JPH08503682A - 横糸送り装置 - Google Patents
横糸送り装置Info
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- JPH08503682A JPH08503682A JP6512734A JP51273494A JPH08503682A JP H08503682 A JPH08503682 A JP H08503682A JP 6512734 A JP6512734 A JP 6512734A JP 51273494 A JP51273494 A JP 51273494A JP H08503682 A JPH08503682 A JP H08503682A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H51/00—Forwarding filamentary material
- B65H51/20—Devices for temporarily storing filamentary material during forwarding, e.g. for buffer storage
- B65H51/22—Reels or cages, e.g. cylindrical, with storing and forwarding surfaces provided by rollers or bars
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- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/34—Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
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- D03D47/36—Measuring and cutting the weft
- D03D47/361—Drum-type weft feeding devices
- D03D47/364—Yarn braking means acting on the drum
- D03D47/366—Conical
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
横糸(Y)を蓄積するためのドラム(D)と、ドラム(D)の自由な前端における傾斜した環状の歪曲表面(G)と、歪曲表面(G)と接触して押圧される、中空円錐状のブレーキ担持体(C)の広端部における円周方向に連続で屈曲性の円錐状ブレーキ表面(B)と、ブレーキ担持体(C)が、その小端部において固定部品(P)上に支持されることと、ブレーキ表面(B)が、横糸(Y)の如何なる張力をも補償するために、横糸解放速度に従って、歪曲表面(G)に対して調整可能であることと、歪曲表面(G)の下流にあり、ドラム(D)と同軸な、横糸(Y)に対する環状の対抗歪曲表面(H)と、該対抗歪曲表面(H)の内径が、歪曲表面(G)の外径よりも小さいことと、からなる射出織機、又はグリッパ織機用の横糸送り装置。環状の対抗歪曲表面(H)は固定であり、前記ブレーキ表面(B)は、固定の対抗歪曲表面(H)に対して、ブレーキ担持体(C)の変形、及び/又は変位を介して、専ら横糸(Y)の直接接触によってのみ調整される。
Description
【発明の詳細な説明】
横糸送り装置
本発明は、請求項1の導入部に基づく横糸送り装置に関する。
米国特許番号第4,068,807号から周知の横糸送り装置において、円錐状横糸ブ
レーキ表面が、堅固な直円錐担持体の基台に固定される、弾性的な合成ゴムリン
