JPH0848784A - ケイ素系高分子化合物及びその製造方法 - Google Patents
ケイ素系高分子化合物及びその製造方法Info
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- JPH0848784A JPH0848784A JP18576294A JP18576294A JPH0848784A JP H0848784 A JPH0848784 A JP H0848784A JP 18576294 A JP18576294 A JP 18576294A JP 18576294 A JP18576294 A JP 18576294A JP H0848784 A JPH0848784 A JP H0848784A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱性に優れたケイ素系高分子化合物及びその
製造方法を提供する。 【構成】一般式(1)で表される単位及び一般式(2)
で表される単位からなり、重量平均分子量が500以上
であるケイ素系高分子化合物。
製造方法を提供する。 【構成】一般式(1)で表される単位及び一般式(2)
で表される単位からなり、重量平均分子量が500以上
であるケイ素系高分子化合物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性、光反応性及び
耐熱性などに優れた機能材料として有用なケイ素系高分
子化合物及びその製造方法に関する。
耐熱性などに優れた機能材料として有用なケイ素系高分
子化合物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主鎖にアセチレンユニットを
有するケイ素系高分子は幾つか合成されてきた。例え
ば、Westらは、1,2−ジエチニルジシランと2当
量のn−ブチルリチウムを作用させてジリチウム化合物
を調製し、続いて1,2−ジクロロジシランと反応させ
ることにより、ポリ(ジシラニレンエチニレン)を合成
している〔West,R.et al. Macromolecules 23,1298(199
0)〕。
有するケイ素系高分子は幾つか合成されてきた。例え
ば、Westらは、1,2−ジエチニルジシランと2当
量のn−ブチルリチウムを作用させてジリチウム化合物
を調製し、続いて1,2−ジクロロジシランと反応させ
ることにより、ポリ(ジシラニレンエチニレン)を合成
している〔West,R.et al. Macromolecules 23,1298(199
0)〕。
【0003】また、ジアセチレン骨格を含むケイ素系高
分子としては、石川らあるいはBartonらが、ビス
(トリメチルシリル)ブタジインをメチルリチウムで処
理して得られるジリチウム化合物を、1,2−ジクロロ
ジシランと反応させることにより、ポリ(ジシラニレン
ブタジイン)を合成している〔Ishikawa,M.et al. J.Or
ganomet.Chem.38,C57 (1990)、又は、Barton,T.J.Macro
molecules 23,4458(1990) 〕。
分子としては、石川らあるいはBartonらが、ビス
(トリメチルシリル)ブタジインをメチルリチウムで処
理して得られるジリチウム化合物を、1,2−ジクロロ
ジシランと反応させることにより、ポリ(ジシラニレン
ブタジイン)を合成している〔Ishikawa,M.et al. J.Or
ganomet.Chem.38,C57 (1990)、又は、Barton,T.J.Macro
molecules 23,4458(1990) 〕。
【0004】一方、主鎖にジエチニルベンゼンユニット
を有するケイ素系高分子としては、Risenらが、p
−ジエチニルベンゼンからジアニオンを調製し、続いて
メチルジクロロシランと反応させることにより、ポリ
〔(ジメチルシリレン)−p−ジエチニルフェニレン〕
を合成している〔Riesen,W.M. J.Organomet.Chem.260,1
71 (1984) 〕。
を有するケイ素系高分子としては、Risenらが、p
−ジエチニルベンゼンからジアニオンを調製し、続いて
メチルジクロロシランと反応させることにより、ポリ
〔(ジメチルシリレン)−p−ジエチニルフェニレン〕
を合成している〔Riesen,W.M. J.Organomet.Chem.260,1
71 (1984) 〕。
【0005】しかしながら、上記ケイ素系高分子は、い
ずれも十分な耐熱性が得られないという問題点があっ
た。
ずれも十分な耐熱性が得られないという問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み、耐熱性に優れたケイ素系高分子化合物及びその製
造方法を提供することを目的とする。
鑑み、耐熱性に優れたケイ素系高分子化合物及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケイ素系高分子
化合物は、一般式(1)及び(2)で表される単位から
なるケイ素系ネットワーク型高分子である。
化合物は、一般式(1)及び(2)で表される単位から
なるケイ素系ネットワーク型高分子である。
【0008】
【化10】
【0009】一般式(1)中、二つのエチニル基の立体
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素、アルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素、アルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。
【化11】
【0010】一般式(2)中、R5 は水素、アルキル基
又はアリール基を示す。
又はアリール基を示す。
【0011】一般式(1)及び(2)において、R1 〜
R5 で表されるアルキル基又はアリール基の炭素数は、
多くなると結合が切れ易くなり、得られるケイ素系高分
子化合物の耐熱性が低下するので、1〜20に制限され
る。
R5 で表されるアルキル基又はアリール基の炭素数は、
多くなると結合が切れ易くなり、得られるケイ素系高分
子化合物の耐熱性が低下するので、1〜20に制限され
る。
【0012】上記アルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタ
デシル基、ノナデシル基、エイコシル基等が挙げられ
る。
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタ
デシル基、ノナデシル基、エイコシル基等が挙げられ
る。
【0013】上記アリール基としては、例えば、フェニ
ル基、トリル基、キシリル基、ビフェニル基、ナフチル
基等が挙げられる。
ル基、トリル基、キシリル基、ビフェニル基、ナフチル
基等が挙げられる。
【0014】本発明のケイ素系高分子化合物の重量平均
分子量は、小さくなると十分な耐熱性が得られなくなる
ので、500以上に限定される。
分子量は、小さくなると十分な耐熱性が得られなくなる
ので、500以上に限定される。
【0015】次に、本発明2のケイ素系高分子化合物の
製造方法について説明する。本発明2は本発明のケイ素
系高分子化合物の製造方法であり、一般式(3)で表さ
れるジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物と、一般式
