JPH10513450A - 抗肥満症タンパク質 - Google Patents

抗肥満症タンパク質

Info

Publication number
JPH10513450A
JPH10513450A JP8523610A JP52361096A JPH10513450A JP H10513450 A JPH10513450 A JP H10513450A JP 8523610 A JP8523610 A JP 8523610A JP 52361096 A JP52361096 A JP 52361096A JP H10513450 A JPH10513450 A JP H10513450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
xaa
gln
glu
protein
asn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8523610A
Other languages
English (en)
Inventor
バシンスキー,マーグレット・ビー
ディマーチ,リチャード・ディ
ヒース,ウィリアム・エフ・ジュニア
ショーナー,ブリジット・イー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPH10513450A publication Critical patent/JPH10513450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/5759Products of obesity genes, e.g. leptin, obese (OB), tub, fat
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/04Anorexiants; Antiobesity agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は抗肥満症タンパク質を提供するものであり、該タンパク質は患者に投与したときに脂肪組織を制御する。従って、かかる薬剤は患者が肥満症という悪条件を克服して正常な生活を送ることを可能にし、II型糖尿病、心血管疾患および癌に対するリスクをはるかに減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】 抗肥満症タンパク質 本発明は、ヒトの医学の分野、特に肥満症および肥満症に関連した障害の処置 に属する。最も詳しくは、本発明は患者に投与すると脂肪組織を制御する抗肥満 症タンパク質に関する。 肥満症および特に上体の肥満症は、米国および全世界中において共通でありま た非常に深刻な公衆衛生問題である。最近の統計によると、米国の人口の25% 以上およびカナダの人口の27%以上が太り過ぎである。ククツマルスキ(Kuc zmarski)、Amer.J.of C1in.Nut. 55:495S−502S(1992) ;リーダー(Reeder)ら、Can.Med.Ass.J.23:226−233(19 92)。上体の肥満症はII型真性糖尿病に対して知られた最強の危険因子であり 、心血管障害および癌の対する強い危険因子でもある。肥満症の医療費の最近の 推定額は、全世界で150,000,000,000ドルである。この問題は、米 国社会において増加し続けている脂肪症の蔓延に対して公衆衛生局長官が闘いの 指揮をとるほど深刻になってきている。 この肥満症を誘発する病理の多くは、異脂肪症(dyslipidemia)、高血圧およ びインシュリン耐性との強い関連に帰することができる。多くの研究は、食事療 法および運動による肥満症の減少がこれらの危険因子を劇的に減少させることを 証明している。不幸にも、これらの処置は大概は不成功に終わっており、失敗率 は95%に達している。この失敗は、該状態が、増進した食欲、高カロリー食品 の嗜好、肉体活動の減少および脂質形成代謝の昂進に貢献する遺伝的規定因子に 強く関連しているという事実によるものである。このことは、これらの遺伝的特 性を遺伝している人々が該状態と格闘する努力にもかかわらず肥満症になりがち であることを示している。それゆえ、遺伝的性質にかかわらずこの脂肪症という 悪条件を癒すことができ、内科医が肥満症患者をうまく処置することを可能にす る新規の医薬製剤が必要である。 ob/obマウスは肥満症および糖尿病のモデルであり、第6染色体における 突然変異に連鎖した常染色体劣性特性を保持することが知られている。最近、イ イン・ツァン(Yiying Zhang)およびその共同研究者たちは、この状態に連 鎖したマウスの遺伝子のポジショナルクローニングを出版した。イイン・ツァン ら、Nature 372:425−32(1994)。この報告は、脂肪組織にのみ 発現している21アミノ酸のシグナルペプチドを有する167アミノ酸のタンパ ク質をコードする遺伝子を開示している。 生理学者は何年もの間、哺乳動物が過食すると過剰となった脂肪が脳に体が肥 満症になるというシグナルを伝達し、そのことが今度は体に食べることを減らさ せ、一層多くの燃料を燃やすようにするという仮説を立てている。ハーベイ(G .R.Hervey)、Nature 227:629−631(1969)。この「フィー ドバック」モデルはパラビオーゼ実験により支持されており、これは肥満症を制 御する循環ホルモンを示唆している。このモデルに基づき、ob遺伝子によりコ ードされていると思われる上記タンパク質が今や脂肪症制御ホルモンであると推 測される。 生物学的に活性で該タンパク質の活性を模倣した薬剤は、患者が食欲および代 謝を制御し、それによって脂肪症を制御することを助けるのに有用である。本発 明以前には、かかる薬剤は知られていなかった。 本発明は、生物学的に活性な抗肥満症タンパク質を提供するものである。かか る薬剤は、それゆえ、患者が肥満症という悪条件を克服し、II型糖尿病、心血管 疾患および癌に対するリスクを一層正常化して通常の生活を送ることを可能にす る。 発明の要約 本発明は、式(I)で示される生物学的に活性な抗肥満症タンパク質に関する 。 ここで、 4位のXaaはGlnまたはGlu; 7位のXaaはGlnまたはGlu; 22位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 27位のXaaはThrまたはAla; 28位のXaaはGln、Gluまたは不在; 34位のXaaはGlnまたはGlu; 54位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 56位のXaaはGlnまたはGlu; 62位のXaaはGlnまたはGlu; 63位のXaaはGlnまたはGlu; 68位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 72位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 75位のXaaはGlnまたはGlu; 78位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 82位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 100位のXaaはGlu、Trp、Phe、Ile、ValまたはLeu; 108位のXaaはAspまたはGlu; 130位のXaaはGlnまたはGlu; 134位のXaaはGlnまたはGlu; 136位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまた はGly; 138位のXaaはGln、Trp、Tyr、Phe、Ile、ValまたはLeu; 139位のXaaはGlnまたはGluである; ただし、 4位のXaaがGln; 7位のXaaがGln; 22位のXaaがAsn; 27位のXaaがThr; 28位のXaaがGlnまたは不在; 34位のXaaがGln; 54位のXaaがMet; 56位のXaaがGln; 62位のXaaがGln; 63位のXaaがGln; 68位のXaaがMet; 72位のXaaがAsn; 75位のXaaがGln; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがAsn; 100位のXaaがTrp; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGln; 134位のXaaがGln; 136位のXaaがMet; 138位のXaaがTrp;かつ 139位のXaaがGln である化合物は除く。 本発明はさらに、肥満症の処置を必要とする哺乳動物に式(I)のタンパク質 を投与することを含む、肥満症の処置方法を提供する。 本発明はさらに、1またはそれ以上の製薬学的に許容し得る希釈剤、担体また はその賦形剤とともに式(I)のタンパク質を含む、医薬組成物を提供する。 詳細な説明 本発明の目的のためには、本明細書に開示および特許請求するように、下記術 語および略語を以下のように定義する: 塩基対(bp)・・DNAまたはRNAをいう。略語A、C、GおよびTは、そ れらがDNA分子中に存在する場合にはそれぞれ(デオキシ)アデニン、(デオ キシ)シチジン、(デオキシ)グアニンおよび(デオキシ)チミンヌクレオチド の5'−一リン酸の形態に対応する。略語U、C、GおよびTは、それらがRN A分子中に存在する場合にはそれぞれウラシル、シチジン、グアニンおよびチミ ジンヌクレオシドの5'−一リン酸の形態に対応する。二本鎖DNAにおいては 塩基対はAとT、またはCとGとが共同すること(partnership)をいう。DN A/RNAヘテロ二本鎖においては塩基対はTもしくはUとA、またはCとGと が共同することをいう。 キレート形成ペプチド・・多価金属イオンと錯体を形成しうるアミノ酸配列を いう。 免疫応答タンパク質・・抗体、親抗体分子と同様の性質の抗原と結合できる抗 体の断片、および単鎖ポリペプチド結合分子(PCT出願番号第PCT/US8 7/02208号、国際公開第WO88/01649号に記載)を記載するのに 使用する語句。 MWCO・・分子量カットオフの略語。 プラスミド・・染色体外自律複製遺伝要素。 PMSF・・フェニルメチルスルホニルフルオライドの略語。 リーディングフレーム・・翻訳が行われるヌクレオチド配列は、tRNA、リ ボソームおよび関連因子の翻訳装置によってトリプレットにて「読まれ」、各ト リプレットは特定のアミノ酸に対応する。各トリプレットは別個で同じ長さであ るため、コーディング配列は3の倍数でなければならない。1塩基対の挿入また は欠失は(フレームシフト変異という)、同じDNAセグメントによりコードさ れる2つの異なるタンパク質となる。これを防ぐには、所望のポリペプチドに対 応するトリプレットコドンが開始コドンから3の倍数で並べられなければならな い、すなわち正しい「リーディングフレーム」が維持されなければならない。キ レート形成ペプチドを含む融合タンパク質を生成するに際しては、構造タンパク 質をコードするDNA配列のリーディングフレームはキレート形成ペプチドをコ ードするDNA配列中で維持されなければならない。 組換えDNAクローニングベクター・・1つまたはそれ以上のDNAセグメン トを加えうるまたは加えたDNA分子を含む、プラスミドおよびファージ(これ らに限られるものではない)などの自律複製因子。 組換えDNA発現ベクター・・プロモーターが組み込まれている組換えDNA クローニングベクター。 レプリコン・・プラスミドその他のベクターの自律複製を制御および可能にす るDNA配列。 転写・・DNAのヌクレオチド配列中に含まれる情報が相補的なRNA配列に 移しとられるプロセス。 翻訳・・メッセンジャーRNAの遺伝情報を用いてポリペプチド鎖の合成を明 記および指令するプロセス。 トリス・・トリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタンの略語。 処置・・疾患、状態または障害と闘うための患者の管理および介護であり、兆 候または合併症の発症を防ぎ、兆候または合併症を軽減し、または疾患、状態も しくは障害を排除するために本発明の化合物を投与することを含む。それゆえ、 肥満症の処置には食物摂取の抑制、体重増加の抑制およびその必要がある患者に おいて体重の減少を誘導することが含まれる。 ベクター・・適当なタンパク質分子に対応するポリヌクレオチド配列を含む、 遺伝子操作において細胞の形質転換に使用するレプリコンであって、該配列は適 当な制御配列と組み合わされたときに、形質転換されるべき宿主細胞に対して特 定の性質を付与するもの。