グの内部円周により規定される。前記ブレーキ担持体の小径端部に固定される横
糸ガイドのはと目は、対抗歪曲表面として作用する。ブレーキ担持体は、本質的
にドラム軸の方向である軸方向に滑動可能に、送り装置の固定部分内に装着され
る、軸受け内に小端部で固定される。バネが、予備荷重要素として作用し、傾斜
歪曲表面に対抗して、ドラム軸方向にブレーキ表面を押圧する。検出装置が、横
糸張力が増大した場合、予備荷重力に対抗し、それによりブレーキ表面と歪曲表
面との間のブレーキ効果を減少させるために、横糸張力を検出してブレーキ担持
体を調整する。横糸の解放の間、解放速度に比例して横糸張力が増大し、従って
解放速度から生じる横糸張力の増大を補償するために、横糸上のブレーキ効果を
減少させる。
同一原理、すなわち横糸張力が増大した場合に、ブレーキ表面と歪曲表面との
間のブレーキ効果を減少させるという原理が、L.G.L.ELECTRONICS S.p.A.,Gand
lno,Italyの出版物「TWM」,INFORMA 92から周知の横糸送り装置に採用されて
いる。この場合には、ブレーキ表面が、炭素繊維円錐の広径端部の内側に固定さ
れる、円錐状金属プレートリングの内部円周により規定される。対抗歪曲表面は
、円
錐の小径端部の内側の円錐裏地により規定される。円錐は、送り装置の固定部分
に固定され、予備荷重要素を形成する環状リング膜内に、小端部で装着される。
横糸は、ブレーキ表面と歪曲表面との間で滑動し、次に内方向、及び横糸張力の
軸方向成分を伝達する対抗歪曲表面の回りで滑動し、一方それと同時に、円錐が
膜により平衡を保たれる。このようにして、横糸張力の軸方向成分は、ブレーキ
作用を減少させるために、解放速度の上昇により横糸張力が増大するやいなや、
膜の作用に対抗してブレーキ表面をシフトする。
最近の射出織機、又はグリッパ織機における、絶えず増大する横糸解放速度の
観点において、本発明の目的は、横糸張力が高感度で検出され、ブレーキ作用が
、横糸移動を認知可能に妨害することなく、滑動する横糸のカベクトルに正確に
適合され、効果的に調整される、以下に記述する型式の横糸送り装置を提供する
ことである。
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴部分に明記される特徴により達
成される。
ブレーキ表面とは別の固定された対抗歪曲表面を備えるこの構成により、対抗
歪曲表面、又は該表面上に作用する、スレ横糸により発生される力ベクトルが、
ブレーキ作用の調整に影響を及ぼすのを防止すると考えられる。ブレーキ表面は
、摩擦を生じる横糸により発生される如何なる力ベクトルにも、直接、及び単独
に、かなり敏感、及び即座に応答する。横糸が低い解放速度で移動するかぎり、
ブレーキ表面、及び歪曲表面が、射出織機、又はグリッパ織機の場合に特に望ま
しい、有効的なブレーキ効果を生成する。しかし、横
糸が歪曲表面の回りを移動する際、横糸解放速度、及び横糸遠心力の上昇により
、横糸解放速度が顕著に増大する場合、三日月形開口、又は緩和ゾーンが、歪曲
表面とブレーキ表面との間に作り出され、それによって、ブレーキ表面が変形す
る。前記開口、又は緩和ゾーンにより、横糸解放速度がより高くなると、横糸は
、かなり減少された抵抗で走行する。開口、又は緩和ゾーンは、ブレーキ装置に
沿って円周方向に広がる、波状歪みのような歪曲表面の回りの横糸解放点で回転
する。おそらく、三日月形開口、又は緩和ゾーンは、対応して弾性的な、歪曲表
面に関係する、ブレーキ担持体上の変形可能なブレーキ表面の局部の傾斜、及び
歪曲動作だけでなく、通常は円形のブレーキ装置における楕円形の湾曲部にも起
因する。三日月形開口の前後で、回転方向に、ブレーキ表面が、歪曲表面と偏倚
接触して保たれ、そのため前記開口が、ブレーキ表面の回りで滑らかに、見積り
