JPH08501342A - 調合エチレン/α−オレフィンエラストマーコンパンド - Google Patents

調合エチレン/α−オレフィンエラストマーコンパンド

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Abstract

(57)【要約】 良好な未硬化(「生」)および硬化後物性を示す配合組成物を開示する。これらの組成物は、少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/C3−C20α−オレフィンコポリマーか、或はまた、少なくとも1種の線状エチレン/C5−C20α−オレフィンコポリマーを含んでいる。これらの組成物の成形は容易であり、そしてこれらはワイヤーおよびケーブル用被覆材を製造するに特に有用性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 調合エチレン/α−オレフィンエラストマーコンパンド 本出願は、1991年10月15日付けで出願した出願中の出願連続番号07 /776,130、Shih−Yaw LaiN George W. Kni ght、John R.WilsonおよびJames C.Stevensの 名前で1992年9月2日付けで出願した発明の名称が「弾性を示す実質的に線 状であるオレフィンポリマー類(Elastic Substantially Linear Olefin Polymers)」の共出願、およびH.C raig Silvis、Daniel Murray、Thomas Fis keおよびStephen R.Betsoの名前で1992年9月15日付け で出願した発明の名称が「熱可塑材の衝撃改良(Impact Modific ation of Thermoplastics)」の共出願に関係しており 、これらの各々の開示は引用することによって本明細書に組み入れられる。 本発明は、特定のエチレン/α−オレフィンポリマー類を含んでいる組成物に 関する。これらの組成物は、改良された生強度を示し、より高い、充填材/可塑 剤/オイル充填容量を有し、そして改良されたパーオキサイド硬化効率を示す。 これらのポリマー類は、 (A)特定の加工特性を示す、少なくとも1種の、実質的に線状であるエチ レン/C3−C20α−オレフィンポリマー、または (B)α−オレフィンがC5−C20α−オレフィンである、少なくとも1種 の線状エチレン/α−オレフィンポリマー、 のどちらかを含んでいる。 上記組成物は、自動車分野、産業品、建築および建設、電気(例えばワイヤー およびケーブル用被覆/絶縁)およびタイヤ製品で有用性を示す。 典型的には、ポリマー類と数多くの添加剤をコンパンド化して配合物を生じさ せた後、最終製品の強度特性を増強する目的でこれらを架橋させる。この配合物 の中に添加可能な添加剤には、その用途に応じて、オイル、充填材(例えばカー ボンブラック、タルク、水酸化マグネシウムまたは炭酸カルシウムなど)、協力 剤(co−agents) (例えばシアヌール酸トリアリルなど)および架橋 剤(通常パーオキサイド)などが含まれる。これらの組成物には通常比較的高い パーセントで充填材が含まれていることから、最初にこれらの配合物をコンパン ド化した後、その種々の材料が相溶し得るように、これらを完全混合する。ワイ ヤーおよびケーブルを被覆する操作の場合、これらの組成物でそのワイヤーを被 覆した後、その組成物を安定にする目的でこれらを架橋させる。 この配合した組成物には、このポリマーの選択に応じて、しばしば互いに相容 れない物性を持たせる必要がある。例えば、この組成物は、被覆後、ワイヤー上 にとどまっているために「生強度(green strength)」を有する 必要があり、そして、この組成物を硬化させるまでは、そのワイヤー上において たわんだまたは変形を生じてはならない、さもなければ、このワイヤーに薄い場 所が生じることでこの組成物の絶縁値が失われることになる。また、この組成物 は硬化段階を受ける必要があり、そして、良好な物性、例えば引張り強度、伸び および100%モジュラス(100%歪みにおける応力)を維持する必要がある 。 種々の成分を全部相溶させる目的で選択されるポリマーは、通常、エチレン/ プロピレンゴム(EPM)またはエチレン/プロピレン/ジエンモノマーのター ポリマー(EPDM)などの如きエラストマーである。密度が非常に低い上記種 類のポリマー類は、比較的高価(伝統的な線状低密度ポリエチレンポリマー類に 比較して)であり、そして非常に高い重量%でコモノマー(類)を含んでいる。 このポリマーの密度を低くすると、このポリマーの充填材およびオイルをより多 い量で保持する能力が増大する。しかしながら、このポリマーの密度を下げると 、このポリマーのモジュラスが低下し、この組成物全体が示す硬化前のモジュラ ス(100%モジュラス)または「生強度」が失われることで、満足されない性 能を示すことになる。 EPMおよびEPDMの有効な代替物であると言われている新規なポリマー類 に関して最近いくつかの発表があった。Union Carbide Chem icals and Plastics Inc.は、高価なEPMまたはEP DMゴムに置き換わり得る、コスト効率の高い新規な種類のポリオレフィンであ る登録商標Flexomer(商標)ポリオレフィンを開発したと、1990年 に発表した。これらの新規なポリオレフィン類はゴムとポリエチレンとの間の溝 を橋渡しするものであり、これらはその2つの値域の間のモジュラスを示すと述 べられている。 テキサス州のダラスで催された1991年IEEE Power Engin eerging Society Transmission and Dis tribution Conferenceにおいて、1991年9月22−2 7日に提示された論文(会報の185−190 頁に印刷されている「電カケーブル用の新規な特製線状ポリマー類(SLP)」 )の中で、Exxon Chemical CompanyのMonica H endewerkおよびLawrence Spenadelは、ワイヤーおよ びケーブル用被覆用途でExxoのExact(商標)ポリオレフィンポリマー 類(これはシングルサイト触媒技術を用いて製造したと述べられている)が有効 性を示すと報告している。