項1による方法。 7.R2がC1−C4アルキルを意味する場合の化合物IIを、塩基としてアル カリ金属ヒドロキシドの存在下に、溶媒としてN−置換2−ピロリドン中におい て、化合物IIIと反応させることを特徴とする請求項1による方法。 8.R2がC1−C4アルキルを意味する場合のオキシイミノ誘導体IVを鉱酸 で分解させることを特徴とする請求項1による方法。 9.以下の式IVa で表され、式中 R1がCl−C4アルキルを、 R2がC1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを意味し、あるいは R1、R2が合体してC4−C6アルキレンを形成し、 Xがニトロ、シアノ、ハロゲン、C1−C4アルキルまたはC1−C4ハロゲンア ルキルを、 Yaが水素、ニトロ、シアノまたはハロゲンを、 mが0から2(Y=ニトロ、シアノまたはハロゲンの場合)または1(Y=水 素、X=ニトロまたはシアノの場合)または2もしくは3(Y=水素の場合)を 、 Alkが3個までのCl−C3アルキルで置換されていてもよいC2またはC3ア ルキレン鎖をそれそれ意味するが、 R1、R2が共にメチルを意味する場合、Alkは−(CH23−を、Xnが2 .5−Cl2を意味し、Yが塩素を意味し得ないことを特徴とするオキシイミノ 誘導体。 10.R1がCl−C4アルキルを、R2がCl−C4アルキルまたはC1−C4アル コキシを、Xがハロゲン を、Yaが水素またはハロゲンを、mが0もしくは1(Y=ハロゲンの場合)、 または2(Y=水素の場合)を、 Alkが2個までのメチルおよび/またはエチルで置換されていてもよいC2 またはC3アルキレン鎖をそれぞれ意味することを特徴とする、請求項9におけ る式IVaで表わされるオキシイミノ誘導体。
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