JPH085009B2 - 試料の反転機構を備えた研摩装置 - Google Patents

試料の反転機構を備えた研摩装置

Info

Publication number
JPH085009B2
JPH085009B2 JP4361381A JP36138192A JPH085009B2 JP H085009 B2 JPH085009 B2 JP H085009B2 JP 4361381 A JP4361381 A JP 4361381A JP 36138192 A JP36138192 A JP 36138192A JP H085009 B2 JPH085009 B2 JP H085009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
sample
belt
vise
vice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4361381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06198563A (ja
Inventor
正嗣 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESU-TECH CO.,LTD.
Original Assignee
ESU-TECH CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ESU-TECH CO.,LTD. filed Critical ESU-TECH CO.,LTD.
Priority to JP4361381A priority Critical patent/JPH085009B2/ja
Publication of JPH06198563A publication Critical patent/JPH06198563A/ja
Publication of JPH085009B2 publication Critical patent/JPH085009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼材の試料の反転機構を
備えた研摩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材を製作或いは加工する過程で、その
組織状態を光分析、ガス分析等を経て検視するために鋼
材サンプルの表面を研摩する必要がある。従来この種試
料の表面研摩装置は、研摩剤を接着塗布した研摩用の平
ベルトに前記試料を押圧させてこれを往復動動作をなし
て行うが、試料を手で把持して行う手動による方法で
は、大量の処理は非能率であること、及び正確且つ均一
に研摩することが困難であることから、その自動化をな
した研摩装置で行われている。この自動研摩装置は図6
に示すように、駆動プーリー50及び遊動プーリー5
1,52に研摩用のベルト20を巻掛け回転させ、その
研摩辺相当部位内側に押圧片53を押圧シリンダー54
で押圧保持させ、これらを一体的に構成して往復動機構
55を以て横方向に往復動するようになし、その下方に
おいてバイス7に挟持した試料Wを押し当ててその表面
を研摩するもの、またはプーリー装置は固定したまま、
各プーリー上でベルトを往復摺動させて試料Wの表面研
摩を行う方式のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の自動
研摩装置はベルト及びその支持機構全体を作動するもの
であるから、装置全体が大型となること、並びに往復動
機構は大重量で振動の伴うベルト機構を作動することか
ら、試料表面を均一に精度よく研摩し難いことや、上記
支持機構に高い精度を要してその製作が困難で且つ高価
格なものとなる欠点がある。また試料Wの上位にベルト
を設けてこれをプーリー上で横方向に摺動往復するもの
では、ベルトが早期に損耗し易いことやベルトの弛みに
よる垂れ下がりで所期の研摩状態が得難くなる欠点があ
る。
【0004】何れにしても、従来の方式では装置全体の
大型化を惹起し、この種装置が用いられる検査、或いは
研究室では徒にスペースを要する等の問題があった。そ
こで本発明は上記従来の問題を解消し、装置の小型化を
図りながら高能率で安全な作業を遂行し得る研摩装置の
提供を目的とし実施するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による試料研摩装置は、機箱2上に、背面より
受板21で押接支持され研摩面をなす上面が略水平面を
なすように張設された研摩ベルト20を備えた研摩部6
と、ベルト20の研摩面上に臨み、機台3を介して支持
される試料W把持用のバイス装置4とを取り付け、上記
バイス装置4は、該バイス装置4を前記研摩ベルト20
の駆動方向に直交した水平方向に往復動させる往復動機
