JPH08504561A - 組換えヒトラクトフェリンの製造 - Google Patents

組換えヒトラクトフェリンの製造

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JPH08504561A JP5519314A JP51931493A JPH08504561A JP H08504561 A JPH08504561 A JP H08504561A JP 5519314 A JP5519314 A JP 5519314A JP 51931493 A JP51931493 A JP 51931493A JP H08504561 A JPH08504561 A JP H08504561A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規プラスミド、トランスフェクションした真核細胞、およびこれらプラスミドおよびトランスフェクションした真核細胞の製造方法を提供する。該新規プラスミドは、ヒトラクトフェリンタンパク質をコードするcDNAを含有する。アスペルギルス・オリゼーにおけるヒトラクトフェリンタンパク質の製造方法も提供される。それゆえ、本発明は、組換えヒトラクトフェリンの効率的かつ経済的な製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 組換えヒトラクトフェリンの製造 発明の背景 発明の技術分野 本発明は一般に鉄結合性糖タンパク質の分野に関する。さらに詳しくは、本発 明はヒトラクトフェリンの組換え製造に関する。関連技術の記載 ヒトラクトフェリン(LF)は、鉄結合性モノマー糖タンパク質のトランスフ ェリンファミリーの一員である。ヒトラクトフェリンは最初に乳中で発見され、 初乳では7グラム/リットルのレベルまで達することがある。LFは以来、涙、 唾液および粘膜分泌液などの他の外液中で検出されており、多形核白血球の二次 顆粒中でも検出されている。 LFは、C末端半分とN末端半分とで高い相同性を有する2葉性構造を有する 78kDaの糖タンパク質であり、該相同性はアミノ酸および3次元構造の両レ ベルで明らかである。これら各葉状構造は一つの鉄(III)イオンと高い親和性 で可逆的に結合することができ、それと同時に重炭酸塩も結合する。ラクトフェ リンに対して提唱されている生物学的機能としては、微生物感染に対する防御、 幼児における腸内での鉄吸収の増進、細胞増殖の促進、骨髄造血の制御および炎 症応答の修飾が挙げられる。 細胞外糖タンパク質の工業的生産において、糸状菌は宿主として首尾よく使用 されている。ある種の工業的株は、これらタンパク質をグラム量で分泌すること ができる。加えて糸状菌は真核性タンパク質の翻訳後修飾を正確に行うことがで き、多くの株は米国食品医薬品局の認可を得ている。さらに、大スケールの発酵 技術および下流プロセシング経験(downstream processing experience)を利用 することができる。 現在のところ、ヒトLFを製造するための効率的かつ経済的な方法は存在しな い。従って、栄養学的および治療学的適用さらに作用メカニズムのさらなる探求 のためのヒトラクトフェリンの効率的製造方法の開発により、長い間の懸念であ っ た必要性と当該技術分野における記載が達成されるであろう。 発明の要約 一つの態様において、本発明は、ヒトラクトフェリンのcDNAを含む組換え プラスミドを提供する。本発明のプラスミドは、真核細胞中での発現用に適応さ れており、該真核細胞中でヒトラクトフェリンcDNAを発現するのに必要な制 御要素を含む。 他の態様において、本発明は、組換えプラスミドを包含する形質転換した真核 細胞を提供する。真核細胞は、アスペルギルス(Aspergillus)を含む一群の糸 状菌から選択される。プラスミドは、ヒトラクトフェリンタンパク質をコードす るポリデオキシリボヌクレオチド断片を挿入したプラスミドベクターを含む。 本発明のさらに他の態様において、組換えプラスミドを含む形質転換した真核 細胞を培養することを包含する、組換えヒトラクトフェリンの製造法が提供され る。プラスミドは、ヒトラクトフェリンタンパク質をコードするポリデオキシリ ボヌクレオチドを有するプラスミドベクターを含む。ヒトラクトフェリンタンパ ク質が生成されるまで適当な栄養培地中で培養した後、ヒトラクトフェリンタン パク質を単離する。 本発明のさらに別の態様において、組換え発現ベクターが提供される。