JPH08503426A - 熱成形及びヒートシール可能材料容器、その製造方法及びプラント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 熱成形及びヒートシール可能な材料の容器は中空ケーシングを含み、該ケーシングは略中央長手面に対応する縁部に沿いヒートシールによって互いに接合された一対のバルブ（２）から成る。容器はヒートシール（３）の水平底部（４）がその中に位置する少なくとも一つのくぼみ（５）をその基部に有する。容器の製造方法は、ヒートシール及び熱成形可能材料のシートを予熱する工程と、容器の壁部を形成するシートの中央部分がシールされるのを避けるため流体を吹き入れながら、また互いに及び容器とも連通する空気成形用の多数の導管（７５；７５ａ）をヒートシールによって形成しながら容器の縁部をヒートシールする工程と、前記流体をヒートシールステーションの上流に位置するインジェクタ（７４）によって前記成形導管に吹き入れて容器を熱成形する工程を含む。上記方法を実施するためのプラントは、連続的に、シート（５３）を予熱するステーション（５６）と、容器の縁部をヒートシールするステーション（５１）と、流体の噴射によって容器を成形するステーション（５２）と、シートを前進させる機構（５５）と、容器を切り離す少なくとも一つのステーション（５７；６０；６３）と、容器を移送するコンベヤ（５９）を含み、該ヒートシールステーション（５１）は各ダイが容器の形状に対応した少なくとも一つのキャビティ（６５）を有する一対の加熱した半型ダイから成り、前記半型ダイは前記少なくとも一つのキャビティと連通する少なくとも一つの長手方向の貫通溝（６６）を有し、前記少なくとも一つの溝及び前記少なくとも一つのキャビティの縁部はヒートシールを行う面（６７）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 熱成形及びヒートシール可能材料容器、その製造方法及びプラント 本発明は熱成形及びヒートシール可能材料の容器に関し、該容器は対向する凹 所を有し、ヒートシールによって略中央長手面に対応した縁部に沿って互いに接 合され、該ヒートシールによって容器の外側に補剛リブを形成した容器に関する 。 先行技術には、プラスチック材料製容器の製造方法及びこれに対応した製造プ ラントに関する伊特許１１６３８１７、米国特許２９９１５００、米国特許３７ ８２０６６、ヨーロッパ公開公報０３７８０２７が含まれる。これらの先行技術 には、その方法及びプラントを用いて製造した容器を、ヒートシールした縁部が 容器の基部から突出してそれを載置する面と干渉するため縦方向に安定して位置 づけできないという欠点かある。 他の欠点として、容器の側部から外側に突出するヒートシール縁部が厄介かつ 危険にも容器を扱う人の手と接触するのを回避できないということである。この ことは特に、硬材で容器を製造し、縁部が非常に尖ったものとなりうる場合に当 てはまる。 さらに、先行技術の容器は通常使い捨て可能な単一用量容器であり、一度開封 した後は再シールが不可能である。 本発明はこれらの問題を解決すべく、使い捨て可能で、再シールもでき、自立 型（self-levelling）、すなわちケーシングを構成する対向バルブ間のヒートシ ールした縁部の少なくとも下部が容器を支持する面と干渉せず容器を垂直に安定 して位置づけることができ、容器の側部に沿ったヒートシール部分もまた容器の 外郭内に収められ、すなわち突出せず、取扱がより安全な容器を提供することを 目的とする。 本発明はさらに自立型、すなわち容器の少なくとも基部のヒートシール部が容 器の位置づけを妨げない対の対向バルブヒートシール容器の製造方法及びプラン トを提供すること、また取扱を容易にすべく側面から突出するヒートシールのな い自立型容器の製造方法及びプラントを提供することを目的とする。 