プラスミド、ウイルスおよびバクテリオファージは適 当なベクターである。というのはそれらは本来レプリコンであるからである。異 なる源からのDNA分子を制限酵素およびリガーゼを用いて切断および連結する ことによって人工ベクターが構築される。ベクターは組換えDNAクローニング ベクターおよび組換えDNA発現ベクターを含む。 X−gal・・5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルβ−D−ガラクトシド の略語。 上記のように、本発明は式(I)のタンパク質を提供する。本発明の好ましい タンパク質は、式(I)において27位のXaaがAlaであるものである。本発明 の他の好ましいタンパク質は、式(I)において108位のXaaがAsp、22位 のXaaがAsp、100位のXaaがTrpまたはGln、または138位のXaaがTrp であるものである。 本発明の他の好ましいタンパク質は、式(I)において 4位のXaaがGlnまたはGlu; 7位のXaaがGlnまたはGlu; 22位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 27位のXaaがThrまたはAla; 28位のXaaがGlnまたはGlu; 34位のXaaがGlnまたはGlu; 54位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド; 56位のXaaがGlnまたはGlu; 62位のXaaがGlnまたはGlu; 63位のXaaがGlnまたはGlu; 68位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド; 72位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 75位のXaaがGlnまたはGlu; 78位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 100位のXaaがTrp; 82位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 108位のXaaがAspまたはGlu; 130位のXaaがGlnまたはGlu; 134位のXaaがGlnまたはGlu; 136位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド;および 138位のXaaがTrp; 139位のXaaがGlnまたはGlu であるものである。 本発明の最も好ましいタンパク質は、式(I)において 4位のXaaがGln; 7位のXaaがGln; 22位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 27位のXaaがThrまたはAla; 28位のXaaがGln; 34位のXaaがGln; 54位のXaaがMet; 56位のXaaがGln; 62位のXaaがGln; 63位のXaaがGln; 68位のXaaがMet; 72位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 75位のXaaがGln; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがGln、AsnまたはAsp; 100位のXaaがTrp; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGln; 134位のXaaがGln; 136位のXaaがMet;および 138位のXaaがTrp; 139位のXaaがGln であるものである。 さらに別の好ましいタンパク質としては、式(I)において 4位のXaaがGlnまたはGlu; 7位のXaaがGlnまたはGlu; 22位のXaaがAsn; 27位のXaaがThrまたはAla; 28位のXaaがGlnまたはGlu; 34位のXaaがGlnまたはGlu; 54位のXaaがMet; 56位のXaaがGlnまたはGlu; 62位のXaaがGlnまたはGlu; 63位のXaaがGlnまたはGlu; 68位のXaaがMet; 72位のXaaがAsn; 75位のXaaがGlnまたはGlu; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがAsn; 100位のXaaがTrp; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGlnまたはGlu; 134位のXaaがGlnまたはGlu; 136位のXaaがMet;および 138位のXaaがTrp; 139位のXaaがGlnまたはGlu であるもの、および式(I)において 4位のXaaがGln; 7位のXaaがGln; 22位のXaaがAsn; 27位のXaaがThrまたはAla; 28位のXaaがGln; 34位のXaaがGln; 54位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド; 56位のXaaがGln; 62位のXaaがGln; 63位のXaaがGln; 68位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド; 72位のXaaがAsn; 75位のXaaがGln; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがAsn; 100位のXaaがTrp; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGln; 134位のXaaがGln; 136位のXaaがMetまたはメチオニンスルホキシド;および 138位のXaaがTrp; 139位のXaaがGln であるものが挙げられる。 本発明の好ましい種としては、配列番号:2〜配列番号:5に示されるものが 挙げられる。 該アミノ酸略語は米国特許商標局によって37C.F.R.§1.822(b)( 2)(1993)に示されるように受容されている。当業者はあるアミノ酸が転 位さ J.Peptide Protein Res. 14:485−94(1979)およびそこに引 用されている参考文献に記載されている通り、例えばAsnはアスパラギン酸アミ ド(aspartimide)およびイソアスパラギンに転位されうる。これら転位誘導体 は本発明の範囲に含まれる。特に断らない限りアミノ酸はL配置である。 イイン・ツァンら(Nature 372:425−32(1994年12月)は、 マウス肥満症(ob)マウス遺伝子のクローニングを報告しており、肥満症タン パク質のマウスDNA配列並びにマウスおよびヒトの肥満症タンパク質の天然ア ミノ酸配列を提示している。このタンパク質は、脂肪細胞によって分泌され体重 を制御しているホルモンであると推測されている。ツァンらによっては薬理活性 は示されていない。 本発明は肥満症の有効な処置を提供する生物学的に活性なタンパク質を提供す るものである。特許請求されたタンパク質の多くは、安定性、とりわけ酸安定性 、および改善された吸収特性などのさらなる利点を付与する。 特許請求されたタンパク質の調製は、通常、特許請求されたタンパク質をコー ドするDNAを修飾し、ついで該DNAを組換え細胞培養中にて発現させること による。既知の配列を有するDNA中の前以て決定した部位で置換変異を形成す る技術は、たとえばM13プライマー突然変異誘発のように、よく知られている 。本発明の抗肥満症タンパク質をコードするDNA中に形成する変異は、該配列 をリーディングフレーム外に置いてはならず、二次mRNA構造を生成しうる相 補的な領域を形成しないのが好ましいであろう。ドゥボア(DeBoer)ら、EP 75,444A(1983)。 本発明の化合物は、組換えDNA技術またはよく知られた化学合成法、たとえ ば、溶液または固相ペプチド合成、または常法の溶液法によりカップリングした タンパク質断片から開始する溶液中での半合成により調製できる。A.固相 特許請求されているタンパク質の合成は固相ペプチド合成または組換え方法に よって行う。ポリペプチドの固相化学合成の原理は当該技術分野においてよく知 られており、デュガス(Dugas,H.)およびペニー(Penny,C.)のバイオオー ガニック・ケミストリー(Bioorganic Chemistry) 、スプリンガー−フェアラ ーク(Springer-Verlag)、ニューヨーク、54−92頁(1981)などの 当該領域の一般的なテキストに記載されている。たとえば、ペプチドの合成は、 PE−アプライド・バイオシステムズ(PE−Applied Biosystems)433A ペプチド合成機(アプライド・バイオシステムズ、フォスター・シティー、カリ フォルニアより市販されている)およびアプライド・バイオシステムズにより提 供される合成サイクルを用いた固相法により行うことができる。Bocアミノ酸そ の他の試薬はPE−アプライド・バイオシステムズその他の化学会社により市販 されている。C−末端カルボキシアミドを製造するため、ダブルカップルプロト コール(double couple protocol)を用いた連続Boc化学を出発物質のp−メチ ルベンズヒドリルアミン樹脂に行う。C−末端酸の製造のため、対応するPAM 樹脂を使用する。アルギニン、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジンおよびメ チオニンを、前以て形成したヒドロキシベンゾトリアゾールエステルを用いて結 合させる。以下の側鎖保護が使用される: Arg、トシル Asp、シクロヘキシルまたはベンジル Cys、4−メチルベンジル Glu、シクロヘキシル His、ベンジルオキシメチル Lys、2−クロロベンジルオキシカルボニル Met、スルホキシド Ser、ベンジル Thr、ベンジル Trp、ホルミル Tyr、4−ブロモカルボベンゾキシ Boc脱保護は、塩化メチレン中のトリフルオロ酢酸(TFA)で行う。Trpから のホルミル脱保護は、ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンでペプチド樹 脂を4℃で60分間処理することにより行う。Met(O)の還元は、ペプチド樹 脂をTFA/ジメチルスルフィド/濃HCl(95/5/1)で25℃で60分 間処理することにより行うことができる。上記の前処置に続いて、10%m−ク レゾールまたはm−クレゾール/10%p−チオクレゾールまたはm−クレゾー ル/p−チオクレゾール/ジメチルスルフィドの混合物を含む無水フッ化水素で 該ペプチドをさらに脱保護および開裂できる。側鎖保護基およびペプチドの樹脂 からの開裂は、0℃またはそれより低い温度、好ましくは−20℃で30分間、 ついで0℃で30分間行う。HFを除去した後、ペプチド/樹脂をエーテルで洗 浄する。ペプチドを氷酢酸にて抽出し、凍結乾燥させる。精製は、アセトニトリ ル濃度の上昇勾配を用いた0.1% TFA中にて、逆相C18クロマトグラフィ ー(ヴィダック(Vydac)カラムにより行う。 当業者は、固相合成はまたFMOC法およびTFAスカベンジャー開裂混合物 を用いても行うことができると認識する。B.組換え合成 特許請求されているタンパク質はまた、組換え法を用いても製造できる。組換 え法は高収率が望まれる場合に好ましい。タンパク質の組換え産生における基本 的工程は以下が含まれる: (a)特許請求されているタンパク質をコードする合成または半合成(または天 然資源からの単離)DNAの構築、 (b)コーディング配列を単独または融合タンパク質のいずれかの発現に適した やり方にて発現ベクターに組み込むこと、 (c)該発現ベクターで適当な真核生物または原核生物宿主細胞を形質転換する こと、および (d)組換えにより産生したタンパク質を回収および精製すること。2.a.遺伝子構築 そのイン・ビトロまたはイン・ビボでの転写および翻訳がタンパク質の産生と なるであろう合成遺伝子は、当該技術分野においてよく知られた技術によって構 築できる。遺伝子コードの天然の縮重により、特許請求されたタンパク質をコー ドする相当量であるが限られた数のDNA配列を構築しうることを当業者は認識 するであろう。本発明の好ましい実施態様においては、合成は組換えDNA技術 により行う。 合成遺伝子構築の方法は当該技術分野においてよく知られている。たとえば、 ブラウン(Brown)ら(1979)メソッズ・イン・エンザイモロジー(Metho ds in Enzymology)、アカデミック・プレス(Academic Press)、ニューヨー ク、第68巻、109−151頁を参照。