可能な振動もなしに、回転する。横糸解放速度が減少するやいなや、ブレーキ表
面が、偏倚部材の影響下で、それ自身の弾性により、歪曲表面上の元の位置へと
自動的に戻り、その結果、歪曲表面との接触の円形ゾーン、又はラインを可能な
かぎり再び確立しようとする。ブレーキ表面の傾斜、歪曲、及び変形の間、下流
の横糸は、固定された対抗歪曲表面により不変にガイドされる。更に、歪曲表面
の円周とかなり狭い半径角度で自身を区別する、三日月形開口、又は緩和ゾーン
は、ブレーキ表面の傾斜と歪曲に対する不十分な抵抗、及び横糸接触のゾーンに
おけるその半径の変形能力に起因すると考えられるが、又は本当に事実として、
ブレーキ表面は、
内部円周の残りにわたって歪曲表面上で偏倚されたままである。横糸は、実際に
増大する抵抗を有して、増大する解放速度で、三日月形開口、又は緩和ゾーンを
介して滑動する。最高速度での横糸解放の動的段階において、ブレーキ表面と歪
曲表面上の横糸接触、及びそれら表面に作用する横糸摩擦力に由来する機械的効
果は、ブレーキ表面の不意の降伏、及びブレーキ効果の予期しない減少へと至ら
す、ということも考慮すべきである。最近の織機において、横糸解放点の回転速
度は非常に高いので、動的段階において、全体のブレーキ表面が持ち上げられ、
ブレーキ表面の変形作用、及びブレーキ担持体の変形作用が、前圧縮を大いに吸
収するゆえに、システムの慣性は、歪曲表面に対抗してブレーキ表面を押圧する
のにもはや十分ではなくなる。その効果の別の解釈は、横糸摩擦力が、ブレーキ
表面の残り部分に対して、横糸解放方向にブレーキ表面の円周部分を変位させる
ということである。実際、言わば歪みを受けるブレーキ表面のこの円周部分は、
横糸蓄積ドラムの前端に対して傾斜移動を行う。すなわち、ブレーキ表面が円錐
形であり、歪曲表面が丸形であることを考慮すると、ブレーキ表面と歪曲表面と
の間の接触ラインは、蓄積ドラムの前端の方向に僅かにシフトされる。前記変位
により、ブレーキ表面とドラムの湾曲した歪曲表面との間の接触ライン長は縮減
され、ブレーキ表面は半径方向に変形可能であるので、それによって、歪曲表面
上の前記ブレーキ表面の接触圧力は減少する。ブレーキ表面が歪曲表面から持ち
上げられることが生じることすらありえる。横糸ブレーキが下落、又は途絶える
。歪曲表面の小
径上への接触ラインのこの局所変位の間、及びブレーキ表面のこの円周部分の僅
かな傾斜移動により、ブレーキ表面との横糸接触点が、蓄積ドラム軸により近く
なる。その結果、ブレーキ表面に対抗する、横糸の摩擦による反作用力の応力中
心距離が短くなり、それによって、横糸解放点の回転動作に対抗するブレーキト
ルクが減少する。横糸解放速度がより高くなる場合、ブレーキ表面と歪曲表面が
、横糸を圧搾する時間がしだいに少なくなることにおいて、横糸がそれ自身、弾
性を有し、圧縮可能である、ブレーキ空間を介して滑動する横糸は、その解放速
度が増大する場合、しだいに圧縮されなくなる。横糸にブレーキをかける変形作
用が減少する。すなわち、横糸がしだいに圧縮されなくなるため、ブレーキ表面
の傾斜、及び歪曲が尚さらに増大し、又ブレーキ表面が歪曲表面から離れ、それ
によって、歪曲表面のより小径にわたって、ブレーキ表面と歪曲表面との間の接
触ラインの局所変位が増大する。このことは、次に、横糸がある三日月形開口、
又は緩和ゾーンを更に広くすることに至らす。最高横糸解放速度で、円周方向に
広がる既に言及した波状歪みが存在すると、横糸に対するブレーキ作用が減少さ
れて、相当な安定状態がブレーキ表面に作り出される、ということすらあり得る
。対抗歪曲表面が、もはやブレーキ担持体の部分を形成せず、且つブレーキ担持
体により支持される必要もないことから分かるように、ブレーキ担持体は、極め