本発明は前記技術上の課題を後に掲げる請求の範囲に記載した構成により解決 するものである。 本発明によって以下のような効果が得られる。ヒートシールの下縁が容器支持 面と干渉せず、容器を安定して垂直位置づけできる自立型とすることができる。 容器の側部の突出したヒートシール部をなくし取扱がより安全で容易である。使 い捨て可能な容器としても再使用可能な容器としても使用することができる。コ ストが安い。 本発明の若干の実施例を、純粋に例示として添付の１５の図面に示す。そこに おいて、図１は記載した容器の正面図；図２は図１の左から見た図；図３は図１ の平面図；図４は自立型の容器に充填した製品の重みにより変形したケーシング を示す図１のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図；図５は二つの径を備えたネックを有 する第２例の容器の図１と同様な図；図６は直線の傾斜側部を備えたネックを有 する第３例の空の容器の図４と同様な断面図；図７は単一のシートを畳んで得ら れる第４例の容器の図２と同様な図；図８は図７の例の容器の図４と同様な断面 図；図９は単一のシートを畳んで得られ、直線の傾斜側部を備えたネックを有す る第５例の容器の図６と同様な断面図；図１０は基部及び側部にヒートシール用 のくぼみを有する第６例の容器の図１と同様な図；図１１は図１０のＩＸ−ＩＸ 線に沿った充填容器の断面図；図１２は図１０の平面図；図１３は直線の傾斜側 部を有する第７例を示す図１０と同様な容器の側面図；図１４は未開口状態の容 器に関し図１−１３の容器のいずれにも使える第１プラグの部分拡大正面図；図 １５は容器を所定の破断線に沿って開口した後にプラグを装着した状態を示す図 １４の容器の中央長手面に沿った断面図；図１６は第２例のプラグの図１４と同 様な図；図１７は図１６の例のプラグを示す図１５と同様な断面図；図１８は断 面のねじキャップと未開口の容器と共に第３例を示す図１４と同様な側面図；図 １９は図１８の側面図；図２０は開口した状態の容器と装着したキャップを示す 図１９と同様な図；図２１はキャップを用いない状態の図１９の平面図；図２２ は図２０のＸＸＩＩ−ＸＸＩＩ線に沿った断面図；図２３は第４例のねじキャッ プを示す図１８と同様な図：図２４は第４例のキャップを示す図２０と同様な図 ；図２５は図２４のＸＸＶ−ＸＸＶ線に沿った横断面図；図２６は容器のネック の外面に嵌合する第５例のキャップを示す図１４と同様な図；図２７は図２６の 容器を示す図１５と同様な断面図；図２８は図２７のＸＸＶＩＩＩ−ＸＸＶＩＩ Ｉ線に沿った断面図；図２９は記載した方法を実施するための容器成形プラント の略立面図；図３０はヒートシール及び熱成形可能材料のシートの前進方向と平 行な方向に空気を吹き入れる第１例の成形ステーションの部分切欠拡大図；図３ １はヒートシール及び熱成形可能材料のシート前進方向と垂直な方向に空気を吹 き入れる変形例の、成形用空気供給装置の拡大詳細図；図３２は図３１の平面図 ；図３３は図２９のＸＸＸＩＩＩ−ＸＸＸＩＩＩ線に沿った断面図；図３４は図 ２９のＸＸＸＩＶ−ＸＸＸＩＶ線に沿った断面図；図３５は容器の下面のくぼみ を形成する取り外し可能な構成部分を示す図３３の開位置にある成形ダイの拡大 詳細図；図３６は容器の側部のくぼみを形成する側面挿入物を有する例の成形ダ イの正面図；図３７は図３６のＸＸＸＶＩＩ−ＸＸＸＶＩＩ線に沿った断面図； 図３８は成形時の状態の図３６のＸＸＸＶＩＩＩ−ＸＸＸＶＩＩＩ線に沿った断 面図；図３９は排出のために挿入物を後退させた状態を示し、容器の横断面の輪 郭を点線で示す図３８と同様な断面図；及び図４０はダイを開いた状態の図３９ と同様な断面図である。 第１例の容器、フラスコ又はボトル１は、後述する方法に従ってヒートシール 可能材料の一対のシートを空気熱成形して得られる一対の対称的なバルブ（valv e）２から成る。