JPH08503662A - プレス工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 筒状の入れ子になったワークピース、とくに、プレス金物を滑りはめ被せたパイプ端部をプレスするためのプレス工具は、内側に連続的な円周方向プレス溝を形成したクランプジョーを含む幾つかのクランプ要素を有している。緊密性を損なわないでプレスの間の装着性を確保するために、プレスランド（65）が、プレス溝の一方の側だけにそってのびており、入れ込まれたワークピース（1）にはフィットするが、滑りはめ被せられたワークピース（2）にはフィットしないテンプレート（44）が、溝の他方の側に向けられて位置させられている。

Description

【発明の詳細な説明】プレス工具 この発明は、筒状の入れ子になったワークピース、とくに、プレス金物を滑り はめ被せたパイプ端部をプレスするためのプレス工具であって、内側に連続的な 円周方向プレス溝を形成したクランプジョーを含む幾つかのクランプ要素を有し ているプレス工具に関する。 筒状ワークピースの端部を連結するための１つの既知のプロセスは、延性の金 属、好ましくは、スチール製の筒状プレス金物を使用している。そのようなジョ イントおよびプレス金物は、例えば、DE-C-1 187 870およびDE-C-40 12 504に見 られる。 プレス金物およびパイプ端部を半径方向から一緒にプレスするように試みられ たプレス工具のために幅広い多種の設計が開発されてきた。これらのプレス工具 は、プレス過程において、閉鎖空間を形成するために半径方向に移動させられる クランプジョーをもったクランプ要素を備えている。２つのクランプジョーをも ったプレス工具（DE-A-34 23 283；DE-A-38 33 748）に加えて、より大きいプレ ス深さを可能とする２以上のクランプジョーをもったプレス工具もまた既知の技 術である。後者のタイプのプレス工具は、とくに、EP-A-0 451 806に見られる。 この点に関し、図（7）および（8）に示されているプレス工具は、特別に興味が あり、それは、大きいか、非常に大きい径をもったパイ プ端部の連結に適しているからである。 DE-A-38 33 748に見られるように、そのようなプレス工具のクランプジョーは 、プレス金物の形に適合した特別断面形状の溝を内側に有している。そのような プレス金物は、外側に突き出しかつ内側に気密リングを挿入した環状リングを開 口端に有しているから、クランプジョーは、この環状リングを受け入れるように 形成されたプレス溝を有している。クランプジョーのプレス溝の個々の部分は、 連続的な円周方向プレス溝を形成するように連結される。 環状リングがパイプ端部の上で単にプレスされるだけでなく、環状リングに加 えて、プレス金物およびパイプ端部の間にプレス力を生じさせるために、プレス ランドがプレス溝の両側をのびており、これにより、プレス過程の間に、プレス 金物の材料、もって、はめ入れられたパイプの端部がプレスされる。DE-A-38 33 748に見られるように、プレス溝の両側のプレスランドは、プレス過程のために 絶対に必要なものではない。しかしながら、クランプジョーの断面が対称、すな わち、プレスランドがプレス溝の両側をのびていると、プレスすべき点にプレス 工具が当てられる場所が不適説となるため、取扱いはしごく簡単になる。 初めに述べたタイプのクランプジョーの断面が対称であるというプレス工具の 出願において示されていることは、プレス金物の開口端にあるプレスランドが、 プレス過程の最終局面では、収縮を生じさせるパイプにあてがわれることにもな るということである。これが与えられるべきプレス力を増加させるという事実は さておき、気密リングの弾性力が環状リングのプレスによって低下させられ、長 期にわたって必要な気密性の保持がもはや確保できなくなる。最悪の場合、裂け 目がシール領域に形成され、漏れを生じさせることになる。 それであるから、この発明の目的は、初めに述べたタイプのもので、気密性に 影響を及ぼさないでプレスし、かつこの間の装着安全性を保証するプレス工具を 提供することにある。 この目的は、プレスランドが、プレス溝の一方の側だけにそってのびており、 入れ込まれたワークピースにはフィットするが、滑りはめ被せられたワークピー スにはフィットしないテンプレートが、溝の他方の側に向けられて位置させられ ている発明によって達成される。 この設計によるプレス工具によれば、プレス金物の開口端領域におけるパイプ の変形が回避される。