この新規なポリマー類は線状で狭い分子量分布を示す と述べられており、また、このように狭い分子量分布を示すことから「メルトフ ラクチャー(melt fracture)が生ずる可能性」があると述べられ ている。この出版物の中では、Exact(商標)ポリマー類が入っている充填 して架橋させた配合物の物性は、EPポリマー類が入っている配合物と優るとも 劣らない。同様な傾向で、DirkG.F.Vander Sandenおよび Richard W.Halle著「増強されたシーリング性能を与える新規な 族の線状エチレンポリマー類」(1992年2月のTappi Journal )の中で、また、Exxon Chemical Companyは、ポリマー の分子量分布はそのポリマーのメルトインデックス比(即ちI10/I2)で説明 されそしてシングルサイト触媒を用いて製造したその狭い分子量分布を示す新規 なポリマー類は「官能性分枝もしくは長鎖分枝を全く含んでいない線状バックボ ーン樹脂」であると教示している。 より低いモジュラスを示す新規なポリマー類、例えばUnion Carbi de製のFlexomer(商標)ポリオレフィン類またはExxon製のEx act(商標)ポリマー類などの開発は、エラストマ一配合物市場に貢献するも のであるが、「生強度」の如き物性を改良ま たは維持しそしてまた架橋後特性、例えば引張り強度などを改良すると共に、か なりの充填量で種々の充填材と一緒にコンパンド化するのに高いコスト効率を示 す、進歩した他のポリマー類に対する要求が継続して存在している。 ここに、通常の線状エチレン/プロペンまたはエチレン/1−ブテンコポリマ ー類のいずれかを用いて配合された組成物に比べて改良された生強度を示す、配 合エラストマー組成物を見い出した。 これらの組成物は、 a)α−オレフィンがC3−C20α−オレフィンである、少なくとも1種 の、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー、少なくとも1種 の硬化剤、および少なくとも1種の充填材、または b)α−オレフィンがC5−C20α−オレフィンである、少なくとも1種 の線状エチレン/α−オレフィンコポリマー、少なくとも1種の硬化剤、および 少なくとも1種の充填材、 を含んでいる。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類は、線状の低密 度ポリエチレンを記述する目的で用いられているような伝統的な用語の意味では 「線状(linear)」ポリマー類でなく、またこれらは、低密度ポリエチレ ンを記述する目的で用いられているような高度に分枝しているポリマー類ではな い。しかしながら、驚くべきことに、この実質的に線状であるオレフィンポリマ ー類は、高度に分枝している低密度ポリエチレンと同様な加工能力を示すが、線 状低密度ポリエチレンのじん性強度を示す。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー類は、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される子量分布 Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度が、ほぼ 同じI2とMw/Mnを有する線状オレフィンコポリマーの表面メルトフラクチャ ーが起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大きい、 として特徴づけられる。 この実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー類はまた、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子量分 布Mw/Mnを有し、かつ c)プロセシング・インデックス(PI)が、ほぼ同じI2とMw/Mnを 有する線状オレフィンコポリマーが示すPIの約70%に等しいか或はそれ以下 である、 として特徴づけられ得る。 また、本明細書で記述する組成物は、線状エチレン/α−オレフィンコポリマ ー類を含んでおり、ここで、このα−オレフィンはC4(即ち1−ブテン)より 高級なα−オレフィンである。より高級なα−オレフィン類(例えばC5−C20 )は、そのポリマー類が本明細書に記述する特性を示すようにこれらをエチレン と共重合させると、低級α−オレフィン類(C4およびC3)が与えるよりも良好 な物性をその調合した組成物に与えることを見い出した。 別の面において、本発明は、配合して硬化させたエラストマー組成物の物性を 改良する方法であり、これは、 (A)少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/C3−C20α−オレ フィンコポリマーか、或はまた、少なくとも1種の線状エチレン/C5−C20α −オレフィンコポリマーと、少なくとも1種の硬化剤と、少なくとも1種の充填 材とをブレンドして、未硬化組成物を生じさせ、 (B)(A)の未硬化組成物で構造物(structure)を生じさせ、そして (C)(B)の配合物を硬化させる、 段階を含んでいる。 本明細書に記述する配合組成物は、ほぼ同じレベルで通常の線状エチレン/プ ロピレンコポリマー類または線状エチレン/1−ブテンコポリマー類を組み込ん だ時に比較して、良好な生強度を示すと共に適切なモジュラスを維持する。 この言葉「実質的に線状である」エチレン/α−オレフィンポリマー類は、こ のポリマーのバックボーンが炭素1000個当たり0.01個の長鎖分枝から炭 素1000個当たり3個の長鎖分枝、より好適には炭素1000個当たり0.0 1個の長鎖分枝から炭素1000個当たり1個の長鎖分枝、特別には炭素100 0個当たり0.05個の長鎖分枝から炭素1000個当たり1個の長鎖分枝で置 換されていることを意味している。 