このベ クターは、(1)遺伝子発現における制御的役割を有する1または複数の遺伝子 要素;(2)ヒトラクトフェリンをコードするcDNA;(3)適当な転写およ び翻訳開始および停止配列;および(4)該ベクターで形質転換されたアスペル ギルス胞子の選択のための遺伝子要素の集合からなる転写単位を包含する。 本発明のさらに別の態様において、生物学的に活性な組換えラクトフェリンの 製造方法が提供される。該方法は、選択マーカー遺伝子を含む配列、プロモータ ーを含む配列、転写停止配列、およびリンカー配列を合成し、これら配列をクロ ーニングしてプラスミドを生成し、該プラスミドを制限エンドヌクレアーゼで消 化し、ラクトフェリンをコードするcDNAを制限部位に挿入し、ついでラクト フェリンcDNAを発現するプラスミドで真核細胞を形質転換することからなる 。 図面の簡単な記載 上記本発明の特徴、利点および目的並びにこれから明らかになるであろう他の 特徴、利点および目的が得られさらに詳細に理解され得るように、上記で簡単に 要約した発明の一層詳細な記載を、添付の図面で説明するある種の態様を参照し ながら行う。これら図面は本明細書の一部を構成する。しかしながら、添付の図 面は本発明の好ましい態様を説明するものであって、本発明の範囲を限定するも のでないことに注意すべきである。本発明は、他の同様に有効な等価な態様を包 含する。 図1は、アスペルギルス・オリゼー(aspergillus oryzae)発現プラスミド、 pAh1fgの模式図を示す。 図2は、形質転換したアスペルギルス・オリゼー株のサザーンブロット分析を 示す。 図3は、形質転換体とコントロールA07とのRNA分析を示す。 図4は、組換えLF分泌および精製の銀染色SDS−アクリルアミドゲル分析 を示す。 図5は、ヒト組換えLFの特徴付けを示す。 図6は、ヒトラクトフェリンのcDNA配列を示す。 発明の詳細な記載 定義 本出願の目的のため、「トランスフェリンファミリー」なる語は、血清トラン スフェリン、卵トランスフェリンおよびラクトフェリンを含む鉄輸送タンパク質 のファミリーを意味する。これらタンパク質はすべて構造的に関連している。 本出願の目的のため、「ベクター」なる語は、ラクトフェリンcDNAの挿入 、伝播および発現を可能とするプラスミドビヒクルを意味する。 本出願の目的のため、「宿主」なる語は、そのゲノム中にラクトフェリン発現 プラスミドの組み込みを可能とするすべての真核細胞を意味する。 本出願の目的のため、「プロモーター」なる語は、ラクトフェリンcDNAの 転写を制御する制御DNA配列を意味する。 本出願の目的のため、「マルチプルクローニングカセット」なる語は、種々の cDNAの挿入を可能とする種々の酵素のための制限酵素開裂部位を含むDNA 断片を意味する。 本出願の目的のため、「形質転換」なる語は、当該真核細胞によるプラスミド の取り込みを意味する。 本出願の目的のため、「鉄結合能」なる語は、56Feに結合する能力を意味す る。完全に機能性のラクトフェリンは、1分子のLF当たり2原子の鉄と結合す ることができる。 本出願の目的のため、「生物学的活性/生物学的に活性」なる語は、鉄への結 合能によって測定されるラクトフェリンの生物学的活性を意味する。ラクトフェ リンタンパク質は鉄の輸送タンパク質として機能し、生物学的に活性であるため には鉄に結合する必要がある。 本明細書において引用する文献はすべて、参照のため本明細書に引用する。 以下に挙げる実施例は本発明の種々の態様を説明するためのものであり、いか なる形であれ本発明を限定することを意図するものではない。 実施例1 真菌株および形質転換 これら研究において使用するpyrG変異株は、アスペルギルス・オリゼー( A07 11488)に由来するものであった。アスペルギルス・オリゼーから のpyrG遺伝子を4−ニトロキノリン−1−オキシドで変異させた。このアス ペルギルスの形質転換は、オスマニ(Osmani)らの手順(J.Cell Biol.104 :1495〜1504(1987))の修飾により行った。5mMウラシルおよ び10mMウリジンを含有するYG培地(0.5%酵母エキス、2%グルコース )(50ml)中に分生子(1×106/ml)を接種した。菌の管状物が目に 見えるようになるまで、32℃にて14〜16時間増殖させた。発芽した分生子 を遠心分離により回収し、0.4M硫酸アンモニウム、50mMクエン酸カリウ ム(pH6.0)、0.5%酵母エキス、0.12gノボザイム(novozyme)、 0.1gドリセラーゼ(Driselase)、100μl β−グルクロニダーゼ、0 .5%ショ糖および10mM MgSO4を含有する溶解混合物(40ml)中 に再懸 濁した。