(4)で表されるケイ素化合物を反応させる方法であ
る。
製造方法について説明する。本発明2は本発明のケイ素
系高分子化合物の製造方法であり、一般式(3)で表さ
れるジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物と、一般式
(4)で表されるケイ素化合物を反応させる方法であ
る。
【0016】
【化12】
【0017】一般式(3)中、二つのエチニル基の立体
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよく、M1 はア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示
す。
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよく、M1 はア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示
す。
【0018】R6 SiX1 3・・・・・・(4)
【0019】一般式(4)中、R6 は水素原子、アルキ
ル基又はアリール基を示し、X1 はハロゲン原子を示
す。
ル基又はアリール基を示し、X1 はハロゲン原子を示
す。
【0020】一般式(3)及び(4)において、R1 〜
R4 及びR6 で表されるアルキル基又はアリール基の炭
素数は、本発明と同様な理由により1〜20に限定さ
れ、上記アルキル基及びアリール基としては、本発明で
使用されるものと同様なものが挙げられる。
R4 及びR6 で表されるアルキル基又はアリール基の炭
素数は、本発明と同様な理由により1〜20に限定さ
れ、上記アルキル基及びアリール基としては、本発明で
使用されるものと同様なものが挙げられる。
【0021】上記M1 としては、Li、Na、K等のア
ルカリ金属;MgX4 、CaX4 等で示されるアルカリ
土類金属を表す。ここでX4 は、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等のハロゲン原子を示す。
ルカリ金属;MgX4 、CaX4 等で示されるアルカリ
土類金属を表す。ここでX4 は、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素等のハロゲン原子を示す。
【0022】上記一般式(4)で表される化合物として
は、メチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラ
ン、プロピルトリクロロシラン、イソプロピルトリクロ
ロシラン、ブチルトリクロロシラン、イソブチルトリク
ロロシラン、t−ブチルトリクロロシラン、ペンチルト
リクロロシラン、ヘキシルトリクロロシラン、ヘプチル
トリクロロシラン、オクチルトリクロロシラン、ノニル
トリクロロシラン、デシルトリクロロシラン、ウンデシ
ルトリクロロシラン、ドデシルトリクロロシラン、トリ
デシルトリクロロシラン、テトラデシルトリクロロシラ
ン、ペンタデシルトリクロロシラン、ヘキサデシルトリ
クロロシラン、ヘプタデシルトリクロロシラン、オクタ
デシルトリクロロシラン、ノナデシルトリクロロシラ
ン、エイコシルトリクロロシラン、フェニルトリクロロ
シラン、トリルトリクロロシラン、キシリルトリクロロ
シラン、ビフェニルトリクロロシラン、ナフチルトリク
ロロシラン等ならびにこれらに対応する臭素化物、ヨウ
素化物及びフッ素化物が挙げられる。
は、メチルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラ
ン、プロピルトリクロロシラン、イソプロピルトリクロ
ロシラン、ブチルトリクロロシラン、イソブチルトリク
ロロシラン、t−ブチルトリクロロシラン、ペンチルト
リクロロシラン、ヘキシルトリクロロシラン、ヘプチル
トリクロロシラン、オクチルトリクロロシラン、ノニル
トリクロロシラン、デシルトリクロロシラン、ウンデシ
ルトリクロロシラン、ドデシルトリクロロシラン、トリ
デシルトリクロロシラン、テトラデシルトリクロロシラ
ン、ペンタデシルトリクロロシラン、ヘキサデシルトリ
クロロシラン、ヘプタデシルトリクロロシラン、オクタ
デシルトリクロロシラン、ノナデシルトリクロロシラ
ン、エイコシルトリクロロシラン、フェニルトリクロロ
シラン、トリルトリクロロシラン、キシリルトリクロロ
シラン、ビフェニルトリクロロシラン、ナフチルトリク
ロロシラン等ならびにこれらに対応する臭素化物、ヨウ
素化物及びフッ素化物が挙げられる。
【0023】上記一般式(3)で表されるジエチニルベ
ンゼン誘導体の金属化合物は、種々の方法で合成可能で
あるが、一般式(8)で表されるジエチニルベンゼン誘
導体と一般式(9)で表される金属化合物を反応させる
ことにより合成するのが好ましい。
ンゼン誘導体の金属化合物は、種々の方法で合成可能で
あるが、一般式(8)で表されるジエチニルベンゼン誘
導体と一般式(9)で表される金属化合物を反応させる
ことにより合成するのが好ましい。
【0024】
【化13】
【0025】一般式(8)中、二つのエチニル基は立体
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が置換している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が置換している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
【0026】R12M2 ・・・・・・・・(9)
【0027】一般式(9)中、R12は炭素数1〜12の
アルキル基又はアリール基を示し、M2 はLi、Na、
K等のアルカリ金属又はMgX4 、CaX4 (X4 は塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子を示す)などで表さ
れるアルカリ土類金属を示す。
アルキル基又はアリール基を示し、M2 はLi、Na、
K等のアルカリ金属又はMgX4 、CaX4 (X4 は塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子を示す)などで表さ
れるアルカリ土類金属を示す。
【0028】上記ジエチニルベンゼン誘導体(8)とし
ては、例えば、o−ジエチニルベンゼン、m−ジエチニ
ルベンゼン、p−ジエチニルベンゼン、2,5−ジエチ
ニルトルエン、3,5−ジエチニルトルエン、2,5−
ジエチニル−p−キシレン、1,4−ジエチニル−2−
フェニルベンゼン等が挙げられる。
ては、例えば、o−ジエチニルベンゼン、m−ジエチニ
ルベンゼン、p−ジエチニルベンゼン、2,5−ジエチ
ニルトルエン、3,5−ジエチニルトルエン、2,5−
ジエチニル−p−キシレン、1,4−ジエチニル−2−
フェニルベンゼン等が挙げられる。
【0029】上記金属化合物(9)としては、例えば、
メチルリチウム、ブチルリチウム、フェニルリチウム、
メチルマグネシウムブロマイド等が挙げられる。
メチルリチウム、ブチルリチウム、フェニルリチウム、
メチルマグネシウムブロマイド等が挙げられる。
【0030】上記ジエチニルベンゼン誘導体(8)と金
属化合物(9)との反応比(モル比)は、両者のいずれ
が多くても少なくても反応が効率よく進行しないので、
金属化合物(9):ジエチニルベンゼン誘導体(8)=
1:0.1〜10が好ましく、より好ましくは1:1.