その結果、気密リングは、逆に、環状リングのプレスによ る影響を受けず、必要な気密性が長年にわたって保たれる。さらに、与えるべき プレス力は減少させられる。 DE-A-38 33 748の発表によるところの手段では損なわれる装着安全性は、好ま しくは、顎の形をし、入れ 込まれたワークピース、一般的には、パイプ端部にはフィットするが、滑りはめ 被せられたワークピース、詳しくは、プレス金物にはフィットしないテンプレー トの取付によって確保される。この点に関し、注目すべきことは、特別のプレス 工具が特別の径をもったワークピースだけをプレスするために設計され、そのた め、ワークピースに対する照会が、同時にプレス工具の大きさに関する情報にも なるということである。テンプレートの付加的取付により、プレス工具を誤った 所に取付けることが防げ、誤った所では、プレスランドが環状リングのプレス金 物の開口端を向いた一方の側にあり、この位置では、テンプレートがプレス金物 にはフィットしないために、テンプレートがプレス工具の取付の妨げとなる。テ ンプレートがプレス金物の外側に来る逆の位置においてだけ、プレス工具の取付 が可能となる。 テンプレートは、極めてシンプルに設計され、クランプ要素の１つに固定され たそれ相応の形状の金属要素よりなる。 図面において、１つの具体例についてより詳細に発明が描かれている。 これらの図面はつぎの通りである： 図（1）−開き位置におけるプレス工具のプレスリング； 図（2）−閉じ位置における図（1）のプレスリング； 図（3）−平面Ａ−Ｂによって示される図（1）および（2）のプレスリングの 継手部材の断面で、継手部材は緩み位置にある； 図（4）−図（3）と一致して描かれ、緊張位置にある継手部材； 図（5）−図（1）から（4）までを通じてプレス過程に追従するプレスリング 、および 図（6）−パイプ端部およびプレス金物とともに示す、ワークピースに装着さ れた後のプレスリングの軸方向断面。 図（1），（2）および（5）において、パイプ端部（1）およびこれに滑りはめ 被せられかつ気密リングを内蔵した環状リング（3）をもったプレス金物（2）が 、一点鎖線で描かれている。パイプ端部（1）およびプレス金物（2）はプレス工 具（4）を用いてプレスされるが、これのプレスリング（5）だけが図（1），（2 ）および（5）に描かれている。 この具体例におけるプレスリング（5）は、設計上実質的に同一であるクラン プ要素（6，7，8，9，10）を含んでおり、各クランプ要素（6，7，8，9，10）は 、外側クランプブラケット（11，12，13，14，15）および曲がった内側クランプ ジョー（16，17，18，19，20）を備えている。１つの例外を除いて、クランプブ ラケット（11，12，13，14，15）がヒンジピン（26，27，28，29，30，31，32， 33）によってアダプタ（21，22，23，24）にヒンジ連結されることによって、 クランプブラケットがアダプタ（21，22，23，24）によって互いに連結されてい る。 個々のケースにおいて、プレスリング（5）が個々のクランプ要素（6，7，8， 9，10）に分解され、即座に組み立てられるようにアダプタ（21，22，23，24） 毎の少なくとも１つのヒンジピン（26，27，28，29，30，31，32，33）が取り去 られるように設計されている。クランプジョー（16，17，18，19，20）は円周方 向に移動できるようにクランプブラケット（11，12，13，14，15）内に位置させ られている。 クランプ装置（34，35，36，37，38）は、クランプブラケット（11，12，13， 14，15）のそれぞれに取付けられかつ半径方向内側に向けられてスプリングによ って付勢されたクランプピストン（39，40，41，42，43）を有している。クラン プ装置（34，35，36，37，38）は、また、クランプジョー（16，17，18，19，20 ）によって軸方向に案内されるようになっている。 中央のクランプブラケット（13）のヒンジピン（29，30）は、半円弧状のくぼ み（45）をもった金属でつくられたあごの形をしたテンプレート（44）を支持し ている。テンプレート（44）がパイプ端部（1）にはフィットするが、環状リン グ（3）近くのプレス金物（2）の円筒状部にはフィットしないようにくぼみ（45 ）の半径が決められている。これにより、好ましい１通りだけのやり方でプレス リング（5）がパイプ端部（1）およびプレス金 物（2）の結合体のまわりに置かれるようになっている。 図（1）および（2）に示されている状態で、下側のクランプ要素（6，10）の 間には閉鎖される空所（46）が設けられている。図（1）において、この空所の 大きさは、プレスリング（5）がプレス金物（2）およびパイプ端部（1）の上に 置かれるのに十分である。閉鎖される空所（46）に近いクランプ要素（6，10） の自由端にはヒンジピン（47，48）が設けられ、ヒンジピン（47，48）のそれぞ れに継手ブラケット（49，50）が吊下げられている。継手ブラケット（49，50） の形状およびこれらのヒンジピン（47，48）への取付方が、図（3）および（4） に断面図解によって詳細に示されている。 継手ブラケット（49，50）の自由端には開口（51，52）が設けられている。継 手ピン（53）が継手ブラケット（49）の孔（51）に軸方向に挿入されている。こ のピンは孔（51）を貫通してのびた第１ピン部分（54）を有している。第１ピン 部分（54）の一端は手動レバー（55）に連結されている。第１ピン部分（54）の 他端には第２ピン部分（56）があり、これの軸は第１ピン部分（54）に対して（ 57）だけ偏心させられている。第２ピン部分（56）は他の継手ブラケット（50） の孔（52）にフィットさせられている。継手ブラケット（49，50）は、継手ピン （53）とともに、実際のプレス過程に先行してプレスリング（5）の端部の一時 的な連結のための継手要素を形成する。 図（6）の図解からもあきらかなように、クランプジ ョー（16，17，18，19，20）は、クランプ装置（34，35，36，37，38）だけでな く、クランプブラケット（11，12，13，14，15）の他方の側にねじ止められたガ イドプレート（62）によっても軸方向に誘導されている。クランプジョー（16， 17，18，19，20）そのものは、それぞれの断面形状において非対称である。それ らは、リング溝（63）を含んでおり、全てのクランプジョー（16，17，18，19， 20）のプレス溝（63）が結合して連続的な円周リング溝を形成する。リング溝（ 63）の断面は、気密リング（64）を内蔵した環状リング（3）に適応する。 プレスランド（65）がリング溝（63）の一方の側だけにそってのびている。連 続的な円周方向プレスランドを形成するために他のクランプジョー（16，17，18 ，19，20）のプレスランドにプレスランドが連結される。プレスランド（65）は 、プレス過程の間にプレス金物（2）の材料に食い込むように企てられ、パイプ 端部（1）にもまた、これを形造るために食い込むように企てられる。リング溝 （63）の他方の側にはそのようなプレスランドは何もない。 図（1）および（6）に示されているように、プレス過程において、最初に、開 かれたプレスリング（5）がパイプ端部（1）およびプレス金物（2）の上に置か れる。プレスリング（5）がパイプ端部（1）またはプレス金物（2）の上にある ときに、２つの下側クランプ要素（6，10）が互いの方向に向かってスイングさ せられ、図（2） に示された位置となるようにパイプ端部（1）の上に置かれる。そのときに、図 （2）に一点鎖線で示すように、吊下げられたままであった継手ブラケット（49 ，50）が矢印ＣおよびＤの方向に互いにスイングさせられる。そのとき、継手ピ ン（53）は、第２ピン部分（56）が孔（51）から突き出さない位置にあり、これ は、手動レバー（55）の位置を示す図（3）の一点鎖線によって示されている。 継手ブラケット（49，50）の水平旋回が、それらが重なり合いかつ孔（51，52 ）が合併する位置になるまで持続される。継手ピン（53）、そして、手動レバー （55）もまた、そのとき、第２ピン部分（56）が他方の継手ブラケット（50）に 向かって移動し、継手ピン（53）の軸方向の移動によって孔（52）に簡単にセッ トされ、もって、２つの継手ブラケット（49，50）を結合する状態となる。この 状態で、プレスリング（5）はまだ幾分がたるんだままに保持されている。 そして、手動レバー（55）が、図（2）に実線で示す位置から一点鎖線で示す 位置まで矢印Ｅの方向に１８０度スイングされる。これにより、第２ピン部分（ 56）が偏心運動を引き起こし偏心（57）の倍だけ２つのヒンジピン（47，48）間 の間隔が狭められる。このことは、図（3）および（4）を比較すると、明瞭にな るであろう。図（4）ではスイング後の状態が示されている。この運動は、プレ スリング（5）の上に周方向の力を及ぼし、 これにより、クランプジョー（16，17，18，19，20）が半径方向のある程度の緊 張をもってプレス金物（2）をプレスする。