32℃、150rpmにて2〜3時間、プロトプラスト化を行った。プ ロトプラスト化の後、未消化の菌糸体を除去するために、滅菌ミラクロス(mira cloth)を用いた濾過が必要であった。プロトプラストを遠心分離により回収し 、10mlの0.4M硫酸アンモニウム、1%ショ糖および50mMクエン酸カ リウム(pH6.0)で4℃にて2回洗浄し、1mlの0.6M KCl;50 mM CaCl;10mMトリス−HCl(pH7.5)中に再懸濁し、氷上に 置いた。プロトプラスト調製の直後に形質転換を行った。プロトプラストのアリ コート(100μl)を、3μgのDNAおよび50μlの40%ポリエチレン グリコール(PEG)6000、50mM CaCl2、0.6M KClおよ び10mMトリス−HCl(pH7.5)に加えた。試料を氷上で15分間イン キュベートし、その後、PEG溶液をさらに1ml加え、室温でのインキュベー ションを30分間続けた。この混合物のアリコートを、0.4%硫酸アンモニウ ムを添加した0.7%最小培地(3ml)中、同じ成分を含有するが2%アガー で固化したプレート上にプレーティングした。その後の増殖はすべて32℃で行 った。 実施例2 プラスミドの構築 発現プラスミドの模式図を図1に示す。ヒトLFをコードする完全cDNAを DNAポリメラーゼIのクレノウ断片を用いて修復し、AccI消化し修復した pGEM4中にサブクローニングしてpGEMhLFcを得た。LFシグナル配 列を除去しα−アミラーゼ配列とインフレームにある5’末端を生成させるため 、pGEMhLFcプラスミドDNAの複製連鎖反応(PCR)増幅により、H indII/AccI末端を含有する252塩基対のラクトフェリン断片(69〜 321番目)を得た。使用したオリゴプライマーは以下の通りであった。SEQ ID NO1に示す5’末端オリゴヌクレオチド: (CTGGGTCGACGTAGGAGAAGGAGTGTTCAGTGGTGC) およびSEQ IDNO2に示す3’末端オリゴヌクレオチド: (GCCGTAGACTTCCGCCGCTACAGG) このPCR断片をHindIIおよびAccIで消化し、Hind11/AccI 消化したpGEMhLFC中にサブクローニングしてpGEMhLFを生成した 。プロモーター、シグナル配列および成熟α−アミラーゼII遺伝子の開始部から のアラニン残基をコードするAsp718/PvuII末端を有する681塩基対 のα−アミラーゼ断片を、アスペルギルス・オリゼーのゲノムDNAのPCR増 幅により得た。オリゴプライマーは以下の通りであった。SEQ ID NO3 に示す5’末端オリゴヌクレオチド: (GAGGTACCGAATTCATGGTGTTTTGATCATTTTAAATTTTTAT) およびSEQ ID NO4に示す3’末端オリゴヌクレオチド: (AGCAGCTGCAGCCAAAGCAGGTGCCGCGACCTGAAGGCCGTACAG) 増幅したDNAをAsp718およびPvuIIで消化し、Asp718/Hin d11消化したpGEMhLF中にサブクローニングした。得られたプラスミド (pGEMAhLF)をEcoRIで消化し、得られた2.8kbα−アミラー ゼーラクトフェリン断片を、pAhLF*を生成するための方法に従ってpAL 3中の唯一のEcoRI部位にサブクローニングした。pAhLF*で失われた ラクトフェリンの最後の5つのカルボキシ末端コドン(2138〜2153番目 )を提供するため、およびアスペルギルス・ニガーのグルコアミラーゼ遺伝子か らの3’非翻訳配列の最初の180塩基対を提供するため、合成オリゴヌクレオ チドを用いた。得られたプラスミド(pAhLFG)を用いてアスペルギルス・ オリゼーpyrG変異株を形質転換させた。 図1を参照すると、アスペルギルス・オリゼー発現プラスミドpAhLFGは 、アスペルギルス・オリゼーAMY11遺伝子の5’−フランキング配列の68 1塩基対(シグナル配列および成熟α−アミラーゼの最初のコドンを含む)を含 む。これら配列から下流にインフレームで成熟ヒトラクトフェリンをコードする cDNAをサブクローニングして、増殖培地にデンプンを添加することによって 組換えタンパク質の産生を可能する。アスペルギルス・ニガーのグルコアミラー ゼ3’非翻訳領域は、転写ターミネーターおよびポリアデニル化シグナルを提供 する。