JPH08502963A - ソマトトロピン修飾物 - Google Patents

ソマトトロピン修飾物

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JPH08502963A JP6511061A JP51106194A JPH08502963A JP H08502963 A JPH08502963 A JP H08502963A JP 6511061 A JP6511061 A JP 6511061A JP 51106194 A JP51106194 A JP 51106194A JP H08502963 A JPH08502963 A JP H08502963A
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レアマン,エス・ラス
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ジ・アップジョン・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 生物活性を失うことなく、高次構造安定性および化学安定性の予想できない向上を供するソマトトロピン修飾物を記載する。これらの特性の改変は、部位特異的突然変異によるソマトトロピンの修飾を介して行う。これらの変化はこれらのタンパク質の保存安定性を向上させる。実施例修飾物には、19および20位で、各々、グルタミンのヒスチジンへの置換およびヒスチジンのアルギニンへの置換を有するブタ・ソマトトロピン(Q19H,H20R)、52位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換を有するブタ・ソマトトロピン(F52E)、ならびに137位のグルタミン酸のロイシンのグルタミン酸への置換を有するブタ・ソマトトロピン(I137E)が含まれる。該修飾ソマトトロピンは、動物種の成長特性(例えば、ブタにおける赤肉-脂肪比の増加ならびに雌ウシにおける泌乳の増加)を向上させるのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ソマトトロピン修飾物 発明の分野 本発明は、非修飾タンパク質に比して安定性の向上を示すソマトトロピンの新 規な単一部位または複数部位置換アナログを提供する。 発明の背景ソマトトロピン (Stまたは成長ホルモン(GH)とも呼ばれている)ソマトトロピンは、元 来、種々の動物種からの脳下垂体抽出物中に発見された。これらのタンパク質は 、約200個のアミノ酸と2つの分子内ジスルフィド結合を含む単鎖分子である 。これらのタンパク質は、炭水化物、脂質または他の補因子を含まないため、そ れらの分子量は、約22,000ダルトンである。数多くの哺乳動物、鳥類およ び水生動物のソマトトロピンが、それらの構造および生物学的挙動に関してよく 特徴付けられている(例えば、ジェイ・エル、コストヨ(J.L.Kostyo)およ びエイ・イィ、ウィルヘミ(A.E.Wilhemi)、メタボリズム(Metabolism) 第25巻:105-124頁(1976年);オー・ジィ・ピィ、アイザックソ ン(O.G.P.Isaksson)ら、アニュアル・レビュー・イン・フィジオロジー( Ann.Rev.Physiol.)第47巻:483-499頁(1985年);エイ・シィ 、パラジニ(A.C.Paladini)ら、シィアールシィ・クリチカル・レビューズ ・イン・バイオケミストリー(CRC Crit.Rev.Biochem.)第15巻:25- 56頁(1983年)参照)。 哺乳類のソマトトロピンは、保存された分子であって、アミノ酸配列およびタン パク質構造における類似性が異なった動物種間で認められている。 脳下垂体組織から抽出しされた(「天然」)か、または組換え生物から製造さ せた(「組換え体」)ヒトおよび動物のソマトトロピンは、重要な商業的適用を 有する。ヒト成長ホルモンは、思春期前の子供の遅い成長を通常促進させる(( ヒューマン・グロウス・ホルモン(Human Growth Hormone)エス、ライチ( S.Raiti)、アール・ エイ、トールマン(R.A.Tolman)編;プレナム・プレス(Plenum Press); ニュー・ヨーク(New York)(1986年)、第21節))。雌ウシにおける 泌乳を向上させるウシ・ソマトトロピンは、その目的で数カ国で販売されており 、米国でも販売が検討されている。ブタ・ソマトトロピン(pSt)およびウシ ・ソマトトロピン(bSt)は双方とも、給餌-体重増加比(feed-gain ratio) にほとんど影響せずに、各々の標的動物に対し、赤肉組織比を増加させる。いず れのタンパク質も、ヒトには活性を有さない(ジェイ・シィ、ユスケビッチ(J .C.Juskevich)およびシィ・ジィ、ガイヤー(C.G.Guyer)サイエンス(S cience)第249巻:875-884頁(1990年)およびジェイ・エル、コス トヨ(J.L.Kostyo)およびエイ・イィ、ウィルヘミ(A.E.Wilhemi)前掲 )。これらの化合物を日単位で膨大な数の家畜に投与するのは不便であり、pS tおよびbStを投与するための持続放出性投薬形態の開発が必要である。デリバ リー期間中に該タンパク質が生物活性を維持していることを保証するには、それ が高い化学安定性および高次構造安定性を有する必要がある。以前の研究では、 持続性デリバリー用の成長ホルモンが、持続性デリバリーを要する要性より低い 安定性を有することが示唆されている。 本明細書にて開示するのは、直接的または間接的にソマトトロピンを安定化さ せる置換を該タンパク質に作製することである。これらの各化合物を標的動物に おいて試験し、これが、生物学的に活性で、かつ、商業的性能に達しているかを 確認する。構造研究 タンパク質は、ペプチド結合により連なったアミノ酸を含有し、直鎖を形成す る。しばしば、例えばシステイン残基のごとき複数のスルクヒドリル含有アミノ 酸残基が存在すると、これらの化合物の酸化的環化を起こす。膨大な数のペプチ ド結合ならびに、アルコール、酸、カルボキシアミド、アミン、グアニジン、イ ミダゾール、インドール、フェノール、スルフィド、ジスルフィドおよびメルカ プタン官能基を含有するアミノ酸側鎖のため、化学的または生物学的な因子の作 用を通してのタンパク質修飾の強い潜在性がある。加えて、球状タンパク質のタ ンパク質主鎖は、非常に柔軟なことがよく知られている。しかしながら、該タン パク質は、ランダムポリマーのごとく溶液中で動いているというより、通常は半 強固な三次構造物にあてはまる。タンパク質がその三次構造を維持する能力は、 高次構造安定性と称される。しばしば、後者の構造は生物活性を維持するのに必 須である。これらの場合においては、三次構造の消失がタンパク質分解の一形態 である。さらに、タンパク質の化学安定性および高次構造安定性は、相互に関係 している。すなわち、タンパク質の共有構造を修飾する反応が高次構造安定性に 影響する場合があり、高次構造安定性を変化させる構造変化が、しばしばその逆 の様式にて、化学的分解速度する場合がある。しばしばその逆の様式となる ソマトトロピンに関しては、数多くの化学的および立体構造的な分解経路が同 定されている。例えば、相同性の高い動物ソマトトロピンのアスパラギンのカル ボキシアミド側鎖の脱アミノ化、加水分解および転位反応が、13、47、14 0および148位で(シィ、セッチ(C.Secchi)ら、インターナショナル・ジ ャーナル・オブ・ペプチド・プロテイン・リサーチ(Int.J.Peptide Protei n Res.)第28巻:298頁(1986年)、99位で(国際出願WO 87/ 01708)、および129位(ウッド,ディー・シー(Wood,D.C.)ら、ジ ャーナル・オブ・バイロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)、第264 巻:14741頁(1989年)))で見い出されている。5、124、149 および179位のメチオニンが、対応するスルホキシドに酸化されることが示さ れた(オウ、カスコーン(O.Cascone)ら、インターナショナル・ジャーナル ・オブ・ペプチド・プロテイン・リサーチ(Int.J.Peptide Protein Res. )第16巻:299-305頁(1980年))。加えて、タンパク質を好適な 条件下にてアルカリで処理すると、還元可能な二量体を生成する分子内ジスルフ ィド架橋ができる。ソマトトロピンにおいては、これらの反応は、主にショート ループ(181および189位)のシステインに含まれるようである。三次構造 が消失する条件も明らかにされている。ソマトトロピンの変性は、pH、塩化グ アニジン、尿素および熱での処理の結果として起こる。加えて、部分変性ソマト トロピンは、生物活性がなく、かつ、可溶性凝集種を形成することが示されてい る(ディ・エヌ、ブレームス(D.N.Brems)、バイオケミストリー(Biochem istry)第27巻: 4541-4546頁(1988年))。 これらの分解経路の発生を最小限にとどめるために、本発明者らは、標的動物 における生物活性は維持するが、個々の分解経路を最小限化することにより該タ ンパク質を選択的に安定化させる、ソマトトロピンの修飾形態を同定し合成した 。これらの化合物は、ソマトトロピンcDNAにおける核酸置換を生成する部位 特異的修飾を用いることにより得られる。次いで、該修飾cDNAを宿主生物に 形質転換し、該修飾ソマトトロピンを発現させ、精製する。本明細書中で用いる 「部位特異的」なる語は、ソマトトロピン一次構造の制御された修飾の工程であ る。単一部位修飾とは、短断片のソマトトロピン内で1〜3個のアミノ酸残基置 換を生成する、ソマトトロピン遺伝子配列における変化である。単一部位置換ア ナログは、(例えば、47位におけるアスパラギンの脱アミノ化のような)特異 的な分解経路を生じるように設計する。複数部位置換アナログは、ソマトトロピ ンをさらに安定化するために、該タンパク質中に2個またはそれを超える単一部 位置換を合わせ持つ。部位特異的修飾は、化学分解を受ける官能基を直接的に除 去するか、もしくは、天然の三次構造の高次構造安定性を強化することによりS t安定性を向上させる。加えて、中性pHにおけるタンパク質の溶解性を高める ことにより、該タンパク質の化学的安定性および高次構造安定性は間接的に向上 される。この付加された溶解性は、該タンパク質をアルカリまたは酸へ暴露する 必要性を減じ、それによって、投与中の分解産物の存在が減少する。 これらのタンパク質の作用機作が明らかには判明していないため、各ソマトト ロピン・アナログの生物活性を測定しなければならない。いくつかの場合におい ては、分解性の減少を示すソマトトロピン変異型は、商業的な製品として必要と される必須レベルの生物活性に達していない。例えば、56位のグルタミン酸の アラニンでの単一部位置換は、給餌-体重増加比によって示されるブタ成長バイ オアッセイにおいて、このタンパク質の活性を有意(P<0.05)に低下させ る。