そのとき、プレスリング（5）は、回 転できないか、少なくとも回転が非常に困難である程度にフィットしている。こ の影響は、クランプピストン（39，40，41，42，43）によって高められ、これは 、そのとき、等しい半径方向の張力でもってパイプ端部（1）をプレスする。 さて、実際のプレス過程が開始される。この過程において、閉鎖装置が使用さ れる。これは、詳細には記述せずかつプレス工具（4）の一部であるが、EP-A-0 451 806の図（7）から概略的に知られている。この閉鎖装置は、２つのはさみ形 のレバーアームを含んでおり、これにより、閉鎖装置がヒンジピン（47，48）に 取付けられうる。レバーはスペース（58，59）または（60，61）に通されかつヒ ンジピン（47，48）の外側に接近させられる。そして、はさみ形のレバーアーム は、閉鎖装置の一部である油圧モータによってヒンジピン（47，48）が互いに接 近させるように閉じられる。この結果、プレスリング（5）が縮められ、これに より、プレス金物（2）およびパイプ端部（1）が半径方向に圧縮され、プレスラ ンド（64）が幾分かプレス金物（2）の材料に食い込まれ、気密リング（64）が 良好なシールを達成するのに必要な半径方向の圧力でもってパイプ端部（1）上 においてプレスされるように環状リング（3）がパイプ端 部（1）をプレスする。この過程において、クランプジョー（16，17，18，19，2 0）の表面が接触する位置までクランプジョー（16，17，18，19，20）が自動的 に移動させられる。同時に、継手ブラケット（49，50）は、プレス過程の妨げに ならないように外に向かって撓まされる。プレス過程の終結に続いて、プレスリ ング（5）は図（5）に示されている状態となる。第２ピン部分（56）を孔（52） から抜け出させる継手ピン（53）の軸方向の移動の後、プレスリング（5）が取 外されて、他のプレス過程に使用される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１０月２７日 【補正内容】明細書 プレス工具 この発明は、筒状の入れ子になったワークピース、とくに、プレス金物を滑り はめ被せたパイプ端部をプレスするためのプレス工具であって、内側に連続的な 円周方向プレス溝を形成しかつ一方の側だけにそって延びたプレスランドを含む クランプジョーを含む幾つかのクランプ要素を有しているプレス工具に関する。 筒状ワークピースの端部を連結するための１つの既知のプロセスは、延性の金 属、好ましくは、スチール製の筒状プレス金物を使用している。そのようなジョ イントおよびプレス金物は、例えば、DE-C-1 187 870およびDE-C-40 12 504に見 られる。 プレス金物およびパイプ端部を半径方向から一緒にプレスするように試みられ たプレス工具のために幅広い多種の設計が開発されてきた。これらのプレス工具 は、プレス過程において、閉鎖空間を形成するために半径方向に移動させられる クランプジョーをもったクランプ要素を備えている。２つのクランプジョーをも ったプレス工具（DE-A-34 23 283，DE-A-38 33 748）に加えて、より大きいプレ ス深さを可能とする２以上のクランプジョーをもったプレス工具もまた既知の技 術である。後者のタイプのプレス工具は、とくに、EP-A-0 451 806に見られる。 この点に関し、図（7）および（8）に示されているプレス工具は、特別に興味が あ り、それは、大きいか、非常に大きい径をもったパイプ端部の連結に適している からである。 DE-C2-38 33 748に見られるように、そのようなプレス工具のクランプジョー は、プレス金物の形に適合した特別断面形状の溝を内側に有している。そのよう なプレス金物は、外側に突き出しかつ内側に気密リングを挿入した環状リングを 開口端に有しているから、クランプジョーは、この環状リングを受け入れるよう に形成されたプレス溝を有している。クランプジョーのプレス溝の個々の部分は 、連続的な円周方向プレス溝を形成するように連結される。 環状リングがパイプ端部の上で単にプレスされるだけでなく、環状リングに加 えて、プレス金物およびパイプ端部の間にプレス力を生じさせるために、プレス ランドがプレス溝の両側をのびており、これにより、プレス過程の間に、プレス 金物の材料、もって、はめ入れられたパイプの端部がプレスされる。DE-C2-38 3 3 748に見られるように、プレス溝の両側のプレスランドは、プレス過程のため に絶対に必要なものではない。