て軽量に、及びあらゆる方向に、又は軸方向を除いて全自由度に従って、実際に
曲げやすく製造されることが可能であり、それによって、横糸解放速度に従った
ブレーキ表面調整の
感度が改善される。このことは、解放速度において高い増分がある場合、ブレー
キ効果が減少されるが、横糸解放速度が低下する場合には、ブレーキ効果が再び
増大される、ということを意味する。横糸接触の影響下でブレーキ担持体と自動
的に反作用する曲げ可能なブレーキ表面は、前記ブレーキ担持体と協働して、横
糸に対して臨界にある解放状態、すなわち解放速度により決定される横糸張力の
望ましくない増大に応答することになり、その結果自動的に自己調整する位置に
あり、そのため横糸張力が最後に依存するブレーキ作用が減少する。ブレーキ表
面は、半径方向、及びねじり方向で極めて柔軟に製造することが可能である。従
って、ブレーキ表面は、横糸接触に対して高感度で反作用するが、完全円の半分
よりも大きな接触長に沿って歪曲表面により支持されたままである。しかし、横
糸解放点の前後で、横糸解放点が、より高い解放速度で蓄積ドラムの回りで回転
する場合、軸受け圧力が自動的に減少し、又は消滅することさえもあることにお
いて、歪曲表面により軸方向に圧縮されるブレーキ表面の軸受けは、三日月形開
口、又は緩和ゾーンの形成に否定的な影響を及ぼさない。三日月形内部空間の開
口に対するブレーキ表面の抵抗は、非常に低くなり得るので、横糸遠心力の影響
下で、ブレーキ表面は、歪曲表面から持ち上がる場合もあり得る。換言すれば、
横糸速度が増大すると、ブレーキ表面と歪曲表面との間の接触ラインが、ドラム
軸の方向に局部的にシフトされ、ブレーキ表面が、顕著に減少された抵抗で、三
日月形開口、又は緩和ゾーンにおける横糸用の通路を確保するまで、横糸は、ブ
レーキ表面の
少なくとも円周の一部分で、ほぼ解放方向に摩擦力により引っ張られる。
更なる好適な実施例は、従属請求項において見出され得る。
本発明の横糸送り装置の特徴、及び利点は、添付図面に示す例示の手段により
、本発明の幾つかの好適な実施例の以下の詳細な記載からいかようにもより明白
になるであろう。添付図面において、
図1は、織機の横糸送り装置の略側面図である。
図2は、図1に示す装置の断面に対応する、拡大尺度の軸方向断面図である。
図3は、幾つかの部品を除去した、本発明による横糸送り装置の実施例の斜視
断面図である。
図4は、本発明による横糸送り装置における、横糸ブレーキ要素上の予備荷重
力を調整するための手段を示す図である。
図1に示すように、横糸を織機に送るためのシステムにおいて、横糸Yが、ス
プールSから引き出され、モータにより作動される巻取り装置の手段によって、
横糸送り装置の蓄積ドラムDの外部表面の回りで、順に接線方向に巻き取られる
。横糸Yは、横糸ひ投げ部材Kの手段により、蓄積ドラムDの前端から「一列に
(en defile)」横糸を引く織機によって使用される。蓄積ドラムDの前端は、
円形の且つ丸みを帯びた歪曲表面Gへと終端する。直円錐リングの形状のブレー
キ要素Rが、歪曲表面Gを取り囲む。ブレーキ要素Rの内部面は、所定の軸長の
円周方向に連続した円錐ブレーキ表面Bを規定する。ブレーキ要素Rは、予備荷
重要素により与えられる予備荷
重力で、蓄積ドラムDに対抗して概ね軸方向に押圧される。少なくとも理論上は
円形である、接触ラインZが、ブレーキ表面Bと歪曲表面Gとの間に形成される
。ブレーキ表面Bの左側における直径は、接触ラインZの直径よりも広い。ブレ
ーキ表面Bの右側における直径は、接触ラインZよりも小さい。
ブレーキ要素Rは、蓄積ドラムDの前端の下流における固定部品Pにより支持
される、適合した円錐状で、中空のブレーキ担持体Cによって担持される。ブレ
ーキ要素Rは、ブレーキ担持体Cのより広い端部内に固定される。前記ブレーキ