他の研究室では、122位にアスパラギン酸を含有する修飾bStを産生す るトランスジェニック・マウスが、正常マウスと同じ大きさに成長することを見 い出している。bStの119位のグリシンの代わりにアルギニンを含有するト ラン スジェニック・マウスは、矯小体表現型を有する(ダブリュ・ワイ、チェン(W .Y.Chen.)ら、モレク・エンドクリノル(Molec.Endocrinol.)第5巻:1 845-1852頁(1991年))。これらの結果は、Stの一次構造と生物活 性との間の関係が複雑であることを明らかに示している。 情報の開示 ソマトトロピン・アナログとも称される数多くの変異型ソマトトロピンまたは 修飾ソマトトロピンが知られている。例えば: 国際公開WO 91/00870号には、96〜133残基の間の一次構造の置 換により、疎水性構造およびヘリックス構造の安定性が向上し、凝集性が減少し たソマトトロピンが開示されている。 国際公開WO 90/08823号には、C-末端システイン残基の置換による 分子間ジスルフィド結合生成の阻害が開示されている。 欧州特許公開0 355 460号ならびに国際公開WO 92/01789号お よびWO 90/02758号にも、システイン残基の置換による修飾ソマトトロ ピンが報告されている。 国際公開WO 90/08164号には、ウシ・ソマトトロピンの99位のアス パラギン残基の置換による、安定性の向上を示すソマトトロピンが開示されてい る。 国際公開WO 87/01708号には、ウシ・ソマトトロピンの99位のアス パラギン残基の置換による、脱アミノ化を含む加水分解作用の阻害が開示されて いる。 米国特許第5,130,422号および5,089,473号には、95-1 01領域に位置するアスパラギンをグアニジンに置換することによる、安定性の 向上を示すソマトトロピンが開示されている。 本出願の出願日より1年未満前に公開された欧州特許第0 488 279号に は、分子のα-ヘリックス3およびα-ヘリックス2領域にアミノ酸変化を有する ソマトトロピン・アナログが開示されている。 ガンター,シィ(Ganter,C.)およびプラックタン,エイ(Pluckthun,A. )、 バイオケミストリー(Biochemistry)第29巻:9395-9402頁(199 0年)には、アラニンのグリシンへの置換が、グリセルアルデヒド 3-リン酸デ ヒドロゲナーゼの安定性を変化を起こし、かつ、これらの置換の影響がアミノ酸 位置に強く依存することが記載されている。 ヘクト,エム・エイチ(Hecht,M.H.)ら、プロテインズ(Proteins)第1 巻:43-46頁(1986年)には、α-ヘリックス領域におけるアラニンのグ リシンへの部位特異的置換により、λ-リプレッサータンパク質の熱安定性が向 上されたことが記載されている。 図面の簡単な説明 図1は、RP-HPLCにより分析したrpStおよび修飾rpStの加速安定性試 験の結果を示す。図2-8のデータと共にこのデータは、標準的なタンパク質分 析では、特定の安定性向上を同定できるほど感度が十分でないこと示している。 (初期ピーク面積比率としての)ピーク面積を時間の関数としてプロットする。 ソマトトロピンを炭酸ナトリウム緩衝液、pH9.8に溶解し、これらの分析の ために30℃にて30日までインキュベートする。rpSt(○);A48P(□ );F103E(▼);C181,189S(▽);N99S(●)。さらなる 詳細については、詳細な説明のセクションで記載する。 図2は、アルカリ緩衝液中における天然rpSt(上図)および30日間後(下 図)の分解性分解マップを示す。ピークはLC-MS(LC-MS:液体クロマト グラフィー-質量スペクトロメトリー)を用いて同定する。天然rpStの個々のト リプシン分解フラグメントに対応する数を表IVで明らかにする。図2で標識した 個々の分解産物(下図)を表Vで明らかにする。しかるに、このアプローチは、 より詳細でしかも感度の良い化学安定性の評価を可能とする。 図3は、アルカリ緩衝液に暴露した後のM5Sのトリプシン分解マップを示す 。このpStの修飾形態物を図1に記載のごとくインキュベートする。試料は、ジ ェイ・ジェイ、ドーアティ(J.J.Dougherty)ら、(アナリティカル・バイオ ケミストリー(Analytical Biochemistry)第190巻:7-20頁(1990 年))により記載されているトリプシン分解マッピングにより分析する。簡単に は、この方法は、 ソマトトロピンをpH8.3で5℃にて24時間トリプシンと一緒にインキュベ ートすることを要する。その分解物をHPLCによりマッピングする。さらなる 詳細については、詳細な説明のセクションに記載する。 図4は、アルカリ水溶液に暴露した後のN47Dのトリプシン分解地図を示し ている。インキュベーションおよび分析は、図1および3の脚注にそれぞれ簡単 に記載されている。 図5は、アルカリ水溶液に暴露した後のA48Pのトリプシン分解地図を示し ている。インキュベーションおよび分析は、図1および3の説明にそれぞれ簡単 に記載されている。 図6は、アルカリ水溶液に暴露した後のN99Sのトリプシン分解地図を示し ている。インキュベーションおよび分析は、図1および3の説明にそれぞれ簡単 に記載されている。 図7は、アルカリ水溶液に暴露した後のC181,189Sのトリプシン分解 地図を示している。インキュベーションおよび分析は、図1および3の説明にそ れぞれ簡単に記載されている。 発明の概要 本発明は、天然ソマトトロピンと同一または類似の生物活性レベルを維持しつ つ、該タンパク質の化学安定性および高次構造安定性を向上させる1またはそれ を超えるアミノ酸変化を有する修飾ソマトトロピンもしくはソマトトロピン・ア ナログに関する。 本発明の第1の態様は、以下:アミノ酸5位のアスパラギンのセリンへの置換 (M5Sと命名したアナログ)、13位のアスパラギンのセリンへの置換(N1 3S)、アミノ酸15位に見い出されるバリンのロイシンへの置換(V15L) 、19位のグルタミンのヒスチジンへの置換および20位のヒスチジンのアルギ ニンへの置換(Q19H,H20R)、40位のグリシンのグルタミン酸への置 換(G40E)、47位のアスパラギンのアスパラギン酸への置換(N47D) 、48位のアラニンのプロリンへの置換(A48P)、52位のフェニルアラニ ンのグルタミン酸への置換(F52E)、63位のグリシンのアスパラギンへの 置換(G63N)、86位 のトリプトファンのフェニルアラニンへの置換(W86F)、88位のグリシン のグルタミン酸への置換(G88E)、98位のスレオニンのアラニンへの置換 、99位のアスパラギンのセリンへの置換、および100位のセリンのアラニン への置換(T98A,N99S,S100A)、103位のフェニルアラニンの グルタミン酸への置換(F103E)、124位のメチオニンのロイシンへの置 換(M124L)、137位のイソロイシンのグルタミン酸への置換(I113 E)、140位のグルタミンのセリンへの置換(Q140S)、148位のアス パラギンのセリンへの置換(N148S)、または179位のメチオニンのロイ シンへの置換(M179L)、の1個の単一部位置換を該タンパク質中に作製し たソマトトロピン・アナログに関する。 さらに詳細には、本発明は、ブタまたはウシ・ソマトトロピン・アナログ、特 に詳細には、前記のうちの1個の置換を有するブタ・ソマトトロピン・アナログ に関する。 本発明の第2の態様は、2またはそれを超える以下:5位のメチオニンのセリ ンへの置換(M5S)、13位のアスパラギンのセリンへの置換(N13S)、 15位のバリンのロイシンへの置換(V15L)、19位のグルタミンのヒスチ ジンへの置換および20位のヒスチジンのアルギニンへの置換(Q19H,H2 0R)、40位のグリシンのグルタミン酸への置換(G40E)、47位のアス パラギンのアスパラギン酸への置換(N47D)、48位のアラニンのプロリン への置換(A48P)、52位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F 52E)、63位のグリシンのアスパラギンへの置換(G63N)、86位のト リプトファンのフェニルアラニンへの置換(W86F)、88位のグリシンのグ ルタミン酸への置換(G88E)、98位のスレオニンのアラニンへの置換、9 9位のアスパラギンのセリンへの置換、および100位のセリンのアラニンへの 置換(T98A,N99S,S100A)、99位のアスパラギンのセリンへの 置換(N99S)、103位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F1 03E)、124位のメチオニンのロイシンへの置換(M124L)、125位 のアスパラギンのセリンへの置換(R125S)、137位のイソロイシンのグ ルタミン酸への 置換(I137E)、140位のグルタミンのセリンへの置換(Q140S)、 148位のアスパラギンのセリンへの置換(N148S)、179位のメチオニ ンのロイシンへの置換(M179L)、または181および189位のシステイ ンのセリンへの置換(C181,189S)、の単一部位置換をソマトトロピン ・タンパク質中に有する複数部位ソマトトロピン・アナログに関する。 特に、本発明のこの態様は、ソマトトロピン・タンパク質中に以下: (a)V15L、A48P、F52E; (b)A48P、N99S、C181,189S; (c)F52E、G88E、F103E、I137E; (d)V15L、Q19H、H20R、A48P、F52E; (e)N13S、W86F、Q140S、N148S、M124L、M179L ; および (f)V15L、A48P、F52E、N99S、F103E、C181,18 9S の複数部位置換を作製したソマトトロピン・アナログに関する。 さらに詳細には、本発明は、前記した複数部位置換を有するブタまたはウシ・ ソマトトロピン・アナログ、最も特には、ブタ・ソマトトロピン・アナログに関 する。 また、本発明のさらなる態様は、本発明の1個のソマトトロピン・アナログを コードするcDNAよりなる発現プラスミドにも関する。 本発明の第3の態様は、本発明のブタまたはウシ・ソマトトロピンをコードす るcDNAよりなる発現プラスミドで形質転換した宿主細胞に関する。 本発明のさらなる態様は、動物の成長を促進する方法、雌ウシにおける泌乳を 増加させる方法、およびブタにおける赤肉-脂肪比を増加させる方法に関するも のであって、本発明の各方法は、有効量の前記の単一部位または複数部位アミノ 酸置換を有するソマトトロピンアナログを該動物に投与することよりなる。 