このプラスミドはまた、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa )pyr4選択マーカーおよびアンピシリン耐性遺伝子をも含有する。 ヒトLFの発現に用いるプラスミド構築物(pAhLFG)は、アスペルギル ス・オリゼーα−アミラーゼII遺伝子(AMY11)のプロモーターおよび分泌 シグナルペプチドをコードする681塩基対断片を含有する。シグナル配列はま た、α−アミラーゼ成熟タンパク質の開始部からのアラニンのコドンを含み、エ ンドゲナーゼであるα−アミラーゼペプチダーゼにより認識され得るシグナル配 列開裂部位(Leu Ala Ala)を生成する。成熟タンパク質をコードす るヒトラクトフェリンcDNA断片をAMY11配列のすぐ下流にインフレーム でサブクローニングし、この高度に効率的なデンプン誘導性プロモーターの制御 下に置いた。転写されたヒトLF mRNAを安定化させるため、アスペルギル ス・ニガーからのグルコアミラーゼ遺伝子の3’非翻訳領域をコードする180 塩基対断片を、ヒトLF cDNAのすぐ下流のマルチプルクローニングカセッ ト中の唯一のBamHI部位中にライゲートして、転写ターミネーターおよびポ リアデニル化シグナルを提供した。このプラスミドにはまた、アスペルギルス・ オリゼーのpyrG栄養要求性変異を補償するニューロスポラ・クラッサPyr 4選択マーカーも含まれ、ウリジンの不在下で増殖させることによってプラスミ ドで形質転換された胞子の選択を可能としている。 実施例3 ゲノムDNAの操作 アスペルギルス・オリゼーのDNAの単離は、ラフムッセン(Rafmussen)ら のJ.Biol.Chem.、265;13767〜13775(1990)に記載された 方法に従い、凍結乾燥した菌糸体(200mg)から行った。このDNAをEc oRIで消化し、0.8%アガロースゲル上でサイズ分画し、ニトロセルロース に移した。サザーン分析のためのニトロセルロースフィルターのプレハイブリダ イゼーションおよびハイブリダイゼーションを、6×SSC、0.1%SDSお よび0.5%粉乳中、65℃で16時間行った。ハイブリダイゼーション溶液に は1×107cpmの32P−標識ラクトフェリンcDNAプローブ(2.1Kb )が含まれていた。フィルターを2×SSC、0.5%SDS中、室温にて30 分間洗浄し、ついで0.5×SSC、0.5%SDS中、68℃で30分間、 2回洗浄した。フィルターを乾燥させ、−70℃で2時間感光させ、オートラジ オグラフィーにより現像した。 図2を参照すると、形質転換したアスペルギルス・オリゼー株に対してサザー ンブロット分析を行った。個々の形質転換体およびコントロールAO7からのゲ ノムDNAを放射性標識hLF cDNAプローブ(2.1kb)とハイブリダ イズさせた。矢印は、発現プラスミドのEcoRI消化によって生成する放射性 標識断片(2.8kb)を示し、これはすべての形質転換体(#1〜9)には存 在するがコントロールの非形質転換AO7には存在しない。バクテリオファージ ラムダHind111断片の分子量を左側に示す。 実施例4 ノーザン分析 市販のRNazolB(ビオキシテック・ラボトリーズ、ヒューストン、テキサス州 )を用い、製造業者の指示に従ってRNAを凍結乾燥菌糸体(200mg)から 単離した。2.2Mホルムアルデヒドを含有する0.8%アガロースゲル中で全 RNA(20μg)を電気泳動にかけた。RNAをニトロセルロースに移し、2 .1kbのラクトフェリンcDNAかまたはα−アミラーゼ11遺伝子のコード領 域に対応する1.8kbのゲノムα−アミラーゼ断片のいずれかとハイブリダイ ズさせた。プローブをニックトランスレーションにより32P−標識した(比活性 :2×108cpm/μg)。ハイブリダイゼーションを、2×SSC、0.0 5%粉乳中、65℃にて氷上、2×105cpmプローブ/mlで行った。 洗浄はサザーン分析に用いたものと同じであった。フィルターを乾燥させ、− 70℃にて2時間感光させ、オートラジオグラフィーにより現像した。ニトロセ ルロース膜およびマニホルド(manifold)ドットシステムを用いてRNAドット ブロッティングを行った。ハイブリダイゼーションおよび洗浄条件はサザーン分 析に記載したものと同様であった。放射能をベタゴン(betagon)ブロットアナ ライザーを用いて定量した。 ラクトフェリンタンパク質の組換え産生をその好ましい態様において記載した 。