特許請求されたタンパク質の合成遺伝 子に対応するDNA配列は、アプライド・バイオシステムズ・モデル380Aま たは380BDNA合成機(アプライド・バイオシステムズ、インク、850 リンカーン・センター・ドライブ、フォスター・シティー、カリフォルニア94 404より市販)などの従来のDNA合成装置を用いて製造できる。 幾つかの応用においては、例えば、融合タンパク質構築物からのシグナルペプ チドの制御された切り出しを容易にすべくシグナルペプチドと構造タンパク質と の間に都合のよいプロテアーゼ感受性開裂部位を組み込むために、特許請求され たタンパク質のコーディング配列を修飾するのが望ましい。 特許請求されたタンパク質をコードする遺伝子はまた、ポリメラーゼチェーン リアクション(PCR)を用いて製造できる。鋳型はcDNAライブラリー(ク ローンテック(CLONTECH)またはストラタジーン(STRATAGEN E)から市販されており入手可能)またはヒト脂肪組織から単離されたmRNA であってよい。このような方法は、当該技術分野のマニアチス(Maniatis)ら 、モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・マニュアル(Molecular Cloning:A Laboratory Manual) 、コールド・スプリング・ハーバー・プレ ス(Cold Spring Harbor Press)、コールド・スプリング・ハーバー・ラボ ラトリー(Cold Spring Harbor Laboratory)、コールド・スプリング・ハ ーバー、 ニューヨーク(1989)においてよく知られている。2.b.直接発現または融合タンパク質 特許請求されたタンパク質は、直接発現するか、または特許請求されたタンパ ク質を含む融合タンパク質として発現した後に酵素的または化学的に開裂するこ とによって製造されてよい。特定の部位でポリペプチドを開裂するかまたはペプ チド鎖のアミノ末端もしくはカルボキシル末端からペプチドを消化する(たとえ ば、ジアミノペプチダーゼ)多様なペプチダーゼ(たとえば、トリプシン)が知 られている。さらに、特定の化学物質(たとえば、臭化シアン)はポリペプチド 鎖を特定の部位にて開裂するであろう。当業者は、部位特異的な内部開裂部位を 組み込むためアミノ酸配列(および組換え法を使用する場合には合成または半合 成コーディング配列)に修飾が必要であること認めるであろう。たとえば、カー ター(Carter P.)、サイト・スペシフィック・プロテオリシス・オブ・フュ ージョン・プロテインズ(Site Specific Proteolysis of Fusion Protein s)、第13章、プロテイン・ピュアリフィケーション:フロム・モレキュラー ・メカニズムズ・トゥー・ラージ・スケール・プロセスィズ(Protein Purifi cation:From Molecular Mechanisms to Large Scale Processes) 中、ア メリカン・ケミカル・ソサイエティー(American Chemical Soc.)、ワシン トンD.C.、(1990)参照。2.c.ベクター構築 所望のコーディング配列および調節配列を含む適当なベクターの構築には標準 ライゲーション技術を用いる。単離したプラスミドまたはDNA断片を開裂し、 つなぎ合わせ、ついで必要とするプラスミド形成するための望ましい形態にて再 度ライゲーションする。 所望のタンパク質の翻訳を行うため、適当な制限エンドヌクレアーゼの使用に より適当な過剰の組換えDNA発現ベクターに遺伝子操作した合成DNA配列を 挿入する。特許請求されたタンパク質は比較的大きなタンパク質である。合成コ ーディング配列は、転写物のいずれかの末端に制限エンドヌクレアーゼ開裂部位 を有することによりこれら発現プラスミドおよび増幅発現プラスミドからの単離 および該プラスミドへの組み込みを容易にするよう設計されている。該単離した cDNAコーディング配列は、合成リンカーを使用することにより、当該技術分 野においてよく知られた技術により所望のクローニングベクター中に該配列を組 み込むことを容易にすべく容易に修飾できる。使用した特定のエンドヌクレアー ゼは、使用すべき親発現ベクターの制限エンドヌクレアーゼ開裂パターンによっ て規定されるであろう。制限部位の選択は、調節配列を有するコーディング配列 が、特許請求されたタンパク質の適切なイン・フレームでの読み取りおよび発現 を達成できるように適切な方向になるよう選択する。 一般に、宿主細胞と調和する種由来のプロモーターおよび調節配列を含むプラ スミドベクターをこれらの宿主とともに使用する。該ベクターは通常、複製部位 並びに形質転換した細胞中での表現型選択を提供することができるマーカー配列 を有する。たとえば、E.coli(大腸菌)は典型的に大腸菌種由来のプラスミド であるpBR322を用いて形質転換する(ボリバー(Bolivar)ら、Gene :95(1977))。プラスミドpBR322はアンピシリンおよびテトラサ イクリン耐性の遺伝子を含み、従って形質転換した細胞を容易に同定する手段を 提供する。該pBR322プラスミドまたは他の微生物プラスミドはまた、組換 えDNA技術において通常使用されるプロモーターその他の調節要素を含むかま たは含むように修飾されなければならない。 所望のコーディング配列は、プロモーターおよびリボソーム結合部位から転写 されるように発現ベクターに適切な方向にて挿入され、プロモーターおよびリボ ソーム結合部位の両者は、該タンパク質が発現される宿主細胞において機能的で なければならない。そのような発現ベクターの例は、ベラガージュ(Belagaje )らの米国特許第5,304,493号(その教示を参照のため本明細書に引用す る)に記載されたプラスミドである。米国特許第5,304,493号に記載さ れたA−C−Bプロインシュリンをコードする遺伝子は、制限酵素NdeIおよびBam HIによりプラスミドpRB182から除去することができる。本発明のタ ンパク質をコードする遺伝子は、NdeI/BamHI制限断片カセット上にて該プ ラスミド骨格に挿入することができる。2.d.原核生物発現 一般に、原核生物は、本発明において有用なベクターを構築するに際してDN A配列のクローニングに使用する。たとえば、大腸菌K12株294(ATCC 受託番号第31446号)は特に有用である。使用できる他の微生物株には大腸 菌Bおよび大腸菌X1776(ATCC受託番号第31537号)が含まれる。 これらの例は制限するものではなく例示にすぎない。 原核生物はまた発現にも使用する。上記株ならびに大腸菌W3110(原栄養 株、ATCC受託番号第27325号)、バシラス・サチリス(Bacills subti lis)などの桿菌、およびサルモネラ・ティフィムリウム(Salmonella typhimur ium)またはセラチア・マルセスセンス(Seratia marcescans)などの他の腸内 細菌、および種々のシュードモナス種が使用できる。原核生物宿主に使用するの に適したプロモーターには、β−ガラクトシダーゼ(ベクターpGX2907[ ATCC受託番号第39344号]はレプリコンおよびβ−ラクタマーゼ遺伝子 を含む)およびラクトースプロモーター系(チャン(Chang)ら、Nature 75 :615(1978);およびゲッデル(Goeddel)ら、Nature 281: 544(1979))、アルカリホスファターゼ、トリプトファン(trp)プ ロモーター系(ベクターpATH1[ATCC受託番号第37695号]はtr pプロモーターの制御下でtrpE融合タンパク質としてオープン・リーディング ・フレームの発現を容易にすべく設計されている)およびtacプロモーター(プ ラスミドpDR540 ATCC受託番号第37282号から単離)などのハイ ブリッドプロモーターが含まれる。しかしながら、ヌクレオチド配列が一般に知 られている他の機能性の細菌プロモーターは、当業者が必要な制限部位を提供す るためにリンカーまたはアダプターを用いてタンパク質をコードするDNAに該 プロモーターをライゲーションすることを可能にする。細菌系において使用する プロモーターはまた、タンパク質をコードするDNAに作動可能に連結したシャ イン−ダルガノ配列をも含むであろう。2.e.真核生物発現 該タンパク質は真核生物発現系において組換えにより産生されてよい。哺乳動 物宿主細胞中での転写を制御する好ましいプロモーターは、多様な採取源、たと えば、ポリオーマ、シミアンウイルス40(SV40)、アデノウイルス、レト ロウイルス、B型肝炎ウイルスおよび最も好ましくはサイトメガロウイルスなど のウイルスのゲノムから、または異種哺乳動物プロモーター、たとえばβ−アク チンプロモーターから得ることができる。SV40ウイルスの初期プロモーター および後期プロモーターはSV40制限断片として都合よく得られ、該断片はま たSV40ウイルスの複製起点をも含む。フィアーズ(Fiers)ら、Nature273 :113(1978)。SV40全ゲノムはプラスミドpBRSV、AT CC受託番号第45019号から得られる。ヒトサイトメガロウイルスの即時初 期プロモーターはプラスミドpCMBβ(ATCC受託番号第77177号)か ら得られる。勿論、宿主細胞または関連種からのプロモーターもまた本発明にお いて有用である。 特許請求されているタンパク質をコードするDNAの高等真核生物による転写 は、エンハンサー配列をベクターに挿入することによって増加する。エンハンサ ーはDNAのシス−作用性要素であり、通常約10−300bpであり、プロモ ーターに作用してその転写を増大させる。エンハンサーは方向および位置に対し て比較的に独立であり、転写ユニットの5'側(レイミンズ(Laimins,L.)ら 、PNAS 78:993(1981))および3'側(ラスキー(Lusky,M. L.)ら、Mol.Cell Bio. :1108(1983))、イントロン内(バネ ルジ(Banerji,J.L.)ら、Cell 33:729(1983))並びにコーデ ィング配列自体内(オズボーン(Osborne,T.F.)ら、Mol.Cell Bio. :1293(1984))において認められている。現在、多くのエンハンサー 配列が哺乳動物遺伝子(グロビン、RSV)SV40、EMC、エラスターゼ、 アルブミン、α−フェトプロテインおよびインシュリン)から知られている。し かしながら、典型的には、真核生物細胞ウイルスからのエンハンサーが使用され るであろう。例としては、SV40後期エンハンサー、サイトメガロウイルス初 期プロモーターエンハンサー、複製起点の後期側上のポリオーマエンハンサー、 およびアデノウイルスエンハンサーが挙げられる。 真核生物宿主細胞(酵母、真菌、昆虫、植物、動物、ヒトまたはその他の多細 胞生物からの有核細胞)中で使用される発現ベクターはまた、mRNA発現に影 響を及ぼす転写の終結に必要な配列を含むであろう。これらの領域は、mRNA コーディングタンパク質の非翻訳部位におけるポリアデニル化セグメントとして 転写される。3'非翻訳領域はまた、転写終結部位をも含む。 発現ベクターはまた選択マーカーとも呼ばれる選択遺伝子を含んでいてよい。 哺乳動物細胞の適当な選択マーカーの例には、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DH FR、pJOD−10[ATCC受託番号第68815号]のBglII/HindIII 制限断片に由来するものであってよい)、チミジンキナーゼ(単純ヘルペスウイ ルスのチミジンキナーゼはvP−5クローン[ATCC受託番号第2028号] のBamHI断片に含まれる)またはネオマイシン(G418)耐性遺伝子(pN N414酵母人工染色体ベクター[ATCC受託番号第37682号]から得る ことができる)である。そのような選択マーカーがうまく哺乳動物宿主細胞中に 移されると、トランスフェクションされた哺乳動物宿主細胞は選択圧の下に置か れたときに生存可能である。選択法(selective regimes)として広く使用され ている2つの異なるカテゴリーが存在する。第一のカテゴリーは細胞の代謝に基 づくものであり、補足された培地なしでは増殖することができない突然変異株の 使用に基づく。2つの例は:CHO DHFR-細胞(ATCC受託番号第CRL −9096号)およびマウスLTK-細胞(L−M(TK−)ATCC CCL− 2.3)である。これらの細胞は、チミジンやヒポキサンチンなどの栄養素の添 加なしには増殖することができない。これらの細胞は完全なヌクレオチド合成経 路に必要なある種の遺伝子を欠如しているため、該細胞は欠失したヌクレオチド が補足培地中で提供されない限り生存できない。培地を補足することの代替法は 、完全なDHFR遺伝子またはTK遺伝子をそれぞれの遺伝子を欠如している細 胞に導入し、それによって、該細胞の増殖条件を変えることである。