本明細書では、共に出願中の出願連続番号07/776,130およびShi h−Yaw Lai、George W. Knight、John R.Wi lsonおよびJames C.Stevensの名 前で1992年9月2日付けで出願した発明の名称が「弾性を示す実質的に線状 であるオレフィンポリマー類(Elastic Substantially Linear Olefin Polymers)」の共出願と同様に、本発明 の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類およびインターポリ マー類を定義する。本明細書で記述する組成物を生じさせるに有効な、実質的に 線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類およびインターポリマー類は、 一定のインターポリマー分子内にそのコモノマーがランダムに分布しておりそし てこのインターポリマー分子が本質的に全部そのインターポリマー内で同じエチ レン/コモノマー比を示すものである。 本明細書では、少なくとも約6個の炭素から成る鎖長として長鎖分枝を定義し 、6個よりも長い鎖長は、13C核磁気共鳴分光法を用いたのでは区別不可能であ る。この長鎖分枝は、そのポリマーバックボーンの長さとほぼ同じ長さを有して いる可能性がある。 13C核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて長鎖分枝を測定し、そしてRand allの方法(Rev.Macromol.Chem.Phys.、C29(2 &3)、285−297頁)(これの開示は引用することによって本明細書に組 み入れられる)を用いてそれの定量を行う。 本発明で用いられる実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類 もしくはコポリマー類は、少なくとも1種のC3−C20α−オレフィンおよび/ またはC4−C18ジオレフィン類とエチレンとのインターポリマーである。エチ レンと1−オクテンとのインターポリマーが特に好適である。本明細書では、コ ポリマーまたはターポリマーなどを示す目的でこの言葉「インターポリマー」を 用いる。即ち、エチレンと一 緒に少なくとも1種の他のコモノマーを重合させてインターポリマーを製造する 。 エチレンと一緒に有効に共重合する他の不飽和モノマー類には、例えばエチレ ン系不飽和モノマー類、共役もしくは非共役ジエン類、ポリエン類などが含まれ る。好適なコモノマー類には、C3−C20α−オレフィン類、特にプロペン、イ ソブチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンおよび1− オクテンなどが含まれる。他の好適なモノマー類にはスチレン、ハロ置換もしく はアルキル置換されているスチレン類、テトラフルオロエチレン、ビニルベンゾ シクロブタン、1,4−ヘキサジエンおよびナフテン系(例えばシクロペンテン 、シクロヘキセンおよびシクロオクテンなど)などが含まれる。 「線状エチレン/α−オレフィンコポリマー類」という用語は、このオレフィ ンコポリマーが長鎖分枝を含んでいないことを意味している。即ち、この線状エ チレン/α−オレフィンコポリマーには、例えば均一分枝分布重合方法(例えば 米国特許第3,645,992号(Elston))(これの開示は引用するこ とによって本明細書に組み入れられる)で製造された線状の低密度ポリエチレン ポリマー類または線状の高密度ポリエチレンポリマー類などと同様に長鎖分枝が 存在しておらず、そしてこれらは、一定のインターポリマー分子内にそのコモノ マーがランダムに分布しておりそして本質的に全部のインターポリマー分子がイ ンターポリマー内で同じエチレン/コモノマー比を示すものである。 「線状エチレン/α−オレフィンポリマー類」という用語は、長鎖分枝を多数有 していることが本分野の技術者に知られている高圧分枝(フリーラジカル重合) ポリエチレンを表していない。この線状エチレン/α ーオレフィンポリマー類は、短鎖分枝分布指数(short chain br anching distribution index)(SCBDI)が約 30%以上であるエチレン/α−オレフィンインターポリマーである。このα− オレフィンは、少なくとも1種のC5−C20α−オレフィン(例えば1−ペンテ ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなど)であり、好 適には、このα−オレフィン類の少なくとも1つが1−オクテンであるα−オレ フィンである。この線状エチレン/α−オレフィンポリマー類は、示差走査熱量 計(DSC)を用いて測定した時、2つ以上の融点を示す伝統的なチーグラー( Ziegler)重合ポリマー類とは対照的に、単一融点を示す。 本発明で用いるに適した線状もしくは実質的に線状であるオレフィンポリマー 類もしくはコポリマー類が示す密度(ASTM D−792に従って測定)は、 一般に0.94g/cm3未満、好適には0.85g/cm3から0.9g/cm3 、特に0.86g/cm3から0.89g/cm3である。本発明で用いる線状 もしくは実質的に線状であるオレフィンポリマー類もしくはコポリマー類が示す 密度は、一般に、コンパンド化して配合物を生じさせるオイルの種類および量に 依存している。一般に、このオイル含有量を高くすればするほど、この配合物内 で用いるコポリマーの密度が低くなる。 更に、この線状もしくは実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマ ーが示す密度は、その最終組成物の硬化特性に影響を与えるか或は制御すること を見い出した。ポリマーの分子量を保持しそしてその用いるパーオキサイドのレ ベルをおおよそ一定にした場合、この線状もしくは実質的に線状であるエチレン /α−オレフィンポリマーの密度を 高くすればするほど、その配合組成物の硬化速度(即ち、振動ディスクレオメト リー(Oscillating Disk Rheometry)(ODR)を 用い、トルクを高くすることによって測定したデルタトルクをデルタ時で割った 値)が高くなると共に、その硬化度合もしくは硬化度(架橋させたマトリックス /組成物の最終トルクまたは分子量を試験することによって測定)が高くなる。 