しかしながら、サッカロミセス・セレビシエ(saccharomyces cerevisiae)や ピ キア・パストルシス(pichia pastorsis)などの真菌源またはSF9などの昆虫 細胞などの他の多くの採取源で産生させることも可能である。 図3において、RNA分析を形質転換体とコントロールAO7を比較して行っ た。パネルAでは、コントロールAO7および形質転換体#1からのRNA(2 0μg)を放射性標識ヒトLF cDNAとハイブリダイズさせたノーザン分析 を示す。ヒトLF mRNA(2.3kb)が形質転換体#1では検出されたが 、コントロールの非形質転換AO7では検出されなかった。28sおよび18s rRNAバンドの位置を左側に示す。パネルBでは、放射性標識α−アミラーゼ ゲノムDNAプローブを用いた、コントロールAO7および形質転換体#1から のRNA(5および10μg)のドットブロットを比較して示す。パネルCで は、放射性標識ヒトLF cDNAプローブを用いた、コントロールAO7およ び形質転換体#1からのRNA(5および10μg)のドットブロットを比較し て示す。 本発明の発現プラスミドの制御要素下でラクトフェリンmRNAがアスペルギ ルス・オリゼー中で正確かつ効率的に転写されるか否かを決定するためにノーザ ン分析を行った。形質転換体#1からの胞子(1×106/ml)およびコント ロールの非形質転換胞子を、炭素源として1.5%グルコースを含有する真菌培 地中に接種し、小さなシェークフラスコ培地中、30℃にて48時間増殖させた 。培養液を洗浄し、3%デンプンを含有する真菌培地中に再接種してヒトLFm RNAの転写を誘導した。24時間後、細胞を回収し、RNAを単離した。2. 2Mホルムアルデヒドを含有する1.0%アガロースゲル上で全RNA(20μ g)をサイズ分画し、ニトロセルロース上にブロッティングした。 ヒトラクトフェリンmRNAの検出は32P標識したヒトLF cDNA(2. 0kb)プローブを用いて行った。ヒトLF放射性標識cDNAプローブとのハ イブリダイゼーションは、形質転換体においてラクトフェリンmRNAに対する 正確なサイズにて(2.3kb)特定の放射性標識バンドを検出したが、コント ロールの非形質転換株では検出されなかった(図3A)。ドットアッセイによる mRNAレベルの定量は、コントロールのAO7と形質転換体#1との間で匹敵 し得るレベルの内生α−アミラーゼrRNAの発現を示した(図3B)。加えて 、形質転換体#1ではα−アミラーゼとヒトLF mRNAとで同様のレベルの 発現が認められた(図3Bおよび3C)。 実施例5 ヒト組換えLFの精製 増殖培地からのLFの精製は、実質的にストウェル(Stowell)らのBiochem. J.、276:349〜59(1991)の記載に従い、CMセファデックスC 50を用いて行った。カラムを500mlの0.025MトリスHCl(pH7 .5)、0.1M NaClで前以て平衡化した。該前以て平衡化したカラムに 適用する前に培地のpHをpH7.4に調節した。カラムを平衡緩衝液(500 ml)で洗浄し、ついで0.1〜1.1M NaClの直線塩勾配により洗浄し た。SDS/PAGEおよび銀染色を用い、フラクション(全部で7ml)をラ クトフェリン含量および純度についてアッセイした。LFを含有するフラクショ ンを0.025M トリスHCl、pH7.5/0.1 MNaClに対して透 析し、凍結乾燥させた。 実施例6 ヒトLFの定量 本質的にビルジャ(Vilja)らのJ.Immunol.Methods、76:73〜83(1 985)の記載に従い、ELISAアッセイを用いて組換えラクトフェリンを定 量した。非競合アビジン−ビオチンアッセイを用いて5ngのラクトフェリン感 度が得られた。乳房乳から単離したヒトLF(シグマ)を標準として用いた。ビ オチン化したヒトラクトフェリンIgGはジャクソン・イムノリサーチ・ラボラ トリーズ(Jackson Immunoresearch Laboratories)、ウエストグローブ、ペン シルベニア州から得た。 実施例7 N末端の配列決定 製造業者の指示に従い(アプライド・バイオシステムズ)、精製ヒト組換えL F(5μg)をSDS−ポリアクリルアミドゲル上で分離させ、プロブロット (Problott)(ポリビニリデンジフルオライド型の膜)に移した。ヒトLFをク マシーブリリアントブルー染色で検出し、脱染色した。このヒトLFのバンドを 切り出し、蒸留H2Oで充分に洗浄し、空気乾燥させた。