DHFR遺 伝子またはTK遺伝子で形質転換されなかった個々の細胞は補足されていない培 地中では生存できないであろう。 第2のカテゴリーは優性選択であり、これはいずれの細胞タイプにもおいて使 用される選択機構をいい、突然変異株の使用を必要としない。これらの機構では 典型的に宿主細胞の増殖を阻止する薬剤を使用する。新規な遺伝子を有する細胞 は薬剤耐性を伝達するタンパク質を発現し、その選択を生き残るであろう。その ような優性選択の例では、薬剤のネオマイシン、サザン(Southern P.)およ びバーグ(Berg,P.)、J.Molec.Appl.Genet. :327(1982)、 ミコフェノール酸、ミュリガン(Mulligan,R.C.)およびバーグ、Science 209 :1422(1980)、またはハイグロマイシン、サグデン(Sugden, B.)ら、Mol.Cell Biol. :410−413(1985)を使用する。上 記に掲げた3つの例では、それぞれ適当な薬剤、G418またはネオマイシン( ジェネチシン)、xgpt(ミコフェノール酸)またはハイグロマイシンに対する耐 性を付与すべく真核生物の制御の下に細菌遺伝子を使用する。 真核生物の発現の好ましいベクターはpRc/CMVである。pRc/CMV はインビトロジェン・コーポレーション(Invitrogen Corporation)、398 5ソレント・バレイ・ブールバード、サンディエゴ、カリフォルニア92121 から市販されている。構築したプラスミド中の配列が正確か確認するため、ライ ゲーション混合物を用いて大腸菌K12株DH5a(ATCC受託番号第314 46号)を形質転換し、ついで首尾よい形質転換体を抗生物質耐性により適切に 選択する。形質転換体からのプラスミドを、メッシング(Messing)らの方法(Nucleic Acids Res. :309(1981))によって制限および/または 配列により調製、分析する。 宿主細胞を本発明の発現ベクターで形質転換し、ついでプロモーターの誘導、 形質転換体の選択、または遺伝子の増幅のために適切であるように修飾した通常 の栄養培地において培養する。その培養条件(温度、pHなど)は、発現につい て選択した宿主細胞で以前に使用したものであり、当業者には明らかであろう。 上記ベクターで細胞を形質転換する技術は当該技術分野においてよく知られてお り、マニアチスら、モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・マニュア 、コールド・スプリング・ハーバー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ ー・ラボラトリー、コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク(1989 ) またはカレント・プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジーCurre nt Protocols in Molecular Biology )(1989)および補遺などの概説参 照文献に記載されている。 高等真核生物における特許請求されたタンパク質をコードするベクターを発現 するのに適した宿主として好ましいものは以下のものである:SV40により形 質転換されたアフリカミドリザル腎細胞株(COS−7、ATCC CRL−1 651);形質転換したヒト初代胎児(human primary embryonal)腎細胞株2 93(グラハム(Graham,F.L.)ら、J.Gen Virol. 36:59−72( 1977)、Virology 77:319−329、Virology 86:10−21) ;ベビーハムスター腎細胞(BHK−21(C−13)、ATCC CCL−1 0、Virology 16:147(1962));チャイニーズハムスター卵巣細胞 CHO−DHFR-(ATCC CRL−9096)、マウスセルトリ細胞(TM 4、ATCC CRL−1715、Biol.Reprod. 23:243−250(19 80));アフリカミドリザル腎細胞(VERO 76、ATCC CRL−15 87);ヒト頸部上皮癌腫細胞(HeLa、ATCC CCL−2);イヌ腎細胞 (MDCK ATCC CCL−34);バッファローラット肝細胞(BRL 3 A、ATCC CRL−1442);ヒト2倍体肺細胞(WI−38、ATCC CCL−75);ヒト肝細胞癌腫細胞(Hep G2、ATCC HB−8065) ;およびマウス乳腫瘍細胞(MMT 060562、ATCC CCL51)。2.f.酵母発現 原核生物に加えて、酵母培養体などの真核微生物も使用されてよい。サッカロ ミセス・セレビシエ(Saccharomyces serevisie)、すなわち通常のパン酵母が 最もよく使用される真核微生物であるが、他の多くの株が一般に利用できる。サ ッカロミセス中での発現には、たとえば、プラスミドYRp7(ATCC−40 053、スティンチコーム(Stinchcomb)ら、Nature 282:39(197 9);キングスマン(Kingsman)ら、Gene :141(1979);チェン パー(Tschemper)ら、Gene 10:157(1980))が一般に使用される 。このプラスミドは既にtrp遺伝子を含有しており、トリプトファン中で増殖 する 能力を欠如した酵母の突然変異体株、たとえば、ATCC受託番号第44076 号またはPEP4−1(ジョーンズ(Jones)、Genetics 85:12(197 7))のために選択マーカーを提供する。 酵母宿主で使用するのに適したプロモーティング配列には、3−ホスホグリセ リン酸キナーゼ(プラスミドpAP12BD ATCC受託番号53231号に おいて見いだされ、1990年6月19日に発行された米国特許第4,935,3 50号に記載されている)または他の解糖系酵素、たとえば、エノラーゼ(プラ スミドpAC1 ATCC受託番号第39532号において見いだされる)、グ リセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(プラスミドpHcGAPC1 ATCC受託番号第57090号、57091号に由来)、ザイモモナス・モビ リス(zymomonas mobilis)(1991年3月19日に発行された米国特許第5, 000,000号)、ヘキソキナーゼ、ピルビン酸デカルボキシラーゼ、ホスホ フルクトキナーゼ、グルコース−6−リン酸イソメラーゼ、3−ホスホグリセリ ン酸ムターゼ、ピルビン酸キナーゼ、トリオースリン酸イソメラーゼ、ホスホグ ルコースイソメラーゼおよびグルコキナーゼのプロモーターが含まれる。 他の酵母プロモーターは、増殖条件によって制御される転写のさらに別の利点 を有する誘導性プロモーターであるが、アルコールデヒドロゲナーゼ2、イソシ トクロームC、酸性ホスファターゼ、窒素代謝に関連する分解酵素、メタロチオ ネイン(プラスミドベクターpCL28XhoLHBPV ATCC受託番号第3 9475号、米国特許第4,840,896号に含まれる)、グリセルアルデヒド 3−リン酸デヒドロゲナーゼ、およびマルトースおよびガラクトース(プラスミ ドpRY121 ATCC受託番号第37658号上に見いだされるGAL1) の利用に関与する酵素のプロモーター領域である。酵母発現において使用するの に適したベクターおよびプロモーターはさらに、ヒッツェマン(R.Hitzeman) らのヨーロッパ特許公開第73,657A号にさらに記載されている。サッカロ ミセス・セレビシエ由来のUAS Galなどの酵母のエンハンサー(プラスミド YEpsec--hI1β ATCC受託番号第67024号上のCYC1プロモーターと ともに見い出される)もまた、酵母プロモーターと共に都合よく使用される。 下記実施例を、特許請求されるタンパク質の調製をさらに説明するために提供 する。本発明の範囲は、下記実施例からのみなるものと解釈されるべきではない 。 実施例1 下記タンパク質配列: Met Arg−配列番号:1 をコードするDNA配列を、標準PCR法を用いて得る。フォアウォードプライ マー を用い、ヒト脂肪細胞ライブラリー(クローンテックから市販)から配列を増幅 させる。このPCR産物をPCR−Script(ストラタジーンから入手可能)中 にクローニングし、配列決定する。 実施例2 ベクターの構築 特許請求された所望のタンパク質をコードするDNA配列を含有するプラスミ ドを、NdeIおよびBamHI制限部位を含むように構築する。このクローニング したPCR産物を含むプラスミドをNdeIおよびBamHI制限酵素で消化する。 小さな〜450bp断片をゲル精製し、A−C−Bプロインシュリンのコーディ ング配列を欠失させたベクターpRB182中にライゲートする。このライゲー ト産物を大腸菌DH10B(ギブコ−BRLから市販)中に形質転換し、10μ g/mLのテトラサイクリンを添加したトリプトン−酵母(ジフコ(DIFCO ))プレート上で増殖するコロニーを分析する。プラスミドDNAを単離し、 de IおよびBamHIで消化し、得られた断片をアガロースゲル電気泳動により分 離する。期待される〜450bpのNdeI−BamHI断片を含むプラスミドを保 持す る。タンパク質産生のための培養に適したこの第二のプラスミド発現で大腸菌B BL21(DE3)(ノボジェン(NOVOGEN)から市販)を形質転換す る。 上記ベクターで細胞を形質転換する技術は当該技術分野でよく知られており、 マニアチスら(1988)モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・マ ニュアル 、コールド・スプリング・ハーバー・プレス、コールド・スプリング・ ハーバー・ラボラトリー、コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨークまた はカレント・プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジー(1989) および補遺などの概説参照文献に記載されている。本明細書中に例示するような 本発明の好ましい実施態様において使用する大腸菌細胞の形質転換に関与する技 術は、当該技術分野においてよく知られている。形質転換した大腸菌細胞を培養 する正確な条件は、使用した大腸菌細胞株および発現ベクターまたはクローニン グベクターの性質に依存する。たとえば、c1857の熱誘導性λ−ファージプ ロモーター−オペレーター領域などの熱誘導性プロモーター−オペレーター領域 を組み込んだベクターは、タンパク質合成を誘導するのに培養条件において約3 0℃から約40℃への温度シフトが必要である。 実施例3 式: のタンパク質をコードするDNA配列を、化学的に合成した一本鎖のオリゴヌク レオチドから組み立て、二本鎖DNA配列を生成した。このDNA配列を組み立 てるのに使用したオリゴヌクレオチドは、下記の通りである。 オリゴヌクレオチド9〜13は、NdeI部位からコーディング配列内の220位 にあるXbaI部位にまたがる約220塩基対のセグメントを生成するのに用いた 。オリゴヌクレオチド14〜22は、XbaI部位からBamHI部位にまたがる約 240塩基対のセグメントを生成するのに用いた。 これら220塩基対断片および240塩基対断片を組み立てるため、各オリゴ ヌクレオチドを等モル量、通常は1μl当たり約1〜2ピコモルの濃度にて混合 した。組み立て前にセグメントの5”末端のオリゴヌクレオチド以外はすべて、 試薬の供給者によって特定された条件を用い、T4DNAキナーゼを用いた標準 キナーゼ緩衝液中でリン酸化した。これら混合物を95℃に加熱し、1〜2時間 かけてゆっくりと室温に冷却してオリゴヌクレオチドの適切なアニーリングを確 実にした。ついで、オリゴヌクレオチドを互いにライゲートし、クローニングベ クター中にライゲートした。PUC19を用いたが、他のベクターもT4DNA リガーゼを用いて行うことができる。PUC19緩衝液および条件は、該酵素の 供給者によって推奨されたものである。使用前に、220塩基対断片のベクター はNdeIおよびXbaIで消化し、一方、240塩基対断片のベクターはXbaIお よびBamHIで消化した。これらライゲーション混合物を用いて大腸菌DH10 B細胞(ギブコ/BRLから市販)を形質転換し、形質転換した細胞を100μ g/mlのアンピシリン、x−galおよびIPTGを含むトリプトン−酵母( TY)プレート上にプレーティングした。一夜増殖したコロニーを、100μg /mlのアンピシリンを含む液体TY培地中で増殖させ、プラスミド単離および DNA配列分析に用いる。完全な遺伝子を組み立てるため、正しい配列を有する プラスミドを保持した。このことは、220塩基対断片および240塩基対断片 のゲル精製、およびNdeIおよびBamHIで線状にしたPUC19中へのこれら 2つの断片のライゲーションにより行った。ライゲーション混合物を大腸菌DH 10B細胞中に形質転換し、上記と同様にしてプレーティングした。得られた形 質転換体からプラスミドDNAを単離し、NdeIおよびBamHIで消化した。大 きいベクター断片をゲル精製し、下記6つの化学的に合成したオリゴヌクレオチ ドから上記のようにして前以て組み立てた約195塩基対のセグメントとライゲ ートした。 ライゲーション物を上記と同様にして大腸菌に形質転換した。得られた形質転換 体からDNAを単離し、DNA配列分析機により配列を確認した。正しい配列を 有するプラスミドをNdeIおよびBamHIで消化し、約450塩基対の挿入物を 発現ベクター中に再クローニングした。 タンパク質を大腸菌中で発現させ、単離し、PBS中に希釈するかまたは8M 尿素(ともに5mMシステインを含有する)中に希釈することにより折り畳ませ 、PBSに対して充分に透析した。サイズ排除クロマトグラフィーによりタンパ ク質を最後に精製した後、タンパク質をPBS中に3〜3.5mg/mLに濃縮 した。アミノ酸組成を確認した。 実施例4 MetArgリーダー配列を有する配列番号:2のタンパク質を大腸菌中で発現さ せた。5mMシステインを含有する8M尿素中に顆粒を可溶化した。タンパク質 を陰イオン交換クロマトグラフィーにより精製し、8M尿素(5mMシステイン を含有)中に希釈することにより折り畳ませ、上記実施例と同様の技術によりP BSに対して充分に透析した。タンパク質1mg当たり6〜10ミリ単位のdD APを加えることによりMetArgリーダー配列を開裂した。変換反応を室温で2 〜8時間進行させた。反応の進行を高性能逆相クロマトグラフィーによりモニタ ーした。NaOHでpHを8に調節することにより反応を停止させた。des( MetArg)タンパク質を7〜8M尿素の存在下、陽イオン交換によりさらに精製 し、PBS中に透析した。サイズ排除クロマトグラフィーによりタンパク質を最 後に精製した後、タンパク質をPBS中に3〜3.5mg/mLに濃縮した。 本発明の好ましい態様においては大腸菌K12RV308細胞を宿主細胞とし て用いるが、他の多くの細胞株も利用でき、たとえば、これらに限られるもので はないが、大腸菌K12L201、L687、L693、L507、L640、 L641、L695、L814(大腸菌B)が挙げられる。ついで、形質転換し た宿主細胞を、発現プラスミド上に存在する耐性遺伝子に応じて抗生物質の選択 圧の下、適当な培地上にプレーティングする。ついで、使用した宿主細胞株に適 した時間および温度にて培養物をインキュベートする。 高レベル細菌発現系で発現されたタンパク質は、高レベルの発現タンパク質を 含有する顆粒または封入体として特徴的に凝集する。クロイガー(Kreuger)ら 、プロテイン・フォールディングProtein Folding)、ギーラッシュ(Gier asch)およびキング(King)編、136〜142頁(1990)、アメリカン ・アソシエーション・フォア・ザ・アドバンスメント・オブ・サイエンス・パブ リケーションNo.89−18S、ワシントン、D.C.。かかるタンパク質凝集物 は、所望のタンパク質産物をさらに精製および単離するために可溶化しなければ ならない。上掲文献。タンパク質を可溶化するため、グアニジウム−HClなど の強変性溶液および/またはジチオトレイトール(DTT)などの弱変性溶液を 用いた種々の技術が用いられている。溶液中の変性剤を徐々に(しばしば透析に より)除去することにより、変性タンパク質が天然のコンホメーションを回復す ることが可能になる。変性および折り畳みの特定の条件は、特定のタンパク質発 現系および/または当該タンパク質により決定される。 好ましくは本発明のタンパク質は、カテプシンCにより特許請求されたタンパ ク質に容易に変換されるようにMet−Arg−配列番号:1として発現させる。タ ンパク質の精製は当該技術分野で知られた技術により行い、逆相クロマトグラフ ィー、アフィニティークロマトグラフィー、およびサイズ排除が含まれる。重要 なことに、リーダー配列が結合したタンパク質は活性であることがわかった。従 って、本発明は、Met−R1リーダー配列(ここで、R1はPro以外の天然アミノ 酸であり、好ましくはR1はArg、Asp、またはTyrであり、最も好ましくはア ルギニンである)を有する式Iのタンパク質を提供する。 特許請求されたタンパク質は2つのシステイン残基を含む。それゆえ、タンパ ク質を安定化するためにジスルフィド結合が形成されるかもしれない。本発明は 、配列番号:1の96位のCysが配列番号:1の146位のCysに架橋したタン パク質、並びにかかるジスルフィド結合を形成していないタンパク質を包含する 。さらに本発明のタンパク質は、とりわけ製剤化したときに、二量体、三量体、 四量体その他の多量体として存在する。かかる多量体も本発明の範囲に包含され る。 本発明は肥満症の処置方法を提供する。該方法は、抗肥満症タンパク質の有効 量を約1〜1000μg/kgの投与量にて生物体に投与することを含む。好ま しい投与量は約10〜100μg/kgの活性化合物である。ヒト成人に対する 典型的な1日当たりの投与量は、約0.5〜100mgである。該方法を実施す るに際しては、式(I)の化合物を単一の1日投与量または1日当たり複数の投 与量にて投与することができる。処置計画は長期にわたる投与を必要とするかも しれない。1回の投与当たりの投与量または総投与量は担当医によって決定され 、疾患の性質および重篤度、患者の年齢および一般的健康状態および該化合物に 対する患者の耐性などの因子に依存するであろう。 本発明はさらに式(I)の化合物を含む医薬組成物を提供する。好ましくは製 薬学的に許容しうる塩の形態のタンパク質を、肥満症の処置もしくは予防処置の ための非経口投与用に調合することができる。たとえば、式(I)の化合物を通 常の製薬学的担体および賦形剤と混合することができる。特許請求される化合物 を含む組成物は、好ましくは可溶性の形態にて、約0.1〜90重量%、さらに 一般的には約10〜30重量%の活性タンパク質を含有する。さらに、本発明の タンパク質は、単独で、または他の抗肥満症剤または糖尿病を処置するのに有用 な薬剤と組み合わせて投与することができる。 静脈内(IV)で使用するには、該タンパク質を通常使用される静脈液中にて 投与し、注入により投与する。かかる液としては、たとえば、生理食塩水、リン ゲル液または5%デキストロース溶液を用いることができる。 筋肉内注射製剤のためには、滅菌組成物、好ましくは式(I)のタンパク質の 適当な可溶性の塩の形態、たとえば塩酸塩を、発熱物質不含の水(蒸留)、生理 食塩水または5%グルコース溶液などの製薬学的担体中にて溶解および投与する ことができる。適当な不溶性の形態の該化合物は、水性基剤または製薬学的に許 容しうる油基剤、たとえばオレイン酸エチルなどの長鎖脂肪酸のエステル中の懸 濁液として調製および投与することができる。 本発明の化合物が肥満症を処置する能力は、下記のようにイン・ビボで示され る。 抗肥満症タンパク質の生物学的試験 パラビオーゼ実験は、タンパク質が末梢脂肪組織から放出されること、および 該タンパク質が正常並びに肥満症マウスにおいて体重増加を制御しうることを示 唆している。それゆえ、最も密接に関連した生物学的試験は、被験物質を幾つか の投与経路(たとえば、静脈内、皮下、腹腔内、またはミニポンプもしくはカニ ューレにより)にて注射し、ついで食物および飲料の摂取、体重増加、血漿の化 学またはホルモン(グルコース、インシュリン、ACTH、コルチコステロン、 GH、T4)を種々の時間経過でモニターすることである。 適当な被験動物には、正常マウス(ICR、など)および肥満症マウス(ob /ob、Avy/a、KK−Ay、tubby、fat)が含まれる。肥満症お よび糖尿病のob/obマウスモデルは肥満症状態を示すものとして当該技術分 野において一般に受け入れられている。これら注射の非特異的な作用のための対 照は、同じパラメータをモニターする同じ動物において活性成分を含有するかま たは含有しない同様の組成中のビヒクルを用い、または受容体を欠くと思われる 動物(db/dbマウス、fa/faまたはcp/cpラット)において活性剤 自体を用いて行う。これらモデルにおいて活性を示すタンパク質は、他の哺乳動 物、とりわけヒトにおいても同様の活性を示すであろう。 標的組織は食物摂取および脂質生成状態を制御する視床下部にあると思われる ので、被験物質を脳内へ直接(たとえば、側脳室または第三脳室を介したi.c. v.注射)、または特定の視床下部核(たとえば、弓状核、室傍核、円蓋周囲核 (perifornical nuclei))中へ直接注射することも同様のモデルである。上記 と同じパラメータを測定するか、または食物摂取または代謝を制御することが知 られている神経伝達物質の放出(たとえば、NPY、ガラニン、ノルエピネフリ ン、ドーパミン、β−エンドルフィン放出)をモニターすることができる。 同様の研究をイン・ビトロで灌流または組織浴系(tissue bath system)中の 単離視床下部組織を用いて行う。この場合は神経伝達物質の放出または電気生理 学的変化をモニターする。 本発明の化合物は上記生物学的試験の少なくとも一つにおいて活性であり、抗 肥満症剤である。かかるものとして、本発明の化合物は肥満症および肥満症に関 連する障害を処置するのに有用である。表1に掲げた代表的タンパク質を本明細 書に示した教示および実施例に従って調製した。表1に示したタンパク質の記載 は、配列番号:29において記載中のアミノ酸を式(I)におけるように置換し たタンパク質を示す。たとえば、Asp22は配列番号:29において22位のA snがAspで置換されたタンパク質を示す。MetArg−の記載は、MetArgリーダ ー配列を結合させてタンパク質を調製および試験したことを示す。表1のタンパ ク質のアミノ酸配列は、質量分析および/またはアミノ酸分析により確認した。 本発明のタンパク質は処置剤として有用なだけではない。当業者であれば、本 発明のタンパク質が診断に使用するための抗体の産生においても有用であり、タ ンパク質としては動物の食物添加物として有用であることが認識されるであろう 。さらに、本発明の化合物は哺乳動物において美容目的のために体重を制御する のにも有用である。美容目的は、体の外観をよくするために哺乳動物の体重を制 御することを追求するものである。哺乳動物は必ずしも肥満症である必要はない 。かかる美容目的の使用も本発明の一部を構成する。 本発明の原理、好ましい態様および実施態様を上記明細書において記載した。 しかしながら、本明細書において保護しようとする発明は開示した特定の態様に 限られるものではない。なぜなら、これら開示は限定ではなく例示とみなされる からである。