構10と該往復動を案内するガイド8aを介して支軸1
1により 機台3に反転回動自在に軸支して取り付けら
れ、該機台3には上記支軸11を回動させて上記バイス
装置4を研摩ベルト20上に位置する作業姿勢と、研摩
ベルト20から離れて反転した反転姿勢とに反転回動さ
せる反転装置12を取り付け、さらに前記バイス装置4
には上記作業姿勢において把持された試料Wを研摩面に
押接させる押圧シリンダ9を取り付けたことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】上記の構成において、バイス装置4を反研摩部
6側に正置した状態で試料Wをバイス7に把持せしめ、
反転機構5によりバイス装置4を研摩部6側に反転させ
て試料Wの研摩面を研摩部6の駆動中の研摩部材面に押
接するとともに、往復動機構によりバイス装置4を往復
動させて試料Wの研摩を行い、研摩終了後はバイス装置
4を反転復帰させて試料Wをバイス装置4より取り外
す。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する
と、図1において1は本発明装置を備えた研摩機であ
り、電装制御機器を内装した機箱2上に機台3を設け、
該機台3にバイス装置4を反転機構5を介して設けると
共に、その下位に研摩部6を設けて構成される。バイス
装置4について説明すると、7は固定バイス7aとハン
ドル7bで可動される可動バイス7c間に試料Wを挟持
するバイスであり(図2参照)、取付片8に押圧シリン
ダ9を介して上下動自在に設ける。
【0008】10は機台3の上部に支軸11を介して回
動自在に支持された往復動機構としての横動シリンダ
で、そのピストンロッド10aの先端部は前記取付片8
に固定して、該取付片8の上下に平行に設けたガイド棒
8aを摺動自在に挿通してなる。そして上記支軸11は
機台3に取り付けられた反転機構5としての回動シリン
ダ(公知のロータリーアクチュエータ)12により回動
枢支され、前記バイス装置4全体が支軸11を中心に略
180度反転するように構成されている。
【0009】14は前記バイス装置4が図1実線状態か
ら180度反転したとき、横動シリンダ12に穿設した
穴15にストッパーピン16を出没自在となして係合固
定せしめるストッパーシリンダである。次に研摩部6は
モーター17で回動される駆動プーリー18とアイドラ
ープーリー19に、機体の前後方向に巻掛けた研摩用の
ベルト20及び該ベルト20の研摩面相当部位を内側か
ら支えるセラミック製の受板21を設け、且つ矢印方向
に回転するベルト20の研摩面終端部上には、ベルト2
0巾を横断して立設した安全用のストッパー22を設け
て構成してある。
【0010】23はベルト20のカバーであり、側方に
開閉自在となしてある。また24は箱型に形成したカバ
ー23の底面部に開設した吸塵筒であり、適宜な吸塵装
置に接続されて研摩面で生ずる塵埃や研磨屑を機外に具
合よく排出する様になしてある。25はバイス7が実線
位置にあるときこれに挟持された試料Wに水を噴霧して
冷却を行うノズルパイプで、機箱2に支柱26を以て取
り付けてある。30はバイス装置4の一連の動作を自動
的に行う自動動作スイツチであり、これに隣接した位置
に、緊急時に非常停止をさせる非常停止スイツチ31が
設けてある。
【0011】32は粗研摩用スイツチ、33は仕上げ研
磨用スイツチであり、前記自動動作スイツチ30を用い
ない手動操作時用として設けてある。また34は前記ノ
ズルパイプ25から噴出される冷却噴霧時間を設定する
タイマーであり、35はそれぞれのモニター機器であ
る。
【0012】図5の空圧回路図において40はポンプで
あり、41はフィルターレギュレーターで、ここから作
動系回路及び冷却系回路に分岐させて前述の各シリンダ
に対応せる電磁バルブ42,43,44,45,46が
設けられている。47は押圧シリンダ9が試料Wをベル
ト20に、押圧する力を加減し研摩圧力を設定する減圧
弁である。48は冷却用のタイマーと連動する電磁バル
ブ、49は減圧弁を介して設けた水タンクであり、電磁
バルブ48の動作でエアーと水とが混合してノズルパイ
プ25から噴霧できるように構成されている。
【0013】次に上記構成した実施例についてその使用
態様並びに動作について説明する。上記試料Wの形状は
円板状、円柱状のものと種々あるが、製鋼時にサンプル
として大量に製作される一般的なものとして、図4に示
すような円板体W1の片面央部に把持突起W2を一体的
に形成したT字型試料Wの表面研摩は、以下のようにし
て行うものである。先ず図1のバイス装置4が実線のセ
ット状態にあるときハンドル7bを緩めて固定バイス7
aと可動バイス7cとの間に試料Wの把持突起W2側を
挿入し、ハンドル7bを回して円板体W1の外周を締着
固定する。(図4)この場合試料Wのバイス7へのセッ
トは、該バイス7の締着面が上向きの待機姿勢にあるこ