5〜3である。
属化合物(9)との反応比(モル比)は、両者のいずれ
が多くても少なくても反応が効率よく進行しないので、
金属化合物(9):ジエチニルベンゼン誘導体(8)=
1:0.1〜10が好ましく、より好ましくは1:1.
5〜3である。
【0031】上記ジエチニルベンゼン誘導体(8)と金
属化合物(9)との反応に使用される溶媒としては、極
性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性溶媒が
好ましい。
属化合物(9)との反応に使用される溶媒としては、極
性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性溶媒が
好ましい。
【0032】上記溶媒の使用量としては、ジエチニルベ
ンゼン誘導体1モルに対して、0.01〜10モル/リ
ットルが好ましく、より好ましくは0.1〜1モル/リ
ットルである。
ンゼン誘導体1モルに対して、0.01〜10モル/リ
ットルが好ましく、より好ましくは0.1〜1モル/リ
ットルである。
【0033】上記ジエチニルベンゼン誘導体と金属化合
物との反応は、−78℃から上記溶媒の沸点との間の反
応温度で行われるのが好ましい。また、この反応は、空
気又は不活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、好
ましくはアルゴン又は窒素雰囲気下である。
物との反応は、−78℃から上記溶媒の沸点との間の反
応温度で行われるのが好ましい。また、この反応は、空
気又は不活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、好
ましくはアルゴン又は窒素雰囲気下である。
【0034】上記一般式(3)で表されるジエチニルベ
ンゼン誘導体の金属化合物と、一般式(4)で表される
ケイ素化合物との反応は、ジエチニルベンゼン誘導体の
金属化合物を調製した後、引き続いて行うのが好まし
い。
ンゼン誘導体の金属化合物と、一般式(4)で表される
ケイ素化合物との反応は、ジエチニルベンゼン誘導体の
金属化合物を調製した後、引き続いて行うのが好まし
い。
【0035】上記ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合
物(3)とケイ素化合物(4)との反応比(モル比)
は、両者のいずれが多くても少なくても、得られる重合
体の分子量が低くなるため、ジエチニルベンゼン誘導体
の金属化合物(3):ケイ素化合物(4)=1:0.0
1〜100が好ましい。
物(3)とケイ素化合物(4)との反応比(モル比)
は、両者のいずれが多くても少なくても、得られる重合
体の分子量が低くなるため、ジエチニルベンゼン誘導体
の金属化合物(3):ケイ素化合物(4)=1:0.0
1〜100が好ましい。
【0036】また、この反応に使用される溶媒として
は、極性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性
溶媒が好ましい。
は、極性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性
溶媒が好ましい。
【0037】この反応は、−78℃から上記溶媒の沸点
との間の反応温度で行うのが好ましく、この反応は、空
気又は不活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、好
ましくはアルゴン又は窒素雰囲気下である。
との間の反応温度で行うのが好ましく、この反応は、空
気又は不活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、好
ましくはアルゴン又は窒素雰囲気下である。
【0038】上記反応終了後、目的とするケイ素系高分
子化合物を精製する方法としては、例えば、各種溶媒に
よる再沈殿法、分取ゲルパーミエションクロマトグラフ
ィーを用いて分離する方法等が挙げられる
子化合物を精製する方法としては、例えば、各種溶媒に
よる再沈殿法、分取ゲルパーミエションクロマトグラフ
ィーを用いて分離する方法等が挙げられる
【0039】次に、本発明3のケイ素系高分子化合物に
ついて説明する。本発明3のケイ素系高分子化合物は、
一般式(1)で表されるジエチニルベンゼン単位、一般
式(2)で表されるシリン単位及び一般式(5)で表さ
れるシリレン単位からなる。
ついて説明する。本発明3のケイ素系高分子化合物は、
一般式(1)で表されるジエチニルベンゼン単位、一般
式(2)で表されるシリン単位及び一般式(5)で表さ
れるシリレン単位からなる。
【0040】
【化14】
【0041】一般式(1)中、二つのエチニル基の立体
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
【0042】
【化15】
【0043】一般式(2)中、R5 は水素原子、アルキ
ル基又はアリール基を示す。
ル基又はアリール基を示す。
【0044】
【化16】
【0045】一般式(5)中、R7 及びR8 は水素原
子、アルキル基又はアリール基を示し、それぞれ同一で
あっても異なっていてもよい。Y1 は酸素原子、芳香族
環、アセチレン残基又は有機金属化合物を示し、aは0
〜10の整数を示す。
子、アルキル基又はアリール基を示し、それぞれ同一で
あっても異なっていてもよい。Y1 は酸素原子、芳香族
環、アセチレン残基又は有機金属化合物を示し、aは0
〜10の整数を示す。
【0046】一般式(1)、(2)及び(5)におい
て、R1 〜R5 、R7 及びR8 で示されるアルキル基又
はアリール基の炭素数は、多くなると結合が切れ易くな
り、得られるケイ素系高分子化合物の耐熱性が低下する
ので、1〜20に制限される。
て、R1 〜R5 、R7 及びR8 で示されるアルキル基又
はアリール基の炭素数は、多くなると結合が切れ易くな
り、得られるケイ素系高分子化合物の耐熱性が低下する
ので、1〜20に制限される。
【0047】上記R1 〜R5 、R7 及びR8 で表される
ルアルキル基又はアリール基としては、本発明と同様な
ものが挙げられる。
ルアルキル基又はアリール基としては、本発明と同様な
ものが挙げられる。