特に、本発明の1方法は、以下:アミノ酸5位のメチオニンのセリンへの置換 (M5Sと命名したアナログ)、13位のアスパラギンのセリンへの置換(N1 3S)、アミノ酸15位のバリンのロイシンへの置換(V15L)、19位のグ ルタミンの ヒスチジンへの置換および20位のヒスチジンのアルギニンへの置換(Q19H ,H20R)、40位のグリシンのグルタミン酸への置換(G40E)、47位 のアスパラギンのアスパラギン酸への置換(N47D)、48位のアラニンのプ ロリンへの置換(A48P)、52位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置 換(F52E)、63位のグリシンのアスパラギンへの置換(G63N)、86 位のトリプトファンのフェニルアラニンへの置換(W86F)、88位のグリシ ンのグルタミン酸への置換(G88E)、98位のスレオニンのアラニンへの置 換、99位のアスパラギンのセリンへの置換、および100位のセリンのアラニ ンへの置換(T98A,N99S,S100A)、103位のフェニルアラニン のグルタミン酸への置換(F103E)、124位のメチオニンのロイシンへの 置換(M124L)、137位のイソロイシンのグルタミン酸への置換(I13 7E)、140位のグルタミンのセリンへの置換(Q140S)、148位のア スパラギンのセリンへの置換(N148S)、または179位のメチオニンのロ イシンへの置換(M179L)、のソマトトロピンのアミノ酸配列に1個の単一 部位置換を有する有効量のソマトトロピンを動物に投与することよりなる。 本発明のさらなる方法は、以下:アミノ酸5位のメチオニンのセリンへの置換 (M5Sと命名した)、13位のアスパラギンのセリンへの置換(N13S)、 15位のバリンのロイシンへの置換(V15L)、19位のグルタミンのヒスチ ジンへの置換および20位のヒスチジンのアルギニンへの置換(Q19H,H2 0R)、40位のグリシンのグルタミン酸への置換(G40E)、47位のアス パラギンのアスパラギン酸への置換(N47D)、48位のアラニンのプロリン への置換(A48P)、52位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F 52E)、63位のグリシンのアスパラギンへの置換(G63N)、86位のト リプトファンのフェニルアラニンへの置換(W86F)、88位のグリシンのグ ルタミン酸への置換(G88E)、99位のアスパラギンのセリンへの置換(N 99S)、98位のスレオニンのアラニンへの置換、99位のアスパラギンのセ リンへの置換、および100位のセリンのアラニンへの置換(R98A,N99 S,S100A)、103位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F1 03E)、124位のメチオ ニンのロイシンへの置換(M124L)、125位のアスパラギンのセリンへの 置換(R125S)、137位のイソロイシンのグルタミン酸への置換(I13 7E)、140位のグルタミンのセリンへの置換(Q140S)、148位のア スパラギンのセリンへの置換(N148S)、179位のメチオニンのロイシン への置換(M179L)、または181および189位のシステインのセリンへ の置換(C181,189S)の2またはそれを超える置換を有する複数部位ソ マトトロピンを有効量、動物に投与することを特徴とする。 さらに特には、本発明の方法のこの態様は、以下: (a)V15L、A48P、F52E; (b)A48P、N99S、C181,189S; (c)F52E、G88E、F103E、I137E; (d)V15L、Q19H,H20R、A48P、F52E; (e)N13S、W86F、Q140S、N148S、N148S、M124L 、M179L;および (f)V15L、A48P、F52E、N99S、F103E、C181,18 9S、よりなる群から選択される複数部位置換を有するソマトトロピンを有効量 、動物に投与することからなる。 発明の詳細な説明 本発明は、天然の下垂体またはソマトトロピン由来の組換え体に比して高次安 定性および化学安定性の向上を示すソマトトロピン修飾物を開示する。この特徴 を満たす単一部位修飾としては、例えば、M5S、V15L、Q19H,H20 R、A48P、G40E、N47D、F52E、G88E、F103E、I13 7EおよびR125Sが含まれる。この特徴を満たし、複数部位アナログとして 含まれるさらなる修飾としては、例えば、N99S、C181,189Sが含ま れる。この簡略表示法は、例えば、M5Sでは、rpSt一次構造の5位のメチ オニンがセリンで置換されることを示す。 配列番号:1は、ブタから単離したpStの一次構造を示す。pSt活性を有す る他の密接に関連するソマトトロピンも、遺伝子的多表現型により同定した。相 同的なソマトトロピンのこれら変化およびわずかに変化した構造のため、一次構 造の番号付けおよび特定残基に微小な変動が文献的に見い出される。 化学活性および生物学的活性試験において単一部位および複数部位アミノ酸置 換ソマトトロピンを特徴付けることにより、ソマトトロピン安定性を向上させる 特定のタンパク質修飾の同定を行った。 該タンパク質の全体的な安定性の向上に用いたストラテジーには: (i)ソマトトロピンの高次構造安定性を向上させる該タンパク質の一次構造の 修飾、および/または(ii)ソマトトロピンの分解に含まれると知られているソ マトトロピン残基の特定の削除、および/または(iii)中性水溶液培媒質中でソ マトトロピンを操作できるような該タンパク質一次構造の修飾、が含まれる。ま た、このストラテジーは、ソマトトロピンが分解される傾向がかなり低いであろ う条件下にてすぐにでも修飾、保存および製剤化できるため、間接的に該タンパ ク質を安定化できる。 以下のリストは、前記した三原理の1つに従って該タンパク質の安定性の向上 が予想されるアミノ酸残基置換を詳細に記載している: 5位のメチオニンの置換。この分解部位を除去し、タンパク質の溶解性を上昇 させるであろう適当なアミノ酸置換は、セリン、アスパラギン、アスパラギン酸 、グルタミン酸、グルタミン、プロリンおよびスレオニンである。 13位のアスパラギンの置換。この加水分解部位を除去するであろう適当なア ミノ酸置換は、セリン、グルタミン酸、スレオニン、グルタミン、アスパラギン 酸、リジン、アルギニン、アラニンおよびヒスチジンである。 15位のバリンの置換。バリンおよびイソロイシンは、この部位におけるソマ トトロピンの高次構造安定性を最強化するであろう。 19位のヒスチジンのグルタミンへの置換および20位のアルギニンのヒスチ ジンへの置換は、この分解部位を変化するであろう。 40位のグリシンの置換。主鎖の高次的な柔軟性が除去されるであろう適当な アミノ酸置換は、チロシン、プロリン、スレオニン、セリン、グルタミン酸、ア スパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、リジンおよびアルギニンである。 47位のアスパラギンの置換。アスパラギン酸およびグルタミンは、この部位 における加水分解を低下させるのに適している。 48位のプロリンのアラニンへの置換は、分子の主鎖の高次構造安定性を向上 するであろう。 52位のフェニルアラニンの置換。該タンパク質の水溶性を高めるであろう適 当なアミノ酸置換は、グルタミン酸、アラニン、グリシン、チロシン、プロリン 、スレオニン、セリン、ヒスチジン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン 酸、リジンおよびアルギニンである。 63位のグリシンの置換。該タンパク質主鎖の高次構造安定性を向上するであ ろう適当なアミノ酸としては、アスパラギン、アルギニン、リジン、アスパラギ ン酸、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、セリン、スレオニン、プロリン 、チロシンおよびアラニンが含まれる。 86位のトリプトファンの置換。実質的に該タンパク質内部の親水性を高める ことなく、この分解部位が除去されるであろう適当なアミノ酸置換には、フェニ ルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシンおよびバリンが含まれる。 88位のグリシンの置換。グルタミン酸およびアスパラギン酸は、この部位に おける該タンパク質の高次構造安定性を強化するであろう。 98位のスレオニンの置換。該タンパク質の全体的な溶解性を維持しつつ残基 99付近の二次分解反応が除去されると予想される適当なアミノ酸には、アラニ ン、プロリン、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リジンおよびアルギ ニンが含まれる。 99位のセリンのアスパラギンへの置換は、該分子の安定性を向上させること が知られている。 100位のセリンの置換。該タンパク質の全体的な溶解性を維持しつつ、残基 99付近の二次分解反応が除去されると予想される適当なアミノ酸には、アラニ ン、プロリン、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リジンおよびアルギ ニンが含まれる。 103位のフェニルアラニンの置換。該タンパク質の水溶性を高めるであろう 適当なアミノ酸置換には、グルタミン酸、アラニン、グリシン、チロシン、プロ リン、スレオニン、セリン、ヒスチジン、アスパラギン、グルタミン酸、アスパ ラギン酸、リジンおよびアルギニンが含まれる。 124位のメチオニンの置換。この残基の酸化的分解が除去されるであろう適 当なアミノ酸には、ロイシン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グ ルタミン酸、グルタミン、セリンおよびスレオニンが含まれる。 また、125位のアルギニンのセリンでの置換も、該分子の安定性を向上する ことが知られている。 137位のイソロイシンの置換。rpStの水溶性を高めるであろう適当なア ミノ酸置換には、グルタミン酸、アラニン、グリシン、チロシン、プロリン、ス レオニン、セリン、ヒスチジン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、 リジンおよびアルギニンが含まれる。 140位のグルタミンの置換。この部位における脱アミノ化が除去されるであ ろう適当なアミノ酸置換は、セリン、アラニン、アスパラギン酸、リジン、アル ギニン、ヒスチジン、グルタミン酸およびスレオニンである。 148位のアスパラギンの置換。この部位における脱アミノ化が除去されるで あろう適当なアミノ酸は、セリン、アラニン、アスパラギン酸、リジン、アルギ ニン、ヒスチジン、グルタミン酸、グルタミンおよびスレオニンである。 179位のメチオニンの置換。この残基における酸化的分解が除去されるであ ろう適当なアミノ酸置換には、ロイシン、アルギニン、アスパラギン、アスパラ ギン酸、グルタミン酸、グルタミン、プロリン、セリンおよびスレオニンが含ま れる。 また、181および189位のセリンのシステイン残基への置換も、該分子の 安定性を向上させることが知られている。 前記に概説したストラテジーは、当業者なら難無く用いることができ、本発明 のさらなる修飾ソマトトロピンを容易に特徴付けることができる。標的動物にお ける生物活性を維持しつつ、ソマトトロピンの化学安定性および高次構造安定性 を向上させることに焦点を当てたこれらの実験では、以下にさらに詳記する化学 的および高次構造的な試験方法により、最初に本発明の修飾ソマトトロピンを特 徴付ける。