しかしながら、クランプジョーの断面が対称、す なわち、プレスランドがプレス溝の両側をのびていると、プレスすべき点にプレ ス工具が当てられる場所が不適説となるため、取扱いはしごく簡単になる。 初めに述べたタイプのクランプジョーの断面が対称であるというプレス工具の 出願において示されている ことは、プレス金物の開口端にあるプレスランドが、プレス過程の最終局面では 、収縮を生じさせるパイプにあてがわれることにもなるということである。これ が与えられるべきプレス力を増加させるという事実はさておき、気密リングの弾 性力が環状リングのプレスによって低下させられ、長期にわたって必要な気密性 の保持がもはや確保できなくなる。最悪の場合、裂け目がシール領域に形成され 、漏れを生じさせることになる。 それであるから、この発明の目的は、初めに述べたタイプのもので、気密性に 影響を及ぼさないでプレスし、かつこの間の装着安全性を保証するプレス工具を 提供することにある。 この目的は、入れ込まれたワークピースにはフィットするが、滑りはめ被せら れたワークピースにはフィットしないテンプレートが、溝の他方の側に向けられ て位置させられている発明によって達成される。 このタイプによるプレス工具によれば、プレスランドが溝の一方の側にだけそ うように位置させられているにもかかわらず、しごく簡単な取扱いが確保される 。このことは、装着安全性に逆に影響を与えないで実現されるべき非対称のクラ ンプジョーを有するプレス工具にとって有利である。主たる有利な点は、プレス 金物の開口端におけるパイプの変形が回避され、であるから、気密リングの弾性 は、環状リングのプレスにも かかわらず、損なわれない。必要な気密性が長年にわたって保たれる。このこと は、長年にわたる気密性の保証と同様に装着安全性を増加させる。 注目すべきことは、特別のプレス工具が特別の径をもったワークピースだけを プレスするために設計され、そのため、ワークピースに対する照会が、同時にプ レス工具の大きさに関する情報にもなるということである。テンプレートの付加 的取付により、プレス工具を誤った所に取付けることが防げ、誤った所では、プ レスランドが環状リングのプレス金物の開口端を向いた一方の側にあり、この位 置では、テンプレートがプレス金物にはフィットしないために、テンプレートが プレス工具の取付の妨げとなる。テンプレートがプレス金物の外側に来る逆の位 置においてだけ、プレス工具の取付が可能となる。 テンプレートは、極めてシンプルに設計され、クランプ要素の１つに固定され たそれ相応の形状の金属要素よりなる。 図面において、１つの具体例についてより詳細に発明が描かれている。 これらの図面は次の通りである。 図（1）−開き位置におけるプレス工具のプレスリング； 図（2）−閉じ位置における図（1）のプレスリング；請求の範囲 １．筒状の入れ子になったワークピース（1，2）、とくに、プレス金物（2）を 滑りはめ被せたパイプ端部（1）をプレスするためのプレス工具であって、内側 に連続的な円周方向プレス溝（63）を形成したクランプジョー（16，17，18，19 ，20）を含む幾つかのクランプ要素（6，7，8，9，10）を有しており、プレスラ ンド（65）が、プレス溝の一方の側だけにそってのびているプレス工具において 、入れ込まれたワークピース（1）にはフィットするが、滑りはめ被せられたワ ークピース（2）にはフィットしないテンプレート（44）が、溝の他方の側に向 けられて位置させられていることを特徴とするプレス工具。 ２．テンプレート（44）があご形をしていることを特徴とする請求項１のプレス 工具。 ３．テンプレートが、クランプ要素（8）の１つつに添えられた金属要素よりな ることを特徴とする請求項１または２のプレス工具。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．筒状の入れ子になったワークピース、とくに、プレス金物を滑りはめ被せた パイプ端部をプレスするためのプレス工具であって、内側に連続的な円周方向プ レス溝を形成したクランプジョーを含む幾つかのクランプ要素を有しているプレ ス工具において、プレスランド（65）が、プレス溝の一方の側だけにそってのび ており、入れ込まれたワークピース（1）にはフィットするが、滑りはめ被せら れたワークピース（2）にはフィットしないテンプレート（44）が、溝の他方の 側に向けられて位置させられていることを特徴とするプレス工具。 ２．テンプレート（44）があご形をしていることを特徴とする請求項１のプレス 工具。 ３．テンプレートが、クランプ要素の１つに添えられた金属要素よりなることを 特徴とする請求項１または２のプレス工具。