一般に、この組成物の中に組み込む線状もしくは実質的に線状であるオレフィ ンポリマーの量は、この組成物の10から95重量%、好適にはこの組成物の2 0から80重量%、特にこの組成物の25から65重量%である。 便利には、ASTM D−1238、条件190℃/2.16kg(以前は「 条件(E)」としてそしてまたI2として知られていた)に従うメルトインデッ クス測定値を用いて、本発明で用いるに適した線状もしくは実質的に線状である オレフィンポリマー類の分子量を示す。メルトインデックスはポリマーの分子量 に反比例する。従って、分子量が高くなればなるほどメルトインデックスが低く なるが、この関係は直線的でない。本明細書で有効な実質的に線状であるオレフ ィンポリマー類に関するメルトインデックスは一般に0.01グラム/10分( g/10分)から30g/10分、好適には0.05g/10分から10g/1 0分、特に0.1g/10分から5g/10分である。 便利には、ASTM D−1238、条件190℃/10kg(以前は「条件 (N)」としてそしてまたI10として知られていた)に従うメルトインデックス 測定値を用いて、この実質的に線状であるオレフィンポリマー類の分子量を特徴 づけるに有効な別の測定値を示す。上記2つ のメルトインデックス項の比率がメルトフロー比であり、これをI10/I2とし て表示する。一般に、線状に関するI10/I2は少なくとも5.63、好適には 少なくとも7、特に少なくとも8以上である。本発明の組成物内で用いる実質的 に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類に関するI10/I2比は、長 鎖分枝の度合を示している、即ちこのI10/I2比が高ければ高いほど、そのポ リマー内の長鎖分枝量が多くなる。一般に、この実質的に線状であるエチレン/ α−オレフィンポリマー類が示すI10/I2比は、少なくとも約5.63、好適 には少なくとも約7、特に少なくとも約8以上である。 これらの配合物にはまた、本出願者らが見い出したその増強された配合特性を 妨害しない度合で、他の添加剤、例えば抗酸化剤[例えばヒンダードフェノール 系(例えばCiba Geigy Corp.製Irganox(商標)101 0など)、ホスファイト類(例えばIrgafos(商標)168など]、粘着 (cling)添加剤(例えばPIBなど)、抗ブロック添加剤、顔料、充填材 、カップリング剤[例えばビニル−トリス(2メトキシエトキシ)−シラン(U nion Carbide製A−172など)]もまた含めることができる。 「レオロジカル・プロセシング・インデックス」(PI)は、ガスエクストル ージヨンレオメーター(gas extrusion rheometer)( GER)で測定されたポリマーの見掛け粘度(kポイズで表す)である。このガ スエクストルージヨンレオメーターは、「Polymer Engineeri ng Science」、17巻、No.11、770頁(1977年)の中で M.Shida、R.N.ShroffおよびL.V. Cancioが記述し ていると共に、Va n Nostrand Reinhold Co.が出版しているJohn D ealy著「Rheometers for MoltenPlastics」 、(1982年)の97−99頁に記述されており、これらの出版物両方はその 全体が引用することによって本明細書に組み入れられる。入り口角度が180゜ であり直径が0.0296インチの20:1 L/Dダイスを用い、5250か ら500psigの窒素圧力下、190℃の温度で全てのGER実験を実施する 。本明細書で記述するポリマー類に関するPIは、GERにより2.15x106 ダイン/cm2の見掛けせん断応力で測定した材料の見掛け粘度(kポイズで表 す)である。本明細書で記述する新規なポリマー類のPIは、好ましくは、0. 01kポイズから50kポイズの範囲、好適には約15kポイズ以下である。本 組成物内で用いる目的で本明細書で記述する新規な実質的に線状であるオレフィ ンポリマー類が示すPIは、ほぼ同じI2とMw/Mnにおいて、比較線状オレフ ィンポリマーが示すPIの約70%に等しいか或はそれ以下である。 メルトフラクチャー現象を識別する目的で、見掛けせん断速度に対する見掛け せん断応力のプロットを用いる。Ramamurthy「Journal of Rheology」、30(2)、337−357、1986に従い、特定の 臨界流量以上で観察される押し出し物の不規則さは、幅広い意味で2つの主要な 型に分類分けされ得る、即ち表面メルトフラクチャーとグロスメルトフラクチャ ーとに分類分けされ得る。 表面メルトフラクチャーは、明らかに安定した流れ条件下で起こり、そしてそ の詳細な範囲は、鏡面光沢の損失から、よりひどい「鮫肌」形態に至る。本開示 では、押し出し物の表面粗さが40x倍率でのみ検出 可能になる、押し出し物の光沢が失われ始める時であるとして、表面メルトフラ クチャーが起こり始める時(OSMF)を特徴づける。この実質的に線状である オレフィンポリマー類で表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断 速度は、ほぼ同じI2とMw/Mnを有する線状オレフィンポリマーの表面メルト フラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大きい 。グロスメルトフラクチャーは、不安定な流れ条件下で起こり、そしてその詳細 な範囲は規則正しい歪み(粗い部分と滑らかな部分が交互に現れる、螺旋状など )から不規則な歪みに至る。本明細書では、GERで押し出した押し出し物が示 す表面粗さおよび構造の変化を基準にして、表面メルトフラクチャーが起こり始 める時(OSMF)およびグロスメルトフラクチャーが起こり始める時(OGM F)の臨界せん断速度を用いる。 