とから試料Wのセットは極めて容易であり、また回転動
作される研摩部6と離間した他側で行うことができるの
で、安全作業を良好に確保した状態で、安心した作業が
できるものである。
【0014】このようにして試料Wのセットを完了し、
次に自動動作スイツチ30を入りにすると、以下の動作
が順次自動的に行われるものである。即ち試料Wを締着
したバイス7は回動シリンダ12の動作により、バイス
装置4が右方へ180度回転して試料Wを点線アの状態
となし、モータ17により回転を始めたベルト20の研
摩面に対向させると共に、ストッパーシリンダ14がピ
ン16を押し出しストッパー穴15に挿入させ、前記バ
イス装置4をその位置に固定する。
【0015】この状態において、押圧シリンダ9がバイ
ス7と共に試料Wを下方に下げるように順次動作し、圧
力設定機器で設定された圧力で試料Wの表面をベルト2
0に押圧すると、これに伴い今度は横動シリンダ10の
作動により、バイス7を点線アからイの所定ストローク
でベルト20巾内を往復動させる。従ってバイス7で締
着された試料Wは、その表面を受板21でガイドされた
ベルト20の研摩面に適正な姿勢と初期の粗研摩押圧力
で接当し、設定時間において表面研摩が良好に行われる
ものである。上記の粗研摩が設定時間の経時後、或いは
押圧力を関知して前記ストッパーシリンダ14がピン1
6の係合を解除すると回動シリンダ12が作動し、バイ
ス装置4を元の位置に反転復帰させるものである。
【0016】この状態に至るとバルブ48が作動し、ノ
ズルパイプ25から冷却水を噴霧して、研摩時に発熱し
た試料Wに吹きつけこれを冷却する。この後バイス装置
4は再び前述と同様な動作で研摩姿勢に回動し、今度は
仕上げ研摩工程に相応しく設定された圧力動作で押圧シ
リンダ9及び横動シリンダ10を作動させ、試料Wをゆ
っくりと仕上がりの綺麗な仕上げ研摩を行うもので、こ
れら一連の研摩作業が行われるとバイス装置4は元のセ
ット状態位置に復帰し装置は停止される。ここで作業者
はハンドル7bを緩めバイス7から試料Wをはずすと共
に、新たな試料Wを装着し、再び自動動作スイツチ30
をONとなし、連続的な試料Wの研摩作業を良好に且つ
安全に遂行することのできるものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればバ
イス装置を反転機構を有して機台に枢支すると共に、バ
イスを横方向に往復動せしめる往復動機構を介して設
け、該バイスが前記研摩部の他側にあるとき、試料Wを
把持させ且つ研摩部側にあるとき研摩作業を可能となし
たことにより、この種研摩装置の小型化を図りながら仕
上がり面の精度がよく、高能率で安全な作業を遂行でき
る効果を有するものである。特に研摩される試料は、ベ
ルト研摩面に対して直交方向に水平動しながら押圧シリ
ンダによって押接研摩されるので、直線作動するベルト
により研摩度合や研摩性状が全研摩面及び比較試料間に
おいて均一化されるとともに、より完成度の 高い鏡面仕
上げが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係わる研摩装置の正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】バイスの作用を示す斜視図である。
【図5】空圧回路図である。
【図6】従来の研摩装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 研摩装置 3 機台 4 バイス装置 5 反転機構 6 研摩部 7 バイス 9 押圧シリンダ 10 横動シリンダ 11 支軸 12 回動シリンダ 20 ベルト W 試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機箱(2)上に、背面より受板(21)
    で押接支持され研摩面をなす上面が略水平面をなすよう
    に張設された研摩ベルト(20)を備えた研摩部(6)
    と、ベルト(20)の研摩面上に臨み、機台(3)を介
    して支持される試料(W)把持用のバイス装置(4)と
    を取り付け、上記バイス装置(4)は、該バイス装置
    (4)を前記研摩ベルト(20)の駆動方向に直交した
    水平方向に往復動させる往復動機構(10)と該往復動
    を案内するガイド(8a)を介して支軸(11)により
    機台(3)に反転回動自在に軸支して取り付けられ、該
    機台(3)には上記支軸(11)を回動させて上記バイ
    ス装置(4)を研摩ベルト(20)上に位置する作業姿
    勢と、研摩ベルト(20)から離れて反転した反転姿勢
    とに反転回動させる反転装置(12)を取り付け、さら
    に前記バイス装置(4)には上記作業姿勢において把持
    された試料(W)を研摩面に押接させる押圧シリンダ
    (9)を取り付けてなる料の反転機構を備えた研摩装