本発明の範囲から逸脱することなく、当業者は変更および改変をな すことができるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19) (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,UG ),AL,AM,AU,AZ,BB,BG,BR,BY ,CA,CN,CZ,EE,FI,GB,HU,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,L S,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI, SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN (72)発明者 ヒース,ウィリアム・エフ・ジュニア アメリカ合衆国46038インディアナ州 フ ィッシャーズ、タフトン・ストリート 11214番 (72)発明者 ショーナー,ブリジット・イー アメリカ合衆国46157インディアナ州 モ ンロビア、ボックス30エフ、ルーラル・ル ート2番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): ここで、 4位のXaaはGlnまたはGlu; 7位のXaaはGlnまたはGlu; 22位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 27位のXaaはThrまたはAla; 28位のXaaはGln、Gluまたは不在; 34位のXaaはGlnまたはGlu; 54位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 56位のXaaはGlnまたはGlu; 62位のXaaはGlnまたはGlu; 63位のXaaはGlnまたはGlu; 68位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 72位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 75位のXaaはGlnまたはGlu; 78位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 82位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 100位のXaaはGlu、Trp、Phe、Ile、ValまたはLeu; 108位のXaaはAspまたはGlu; 130位のXaaはGlnまたはGlu; 134位のXaaはGlnまたはGlu; 136位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまた はGly; 138位のXaaはGln、Trp、Tyr、Phe、Ile、ValまたはLeu; 139位のXaaはGlnまたはGlu で示されるタンパク質、または製薬学的に許容しうるその塩; ただし、 4位のXaaがGln; 7位のXaaがGln; 22位のXaaがAsn; 27位のXaaがThr; 28位のXaaがGlnまたは不在; 34位のXaaがGln; 54位のXaaがMet; 56位のXaaがGln; 62位のXaaがGln; 63位のXaaがGln; 68位のXaaがMet; 72位のXaaがAsn; 75位のXaaがGln; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがAsn; 100位のXaaがTrp; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGln; 134位のXaaがGln; 136位のXaaがMet; 138位のXaaがTrp;かつ 139位のXaaがGln である化合物は除く。 2.式(Ia): ここで、 4位のXaaはGlnまたはGlu; 7位のXaaはGlnまたはGlu; 22位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 27位のXaaはThrまたはAla; 28位のXaaはGln、Gluまたは不在; 34位のXaaはGlnまたはGlu; 54位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 56位のXaaはGlnまたはGlu; 62位のXaaはGlnまたはGlu; 63位のXaaはGlnまたはGlu; 68位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまたは Gly; 72位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 75位のXaaはGlnまたはGlu; 78位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 82位のXaaはGln、AsnまたはAsp; 108位のXaaはAspまたはGlu; 130位のXaaはGlnまたはGlu; 134位のXaaはGlnまたはGlu; 136位のXaaはMet、メチオニンスルホキシド、Leu、Ile、Val、Alaまた はGly; 139位のXaaはGlnまたはGlu で示されるタンパク質、または製薬学的に許容しうるその塩; ただし、 4位のXaaがGln; 7位のXaaがGln; 22位のXaaがAsn; 27位のXaaがThr; 28位のXaaがGln; 34位のXaaがGln; 54位のXaaがMet; 56位のXaaがGln; 62位のXaaがGln; 63位のXaaがGln; 68位のXaaがMet; 72位のXaaがAsn; 75位のXaaがGln; 78位のXaaがAsn; 82位のXaaがAsn; 108位のXaaがAsp; 130位のXaaがGln; 134位のXaaがGln; 136位のXaaがMet;かつ 139位のXaaがGln である化合物は除く。 3.式: ここで、 96位のCysは146位のCysとジスルフィド結合している で示される、請求項2に記載のタンパク質または製薬学的に許容しうるその塩。 4.式:Met−R1−(ここで、R1はPro以外の天然アミノ酸である)で示さ れるリーダー配列をさらに含む、請求項1、2または3に記載のタンパク質。 5.R1がArgである請求項4に記載のタンパク質。 6.1またはそれ以上の製薬学的に許容しうる希釈剤、担体または賦形剤とと もに請求項1、2または3に記載のタンパク質を含む医薬組成物。 7.(a)請求項1、2または3に記載のタンパク質をコードするDNAで宿 主細胞を形質転換し、その際、該タンパク質はリーダー配列を任意に有し、 (b)該宿主細胞を培養し、工程(a)においてコードされたタンパク質を単離 し、ついで任意に (c)該リーダー配列を酵素的に開裂して請求項1、2または3に記載のタンパ ク質を生成する ことを含む、請求項1、2または3に記載のタンパク質の製造方法。 8.該リーダー配列がMet−R1−(ここで、R1はPro以外の天然アミノ酸で ある)である、請求項7に記載の方法。 9.該リーダー配列がMet−Arg−である、請求項8に記載の方法。 10.肥満症の処置に使用するための請求項1、2または3に記載のタンパク 質。 11.請求項1または2に記載のタンパク質を肥満症の処置を必要とする哺乳 動物に投与することを含む、肥満症の処置方法。
JP8523610A 1995-01-31 1996-01-29 抗肥満症タンパク質 Pending JPH10513450A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38104895A 1995-01-31 1995-01-31
US38363895A 1995-02-06 1995-02-06
US08/383,638 1995-08-11
US08/381,048 1995-08-11
PCT/US1996/000948 WO1996023515A1 (en) 1995-01-31 1996-01-29 Anti-obesity proteins

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10513450A true JPH10513450A (ja) 1998-12-22

Family

ID=27009220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8523610A Pending JPH10513450A (ja) 1995-01-31 1996-01-29 抗肥満症タンパク質

Country Status (10)

Country Link
EP (2) EP0725079A1 (ja)
JP (1) JPH10513450A (ja)
AR (1) AR002024A1 (ja)
AU (1) AU4766196A (ja)
CA (1) CA2211664A1 (ja)
CO (1) CO4480036A1 (ja)
PE (1) PE15297A1 (ja)
TR (1) TR199600084A2 (ja)
WO (2) WO1996023515A1 (ja)
YU (1) YU5396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502252A (ja) * 2010-09-28 2014-01-30 アミリン・ファーマシューティカルズ,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 作用持続時間が増した改変ポリペプチド

Families Citing this family (96)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357096A (ja) * 1986-08-29 1988-03-11 工業技術院長 紐体切断装置
US6429290B1 (en) 1994-08-17 2002-08-06 The Rockefeller University OB polypeptides, modified forms and derivatives
US6124448A (en) * 1994-08-17 2000-09-26 The Rockfeller University Nucleic acid primers and probes for the mammalian OB gene
US6471956B1 (en) 1994-08-17 2002-10-29 The Rockefeller University Ob polypeptides, modified forms and compositions thereto
US6001968A (en) 1994-08-17 1999-12-14 The Rockefeller University OB polypeptides, modified forms and compositions
US6350730B1 (en) 1994-08-17 2002-02-26 The Rockefeller University OB polypeptides and modified forms as modulators of body weight
US6048837A (en) * 1994-08-17 2000-04-11 The Rockefeller University OB polypeptides as modulators of body weight
US6309853B1 (en) 1994-08-17 2001-10-30 The Rockfeller University Modulators of body weight, corresponding nucleic acids and proteins, and diagnostic and therapeutic uses thereof
EP0736599A3 (en) * 1995-04-03 1996-12-11 Takeda Chemical Industries Ltd The rat obesity gene, its gene product and its production
US5614379A (en) * 1995-04-26 1997-03-25 Eli Lilly And Company Process for preparing anti-obesity protein
US5840517A (en) * 1995-04-26 1998-11-24 Eli Lilly And Company Process for preparing obesity protein analogs
EP0741187A2 (en) * 1995-05-05 1996-11-06 F. Hoffmann-La Roche Ag Recombinant obese (Ob) proteins
ZA963530B (en) * 1995-05-05 1996-11-05 Hoffmann La Roche Recombinant obese (ob) proteins
WO1996036644A1 (en) * 1995-05-19 1996-11-21 Eli Lilly And Company Obesity gene product
CA2221824A1 (en) * 1995-05-26 1996-11-28 Eli Lilly And Company Rhesus ob protein and dna
ZA965346B (en) * 1995-06-30 1997-12-24 Lilly Co Eli Methods of treating neuropeptide Y-associated conditions.
EP0759441A3 (en) * 1995-06-30 1999-06-30 Eli Lilly And Company Methods of treating neuropeptide Y-associated conditions
CA2232193A1 (en) * 1995-09-19 1997-03-27 Brigitte Elisabeth Schoner Dna encoding medicinal proteins