バルブは互いに対向した凹所を有すると共に、容器のキャビテ ィから外方に突出し、中央長手面に沿って補剛リブを構成するヒートシール３に よりバルブの縁部に沿って接合される。容器１の基部の周囲のヒートシール３の 部分４は、略Ｕ形の断面を有するバルブ２の一対の部分７によって規定されるく ぼみ５内に位置する。バルブ２の部分７は一対の水平に配置された膨らみを規定 する。 ヒートシールの部分４の下縁は支持面６と干渉しない。特に、前記縁は少なく とも容器が空の状態では該面と当接しないが、容器を充填したときには図４に示 すように該面と当接する。 容器１のネックはどんな形状でもよく、例えば円筒形８とし、２以上の径をも たせることも、また開口を容易にするため少なくとも一つの所定の第１の破断線 を有することもできる。 図５は第１例の容器１と略対応する第２例の容器１０を示すが、上面に略円筒 又は長円形であって少なくとも一部が小径となった延長部１１を備えたネックを 有し、該延長部には第２の所定の破断線が設けられる。前記延長部の内径は、バ ルブ２を軽く押すと製品が一滴づつ又は連続的な流れとなって排出できるような ものである。しかしながら、前記延長部の断面は、容器を横に寝かせ又は逆さに したときに製品が自由に排出されないよう十分小さいものである。 図６に第３例として示す容器１３は、下方に傾斜し、上部がヒートシール３の 上部と接合した一対の直線側部から成るネック１４を有している。 図７に第４例として示す容器は、基部の中央線１７に沿って単一のシートを畳 むことによって得られる。バルブ２のＵ形の部分７はいずれも、容器の中央線に 沿った長手面に向けて下方に収束する付属部１８を有し、該付属部は中央畳み線 １７の反対側のバルブ２の対応する付属部と接合する。 図１０は第６例としての容器１９を示し、該容器は、下面にヒートシール３の 下部を収容するくぼみ５を有すると共に、ヒートシール３の側面部２１を収容す るくぼんだ側部２０をも有する。前記ヒートシールは容器の上部から中央部にか けてのみ容器の外形より延長する。 容器１９の各くぼみ側部２０の下部は容器のくぼんだ下面５と接合し、ヒート シール３のかなりの部分がその中に収容される“Ｕ”形をした単一のくぼみを形 成する。 第１例としてのプラグ２１は、容器のネックの内面２３と当接し、これを封止 するよう設計された側面を有する。特にしばしば用いられるケースでは、上記の 面は両方とも基部を長円形とした円錐台形とされる。容器を封止した状態では、 プラグ２１は、そのために幅広にしたヒートシール３の部分２５に設けた孔２４ にプレスばめされている。プラグ２１は容器と別体の部品としてもよく、また図 示しないが所定の破断線に沿って取り外し可能に容器と一体としてもよい。 第２例のプラグ（図１６、１７）は、第１例のプラグに類似したものであるが 、容器の封止状態においてプラグ２１の周囲に螺旋状に巻かれたコード２６によ ってヒートシール３の部分２５に接続されている。 この例ではプラグは常に容器と一体であり、容器自体に安定して固定される。 コードは部分２５に連続的なパンチ又は切込みを行って連続した又は鎖線状の螺 旋を形成して得られる。螺旋を解くと部分２５に前述の孔２４に類似した孔２７ が形成される。 第３例としてのねじキャップ２８は円筒形の中空体２９で構成され、該中空体 はその内側にねじ山と、軟材で形成され、中空体２９のくぼみの底部に挿入され て容器を所定の破断線９に沿って開口したときに容器ネック３２の上部リムを防 液シールするよう設計されたシール円板３１を有する。 ネック３２の外面には、ヒートシール３に形成されたキャップの中空体２９の ねじ山３０と協働するよう設計された二ののこ歯部分を有する。ネック３２はま た、ヒートシール３がない部分に形成され、やはり中空体２９の内側ねじ山３０ と協働するよう設計された、溝ねじを規定する一対の膨らみ３４を有する。 