コモノマー含有量が全コモノマーモル含有量中央値の50%内に入るポリマー 分子の重量%として、短鎖分枝分布指数(SCBDI)(Short Chai n Branch Distribution Index)または組成分布分 枝指数(CDBI)(Composition Distribution B ranch Index)を定義する。本技術分野で知られている技術で得られ るデータ、例えばWild他著「Journal of Polymer Sc ience,Poly.Phys.Ed」、20巻、441頁(1982年)ま たは米国特許第4,798,081号(これらの両方の開示は引用することによ って本明細書に組み入れられる)の中に記述されている如き、例えば昇温溶出分 離法(temperature rising elution fracti onation)(本明細書では「TREF」と省略す る)から、ポリマーのCDBIが容易に計算される。本発明の線状および実質的 に線状であるオレフィンポリマー類に関するSCBDIまたはCDBIは、好適 には約30パーセント以上、特に約50パーセント以上である。線状もしくは実質的に線状であるオレフィンポリマー類が示す分子量分布の測定 140℃のシステム温度で運転されている混合多孔度カラム(Polymer Laboratories 103、104、105および106)が3本備わっ ているWaters 150C高温クロマトグラフィー装置を用いたゲル浸透ク ロマトグラフィー(GPC)により、この線状もしくは実質的に線状であるオレ フィンインターポリマー生成物サンプルを分析する。その溶媒は1,2,4−ト リクロロベンゼンであり、これを用い、サンプルが0.3重量%入っている溶液 を注入用として調製する。その流量は1.0ミリリットル/分であり、そしてそ の注入量は200ミクロリットルである。 溶離体積と関連させて、狭い分子量分布のポリスチレン標準(Polymer Laboratories製)を用いることで、分子量測定値を引き出す。下 記の方程式: Mポリエチレン=a*(Mポリスチレン)b を引き出すに適切な、ポリエチレンとポリスチレンに関するMark−Houw ink係数[William sおよびWordが「Journal of P olymer Science」、Polymer Letters、6巻(6 21)1968(引用することによって本明細書に組み入れられる)の中で記述 している如き]を用いて、相当するポ リエチレンの分子量を測定する。上記方程式においてa=0.4316およびb =1.0である。下記の式Mw=Rwi*Mi[式中、wiおよびMiは、GP Cカラムから溶離して来るi番目の画分が示す、それぞれの重量および分子量で ある]に従う通常様式で、重量平均分子量Mwを計算する。 線状および実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類の両方に 関するMw/Mnは、好適には1.5から2.5、特に約2である。実質的に線状であるオレフィンポリマー類 適切な拘束幾何触媒(constrained geometrycatal ysts)、好適には1990年7月3日付けで出願した米国特許出願連続番号 545,403、1991年9月12日付けで出願した米国特許出願連続番号7 58,654、1991年9月12日付けで出願した米国特許出願連続番号75 8,660および1991年6月24日付けで出願した米国特許出願連続番号7 20,041(これらの全ての教示は引用することによって本明細書に組み入れ られる)の中に開示されている如き拘束幾何触媒を用いて、この実質的に線状で あるエチレン/α−オレフィンポリマー類を製造する。米国特許第5,026, 798号(これの教示は引用することによって本明細書に組み入れられる)の中 に教示されているモノシクロペンタジエニル遷移金属のオレフィン重合触媒もま た、反応条件が以下に明記する如くであることを条件として、本発明のポリマー 類の製造で用いるに適切である。 本明細書で用いるに適切な共触媒には、これらに限定するものでないが、例え ばポリマー状もしくはオリゴー一状のアルミノキサン類、特に メチルアルミノキサン、並びに不活性であり、適合性を示し、配位しない、イオ ンを生じる化合物などが含まれる。好適な共触媒は、配位しない不活性なホウ素 化合物である。実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマーの重合 本発明の実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンポリマー類を製造する に適した重合条件は、一般に、溶液重合方法で有効な条件であるが、本発明の出 願はそれに限定するものでない。スラリーおよび気相重合方法もまた、適当な触 媒および重合条件を用いることを条件として、有効であると考える。 本発明の実質的に線状であるオレフィンポリマー類およびコポリマー類の製造 では、多重反応槽重合方法、例えば米国特許第3,914,342号(引用する ことによって本明細書に組み入れられる)の中に開示されている重合方法なども 使用可能である。この多重反応槽の1つの中で少なくとも1種の拘束幾何触媒を 用い、これらの反応槽を直列もしくは並列運転することができる。配合組成物 本明細書で開示する組成物には一般に下記が入っている:(全配合物重量の) 約10−95%の量で該コポリマー;少なくとも1種の(活性を示す(即ち特別 な特性、例えば耐着火性などを与える)または不活性な(即ち主にコスト低下剤 として用いられる))充填材(例えばカーボンブラックまたは鉱物充填材(例え ば三水和アルミニウム(ATH)、炭酸カルシウムまたはケイ素処理粘土(例え ばFreeport Kaolin製のWhitex粘土など)));任意の加 工オイル(類)(例えばパラフィンオイル(例えばSun Oil Compa ny製Su npar(商標)2280など));任意の加工助剤(類)(例えばパラフィン ワックス、ステアリン酸など);少なくとも1種の硬化剤(例えばパーオキサイ ド(例えばVULCUP(商標)40KE(Hercules,Inc.