担持体Cは、予備荷重要素により与えられる予備荷重を伝達するために、軸方向
で比較的堅固であり、一方その代わり、あらゆる他の方向で変形可能である。ブ
レーキ担持体は自身で、予備荷重要素を形成することが可能である。
しかし、固定部品Pにより支持される予備荷重要素の手段によって、ブレーキ担
持体Cのより小さな端部を軸方向に圧縮することも考えられる。
蓄積ドラムDの前端の下流に、固定の横糸ガイドはと目の形状に適合して、環
状の固定対抗歪曲表面Hが設けられ、その内側直径はブレーキ表面Bの内側直径
よりもかなり小さい。対抗歪曲表面Hの下流において、横糸Yは、横糸をひ口内
へと挿入する、織機(射出織機、又はグリッパ織機)の横糸ひ投げ部材Kによっ
て、捉えられ得る。解放の際、横糸は、ドラム軸に向かい斜め方向に逸れ、対抗
歪曲表面Hの上で、幾分ドラム軸の方向に新しい偏差で滑動する前に、蓄積ドラ
ムD状に巻かれた接線方向の巻きから引き出され、歪
曲表面Gの上、及びブレーキ表面Bの下で滑動する。
図2は、制限された周辺ゾーンにおいて、横糸の滑動によりいかにブレーキ表
面Bが傾斜され、歪曲され、それによって実線で表す位置から破線で表すオフセ
ット、及び歪曲位置B1にシフトされるかを示す。ブレーキ表面Bのこの変位は
、該表面が、横糸Y用の通路を確保するために、円周方向に延びることはできな
いが、解放される横糸の圧力下でシフトされ、従って歪曲表面Gの回りで滑動す
る、という事実に由来する。ブレーキ表面Bは、横糸解放点の前後で局所的な変
形のみを受け、それにより通常は円形の接触ラインZが、蓄積ドラムDの前端に
向かって局所的にシフトされる。結果として、歪曲表面Gの直径は曲率のために
急速に減少されるので、前記シフトは結果的により短い接触ラインZ1となり、
それによってこのゾーンにおいて、ブレーキ表面Bは、外方向に曲がり変形して
、楕円形状をとる。従って、三日月形開口、又は緩和ゾーンXが、位置B1にお
けるブレーキ表面Bと歪曲表面Gとの間に形成され、その結果、ブレーキ表面B
の軸偏倚力にもかかわらず、横糸速度が上昇する場合、横糸に対するブレーキ作
用が減少される。ブレーキ担持体Cは、ブレーキ要素Rの局所的な変形、又は変
位(C1により破線で表す)を許容、又はそれに従う。三日月形開口X、及び位
置Z1への接触ラインZのシフトを、図2に詳細に示す。位置Z1における接触
ラインのシフトにより、ブレーキ表面Bと歪曲表面Gとの間の横糸クランプ点も
又、蓄積ドラムD軸により近くなり、それによって、横糸摩擦に起因する反作用
力の応力中心距離が短くなる。
その結果、歪曲表面Gの回りの横糸解放点の回転移動に対する減少抵抗が生じる
。このことは又、横糸解放速度の上昇に対して、減少ブレーキ作用も伴い、これ
は高い横糸解放速度での高い横糸張力を補償、すなわち減少させる。図2は、ブ
レーキ担持体Cと固定部品Pとの間のばね形状の予備荷重要素Mを示す。
図3に示す本発明の実施例において、ブレーキ要素Rは、滑らかで高い耐磨耗
性のある表面を有する金属(又は、合金)プレートによってリング状に形成され
る。リングは、直円錐形状を有して、例えば、ばね用の薄板鋼から製造される、
ブレーキ担持体Cの広端部の内部表面に固定されるか、又は前記ブレーキ端持体
の一部として形成されることもある。ブレーキ端持体Cは、ブレーキ表面Bに隣
接し、ばねトング1を規定する、ブレーキ担持体の小径端部まで延伸する、例え
ば軸方向の、又はS字状のスリットの形状である、複数の開口2を備える。トン
グ1は、ブレーキ表面Bとブレーキ担持体の小端部との間で延伸し、その小端部
において、隣接トング1の少なくとも幾つか(しかし、全部でも可能)の自由端
を相互接続することができる。固定部品Pは、基台と共に固定支持アーム5内に
固着されるカップ4の形状を有する。カップ4の基台内へと、対抗歪曲表面Hを