第４例としてのキャップ（図２３、２４、２５）は、ねじキャップ２８に類似 するが、対応する容器のネック３５はヒートシール３に形成されたのこ歯外形３ ３を有するのみで、その表面の他の部分は略平滑で円筒形であり、ねじ山３０を のこ歯外形３３に螺着するときに中空体２９のための心出し（centering）とし て機能する。 第５例としてのキャップ（図２６、２７、２８）は、容器を所定の破断線９に 沿って開口したときに容器ネック３７の外面に嵌合する内面中空カバー３６によ って構成されている。カバーのくぼみ３８の内面にはヒートシール３の上端に嵌 合する、互いに対向した一対の切込み３９が設けられている。カバーの上部外面 には容器が未だ封止されているときに孔４１にプレスばめしてキャップを保持す るようにしたシャンク４０を設けることができる。 上述の方法を実施するためのプラント５０（図２９）は、容器自体を空気成形 するステーション５２の上流で容器の縁部をヒートシールするステーション５１ から本質的に成る。ヒートシール及び熱成形可能材料から成る一対のシート、例 えば巻出しロール５４を、例えば交番運動をする挟み手段を備えた巻上機構５５ により作動して段階的に前記ステーションを通過させる。 ヒートシールステーション５１の上流には予熱ステーション５６があり、巻上 機構５５の下流には成形された横列（５８）の容器を切り離すためのステーショ ン５７がある。この容器はコンベヤに挿入され、ヒートシール３の下部４を切断 するトリミングステーション６０に、その後充填ステーション６１、封止ステー ション６２に、そして単一の列から容器を切り離し、取り出して包装するため打 抜ステーション６３に移送される。 ヒートシールステーション５１（図３０）は、使用する材料の性質に応じてシ ール温度に加熱される一対の半型ダイ６４から構成され、この二つの半型ダイは それそれ容器の形状に対応する少なくとも一つのキャビティ６５と、前記少なく とも一つのキャビティと連通する少なくとも一つの長手方向の貫通溝６６を有す る。前記少なくとも一つの溝及び前記少なくとも一つのキャビティの縁部にはヒ ートシール３を行うためのシール面６７が設けられる。 空気成形ステーション５２もまた、ヒートシールステーション５１の前記少な くとも一つのキャビティ６５に対応する少なくとも一つのキャビティ６９を有す る二つの半型ダイ６８から構成されるが、ただこのキャビティは容器に最終的な 形状を付与するためより深いものとなっている。 各半型ダイ６８の、容器の基部を成形する部分は空気成形の終了時に製品を排 出するための取り外し可能な構成部分７０を有する。前記取り外し可能な構成部 分は、容器の底部のくぼみ５のＵ形部分７に対応する内面７１（図３３）を有す る。各取り外し可能部分７０は矢印Ａ、Ｂの方向に作動し、Ｂ方向の作動は二つ の半型ダイ６８を開くのと同時に行われる。 半型ダイ６８と取り外し可能部分７０は適当なチャンネル７２内を循環する液 体によって冷却される。 半型ダイ６８はまた、容器のネックを形成、例えばねじ付部分３４を形成する のに適当な取り外し可能なインサート７３を有することができる。 ヒートシールステーション５１の上流には、半型ダイ６４の溝６６によって得 られる長手方向チャンネル７５と連通する、容器成形用加圧空気インジェクタ７ ４がある。長手方向チャンネル７５は横チャンネル７５ａによって半型ダイ６４ 、６８のキャビティ内にある容器の内部と接続している。 代わりに、それ程有利というわけではないが、半型ダイ６４は側面インジェク タ７６（図３１、３２）を有するようにしてもよい。その場合には、インジェク タの上流にあるダイの部分は、シールすべきでなく、その目的のため取り外し可 能な構成部分を耐熱性材料で構成してシート５３が段階的に前進できるようにす る。 