製のa ,a’−ビス(t−ブチルパーオキシ)−ジィソプロピルベンゼン)、Di−c up(商標)(Hercules,Inc.製の、ジクミルパーオキサイドが入 っているシリーズの加硫剤および重合剤)、Lupersol(商標)(Ato chem、North America製の(1,1−ビス−t−ブチルパーオ キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンまたはTrigonox(商標 )(Noury Chemical Corporation製の有機パーオキ サイド)など);他の硬化剤、例えば放射線硬化(β)を用いることでも、本明 細書で開示する組成物を硬化させることができる);並びに任意の協力剤(例え ばAmerican Cyanamide製のシアヌール酸トリアリル(TAC );SR−350N即ちSartomer Resins,Inc.製のトリメ タアクリル酸トリメチルプロパンなど)など。 本明細書で開示する組成物ではまた、物性を失わせることなくパーオキサイド を低レベルで用いることができ、このことは特に、本配合物の中でパーオキサイ ドが通常コストが最も高い成分であることから有益である。 これらの配合物のコンパンド化は、通常の如何なる方法でも実施可能であり、 これには、個々の成分を乾燥ブレンドした後、溶融混合するか、或は個別の押出 し機(例えばバンバリーミキサー、ハーク(Haake)ミキサー、ブラベンダ ー内部ミキサーまたは2軸押出し機など)の中で 前溶融混合することによる方法が含まれる。 本明細書に開示する調合物から有効な製造品または部品を生じさせる目的で使 用可能な成形操作には数多くの種類があり、これらには、種々の射出成形方法( 例えば1988年の10月中旬に発行された「Modern Plastics Encyclopedia/89」、65巻、No.11、264−268頁 の中の「射出成形の序論」および270−271頁の「熱可塑材の射出成形」( これらの開示は引用することによって本明細書に組み入れられる)の中に記述さ れている射出成形方法など)およびブロー成形方法(例えば1988年の10月 中旬に発行された「Modern Plastics Encyclopedi a/89」、65巻、No.11、217−218頁の中の「押し出しブロー成 形」(この開示は引用することによって本明細書に組み入れられる)の中に開示 されているブロー成形方法など)、異形成形(profile extrusion)、カレンダ ー加工、引き抜き成形などが含まれる。製造品のいくつかには、自動車用ホース 、単層屋根葺き材、並びにワイヤーおよびケーブルの電圧絶縁およびジャケット などが含まれる。実験 これらの実施例(特に明記しない限り)および比較実施例の各々で、ハークミ キサー、バンバリーミキサーまたはブラベンダー内部ミキサーを用い、選択した ポリマーが100部(全組成物の重量の)、充填材(カーボンブラックN550 )が100部、加エオイル(Sunpar(商標)2280)が50部、パラフ ィンワックス加工助剤が5部、ステアリン酸加工助剤が1部、パーオキサイド( Hercules,Inc.が市販しているVULCUP 40KEN即ちBu rgess K E粘土上40%のパーオキサイド)が8部、および協力剤(シアヌール酸トリア リル、TAC)が1.5部入っているブレンド物をコンパンド化する。予期され るサンプルサイズに従って上記ミキサーを選択した。各サンプルに関して、混合 用ボールを予め約80℃に加熱した。充填材と加工オイルと助剤が入っている前 混合物を製造した。この前混合物を最初に上記内部ミキサーに加え(前後を逆に した混合)、そして次に、その選択したポリマーを加えて、素練りした。次に、 硬化用パッケージを加えた(注:上記前混合物と一緒にこの硬化用パッケージを 加えることも可能である)。110℃のボール温度に到達するまでこの混合物全 体を混合した後、このコンパンドをそのミキサーから落下させて取り出した。任 意に、この調合物の外観が一貫性を示すようになるまで、この調合物をロールミ ルに通した。 未硬化状態および硬化させた状態の両方でこれらの配合物を試験する。260 度Fで5分間圧縮成形することにより、未硬化調合物の成形を行ってプラークを 生じさせた。この圧縮成形した加工品を鋳型の中に入れた後、350度Fで24 分間、圧縮成形硬化させることによって、これらの配合物の硬化を行う。 種々の配合物に関して実施した試験には下記が含まれる:ODR(引用するこ とによって本明細書に組み入れられるASTM D−2084−75に従い、エ ラストマーコンパンドに関する硬化尺度を与える);硬化させたコンパンドおよ び未硬化コンパンドの応力−歪み;並びに硬化させたコンパンドに関する他の物 性。最小ムーニートルク粘度を与えそしてスコーチおよびコンパンドの硬化特性 を得る目的で使用できるせん断レオメーターを用いたムーニー粘度測定(引用す ることによって本 明細書に組み入れられるASTM D 1646−89に従う)を、未硬化サン プルに関して行い、そしてまた、サンプルサイズが許す限り他の試験も実施した 。実施例1−3 実施例1−3では、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続方法で製造し た、I2が約0.63g/10分であり密度が約0.8697g/cm3である、 エチレン/1−オクテンコポリマーを用いる。この混ぜものなし(即ちコンパン ド化も硬化も行っていない)ポリマー、並びにコンパンド化した配合物および硬 化させた(パーオキサイドを100%(即ち8部)用い)配合物の物性を表1に 示す。 * 100%歪みにおける応力 実施例1で記述したポリマーを用いると共に、そのパーオキサイドを90%そ してその配合したパーオキサイドを80%用いて、また、実施例2および3を実 験した。このコンパンド化後の配合物および硬化後の配合物が示す物性を表2に 示す。 * 100%歪みにおける応力 実施例1のコンパンド化後の「生」配合物および100%パーオキサイド硬化 後組成物の両方に関する物性を、実施例2および3の90%および80%パーオ キサイド硬化後組成物の物性と比較した結果、本発明の新規な配合物は、より低 い量でパーオキサイドを用いても、未硬化(「生」)配合物および硬化後配合物 両方の組成物で適切な物性を維持することができる。実施例4および比較実施例5 実施例4には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造し た、I2が約0.5g/10分であり密度が約0.8695g/cm3である、実 質的に線状であるエチレン/1−オクテンコポリマーを組み込む。 比較実施例5には、Exxon Chemicalが市販しているVista lon(商標)707、即ちI2が約0.4g/10分であり密度が約0.87 g/cm3である、エチレン/プロペンエラストマー を組み込む。 その結果として得られる未硬化および硬化後組成物の物性を表3に示す。 このデータに示されているように、本発明の組成物は、ほぼ同じメルトインデ ックスと密度を示す市販のエチレン/プロペンエラストマーを用いて製造した組 成物よりも良好な未硬化および硬化後特性、特に引張り強度およびモジュラスを 示す。実施例6および比較実施例7 実施例6には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造し た、I2が約0.63g/10分であり、Mw/Mnが約2であり、I10/I2が 約7.8でありそして密度が約0.8697g/cm3である、実質的に線状で あるエチレン/1−オクテンコポリマーを組み込む。 比較実施例7には、三井石油化学(Mitsui Petro Chemic al)Exxon Chemical)が市販しているTafmer(商標)P −0680、即ちI2が約0.4g/10分であり、Mw/Mnが約2であり、I1 0 /I2が約6.23でありそして密度が約 0.867g/cm3である、線状エチレン/プロペンエラストマーを組み込む 。 その結果として得られる未硬化および硬化後組成物の物性を表4に示す。 このデータに示されているように、本発明の組成物は、ほぼ同じメルトインデ ックス、密度およびMw/Mnを有するが異なるメルトフロー比(I10/I2)を 示す線状エチレン/プロペンコポリマーを用いて製造した組成物よりも良好な未 硬化および硬化後特性、特に引張り強度およびモジュラスを示す。実施例8および比較実施例9 実施例8には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造し た、I2が約1g/10分であり密度が約0.87g/cm3である、エチレン/ プロペンコポリマーを組み込む。 比較実施例9には、Exxon Chemicalが市販しているVista lon(商標)7000、即ちI2が約0.06g/10分であり密度が約0. 875g/cm3である、エチレン/プロペン/ジエンエラストマーを組み込む 。このVistalon(商標)7000の 分子量は実施例8で用いたエチレン/プロペンコポリマーのそれよりもかなり高 い(I2が低いことによって示される)が、実施例8の配合組成物が示す物性は 比較実施例9の配合組成物のそれよりも良好であるか、或は少なくとも同等の良 好さであることを注目されたい。 その結果として得られる未硬化および硬化後組成物の物性を表5に示す。 実施例10−12 実施例10には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造 した、I2が約0.99g/10分であり、Mw/Mnが約1.917であり、I1 0 /I2が約7.5でありそして密度が約0.871g/cm3である、実質的に 線状であるエチレン/1−オクテンコポリマーを組み込む。 実施例11には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造 した、I2が約0.88g/10分であり、Mw/Mnが約2.016であり、I1 0 /I2が約8.0でありそして密度が約0.88g/cm3である、実質的に線 状であるエチレン/1−オクテンコポリマーを組み込む。 実施例12には、上に記述した拘束幾何触媒技術を用いて連続重合方法で製造 した、I2が約0.83g/10分であり、Mw/Mnが約2.201であり、I1 0 /I2が約8.5でありそして密度が約0.902g/cm3である、実質的に 線状であるエチレン/1−オクテンコポリマーを組み込む。 実施例10−12に関する組成物には、選択したポリマーを100部、ATH (三水和アルミニウム、即ちこの配合物のコストを下げると共に難燃剤として用 いる鉱物充填材)を130部、VULCUP 40KE(硬化剤として用いる、 Burgess KE粘土上40%のパーオキサイド)を7.5部、そしてTA C(シアヌール酸トリアリル、即ち硬化速度/状態を向上させる目的で用いる有 機協力剤)を1.2部入れた。表6には、これらの組成物を硬化させた時の組成 物が示す、ASTMD 2084−75に記述されている如き最小(ML)およ び最大(即ち高原部)トルク(MH)値およびこれらのトルク値間の差(最終硬 化状態の尺度として使用)を、実施例10−12に関して示す。これらの実施例 では、下記の方程式: Mc90=0.9(MH−ML) + ML) を用いて、最終硬化状態の90%に到達する時間(T90)を定義した。T90はMc90 に到達する時間である。実施例10−12に関するT90は約5.9分であっ た。 このデータに示されているように、この組成物内で用いる目的で選択したポリ マーの密度を上昇させるにつれて、上記トルク差が増大する。このトルクが増大 することは、その組成物の硬化特性が改良されることに相当している。従って、 この選択したポリマーの密度を変化させることによって、この組成物の硬化過程 を調節することができる。ポリマーの密度を上昇させるとまたトルク率も増大す る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カマー,カイル・ジー アメリカ合衆国テキサス州77566レイクジ ヤクソン・プラムサークル226