【0048】上記Y1 で表される芳香族環としては、フ
ェニレン誘導体、ビフェニレン誘導体等が挙げられる。
また、上記Y1 で表されるアセチレン残基としては、エ
チニレン基、ジエチニレン基等が挙げられる。
ェニレン誘導体、ビフェニレン誘導体等が挙げられる。
また、上記Y1 で表されるアセチレン残基としては、エ
チニレン基、ジエチニレン基等が挙げられる。
【0049】また、上記Y1 で表される有機金属化合物
としては、フェロセン化合物、ルテノセン化合物、ホウ
素化合物、中心金属がケイ素、ゲルマニウムあるいは錫
のフタロシアニン化合物、ポルフィリン化合物等が挙げ
られる。
としては、フェロセン化合物、ルテノセン化合物、ホウ
素化合物、中心金属がケイ素、ゲルマニウムあるいは錫
のフタロシアニン化合物、ポルフィリン化合物等が挙げ
られる。
【0050】一般式(1)、(2)及び(5)で表され
る構成単位の含有比(モル比)は、(1):(2):
(5)=1:(0.01〜100):(0.01〜10
0)の範囲が好ましい。
る構成単位の含有比(モル比)は、(1):(2):
(5)=1:(0.01〜100):(0.01〜10
0)の範囲が好ましい。
【0051】また、本発明3のケイ素系高分子化合物の
重量平均分子量は、小さくなると十分な耐熱性が得られ
なくなるので、500以上に限定される。
重量平均分子量は、小さくなると十分な耐熱性が得られ
なくなるので、500以上に限定される。
【0052】次に、本発明4のケイ素系高分子化合物の
製造方法について説明する。本発明4は本発明3のケイ
素系高分子化合物の製造方法であり、一般式(3)で表
されるジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物と、一般
式(6)で表されるハロゲン化シリル化合物及び一般式
(7)で表されるハロゲン化シリル化合物の混合物とを
重縮合反応させる方法である。
製造方法について説明する。本発明4は本発明3のケイ
素系高分子化合物の製造方法であり、一般式(3)で表
されるジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物と、一般
式(6)で表されるハロゲン化シリル化合物及び一般式
(7)で表されるハロゲン化シリル化合物の混合物とを
重縮合反応させる方法である。
【0053】
【化17】
【0054】一般式(3)中、二つのエチニル基の立体
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよく、M1 はア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示
す。
構造はオルト、メタ、パラのいずれでもよく、R1 〜R
4 は、エチニル基が結合している炭素以外の炭素に置換
している水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、
それぞれ同一であっても異なっていてもよく、M1 はア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示
す。
【0055】
【化18】
【0056】一般式(6)中、R9 は水素原子、炭素数
1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、X2 は、
ハロゲン原子を示す。
1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、X2 は、
ハロゲン原子を示す。
【0057】
【化19】
【0058】一般式(7)中、R10、R11は水素原子、
炭素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示しそれ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。X3 は、ハロ
ゲン原子を示し、Y2 は、酸素原子、芳香族環、アセチ
レン残基又は有機金属化合物を示し、bは0〜10の整
数を示す。
炭素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示しそれ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。X3 は、ハロ
ゲン原子を示し、Y2 は、酸素原子、芳香族環、アセチ
レン残基又は有機金属化合物を示し、bは0〜10の整
数を示す。
【0059】ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物
(3)は、本発明2と同様な方法により合成されるのが
好ましい。
(3)は、本発明2と同様な方法により合成されるのが
好ましい。
【0060】一般式(6)で表されるハロゲン化シリル
化合物としては、一般式(4)で表されるものと同様な
化合物が挙げられる。
化合物としては、一般式(4)で表されるものと同様な
化合物が挙げられる。
【0061】また、一般式(7)で表されるハロゲン化
シリル化合物としては、ジメチルジクロロシラン、ジエ
チルジクロロシラン、ジプロピルジクロロシラン、ジイ
ソプロピルジクロロシラン、ジブチルジクロロシラン、
ジイソブチルジクロロシラン、ジt−ブチルジクロロシ
ラン、ジペンチルジクロロシラン、ジヘキシルジクロロ
シラン、ジヘプチルジクロロシラン、ジオクチルジクロ
ロシラン、ジノニルジクロロシラン、ジデシルジクロロ
シラン、ジウンデシルジクロロシラン、ジドデシルジク
ロロシラン、ジトリデシルジクロロシラン、ジテトラデ
シルジクロロシラン、ジペンタデシルジクロロシラン、
ジヘキサデシルジクロロシラン、ジヘプタデシルジクロ
ロシラン、ジオクタデシルジクロロシラン、ジノナデシ
ルジクロロシラン、ジエイコシルジクロロシラン、ジフ
ェニルジクロロシラン、ジトリルジクロロシラン、ジキ
シリルジクロロシラン、ジビフェニルジクロロシラン、
ジナフチルジクロロシラン、メチルフェニルジクロロシ
ラン、メチルトリルジクロロシラン、1,1,3,3−
テトラメチル−1,3−ジクロロジシロキサン、1,
1,3,3−テトラフェニル−1,3−ジクロロジシロ
キサン、1,3−ジメチル−1,3−ジフェニル−1,
3−ジクロロジシロキサン、1,4−ビス(クロロジフ