ヒートシール３の下部４を切断するトリミングステーション６０（図３４）は 、固定マトリクス７９と該マトリクスに対して交番運動可能なせん断ブレード８ ０を有する挟撃切断機構７８から構成される。 半型ダイ６８は、容器の側部の側面くぼみ２０を形成するよう形付けられた側 面インサート８１（図３７）を有することができる。前記インサートは一般に縦 に長く、図示しない手段により、成形時容器の側部に進入する位置（図３８）と 容器を排出するため容器から離れた位置（図３９、４０）の間を横方向に往復可 能である。 上述した図２９−４０のプラントを用いて実施する成形方法は以下のとおりで ある。 −熱成形及びヒートシール可能材料から成るシートを予熱する。 −容器の璧部を形成することとなるシートの中央部分がシールされてしまわな いよう空気を吹き入れながら、また互いに及び容器と連通する空気成形用の多数 の導管をヒートシールによって形成しながら容器の縁部をヒートシールする。 −ヒートシールステーションの上流に配置され、かつシートの前進方向と平行 な方向に整列されたインジェクタにより加圧空気を前記成形導管に吹き入れて容 器を熱成形する。 空気を用いる代わりに、容器に充填すべき製品を用いて容器の熱成形を行って もよい。 ヒートシールステーション５１の長手方向導管７５は、それらが巻上機構５５ により一段階前進して熱成形ステーション５２に達すると、横導管７５ａの下の 溝６６に対応する溝を有しない半型ダイ６８の平らな面によって偏平にされる。 このようにして、インジェクタ７４を介して成形流体を噴射するとステーション ５１及び成形ステーション５２においてヒートシールによって限られた部分が加 圧される。 空気がヒートシールステーションを通過すると空気は加熱され、成形の質を向 上させることとなる。さらに、加熱空気で成形すると成形工程時の衛生条件を向 上させることができ、このことは栄養や薬剤の分野での応用に特に有利である。 さらに、ボトルの場合、現場で、すなわち成形プラントの近くで充填すること により空の容器をストックするのに必要なスペースや輸送コストをかなり節約す ることができる。 実施の際においては、実施の材料、寸法及び詳細は上述したのと技術的に均等 の範囲で変更が可能である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１１月１８日 【補正内容】 請求の範囲 １． ヒートシール及び熱成形可能材料のシート（５３）から容器を製造する方 法であつて、オープンループ状のシール（６７）によって限られたインフレート ポケット（６５）を第１インフレーションステーション５１で製造すべく前記シ ート（５３）の対向部分を加熱、シール、及び膨張させる工程から成るものにお いて、インフレートボケット（６５）を第２インフレーションステーション（５ ２）に前進させ、そこでインジェクタ（７４；７６）を介して前記対向部分間に 第１インフレーションステーション（５１）から第２インフレーションステーシ ョン（５２）に延長するよう形成された導管（７５）にインフレーション用流体 を供給して該ポケット（６５）をさらに膨張させることを特徴とする製造方法。 ２． 前記インジェクタ（７４）はシート（５３）の前進方向と平行に向けられ ていることを特徴とする請求項１記載の製造方法。 ３． 前記インジェクタ（７６）はシート（５３）の前進方向に対して横に向け られていることを特徴とする請求項１記載の製造方法。 ４． 前記導管（７５）は前記第１インフレーションステーション（５１）にお けるインフレートポケット（６５）をバイパスすることを特徴とする先行請求項 のいずれかに記載の製造方法。 ５． ヒートシール及び熱成形可能材料のシート（５３）から容器を製造する装 置であって、前記シート（５３）を前進させる前進手段（５５）と、前記シート （５３）の対向部分を加熱、シール、及び膨張させて互いに相補的なキャビティ （６５）を有する第１及び第２の相補的なダイ手段（６４）から成る第１インフ レーションステーション（５１）においてオープンループ状のシール（６７）に よって限られたインフレートボケット（６５）を作成する加熱、シール及びイン フレーション手段（５１、５６）を含むものにおいて、第２インフレーションス テーション（５２）が前記第１インフレーションステーション（５１）の後に配 置されると共に、互いに相補的なキャビティ（６９）を有する第３及び第４の相 補的なダイ手段（６８、７０、８１）から成り、また少なくとも一つの長手方向 内側溝（６６）が上記ダイ手段（６４、６８；６４、６８、７０、８１）内を、 前記第１及び第２の相補的ダイ手段（６４）から前記第３及び第４の相補的ダイ 手段（６８、７０、８１）の少なくとも一つのキャビティ（６９）まで延長し、 前記少なくとも一つの溝（６６）及び前記少なくとも一つのキャビティ（６９） の縁部がヒートシールする面を有することを特徴とする製造装置。 ６． 前記少なくとも一つの溝（６６）の上流側端部は対応するインフレーショ ン用流体インジェクタ（７４；７６）と接続していることを特徴とする請求項５ 記載の装置。 ７． 該又は各インジェクタ（７４）は前記第１インフレーションステーション （５１）から前記第２インフレーションステーション（５２）に向かう方向に向 けられていることを特徴とする請求項６記載の装置。 ８． 該又は各インジェクタ（７４）は前記第１インフレーションステーション （５１）から前記第２インフレーションステーション（５２）に向かう方向に対 して横に向けられていることを特徴とする請求項６記載の装置。 ９． 前記少なくとも一つの溝（６６）は前記第１及び第２の相補的ダイ手段（ ６４）の前記キャビティ（６５）をバイパスすることを特徴とする請求項５〜８ のいずれかに記載の装置。 10． 前記第３及び第４ダイ手段（６８、７０、８１）はそれぞれ上記容器（１ ；１０；１３；１９）の基部のくぼみ（５）の半分を形成するのに適した取り外 し可能な構成部分（７０）を含むことを特徴とする請求項５〜９のいずれかに記 載の装置。 11． 前記第３及び第４ダイ手段（６８、７０、８１）はそれぞれ容器（１９） の側面のくぼみ（２０）の半分を形成するのに適した少なくとも一対の取り外し 可能な長手方向インサート（８１）を含むことを特徴とする請求項５〜１０のい ずれかに記載の装置。 12． 熱成形及びヒートシール可能材料から成る基部安定容器であって、互いに 対向するキャビティを有し、略中央長手面においてヒートシール接合されて容器 の外面にばり状ヒートシール（３）を形成する第１及び第２のシェル（２）を含 み、該ヒートシール（３）は容器の口を囲むネック（３２、３５）に沿つて延長 するものにおいて、前記ヒートシール（３）の一部はねじキャップ（２８）と共 働して前記口のリムを閉じ、封止するのこ歯状外形（３３）を有することを特徴 とする容器。 13． のこ歯状外形（３３）を有しないネック（３２）の部分はキャップ（２８ ）を螺着するときに前記のこ歯状外形（３３）の補助となる溝ねじ（３４）を有 することを特徴とする請求項１２記載の容器。 14． のこ歯状外形（３３）を有しないネック（３５）の部分はキャップ（２８ ）を螺着するときに心出しとして機能する略間抜き円筒形の平滑面を有すること を特徴とする請求項１２記載の容器。 15． 熱成形及びヒートシール可能材料から成る基部安定容器であって、互いに 対向するキャビティを有し、略中央長手面においてヒートシール接合されて容器 の外面にばり状ヒートシール（３）を形成する第１及び第２のシエル（２）を含 むものにおいて、前記容器用の閉止具（２１ａ、３６）は前記ヒートシール（３ ）の面積が増大する位置に支持されることを特徴とする容器。 16． 前記閉止具（２１Ａ、３６）は容器の口に嵌合すべく前記ヒートシール（ ３）に取り外し可能に挿入されたプラグ（２１；２２）であることを特徴とする 請求項１５記載の容器。 