かくして、本明細書中で記載した安定性または高次構造試験の1つに おいて、(天然ソマトトロピンに比して)向上を一般的に示すソマトトロピンが イン・ビボ生物アッセイの候補となる。幾分かの程度の生物活性の減少は、向上 した安定性により得られた利点により、部分的に許容できることは予想される。 好ましい修飾は、化学安定性および/または高次構造安定性ならびに宿主動物種 における生物活性の双方を向上する。修飾ソマトトロピンの合成 これらの化合物は、天然アミノ酸残基の置換をコードするcDNAを用いた選 択的な部位特異的突然変異を介して合成する。部位特異的突然変異は、組換え技 術の分野でよく知られた技術である。 DNA配列中に特異的な変化を導入するために、いくつかの部位特異的突然変 異技術が開発され、本発明の化合物を作製するのに用いることができる (クレイマー,イィ・ダブリュ(Kramer,E.W.)ら、ヌクレイック・アシッズ ・リサーチ(Nucl.Acids Res.)第12巻:9441-56頁(1984年) ;マンデッキ,ダブリュ(Mandecki,W.)、プロシーディングス・オブ・ナシ ョナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・イン・ユーエスエー(PNAS USA)第83巻:7177-81頁(1986年);ゾラー,エム・ジェイ(Zo llar,M.J.)およびスミス,エム(Smith,M.)、ヌクレイック・アッシッズ ・リサーチ(Nucl.Acids.Res.)第10巻:6487-6500頁(1982 年);ノルランダー,ジェイ(Norrander,J.)ら、ジーン(Gene)第26巻 :101-106頁(1983年);クンケル,ティ・エイ(Kunkel,T.A.) 、プロシーディングス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ ・イン・ユーエスエイ(PNAS USA)第82巻:488-92頁(1985 年);スコルド,エイ(Schold,A.)ら、 ディ・エヌ・エイ(DNA)第3巻:469-77頁(1984年);および マロッティ,ケイ・エム(Marotti,K.M.)およびトミック,シィーエス・ シィ(Tomich C-S.C.)、ジーン・アナリシス・テクニックス(Gene Anal .Tech.)第6巻:67-70頁(1989年))。突然変異反応用の1個のプラ イマーと、遺 伝子32タンパク質とのみを用いて突然変異効率を上げるマロッティ(Marotti )およびトミック(Tomich)のプライマー特異的突然変異は、著者が記載した 通り行うか、あるいは、弱冠変形して行う。1つの変形は、突然変異反応に長鎖 突然変異性オリゴヌクレオチド(約40塩基)に用い、短鎖オリゴヌクレオチド (<20塩基)を用いて候補をスクリーニングすることである。プロトコルの他 の変形は、BHM71-18mutS::Tn10またはBST-1cのいずれかへの変 異反応を形質転換し、該コロニーを一緒に集めることにより該コロニーを保存し 、ベクターDNAを単離し、BST-1cまたはMC1061のいずれかに再形 質転換することである。初期の形質転換収率が低い場合には、エレクトロポレー ションを用いる。該MC1061およびBST-1c培養系に通じる方法は、国 際公開WO88/06186号に詳細に記載されている。BST-1cは、ノザン ・リージョナル・リサーチ・センター(Nothern Regional Research Center )、イリノイ州、ペオリア(Peoria,IL)のアグリカルチュアル・リサーチ ・サービス・カルチャー・コレクション(Agricultural Research Service Culture Collection)から受託番号NRRL B-18303で入手できる。M C1061は、クロンテック・ラボラトリーズ社(Clontech Laboratories, Inc.)、カリフォルニァ州、パロ・アルト(Palo Alto,CA.)から購入 する。BHM71-18 mutS::Tn10は、ベーリンガー・マンハイム・バイオ ケミカルズ社(Boehringer MannheimBiochemicals)、インディアナ州、イン ディアナポリス(Indianapolis,IN)から、サイト・ディレクティッド・ミ ュータジェネシス・キット(カタログ番号1027-492)の一部分として購 入する。 本発明の修飾ソマトトロピン作製に用いるプライマー中で、(同一のアミノ酸 をコードする)他のトリプレットである遺伝子コードの変性となるよう、置換で きることは当業者に明らかである。本発明の開示に教示に従うことにより、前記 したのと同様な化学的および/または物理的特性を有し、かつ前記したアミノ酸 位で置換されたさらなるアミノ酸残基を、同一もしくは同様な生物物理学的およ び/または生物的な向上を得るために、ソマトトロピン分子中で容易に置換でき ることも当業者には明らかである。例えば、5位のメチオニンは、本発明の範囲 内で、セリンで置換できるが、セリンに化学構造が類似した他のアミノ酸(たと えば、スレオニン、アラニン等)でも、該タンパク質の三次構造を乱すことなく 同様の利点を作り出すであろう。 異なった種から同定したソマトトロピンは、アミノ酸配列および物理学的構造 において本質的に相同であることは当業者なら理解できる。実施例に記載した配 列変化をpSt内に作製したが、該技術は、変換に利用できる必須のアミノ酸残 基を有するいずれのソマトトロピン、特に哺乳動物のソマトトロピンにも等しく 適用できる。ブタ以外の種のアミノ酸配列および/または核酸配列は、当業者に よく知られている。 これらの試験に用いたブタ・ソマトトロピン遺伝子(PSt1)は、アップジ ョン・カンパニー社(Upjohn Company)で構築されたブタ下垂体cDNAライ ブラリーから単離したものであって、国際公開WO 88/06186号に記載さ れている。pSt遺伝子の発現に用いるpURAプラスミドは、国際公開WO 8 8/06186号に記載されている。該ベクターは、WO 90/05186号記 載のセラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)のtrpプロモーターな らびに前掲のカリ(Curry)およびトミック(Tomich)により記載されている ConSDリボソーム結合部位を含有するよう修飾されている。イー・コリ(E. coli)菌株および本発明のソマトトロピン・アナログの発現に好ましい宿主は、 BST-1cである。 修飾ブタ遺伝子を含有する形質転換細胞は、10リットルスケールで増殖させ る。発酵後に、該細胞を遠心し、国際公開WO 87/00204号記載の方法の ベンチスケール変法を用いて、修飾ブタソマトトロピンを単離する。 一旦単離したら、定量性トリプシン分解地図(ジェイ・ジェイ、ドーアティー (J.J.Dougherty)ら、アナリティカル・バイオケミストリー(Analytical Biochemistry)第190巻:7-20頁(1990年))を用いることにより、 該ソマトトロピン・アナログの構造を確認する。この試験において用いたトリプ シンは、標品(ワーシントン・バイオケミカル社(Worthington Biochemical )、ニュー・ジャージー州、フリーホールド(Freehold,NJ))に混入しう るキモトリプシンを不可逆的に阻害するためにTPCK(1-トシルアミド-2- フェニルエチルクロロエチルケトン)で予め処理する。この酵素を、RP-HP LCクロマトグラフィーを介してさらに精製する。簡単には、分解物の形成には 、1mMのNaOH(7ml)中に溶解させた(2mgの)ソマトトロピンおよ び1MのTris、10mMのCaCl2、pH8.3(1ml)、5℃にてのインキ ュベーションを要する。その反応混合物を5℃にて24時間インキュベートし、 0.1mlの10%トリフルオロ酢酸でクエンチする。この方法で調製したトリ プシン分解物を、C8カラム(4.6mm ID×25cm、5μm、300Åポア ;レジス・ケム社(Regis Chem.)、イリノイ州、モートン・グローブ(Mort on Grove,IL))を用いる前記HPLC上でクロマトグラフィーに付す。ク ロマトグラフィー用の溶液は:A-水中の0.1%のTFAN、B-70%のCH3 CN/0.07%のTFAである。注射後に、該カラムを1%のBで5分間溶出し 、1%のBから64.3%のBのグラジエントを用いて120分間クロマトグラ フする。流速は、1.2ml/分である。該カラムの溶出は、カラム温度40℃に て214nmでモニターする。HPLC分析の溶出プロフィールの再現性および解 析能力によって、野生型ソマトトロピン由来のものとは異なるリテンションタイ ムであるいずれのトリプシン分解フラグメントを分離し単離することは一般的に 容易である。この領域のペプチド配列は、質量分析またはNH2-末端配列解析の いずれかにより確認できる。タンパク質純度は、RP-およびSEC-HPLCな らびに等電点電気泳動を用いて測定する。これらの技術は、当業者によく知られ ている。 ソマトトロピン濃度は、15,270M-1の吸光係数を用いた278nmでの吸 収により測定する(バーガー,エイチ・ジイ(Burger,H.G.)ら、ジャーナル ・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)第241巻:44 9-457頁(1966年))。相対高次構造安定性の測定 これらの部位特異的突然変異の修飾が該タンパク質の高次構造安定性を向上さ せることの証明は、以前に記載されている(ハベル,エイチ・エイ(Havel,H. A.)ら、バイオケミストリー(Biochemistry)第25巻:6533-6538 頁(1986年);ブレームス,ディイ・エヌ(Brems,D.N.)ら、バイオケ ミストリー (Biochemstry)第25巻:6539-6543頁(1986年);ブレームス ,ディ・エヌ(Brems,D.N.)ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ ストリー (J.Biol.Chem.)第262巻:2590-2596頁(1987年);ブレー ムス,ディイ・エヌ(Brems,D.N.)ら、バイオケミストリー(Biochemistry )第24巻:7662-7668頁(1985年))のごとく平衡変性曲線によ り測定する。平衡変性分析で用いる緩衝液は、50mMのNH4HCO3、pH8 .5のストック溶液である。適当なタンパク質および変性物の濃度までの一連の 試料の希釈は、ストック溶液緩衝液および8.0Mのグアニジン-HClを用い て行う。該ストック変性溶液および緩衝液溶液は、用いる前に0.45μmのデ ィスポーザブル・フィルター(コーニング社(Corning Inc.)、ニューヨー ク州、コーニング(Corning,N.Y.))を通して濾過する。ストック溶液お よび調製試料は4℃にて保存する。分光分析の前に、試料を数時間室温に平衡化 させる。タンパク質濃度は、色素結合法(ビシンコニン酸法)を用い測定する。 