ヒトLFの最初の10 アミノ酸のN末端アミノ酸配列を、アプライド・バイオシステムズのパルス(Pu lsed)−液相シークエンサー(モデル477A)を用いて自動エドマン分解法に より決定した。 図4を参照すると、パネルAは、組換えヒトLF分泌および精製の銀染色SD S−ポリアクリルアミドゲル分析を示す。レーン1には乳房乳ヒトLF標準(5 00ng)が含まれる。レーン2および3には、それぞれ誘導コントロールAO 7および形質転換体#1からの増殖培地の試料(40μg)が含まれる。レーン 4〜8には、形質転換体#1の増殖培地からの組換えLFのCM−セファデック ス精製により回収した溶出フラクション(それぞれ、#25、30、35、40 および45)の100μ1アリコートが含まれる。分子量マーカー(バイオラド ・ラボラトリーズ、リッチモンド、カリフォルニア州)の位置を左側に示す。サ イズはキロダルトンにて示す。パネルBは、ヒトLFに対して向けられた特異的 ポリクローナル抗体を用い125I−プロテインAで検出する、パネルAの記載と 同じ2つの試料のウエスタンイムノブロット分析を示す。パネルCは、組換えヒ トLFの#6N末端アミノ酸配列を示す。組換えヒトLFをN末端から10の残 基で配列決定したが、本発明の構築物においてアラニンが付加されてα−アミラ ーゼシグナル配列開裂部位を提供すること以外は乳房乳ヒトLFと同一である。 実施例8 脱糖付加 N−グリコシダーゼF(ベーリンガー・マンハイム)を用いて脱糖付加を行っ た。ラクトフェリン(0.5μg)を含有するアスペルギルス・オリゼーの増殖 培地を0.01%SDSの存在下、100℃にて3分間変性させた。ヒト乳から の標準LFも同様に処理した。その後、試料を氷上に5分間置いた。N−グリコ シダーゼF反応を0.4Mリン酸ナトリウム(pH6.8);0.08%トリト ン;0.1%β−メルカプトエタノールおよび1単位酵素中で行い、37℃で1 6時 間インキュベートした。ヒトラクトフェリンに対して特異的に向けられたIgG を用いてPAGEおよびウエスタン分析を行い、消化した試料の移動度の増加を 検出した。 図5にヒト組換えLFの特徴付けを行った。パネルAはラクトフェリンの脱糖 付加を示す。パネルAはラクトフェリンの脱糖付加を示す。ヒトラクトフェリン に対して向けられた特異的なポリクローナル抗体を用いて糖付加したラクトフェ リンおよび脱糖付加したラクトフェリンのウエスタン分析を行い、検出は125I −プロテインAで行った。第一のパネルには、NグリコシダーゼFで処理してい ない(−)および処理した(+)初乳ヒトLF(500ng)が含まれる。第二 のパネルには、NグリコシダーゼFで処理していない(−)および処理した(+ )精製組換えヒトLF(500ng)が含まれる。糖付加したヒトLFのサイズ を矢印で示す。パネルBは、鉄結合能に関する組換えラクトフェリンの機能分析 を示す。パネルAおよびBは、それぞれ、示した濃度における初乳ヒトLFおよ び精製組換えヒトLFの2つの試料の56Feフィルター結合アッセイを示す。両 パネルにおける第一のレーンには、陰性コントロールとしてBSA(5μg)が 含まれる。 ラクトフェリンは、N−グリコシド結合により結合した2つのN−アセチルラ クトアミン型のグリカンを含む。組換えラクトフェリンが正確に糖付加されるか どうかを決定するため、該タンパク質をN−グリコシダーゼFで処理し、SDS −ポリアクリルアミド電気泳動上で分離し、ニトロセルロースに移し、ヒトラク トフェリンに対して向けられた特異的IgGを用いてプローブした(図5A)。 N−グリコシダーゼFはグリコシルアミン結合において加水分解して、分子量の 小さい炭水化物不含のペプチドを生成する。組換えLFをヒト乳から精製したL Fと比較すると、N−グリコシダーゼF消化によって両タンパク質とも一緒に移 動し、該組換えタンパク質が天然LFと同じ糖付加パターンを有することが示唆 された。 ラクトフェリンは、各葉状部が一つのFe3+イオンと堅固だが可逆的に結合す る能力を有する2葉性構造を有する。ラクトフェリンの鉄結合特性は、その機能 的役割にとって非常に重要である。アスペルギルス・オリゼーで発現され分泌さ れた組換えヒトLFが初乳ラクトフェリンと同様の鉄結合能を有するかどうかを 試験するため、56Feマイクロフィルター結合アッセイを開発した。形質転換体 #1の増殖培地から単離した精製ヒトラクトフェリンを0.1Mクエン酸(pH 2.0)に対して透析してアポ−ヒトLFを生成した。ヒト乳からの天然ラクト フェリンも同様に処理した。等容量の1M重炭酸塩中のこれら試料に過剰の56F e(0.2mCi)を加え、ついで37℃にて30分間インキュベートした。試 料をニトロセルロース膜に適用し、重炭酸塩で数回洗浄した。オートラジオグラ フィーによりフィルターを視覚化し、ベタゴンブロットアナライザーを用いてF e−結合を定量した。図5Bに示すように、試験したすべての濃度において組換 えLFおよび天然LFの両方とも同様の鉄結合レベルを示した。これら結果は、 鉄結合能において組換えヒトLFが天然ヒトLFと識別できないことを示してい る。 図6において、ヒトラクトフェリンタンパク質の全cDNA配列を示す。ラク トフェリンをコードするcDNAは、プラスミドを生成し、真核細胞を形質転換 し、ラクトフェリンタンパク質を製造するために用いる。 本発明において使用するアスペルギルスの株は、欠損pry4遺伝子を含むた めオロチジン5’リン酸(OMP)デカルボキシラーゼを合成することができな い栄養要求変異株である。この酵素は、ウリジンの合成に必要である。この株は ウリジンを欠く培地で増殖できない。このプラスミドは、選択マーカー、すなわ ちOMPデカルボキシラーゼの遺伝子をコードする配列を含む。それゆえ、アス ペルギルスによる該プラスミドの取り込みは、ウリジンを欠く培地上で増殖させ ることによって選択することができる。アスペルギルスは、ウリジン欠失培地上 で増殖できるように該プラスミドにより形質転換される。 本発明の一つの態様において、生物学的に活性な組換えラクトフェリンタンパ ク質が製造される。この方法は、選択マーカー遺伝子を含む配列、プロモーター を含む配列、転写停止配列およびリンカー配列を合成することを包含する。その 後、これら配列をクローニングしてプラスミドを生成させ、該プラスミドを制限 エンドヌクレアーゼで消化する。ラクトフェリンをコードするcDNAを制限部 位に挿入し、ついで真核細胞をラクトフェリンcDNAを発現する該プラスミド で形質転換する。 本発明の方法に使用する選択マーカー遺伝子は、ラクトフェリンcDNAプラ スミドで形質転換された細胞の単離を可能とするものであればいかなるものであ ってもよい。好ましくは、選択マーカー遺伝子は、pyr4、pyrG、arg B、trpCおよびandSから選ばれる。 本発明において有用なプロモーターは、ラクトフェリンcDNAの転写を制御 することができるものであればいかなるものであってもよい。好ましくは、プロ モーターはアルコールデヒドロゲナーゼ、argB、α−アミラーゼおよびグル コアミラーゼよりなる群から選ばれる。 本発明において有用な転写停止配列は、ラクトフェリンmRNAの安定化を可 能とするものであればいかなるものであってもよい。好ましくは、転写停止配列 はα−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼまたはbe nAに由来するものである。 本発明において有用なリンカー配列は、翻訳開始コドン、分泌シグナルおよび 制限酵素開裂部位を含むものであればいかなるものであってもよい。好ましくは 、リンカー要素はα−アミラーゼ、グルコアミラーゼまたはラクトフェリンに由 来するものである。 本発明において有用な真核細胞は、ラクトフェリンcDNAを含むプラスミド を組み込むことができ、ラクトフェリンcDNAを発現することができるもので あればいかなるものであってもよい。好ましくは、真核細胞は真菌細胞または昆 虫細胞である。SF9などの昆虫細胞が本発明の方法に有用である。さらに好ま しくは、真菌細胞は酵母細胞である。最も好ましくは、本発明において有用な真 核細胞は、アスペルギルス・オリゼー、アスペルギルス・ニガー、アスペルギル ス・ニデュランス(A.Nidulans)およびアスペルギルス・アワモリ(A.Awamor i)などのアスペルギルス株である。 本明細書には本発明の目的を達成するための具体例について開示しているが、 本発明の精神および範囲を逸脱しない範囲において方法および装置を若干改変し てもよい。またクレームに記載の各要素および工程は実質的に同じまたは均等の 結果をもたらすようなすべての要素および工程を含むものである。また本発明は 、その原理を利用する限りにおいていかなる態様も広く包含する。したがって、 本発明は、その目的を達成し、開示の目的物および利点ならびに潜在的な他のす べてのものを達成するために適合されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 5/10 15/09 //(C12N 1/19 C12R 1:66) (C12N 5/10 C12R 1:91) //(C12N 5/00 A C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AT,AU,BB,BG,B R,CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB ,HU,JP,KP,KR,LK,LU,MG,MN, MW,NL,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,S E,SK (72)発明者 オマリー、バート・ダブリュー アメリカ合衆国77079テキサス、ヒュース トン、ランブルウッド639番 (72)発明者 メイ、グレゴリー・エス アメリカ合衆国77025テキサス、ヒュース トン、ダーネス4119番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.選択マーカー遺伝子を含む配列、プロモーターを含む配列、転写停止配列 、およびリンカー配列を連結し、該配列をクローニングしてプラスミドを生成さ せ、該プラスミドを制限エンドヌクレアーゼで消化し、ラクトフェリンをコード するcDNAを制限部位に挿入し、ついでラクトフェリンcDNAを発現する該 プラスミドで真核細胞を形質転換することを特徴とする、生物学的に活性な組換 えラクトフェリンの製造方法。 2.該選択マーカー遺伝子がpyr4、pyrG、andS、argBおよび trpCよりなる群から選ばれたものである請求項1に記載の方法。 3.該細胞がラクトフェリンを発現する請求項1に記載の方法。 4.請求項2に記載の方法により製造されたラクトフェリン。 5.該プロモーターがアルコールデヒドロゲナーゼ、argB、α−アミラー ゼ、グルコアミラーゼおよびbenAよりなる群から選ばれたものである請求項 1に記載の方法。 6.該転写停止配列が、α−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、アルコールデヒ ドロゲナーゼおよびbenAよりなる群から選ばれたものである請求項1に記載 の方法。 7.該リンカー配列がα−アミラーゼ、グルコアミラーゼおよびラクトフェリ ンよりなる群から選ばれたものである請求項1に記載の方法。 8.図6記載のcDNAおよび真核細胞中で該cDNAを発現させるのに必要 な制御要素からなる、真核細胞中での発現に適合されたプラスミド。 9.pAhLFGであるプラスミド。 10.請求項8に記載のプラスミドを含む真核細胞。 11.該真核細胞が真菌細胞および昆虫細胞よりなる群から選ばれたものであ る請求項10に記載の真核細胞。 12.該昆虫細胞がSF9である請求項11に記載の真核細胞。 13.該真菌細胞が酵母である請求項11に記載の真核細胞。 14.該酵母細胞がアスペルギルスである請求項13に記載の真核細胞。 15.該アスペルギルス株がアスペルギルス・オリゼー、アスペルギルス・ニ ガー、アスペルギルス・ニデュランスおよびアスペルギルス・アワモリよりなる 群から選ばれたものである請求項14に記載の真核細胞。 16.ラクトフェリンタンパク質をコードするポリデオキシリボヌクレオチド を有するプラスミドベクターを含む組換えプラスミドを含有する形質転換体真核 細胞を、ラクトフェリンタンパク質が生成されるまで適当な栄養培地中で培養し 、ついで該ヒトラクトフェリンを単離することを特徴とする、ラクトフェリンの 製造方法。 17.(1)遺伝子発現において制御的役割を有する1または複数の遺伝子要 素、(2)ヒトラクトフェリンをコードするcDNA、および(3)適当な転写 および翻訳開始および停止配列の集合からなる転写単位を有する組換え発現ベク ター。 18.該遺伝子要素がプロモーターである請求項17に記載のベクター。 19.該プロモーターがアルコールデヒドロゲナーゼ、argB、α−アミラ ーゼ、グルコアミラーゼおよびbenAよりなる群から選ばれたものである請求 項18に記載のベクター。 20.該転写停止配列がα−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、アルコールデヒ ドロゲナーゼおよびbenAよりなる群から選ばれたものである請求項17に記 載のベクター。 21.請求項16に記載の方法によるタンパク質生成物。
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