17． 前記閉止具（２１Ａ）はヒートシール（３）の前記位置（２５）にコード （２６）によって接続されていることを特徴とする請求項１５又は１６記載の容 器。 18． 前記コード（２６）は閉止具（２１Ａ）自体の周囲に螺旋状に巻かれてい ることを特徴とする請求項１７記載の容器。 19． 前記ヒートシール（３）は前記容器のネックのそれぞれ反対側に沿って延 長すると共に、前記閉止具（３６）は前記ネックに嵌合するキャップ（３６）で あり、前記ヒートシール（３）を受け入れる一対の対向する切込み（３９）を有 することを特徴とする請求項１５記載の容器。 20． 熱成形及びヒートシール可能材料から成る容器であって、互いに対向する キャビティを有し、略中央長手面においてヒートシール接合される第１及び第２ のシェル（２）を含み、該ヒートシール（３）は容器の外側に補剛ばり（３）を 形成すると共に、水平底部（４）と側面部（２１）を含み、容器（１；１０；１ ３；２０）はヒートシール（３）の前記水平底部（４）が位置する少なくとも一 つのくぼみ（５）をその基部に有し、前記くぼみ（５）は容器が空のときに前記 底部（４）の下縁と容器を支持する面（６）との干渉を回避する深さを有するも のにおいて、容器（１９）の側部（２０）が前記側面部（２１）がその中に位置 するくぼみを有することを特徴とする容器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ＢＯ９２Ａ０００３３１ (32)優先日 1993年７月26日 (33)優先権主張国 イタリア（ＩＴ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ (72)発明者 ブルガレッリ、クラウディオ イタリア国 アイ―41100 モデナ、コル ソ カナルグランデ 88 【要約の続き】 器を切り離す少なくとも一つのステーション（５７；６ ０；６３）と、容器を移送するコンベヤ（５９）を含 み、該ヒートシールステーション（５１）は各ダイが容 器の形状に対応した少なくとも一つのキャビティ（６ ５）を有する一対の加熱した半型ダイから成り、前記半 型ダイは前記少なくとも一つのキャビティと連通する少 なくとも一つの長手方向の貫通溝（６６）を有し、前記 少なくとも一つの溝及び前記少なくとも一つのキャビテ ィの縁部はヒートシールを行う面（６７）を有する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 熱成形及びヒートシール可能な材料の容器であって、互いに対向する凹所 を有し、略中央長手面に対応する縁部に沿いヒートシール接合された一対のバル ブ（２）から成る中空ケーシングを含み、該ヒートシール（３）が容器の外側に 補剛リブを形成するものにおいて、容器（１；１０；１３；２０）はヒートシー ル（３）の水平底部（４）がその中に位置する少なくとも一つのくぼみ（５）を 基部に有し、該くぼみが前記底部の下端と容器を支持する面（６）との干渉を回 避する深さを有することを特徴とする容器。 ２． 熱成形及びヒートシール可能な材料の容器であって、互いに対向する凹所 を有し、略中央長手面に対応する縁部に沿いヒートシール接合された一対のバル ブ（２）から成る中空ケーシングを含み、該ヒートシール（３）が容器の外側に 補剛リブを形成するものにおいて、バルブ（２）は単一のシートを容器の中央長 手面の下端を規定する線（１７）に沿って畳んで得られ、前記容器の底端が容器 の基部に沿った、支持面（６）との干渉を回避するのに十分な深さを有するくぼ み内に位置することを特徴とする容器。 ３． 容器（１９）の側部（２０）はヒートシール（３）の側面部（２１）がそ の中に位置するくぼみを有することを特徴とする請求項１又は２記載の容器。 ４． 容器は二以上の径とすることができるネック（８；１０）を有し、該ネッ ク上に少なくとも一の所定の破断線（９）が設けられていることを特徴とする先 行請求項のいずれかに記載の容器。 ５． ヒートシール（３）は少なくとも一の部分（２５）で幅が増加し、そこに 容器のネックの内面（２３）に嵌合する取り外し可能なプラグ（２１；２２）を プレスばめによって挿入することを特徴とする先行請求項のいずれかに記載の容 器。 ６． 前記プラグは容器が封止状態のときプラグ自体の周囲に螺旋状に巻いたコ ード（２６）によって該ヒートシール（３）の部分（２５）に接続されているこ とを特徴とする請求項５記載の容器。 ７． ネック（３２；３５）を規定するヒートシール（３）の部分はねじキャッ プ（２９）と共働して容器の上端を閉じ、封止するのこ歯状外形（３３）を有す ることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の容器。 ８． のこ歯状外形（３３）を有しないネック（３２）の部分はキャップ（２８ ）を螺着するときに前記のこ歯状外形の補助となる溝ねじ（３４）を有すること を特徴とする請求項７記載の容器。 ９． のこ歯状外形（３３）を有しないネック（３５）の部分はキャップ（２８ ）を螺着するときに心出しとして機能する略間抜き円筒形状の平滑面を有するこ とを特徴とする請求項７記載の容器。 10． 容器は一対の対向する切込み（３９）を有するキャッププラグ（３６）と 嵌合する外面を備えたネックを有することを特徴とする請求項１〜４のいずれか に記載の容器。 11． ヒートシール及び熱成形可能材料のシートから容器を製造する方法であっ て、ヒートシール及び熱成形可能材料のシートを予熱する工程、容器の壁部を形 成することとなるシートの中央部分がシールされるのを避けるため流体を吹き入 れながら、また互いに及び該容器とも連通する空気成形のための多数の導管（７ ５；７５ａ）をヒートシールによって形成しながら容器の縁部をヒートシールす る工程と、前記流体をヒートシールステーションの上流に位置するインジエクタ （７４）によって前記成形導管に吹き入れて容器を熱成形する工程とを含む製造 方法。 12． 前記インジェクタはシートの前進方向と平行な方向に整列されていること を特徴とする請求項１１記載の製造方法。 13． 請求項１１記載の方法を実施するためのプラントであって、連続的に、シ ート（５３）を予熱するステーション（５６）と、容器の縁部をヒートシールす るステーション（５１）と、流体の噴射によって容器を成形するステーション（ ５２）と、シートを前進させる機構（５５）と、容器を切り離す少なくとも一つ のステーション（５７；６０；６３）と、容器を移送するコンベヤ（５９）を含 み、該ヒートシールステーション（５１）は各ダイが容器の形状に対応した少な くとも一つのキャビティ（６５）を有する一対の加熱した半型ダイから成るもの において、前記半型ダイは前記少なくとも一つのキャビティと連通する少なく とも一つの長手方向貫通溝（６６）を有し、前記少なくとも一つの溝及び前記少 なくとも一つのキャビティの縁部がヒートシールを行う面（６７）を有すること を特徴とするプラント。 14． 前記少なくとも一つの溝の予熱ステーション（５６）側の端部は対応する 成形流体インジェクタ（７４）と接続されることを特徴とする請求項１３記載の プラント。 15． 成形ステーション（５２）は容器の最終形状に対応するキャビティを有す る二つの半型ダイ（６８）から成り、各半型ダイは容器の基部のくぼみの半分を 形成するに適した取り外し可能な構成部分（７０）を有することを特徴とする請 求項１４記載のプラント。 16． 各半型ダイ（６８）は容器の各側面くぼみの半分を形成するのに適した少 なくとも一対の取り外し可能な長手方向挿入物（８１）を有することを特徴とす る請求項１５記載のプラント。