ェニルシリル)ベンゼン、1,4−ビス(クロロメチル
フェニルシリル)ベンゼン、1,4−ビス(クロロジメ
チルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロジフェニ
ルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロメチルフェ
ニルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロジメチル
シリル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロジフェニルシ
リル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロメチルフェニル
シリル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロジメチルシリ
ル)ベンゼン、4、4'-ビス(クロロジメチルシリル)
ビフェニル、4、4'-ビス(クロロジフェニルシリル)
ビフェニル、4、4'-ビス(クロロメチルフェニルシリ
ル)ビフェニル、1,2−ビス(クロロジメチルシリ
ル)アセチレン、1,2−ビス(クロロジフェニルシリ
ル)アセチレン、1,2−ビス(クロロメチルフェニル
シリル)アセチレン、1,4−ビス(クロロジメチルシ
リル)ブタジイン、1,4−ビス(クロロジフェニルシ
リル)ブタジイン、1,4−ビス(クロロメチルフェニ
ルシリル)ブタジイン、1,1'-ビス(クロロジメチル
シリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロジフェニル
シリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロメチルフェ
ニルシリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロジメチ
ルシリル)ルテノセン、1,1'-ビス(クロロジフェニ
ルシリル)ルテノセン、1,1'-ビス(クロロメチルフ
ェニルシリル)ルテノセン等ならびにこれらに対応する
臭素化物、ヨウ素化物及びフッ素化物が挙げられる。
シリル化合物としては、ジメチルジクロロシラン、ジエ
チルジクロロシラン、ジプロピルジクロロシラン、ジイ
ソプロピルジクロロシラン、ジブチルジクロロシラン、
ジイソブチルジクロロシラン、ジt−ブチルジクロロシ
ラン、ジペンチルジクロロシラン、ジヘキシルジクロロ
シラン、ジヘプチルジクロロシラン、ジオクチルジクロ
ロシラン、ジノニルジクロロシラン、ジデシルジクロロ
シラン、ジウンデシルジクロロシラン、ジドデシルジク
ロロシラン、ジトリデシルジクロロシラン、ジテトラデ
シルジクロロシラン、ジペンタデシルジクロロシラン、
ジヘキサデシルジクロロシラン、ジヘプタデシルジクロ
ロシラン、ジオクタデシルジクロロシラン、ジノナデシ
ルジクロロシラン、ジエイコシルジクロロシラン、ジフ
ェニルジクロロシラン、ジトリルジクロロシラン、ジキ
シリルジクロロシラン、ジビフェニルジクロロシラン、
ジナフチルジクロロシラン、メチルフェニルジクロロシ
ラン、メチルトリルジクロロシラン、1,1,3,3−
テトラメチル−1,3−ジクロロジシロキサン、1,
1,3,3−テトラフェニル−1,3−ジクロロジシロ
キサン、1,3−ジメチル−1,3−ジフェニル−1,
3−ジクロロジシロキサン、1,4−ビス(クロロジフ
ェニルシリル)ベンゼン、1,4−ビス(クロロメチル
フェニルシリル)ベンゼン、1,4−ビス(クロロジメ
チルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロジフェニ
ルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロメチルフェ
ニルシリル)ベンゼン、1,3−ビス(クロロジメチル
シリル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロジフェニルシ
リル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロメチルフェニル
シリル)ベンゼン、1,2−ビス(クロロジメチルシリ
ル)ベンゼン、4、4'-ビス(クロロジメチルシリル)
ビフェニル、4、4'-ビス(クロロジフェニルシリル)
ビフェニル、4、4'-ビス(クロロメチルフェニルシリ
ル)ビフェニル、1,2−ビス(クロロジメチルシリ
ル)アセチレン、1,2−ビス(クロロジフェニルシリ
ル)アセチレン、1,2−ビス(クロロメチルフェニル
シリル)アセチレン、1,4−ビス(クロロジメチルシ
リル)ブタジイン、1,4−ビス(クロロジフェニルシ
リル)ブタジイン、1,4−ビス(クロロメチルフェニ
ルシリル)ブタジイン、1,1'-ビス(クロロジメチル
シリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロジフェニル
シリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロメチルフェ
ニルシリル)フェロセン、1,1'-ビス(クロロジメチ
ルシリル)ルテノセン、1,1'-ビス(クロロジフェニ
ルシリル)ルテノセン、1,1'-ビス(クロロメチルフ
ェニルシリル)ルテノセン等ならびにこれらに対応する
臭素化物、ヨウ素化物及びフッ素化物が挙げられる。
【0062】上記ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合
物(3)と、ハロゲン化シリル化合物(6)及び(7)
との反応比(モル比)は、三者のいずれが多くても少な
くても高分子体が得られなくなるので、金属化合物
(3):ハロゲン化シリル化合物(6):ハロゲン化シ
リル化合物(7)=1:(0.01〜100):(0.
01〜100)が好ましい。
物(3)と、ハロゲン化シリル化合物(6)及び(7)
との反応比(モル比)は、三者のいずれが多くても少な
くても高分子体が得られなくなるので、金属化合物
(3):ハロゲン化シリル化合物(6):ハロゲン化シ
リル化合物(7)=1:(0.01〜100):(0.