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポ リマー、少なくとも1種の硬化剤、および少なくとも1種の充填材、が入ってい る配合エラストマー組成物であって、該実質的に線状であるエチレン/α−オレ フィンコポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子量分 布Mw/Mnを有し、かつ c)表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度が、ほぼ 同じI2とMw/Mnを有する線状オレフィンコポリマーの表面メルトフラクチャ ーが起こり始める時の臨界せん断速度より、少なくとも50%大きい、 ことを特徴とする、配合エラストマー組成物。 2. 少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポ リマー、少なくとも1種の硬化剤、および少なくとも1種の充填材、が入ってい る配合エラストマー組成物において、該実質的に線状であるエチレン/α−オレ フィンコポリマーが、 a)メルトフロ一比I10/I2が≧5.63であり、 b)方程式:Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63で定義される分子量分 布Mw/Mnを有し、かつ c)プロセシング・インデックス(PI)が、ほぼ同じ12とMw/Mnを 有する線状オレフィンコポリマーが示すPIの約70%に等しいか或はそれ以下 である、 ことを特徴とする、配合エラストマー組成物。 3. 少なくとも1種の、実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポ リマー、少なくとも1種の硬化剤、および少なくとも1種の充填材、が入ってい る配合エラストマー組成物であって、該実質的に線状であるエチレン/α−オレ フィンコポリマーが、 a)メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、かつ b)1.5から2.5の分子量分布Mw/Mnを示す、 ことを特徴とする、配合エラストマー組成物。 4. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーのI10/I2 が少なくとも約7である請求の範囲1、2または3の組成物。 5. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーのI10/I2 が少なくとも約8である請求の範囲1、2または3の組成物。 6. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーがエチレン と少なくとも1種のC3−C20α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲 1、2または3の組成物。 7. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーがエチレン と少なくとも1種のC4−C20α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲 1、2または3の組成物。 8. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーがエチレン と少なくとも1種のC8−C20α−オレフィンとのコポリマーである請求の範囲 1、2または3の組成物。 9. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーがエチレン と1−オクテンとのコポリマーである請求の範囲1、2または3の組成物。 10. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマー がこのポリマーのバックボーンに沿って長鎖分枝を炭素1000個当たり0.0 1から3個有する請求の範囲1、2または3の組成物。 11. 請求の範囲1、2または3の組成物から製造された製造品。 12. 硬化させた調合エラストマー組成物の物性を改良する方法において、 (A)少なくとも1種の実質的に線状であるエチレン/C3−C20 α −オレフィンコポリマーと、少なくとも1種の硬化剤と、少なくとも1種の充填 材とをブレンドして、未硬化組成物を生じさせ、 (B)(A)の未硬化組成物で造物を生じさせ、そして (C)(B)の構造物を硬化させる、段階を含む方法。 13. (A)の硬化剤がパーオキサイド硬化剤を含んでいる請求の範囲12 の方法。 14. 該実質的に線状であるエチレン/α−オレフィンコポリマーが0.8 5g/cm3から0.92g/cm3の密度を示すように選択することによって 該調合組成物の硬化速度を高くする段階を更に含む請求の範囲12の方法。 15. 硬化させた調合エラストマー組成物の物性を改良する方法において、 (A)少なくとも1種の線状エチレン/C5−C20α−オレフィンコポ リマーと、少なくとも1種の硬化剤と、少なくとも1種の充填材とをブレンドし て、未硬化組成物を生じさせ、 (B)(A)の未硬化組成物で構造物を生じさせ、そして (C)(B)の構造物を硬化させる、 段階を含む方法。 16. (A)の硬化剤がパーオキサイド硬化剤を含んでいる請求の範囲15 の方法。 17. 該線状エチレン/α−オレフィンコポリマーが0.85g/cm3か ら0.92g/cm3の密度を示すように選択することによって該配合組成物の 硬化速度を高くする段階を更に含む請求の範囲16の方法。 18. 少なくとも1種の線状エチレン/α−オレフィンコポリマー、少なく とも1種の硬化剤、および少なくとも1種の充填材、が含まれている配合エラス トマー組成物において、該α−オレフィンがC5−C20α−オレフィンである組 成物。 19. 該α−オレフィン類の少なくとも1つが1−オクテンである請求の範 囲18の組成物。 20. 請求の範囲18の組成物から製造された製造品。
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