JPH08504695A - 筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具 - Google Patents

筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具

Info

Publication number
JPH08504695A
JPH08504695A JP6514715A JP51471593A JPH08504695A JP H08504695 A JPH08504695 A JP H08504695A JP 6514715 A JP6514715 A JP 6514715A JP 51471593 A JP51471593 A JP 51471593A JP H08504695 A JPH08504695 A JP H08504695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
writing
writing tip
tip
liquid
capillary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6514715A
Other languages
English (en)
Inventor
キール・フォルカー
メンラート・アルベルト
Original Assignee
ヘルマン・ベーラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘルマン・ベーラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical ヘルマン・ベーラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JPH08504695A publication Critical patent/JPH08504695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/16Pens with writing-points other than nibs or balls with tubular writing-points comprising a movable cleaning element
    • B43K8/18Arrangements for feeding the ink to the writing-points
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/06Tubular writing-points
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/02Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material

Abstract

(57)【要約】 液体を満たした筆記具用の筆記先端部(10)は、丸くした先端(101a)の終端で円錐状にテーパーを付けた端部(101)を有する棒状セラミックス本体で構成されている。棒状のセラミックス本体の後には、ペンシャフトとして働く第二の円筒状部分(104)に続く断面を狭めた領域(103)を伴う第一の円箇状部分(102)がある。第一の円筒状部分(102)の外面には多数の毛細管溝(11)がある。これ等の毛細管溝はセラミックス本体の長手軸に平行に延び、先端(101a)から断面を狭くした領域(103)の部分に延びている。毛細管溝(11)は筆記具内の少なくとも一つの筆記用液体供給通路に接続し、第一の円筒状部分(102)と断面を狭くした領域(103)の部分との間の移行領域を形成するリング面(102a)に流入する。

Description

【発明の詳細な説明】 筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具 応用分野 この発明は、筆記用液体の貯蔵部と、液体調整系を伴う前記貯蔵部から筆記先 端部に通じる液体通路とを有する筆記用液体を満たした筆記具用の筆記先端部、 およびこの筆記先端部用の筆記器具に関する。 従来の技術 従来の技術によれば、手作業で作製されるガラス製の筆記先端部、所謂ガラス 筆記先端部が知られている。その場合、ガラス棒の輪郭、好ましくは丸い輪郭、 あるいは断面が多角形の輪郭を前提としている。ガラス製のこの種のガラス棒の 輪郭が加熱され、引っ張りで長くなると、最も狭い所で切断できる円錐状の先細 り部が生じるので、尖った輪郭が得られる。ほぼガラス本体のジャケット内には 、例えばモールドで付けた溝が、一つのガラス輪郭棒を後で切断個所の向こう側 の他端に対して回転させて、コイルあるいはスパイラル形状に撚ることができる 。 ドイツ特許第A 816 067号明細書により、大きな筆記先端部を有する主にガラ ス製の充填ホルダーが知られている。ガラスの外に、筆記先端部は石、金属、合 成樹脂あるはその他の適当な材料でも構成できる。この充填ホルダーでは、筆記 先端部が3mmおよびそれより相当小さい直径を有する。この種の小さい直径の筆 記先端部は、柔軟であるべきであるか、通常の大きさの直径の筆記先端部のよう にザラザラしたり、硬くない。更に、この種の細い重量のある筆記先端部が、筆 記時の圧力変動に対して弾力性があるため、太い直径の筆記先端部より柔軟であ るべきである。この種の細い筆記先端部は突き当たったり、ガタ付いたりする場 合、折れることを防止するため、筆記先端部は密になるまで中間片の先端で支承 され、この先端は充填ホルダーのケーシングに挿入される。筆記先端部の微細な 溝の毛細管作用を改善するた め、中間片がヘッドやペンの先端に接するだけでなく、筆記先端部を含めてペン の全長にわたり延びている。この集権片には、ガタ付いた時に生じる強いインキ の流れを捕集する捕集室がある。 周知のガラスペンでは、取り付けたインキの導入溝が十分微細に形成されてい ないので、ガラスペンを作製する時にインキ導入用の溝を先端領域まで導くので はなく、筆記先端部を再加工して初めて筆記先端部までのインキ導入が達成され る。再研磨する必要のあるこの筆記先端部を後加工して、ガラスペンの各々が異 なった筆記特性を有する。筆記先端部の同じ構成、デザインおよび筆記特性を有 するガラスペンの機械的な連続製造は、筆記先端部に必要な後処理のために不可 能である。 課題、解決策、利点 それ故、この発明の課題は、筆記先端部の先端までインキを最適に導入できる ことを保証し、構造が単純で、再現性のある精度で作製できる、例えば万年筆の ような筆記具用の壊れない筆記先端部を提供することにある。更に、筆記先端部 は磨耗に強いことが必要である。 上記の課題は、請求の範囲第1項と第2項に記載されている筆記先端部で解決 されている。 この発明による第一実施例では、筆記先端部が先端の先が尖った丸めた円錐状 端部を有する長い棒状のセラミックス本体で構成され、前記円錐状端部には括れ た部分を有する円筒状の第一部分と、円筒状の第二シャフト部分がつながってい る。その場合、円筒状の第一部分はその周囲にセラミックス本体の長手方向に延 び、先端から円筒状の第一部分を経由して括れた部分まで延びる多数の毛細管溝 を有する。これ等の毛細管溝は液体通路に接続し、円筒状の第一部分から括れた 部分に移行する領域に形成された回転するリング面に流入する。 この発明による第二実施例では、筆記先端部が先端まで尖って延びる円筒状の 第一部分とこの第一部分に接続する円筒状の第二部分を有するセラミッ クス本体で構成されている。その場合、両方の部分は周囲にセラミックス本体の 長手方向に延びる多数の毛細管溝を有する。これ等の毛細管溝は筆記先端部の全 長にわたり延び、片側でセラミックス本体の端部に進み、他端で前面に設けた切 欠に流入する。 セラミックス材料にはガラスに比べて脆性の少ない利点がある。つまり、割れ 易さが少ない。更に、セラミックスは加工が容易であるので、先端領域まで突き 出ている十分微細な毛細管溝を形成できる。その上、作製過程で射出成形法によ る再現精度が良好で、経済的に作製できる筆記先端部の割れに対する安定性が高 くなり、筆記先端部の再加工は必要でない。セラミックス筆記先端部は正確に作 製でき、一方の筆記先端部が他方の筆記先端部に一致する。非常に細い筆記先端 部でも高い固有の剛性を有する。記入時の押圧変動での周知の細い中実ペンの場 合に生じる弾力性、およびこれに関連し、記入時に生じる押圧変動が毛細管溝の 形状変化を与える結果を伴う柔軟性は防止されるので、記入時に圧力を筆記先端 部に加えても、筆記先端部の尖った端部領域までインキを必ず一様に切れ目なく 流すことができる。この改良されたインキの流れは筆記先端部の周囲に設けてあ る毛細管溝により支援される。これ等の毛細管溝はセラミックス本体の長手軸の 方向に先端まで延びている。特に軸方向に平行に案内することはインキを筆記先 端部の先端領域に流すことを大幅に改良する。 毛細管溝を円錐カバーとこの円錐カバーに隣接する筆記先端部のカバー片とに あるV字状の刻み目として形成すると有利である。このV字状の刻み目は、隙間 を設けて尖って進む丸い壁部分で構成されている。特に、連続する円弧にある一 つの切り込みから隣の切り込みの丸い壁部分が次の刻み目に移行する。 毛細管溝を全周にわたり主に等間隔に配置し、この発明の他の構成では、毛細 管溝の数が六〜十、好ましくは八である。この処置は、筆記先端部の端部へ筆記 用液体を最適に導くために使用される。 個本的には、この発明は長さの異なる全ての筆記先端部に当てはまる。つ まり、円筒状のシャフト領域あるいは他の接続片またはアダプターを装備してい る筆記先端部にも当てはまる。特に「短い」筆記先端部と「長い」筆記先端部の 間に区別がある。最後に述べたタイプは円錐状の端部に接続する場合にほぼ円筒 状に形成される。その場合、円錐状の端部と円筒の間に好ましくは円錐鋭角の円 錐状の中間片が置く。そのような筆記先端部では、毛細管溝が筆記先端部の一部 の上にしか達することがなく、筆記具の液体通路に接続するないしは接続できる 領域で終わる。筆記先端部の端部の反対側の部分、シャフト部分には、毛細管溝 が付けてない。液体通路に接続する領域、または接続できる領域を括れ部分とし て形成すると有利である。この括れ部分は筆記先端部に対して喉状に進入してい る。この進入部で形成される括れ領域には、筆記具のインキ案内系が合流する。 筆記先端部の円錐状の端部の向こう側では、この端部が括れ部分に接続して、円 筒状に、つまりシャフト形状に形成されている。シャフトを含めた筆記先端部の 全てがセラミックスで構成されていると有利である。 短い構成では、筆記先端部は筆記具の筆記用液体の案内系に接続する領域で終 わる。この例では、毛細管溝は円錐状の筆記先端部の全長にわたり延びている。 その際、筆記先端部には前端面側の切欠が設けてあり、これ等の切欠は毛細管溝 まで達し、筆記具の筆記用液体の貯蔵部に接続し、好ましくはインキを吸い込む 繊維本体に接触している。 筆記先端部の円錐形状は、異なる二つの円錐角度でもって二段に形成されてい ると有利である。その場合、二番目の円錐角度は十分平らに形成され、筆記先端 部を筆記具あるいはアダプターに固定する長さにわたり十分な摩擦あるいは形状 安定性が提供できる。筆記先端部の全ての実施例で特に有利であるのは、筆記先 端部の端部領域の円錐度、および先端に接続する筆記先端部の領域に形成される 毛細管溝部分に対する前記端部領域での円錐度に関連する毛細管溝の傾きにある 。インキの流れはこれにより改善され、先端領域に弾力性が生じる。 経費節約のため、セラミックス筆記先端部は射出成形あるいは焼結で作製 される。その場合、特にアルミニウム酸化物を母材にするセラミックスが使用さ れる。この種の特異な記述構成の筆記先端部は他の適当な材料で構成することも できる。 更に、この発明は、筆記用液体の貯蔵部と、筆記用液体の調整系を伴うこの貯 蔵部から筆記先端部に通じる少なくとも一つの液体通路を有し、筆記用液体を満 たしている筆記先端部付きの筆記具にも関する。この筆記具は、第一実施例によ れば、スリーブ状の本体で構成されている。この本体は一端が開放し、シャフト 部分で筆記先端部を保持するため、開口に保持されたリング状アダプターを備え ている。筆記先端部はそのシャフト部分と共に筆記具のスリーブ状本体まで案内 され、この本体内に円筒状のホルダーで保持されている。スリーブ状の本体の内 部空間に形成された液体通路は筆記先端部の括れ部分に合流し、この筆記先端部 は先端の丸い円錐状で先の尖った端部を有する長手方向に棒状のセラミックス本 体で構成され、前記尖った端部には括れ部分を有する第一の円筒部分と第二のシ ャフト部分が接続している。その場合、第一の部分の周囲には、セラミックス本 体の長手方向に延び、先端から第一の円筒部分を経由して括れた部分まで延びる 多数の毛細管溝がある。これ等の毛細管溝は液体通路に接続し、第一の円筒部分 から括れ部分に通じる移行領域に形成された回転リング面に合流する。 第二実施例によれば、筆記具は同じようにスリーブ状の本体で構成され、この 本体は一端が開放し、シャフト部分で筆記先端部を保持するため、開口に保持さ れたリング状アダプターを備えている。筆記先端部自体は、一端に向けて尖って 進む第一円錐部分と、この円錐部分に接続する第二円錐部分を備えたセラミック 本体で構成されている。その場合、二つの部分の周囲には、セラミックス本体の 長手方向に進む多数の毛細管溝が付けてある。これ等の毛細管溝は筆記先端部の 全長にわたり進み、一端でセラミックス本体の尖った端部に進み、毛細管溝の他 端が端面に設けた切欠に合流する。筆記具のスリーブ状本体の開口部に装着され るアダプターは筆記先端部を収納する貫通穴を有する。この貫通穴は筆記先端部 の第二の円筒部分の外形と長さに一致 している。その場合、スリーブ状の本体の中央に繊維ピンが配置されている。こ の繊維ピンは筆記先端部とは反対の端面で筆記先端部の端面に接している。筆記 具のスリーブ状本体の内部空間にある液体通路は繊維ピンに流入するので、液体 通路と繊維ピンを経由して到達した筆記用液体は筆記先端部の切欠に流入し、そ こから毛細管溝に流入する。 この発明の他の有利な構成は請求の範囲の従属請求項の対象である。 図面の簡単な説明 以下、この発明の実施例を図面に基づきより詳しく説明する。ここに示すのは 、 第1図、毛細管溝を付け、尖った端部を有し、括れたシャフト部分のある本体 から成る「長い」実施例の筆記先端部の縦断面、 第2図、筆記先端部の正面図、 第3a図、第1図の切断線A−Aに沿った横断面図、 第3b図、第1図の切断線B−Bに沿った拡大横断面図、 第4図、毛細管溝の拡大横断面図、 第5図、筆記具で「長い」形状の筆記先端部を担持する部分の縦断面図、 第6図、「短い」形状の筆記先端部の縦断面図、 第7図、第6図の筆記先端部の正面図、 第8図、筆記先端部の後面面、 第9図、第6図の切断線A−Aに沿った横断面図、 第10図、第6図の切断線B−Bに沿った拡大横断面図、 第11図、第6図の筆記具の拡大端面の平面図、および 第12図、筆記具で「短い」形状の筆記先端部を有する部分の縦断面図、であ る。 この発明の詳細な説明とこの発明を実施する最良の方法 図1の第一実施形状による、例えば万年筆のような筆記具のペン先として の筆記先端部10は尖って進む円錐状の終端部101を有する長い棒状のセラミ ックス本体で構成されている。このセラミックス本体は前方を丸くした先端10 1aを有する。この終端部101には括れ部分103を有する第一の円筒状部分 102が接続している。この括れ部分103は、好ましくは自由端104aに向 けて円錐状に先細りとなる第二の円筒状シャフト部分104に移行する。 第一の円筒状部分102の周囲にはセラミックス本体の長手方向に進み、尖っ た端部101aから第一の円筒状部分102を経由して括れ部分103まで延び る多数の毛細管溝11がある。これ等の毛細管溝は部分101,102の外面に 形成されている。前記毛細管溝11は周囲にカバー面に入り、尖った端部101 aから括れた部分103に達する。つまり、毛細管溝11はその端部11aで周り の面102aに流入する。この面は括れ部分103とこの部分に接続するシャフ ト部分104を首状に挿入して形成される。 尖った端部101aから出る毛細管溝11はセラミック本体の長手軸の方向に 直線状に延び、尖った端部101aに流入する。 毛細管溝11は、好ましくはV字状の刻み目から成り(第3a図と第3b図)、 有利な実施例形状によれば、各毛細管溝11のV字状の横断面11aがリング面 11bに移行する(第4図)。毛細管溝のこの実施例では、毛細管作用が大変向 上し、筆記先端部のインキの流れが改善される。 筆記先端部10は、第5図によれば、例えば万年筆のような筆記具50に挿入 される。この筆記具はスリーブ状の本体12で構成され、この本体は前端に向け て開くように構成され、筆記先端部を保持するリング状のホルダー13を有する 。このアダプターはスリーブ状の本体12の開口に装着され、この本体に保持さ れる。アダプターの保持は主にクランプ座で行われる。スリーブ状の本体12と アダプター13は合成樹脂、特にバネ付勢された弾性のある樹脂で形成すると効 果的で、アダプター13はスリーブ状の本体12の開口にクランプされた確実に 保持される。