01〜100)が好ましい。
【0063】上記ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合
物(3)と、ハロゲン化シリル化合物(6)及び(7)
との反応は、ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物を
調製した後、引き続いて行うのが好ましい。
物(3)と、ハロゲン化シリル化合物(6)及び(7)
との反応は、ジエチニルベンゼン誘導体の金属化合物を
調製した後、引き続いて行うのが好ましい。
【0064】また、上記反応に使用される溶媒として
は、極性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性
溶媒が好ましい。
は、極性又は無極性のいずれの有機溶媒でもよいが、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性
溶媒が好ましい。
【0065】上記反応における反応温度は、特に限定さ
れないが、−78℃以下では反応速度が著しく低下する
ので、−78℃から溶媒の沸点の間の温度が好ましい。
れないが、−78℃以下では反応速度が著しく低下する
ので、−78℃から溶媒の沸点の間の温度が好ましい。
【0066】上記反応は、空気又は不活性ガス雰囲気下
のいずれでも進行するが、アルゴン又は窒素雰囲気下で
反応させる方が、空気下よりも得られるケイ素系高分子
化合物の収率が高くなるので好ましい。
のいずれでも進行するが、アルゴン又は窒素雰囲気下で
反応させる方が、空気下よりも得られるケイ素系高分子
化合物の収率が高くなるので好ましい。
【0067】反応終了後、再沈殿法又はゲルパーミエー
ションクロマトグイラフィー(GPC)による分取等の
方法によって、目的とするケイ素系高分子化合物を単離
することができる。
ションクロマトグイラフィー(GPC)による分取等の
方法によって、目的とするケイ素系高分子化合物を単離
することができる。
【0068】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)アルゴン置換した攪拌装置及び還流冷却管
付100mlの2つ口フラスコに、ジエチニルベンゼン
1.0g(4.0mmol)とテトラヒドロフラン20
mlを入れた後、系内を−78℃に冷却した。次いで、
1.6Nのn−ブチルリチウム/ヘキサン溶液5.0m
l(8.0mmol)を2分かけて加えた。−78℃で
15分間攪拌後、20℃まで昇温し16時間攪拌を続け
た。さらに、再び−78℃まで冷却し、フェニルトリク
ロロシラン0.43ml(2.7mmol)を2分かけ
て加えた後、20℃で1時間攪拌し昇温して8時間還流
した。反応終了後反応溶液を濾過し、得られた濾過物を
テトラヒドロフラン10ml及びメタノール10mlで
洗浄した後減圧乾燥することにより、黄茶色固体(以
下、不溶成分という)182mg(収率23%)を得
た。また、濾液はイオン交換水20mlを加えて抽出し
た後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。引
き続いて、溶媒を減圧留去し、得られた黄茶色固体をテ
トラヒドロフラン5mlに溶解させ、溶液を100ml
のイソプロピルアルコールに滴下し、析出した黄茶色固
体(以下、可溶成分という)を濾過、減圧乾燥により1
58mg(収率20%)を得た。
付100mlの2つ口フラスコに、ジエチニルベンゼン
1.0g(4.0mmol)とテトラヒドロフラン20
mlを入れた後、系内を−78℃に冷却した。次いで、
1.6Nのn−ブチルリチウム/ヘキサン溶液5.0m
l(8.0mmol)を2分かけて加えた。−78℃で
15分間攪拌後、20℃まで昇温し16時間攪拌を続け
た。さらに、再び−78℃まで冷却し、フェニルトリク
ロロシラン0.43ml(2.7mmol)を2分かけ
て加えた後、20℃で1時間攪拌し昇温して8時間還流
した。反応終了後反応溶液を濾過し、得られた濾過物を
テトラヒドロフラン10ml及びメタノール10mlで
洗浄した後減圧乾燥することにより、黄茶色固体(以
下、不溶成分という)182mg(収率23%)を得
た。また、濾液はイオン交換水20mlを加えて抽出し
た後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。引
き続いて、溶媒を減圧留去し、得られた黄茶色固体をテ
トラヒドロフラン5mlに溶解させ、溶液を100ml
のイソプロピルアルコールに滴下し、析出した黄茶色固
体(以下、可溶成分という)を濾過、減圧乾燥により1
58mg(収率20%)を得た。
【0069】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図1及び2にそれぞれ示した。図1及び
2において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
10cm-1にSi−Ph(フェニル基を示す)結合に由
来する鋭い吸収が、それぞれ確認された。また、不溶成
分及び可溶成分のスペクトルは殆ど同じであることか
ら、溶解性の差は分子量、結晶化度の違いによるものと
推定される。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図1及び2にそれぞれ示した。図1及び
2において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
10cm-1にSi−Ph(フェニル基を示す)結合に由
来する鋭い吸収が、それぞれ確認された。また、不溶成
分及び可溶成分のスペクトルは殆ど同じであることか
ら、溶解性の差は分子量、結晶化度の違いによるものと
推定される。
【0070】また、上記可溶成分につき、 1H核磁気共
鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX270」、
溶媒:THF−d8 )を測定した結果、図3に示すよう
に、7.5〜7.9ppmにフェニル基に由来するピー
クが確認された。さらに、上記可溶成分につき、13C核
磁気共鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX27
0」,溶媒:THF−d8 )を測定した結果、図4に示
すように、89及び108ppmにアセチレン炭素に由
来するピークが、128〜136ppmにフェニル基の
炭素に由来するピークがそれぞれ確認された。
鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX270」、
溶媒:THF−d8 )を測定した結果、図3に示すよう
に、7.5〜7.9ppmにフェニル基に由来するピー
クが確認された。さらに、上記可溶成分につき、13C核
磁気共鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX27
0」,溶媒:THF−d8 )を測定した結果、図4に示
すように、89及び108ppmにアセチレン炭素に由
来するピークが、128〜136ppmにフェニル基の
炭素に由来するピークがそれぞれ確認された。
【0071】以上の結果より、合成されたケイ素系高分
子化合物を、一般式(10)で表される単位と一般式(1
1)で表される単位を有する重合体と同定した。各構成
単位の含有比は、 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、
一般式(10)で表される単位と一般式(11)で表される
単位とのフェニル基が重なって観測されるため、明確で
はないが(10):(11)=3:2の割合で含有する重合
体と推定した。
子化合物を、一般式(10)で表される単位と一般式(1
1)で表される単位を有する重合体と同定した。各構成
単位の含有比は、 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、
一般式(10)で表される単位と一般式(11)で表される
単位とのフェニル基が重なって観測されるため、明確で
はないが(10):(11)=3:2の割合で含有する重合
体と推定した。
【0072】
【化20】
【0073】
【化21】
【0074】(実施例2)フェニルトリクロロシランに
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.67当量)
を用いたこと以外は、実施例1と同様な反応を行い、テ
トラヒドロフランに不溶な黄土色固体(以下、不溶成分
という)337mg(収率55%)、テトラヒドロフラ
ンに可溶な茶色固体(以下、可溶成分という)51mg
(収率8%)を得た。
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.67当量)
を用いたこと以外は、実施例1と同様な反応を行い、テ
トラヒドロフランに不溶な黄土色固体(以下、不溶成分
という)337mg(収率55%)、テトラヒドロフラ
ンに可溶な茶色固体(以下、可溶成分という)51mg
(収率8%)を得た。
【0075】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図5及び6にそれぞれ示した。図5(不
溶成分)において、2160cm-1にエチニレン基のC
−C三重結合に由来する鋭い吸収が、1250cm-1及
び830cm-1にSi−Me(メチル基)結合に由来す
る鋭い吸収が、それぞれ確認された。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図5及び6にそれぞれ示した。図5(不
溶成分)において、2160cm-1にエチニレン基のC
−C三重結合に由来する鋭い吸収が、1250cm-1及
び830cm-1にSi−Me(メチル基)結合に由来す
る鋭い吸収が、それぞれ確認された。
【0076】また、上記可溶成分につき、 1H核磁気共
鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX270」)
を測定した結果、図7に示すように、0.6ppm付近
にシリル基のメチルプロトンに由来するピークが、7.