WO1997020933A2 (en) * 1995-12-06 1997-06-12 Schering Corporation MUTATIONAL VARIANTS OF MAMMALIAN Ob GENE PROTEINS
US6225446B1 (en) 1995-12-06 2001-05-01 Schering Corporation Mutational variants of mammalian proteins
US6620413B1 (en) 1995-12-27 2003-09-16 Genentech, Inc. OB protein-polymer chimeras
US7074397B1 (en) 1996-01-08 2006-07-11 Genentech, Inc. Method for enhancing proliferation or differentiation of a cell using ob protein
US6541604B1 (en) 1996-01-08 2003-04-01 Genentech, Inc. Leptin receptor having a WSX motif
US20050019325A1 (en) 1996-01-08 2005-01-27 Carter Paul J. WSX receptor agonist antibodies
WO1997026011A1 (en) * 1996-01-19 1997-07-24 Eli Lilly And Company Obesity protein formulations
EP0784981A3 (en) * 1996-01-19 1999-03-03 Eli Lilly And Company Obesity protein formulations
AU1705197A (en) * 1996-01-19 1997-08-11 Eli Lilly And Company Obesity protein formulations
JP2000505791A (ja) * 1996-01-25 2000-05-16 イーライ・リリー・アンド・カンパニー 肥満症タンパク質類似体化合物およびその製剤
JP2000506517A (ja) * 1996-02-06 2000-05-30 イーライ・リリー・アンド・カンパニー 肥満症タンパク質化合物およびその製剤
IL125933A0 (en) * 1996-03-01 1999-04-11 Amgen Inc Canine ob protein compositions and methods
CA2250570A1 (en) * 1996-03-26 1997-10-02 Eli Lilly And Company Formulations of ob protein
US6025324A (en) * 1996-05-15 2000-02-15 Hoffmann-La Roche Inc. Pegylated obese (ob) protein compositions
WO1998007446A1 (en) * 1996-08-23 1998-02-26 Eli Lilly And Company Protein formulations
WO1998016545A1 (en) * 1996-10-11 1998-04-23 Eli Lilly And Company Therapeutic proteins
AU5654998A (en) * 1996-12-06 1998-06-29 F. Hoffmann-La Roche Ag Muteins of obese protein
CA2275446A1 (en) * 1996-12-20 1998-07-02 Eli Lilly And Company Protein crystals, their preparation and use
CA2217698A1 (en) * 1996-12-20 1998-06-20 Eli Lilly And Company Anti-obesity proteins
AU5802898A (en) * 1996-12-20 1998-07-17 Eli Lilly And Company Anti-obesity proteins
WO1998031390A1 (en) * 1997-01-17 1998-07-23 Eli Lilly And Company Obesity protein formulations
EP0991420A1 (en) * 1997-02-25 2000-04-12 Eli Lilly And Company Modulation of the hypothalamic-pituitary-adrenal-adipose axis with leptin receptor ligands
US5965521A (en) * 1997-02-25 1999-10-12 Eli Lilly Company Pulsatile delivery of leptin receptor ligands
WO1999023115A1 (en) * 1997-10-31 1999-05-14 Eli Lilly And Company Glycosylated obesity protein analogs
US6420339B1 (en) 1998-10-14 2002-07-16 Amgen Inc. Site-directed dual pegylation of proteins for improved bioactivity and biocompatibility
WO2000024418A1 (en) * 1998-10-27 2000-05-04 Eli Lilly And Company Prevention of muscle mass loss with leptin receptor ligands
DK2219031T3 (da) 2001-10-22 2013-06-17 Amgen Inc Anvendelse af leptin til behandling af human lipoatrofi og fremgangsmåde til bestemmelse af prædisposition for behandlinngen
US7105526B2 (en) 2002-06-28 2006-09-12 Banyu Pharmaceuticals Co., Ltd. Benzimidazole derivatives
US7772188B2 (en) 2003-01-28 2010-08-10 Ironwood Pharmaceuticals, Inc. Methods and compositions for the treatment of gastrointestinal disorders
US7547693B2 (en) 2003-09-22 2009-06-16 Banyu Pharmaceutical Co. Ltd. Piperidine derivative
US20080125403A1 (en) 2004-04-02 2008-05-29 Merck & Co., Inc. Method of Treating Men with Metabolic and Anthropometric Disorders
US7737155B2 (en) 2005-05-17 2010-06-15 Schering Corporation Nitrogen-containing heterocyclic compounds and methods of use thereof
US8138206B2 (en) 2005-05-30 2012-03-20 Msd. K.K. Piperidine derivative
WO2007018248A1 (ja) 2005-08-10 2007-02-15 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. ピリドン化合物
WO2007024004A1 (ja) 2005-08-24 2007-03-01 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. フェニルピリドン誘導体
US8227408B2 (en) 2005-09-07 2012-07-24 Neurotez, Inc. Leptin as an anti-amyloidogenic biologic and methods for delaying the onset and reducing Alzheimer's disease-like pathology
JPWO2007029847A1 (ja) 2005-09-07 2009-03-19 萬有製薬株式会社 二環性芳香族置換ピリドン誘導体
KR20080048502A (ko) 2005-09-29 2008-06-02 머크 앤드 캄파니 인코포레이티드 멜라노코르틴-4 수용체 조절제로서의 아실화스피로피페리딘 유도체
WO2007048027A2 (en) 2005-10-21 2007-04-26 Novartis Ag Combination of a renin-inhibitor and an anti-dyslipidemic agent and/or an antiobesity agent
US8163770B2 (en) 2005-10-27 2012-04-24 Msd. K. K. Benzoxathiin derivative
WO2007055418A1 (ja) 2005-11-10 2007-05-18 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. アザ置換スピロ誘導体
WO2008039327A2 (en) 2006-09-22 2008-04-03 Merck & Co., Inc. Method of treatment using fatty acid synthesis inhibitors
AU2007301126A1 (en) 2006-09-28 2008-04-03 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. Diaryl ketimine derivative
JP5319518B2 (ja) 2007-04-02 2013-10-16 Msd株式会社 インドールジオン誘導体
US8969514B2 (en) 2007-06-04 2015-03-03 Synergy Pharmaceuticals, Inc. Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of hypercholesterolemia, atherosclerosis, coronary heart disease, gallstone, obesity and other cardiovascular diseases
ES2393885T7 (es) 2007-06-04 2014-01-30 Synergy Pharmaceuticals Inc. Agonistas de la guanilato ciclasa útiles para el tratamiento de trastornos gastrointestinales, inflamación, cáncer y otros trastornos
JPWO2009110510A1 (ja) 2008-03-06 2011-07-14 Msd株式会社 アルキルアミノピリジン誘導体
CN101981025A (zh) 2008-03-28 2011-02-23 万有制药株式会社 具有黑色素浓缩激素受体拮抗作用的二芳基甲基酰胺衍生物
KR20110028457A (ko) 2008-05-21 2011-03-18 뉴로테즈 인코포레이티드 신경섬유 매듭과 연관된 신경변성 장애를 치료하는 방법
ES2522968T3 (es) 2008-06-04 2014-11-19 Synergy Pharmaceuticals Inc. Agonistas de guanilato ciclasa útiles para el tratamiento de trastornos gastrointestinales, inflamación, cáncer y otros trastornos
AU2009261248A1 (en) 2008-06-19 2009-12-23 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. Spirodiamine-diarylketoxime derivative