規定する横糸ガイドひ口、例えばセラミック横糸ガイドひ口が固定されている。
蓄積ドラムDの前端に面するカップ4の外端部は、軸方向偏倚力をブレーキ要素
Rに伝達するために、トング1の外側で隣接する。カップ4内へと、等間隔の複
数の軸方向結合ピン8が固定されている。各結合ピン8は、適合して広がる開口
2aのような開口2の1つを介して、又はトング1の1つの穴を介して、ブレー
キ端持体C内へと延伸する。結合ピン8の端部において、トング1の内側表面と
接触する、止め具として作用するリング要素が固定されている。歪曲表面G上の
圧力により、偏倚力が作用する場合、ブレーキ担持体Cが幾分カップの形状をと
るようにして、トング1は曲がる傾向になる。これにもかかわらず、おそらくブ
レーキ担持体Cの広端は、ブレーキ表面Bと共に、僅かなひずみ強度で、局所的
な傾斜、及び歪曲を受けることになる。予備荷重力を調整するために、支持アー
ム5とカップ4との間にネジを設けることが可能である。しかし、図示しない調
整ネジの手段によって、支持アーム5を軸方向に動かすことも考えられる。
図4は、ブレーキ端持体Cのブレーキ表面Bが、蓄積ドラムDの前端に対抗し
て押圧されることにより、予備荷重力を調整するための配置を示す。
この配置によれば、ノブまたはネジH1、及びばねシステムH3が、固定支持
アーム5内へとリングFによって保持される。ノブH1の内部ネジ山は、カップ
状支持体4のハブ部品4Aの外部ネジ山内に係合する。固定支持アーム5から突
出する歯H2は、ノブH1が回される場合に、カップ状支持体4の軸方向移動が
得られるように、ノブH1における長手方向の溝、又はスリットS内に係合する
。このようにして、ノブH1を回転することにより、カップ状支持体4をシフト
することが可能となり、これにより、ブレーキ担持体Cとブレーキ表面Bが、ド
ラムDの前端に対抗して押圧されることに
よる、予備荷重力の増大、又は減少か決定される。
一方、図4に示す解決策を採用しないで、自明のいわゆるガイド装置、又はス
ライダを備えるより従来的な手段により、予備荷重力を調整することも可能であ
る。この場合には、カップ状支持体4が固定される全体の支持アーム5は、支持
アーム5を担持するスライダの軸方向位置を決定する、調整ネジまたはノブの手
段によっても又好適に、ドラムDの前端に対して前方および後方へと軸方向にシ
フト可能であり、前記スライダは、ドラムDの全体に沿って、及びドラムDの前
端を越えてさえも延伸する、横糸送り装置の固定長手方向のブラケット内へと、
支持アーム5と共に軸方向に移動可能である。
図1は又、「膨らみ(balloons)」を制限または除去するために、ブレーキ要
素R、及びブレーキ担持体Cとは独立に支持される、装置Tをブレーキ要素Rの
上流に配置する可能性をも示す。
本発明によれば、横糸解放速度が増大する場合の減少ブレーキ作用により、比
較的一定で制限された横糸張力を得ることが可能となる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.特に、射出織機またはグリッパ織機用の横糸送り装置において、該横糸送り 装置が、 横糸(Y)を蓄積するためのドラム(D)を備え、前記横糸(Y)が、ドラム (D)上で順に接線方向に巻き取られ、蓄積ドラム(D)の自由な前端における 、傾斜した環状の歪曲表面(G)の上と、中空円錐状のブレーキ担持体(C)の 広端における、円周方向に連続で屈曲性の円錐状のブレーキ表面(B)の下とで 、一列にドラム(D)から解放されることと、 前記ブレーキ表面(B)が、予備荷重要素により与えられるほぼ軸方向の弾性 的な予備荷重力によって、ブレーキ担持体(C)を介して、歪曲表面(G)と接 触して押圧されることと、 