5〜7.6ppmにフェニル基に由来するピークが確認
された。以上の結果より、合成された高分子化合物を、
一般式(10)で表される単位と一般式(12)で表される
単位を有する重合体と同定した。
鳴スペクトル(日本電子社製「JNM−GX270」)
を測定した結果、図7に示すように、0.6ppm付近
にシリル基のメチルプロトンに由来するピークが、7.
5〜7.6ppmにフェニル基に由来するピークが確認
された。以上の結果より、合成された高分子化合物を、
一般式(10)で表される単位と一般式(12)で表される
単位を有する重合体と同定した。
【0077】上記可溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトル
で、フェニル基とメチル基のプロトン比が1.4:1で
あることから、ジフェニルメチレン単位(10)とメチル
シリレン単位(12)との含有比が約1:1であることが
理解される。構成単位の含有比はモノマーの当量関係に
等しく(10):(12)=3:2であるものと考えられ
る。
で、フェニル基とメチル基のプロトン比が1.4:1で
あることから、ジフェニルメチレン単位(10)とメチル
シリレン単位(12)との含有比が約1:1であることが
理解される。構成単位の含有比はモノマーの当量関係に
等しく(10):(12)=3:2であるものと考えられ
る。
【0078】
【化22】
【0079】
【化23】
【0080】(実施例3)フェニルトリクロロシランに
代えて、フェニルトリクロロシラン0.43ml(2.
7mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当
量)とジフェニルジクロロシラン0.83ml(4.0
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の
混合物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外
は、実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄
色固体1.512g(収率76%)、可溶成分として淡
黄色固体7mg(収率0.4%)を得た。
代えて、フェニルトリクロロシラン0.43ml(2.
7mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当
量)とジフェニルジクロロシラン0.83ml(4.0
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の
混合物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外
は、実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄
色固体1.512g(収率76%)、可溶成分として淡
黄色固体7mg(収率0.4%)を得た。
【0081】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図8及び9にそれぞれ示した。図8及び
9において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
00cm-1にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収が、そ
れぞれ確認された。以上の結果より、合成した高分子
を、一般式(10)で表される単位と一般式(11)で表さ
れる単位と一般式(13)で表される単位とを含有する重
合体と同定した。各構成単位の含有比は、両成分ともモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(11):(13)=
6:2:3であるものと推定される。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図8及び9にそれぞれ示した。図8及び
9において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
00cm-1にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収が、そ
れぞれ確認された。以上の結果より、合成した高分子
を、一般式(10)で表される単位と一般式(11)で表さ
れる単位と一般式(13)で表される単位とを含有する重
合体と同定した。各構成単位の含有比は、両成分ともモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(11):(13)=
6:2:3であるものと推定される。
【0082】
【化24】
【0083】
【化25】
【0084】
【化26】
【0085】(実施例4)フェニルトリクロロシランに
代えて、フェニルトリクロロシラン0.43ml(2.
7mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当
量)とジメチルジクロロシラン0.48ml(4.0m
mol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混
合物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外
は、実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄
色固体0.954g(収率63%)、可溶成分として淡
黄色固体57mg(収率4%)を得た。
代えて、フェニルトリクロロシラン0.43ml(2.
7mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当
量)とジメチルジクロロシラン0.48ml(4.0m
mol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混
合物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外
は、実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄
色固体0.954g(収率63%)、可溶成分として淡
黄色固体57mg(収率4%)を得た。
【0086】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図10及び11にそれぞれ示した。図10及び
11において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
00cm-1付近にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収
が、1250cm-1及び830cm-1付近にSi−Me
結合に基づく鋭い吸収がそれぞれ確認された。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図10及び11にそれぞれ示した。図10及び
11において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収が、1430cm-1及び11
00cm-1付近にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収
が、1250cm-1及び830cm-1付近にSi−Me
結合に基づく鋭い吸収がそれぞれ確認された。
【0087】また、上記可溶成分につき、 1H核磁気共
鳴スペクトルを測定した結果、図12に示すように、0.
4ppmにシリル基のメチルプロトンに由来するピーク
が、7.4〜7.5ppmにフェニル基に由来するピー
クが確認された。また、フェニル基とメチル基のプロト
ン比は2:1であった。さらに、上記可溶成分につき、
13C核磁気共鳴スペクトルを測定した結果、図13に示す
ように、−1.3ppmにメチル基の炭素に由来するピ
ークが、91及び1040ppmにアセチレン炭素に由
来するピークが、132〜133ppmにフェニル基の
炭素に由来するピークがそれぞれ確認された。
鳴スペクトルを測定した結果、図12に示すように、0.