AU2009270833B2 (en) 2008-07-16 2015-02-19 Bausch Health Ireland Limited Agonists of guanylate cyclase useful for the treatment of gastrointestinal, inflammation, cancer and other disorders
WO2010013595A1 (ja) 2008-07-30 2010-02-04 萬有製薬株式会社 5員-5員又は5員-6員縮環シクロアルキルアミン誘導体
MX2011004258A (es) 2008-10-22 2011-06-01 Merck Sharp & Dohme Derivados de bencimidazol ciclicos novedosos utiles como agentes anti-diabeticos.
CA2741672A1 (en) 2008-10-31 2010-05-06 Merck Sharp & Dohme Corp. Novel cyclic benzimidazole derivatives useful anti-diabetic agents
CA2742600A1 (en) 2008-11-04 2010-05-14 Nikolaos Tezapsidis Leptin compositions and methods for treating progressive cognitive function disorders resulting from accumulation of neurofibrillary tangles and amlyoid beta
EP2379547A1 (en) 2008-12-16 2011-10-26 Schering Corporation Pyridopyrimidine derivatives and methods of use thereof
US20110243940A1 (en) 2008-12-16 2011-10-06 Schering Corporation Bicyclic pyranone derivatives and methods of use thereof
WO2010118384A2 (en) 2009-04-10 2010-10-14 Amylin Pharmaceuticals, Inc. Amylin agonist compounds for estrogen-deficient mammals
CA2786314A1 (en) 2010-02-25 2011-09-01 Merck Sharp & Dohme Corp. Novel cyclic benzimidazole derivatives useful anti-diabetic agents
US9616097B2 (en) 2010-09-15 2017-04-11 Synergy Pharmaceuticals, Inc. Formulations of guanylate cyclase C agonists and methods of use
KR101668514B1 (ko) 2011-02-25 2016-10-21 머크 샤프 앤드 돔 코포레이션 항당뇨병제로서 유용한 신규 시클릭 아자벤즈이미다졸 유도체
DK2729160T3 (da) 2011-07-08 2019-07-01 Aegerion Pharmaceuticals Inc Manipulerede polypeptider, der har forbedret virkningstid og reduceret immunogenicitet
DE102012106607B4 (de) 2012-07-20 2024-04-04 Heliatek Gmbh Verfahren zur Versiegelung von Modulen mit optoelektronischen Bauelementen
JP2015525782A (ja) 2012-08-02 2015-09-07 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーションMerck Sharp & Dohme Corp. 抗糖尿病性三環式化合物
RU2015140066A (ru) 2013-02-22 2017-03-30 Мерк Шарп И Доум Корп. Противодиабетические бициклические соединения
US9650375B2 (en) 2013-03-14 2017-05-16 Merck Sharp & Dohme Corp. Indole derivatives useful as anti-diabetic agents
CA2905435A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Synergy Pharmaceuticals Inc. Compositions useful for the treatment of gastrointestinal disorders
JP2016514671A (ja) 2013-03-15 2016-05-23 シナジー ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド グアニル酸シクラーゼのアゴニストおよびその使用
US10011637B2 (en) 2013-06-05 2018-07-03 Synergy Pharmaceuticals, Inc. Ultra-pure agonists of guanylate cyclase C, method of making and using same
WO2015051496A1 (en) 2013-10-08 2015-04-16 Merck Sharp & Dohme Corp. Antidiabetic tricyclic compounds
MX2017002610A (es) 2014-08-29 2017-10-11 Tes Pharma S R L INHIBIDORES DE ACIDO A-AMINO-ß-CARBOXIMUCONICO SEMIALDEHIDO DESCARBOXILASA.
RS64850B1 (sr) 2016-09-12 2023-12-29 Amryt Pharmaceuticals Inc Metodi za detektovanje neutrališućih antitela na leptin
US20180134667A1 (en) 2016-10-14 2018-05-17 TES Pharma S.r.I. Inhibitors of alpha-amino-beta-carboxymuconic acid semialdehyde decarboxylase
WO2018106518A1 (en) 2016-12-06 2018-06-14 Merck Sharp & Dohme Corp. Antidiabetic heterocyclic compounds
US10968232B2 (en) 2016-12-20 2021-04-06 Merck Sharp & Dohme Corp. Antidiabetic spirochroman compounds
MX2021005904A (es) 2018-11-20 2021-09-08 Tes Pharma S R L Inhibidores de la ácido alfa-amino-beta-carboximucónico semialdehído descarboxilasa.
CA3175135A1 (en) * 2020-03-11 2021-09-16 Anygen Co., Ltd. Compound for anti-diabetes and anti-obesity

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4626549A (en) * 1974-01-10 1986-12-02 Eli Lilly And Company Treatment of obesity with aryloxyphenylpropylamines
FI931701A (fi) * 1992-04-17 1993-10-18 Sankyo Co Derivat av faktor som inhiberar fettbildning, framstaellning och anvaendning
US6309853B1 (en) * 1994-08-17 2001-10-30 The Rockfeller University Modulators of body weight, corresponding nucleic acids and proteins, and diagnostic and therapeutic uses thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502252A (ja) * 2010-09-28 2014-01-30 アミリン・ファーマシューティカルズ,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 作用持続時間が増した改変ポリペプチド
JP2017141232A (ja) * 2010-09-28 2017-08-17 アエゲリオン ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド 作用持続時間が増した改変ポリペプチド

Also Published As

Publication number Publication date
WO1996023515A1 (en) 1996-08-08
AR002024A1 (es) 1998-01-07
EP0725078A1 (en) 1996-08-07
EP0725079A1 (en) 1996-08-07
PE15297A1 (es) 1997-05-22
CO4480036A1 (es) 1997-07-09
CA2211664A1 (en) 1996-08-08
AU4766196A (en) 1996-08-21
WO1996023517A1 (en) 1996-08-08
TR199600084A2 (tr) 1996-08-21
YU5396A (sh) 1998-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10513450A (ja) 抗肥満症タンパク質
US5605886A (en) Anti-obesity proteins
US5552522A (en) Anti-obesity proteins
US5521283A (en) Anti-obesity proteins
US5691309A (en) Anti-obesity proteins
US5559208A (en) Anti-obesity proteins
US5532336A (en) Anti-obesity proteins
US5552524A (en) Anti-obesity proteins
US5554727A (en) Anti-obesity proteins
US5552523A (en) Anti-obesity proteins
JPH11501297A (ja) 抗肥満症タンパク質
US5719266A (en) Anti-obesity proteins
US5594104A (en) Anti-obesity proteins
US5580954A (en) Anti-obesity proteins
US5567678A (en) Anti-obesity proteins
JPH11500925A (ja) 抗肥満症タンパク質
US5569744A (en) Anti-obesity proteins
US5574133A (en) Anti-obesity proteins
US5569743A (en) Anti-obesity proteins
US5525705A (en) Anti-obesity proteins
US5563243A (en) Anti-obesity proteins
US5563244A (en) Anti-obesity proteins
US5567803A (en) Anti-obesity proteins
US5563245A (en) Anti-obesity proteins
JP2001501906A (ja) Rhesus obタンパク質およびdna