アダプター13と筆記先端部10は一つのユニットを形成する。そ の場合、より太いあるいは細い他の所望 の書込線を得るため、例えば筆記先端部10に他のタイプの尖った端部101, 101aを設ける時、このアダプター13は同時に筆記具10の交換用の握りと して使用できる。 スリーブ状の本体12の内部空間には、液体通路14が形成されている。この 液体通路は筆記先端部10の括れた部分103に流入し、これにより筆記用液体 の確実な流れとなる。こうして、筆記先端部10の全部はアダプター13あるい はスリーブ状の本体12により、その尖った端部101を除いて、被覆されてい る。 第6〜11図に相当する筆記先端部20の短い実施形状は、シャフトを有する 前記の長い実施形状と以下の点で相違する。つまり、筆記先端部20は端部20 1まえ尖った状態で進む第一の円錐部分21とこの円錐部分に接続する第二部分 202で構成されている。その場合、二つの部分210,202の周囲に、セラ ミックス本体の長手方向に延びる多数の毛細管溝21がある。これ等の毛細管溝 は筆記先端部10の毛細管溝11と同じように形成され、筆記先端部20では毛 細管溝が筆記先端部の全長にわたり延びていて、一方の側でセラミックス本体の 尖った端部201に向けて進む。他方の端部で毛細管溝21は切欠22に流入す る。これ等の切欠は筆記先端部20の前端面202aに形成されている(第6, 8および11図)。この筆記先端部20では、筆記先端部10の括れ部分103 の代わりに、前端側に切欠22が設けてあり、これ等の切欠は毛細管溝21の中 まで達し、これ等の溝に合流する。 第12図は筆記具50′に第6〜11図の筆記先端部20の組込構造様式を示 す。この筆記具50′は筆記具50とほぼ同じ構造上の構成を有する。筆記具5 0′もスリーブ状の本体12で構成され、この本体は片側を開放するように形成 され、筆記先端部20を保持するためスリーブ状の本体の一端に形成された開口 で保持されたリング状のアダプター23を有する。このアダプター23は、筆記 先端部を入れる貫通穴23を有し、この貫通穴は筆記先端部20の第二の円錐部 分202の外形と長さに一致する。スリーブ状の 本体12の中央には、繊維ピン24が配置されている。この繊維ピン24は筆記 先端部20とは反対の端面24aで筆記先端部20の端面202aに接するか、あ るいは載置される。その場合、スリーブ状の本体12の内部空間に形成されてい る液体通路14は、液体通路14と繊維ピン24を経由して到達した筆記用液体 が筆記先端部20の端面202aの切欠22に流入し、そこから毛細管溝21に 流れ込むように、繊維ピン24に流入する。繊維ピン24はスリーブ状のホルダ ー25により筆記具50′のスリーブ状の本体12の内部空間に保持される。そ の場合、このスリーブ状のホルダー25は繊維ピン24の長さに比べて短く設計 されているので、筆記用液体を案内するためにある液体通路14が流入するホル ダーのない領域24bが得られる(第12図)。 繊維ピン24の直径は、繊維ピン24が筆記先端部20の端面202aの上に 載置されている場合、切欠22が筆記先端部20の端面202aに一区切りづつ 波及し、筆記用液体を筆記先端部20に確実に導入することを保証するように、 設計されている(第11図)。 アダプター23には筆記先端部20の第二の円錐状部分の外形に一致するよう に形成された筆記先端部収納用の貫通穴23aがある。これにより、筆記先端部 20の部分202の円錐性のため、筆記先端部20をアダプター23にぴったり と接触させ確実に保持させることを保証する。この実施例の場合でも、アダプタ ー23は筆記先端部20の交換用の握りとして使用される効果的である。その場 合、アダプター23はその外周に握り輪郭を付けて形成されている。筆記先端部 20に対するアダプター23の長さは、筆記先端部20の尖った端部210のみ が剥き出しになるように選択される。筆記具50′は筆記用液体を染み込ませた 繊維ピンしか備えていないてもよい。筆記用液体を導入するためにある液体通路 14は短い長さの繊維ピン24の中にも流入する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月25日 【補正内容】 明細書 筆記用具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具 応用分野 この発明は、筆記用液体の貯蔵部と、液体調整系を伴う前記貯蔵部から筆記先 端部に通じる液体通路を有する筆記液体を満たした筆記具用の筆記先端部、およ びこの筆記先端部用の筆記具およびこの筆記先端部用の筆記具に関し、その場合 、筆記先端部が端部に向けて尖って進む円錐状の端部を備え、この端部がその周 囲にセラミックス本体の長手方向に延びる多数の毛細管溝を有し、これ等の毛細 管溝が筆記先端部の全長にわたり延び、片側でセラミックス本体の丸めて鋭角の 端部に進む。 従来の技術 従来の技術によれば、手作業で作製されるガラス製の筆記先端部、所謂ガラス 筆記先端部が知られている。その場合、ガラス棒の輪郭、好ましくは丸い輪郭、 あるいは断面が多角形の輪郭を前提としている。ガラス製のこの種のガラス棒の 輪郭が加熱され、引っ張りで長くすると、最も狭い所で切断できる円錐状の先細 り部が生じるので、尖った輪郭が得られる。ほぼガラス本体のジャケット内には 、例えばモールドで付けた溝が、一つのガラス輪郭棒を後で切断個所の向こう側 の他端に対して回転させて、コイルあるいはスパイラル形状に撚ることができる 。 ドイツ特許第A 816 067号明細書により、大きな筆記先端部を有する主にガラ ス製の充填ホルダーが知られている。ガラスの外に、筆記先端部は石、金属、合 成樹脂あるはその他の適当な材料でも構成できる。この充填ホルダーでは、筆記 先端部が3mmおよびそれより相当小さい直径を有する。この種の小さい直径の筆 記先端部は、柔軟であるべきであるか、通常の大きさの直径の筆記先端部のよう にザラザラしたり、硬くない。更に、この種の細い重量のある筆記先端部が、筆 記時の圧力変動に対して弾力性があるため、太 い直径の筆記先端部より柔軟であるべきである。この種の細い筆記先端部は突き 当たったり、ガタ付いたりする場合、折れることを防止するため、筆記先端部は 密になるまで中間片の先端で支承され、この先端は充填ホルダーのケーシングに 挿入される。筆記先端部の微細な溝の毛細管作用を改善するため、中間片かヘッ ドやペンの先端に接するだけでなく、筆記先端部を含めてペンの全長にわたり延 びている。この集権片には、ガタ付いた時に生じる強いインキの流れを捕集する 捕集室がある。 周知のガラスペンでは、取り付けたインキの導入溝が十分微細に形成されてい ないので、ガラスペンを作製する時にインキ導入用の溝を先端領域まで導くので はなく、筆記先端部を再加工して初めて筆記先端部までのインキ導入が達成され る。再研磨する必要のあるこの筆記先端部を後加工して、ガラスペンの各々が異 なった筆記特性を有する。筆記先端部の同じ構成、デザインおよび筆記特性を有 するガラスペンの機械的な連続製造は、筆記先端部に必要な後処理のために不可 能である。 英国特許第A 2 169 562号明細書により、筆記用液体を満たした筆記具の筆記 先端部が知られている。この筆記具は、筆記用液体の調整系を伴う筆記用液体の 貯蔵部とこの貯蔵部から筆記先端部に通じる液体通路を有する。その場合、筆記 先端部が端部に尖った状態で進む円錐状の端部を有するセラミックス本体で構成 されている。このセラミックス本体の周囲にはセラミックス本体の長手方向に延 びる多数の毛細管溝を有し、これ等の毛細管溝が筆記先端部の全長にわたり延び ていて、片側でセラミックス本体の尖った端部に進む。この筆記先端部はこの種 の筆記具で使用される金属材料の筆記先端部の代わりになる。前方ケースと、筆 記具の円管状のケースを形成するため、連結部を介して前方ケースに接続する後 方ケースとから成る筆記具に関連して、筆記先端部が多数のリング溝を備えたイ ンキ導入部を通して延びる筆記用液体の長手方向に延びる導入芯と協働するよう に、筆記先端部が前方ケースに接続する尖ったホルダーの先端に固定されている 。筆記先端部自体は毛細管溝を有する筆記先端部の部分に接続する毛細管溝のな い部分に移行すし、 筆記用液体を上部毛細管溝の開口に導く狭窄状の導入部を備えていない。この周 知の筆記先端部を有する筆記具では、この筆記先端部に筆記用液体が棒状の導入 芯を経由して導入される。この筆記用液体の直接導入により、筆記先端部への調 整された一様な筆記用具導入が保証される。