この方法は、スミス,ピィ(Smith,P.)らにより記載されている(アナリテ ィカル・バイオケミストリー(Anal.Biochem.))。 蛍光測定は、フォトン-カウンティング・スペクトロフルオリメーター(SL M・インスツルメンツ社(SLM Insturuments,Inc.)、イリノイ州、アー バナ(Urbana,IL))で行う。スペクトルは、295nmで励起させた後の3 55nmのタンパク質の放射をモニターすることにより得る。第2の誘導体のUV 吸収測定は、スキャニング・アレイ・スペクトロメーター(アビブ・アソシエー ツ社(Aviv Associates)、ニュージャージー州、レークウッド(Lakewood, N.J.))およびダイオードーアレイ・スペクトロメーター(ヒューレット・パ ッカード・サイエンティフィック・インスツルメンツ社(Hewlett Packard S cientificInsturuments)、カリフォルニア州、パロ・アルト(Palo Alto,C A.))上で行う。吸収スペクトルは、280〜300nmの間で得る。その後の データ処理は、各々の販売者のソフトウェアに適応させたアルゴリズムを用いて 行う。 円二色性(CD)測定は、JASCO 500Cおよび700シリーズ・スペ クトロポラリメーター(日本光学株式会社(Japan Spectroscopic Company) 、東京、日本(Tokyo,Japan))上で行う。近紫外線(275ないし325nm )および遠 紫外線(226ないし218nm)のデータを分析に得る。(ミリdegの)楕円率 単位で得たこの技術からの生データは、等式: [θ]=(θobs・MRW)/(100・l・c) を用いた平均残基楕円率(deg・cm2/dmol)で表す(式中、θobsおよび[θ]は 楕円率および平均残基楕円率、MRWは平均残基分子量(g/モル・残基の単位 で115)、lは光路長で、cはグラム/ミリリットルでのタンパク質濃度)。 前記で論じた各技術からのデータの非線形最小二乗法および他の分析は、シグ マプロット4.1(ジャンデル・サイエンティフィック社(Jandel Scientifi c)、カリフォルニア州、コルト・マデラ(Corte Madera, CA))を用いて 行う。各技術からの平衡データの解析は、タンパク質折りたたみの2つの状態機 構: 天然(折りたたまれた状態)≒変性(折りたたみを解いた状態) (式中、変性体の分離濃度での検出可能なパラメーターの分光測定は、シグモイ ド型変性曲線となる)。ペース,シー・エヌ(Pace,C.N.)、(メソッズ・イ ン・エンザイモロジー(Methods in Enzymology)第131巻:266-280 頁(1986年))により記載されているこの分析は、評価可能な濃度において 、中間体を含有しない折りたたまれた状態から折りたたみを解いた状態への転移 は中間体を含有しないことを想定する。相対化学安定性の測定 ソマトトロピン(2mg/ml)を0.05Mの炭酸ナトリウム、pH9.8 に溶解する。そのバイアルに蓋をし、オーブン中に置いて30℃にて30日目ま でインキュベートする。日毎のアリコットを採取し、分析する前に-20℃にて 保存する。 アリコット(20μl)を、4.6mm ID×25cm C4カラム(セプ/アラ/ションズ ・グループ((The Sep/ara/tions Group)、カリフォルニア州、カリフォル ニア州(Hesperia,CA))上にUV検出器を有するツイン・ポンプ式逆層H PLC(ミリポア社(Millipore)、マサチューセッツ州、ミルフォード(Mil ford,CA))を用いて分析する。グジエント条件は、1ml/分の流速設定で 、1分間に1%の比率で40%〜70%のCH3CN/0.1%のTFAである。 カラム溶出は、 214nmでモニターする。該カラム温度は25℃である。 化学安定性の相違を識別するRP-HPCL能力は、出発物質から全ての不純 物を分離するクロマトグラフィー系の能力に依存する。かくして、この技術では 化学安定性の向上を測定することが不可能なため、該化合物がより優れた安定性 を有する証明とはならない。さらに詳細な分子特徴付けが提供できるため、個々 のフラグメントの質量分析とトリプシン分解マッピングとの組み合わせは、さら に信頼できる。トリプシン分解マッピングは、前記のごとく行う。相対溶解性の測定 タンパク質を、50mg/mfのタンパク質濃度にて、0.05Mの炭酸ナト リウム、pH9.8中に溶解する。要すれば、該pHを50%のNaOHで調整 する。濾過した後に、250μlのアリコットをくみ出し、透析に付する。マイ クロ透析は、(6000-8000分子量をカットオフする)希釈膜を密着させ た低容量チャンバーにて行う。このユニットを、1リットルの0.05Mの炭酸 ナトリウム、pH9.8を含有する容器に接続する。さらに、2番目のユニット を0.04Mのリン酸ナトリウム、pH7.0を含有する容器に接続する。ミニ パルス(Miniplus)2ペリスタリックポンプ(ギルソン社(Gilson)、ワイオ ミング州、ミドルトン(Middleton,WI))を用いて、流速30ml/時間に て、緩衝液を希釈ユニットを通してくみ出す。試料を5℃にて20時間透析する 。次いで、該透析試料ならびに出発物質を、エッペンドルフ5415遠心分離機 (ブリンクマン・インスツルメンツ社(Brinkman Instruments)、イリノイ州、 デス・プレインズ(DesPlaines,IL))中で13,000rpmにて6分間遠心 する。その上清液体のタンパク質濃度をBCAアッセイを用いて定量する(ピア ス・ケミカル社(PierceChemical Company)、イリノイ州、ロックフォード( Rockford,IL);ピィ・ケイ、スミス(P.K.Smith)ら、アナリティカル ・バイオケミストリー(Anal.Biochem.)第150巻:76−85頁(19 85年))。相対生物活性の測定 本発明の化合物は、反復投与した後に下垂体切除ラットおよび標的種の成育を 測定することにより生物活性を試験できる。 下垂体切除ラット成育アッセイは、ソマトトロピン相対潜在性の相対的に迅速 な測定を得るのに適当な方法として、当業者により一般的に認識されている。本 発明の修飾ソマトトロピンは、エバンス,エイチ・エム(Evans,H.M.)およ びロング,ジェイ・エイ(Long J.A.)、(Anat.Rec.)第21巻:61頁 (1921)およびエム・ディイ、グローズベック(M.D.Groesbeck)および エイ・エフ、パーロウ(A.F.Parlow)、エンドクライノロジー(Endocrinol ogy)第120巻:2582-2590頁(1987年)の方法に従い、下垂体切 除ラットを用いてスクリーニングする。簡単には、ソマトトロピンを2、10、 50および250μg/ラット-日の投与量で8匹の下垂体切除ラットに皮下注射 してアッセイの一次線形を測定する。該修飾ソマトトロピンは、15および60 μg/mlで試験する。該ラットの体重は、初日から最後の注射後のその日まで 毎日測定する。全体重の相対増加は、ソマトトロピンの天然形態と併せて、本発 明の種々の修飾ソマトトロピンと、天然ソマトトロピンおよび/または組換えソ マトトロピンを陽性対象として記録する。 各アナログの相対生物能力をラット成長アッセイで測定しつつ、標的種の活性 はこれらのソマトトロピンの商業的な能力で主に決定する。ほとんどの動物種に おいて、該化合物の相対生物活性を測定するのに適当であり感度が良いものとし て、アッセイは当該分野で知られている。さらに、当業者なら、標的種用のアッ セイを容易に設計できるであろう。例えば、本発明の修飾ソマトトロピンの生物 活性は、ヨークシャー・ブタを用いたブタ成長アッセイを用いて測定できる。こ の方法においては、48匹の雌ブタおよび去勢ブタを体重で振り分け、各6匹の 檻の4ブロックにランダムに割り当てる。各檻には、2匹の雌ブタと2匹の去勢 ブタが入れられた。処理はブロック内の檻にランダムに割り当てた。この試験の 後に、該動物を7日間放置に順応させる。次いで、それらを60μg/kg/日の 比率のソマトトロピンまたは修飾ソマトトロピンで、14日間注射する。陽性対 照には、組換えrpStを投与する。処理前体重を、実験の1、15および22 日目に測定した処理後体重と比較する。本発明の化合物の用途 本発明の化合物は、天然ソマトトロピンが成長関連生物活性を有することを示 す種における、成長特性を促進するのに用いることができる。加えて、成長ホル モンはそのアミノ酸配列において大変類似しているため、1種由来のホルモンは 早期に他の動物種の成長を促進することができる。適当なところにおいて、本発 明の化合物は、この方法の用途にも適する。一般的に、子ウシおよびブタのごと き高度に進化していない種のソマトトロピンは、ヒトのごときより高度に進化し た種において機能することは見い出されていない。 本発明の化合物の動物への投与は、必要な用量を動物の循環系に効率的にデリ バリーするいずれの経路を用いる公知方法に従って行う。投与の様式には、選択 した種に典型的に適用されているものが含まれる。タンパク質は、一般的に、該 分解系の分解に感受的であるため、注射は筋肉内または皮下経路を介するのが好 ましい。徐放性もしくは長期放出性製剤または移植の用途も適した様式である。 一般的に、徐放性製剤の注射が好ましい。 有効量範囲は、動物ならびに処理する動物の年齢、体重および一般健康状態に 依存する。投与する種への有効量範囲を決定するのに必要なこれらおよび他のパ ラメーターは、まさに当業者の視野の範囲である。例えば、ウシにおいては、該 有効量は1.0ないし200mg/動物/日の範囲である。ブタにおいては、例え ば、該有効量は約60μg/kg/日である。 非ヒト動物における本発明の化合物の商業的用途の潜在性は、動物の代謝のそ れら向上性に由来する。かくして、有効量の本発明のアナログのブタへの投与に より、短期間にブタを脂肪を少なく成長し、そのように成長する食餌を要しない 。さらに、有効量の本発明のウシ・アナログの有効量の投与により、乳牛のごと き泌乳動物となり、同一またはより少ない食餌量で多い牛乳を産生する。定義 本発明の化合物は、置換基および天然物ならびに置換アミノ酸の位置を示す一 連の文字-番号-文字を用いて定義される。この一連の文字は、アミノ酸を示す許 容された単一文字記号に従う。単一文字記号およびそれに対応するアミノ酸をチ ャート1に示す。この命名法を用いて、最初の文字(X--)は、野生型ソマトト ロピンに見い出された天然アミノ酸を示し;2番目の文字(--X)は、アナログ 中で置換されたアミノ酸を示す。番号数字(-0-)は、天然ブタ・ソマトトロピ ン中のアミノ酸の一連の位置を示す。かくして、V15Lとは、天然ブタソマト トロピンの15位に見い出されるバリン残基の代わりにロイシンで置換した本発 明のソマトトロピン・アナログを示し、A48Pとは天然ブタ・ソマトトロピン の48位のアラニンの代わりにプロリンへの置換を有する本発明のソマトトロピ ン・アナログを示す。 「動物」とは、ヒトおよび非ヒト動物の双方を意味する。 「有効量」とは、標的動物おいて所望の生物学的効果を付与する、本発明の修 飾ソマトトロピンの量である。