    置。
JP4361381A 1992-12-28 1992-12-28 試料の反転機構を備えた研摩装置 Expired - Fee Related JPH085009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4361381A JPH085009B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 試料の反転機構を備えた研摩装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4361381A JPH085009B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 試料の反転機構を備えた研摩装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06198563A JPH06198563A (ja) 1994-07-19
JPH085009B2 true JPH085009B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=18473348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4361381A Expired - Fee Related JPH085009B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 試料の反転機構を備えた研摩装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085009B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086337A (ja) * 2000-09-08 2002-03-26 Tokyo Seitankosho:Kk ヘアラインを有する成形体及びヘアライン加工方法
JP2007270850A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Jtekt Corp 分割ころ軸受

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020854A (ja) * 1983-07-15 1985-02-02 Hitachi Ltd 研摩装置
JPH052297Y2 (ja) * 1987-05-07 1993-01-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06198563A (ja) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6268268A (ja) ジヤイロ研磨機用工作物軸の駆動装置
CN112139931A (zh) 全自动砂带打磨机
US6736710B2 (en) Polisher for polishing end surface of semiconductor wafer
CN214351294U (zh) 不锈钢管打磨装置
JPH085009B2 (ja) 試料の反転機構を備えた研摩装置
CN214869503U (zh) 半自动磨削机
JP3023319B2 (ja) 電動研磨機用クランプ機構
JP3670177B2 (ja) ガラスディスク研磨装置
JP3081140B2 (ja) 研磨テープによる研磨装置
JPH05154756A (ja) 研磨装置
US2932926A (en) Method and apparatus for polishing articles
JPH0631607A (ja) 帯板の研磨方法および装置
JP3391001B2 (ja) 研磨装置
CN217167965U (zh) 可对电梯门双边同时打磨的加工装置
CN218556694U (zh) 一种电抛光机
CN220241022U (zh) 一种金属钉尖端打磨机
CN220838891U (zh) 阀门自动切割打磨机
CN216991379U (zh) 一种便于操作可内外选择抛光的抛光机
JPH0736043U (ja) 供試体の端面研摩装置
JP4094603B2 (ja) 樹脂成形品のパートライン研磨装置
CN214054771U (zh) 带有通孔的球型零件专用的砂带抛光装置
US6280305B1 (en) Vibration surface finishing apparatus
JPH09207058A (ja) 棒状体縦研磨機
JPS5815258B2 (ja) ほう丁の研磨装置
JPH06254757A (ja) 狭凹状部加工用サンダ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees