JPH08500091A - 治療用組成物 - Google Patents

治療用組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般に、一又はそれ以上のレドックス化合物を含む治療組成物に関する。本発明の治療組成物は、細胞ATP生成を増強し、それにより老化、全身又は血管性疾患の間或は化学療法として起きるような減少生体エネルギー能力の作用を改善するのに有用である。従って本発明は、動物の細胞ATP生成を増強する方法を意図し、該方法は、該動物に、一定期間、該動物の細胞中の細胞オキシドレダクターゼ系の活性及び/又は作動を増強し、或は上昇させるのに十分な条件下に有効量のレドックス化合物を投与することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 治療用組成物 本発明は一般的に1またはそれ以上のレドックス化合物を含む治療用組成物に 関する。本発明の治療用組成物は細胞性ATP生成の促進に有用であり、それに より加齢、全身または血管性疾患または化学療法との関連に伴い発生するような 生体エネルギー容量の減少の作用を改善する。 細胞内生成ATPに要求される生物学的エネルギー(生体エネルギー)に見合 うことができない細胞は、非機能性となり、一般的に死ぬ。生体エネルギー閾値 は種々の細胞型および体内の組織により異なる。例えば、脳、骨格筋および心筋 は高い酸素要求を有し、ミトコンドリア酸化的リン酸化に高度に依存する。低い 生体エネルギー要求の他の組織は比較して少ないミトコンドリアを有し、ATP の源として解糖により大きい程度依存している。 細胞性ATP生成の原因である2つの基本的な機構は、サイトゾル解糖および ミトコンドリア呼吸である。解糖法を経由するATP合成は、NAD+からNA DHへの還元と組み合わさったグルコースからピルビン酸への酸化を含む。この 経路を維持するために、NAD+の供給はレドックス巣を経由して連続して再生 されなければならない。例えば、筋肉組織中では、NADHの再酸化は乳酸デヒ ドロゲナーゼによるピルビン酸の乳酸への変化によりなし得る。この場合、筋肉 乳酸はその組織においてレドックス巣として再生され得る。ミトコンドリアの機 能的呼吸における酸化的リン酸化によるATPの生成は、電子輸送系の活性を経 由するNADHの再酸化により統合される。この場合、還元ピリジンヌクレオチ ドの供給が必要である。解糖により生成されるNADHに加えて、更なる量の“ 還元力”(ピリジンおよびフラビンヌクレオチドの両方)が、ミトコンドリア中 のTCAサイクルの活性化および脂肪酸のβ−酸化の活動により生成される。細 胞NAD+/NADHレドックスバランスの維持に含まれる他の重要な細胞系は 、原形質膜酸化還元酵素系(クランら、ジャーナル・オブ・バイオエネルギー・ バイオメンバー、23、773−803、1991)である。ミトコンドリア電 子輸送鎖が不対である場合(ミトコンドリア疾病および加齢工程のような)、A TP 生成NADHに付随するある条件下での減少を確実にすることが提案されている 。このようなミトコンドリアの機能悪化の代謝的結果は、原形質膜NADH酸化 還元酵素系と一致して働く細胞維持および成長に必要なATP生成のためのサイ トゾル解糖の細胞の信頼を高めるであろう。細胞性生体エネルギーの鍵となる特 性は、従って、解糖経路、ミトコンドリア呼吸および原形質膜酸化還元酵素系の 相互作用により維持されなければならない(NAD+/NADH比で例示される )これらのヌクレオチドコエンザイムの酸化および還元形の間のバランスである 。 細胞は、直接または間接的にミトコンドリアの呼吸鎖機能を妨害するミトコン ドリア毒;ミトコンドリアDNA(mtDNA)の変異が原因である退行性疾患 ;およびmtDNA中の非常に高い割合の身体遺伝子変異の結果であり得る加齢 の結果としてその生体エネルギー閾値に見合うことができなくなり得る。ミトコ ンドリアゲノムは、主に細胞遊離ラジカル(ミトコンドリア電子輸送鎖)の主要 な源へのその閉鎖近接が主たる原因でおよびミトコンドリア細胞小器官がDNA 修理系を欠くことが原因で、高変異率の対象となる。ミトコンドリアゲノム(1 6,569bp)は本質的にエネルギー生成に関する遺伝子のみをコード化する。 それは呼吸鎖の複合体 の7個のタンパク質の構造遺伝子、複合体 の1のサブ ユニットタンパク質、複合体 の3個のサブユニットおよびATPシンターゼ( 複合体V)の2個のサブユニットの構造遺伝子を含む;残りのミトコンドリアD NAは、ミトコンドリアタンパク質合成に特異的な細胞小器官rRNAおよびtR NAをコードする。噛乳類およびヒトミドコンドリア遺伝子間のスペーサー領域 の不足があるとすれば、mtDNAの変異は細胞生体エネルギー方法に関する可能 な効果に関係する、ゲノムの機能的に重要な領域に含まれることが殆ど確実であ ろう。 本発明に至る仕事において、発明者等は、サイトゾルNAD+の生成に必要な 終点に達するために種々のレドックス化合物がピルビン酸と置き換えることがで きることを発見した。この仕事は、減少した生体エネルギー容量を示すミトコン ドリア的に汚染された細胞の生存能力および成育を可能にすることにおいて原形 質膜酸化還元酵素および解糖の間の相互作用の鍵となる役割を確立する。この状 態は“生体エネルギー的疾患”と知られ、とりわけ加齢、全身および血管性疾患 およびある化学療法に関連する。後者に関して、化学療法は、例えばウィルスお よび特に、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染のようなレトロウィルス感染の 治療に一般に使用されている。HIV感染は、最初の潜伏期間の後の種々の重症 度の増加の段階を経て進行する。本ウィルスは、免疫反応の確立に含まれるヒト T−リンパ球の亜集団(ヘルパーT−細胞)を破壊することによる免疫不全の原 因となる。ジドブジン(AZT)はHIV感染の処置により抜きの医薬である。 AZTはHIV感染に比較的有効であり、それは、無害化合物AZTとして考 慮されないが、その代謝産物または不純物が、本医薬による長期治療を制限する 多くの副作用の原因となる。AZTは、筋肉内で特に明白で、ミオパシーの原因 となる細胞性細胞毒性を示す。ミオパシーを誘発するAZTは、筋肉痛、筋肉脆 弱および血清クレアチンキナーゼの上昇(ランペルスら、ラボラトリー・インベ ンション、65(6)742−730、1991)を特徴とする。HIVはまたA ZTにより誘発されるのと同様な筋肉ミオパシーを生成し得る。AZTの細胞性 細胞毒性は、ミトコンドリア毒としてのその活性の一部に起因し得、ミトコンド リア鎖機能に不利に働く。 従って、原因となる機構が減少した生体エネルギー容量を改善するものは何で も、ATPを生成する細胞能力を改善する方法が必要である。本発明は、従って 、生体エネルギー疾患の作用の改善に特に有効である。 従って、本発明の一つの態様は、動物細胞内の細胞性ATP生成の促進法を意 図し、上記方法は動物に一定時間、および動物の細胞性酸化還元酵素系の活性お よび/または作用の増加またはあるいは上昇に十分な条件下で有効量のレドック ス化合物を投与することを含む。所望により、抗酸化剤および/またはウリジン (その機能的誘導体および/または前駆体を含む)も投与してもよい。酸化還元 酵素系の例はミドコンドリア電子輸送系を含む。 レドックス化合物の“有効量”は、動物細胞の1またはそれ以上の細胞性酸化 還元酵素系の活性および/または作用を増加しあるいは上昇を可能にするレドッ クス化合物の量である。単一レドックス化合物は投与し得、または多重化合物は 同時または連続して与え得る。動物は、好ましくはヒト、家畜動物(例えば馬、 牛、羊または山羊)、研究実験動物(例えばマウス、ラット、ウサギまたはモル モット)、ペット(例えば猫または犬)もしくは捕獲したまたは自由な野生動物 のような哺乳類である。最も好ましくは、動物はヒトである。 本発明の本態様は、特に加齢、全身または血管性疾患または化学療法に関連し た減少した生体エネルギー容量の作用の改善を指向する。 本発明の他の態様は、抗レトロウィルス剤を使用した動物の抗ウィルス治療に おける細胞毒性またはあるいは逆作用の改善法を指向し、本方法は上記抗レトロ ウィルス剤と同時または連続したレドックス化合物の投与を含む。所望により、 抗酸化剤および/またはウリジン(その機能的誘導体および/または前駆体を含 む)を投与してもよい。 “動物”は、一般的に上記定義の通りであり、最も好ましくはヒトである。レ ドックス化合物の有効量は、抗ウイルス治療の細胞毒性副作用を予防、減少また はあるいは改善するのに必要なものである。好ましくは、レドックス化合物の有 効量は、動物細胞内の細胞性酸化還元酵素系の活性および/または作用を増加ま たは上昇させる量である。 抗レトロウィルス剤は、ウィルス吸着、複製および/またはレトロウィルス生 存サイクル中の他の段階を阻害しうる分子および化学化合物の範囲を含む。好ま しい態様において、抗ウィルス剤はAZTまたは3’−アミノ−3’−デオキシ チミジン(AMT)である。細胞毒性作用は、AZTまたはAMTにより直接に またはその代謝物または汚染物質に起因し得る。 “連続または同時の投与”は、レドックス化合物および抗レトロウィルス剤の 両方を含む治療的レジメを意味する。連続投与は、両化合物が同じ組成物で共投 与できない場合に何れかの順番で起こる。例えば、レドックス化合物を経口で投 与し、抗レトロウィルス剤化合物を静脈内で投与し得る。あるいは、両方の化合 物を同じ経路で、秒、分、時間、日または週の適当な範囲の間隔の異なった時間 に投与し得る。連続投与は、例えばレドックス化合物の単一投与および抗レトロ ウィルス剤化合物の多重投与に及ぶ。 本発明の別の態様は、治療的に有効量のレドックス化合物および抗酸化剤と、 1またはそれ以上の薬理学的に許容可能な担体および/または希釈剤を含む医薬 組成物を提供する。抗酸化剤はフリー酸素ラジカルを掃除し、ビタミンE、カル テノイド、ビタミンCおよびコエンザイムQ10およびコエンザイムQ6のような イソピレノイド側鎖含有化合物を含むが、これらに限定はされない。イソピレノ イド側鎖は、 〔式中、nは1から40、好ましくは1から20および更に好ましくは1から1 0である。〕 で示され得る。Q10ではnは10、およびQ6ではnは6である。 更に別の態様において、本発明は治療的に有効量のレドックス化合物および抗 レトロウィルス剤を、1またはそれ以上の薬理学的に許容可能な担体および/ま たは希釈剤と共に含む。一般的に、抗レトロウィルス剤はAZTまたはAMTで ある。 本組成物は、上記のような抗酸化剤も含み得る。上記の両方の組成物は、ウリ ジンまたはその機能的誘導体および/または好適なその前駆体(例えばオロト酸 )を含み得る。 本明細書で使用する“レドックス化合物”の語は、還元および酸化反応を進行 することができ、還元および酸化状態の間を再循環することができる1またはそ れ以上の化合物に関する。 本発明における好適なレドックス化合物は、式(I) 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6 アルキル、C1−C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキル およびC1−C5ハロアルコキシからなる群から選択された置換基で置換され、又 はされていないH、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アル ケニル、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、C1−C10アルキル チオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオフェノキシであり 得る。〕 で示される化合物を含む。 好ましくは、R1〔式中、n、n1およびn2は各々1または2;n3は1−3;n4は0−40であ り、R5およびR6は、同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキルおよびC1− C5ハロアルコキシからなる列記で置換され、又はされないH、C1−C10アルキ ル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、 C1−C10アルキルチオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオ フェノキシであり得る。〕 である。 好ましくは、レドックス化合物は、式(II): 〔式中、R2はHまたはメチル;R3およびR4は同一または異なってメチルまた はメトキシ;およびR1(式中、n、n1およびn2は各々1または2、n3は2または3、R5はC1−C1 0 アルキル、C1−C10アルキニル、C1−C10アルコキシまたはC2−C10アルケ ニルを除く。)である。〕 で示される化合物である。 更に好ましくは、レドックス化合物は式(III): 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)〕 で示される化合物である。 あるいは、レドックス化合物は、式(IV): 〔式中、R1(式中、n−n5は各々上記式(III)で定義の通り。)〕 で示される化合物である。 好ましい実施態様において、式(I)−(IV)の化合物中のn4は0から20、更 に好ましくは0から10およびより更に好ましくは6から10である。最も好ま しい態様において、n4は10である。 他の好適なレドックス化合物は、所望により置換されていてもよいベンゾキノ ン、ナフトキノンおよび所望により置換されていてもよいナフトキノン(例えば ビタミンKシリーズ)、フラビン(例えばリボフラビン)、アスコルビン酸およ び他の還元酸、有機レドックス物質、無機レドックス物質(例えばフェリリアン 化カリウムのようなもの)等を含む。所望による置換基は、アミノ、ニトロ、ハ ロゲン(例えばF、Cl、BrおよびI)および直鎖または分枝鎖アルキルまた はアルコキシ基等から選択し得る。 細胞性ATP生成の促進におけるレドックス化合物の活性を評価するための簡 便なアッセイは、候補化合物を、ミトコンドリア酸化的リン酸化経由でATP合 成のできない哺乳類細胞(例えば、細胞をエチジウムブロミドの存在下で培養す ることにより生成されるいわゆる“ρ゜細胞”、キング・エム・ピーおよびアッ タルジー・ジー、サイエンス、246:500−503、1989)と共にインキュ ベーションすることを含む。このような細胞は、非ミトコンドリア呼吸系(例え ば解糖)を経由した細胞性ATP生成を促進する化合物と共に培養した場合のみ 、ミトコンドリア呼吸機能無しで成育できる。あるいは、細胞を、永久的または 一時的にミトコンドリア電子輸送/酸化的リン酸化活性の阻害を受けて使用でき る。一時的阻害細胞の例は、AZTで処理された細胞を含む。全体または一部ミ トコンドリア電子輸送/酸化的リン酸化活性を阻害されたそのような細胞は全て 、本明細書において、ATP生成減少能力を有すると呼ぶ。本発明の本態様によ り、細胞性ATP生成を促進するレドックス化合物のアッセイ法が提供され、該 方法は酸化的リン酸化によるATP合成能力の減少した動物細胞(例えば哺乳類 細胞)を、試験すべき化合物とともに、一定時間、および細胞の関連する成育の 制御に十分な条件下で(制御は休眠し続けまたは死亡し得る細胞を含む)インキ ュベーションすること、続いて上記細胞の成育を促進する化合物を選択すること を含む。好ましくは動物およびレドックス化合物は、上記記載の通りである。加 えて、抗酸化剤および/またはウリジン(その機能的誘導体および/または前駆 体を含む)を 本試験系に加え得る。 本発明の他の態様により、細胞性ATP生成を促進することができるレドック ス化合物のアッセイ法が提供され、該方法は候補の化合物を、酸化的リン酸化に よりATPを生成できない哺乳類細胞と共にインキュベートすること、その後、 それにより上記細胞の生体エネルギー容量を上方制御する化合物の細胞性ATP 生成の促進能力の指標として上記細胞の生存をアッセイすることを含む。 本発明の更に別の態様は、レドックス化合物として働くことが可能な式(I)− (IV)で示される化合物またはベンゾキノン、ナフトキノンまたはフラビンまたは 上記方法による測定で証明される他のレドックス化合物を意図する。 その上更に別の本発明の態様は、細胞性ATP生成を促進し、所望によりAZ Tまたは他の抗レトロウィルス剤を含む、抗レトロウィルス処置の細胞毒性効果 を改善するための医薬の製造におけるレドックス化合物の使用を提供する。抗酸 化剤および/またはウリジン(その機能的誘導体および/または前駆体を含む) もまた本医薬の製造において使用し得る。 細胞性ATPを促進しおよび/または抗レトロウィルス剤の作用を改善する所 望の効果を成し遂げるために必要なレドックス化合物の量は、多くの因子、特に 具体的な投与、具体的に使用するレドックス化合物の性質、投与経路および患者 の状態に依存するであろう。しかしながら、本発明の範囲を限定することなく、 一般的に、患者当たり一日当たり100μgから5000mgまたはそれ以上の一 日または1週間の容量が考えられる。更に好ましい容量は、患者当たり一日当た り10mgから300mgである。 投与されるレドックス化合物の具体的な容量は、上記のように処置すべき状態 、患者の状態および投与経路に依存するが、典型的には体重kg当たり一日当たり 10μgから50mg、更に好ましくは体重kg当たり一日当たり100μgから15 mg、より更に好ましくは体重kg当たり一日当たり1mgから10mgである。投与プ ロトコールおよび有効量は、抗レトロウィルス剤と同時または連続投与かどうか により、特に変化し得る。例えば、一日、二日または1週間または一月を基本に した多重投与をし得る。レドックス化合物がAZTと共に投与される場合、AZ T1 00μgから2000mgが、患者当たり一日、二日、1週間または一月当たり必 要であり得る。同量のAZTをレドックス化合物との連続投与の間使用する。ウ リジン化合物がまた投与される場合、患者当たり一日当たり100μgから20 00mgまたはそれ以上の範囲の量が投与される。 本発明に従って、1またはそれ以上の抗レトロウィルス化合物(例えばAZT )と共にまたは無しでレドックス化合物を投与するための医薬(以後、製剤と略 称)の製造において、抗レトロウィルス化合物と共にまたは無しでのレドックス 化合物は、典型的に、とりわけ1またはそれ以上の許容可能な担体および/また は希釈剤と混合する。担体は、もちろん、製剤中の他の成分と調和できる点で許 容可能でなければならず、患者に対して有毒であってはならない。担体は固体ま たは液体、または両方であり得、好ましくは、0.5%から95重量%の活性成 分を含み得る錠剤、例えば錠剤のような単位容量製剤として化合物と共に調剤さ れる。1またはそれ以上の活性成分と、本質的に所望により1またはそれ以上の 補助成分を含む成分を混合することを含む、調剤の周知の技術により製造し得る 本発明の製剤中に含まれ得る。 本発明の製剤は、経口、直腸、局所、バッカル(例えば舌下)、非経口(例え ば皮下、筋肉内、皮内または静脈内)および経皮投与に好適なものを含むが、投 与する場合の最も好適な経路は、処置する状態の激しさの性質および具体的に使 用する活性化合物の性質に依存する。 経口投与に好適な製剤は、各々あらかじめ決定した量の活性成分を含むカプセ ル、カシェー、糖衣剤または錠剤のような個別の単位;粉末または顆粒;水性ま たは非水性液体中の溶液または懸濁液;水中油型または油中水型エマルジョンと して存在し得る。このような製剤は活性成分および担体(上記のように1または それ以上の補助成分を含み得る)を関連するようにすることを含む、任意の好適 な調剤の方法で製造し得る。一般に、本発明の製剤は、活性成分を液体または微 細に分割した固体担体および/または希釈剤または両方と均質に親密に混合し、 必要であれば得られた混合物を形を整えることにより、製剤し得る。例えば、錠 剤は、活性成分、所望により1またはそれ以上の補助成分を含む粉末または顆粒 を圧縮または造形することにより製造し得る。 圧縮錠剤は、粉末または顆粒のような自由に流れる形の化合物を、所望により 結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤および/または界面活性および/または分散剤と 共に好適な機械で圧縮して製造し得る。造形錠剤は、不活性液体結合剤で湿らせ た粉末の化合物を、好適な機械中で造形することにより製造し得る。錠剤は、種 々の穀物等のような動物の食物中にまたはその一部として含まれ得る。 バッカル(舌下)投与に好適な製剤は、香味基剤、通常シュークロースおよび アカシアまたはトラカガント中の活性成分を含む糖衣錠;およびゼラチンおよび グリセリンまたはシュークロースおよびアカシアのような不活性基剤中の化合物 を含むトローチを含む。 非経口投与に好適な本発明の製剤は、簡便には活性成分の滅菌水性調製物を含 み、その調製物は好ましくは意図されたレシピにより血液と等張である。本調製 物は静脈内投与が好ましいが、皮下、筋肉内または皮内注射の手段でも有効に投 与し得る。 そのような調製物は、化合物を水又はグリシン緩衝液を混合し、得られる溶液 を血液と無菌及び脱イオンすることにより便利に調製しうる。本発明による注射 可能な製剤は、一般に0.1ないし5%のw/vの活性化合物を含む。 直腸投与に適した製剤は、単位用量座薬として与えるのが好ましい。これらは 活性化合物を一又はそれ以上の慣用の固体担体、例えばココアバターと混合し、 次いで得られる混合物を成型することにより調製しうる。 皮膚への局所投与に適した製剤は、好ましくは軟膏、クリーム、ローション、 ペースト、ゲル、スプレー、エアロゾル又はオイルの形を取る。用いられうる担 体は、バセリン、リノリン、ポリエチレングリコール、アルコール及びその二又 はそれ以上の組合せを含む。活性化合物は、一般に、0.1ないし15%w/w、 例えば0.5ないし2%w/wの濃度で存在する。 経皮的に適した製剤は、長期間レシピエントの表皮との接触を密接に保つ分離 性パッチで与えうる。そのようなパッチは、該活性化合物に関し、例えば0.1 −0.2M濃度の所望により緩衝化された水性溶液として活性化合物を適当に含 む。 又、経皮的投与に適した製剤は、イオン泳動法(例えばファーマシューティカ ル・リサーチ3(6)318,1986参照)により導出され、そして典型的には、活 性化合物の所望により緩衝化された水性溶液の形を取る。適当な製剤は、クエン 酸塩又はビス/トリス緩衝液(pH6)又はエタノール/水を含み、0.1ないし 0.2M活性成分を含む。直腸、局所、舌下及び経皮的投与に適した組成物は、 当分野でよく知られ、例えばレミントンズ・ファーマシューティカル・サイエン シズ(14版、フーバー.T.E.等、編集、マック・パブリッシング・カンパ ニー、イーストン,ペンシルバニア,1970)に記載される標準的製剤方法によっ て調製しうる。 本発明は、細胞不透過性レドックス化合物フェリシアニドがρ°細胞の成長及 び生存度を持続するのに用いうることを示した。フェリシアニドの成長修復作用 は、原形質膜NADHオキシダーゼ作用を含みうるNADH連結原形質膜オキシ ダーゼにより仲介されると信じられる。従って適当な細胞内NAD+レベルの連 続逆反応は、最終的にフェリシアニド作用により達成され、これはグリコリシス を可能にし、ミトコンドリアの呼吸性無能ρ°細胞の成長にATPを与える。他 のレドックス化合物は、細胞に透過性であれ、不透過性であれ、原形質膜オキシ ダーゼ系及び他の細胞オキシドレダクターゼ系による細胞ATP生成を増強する のに用いうる。 その活性が、レドックス化合物の存在下に増加されうる細胞オキシダーゼ系は 、原形質膜オキシダーゼ系及び他の細胞オキシダーゼ系を含む。 本発明は特に、例えば老化、血管又は全身性疾患或は以下の化学治療により生 じる生体エネルギー疾患の影響の修復に向けられる。ミトコンドリア呼吸連鎖機 能の分配(distruption)と関連する疾患は、mtDNAの変化から生じる疾患、例 えばレバース病、遺伝性視神経病並びに脳ミオパシー乳酸アシドーシス、発作様 エピソード、慢性進行性外眼疾患、カーンス−セイル症候群、ピアソン骨髄/膵 臓症候群及び種々の心筋症となりうる体細胞mtDNA変異を含む)。本発明の方 法及び組成物により処置しうる他の状態は、パーキンソン病及び他の神経細胞病 並びにアルツハイマー病を含む。又、血管及び全身性疾患は、心臓の状態、例え ば心不全、発作及びII型糖尿病を含む。本発明のレドックス化合物は、幾つかの レトロウイルス剤、例えばAZTの推定ミトコンドリア毒性効果を回復しうる。 従って、本発明の他の局面は、抗レトロウイルス剤とレドックス化合物を所望 により製薬上許容されうる担体及び/又は希釈剤と共に含むHIV感染の処置の ための医薬の製造法を意図する。好ましくは、抗レトロウイルス剤はAZTであ る。抗酸化剤及び/又はウリジンも要求されうる。 本発明による医薬の製造において、レドックス化合物及び例えばAZTは、典 型的には許容されうる担体及び/又は希釈剤と混合する。担体及び/又は希釈剤 は、製剤中の他の成分と適合性であるという意味で許容され得なければならず、 又、患者に対し有害であってはならない。担体は、固体又は液体、或は両者であ り得、好ましくは、単位投与量製剤、例えば0.5ないし95重量%の活性化合 物を含みうる錠剤として化合物を含んで製剤化される。 本発明の他の局面によれば、そのような処置が必要な患者に、治療に有効なA ZT及びレドックス化合物を投与することを含む、AZTの細胞傷害性影響を修 復する方法を提供する。好ましくは、AZT及びレドックス化合物は、HIV感 染の処置のための患者に投与される。 AZT及びレドックス化合物は、患者に(a)同時に(所望により通常の担体に 2つの化合物を一緒に製剤することにより)又は(b)通常の処置スケジュール経 過の間に異なる時間に、投与しうる。後者の場合、2つの化合物は十分に近い時 間に投与して意図した治療効果を達成することができる。 AZT及びレドックス化合物は、単一組成物の形で投与されるし、経口、直腸 、局所、舌下、非経口及び経皮投与に適した製剤を既に述べたように調製しうる 。 AZTは、慣用的に行われる方法及び量で投与しうる。好ましくは、AZTの 有効量は、1日当り250から7000mg又はそれ以上、より好ましくは500 ないし1000mgの1日投与量を含む。レドックス化合物の有効量は、1日当り 100μgないし1000mg又はそれ以上、好ましくは1日当り1mgないし50 0mgを含む。患者に投与されるAZT又はレドックス化合物の量は、本発明で限 定しているのではなく、むしろ本発明は、例えばHIV感染に掛かっている患者 に、HIV感染の調整での全体の処置スケジュールの一部として治療に有効であ る量のAZTを、及びAZT、その代謝物(例えばAMT)又はそれらの内の不 純物の細胞傷害性影響を修復するのに有効な量のレドックス化合物を、投与する ことを含むことを理解すべきである。 AZTによる慣用処置は長期間にわたる毎日用量のAZTを含むので、本発明 の方法は、又、有効量のAZT及び治療に有効な量のレドックス化合物の長期間 毎日投与(例えば1ないし12カ月又はそれ以上)を含む。 AZTは酸化/リン酸化系及びミトコンドリアマトリックスのガンマ−DNA ポリメラーゼを阻害することによるミトコンドリア呼吸性鎖のコンプレックスI 、III及びIVの活性に影響を及ぼし、それによりミトコンドリアゲノムの遺伝子 生成物のミトコンドリアを事実上枯渇させるミトコンドリア毒である。AZT( 及びその不純物及び代謝物)は、細胞の能力に影響を及ぼして結果的に細胞機能 障害に、そして又、細胞死に至らしめるATPを生成する。 レドックス化合物がAZT(又はその不純物又は代謝物)の細胞傷害性影響を 修復する正確な機構(複数もあり)は明らかでない。作用の如何なる特別な理論 又はモードに限定されることなく、本発明者等は、レドックス化合物が、(a)原 形質膜又は他の細胞オキシダーゼ系の活性を増加して(NADHから)NAD+ を生成させることの/又はそれ以上によりAZTの細胞傷害性影響を修復しうる 。次いでNAD+は細胞内で解糖させてATPを生成する;(b)レドックス化合物 、例えばコエンザイムQ10は、ミトコンドリア内で電子輸送と酸化的リン酸化を 助けてATP生成を促進する。 本発明の他の局面では、患者に治療的に有効量の明細書で述べたようなレドッ クス化合物を投与することを含む。ミトコンドリア毒(例えばAZT、ヌクレオ シド薬物、抗腫瘍化合物、抗菌及び抗ウイルス化合物等)の影響を修復する方法 を提供する。レドックス化合物は、ミトコンドリア毒が治療利益を有する状況で はミトコンドリア毒素と共に投与しうる。 本発明の本局面は、培養でのヒト細胞の成育に対するAZTの影響を調べるイ ンビトロ実験を引用して、以下に記載する。本モデルは、もちろん個々の細胞と 比較される、組織及び器管のレベルで、インビボで繰り返されるAZTの細胞毒 性に直接的洞察を提供する。 本発明は男性不妊症の処置でのウリジン(及びその官能性誘導体又はプレカー サー)及び/又は抗酸化剤を存在させ或は存在させない、一又はそれ以上のレド ックス化合物の用途に及ぶ。しばしば男性不妊症は、精子の低又は減少可動性の 結果として生じる。従って本発明に従って男性患者を処置することにより、生体 エネルギー欠損の影響を修復でき、それにより精子可動性の増加を可能にする。 本発明は以下の非限定図面及び実施例を引用してさらに記載される。 図面中、 図1は、レドックス化合物を用いるヒトρ°細胞の救済を示すグラフ表示であ る。生存可能細胞の総数(×105)を培養日数に対してプロットする。 (a) ρ°細胞を栄養培地(●)およびピルビン酸塩を含む栄養培地(▲)、フェ リシアニドを含む栄養培地(■)、およびジフェリクトランスフェリン(○)を含む 栄養培地でインキュベートし、(b) ρ°細胞を栄養培地(●)、Q10(▲)、Q10c (▼)、Q6c(■)、Q4c(□)およびQ3c(○)およびQ6(○)でインキュベートした 。 図2は、ヒトナマルワ細胞の成長におけるAZTの効果を示すグラフ表示であ る。ml当たりの細胞数(×105)を培養日数に対してプロットする。細胞をA ZTなしで(●対照)、および10μg/mlAZT(▲)、10μg/mlAZT(■)およ び100μg/mlAZT(▼)の存在下でインキュベートした。 図3は、ヒトナマルワ細胞の成長におけるAMTの効果を示すグラフ表示であ る。ml当たりの細胞数(×105)を培養日数に対してプロットする。細胞をA MTなしで(●対照)、および1μg/mlAMT(▲)、10μg/mlAMT(■)および 100μg/mlAMT(▼)の存在下でインキュベートした。 図4は、AZTの存在下で成長させたヒトナマルワ細胞のQ10レドックス救済 を示すグラフ表示である。ml当たりの細胞数(×105)を培養日数に対してプ ロットする。細胞をAZTなしで(●対照)、および100μg/mlAZTおよび1 0μg/mlQ10(□)および100μg/mlAZT(■)中でインキュベートした。 図5は、AMTの存在下で成長させたヒトナマルワ細胞のQ10レドックス救済 を示すグラフ表示である。ml当たりの細胞数(×105)を培養日数に対してプ ロットする。細胞をAMTなしで(●対照)、および100μg/mlAMTおよび1 0μg/mlQ10(□)および100μg/mlAMT(■)中でインキュベートした。 図6は、若成体ラット(太線、n=3)、老齢ラット(破線、n=10)およ び老齢Q10処理ラット(点線、n=7)由来のヒラメ筋の平均疲労プロフィール のグラフ表示である。 実施例1 ヒトナマルワ細胞を10%v/v胎児子牛血清とウリジン(50μg/ml)を補足 し たRPMI−1640中で培養した。ピルビン酸塩、フェリシアニド、ジフェリ クトランスフェリン、補酵素類Q10、Q10c、Q6、Q6c、Q4cおよびQ3c(以後 、それぞれ“Q10”、“Q10c”、“Q6”、“Q6c”、“Q4c”および“Q3c” として表す)をそれぞれ、最終濃度1mM、100μM、10μg/ml、12μM 、10μM、10μM、5μM、10μMおよびμ10Mまで加えた。フェロシ アニドをフェリシアニドの代わりに用いても良い。 ρ°細胞を、デシャージン等、モレキュラー・セル・オブ・バイオロジー、5 巻、1163−1169頁、1985年およびキングおよびアタージ、サイエン ス、246巻、500−503頁、1989年の方法に従い、エチジウムブロマ イドで長期間処理することにより、得た。 図1に示したように、栄養培地の存在下でインキュベートしたρ°細胞は、生 存能力がなく、培養7日にわたり測定可能な細胞数増加が見られなかった。全く 対照的に、レドックス化合物100μMフェリシアニドおよびQ10−Q3cでイン キュベートしたρ°細胞は、全て、前記のレドックス化合物により細胞ATPレ ベルが増加した結果として、7日のインキュベーション期間にわたり生存可能細 胞の顕著な成長が見られた。 哺乳類細胞は、フェリシアニドに対し不浸透性であり(クレーン等、B.B.A .、811巻、233−264頁、1985年)、従って、ρ°細胞におけるフ ェリシアニドの成長回復作用は、この化合物を能率良い外部電子アクセプターと して利用し、細胞NADレベルを創製するNADH結合原形質膜レドックス酵素 により媒介されるようである。従って、適切な細胞内NADレベルの連続回復は 、フェリシアニドが細胞に外部的に作用し、これにより解糖が起こって、ミトコ ンドリア呼吸不全のρ°細胞を成長させるためのATPを与えることにより達成 される。 Q10が、ρ°細胞を好気性条件下で成長させる能力は、Q10作用の一様態が、 原形質膜結合NADH脱水素酵素または酸化酵素に対し電子アクセプターとして 働き得ることを示している。呼吸電子伝達は、ρ°細胞においては、非機能的で あるので、Q10およびQ3cは、この状況では、損傷した酸化的リン酸化を回復す るバイパス試薬として働くことが出来ないことから、レドックスシンクとして働 き、細胞質NADを創製する(フェリシアニドのように)。 ρ°細胞によって例示されるようなミトコンドリアリア損傷細胞モデルは、生 体エネルギー欠乏の細胞検出の強力な手段である。これらの細胞におけるATP 生産の保持/増加は、動物におけるイン・ビボで増加させることができる。した がって、レドックス化合物は、その生エネルギーの要求に適合できない細胞の治 療に使用することができ、よって、老化の治療や、ミトコンドリア酸化的リン酸 化を遮断するミトコンドリアリア中毒剤の軽減作用や、ミトコンドリアリア酸化 的リン酸化の機能停止または機能不全に関連する疾患状態の治療に使用すること ができる。 実施例2 実施例1記載のようなRPMI−1640増殖培地においてヒトナマルワ細胞 を培養した。 AZTおよびAMTを増殖培養物へ種々の濃度で添加し、生存細胞をトリパン ・ブルー・エックスクルージョン・アッセイ(trypn blue exclusion assay)で測 定した。 図2は、AZTのナマルワ細胞の増殖に対する作用を示す。コントロール細胞 は培養培地での培養で期待されたような指数方法で分裂した。濃度10μg/ml 、100μg/mlおよび500μg/mlのAZTは生存細胞の数を減少させた。濃 度10μg/mlでは、細胞数は増加したが、培養の5日後プラトー状態になった 。濃度100μg/mlのAZTでは、培養物中の細胞数は比較的一定のままであ った。500μg/mlのAZTでは、培養5日後に残存生存細胞は存在せず、よ ってAZTは著しい細胞毒性を示した。 図3は、AMTのヒト・ナマルワ細胞培養に対する、AMT、AZT代謝産物 およびAZT組成物中に存在しうる不純物による効果を示す。図3から明白なよ うに、AMTは、濃度10μg/mlおよび100μg/mlで著しい細胞毒性を示す 。よって、図2に示したデータと比較すると、AMTはAZTよりもより大きな オーダーの毒性を示す。 図4は、ヒト・ナマルワ細胞におけるAZTの毒性作用の軽減を示す。濃度1 00μg/mlで、AZTは明確な細胞毒性を示す。しかし、細胞をQ1010μg/ mlとの組み合わせでAZT100μg/mlとともにインキュベートした場合、A ZTの毒性作用は、改善され、生存として評価される細胞の割合が著しくなるが 、この結果はAZT不存在でインキュベートした対照細胞とほぼ等しい。 図4と同様な結果は、レドックス化合物Q10がナマルワ細胞におけるAMTの 細胞毒性作用を緩和する図5に示される。AMT10μg/mlは著しい細胞毒性 を示す。しかし、Q1010μg/mlの存在では、AMT10μg/mlの細胞毒性作 用は、AMT不存在下にインキュベートされた対照細胞と同様な方法でナマルワ 細胞が培養物中に分割され生存したままであるように、逆転または緩和される。 本発明の式(I)〜(IV)の範囲内の有用なレドックス化合物の例示を、以下の実 施例3〜14に示す。 実施例3 2,3-ジメトキシ-5-メチル-6-プロプ-2’-エニル-1,4-ベンゾキノン 実施例4 2,3−ジメトキシ-5-メチル-6-(1’-メトイルプロプ-2’-エニル-1, 4-ベンゾキノン 実施例5 6−()−ブタノール−エニル−2,3-ジメトキシ−5−メチル−1,4− ベンゾキノン 実施例6 2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−(3’−メチルブト−2’−エニル) −1,4−ベンゾキノン 実施例7 2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−(2’−(),4’−()−1’−メ チルペンタ−2’,4’−ジエニル)−1,4−ベンゾキノン 実施例8 2,3−ジメトキシ−6−(2’−(),4’−()−へキサ−2’,4’− ジエニル)−5−メチル−1,4−ベンゾキノン 実施例9 2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−プロピル−1,4−ベンゾキノン 実施例10 2,3−ジメトキシ−6−ヘキシル−5−メチル−1,4−ベンゾキノン 実施例11 2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−ノニル−1,4−ベンゾキノン 実施例12 6−デシル−2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノン 実施例13 ウビキノン−6 実施例14 ウビキノン−10 実施例15 本発明の有用な化合物は以下の動物モデルにおいて処理することができる。 年令約26月のスプラーグ・ドウリイ・ラットを用いる。実験は、ヒラメ筋を 用い、イン・ビボの条件下で行う。この筋肉は、タイプI線維85〜90%およ びタイプIIA線維10〜15%を含んでいるため、これを選択した。タイプI線 維は、緩慢なけいれんを示し、高ミトコンドリア密度であり、また通常高い疲労 耐性を示す。タイプIIA線維は、急激なけいれんを示し、比較的高いミトコンド リアであり、また疲労耐性を示す。別の有用な骨格筋肉は内側はい腹筋である。 ヒラメ筋に類似の内側はい腹筋は果関節筋であるが著しく異なるタイプの組成で ある。これは、主としてタイプIIAとIIB(急激なけいれんおよび疲労性)およ び低い割合のタイプI線維を含む。よって、ヒラメ筋は高い疲労耐性の骨格筋肉 である一方、内側はい腹筋は身体の大多数の筋肉のより代表例に近い。 ヒラメ筋および内側はい腹筋をイン・ビボで麻酔したラットを用いて調べた( 4ml/体重1kg、25W/V%溶液中ウレタン、新たに調製、腹腔内投与)。筋肉 を、 その神経を介し、無傷の血液供給により温度35℃で刺激した。記録の条件は最 適な長さに設定した筋肉に応じて相異する。基本的相異の収縮特性を測定し、次 いで筋肉を、8000秒までの期間、毎秒33msの40Hz(即ち、1/3秒の 刺激と2/3秒の停止からなる定期サイクル)で刺激した。収縮応答および筋肉 の筋電図検査信号をテープに記録し、選択した記録をコンピューター・ベース・ データ・ロッギング・システムにより線としてとらえた。 実施例16 動物モデルで年令による持続及び機能能力の減少を測定するため、6カ月の若 年動物と老令動物(約26カ月)由来の筋肉の間で比較を行った。 予備的結果(図6)は、2時間を上回る期間、延長した反復刺激(毎秒40H z、330ms)の後、若年ラットヒラメ筋により示された最初の力の約70%に 速やかに減少したことを示す。次いでこのレベルの力は、刺激の間維持される。 しかしながら老年動物では、力の最初の減少がもっと大きく(最初の力の約40 %)、その後、減少を続けた。4週間、毎日腹腔内注射によりコエンザイムQ10 で処置した24−26月のラットから得られた結果は、コエンザイムQ10が、力 の最初の減少を防止することはできないけれども、力の進行する減少は首尾よく 防止し得たことを示す(図6)。本実験で、Q10は2mg/kg/日 HCO−60 溶媒中の用量レベルで投与し、これは、ヒトミトコンドリア疾患患者により受入 れられる経口用量レベルに相当する。腹腔内ルートの投与は、経口ルートよりも むしろ用いられ、化合物の高吸収を達成するのを確実にする。 実施例17 予備実験では、本発明者等は、4週間の間、10mg/kg/日 (HIV陽性且 つAIDS患者に与えられる経口投与量レベルに相当する)の用量レベルで腹腔 内注射によりAZTを投与することは、反復刺激に対するヒラメ筋の収縮反応を ほとんど完全に終止させることを示した。動物は正常であるように見え、又、餌 を食べ、毛づくろいすることができた。骨格筋実行での減少に対するAZT処置 の影響をさらに研究するため、ラットをコエンザイムQ10(2mg/kg/日)及び AZT(10mg/kg/日)で付随的に処置する。骨格筋の反応は、1、2及び4 週でそれぞれ研究する。別のグループのラットは、Q10及びAZTによる混合処 置前、4週間Q10のみを受ける。これらの動物は12のグループで、1、2及び 4週でそれぞれ研究する。動物は又、AZT及びHCO−60(Q10担体)を1 、2及び4週の間それぞれ受け、最初の2グループについてはコントロール群と して用いる。 実施例18 本発明によって心臓外科手術の誘発虚血の前又は間、レドックス化合物による 患者の処置が初老心筋層の虚血及び再灌流に対するトレランスを改善することを 意図する。心臓外科手術の間の誘発停止(心臓麻痺)は、心臓麻痺後の回復期間 、酸素消費、代謝効率及びエネルギー供給を生ずる。 誘発虚血の前又は間にレドックス化合物により処置が初老心筋層の虚血傷害に 対するトレランスを改善するかどうかを測定する。分離作業心臓装置でクレブ緩 衝液を灌流したラットの耳で実施しうる。特別な試薬の防止効果が確認されると 、本試薬は次いで開放性心臓外科手術の間に用いたように心肺機械で血液を灌流 した若及び老グレーハウンド犬でさらに試験する。 ヒト心臓組織も研究しうる。最近の開発は、心筋収縮機能の評価に用いること ができるヒト及び心房壁、心房柱からの、並びに乳頭筋肉からの薄心筋細片の調 製品を可能にする。そのような少量の筋肉調製品(ムリーリ等、サーキュレーシ ョン・リサーチ、65,1441−1444,1989)のうまく行く応用への鍵は、解剖の 間、心臓組織を機能的且つ構造的に保護し、断面1mm2以下の機能的ヒト心筋層 細片の分離を可能にする2,3−ブタンジオンモノキシム(BDM)の使用であ る。これらの細片は器管浴に設置することができ、次いで動力変換器に供給し、 電気的に刺激して収縮を誘発させる。次いでこれらの細片は、調節条件下、低酸 素症及び急速電気刺激により誘発される高作業負荷を含む種々のストレスに付す ことができる。本発明により、器管浴に含まれたレドックス化合物の効力は、抗 酸化剤及び/又はウリジン(或はその誘導体又は前駆体)を存在させ又は存在さ せることなく、これらのストレスに付された心筋層細片について評価できる。 当業者は、ここに記載された発明が、特別に記載されたもの以外の変更及び修 飾を推測しうることを識別するであろう。本発明は、その精神及び範囲内にある 全てのそのような変更及び修飾を含むことを理解すべきである。本発明は又、本 明細書に個々に又は集合的に引用され又は示される全ての段階、特徴、組成物或 は化合物並びに全ての2又はそれ以上の該段階又は特徴のいずれかの、又は全て の組合せをも含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12Q 1/02 6807−4B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,JP,US (72)発明者 マーティナス、リャン・デニス オーストラリア連邦3143 ビクトリア、ア ーマデール、アーマデール・ストリート 3/15番 (72)発明者 バイラント、フランコイス オーストラリア連邦3020 ビクトリア、サ ンシャイン、マーンダ・ストリート 40 番、フラット4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.動物に一定時間、および動物の細胞性酸化還元酵素系の活性および/また は作用の増加またはあるいは上昇に十分な条件下で有効量のレドックス化合物投 与することを含む、動物細胞内の細胞ATP生成の促進法。 2.動物がヒト、家畜動物、研究実験動物、ぺットもしくは捕獲したまたは自 由な野生動物からなる群から選択された哺乳類である、請求項1記載の方法。 3.動物がヒトである、請求項1記載の方法。 4.レドックス化合物がベンゾキノン、置換べンゾキノン、ナフトキノン、置 換ナフトキノン、フラビン、アスコルビン酸、有機レドックス物質、無機レドッ クス物質、ユビキノンおよびプラストキノンからなる群から選択された、請求項 1ないし3のいずれ一つの記載の方法。 5.レドックス化合物がユビキノンまたはプラストキノンである、請求項4記 載の方法。 6.レドックス化合物が、構造 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6 アルキル、C1−C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキル およびC1−C5ハロアルコキシからなる群から選択された置換基で置換され、又 はされないH、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C2−C20アルケニ ル、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、C1−C10アルキルチオ 、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキまたは、チオフェノキシであり 得る。〕 を有する式(I)の化合物である、請求項4記載の方法。 7.R1〔式中、n、n1およびn2は各々1または2;n3は1−3;n4は0−40であ り、R5およびR6は、同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキルおよびC1− C5ハロアルコキシからなる列記で置換され、又はされないH、C1−C10アルキ ル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、 C1−C10アルキルチオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオ フェノキシであり得る。〕 である、請求項6記載の方法。 8.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R2はHまたはメチル;R3およびR4は同一または異なってメチルまた はメトキシ;およびR1(式中、n、n1およびn2は各々1または2、n3は2または3、そしてn4は0 −40であり、R6はHで、R5はC1−C10アルキル、C1−C10アルキニル、C1 −C10アルコキシまたはC2−C10アルケニルである。)である。〕 を有する式(II)の化合物である、請求項6記載の方法。 9.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)〕 を有する式(III)の化合物である、請求項6記載の方法。 10.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)である〕。 を有する式(IV)の化合物である、請求項6記載の方法。 11.レドックス化合物の有効量が体重kg当たり一日当たり約10μgから約 50mgである、請求項1記載の方法。 12.レドックス化合物の有効量が体重kg当たり一日当たり約100μgから 約15mgである、請求項11記載の方法。 13.有効量のウリジンまたはその機能的誘導体または前駆体および/または 抗酸化剤の投与を更に含む、請求項1または4または6に記載の方法。 14.老化、全身または血管性疾患または化学療法に関連した減少した生体エ ネルギー能力の作用を改善するための、請求項1または4または6に記載の方法 。 15.酸化的リン酸化によるATP合成能力の減少した動物細胞を、試験すべ き化合物とともに、一定期間、および細胞の関連する成育を制御するのに十分な 条件下で(制御は休眠し続けまたは死亡し得る細胞を含む)インキュベーション し、続いて上記細胞の成育を促進する化合物の選択を含む、細胞ATP生成を促 進するレドックス化合物のアッセイ法。 16.動物細胞がヒト細胞、家畜動物細胞、研究実験動物細胞、ぺット細胞お よび捕獲したまたは自由な野生動物細胞からなる群から選択される、請求項15 記載の方法。 17.細胞がヒト細胞である、請求項15記載の方法。 18.ヒト細胞がヒトナマルバ細胞である、請求項17記載の方法。 19.上記動物細胞を、抗酸化剤および/またはウリジンまたはその官能性誘 導体または前駆体と共にインキュベーションすることを更に含む、請求項15記 載の方法。 20.請求項15に記載の方法で同定されるレドックス化合物。 21.ベンゾキノン、置換ベンゾキノン、ナフトキノン、置換ナフトキノン、 フラビン、アスコルビン酸、有機レドックス物質、無機レドックス物質、ユビキ ノンおよびプラストキノンからなる群から選択された、請求項20に記載のレド ックス化合物。 22.レドックス化合物がユビキノンまたはプラストキノンである、請求項2 1記載のレドックス化合物。 23.レドックス化合物が、構造 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6 アルキル、C1−C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキル およびC1−C5ハロアルコキシからなる群から選択された置換基で置換され、又 はされないH、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルケニ ル、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、C1−C10アルキルチオ 、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキまたは、チオフェノキシであり 得る。〕 を有する式(I)の化合物である、請求項21記載の方法。 24.R1〔式中、n、n1およびn2は各々1または2;n3は1−3;n4は0−40であ り、R5およびR6は、同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキルおよびC1− C5ハロアルコキシからなる列記で置換され、又はされないH、C1−C10アルキ ル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、 C1−C10アルキルチオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオ フェノキシであり得る。〕 である、請求項23記載のレドックス化合物。 25.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R2はHまたはメチル;R3およびR4は同一または異なってメチルまた はメトキシ;およびR1(式中、n、n1およびn2は各々1または2、n3は2または3、n4は0−40 であり、R6はHである、そしてR5はC1−C10アルキル、C1−C10アルキニル 、C1−C10アルコキシまたはC2−C10アルケニルである。)である。〕 を有する式(II)の化合物である、請求項23記載のレドックス化合物。 26.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)〕 を有する式(III)の化合物である、請求項23記載のレドックス化合物。 27.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)である。〕 を有する式(IV)の化合物である、請求項23記載のレドックス化合物。 28.レドックス化合物と抗レトロウイルス剤を連続または同時に投与するこ とを含む、抗レトロウイルス剤を使用している動物における細胞毒性または他の 抗ウィルス治療の不利な作用の改善法。 29.抗レトロウイルス剤がAZTである、請求項28記載の方法。 30.動物がヒト、家畜動物、研究実験動物、ペット及び捕獲したまたは自由 な野生動物からなる群から選択される、請求項28記載の方法。 31.動物がヒトである、請求項30記載の方法。 32.レドックス化合物がベンゾキノン、置換ベンゾキノン、ナフトキノン、 置換ナフトキノン、フラビン、アスコルビン酸、有機レドックス物質、無機レド ックス物質、ユビキノンおよびプラストキノンからなる群から選択される、請求 項28または29に記載の方法。 33.抗−酸化剤および/またはウリジンまたはその官能性誘導体または前駆 体の連続または同時投与を更に含む、請求項28記載の方法。 34.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6 アルキル、C1−C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキル およびC1−C5ハロアルコキシからなる群から選択された置換基で置換され、又 はされないH、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルケニ ル、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、C1−C10アルキルチオ 、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキ、チオフェノキシであり得る。 〕 を有する式(I)の化合物である、請求項32記載の方法。 35.R1〔式中、n、n1およびn2は各々1または2;n3は1−3;n4は0−40であ り、R5およびR6は、同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキルおよびC1− C5ハロアルコキシからなる列記で置換され、又はされないH、C1−C10アルキ ル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、 C1−C10アルキルチオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオ フェノキシであり得る。〕 である、請求項34記載の方法。 36.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R2はHまたはメチル;R3およびR4は同一または異なってメチルまた はメトキシ;およびR1(式中、n、n1およびn2は各々1または2、n3は2または3、そしてn4は0 −40であり、R6はHで、R5はC1−C10アルキル、C1−C10アルキニル、C1 −C10アルコキシまたはC2−C10アルケニルである。)である。〕 を有する式(II)の化合物である、請求項34記載の方法。 37.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)〕 を有する式(III)の化合物である、請求項34記載の方法。 38.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1(式中、nは1または2;n1は1または2;n2は0または1;n3は2または 3;n4は0−40;およびn5は2または3である。)である〕。 を有する式(IV)の化合物である、請求項34記載の方法。 39.レドックス化合物および、抗酸化剤、抗レトロウィルス剤およびウリジ ンまたはその官能性誘導体および/または前駆体から選択された第2化合物並び に1またはそれ以上の薬学上許容しうる担体および/または希釈剤を含む、医薬 組成物。 40.抗レトロウィルス剤がAZTである、請求項39記載の組成物。 41.レドックス化合物がベンゾキノン、置換べンゾキノン、ナフトキノン、 置換ナフトキノン、フラビン、アスコルビン酸、有機レドックス物質、無機レド ックス物質、ユビキノンおよびプラストキノンからなる群から選択される、請求 項39記載の組成物。 42.レドックス化合物がユビキノンまたはプラストキノンである、請求項4 1記載の組成物。 43.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6 アルキル、C1−C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキル およびC1−C5ハロアルコキシからなる群から選択された置換基で置換され、又 はされないH、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルケニ ル、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、C1−C10アルキルチオ 、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキ、チオフェノキシであり得る。 〕 を有する式(I)の化合物である、請求項41記載の方法。 44.R1〔式中、n、n1およびn2は各々1または2;n3は1−3;n4は0−40であ り、R5およびR6は、同一または異なって各々ハロゲン、C1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、C1−C6ハロアルキルおよびC1− C5ハロアルコキシからなる列記で置換され、又はされないH、C1−C10アルキ ル、C1−C10アルコキシ、C2−C10アルキニル、C3−C10シクロアルキル、 C1−C10アルキルチオ、C1−C10ハロアルキル、フェニル、フェノキシ、チオ フェノキシであり得る。〕 である、請求項43記載の方法。 45.レドックス化合物が、構造: 〔式中、R2はHまたはメチル:R3およびR4は同一または異なってメチルまた はメトキシ;およびR1はR6がHでR5がC1−C10アルキニル、C1−C10アル キニル、C1−C10アルコキシまたはC2−C10アルケニルであること以外、前記 規定と同じである。〕 を有する式(II)の化合物である、請求項43記載の方法。 46.レドックス化合物が、構造 〔式中、R1(式中、nは1又は2である。n1は1又は2である。n2は0又は1である。n3 は2又は3である。n4は0−40である。そしてn5は2又は3である。)で ある。〕 を有する式(III)の化合物である、請求項43の方法。 47.レドックス化合物が、構造 〔式中、R1(式中、nは1又は2である。n1は1又は2である。n2は0又は1である。n3 は2又は3である。n4は0−40である。そしてn5は2又は3である。)で ある。〕 を有する式(IV)の化合物である、請求項43の方法。 48.細胞ATP生成の増強のための試薬の製造でのレドックス化合物の用途 。 49.AZT療法の細胞傷害性副作用を修復するための医薬の製造におけるレ ドックス化合物及びAZTの用途。 50.抗酸化剤或はウリジン又はその官能性誘導体又は前駆体をさらに含む、 請求項48又は49の用途。
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