「有効量」とは、効能用量を達成または維持する のに投与すべきるかかる用量ごとき効能ならびに期間の投与量レベルを包含する 。 「微生物」とは、細菌、酵母、アクチノマイセスならびに細胞培養で増殖させ た高等植物および動物からの単細胞のごとき、単細胞原核生物および真核生物を 包含する。 「単一部位」とは、ソマトトロピン・タンパク質の短鎖フラグメント中で、1 ないし3アミノ酸残基の置換となる、ソマトトロピン遺伝子配列中の単一または 複数の変化を意味する。かくして、例えば、アナログA48Pおよび Q19H,H20Rは、単一部位置換を示す。 「複数部位」置換またはアナログは、さらに所望の特性を向上させるために、 2個またはそれを超える単一部位置換を個々のタンパク質に合わせ持つものであ る。この命名法に従えば、アナログV15L、A48P、F52E、N99S、 F103E、C181,189Sは複数部位修飾ソマトトロピンを示す。 「天然」ソマトトロピンとは、該分子の自然に生成する形態と同一のアミ酸配 列を有するソマトトロピンを意味する。天然ソマトトロピンは、天然起源または 組換え体起源から由来し得る。ソマトトロピンの分子異種性のため、種々のソマ トトロピンのアミノ酸残基の位番号は異なる場合がある。天然ソマトトロピンな る語は、これらの自然に発生する種を包含する。配列番号:1は、ブタ・ソマト トロピン(pSt)の1種を図示している。他のソマトトロピンの番号は異なり 得る。 しかしながら、配列番号:1においてアミノ酸番号付け15、48、52、88 、99および125を用いることは、当業者なら容易に他の天然ソマトトロピン またはこれらソマトトロピンの修飾形態中の相当するアミノ酸を位置付けして、 本発明のソマトトロピンの所望の高次構造および化学安定性の向上を達成できる 。 「ソマトトロピン」または「St」とは、動物のソマトトロピンを意味し、下 垂体組織(「天然ソマトトロピン」)、あるいは、組換え遺伝子技術により形質 転換してソマトトロピンの天然に生成する形態または修飾した形態(「組換えソ マトトロピン」)を生成する微生物からのソマトトロピンを包含する。(ブタ起 源のソマトトロピン(ブタ・ソマトトロピンまたはpSt)のごとく)特定の哺 乳動物起源を命名する場合にも、該ソマトトロピンは、下垂体起源または形質転 換微生物からのものを包含する。 本発明の新規化合物およびその種々の具体物を生成するのに用いる多くの方法 には、組換えDNA工学に関連する標準的な研究室的技術が含まれる。かかる技 術は、当業者の公知であるか、または、標準的な研究室的テキストを参照するこ とにより容易に得られる。かかるテキストの例は:ジェイ、ミラー(J.Miller )、「分子遺伝学における実験(Experiments in Molecular Genetics)」、 コールド・スプリング・ハーバー研究所(Cold Spring Harbor Laboratory )、ニュー・ヨーク州、コールド・スプリング・ハーバー(Cold Spring Har bor,N.Y.)(1972年);ディ・エイ、モリソン(D.A.Morrison)、 「凍結乾燥によるコンピテント・セルの形質転換および保存(Transformation and Preservation ofCompetent Bacterial Cells by Freezing)」、メソ ッズ・イン・エンザイモロジー(Methods Enzymol.)第68巻:326-33 1頁(1979年);および、サムブルック,ジェイ(Sambrook,J.)ら、 「分子クローニング:研究室マニュアル(Molecular Cloning A Laboratory Manual.)」、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・プレス
(C old Spring Harbor Laboratory Press)(1989年)である。特記する以 外は、用いるすべての化学物質および物質、もしくは、それらの相当物は、商業 的販売業者から容易に入手できる。 本発明の化合物およびそれらの用途は、以下の具体例の方法によりさらに十分 に理解できる。これらの具体例は、決して明細書および請求の範囲を限定するよ う解釈されるべきではない。前記した明細書および請求の範囲において、引用し た参考刊行物のすべての内容を出典明示して本明細書の一部とする。実施例1-14:単一部位修飾ソマトトロピン 実施例1:M5Sの作製 二本鎖プライマー伸長用の部位特異的突然変異を用いて、PSt1のcDNA 遺伝子のアミノ酸5位のメチオニンの改変コドンを導入する。この方法において は、標的配列を適当なプラスミドにクローン化し、プラスミドDNAを調製する 。DNA分子のデオキシリボース-リン酸主鎖に「切れ目」を起こすNaOHで 処理することにより該プラスミドDNAを変性させる。これはDNAを弛緩させ 、所望の配列変化を含有するオリゴマーが標的部位にハイブリダイズするのを可 能とする。該オリゴマーの3’末端は、プライマーを伸長するポリメラーゼAク レノー・フラグメントのDNAポリメラーゼ活性のプライマーを生成し、突然変 異オリゴマーを含有し、かつ、正常な相補鎖が置き換わった新規なDNA鎖を合 成する。該伸長反応は、遺伝子的な組換えによる導入の確率を高める。該DNA をコンピテント細胞に形質転換し、得られたコロニーをコロニー・フィルターハ イブリダイゼーションによりスクリーニングする。プラスミドDNAを陽性候補 から単離して配列決定する。 Pst1遺伝子における5位のセリン変化を構築するのに用いたオリゴマーは、 国際公開WO 88/06186号に記載されている技術により作製し、これを配 列番号:2に示す。かく作製し、前記したオリゴヌクレオチドは適当な変化を含 有する。 実施例2:V15Lの作製 また、(配列番号:3に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、15位にロイシンを有するソ マトトロピン・アナログも構築する。 実施例3:G40Eの作製 また、(配列番号:4に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴ マーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、40位にグルタミン酸を有する ソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例4:N47Dの作製 また、(配列番号:5に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、47位にアスパラギン酸を有 するソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例5:A48Pの作製 また、(配列番号:6に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、48位にプロリンを有するソ マトトロピン・アナログも構築する。 実施例6:F52Eの作製 また、(配列番号:7に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、52位にグルタミン酸を有す るソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例7:ER56Aの作製 また、(配列番号:8に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、56位にアラニンを有するソ マトトロピン・アナログも構築する。 実施例8:G88Eの作製 また、(配列番号:9に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオリ ゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、88位にグルタミン酸を有す るソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例9:N99Sの作製 また、(配列番号:10に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、99位にセリンを有するソ マトトロピン・アナログも構築する。この遺憾は、国際公開WO90/0087 0号にも記載されている。 実施例10:F103Eの作製 また、(配列番号:11に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、103位にグルタミン酸を 有するソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例11:R125Sの作製 また、(配列番号:12に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、125位にセリンを有する ソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例12:I137Eの作製 また、(配列番号:13に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、137位にグルタミン酸を 有するソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例13:Q19H,H20Rの作製 また、(配列番号:14に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、19位にヒスチジンおよび 20位にアルギニンを有するソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例14:C181,189Sの作製 また、所望のアミノ酸をコードする適当なオリゴマーを置換する以外は、実施 例1の技術に従い、181および189位にセリンを有するソマトトロピン・ア ナログも構築する。この置換は国際公開WO 90/08823号にも記載されて いる。 実施例15:G63Nの作製 また、(配列番号:15に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、63位にアスパラギンを有 するソマトトロピン・アナログも構築する。 実施例16:T98A,N99S,S100Aの作製 また、(配列番号:16に示すごとき)所望のアミノ酸をコードする適当なオ リゴマーを置換する以外は、実施例1の技術に従い、98位にアラニン、99位 にセリン、100位にアラニンを有するソマトトロピン・アナログも構築する。実施例17-22:複数部位修飾ソマトトロピン 複数部位修飾ソマトトロピンは、前記の単一部位突然変異法を用いて作製でき 、その各循環を各々の単一部位置換の付加に繰り返す。この方法において、いず れの数の単一部位修飾が導入された修飾ソマトトロピンが作製できる。 別法として、好ましくは、アール・ダブリュ、バーネット(R.W.Barnett) およびエイチ、エルフ(H.Elfle)、ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nu cleicAcid Research)第18巻:3094頁(1990年)、ピイ・ジェイ、 ディロン(P.J.Dillon)およびシィ・エイ、ローゼン(C.A.Rosen)、バ イオテクニックス(Biotechniques)第9巻:298-299頁(1990年) 、およびアール・エム、ホートン(R.M.Horton)ら、ジーン(Gene)第77 巻:61-68頁(1990年)により立証されているポリメラーゼ鎖反応(P CR)で合成した長鎖オリゴヌクレオチドを結合させることにより、大きなDN A配列を構築できる。このアプローチを用いて、ブタ・ソマトトロピンの全遺伝 子が所望のコドン変化を含有して構築できる。約200塩基の2個の長鎖オリゴ ヌクレオチドは、以下に記載するごとく合成する(「オリゴヌクレオチドの合成 (Synthesis of Oligonucleotides)」参照)。全長オリゴヌクレオチドの濃 度は、各ヌクレオチドの付加が非効率なために低い。これらの2個のオリゴヌク レオチドは、20ないし30塩基にて重複するように設計されており、共に混合 した場合、DNAポリメラーゼによって伸長させて400塩基対を超えるフラグ メントを形成できる。次いで、そのフラグメントを単離し、制限酵素で切断し、 適当な発現ベクターにクローン化する。これらのフラグメントを2個または3個 生成させることにより、全ブタ・ソマトトロピン遺伝子を構築することができる 。オリゴヌクレオチドの合成 オリゴヌクレオチドは、DNA合成のホスホルアミダイト法により合成する。 簡単には、この反応はシリカ支持体に結合したヌクレオシドの5’ジメトキシト リチルエーテルを出発物質として用いる。このヌクレオシドは、生成オリゴヌク レオシドの3’-OHとなるであろう。最初の段階は酸による脱トリチル化であ る。次いで、付加すべきヌクレオチド・ホスホルアミダイトを活性化する。添加 段階 は、3分未満で起こり、95ないし97%完了する。付加しなかった鎖は、次の 工程で反応しないようにアセチル化によりキャップする。次いで、中間ヌクレオ チド結合物を、酸化により亜リン酸塩からさらに安定なリン酸塩に変換する。こ の化合物を脱トリチル化し、最後のヌクレオシドが付加するまで該サイクルを続 ける。この時点で、該ヌクレオチドは塩基A、GおよびCである。次いで、該鎖 を水酸化アンモニウムで支持体から切断する。DNAを含有する溶液を該機器よ り取り出した後に、水酸化アンモニウムで55℃にて8時間処理することにより 該保護基を切断する。 実施例17:V15L,A48P,F52E,N99S,F103E,C18 1,189Sの作製 前記の技術に従い、15位にロイシン、48位にプロリン、52位にグルタミ ン酸、99位にセリン、103位にグルタミン酸、ならびに、181および18 9位にセリン残基を有するソマトトロピン複数部位アナログを構築する。 実施例18:V15L,A48P,F52E 前記の技術に従い、15位にロイシン、48位にプロリン、52位にグルタミ ン酸を有するソマトトロピン複数部位アナログを構築する。 実施例19:A48P,N99S,C181,189S 前記の技術に従い、48位にプロリン、99位にセリン、181および189 位にセリン残基を有するソマトトロピン複数部位アナログを構築する。 実施例20:F52E,G88E,F103E,1137E 前記の技術に従い、52、88、103および137位にグルタミン酸を有す るソマトトロピン複数部位アナログを構築する。 実施例21:V15L,Q19H,H20R,A48P,F52 前記の技術に従い、15位にロイシン、19位にヒスチジン、20位にアルギ ニン、48位にプロリン、52位にグルタミン酸を有するソマトトロピン複数部 位アナログを構築する。 実施例22:N13S,W86F,Q140S,N148S,M124L,M 179L 前記の技術に従い、13位にアルギニン、86位にフェニルアラニン、140 および148位にセリン、124および179位にロイシンを有するソマトトロ ピン複数部位アナログを構築する。 実施例23 向上した高次構造安定性の特徴付け 表I、IIおよびIIIは、野生型タンパク質に比してのこれらのrpStアナログ の相対高次構造安定性を要約している。前記のごとく、高次構造安定性は、幾つ かの異なったスペクトル・プローブを用いた平衡変性により比較する。(すなわ ち、2次微分UV吸収、円二色性および蛍光分光)。折りたたみの解除の変性中 間点を得るために、これらの実験をプロットする。 これらのデータ(表I、IIおよびIII参照)は、ソマトトロピンの高次構造を 安定化する置換を示す。V15Lを含有するブタStアナログは、3つの各スペ クトル・プローブを用いて試験した場合、野生型タンパク質よりさらに安定化し た高次構造を有することが判明する。また、Q19H,H20Rを含有するアナ ログも該タンパク質の高次構造安定性を有意に安定化するが、亜鉛塩の存在する 場合に限られる。亜鉛塩の不在下では、この安定化は認められない。蛍光または 2次微分UV吸収により試験した場合にA48Pは、さらに安定した高次構造が 認められる。G88E(表I)、R125S(表II)では僅かな高次構造不安定 化が記録され、E56Aでは顕著に高い不安定性が記録されている。高次構造安 定性を向上させる置換が明らかでないことは明白である。 実施例24 向上した化学安定性の特徴付け 前記したごとく、本発明の化合物を、アルカリと過酸化物を含有する緩衝液と の存在下にてインキュベートし、それらのこれら試薬に対する相対感受性を測定 する。圧縮された時間枠において加水分解反応を観察できるため、これらの試験 にアルカリ緩衝液を用いる。同様にして、過酸化物含有緩衝液も、圧縮された時 間枠において酸化的分解反応が観察できる。インキュベートした後に、アリコッ トをトリプシン分解に付す。トリプシン分解フラグメントは、LC-MSとして 知られる技術を用いて分離し同定する。この技術において、フラグメントは、そ れらの逆層HPLCへのアフィニティーに応じて振り分けられ、次いでそれらの 電荷に対する質量比(m/e)に基づいて同定される。これらのフラグメントは 通常単一に帯電しているため、それらのm/e比はそれらの分子量に等しい。表I Vは、トリプシンによる分解により生じたブタStフラグメント、およびそれら対 応する分子量を掲載している。表Vは、アルカリ緩衝液存在下のブタStのイン キュベーションで認められたさらなるピークを掲載している。1またはそれを超 える後者のピークを生成しないか、または遅い比率で生成する場合に、アナログ が化学安定性を向上したという。 実施例25 中性pHの水性緩衝液における向上した溶解性の特徴付け 単一部位アミノ酸置換により修飾ソマトトロピンの中性の水性緩衝液における 溶解性が有意に変化したか否かを確認するため、該化合物を特徴付けする。野生 型および修飾ソマトトロピンを、前記の詳細な説明の節で記載した透析を介して 試験する。その結果を表IVに示す。 これらのデータは、単一部位のアミノ酸置換がこのタンパク質の溶解性に有意 な影響を与え得ることを示している。例えば、疎水性アミノ酸の比較的親水性の アミノ酸での置換で溶解性を向上できる。加えて、該タンパク質の等電点の変化 により溶解性を向上できる。(等電点とは、該タンパク質が正味の帯電を有しな いpHである)。これらの結果は、化学原理の一般的理解に基づけば理解できる が、現在の技術水準からこれらの電荷の大きさは予想できない。特に、I137 EおよびF52Eは、それらの3倍より高いもタンパク質溶解性の向上で異なる ことは注記する。G88EおよびG40Eの溶解性アッセイ結果は、20%異な っている。これらの相違は、精度限界外であり、従って統計的に有意である。こ れらの修飾ソマトトロピンのアミノ酸含量は同一であるため、この相違の結果: 1)水性媒質中とのこれらのアミノ酸の個々の相互作用、または2)該タンパク 質に中の高次構造の変化、によるものであるにちがいない。スペクトル試験は、 これらの化合物間に顕著な高次構造の相違があることは示していないため、説明 1) の方がよりありそうである。 実施例26:ラット成長バイオアッセイ 該ラット成長アッセイは、本発明の該修飾ブタ・ソマトトロピンが天然タンパ ク質に比して同等の生物活性を有することを示している。これらの結果の要約を 表VIIに示す。 実施例27:ブタ生物活性 ヨークシャー交雑育種ブタをこのアッセイに利用した。約50kgの48匹の 雌ブタおよび48匹の去勢ブタを、体重(BW)によりランク付けした。これら のランク位を用いて各種のブタを4ブロックに分けた。各種および各ブロックの 中で、ブタを1ないし6個の檻にランダムに分け、同一の檻に同腹子を分けるの 防いだ。各檻には、2匹の雌ブタと2匹の去勢ブタが含まれる。処理は、ブロッ ク内の檻にランダムに付した。檻へ付した後に、最初の処理の前に、そのブタを 少なくとも7日間の順応期間放置する。 ブタ試験の結果の要約を表VIIIに示す。最初の2週間の各檻につき1日の平均 体重増加(ADG)および体重増加当たりの食餌量(FPG)を算出した。該デ ータは、処理相互作用(B×T)当たりの、ブロック、処理およびブロックを含 有するモデルの分散の解析(ANOVA;SASのGLM方法)を用いて解析し た。B×Tを、処理についての試験項として用いた。SASの最小二乗平均値オ プションを用いて、全ての対比較を行った。 1データはGdm.Cl濃度の係数として355nmでモニターした蛍光放出から得る 。タンパク質濃度は全て0.05mg/ml以下。2 野生型rpStの対応するデータと比較した場合に>5%異なる。中間測定値の変 動は±1.5%。 1野生型rpStの対応するデータと比較した場合に>5%異なる。中間点測定値の 変動は±1.8%。 1野生型rpStの対応するデータと比較した場合に>5%異なる。中間測定値の変 動は±1.7%。 1図2はこれらのピークのリテンション・タイムを示す。 1これらの測定の精度は±5%。 1実験#12 実験#23 実験#34 実験#4 *=P<0.05で差ありの測定値を示す。統計分析は、%増加率よりむしろ データで行う。 *=P<0.05で差ありの測定値を示す。統計分析は、%増加率よりむしろ データで行う。 配列表 (1)一般情報: (i)出願人:レアマン,シャーウッド・ラス(Lehrman,Sherwood Russ) (ii)発明の名称:ソマトトロピン修飾物 (iii)配列数:16 (iv)通信住所: (A)受信人:コーポレート・インテレクチュアル・プロパティー・ロウ (Corporate Intellectual Property Law) (B)通り:ヘンリエッタ・ストリート301番 (C)都市:カラマズー (D)州:ミシガン州 (E)国:合衆国 (F)郵便番号:49001 (v)コンピューター判読形態: (A)媒体型:3.5''インチ・ディスケット(DS、HD2.0Mb) (B)コンピュータ:IBM・PC・コンパチブル WIN 386 (C)オペレーティング・システム:PC-DOS/MS-DOS (D)ソフトウェア:ワード・パーフェクト5.1(WordPerfect5. 1) (vi)最新出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (C)分類: (vii)先行出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (Viii)代理人/代理事務所の情報: (A)氏名:スチール,グレゴリー・ダブリュ(Steele,Gregory W. ) (B)受領番号:33796 (C)参照/ファイル番号:4766 (ix)テレコミュニケーション情報: (A)電話:616 385 7280 (B)テレファックス:616 385 6897 (C)テレックス:224 401 アップジョン (2)配列番号:1に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:573塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:1: (3)配列番号:2に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:21塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:2: (4)配列番号:3に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:18塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:3: (5)配列番号:4に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:4: (6)配列番号:5に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:5: (7)配列番号:6に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:17塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:6: (8)配列番号:7に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:21塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:7: (9)配列番号:8に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:20塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:8: (10)配列番号:9に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:21塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:9: (11)配列番号:10に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:22塩基 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列:配列番号:10: (12)配列番号:11に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:21塩基 (B)配列の型:核酸 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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07K 7/08 // C12N 15/09 C12P 21/02 H 9282−4B 9281−4B // C12N 15/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アミノ酸5位のメチオニンのセリンへの置換(M5S)、13位のアスパ ラギンのセリンへの置換(N13S)、アミノ酸15位に見い出されるバリンの ロイシンへの(V15L)、19位のグルタミンのヒスチジンへの置換および2 0位のヒスチジンのアルギニンへの置換(Q19H,H20R)、40位のグリ シンのグルタミン酸への置換(G40E)、47位のアスパラギンのアスパラギ ン酸への置換(N47D)、48位のアラニンのプロリンへの置換(A48P) 、52位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F52E)、63位のグ リシンのアスパラギンへの置換(G63N)、86位のトリプトファンのフェニ ルアラニンへの置換(W86F)、88位のグリシンのグルタミン酸への置換( G88E)、98位のスレオニンのアラニンへの置換、99位のアスパラギンの セリンへの置換、および100位のセリンのアラニンへの置換(T98A,N9 9S,S100A)、103位のフェニルアラニンのグルタミン酸への置換(F 103E)、124のメチオニンのロイシンへの置換(M124L)、137位 のイソロイシンのグルタミン酸への置換(I137E)、140位のグルタミン のセリンへの置換(Q140S)、148位のアスパラギンのセリンへの置換( N148S)、または179位のメチオニンのロイシンへの置換(M179L) :よりなる群から選択される単一部位アミノ酸置換を有する修飾ソマトトロピン 。 2.ウシ、ブタ、サカナ、ヒツジ、ウマ、ラット、サルおよびヒト・ソマトト ロピンよりなる群から選択される請求項1記載のソマトトロピン。 3.ウシ・ソマトトロピンである請求項2記載のソマトトロピン。 4.ブタ・ソマトトロピンである請求項2記載のソマトトロピン。 5.M5Sである請求項4記載のソマトトロピン。 6.N13Sである請求項4記載のソマトトロピン。 7.V15Lである請求項4記載のソマトトロピン。 8.Q19H,H20Rである請求項4記載のソマトトロピン。 9.G40Eである請求項4記載のソマトトロピン。 10.N47Dである請求項4記載のソマトトロピン。 11.A48Pである請求項4記載のソマトトロピン。 12.F52Eである請求項4記載のソマトトロピン。 13.G63Nである請求項4記載のソマトトロピン。 14.W86Fである請求項4記載のソマトトロピン。 15.G88Eである請求項4記載のソマトトロピン。 16.T98A,N99S,S100Aである請求項4記載のソマトトロピン。 17.F103Eである請求項4記載のソマトトロピン。 18.M124Lである請求項4記載のソマトトロピン。 19.I137Eである請求項4記載のソマトトロピン。 20.Q140Sである請求項4記載のソマトトロピン。 21.N148Sである請求項4記載のソマトトロピン。 22.M179Lである請求項4記載のソマトトロピン。 23.5位のメチオニンのセリンへの置換(M5S)、13位のアスパラギンの セリンへの置換(N13S)、15位のバリンのロイシンへの置換(V15L) 、19位のグルタミンのヒスチジンへの置換および20位のヒスチジンのアルギ ニンへの置換(Q19H,H20R)、40位のグリシンのグルタミン酸への置 換(G40E)、47位のアスパラギンのアスパラギン酸への置換(N47D) 、48位のアラニンのプロリンへの置換(A48P)、52位のフェニルアラニ ンのグルタミン酸への置換(F52E)、63位のグリシンのアスパラギンへの 置換(G63N)、86位のトリプトファンのフェニルアラニンへの置換(W8 6F)、88位のグリシンのグルタミン酸への置換(G88E)、98位のスレ オニンのアラニンへの置換、99位のアスパラギンのセリンへの置換、および1 00位のセリンのアラニンへの置換(T98A,N99S,S100A)、99 位のアスパラギンのセリンへの置換(N99S)、103位のフェニルアラニン のグルタミン酸への置換(F103E)、124位のメチオニンのロイシンへの 置換(M124L)、125位のアスパラギンのセリンへの置換(R125S) 、137位のイソロイシンのグルタミン酸への置換(I137E)、140位の グルタミンのセリンへの置 換(Q140S)、148位のアスパラギンのセリンへの置換(N148S)、 179位のメチオニンのロイシンへの置換(M179L)、または181および 189位のシステインのセリンへの置換(C181,189S):よりなる群か ら選択される複数部位アミノ酸置換を有するソマトトロピン。 24.ウシ、ブタ、サカナ、ヒツジ、ウマ、ラット、サルおよびヒト・ソマトト ロピンよりなる群から選択される請求項23記載のソマトトロピン。 25.ウシ・ソマトトロピンである請求項24記載のソマトトロピン。 26.ブタ・ソマトトロピンである請求項24記載のソマトトロピン。 27.a)V15L、A48P、F52E; b)A48P、N99S、C181,189S; c)F52E、G88E、F103E、I137E; d)V15L、Q19H、H20R、A48P、F52E; e)N13S、W86F、Q140S、N148S、M124L、M17 9L; および f)V15L、A48P、F52E、N99S、F103E、 C181,189Sである請求項26記載のソマトトロピン。 28.V15L、A48P、F52Eである請求項27記載のソマトトロピン。 29.A48P、N99S、C181,189Sである請求項27記載のソマト トロピン。 30.F52E、G88E、F103E、I137Eである請求項27記載のソ マトトロピン。 31.V15L、Q19H,H20R、A48P、F52Eである請求項27記 載のソマトトロピン。 32.N13S、W86F、Q140S,N148S、M124L、M179L である請求項27記載のソマトトロピン。 33.V15L、A48P、F52E、N99S、F103E、C181,18 9Sである請求項27記載のソマトトロピン。 34.請求項1のソマトトロピンを有効量、動物に投与することを特徴とする動 物の成長を促進させる方法。 35.該動物がウシである請求項34記載の方法。 36.該動物がブタである請求項34記載の方法。 37.請求項23のソマトトロピンを有効量、動物に投与することを特徴とする 動物の成長を促進させる方法。 38.該動物がウシである請求項37記載の方法。 39.該動物がブタである請求項37記載の方法。 40.請求項1の動物ソマトトロピンの有効量を雌ウシに投与することを特徴と する雌ウシにおける泌乳を増加させる方法。 41.請求項23の動物ソマトトロピンの有効量を雌ウシに投与することを特徴 とする雌ウシにおける泌乳を増加させる方法。 42.請求項1の動物ソマトトロピンの有効量をブタに投与することを特徴とす るブタにおける赤肉-脂肪比を高める方法。 43.請求項23の動物ソマトトロピンの有効量をブタに投与することを特徴と するブタにおける赤肉-脂肪比を高める方法。
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