何故なら、筆記用液体は筆記具のリ ング溝を経由し、導入芯にその全長に経由して導入され、横部分を経由して導入 されない。更に、セラミックス本体の毛細管溝が筆記先端部のところにのみ設け てあり、シャフト状に形成され、本来の筆記先端部に接続している円筒状部分の 上に延びていない。更に、筆記先端部は外周上に形成され、筆記先端部の尖った 端部に延びる、異なった二つの円錐角度であり、円錐状のセラミックス本体部分 を有するセラミックス本体を備えていない。 ホルダーヘッド内の二つのストッパーの間で軸方向に移動可能に支承され、イ ンキ導入を遮断する弁体を有する溝付きペン体を備えた万年筆はドイツ特許第C 685 886号明細書により知られている。この万年筆は棒状の成形体で形成され、 その筆記先端部に溝が付いている。これ等の溝は、筆記先端部にインキを導入で きるように、筆記先端部の尖った端部に向けて進む。このシャフト状に形成され たペン体はそのシャフトと共にホルダーの内部空間まで導入される。その場合、 ホルダーヘッド内のペン体のシャフトの上にゴムスリーブが座り、このスリーブ の前端部はホルダーヘッドのリングステップに対してインキの導入を遮断するた めに支えられている。他方、ホルダーヘッドの後端で自由に運動するペン体の戻 りを制限するため、インキ通路を備えたネジキャップが配置されている。書き終 わりと共に、ペン体は筆記先端部かホルダーヘッドから突出するように、円錐状 に形成されたホルダーヘッドに保持される。このペン体を取り扱う場合、筆記面 の上にペン体を置くと、両方のストッパーの間の距離になる。その場合、軸方向 に自由に移動するペン体はその裏側の端面でネジキャップの底に対して移動する 。この位置では、つまり筆記位置では、筆記先端部へのインキの導入が行われる 。空気を平衡させるため、複数の通路がホルダーヘッドに設けてある。インキの 導入は、 ペン体の長手方向に延び、裏側のキャップに設けてある通路を介して行われる。 これ等の通路は残っている硬くなったインキの残りで簡単に狭くされるか、塞が れるので、一様で完全なインキ導入が保証されない。ペン体が軸方向に移動する ので、特別な封止が必要である。つまり、この種の万年筆の作製は非常に経費が かかる。 課題、解決策、利点 それ故、この発明の課題は、筆記先端部の先端までインキを最適に導入できる ことを保証し、構造が単純で、再現性のある精度で作製できる、例えば万年筆の ような筆記具用の壊れない筆記先端部を提供することにある。更に、筆記先端部 は磨耗に強いことが必要である。 上記の課題は、請求の範囲第1項と第2項に記載されている筆記先端部で解決 されている。 この発明による第一実施例では、筆記先端部が先端の先が尖った丸めた円錐状 端部を有する長い棒状のセラミックス本体で構成され、前記円錐状端部には括れ た部分を有する円筒状の第一部分と、円筒状の第二シャフト部分がつなかってい る。その場合、円筒状の第一部分はその周囲にセラミックス本体の長手方向に延 び、先端から円筒状の第一部分を経由して括れた部分まで延びる多数の毛細管溝 を有する。これ等の毛細管溝は液体通路に接続し、円筒状の第一部分から括れた 部分に移行する領域に形成された回転するリング面に流入する。 この発明による第二実施例では、筆記先端部が先端まで尖って延びる円筒状の 第一部分とこの第一部分に接続する円筒状の第二部分を有するセラミックス本体 で構成されている。その場合、両方の部分は周囲にセラミックス本体の長手方向 に延びる多数の毛細管溝を有する。これ等の毛細管溝は筆記先端部の全長にわた り延び、片側でセラミックス本体の端部に進み、他端で前面に設けた切欠に流入 する。 セラミックス材料にはガラスに比べて脆性の少ない利点がある。つまり、 割れ易さが少ない。更に、セラミックスは加工が容易であるので、先端領域まで 突き出ている十分微細な毛細管溝を形成できる。その上、作製過程で射出成形法 による再現精度が良好で、経済的に作製できる筆記先端部の割れに対する安定性 が高くなり、筆記先端部の再加工は必要でない。セラミックス筆記先端部は正確 に作製でき、一方の筆記先端部が他方の筆記先端部に一致する。非常に細い筆記 先端部でも高い固有の剛性を有する。記入時の押圧変動での周知の細い中実ペン の場合に生じる弾力性、およびこれに関連し、記入時に生じる押圧変動が毛細管 溝の形状変化を与える結果を伴う柔軟性は防止されるので、記入時に圧力を筆記 先端部に加えても、筆記先端部の尖った端部領域までインキを必ず一様に切れ目 なく流すことができる。この改良されたインキの流れは筆記先端部の周囲に設け てある毛細管溝により支援される。これ等の毛細管溝はセラミックス本体の長手 軸の方向に先端まで延びている。特に軸方向に平行に案内することはインキを筆 記先端部の先端領域に流すことを大幅に改良する。 毛細管溝を円錐カバーとこの円錐カバーに隣接する筆記先端部のカバー片とに あるV字状の刻み目として形成すると有利である。このV字状の刻み目は、隙間 を設けて尖って進む丸い壁部分で構成されている。特に、連続する円弧にある一 つの切り込みから隣の切り込みの丸い壁部分が次の刻み目に移行する。 毛細管溝を全周にわたり主に等間隔に配置し、この発明の他の構成では、毛細 管溝の数が六〜十、好ましくは八である。この処置は、筆記先端部の端部へ筆記 用液体を最適に導くために使用される。 個本的には、この発明は長さの異なる全ての筆記先端部に当てはまる。つまり 、円筒状のシャフト領域あるいは他の接続片またはアダプターを装備している筆 記先端部にも当てはまる。特に「短い」筆記先端部と「長い」筆記先端部の間に 区別がある。最後に述べたタイプは円錐状の端部に接続する場合にほぼ円筒状に 形成される。その場合、円錐状の端部と円筒の間に好ましくは円錐鋭角の円錐状 の中間片が置く。そのような筆記先端部では、毛細管 溝が筆記先端部の一部の上にしか達することがなく、筆記具の液体通路に接続す るないしは接続できる領域で終わる。筆記先端部の端部の反対側の部分、シャフ ト部分には、毛細管溝が付けてない。液体通路に接続する領域、または接続でき る領域を括れ部分として形成すると有利である。この括れ部分は筆記先端部に対 して喉状に進入している。この進入部で形成される括れ領域には、筆記具のイン キ案内系が合流する。筆記先端部の円錐状の端部の向こう側では、この端部が括 れ部分に接続して、円筒状に、つまりシャフト形状に形成されている。シャフト を含めた筆記先端部の全てがセラミックスで構成されていると有利である。 短い構成では、筆記先端部は筆記具の筆記用液体の案内系に接続する領域で終 わる。この例では、毛細管溝は円錐状の筆記先端部の全長にわたり延びている。 その際、筆記先端部には前端面側の切欠が設けてあり、これ等の切欠は毛細管溝 まで達し、筆記具の筆記用液体の貯蔵部に接続し、好ましくはインキを吸い込む 繊維本体に接触している。 筆記先端部の円錐形状は、異なる二つの円錐角度でもって二段に形成されてい ると有利である。その場合、二番目の円錐角度は十分平らに形成され、筆記先端 部を筆記具あるいはアダプターに固定する長さにわたり十分な摩擦あるいは形状 安定性が提供できる。筆記先端部の全ての実施例で特に有利であるのは、筆記先 端部の端部領域の円錐度、および先端に接続する筆記先端部の領域に形成される 毛細管溝部分に対する前記端部領域での円錐度に関連する毛細管溝の傾きにある 。インキの流れはこれにより改善され、先端領域に弾力性が生じる。 経費節約のため、セラミックス筆記先端部は射出成形あるいは焼結で作製され る。その場合、特にアルミニウム酸化物を母材にするセラミックスが使用される 。この種の特異な記述構成の筆記先端部は他の適当な材料で構成することもでき る。 更に、この発明は、筆記用液体の貯蔵部と、筆記用液体の調整系を伴うこの貯 蔵部から筆記先端部に通じる少なくとも一つの液体通路を有し、筆記用 液体を満たしている筆記先端部付きの筆記具にも関する。この筆記具は、第一実 施例によれば、スリーブ状の本体で構成されている。この本体は一端が開放し、 シャフト部分で筆記先端部を保持するため、開口に保持されたリング状アダプタ ーを備えている。筆記先端部はそのシャフト部分と共に筆記具のスリーブ状本体 まで案内され、この本体内に円筒状のホルダーで保持されている。スリーブ状の 本体の内部空間に形成された液体通路は筆記先端部の括れ部分に合流し、この筆 記先端部は先端の丸い円錐状で先の尖った端部を有する長手方向に棒状のセラミ ックス本体で構成され、前記尖った端部には括れ部分を有する第一の円筒部分と 第二のシャフト部分が接続している。その場合、第一の部分の周囲には、セラミ ックス本体の長手方向に延び、先端から第一の円筒部分を経由して括れた部分ま で延びる多数の毛細管溝がある。これ等の毛細管溝は液体通路に接続し、第一の 円筒部分から括れ部分に通じる移行領域に形成された回転リング面に合流する。 第二実施例によれば、筆記具は同じようにスリーブ状の本体で構成され、この 本体は一端が開放し、シャフト部分で筆記先端部を保持するため、開口に保持さ れたリング状アダプターを備えている。筆記先端部自体は、一端に向けて尖って 進む第一円錐部分と、この円錐部分に接続する第二円錐部分を備えたセラミック 本体で構成されている。その場合、二つの部分の周囲には、セラミックス本体の 長手方向に進む多数の毛細管溝が付けてある。これ等の毛細管溝は筆記先端部の 全長にわたり進み、一端でセラミックス本体の尖った端部に進み、毛細管溝の他 端が端面に設けた切欠に合流する。筆記具のスリーブ状本体の開口部に装着され るアダプターは筆記先端部を収納する貫通穴を有する。この貫通穴は筆記先端部 の第二の円筒部分の外形と長さに一致している。その場合、スリーブ状の本体の 中央に繊維ピンが配置されている。この繊維ピンは筆記先端部とは反対の端面で 筆記先端部の端面に接している。筆記具のスリーブ状本体の内部空間にある液体 通路は繊維ピンに流入するので、液体通路と繊維ピンを経由して到達した筆記用 液体は筆記先端部の切欠に流入し、そこから毛細管溝に流入する。 この発明の他の有利な構成は請求の範囲の従属請求項の対象である。 図面の簡単な説明 以下、この発明の実施例を図面に基づきより詳しく説明する。ここに示すのは 、 第1図、毛細管溝を付け、尖った端部を有し、括れたシャフト部分のある本体 から成る「長い」実施例の筆記先端部の縦断面、 第2図、筆記先端部の正面図、 第3a図、第1図の切断線A−Aに沿った横断面図、 第3b図、第1図の切断線B−Bに沿った拡大横断面図、 第4図、毛細管溝の拡大横断面図、 第5図、筆記具で「長い」形状の筆記先端部を担持する部分の縦断面図、 第6図、「短い」形状の筆記先端部の縦断面図、 第7図、第6図の筆記先端部の正面図、 第8図、筆記先端部の後面面、 第9図、第6図の切断線A−Aに沿った横断面図、 第10図、第6図の切断線B−Bに沿った拡大横断面図、 第11図、第6図の筆記具の拡大端面の平面図、および 第12図、筆記具で「短い」形状の筆記先端部を有する部分の縦断面図、であ る。 この発明の詳細な説明とこの発明を実施する最良の方法 図1の第一実施形状による、例えば万年筆のような筆記具のペン先としての筆 記先端部10は尖って進む円錐状の終端部101を有する長い棒状のセラミック ス本体で構成されている。このセラミックス本体は前方を丸くした先端101a を有する。この終端部101には括れ部分103を有する第一の円筒状部分10 2が接続している。この括れ部分103は、好ましくは自由端104aに向けて 円錐状に先細りとなる第二の円筒状シャフト部分10 4に移行する。 第一の円筒状部分102の周囲にはセラミックス本体の長手方向に進み、尖っ た端部101aから第一の円筒状部分102を経由して括れ部分103まで延び る多数の毛細管溝11がある。これ等の毛細管溝は部分101,102の外面に 形成されている。前記毛細管溝11は周囲にカバー面に入り、尖った端部101 aから括れた部分103に達する。つまり、毛細管溝11はその端部11aで周り の面102aに流入する。この面は括れ部分103とこの部分に接続するシャフ ト部分104を首状に挿入して形成される。 尖った端部101aから出る毛細管溝11はセラミック本体の長手軸の方向に 直線状に延び、尖った端部101aに流入する。 毛細管溝11は、好ましくはV字状の刻み目から成り(第3a図と第3b図), 有利な実施例形状によれば、各毛細管溝11のV字状の横断面11aがリング面 11bに移行する(第4図)。毛細管溝のこの実施例では、毛細管作用が大変向 上し、筆記先端部のインキの流れが改善される。 筆記先端部10は、第5図によれば、例えば万年筆のような筆記具50に挿入 される。この筆記具はスリーブ状の本体12で構成され、この本体は前端に向け て開くように構成され、筆記先端部を保持するリング状のホルダー13を有する 。このアダプターはスリーブ状の本体12の開口に装着され、この本体に保持さ れる。アダプターの保持は主にクランプ座で行われる。スリーブ状の本体12と アダプター13は合成樹脂、特にバネ付勢された弾性のある樹脂で形成すると効 果的で、アダプター13はスリーブ状の本体12の開口にクランプされた確実に 保持される。アダプター13と筆記先端部10は一つのユニットを形成する。そ の場合、より太いあるいは細い他の所望の書込線を得るため、例えば筆記先端部 10に他のタイプの尖った端部101,101aを設ける時、このアダプター1 3は同時に筆記具10の交換用の握りとして使用できる。 スリーブ状の本体12の内部空間には、液体通路14が形成されている。この 液体通路は筆記先端部10の括れた部分103に流入し、これにより筆 記用液体の確実な流れとなる。こうして、筆記先端部10の全部はアダプター1 3あるいはスリーブ状の本体12により、その尖った端部101を除いて、被覆 されている。 第6〜11図に相当する筆記先端部20の短い実施形状は、シャフトを有する 前記の長い実施形状と以下の点で相違する。つまり、筆記先端部20は端部20 1まえ尖った状態で進む第一の円錐部分21とこの円錐部分に接続する第二部分 202で構成されている。その場合、二つの部分210,202の周囲に、セラ ミックス本体の長手方向に延びる多数の毛細管溝21がある。これ等の毛細管溝 は筆記先端部10の毛細管溝11と同じように形成され、筆記先端部20では毛 細管溝が筆記先端部の全長にわたり延びていて、一方の側でセラミックス本体の 尖った端部201に向けて進む。他方の端部で毛細管溝21は切欠22に流入す る。これ等の切欠は筆記先端部20の前端面202aに形成されている(第6, 8および11図)。この筆記先端部20では、筆記先端部10の括れ部分103 の代わりに、前端側に切欠22が設けてあり、これ等の切欠は毛細管溝21の中 まで達し、これ等の溝に合流する。 第12図は筆記具50′に第6〜11図の筆記先端部20の組込構造様式を示 す。この筆記具50′は筆記具50とほぼ同じ構造上の構成を有する。筆記具5 0′もスリーブ状の本体12で構成され、この本体は片側を開放するように形成 され、筆記先端部20を保持するためスリーブ状の本体の一端に形成された開口 で保持されたリング状のアダプター23を有する。このアダプター23は、筆記 先端部を入れる貫通穴23を有し、この貫通穴は筆記先端部20の第二の円錐部 分202の外形と長さに一致する。スリーブ状の本体12の中央には、繊維ピン 24が配置されている。この繊維ピン24は筆記先端部20とは反対の端面24 aで筆記先端部20の端面202aに接するか、あるいは載置される。その場合、 スリーブ状の本体12の内部空間に形成されている液体通路14は、液体通路1 4と繊維ピン24を経由して到達した筆記用液体が筆記先端部20の端面202 aの切欠22に流入し、 そこから毛細管溝21に流れ込むように、繊維ピン24に流入する。繊維ピン2 4はスリーブ状のホルダ−25により筆記具50′のスリーブ状の本体12の内 部空間に保持される。その場合、このスリーブ状のホルダー25は繊維ピン24 の長さに比べて短く設計されているので、筆記用液体を案内するためにある液体 通路14が流入するホルダーのない領域24bが得られる(第12図)。 繊維ピン24の直径は、繊維ピン24が筆記先端部20の端面202aの上に 載置されている場合、切欠22が筆記先端部20の端面202aに一区切りづつ 波及し、筆記用液体を筆記先端部20に確実に導入することを保証するように、 設計されている(第11図)。 アダプター23には筆記先端部20の第二の円錐状部分の外形に一致するよう に形成された筆記先端部収納用の貫通穴23aがある。これにより、筆記先端部 20の部分202の円錐性のため、筆記先端部20をアダプター23にぴったり と接触させ確実に保持させることを保証する。この実施例の場合でも、アダプタ ー23は筆記先端部20の交換用の握りとして使用される効果的である。その場 合、アダプター23はその外周に握り輪郭を付けて形成されている。筆記先端部 20に対するアダプター23の長さは、筆記先端部20の尖った端部210のみ が剥き出しになるように選択される。筆記具50′は筆記用液体を染み込ませた 繊維ピンしか備えていないてもよい。筆記用液体を導入するためにある液体通路 14は短い長さの繊維ピン24の中にも流入する。 請求の範囲 1.筆記先端部(10;20)が一方の端部に向けて尖った状態で進む円錐状の 端部(101;210)を設け、この端部の周囲にセラミックス本体の長手方向 に延びる多数の毛細管溝(11;21)を設け、これ等の毛細管溝が筆記先端部 の全長にわたり延びていて片側でセラミックス本体の尖った丸めた端部(101 a;201)に向けて進み、筆記用液体の貯蔵容器と、筆記用液体の調整系を有 し、この貯蔵容器から筆記先端部に通じる液体通路(14)とを備え、筆記用液 体を満たした筆記具の筆記先端部において、筆記先端部(10)が円錐状に尖っ て進む前方を丸めた先端(101a)を有する終端部分(101)を備えた長手 方向の棒状セラミックス本体で構成され、前記セラミックス本体に接続する括れ 部分(103)と第二の円筒状のシャフト部分(104)とを有する第一の円筒 部分(102)と、第二の円筒状シャフト部分(104)が続き、その場合、第 一の円筒状部分(102)がその周囲にセラミックス本体の方向に延び、尖った 先端(101a)から第一の円筒状部分(102)の全長を経由して括れ部分( 103)まで延びる毛細管溝(11)を有し、これ等の毛細管溝(11)が少な くとも一つの液体通路(14)に接続し、第一の円筒状部分(102)と括れ部 分(103)への移行領域に形成されている回転する多面(102a)に合流す ることを特徴とする筆記先端部。 2.筆記先端部(10;20)が一方の端部に向けて尖った状態で進む円錐状の 端部(101;210)を設け、この端部の周囲にセラミックス本体の長手方向 に延びる多数の毛細管溝(11;21)を設け、これ等の毛細管溝が筆記先端部 の全長にわたり延びていて片側でセラミックス本体の尖った丸めた端部(101 a;201)に向けて進み、筆記用液体の貯蔵容器と、筆記用液体の調整系を有 し、この貯蔵容器から筆記先端部に通じる液体通路(14)とを備えた筆記用液 体を満たした筆記具の筆記先端部において、筆記先端部(20)が端部(201 )に尖って進む第一の円錐状の終端部分(210)とこの終端部分に接続する第 二の円錐状の部分(20 2)で構成され、その場合、二つの部分(210,202)が周囲にセラミック ス本体の長手方向に進む多数の毛細管溝(21)を有し、片側でセラミックス本 体の尖った端部(201)に進み、他端で端面に設けてある切欠(22)に合流 し、二つの円錐状のセラミックス本体の部分(210;202)が異なる二つの 円錐角を有することを特徴とする筆記先端部。 3.括れ部分(103)に続く筆記先端部(10)のシャフト部分(104)が 自由端に向けて円錐状に先細りになることを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の筆記先端部。 4.尖った端部(101a,201)に向けて延びる毛細管溝(11;21)は 、セラミックスの長手塾の方向に直線状に、しかも先端に一緒に合流することを 特徴とする請求の範囲第1〜3項の何れか1項に記載の筆記先端部。 5.毛細管溝(11;21)はV字状の刻み目で構成されていることを特徴とす る請求の範囲第1〜4項の何れか1項に記載の筆記先端部。 6.毛細管溝(11,21)の各々のV字状の横断面(11a)は円形面(11b )に移行することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の筆記先端部。 7.毛細管溝(11,21)は筆記先端部の全周にわたり等間隔に配置されてい ることを特徴とする請求の範囲第1〜6項の何れか1項に記載の筆記先端部。 8.周囲に六から十、好ましくは八個の毛細管溝(11;21)が設けてあるこ とを特徴とする請求の範囲第1〜7項の何れか1項に記載の筆記先端部。 9.筆記先端部(10)は円錐状の端部(101)に続く個所でほぼ円筒状に形 成されていることを特徴とする請求の範囲第1〜8項の何れか1項に記載の筆記 先端部。 10.毛細管溝(11;21)は筆記先端部(10;20)の一部だけにわた り延びていて、筆記具(50;50′)の液体通路(14)に接続するか、ある いは接続できる領域(102a;202a)に合流することを特徴とする請求の範 囲第1〜9項の何れか1項に記載の筆記先端部。 11.筆記具(50;50′)の液体通路(14)に接続するか、あるいは接続で きる領域は括れ部分(103)として形成されていることを特徴とする請求の範 囲第10項に記載の筆記先端部。 12.端面側の切欠(22)は毛細管溝(21)の中まで達し、ペン体(50′) の筆記用液体の貯蔵部に接続する、好ましくはペン体(50′)のインキを含ん だ繊維本体(24)に接触していることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の 筆記先端部。 13.セラミックスの筆記先端部(10;20)は射出成形あるいは焼結で形成さ れていることを特徴とする請求の範囲第1〜12項の何れか1項に記載の筆記先 端部。 14.筆記先端部(10;20)のセラミックスはAl2O3をベースにした母材で形 成されていることを特徴とする請求の範囲第1〜13項の何れか1項に記載の筆 記先端部。 15.筆記先端部(10;20)が一端に向けて尖った状態で進む円錐状の終端部 (101;210)を備え、この終端部の周囲にセラミックス本体の長手方向に 延びる多数の毛細管溝(11;21)を有し、これ等の毛細管溝が筆記先端部の 全長にわたり延び、片側でセラミックス本体の尖った状態で丸めてある端部(1 01a;201)に進み、筆記先端部(10;20)と、筆記用液体の貯蔵部と 、筆記用液体の調整系を伴いこの貯蔵部から筆記先端部(10;20)に通じる 少なくともーつの液体通路(14)とを有し、筆記用液体を満たした筆記具にお いて、筆記具(50)がスリーブ状の本体(12)で形成され、この本体が一方 の端部で開放されるように形成され、括れたシャフト部分(104)で筆記先端 部(10)を保持するため、開口に保持されているリング状のアダプター(13 )を有し、その場合、筆記先端部(10)かシャフト部分(104)と共にスリ ーブ 状の本体(12)の中まで案内され、この本体に円筒状のホルダー(51)で保 持され、筆記先端部(10)が前方を丸めた先端部(101a)のある円錐状に 尖った進む端部(101)を有する長い捧状のセラミックス本体で構成され、こ の本体に括れ部分(103)を有する第一の円筒状部分(102)と第二の円筒 状のシャフト部分(104)が接続し、その場合、第一の円筒状シャフト部分( 102)の周囲にセラミックス本体の長手方向に延び、尖った端部(101a) から第一の円筒状部分(102)を経由して括れ部分(103)まで延びる多数 の毛細管溝(11)を有し、これ等の毛細管溝が少なくとも一つの液体通路(1 4)に接続し、第一の円筒状部分(102)から括れ部分(103)への移行領 域に形成されている回転面(102a)に合流することを特徴とする筆記具。 16.筆記先端部(10;20)が一端に向けて尖った状態で進む円錐状の終端部 (101;210)を備え、この終端部の周囲にセラミックス本体の長手方向に 延びる多数の毛細管溝(11;21)を有し、これ等の毛細管溝が筆記先端部の 全長にわたり延び、片側でセラミックス本体の尖った状態で丸めてある端部(1 01a;201)に進み、筆記先端部(20)と、筆記用液体の貯蔵部と、筆記用 液体の調整系を伴いこの貯蔵部から筆記先端部(20)に通じる少なくとも一つ の液体通路(14)とを有し、筆記用液体を満たした筆記具において、筆記具( 50′)がスリーブ状の本体(12)で形成され、この本体が一方の端部で開放 されるように形成され、筆記先端部(20)を保持するため開口内に保持されて いるリング状アダプター(23)を有し、筆記先端部(20)が端部(201) に向けて尖って進む第一の円錐状の終端部(210)とこの終端部に続く第二の 円錐状の部分(202)とを有するセラミックス本体で構成され、その場合、二 つの部分(210,202)が周囲にセラミックス本体の長手方向に延びる多数 の毛細管溝(21)を有し、これ等の毛細管溝が筆記先端部(20)の全長にわ たり延びていて、片側でセラミックス本体の尖った端部(210)に進み、他方 の端部で端面側にある切欠(22)に合流し、そ の場合、二つのセラミックス本体の部分(210;202)が異なる二つの円錐 角度を有し、アダプター(23)が筆記先端部を収納する貫通穴(23a)を有 し、この貫通穴が筆記先端部(20)の第二の円錐状の部分(202)の外形と 長さに一致し、スリーブ状本体(12)の中心に繊維ピン(24)を配置し、こ の繊維ピンが筆記先端部(20)とは反対の端面で筆記先端部(20)の端面に 接し、液体通路(14)が繊維ピン(24)に合流するので、液体通路(14) と繊維ピン(24)を経由して到達する筆記用液体が筆記先端部(20)の切欠 (22)に流れ込み、そこから毛細管溝(21)の中に流れることを特徴とする 筆記具。 17.アダプター(13;23)は筆記具(50;50′)のスリーブ状本体(1 2)から突出する部分のところに周囲に延びる握り輪郭を備えていることを特徴 とする請求の範囲第16項または第17項に記載の筆記具。 18.スリーブ状本体(12)は筆記用液体を含む繊維ピン(24)を有すること を特徴とする請求の範囲第17項または第18項に記載の筆記具。 19.スリーブ状本体(12)は液体通路(14)を有し、繊維ピン(24)のそ の合流領域でこの繊維ピンがただ短い長さを有することを特徴とする請求の範囲 第17項または第18項に記載の筆記具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW ,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SK,UA,US,VN 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.筆記用液体の貯蔵容器と、筆記用液体の調整系を伴う、この貯蔵容器から筆 記先端部に通じる液体通路(14)とを備えた筆記用液体を満たした筆記具の筆 記先端部において、筆記先端部(10)が円錐状に尖って進む前方を丸めた先端 (101a)を有する終端部分(101)を備えた長手方向の棒状セラミックス 本体で構成され、前記セラミックス本体に接続する括れ部分(103)と第二の 円筒状のシャフト部分(104)とを有する第一の円筒部分(102)と、第二 の円筒状シャフト部分(104)が続き、その場合、第一の円筒状部分(102 )がその周囲にセラミックス本体の方向に延び、尖った先端(101a)から第 一の円筒状部分(102)を経由して括れ部分(103)まで延びる毛細管溝( 11)を有し、これ等の毛細管溝(11)が少なくとも一つの液体通路(14) に接続し、第一の円筒状部分(102)と括れ部分(103)への移行領域に形 成されている回転する多面(102a)に合流することを特徴とする筆記先端部 。 2.筆記用液体の貯蔵容器と、筆記用液体の調整系を伴う、この貯蔵容器から筆 記先端部に通じる液体通路(14)とを備えた筆記用液体を満たした筆記具の筆 記先端部において、筆記先端部(20)が端部(201)に尖って進む第一の円 錐状の終端部分(210)とこの終端部分に接続する第二の円錐状の部分(20 2)で構成され、その場合、二つの部分(210,202)が周囲にセラミック ス本体の長手方向に進む多数の毛細管溝(21)を有し、片側でセラミックス本 体の尖った端部(201)に進み、他端で端面に設けてある切欠(22)に合流 することを特徴とする筆記先端部。 3.括れ部分(103)に続く筆記先端部(10)のシャフト部分(104)が 自由端に向けて円錐状に先細りになることを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の筆記先端部。 4.尖った端部(101a,201)に向けて延びる毛細管溝(11;21) は、セラミックスの長手塾の方向に直線状に、しかも先端に一緒に合流すること を特徴とする請求の範囲第1〜3項の何れか1項に記載の筆記先端部。 5.毛細管溝(11;21)はV字状の刻み目で構成されていることを特徴とす る請求の範囲第1〜4項の何れか1項に記載の筆記先端部。 6.毛細管溝(11,21)の各々のV字状の横断面(11a)は円形面(11b )に移行することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の筆記先端部。 7.毛細管溝(11,21)は筆記先端部の全周にわたり等間隔に配置されてい ることを特徴とする請求の範囲第1〜6項の何れか1項に記載の筆記先端部。 8.周囲に六から十、好ましくは八個の毛細管溝(11;21)が設けてあるこ とを特徴とする請求の範囲第1〜7項の何れか1項に記載の筆記先端部。 9.筆記先端部(10)は円錐状の端部(101)に続く個所でほぼ円筒状に形 成されていることを特徴とする請求の範囲第1〜8項の何れか1項に記載の筆記 先端部。 10.毛細管溝(11;21)は筆記先端部(10;20)の一部だけにわたり延 びていて、筆記具(50;50′)の液体通路(14)に接続するか、あるいは 接続できる領域(102a;202a)に合流することを特徴とする請求の範囲第 1〜9項の何れか1項に記載の筆記先端部。 11.筆記具(50;50′)の液体通路(14)に接続するか、あるいは接続で きる領域は括れ部分(103)として形成されていることを特徴とする請求の範 囲第10項に記載の筆記先端部。 12.端面側の切欠(22)は毛細管溝(21)の中まで達し、筆記用具(50′ )の筆記用液体の貯蔵部に接続する、好ましくは筆記用具(50′)のインキを 含んだ繊維本体(24)に接触していることを特徴とする請求の範囲第2項に記 載の筆記先端部。 13.筆記先端部(20)の円錐部分(210,202)は二段に形成され、異な った二つの円錐角度を有することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の筆記先 端部。 14.セラミックスの筆記先端部(10;20)は射出成形あるいは焼結で形成さ れていることを特徴とする請求の範囲第1〜13項の何れか1項に記載の筆記先 端部。 15.筆記先端部(10;20)のセラミックスはAl2O3をベースにした母材で形 成されていることを特徴とする請求の範囲第1〜14項の何れか1項に記載の筆 記先端部。 16.筆記先端部(10)と、筆記用液体の貯蔵部と、筆記用液体の調整系を伴い この貯蔵部から筆記先端部(10)に通じる少なくとも一つの液体通路(14) とを有し、筆記用液体を満たした筆記具において、筆記具(50)がスリーブ状 の本体(12)で形成され、この本体が一方の端部で開放されるように形成され 、括れたシャフト部分(104)で筆記先端部(10)を保持するため、開口に 保持されているリング状のアダプター(13)を有し、その場合、筆記先端部( 10)がシャフト部分(104)と共にスリーブ状の本体(12)の中まで案内 され、この本体に円筒状のホルダー(51)で保持され、筆記先端部(10)が 前方を丸めた先端部(101a)のある円錐状に尖った進む端部(101)を有 する長い棒状のセラミックス本体で構成され、この本体に括れ部分(103)を 有する第一の円筒状部分(102)と第二の円筒状のシャフト部分(104)が 接続し、その場合、第一の円筒状シャフト部分(102)の周囲にセラミックス 本体の長手方向に延び、尖った端部(101a)から第一の円筒状部分(102 )を経由して括れ部分(103)まで延びる多数の毛細管溝(11)を有し、こ れ等の毛細管溝が少なくとも一つの液体通路(14)に接続し、第一の円筒状部 分(102)から括れ部分(103)への移行領域に形成されている回転面(1 02a)に合流することを特徴とする筆記具。 17.筆記先端部(20)と、筆記用液体の貯蔵部と、筆記用液体の調整系を伴い この貯蔵部から筆記先端部(20)に通じる少なくとも一つの液体通路(14) とを有し、筆記用液体を満たした筆記具において、筆記具(50′)がスリーブ 状の本体(12)で形成され、この本体が一方の端部で開放されるように形成さ れ、筆記先端部(20)を保持するため開口内に保持されているリング状アダプ ター(23)を有し、筆記先端部(20)が端部(201)に向けて尖って進む 第一の円錐状の終端部(210)とこの終端部に続く第二の円錐状の部分(20 2)とを有するセラミックス本体で構成され、その場合、二つの部分(210, 202)が周囲にセラミックス本体の長手方向に延びる多数の毛細管溝(21) を有し、これ等の毛細管溝が筆記先端部(20)の全長にわたり延びていて、片 側でセラミックス本体の尖った端部(210)に進み、他方の端部で端面側にあ る切欠(22)に合流し、アダプター(23)が筆記先端部を収納する貫通穴( 23a)を有し、この貫通穴が筆記先端部(20)の第二の円錐状の部分(20 2)の外形と長さに一致し、スリーブ状本体(12)の中心に繊維ピン(24) を配置し、この繊維ピンが筆記先端部(20)とは反対の端面で筆記先端部(2 0)の端面に接し、液体通路(14)が繊維ピン(24)に合流するので、液体 通路(14)と繊維ピン(24)を経由して到達する筆記用液体が筆記先端部( 20)の切欠(22)に流れ込み、そこから毛細管溝(21)の中に流れること を特徴とする筆記具。 18.アダプター(13;23)は筆記具(50;50′)のスリーブ状本体(1 2)から突出する部分のところに周囲に延びる握り輪郭を備えていることを特徴 とする請求の範囲第16項または第17項に記載の筆記具。 19.スリーブ状本体(12)は筆記用液体を含む繊維ピン(24)を有すること を特徴とする請求の範囲第17項または第18項に記載の筆記具。 20.スリーブ状本体(12)は液体通路(14)を有し、繊維ピン(24)のそ の合流領域でこの繊維ピンがただ短い長さを有することを特徴とする請求の範囲 第17項または第18項に記載の筆記具。
JP6514715A 1992-12-22 1993-07-09 筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具 Pending JPH08504695A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE9217540.6U 1992-12-22
DE9217540U DE9217540U1 (ja) 1992-12-22 1992-12-22
PCT/EP1993/001796 WO1994014623A1 (de) 1992-12-22 1993-07-09 Schreibspitze für ein schreibgerät und hierfür ausgebildetes schreibgerät

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08504695A true JPH08504695A (ja) 1996-05-21

Family

ID=6887458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6514715A Pending JPH08504695A (ja) 1992-12-22 1993-07-09 筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0675810A1 (ja)
JP (1) JPH08504695A (ja)
KR (1) KR950704124A (ja)
AU (1) AU4566793A (ja)
BR (1) BR9307708A (ja)
CZ (1) CZ162595A3 (ja)
DE (1) DE9217540U1 (ja)
HU (1) HU9501645D0 (ja)
PL (1) PL308843A1 (ja)
WO (1) WO1994014623A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6416242B1 (en) 1993-11-12 2002-07-09 Dataprint R. Kaufmann Gmbh Efficient fluid dispensing utensil
US6322268B1 (en) 1993-11-12 2001-11-27 Avery Dennison Corporation Efficient fluid dispensing utensil
DE19529865C2 (de) 1995-08-14 2002-02-28 Kaufmann R Dataprint Gerät zum Auftragen von Flüssigkeiten auf eine Unterlage mittels eines Auftragselements
JP2912207B2 (ja) * 1995-12-05 1999-06-28 山中 鎮雄 ペン先
DE102010045653A1 (de) * 2010-09-17 2012-03-22 W. Krömker GmbH Ölspender

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE685886C (de) * 1936-09-02 1939-12-27 Friedrich Wilhelm Haack Fuellfederhalter mit einem gerillten, im Halterkopf verschiebbar gelagerten Schreibstift
FR57926E (fr) * 1948-01-06 1953-09-18 Perfectionnements aux stylographes
FR58275E (fr) * 1948-02-26 1953-11-18 Perfectionnements aux stylographes
DE827297C (de) * 1948-10-02 1952-01-10 Schweiger Geb Feder, insbesondere fuer Fuellfederhalter
DE816067C (de) * 1949-11-15 1951-10-08 Josef Schneider Fuellhalter mit massiver Feder, vorzugsweise aus Glas
DE882659C (de) * 1951-03-18 1953-07-09 Brause & Co Feder fuer Durchschreibezwecke
GB2169562B (en) * 1984-09-27 1988-10-26 Pentel Kk A nib for a writing instrument
JPH01174496A (ja) * 1987-12-29 1989-07-11 Pentel Kk セラミック製ペン先の製造方法
DE4109230A1 (de) * 1991-03-21 1992-09-24 Innova Tec Gmbh Berlin Entwick Applikator fuer tinten

Also Published As

Publication number Publication date
KR950704124A (ko) 1995-11-17
HU9501645D0 (en) 1995-08-28
BR9307708A (pt) 1999-08-31
EP0675810A1 (de) 1995-10-11
PL308843A1 (en) 1995-09-04
DE9217540U1 (ja) 1993-03-04
WO1994014623A1 (de) 1994-07-07
CZ162595A3 (en) 1996-02-14
AU4566793A (en) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1252756A (en) Writing pen
JP5940898B2 (ja) ボールペン
EP0679535B1 (en) Ballpoint pen tip, manufacturing method therefor, and ballpoint pen using the same
WO1991004873A1 (en) Writing utensil
JPH08504695A (ja) 筆記具の筆記先端部とこの筆記先端部用に形成された筆記用具
JPH0241438B2 (ja)
US4229115A (en) Nib for a writing instrument
US3604817A (en) Writing instruments
US4355915A (en) Ball-point pen tip
JPH0737905Y2 (ja) 合成樹脂製ペン先
EP3031613B1 (en) Felt tipped feeding assembly and writing instrument fed from a standard disposable cartridge of aqueous ink
JP2514865Y2 (ja) 小径ペン先付筆記具
US2935969A (en) Fountain pen with overflow chamber situated in the front part of the fountain pen body
JPS6227424Y2 (ja)
JP3022432U (ja) 筆記具用ペン先
JPH07314975A (ja) 筆記具におけるインキタンク用アダプター
JPH0614842Y2 (ja) 塗布具
JPH0110230Y2 (ja)
JPS5921035Y2 (ja) 細管式筆記具
JPS6341756B2 (ja)
JPS5882793A (ja) 筆記用ペン先の製造方法
JP2002086974A (ja) 筆記具用金属製ペン先
JPH03215099A (ja) 筆記用ペン先
JPS6343108Y2 (ja)
JPH08300877A (ja) 筆記具