前記ブレーキ担持体(C)が、その小端部において、ドラム(D)の前端の下 流に配置される固定部品Pにより支持されることと、 前記ブレーキ表面(B)が、横糸解放速度に従って、少なくともほぼドラム軸 の方向に、歪曲表面に対して調整可能であり、その結果、横糸解放速度が増大す る場合、ブレーキ作用を減少し、及び横糸解放速度により決定される横糸(Y) の如何なる張力の増大をも補償することと、 環状の対抗歪曲表面(H)が、歪曲表面(G)の下流で且つドラム(D)に同 軸に設けられ、前記対抗歪曲表面(H)の内径が、歪曲表面(G)の外径よりも かなり小さいことと、 からなり、 前記環状の対抗歪曲表面(H)は固定であり、及び前記ブレーキ表面(B)は 、固定の対抗歪曲表面(H)に対して、ブレーキ担持体(C)の変形、及び/又 は変位を介して、専ら横糸(Y)の直接接触によってのみ調整可能であることを 特徴とする、横糸送り装置。 2.前記ブレーキ表面(B)が、ブレーキ要素(R)の内部の滑らかで耐磨耗性 のある面として形成され、円錐状の金属またはプラスチックリングとして成型さ れ、歪曲表面(G)との接触ライン(Z、Z1)にわたって、横糸の解放方向お よび反対方向に延伸することを特徴とする、請求項1に記載の横糸送り装置。 3.前記中空円錐状のブレーキ担持体(C)が、ブレーキ表面(B)に応じて終 端する別個のばねトング(1)を規定し、スリットとして適合して形成される、 開口(2)を備えることと、 前記トング(1)が最大でブレーキ担持体(C)の小端部まで延することと、 前記トング(1)が固定部品Pに接続されることと、 を特徴とする、請求項1に記載の横糸送り装置。 4.前記トング(1)が、固定部品(P)に堅固に接続され、ブレーキ表面(B )に対して、弾性変形により作用する予備荷重要素を少なくとも部分的に形成す ることを特徴とする、請求項3に記載の横糸送り装置。 5.動的な幾何学結合が、トング(1)と固定部品(P)との間に設けられ、前 記結合は、ドラム軸方向に移動可能な一般的な継ぎ手の形式であることを特徴と する、請求項3に記載の横糸送り装置。 6.少なくとも幾つかの隣接トング(1)の端部が、ブレーキ担持体(C)の小 端部において、円周方向に相互接続されることと、 ブレーキ担持体(C)の小端部が、本体がトング(1)の外側に隣接する固定 部品(P)の環状本体に接続されることと、 固定部品(P)上に、少なくとも1つの結合ピン(8)が装着され、該結合ピ ン(8)は、開口(2)の1つ、又は1つのトング(1)の穴内に係合し、ブレ ーキ担持体(C)が前記結合ピン(8)から滑り出るのを防止するための手段と 協働することと、 を特徴とする、請求項3に記載の横糸送り装置。 7.前記固定部品(P)が、等間隔に配置され、ブレーキ担持体(C)内にゆる みにより係合することになる、例えば8つの結合ピン(8)が供給される、横糸 (Y)用の通路を生成するカップの形状であることと、 リング(7)が、ブレーキ担持体(C)の内側で、結合ピン(8)の端部に固 定されることと、 を特徴とする、請求項6に記載の横糸送り装置。 8.対抗歪曲表面(H)、及びブレーキ表面(B)のブレーキ担 持体(C)が、共通の固定部品(P)内に支持されることを特徴とする、請求項 7に記載の横糸送り装置。 9.ブレーキ表面(B)の上流に、膨らみを制限または除去するために、ブレー キ表面(B)とは独立に支持される、装置Tが設けられることを特徴とする、請 求項8に記載の横糸送り装置。 10.予備荷重要素(M)を調整するための少なくとも1つの装置が、固定部品 (P)に設けられることを特徴とする、請求項9に記載の横糸送り装置。
Applications Claiming Priority (3)
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