4ppmにシリル基のメチルプロトンに由来するピーク
が、7.4〜7.5ppmにフェニル基に由来するピー
クが確認された。また、フェニル基とメチル基のプロト
ン比は2:1であった。さらに、上記可溶成分につき、
13C核磁気共鳴スペクトルを測定した結果、図13に示す
ように、−1.3ppmにメチル基の炭素に由来するピ
ークが、91及び1040ppmにアセチレン炭素に由
来するピークが、132〜133ppmにフェニル基の
炭素に由来するピークがそれぞれ確認された。
【0088】以上の結果より、合成した高分子を、一般
式(10)で表される単位と一般式(11)で表される単位
と一般式(14)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(11):(14)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、メチルシ
リレン単位(14)のプロトン比が理論値(フェニル基:
メチル基=4:3)よりも多いことから、構成単位(1
4)の含有比が多くなっていることが理解されるが、構
成単位(10)及び(11)のフェニル基のピークが重なっ
て観測されるため、各構成単位の含有比は不明である。
式(10)で表される単位と一般式(11)で表される単位
と一般式(14)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(11):(14)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、メチルシ
リレン単位(14)のプロトン比が理論値(フェニル基:
メチル基=4:3)よりも多いことから、構成単位(1
4)の含有比が多くなっていることが理解されるが、構
成単位(10)及び(11)のフェニル基のピークが重なっ
て観測されるため、各構成単位の含有比は不明である。
【0089】
【化27】
【0090】
【化28】
【0091】
【化29】
【0092】(実施例5)フェニルトリクロロシランに
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当量)
とジフェニルジクロロシラン0.82ml(4.0mm
ol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混合
物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外は、
実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄色固
体0.745g(収率41%)、可溶成分として淡黄色
固体55mg(収率3%)を得た。
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当量)
とジフェニルジクロロシラン0.82ml(4.0mm
ol、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混合
物を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外は、
実施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄色固
体0.745g(収率41%)、可溶成分として淡黄色
固体55mg(収率3%)を得た。
【0093】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図14及び15にそれぞれ示した。図14及び
15において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収、1430cm-1及び110
0cm-1付近にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収、1
250cm-1及び830cm-1付近にSi−Me結合に
基づく幅広い吸収がそれぞれ確認された。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図14及び15にそれぞれ示した。図14及び
15において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収、1430cm-1及び110
0cm-1付近にSi−Ph結合に由来する鋭い吸収、1
250cm-1及び830cm-1付近にSi−Me結合に
基づく幅広い吸収がそれぞれ確認された。
【0094】一方、上記可溶成分につき、 1H核磁気共
鳴スペクトルを測定した結果、図16に示すように、0.
1〜0.7ppmにシリル基のメチルプロトンに由来す
るピークが、7.3〜7.9ppm付近にフェニル基に
由来するピークが確認された。また、フェニル基とメチ
ル基のプロトン比は7:1であった。
鳴スペクトルを測定した結果、図16に示すように、0.
1〜0.7ppmにシリル基のメチルプロトンに由来す
るピークが、7.3〜7.9ppm付近にフェニル基に
由来するピークが確認された。また、フェニル基とメチ
ル基のプロトン比は7:1であった。
【0095】以上の結果より、合成した高分子を、一般
式(10)で表される単位と一般式(12)で表される単位
と一般式(13)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(12):(13)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、メチルシ
リレン単位(12)のプロトン比が理論値(フェニル基:
メチル基=9:1)よりも多いことから、構成単位(1
2)の含有比が多くなっていることが理解されるが、構
成単位(10)及び(13)のフェニル基のピークが重なっ
て観測されるため、各構成単位の含有比は不明である。
式(10)で表される単位と一般式(12)で表される単位
と一般式(13)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(12):(13)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては 1H核磁気共鳴スペクトルにおいて、メチルシ
リレン単位(12)のプロトン比が理論値(フェニル基:
メチル基=9:1)よりも多いことから、構成単位(1
2)の含有比が多くなっていることが理解されるが、構
成単位(10)及び(13)のフェニル基のピークが重なっ
て観測されるため、各構成単位の含有比は不明である。
【0096】
【化30】
【0097】
【化31】
【0098】
【化32】
【0099】(実施例6)フェニルトリクロロシランに
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当量)
とジメチルジクロロシラン0.48ml(4.0mmo
l、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混合物
を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外は、実
施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄色固体
1.065g(収率64%)、可溶成分として淡黄色固
体10mg(収率0.6%)を得た。
代えて、メチルトリクロロシラン0.32ml(2.7
mmol、ジエチニルベンゼンに対して0.33当量)
とジメチルジクロロシラン0.48ml(4.0mmo
l、ジエチニルベンゼンに対して0.5当量)の混合物
を使用し、反応のスケールを2倍としたこと以外は、実
施例1と同様な操作により、不溶成分として淡黄色固体
1.065g(収率64%)、可溶成分として淡黄色固
体10mg(収率0.6%)を得た。
【0100】上記不溶成分及び可溶成分の赤外吸収スペ
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図17及び18にそれぞれ示した。図17及び
18において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収、1250cm-1及び830
cm-1付近にSi−Me結合に基づく幅広い吸収がそれ
ぞれ確認された。
クトル(日立製作所製「270−30」使用)を測定
し、その結果を図17及び18にそれぞれ示した。図17及び
18において、2160cm-1にエチニレン基のC−C三
重結合に由来する鋭い吸収、1250cm-1及び830
cm-1付近にSi−Me結合に基づく幅広い吸収がそれ
ぞれ確認された。
【0101】以上の結果より、合成した高分子を、一般
式(10)で表される単位と一般式(12)で表される単位
と一般式(14)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(12):(14)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては構成単位(12)及び(14)の含有量が多くなっ
ているとおもわれるが、各構成単位の含有比は不明であ
る。
式(10)で表される単位と一般式(12)で表される単位
と一般式(14)で表される単位とを含有する重合体と同
定した。各構成単位の含有比は、不溶成分についてはモ
ノマーの当量比と等しく、(10):(12):(14)=
6:2:3であるものと推定される。一方、可溶成分に
ついては構成単位(12)及び(14)の含有量が多くなっ
ているとおもわれるが、各構成単位の含有比は不明であ
る。
【化33】
【0102】
【化34】
【0103】
【化35】
【0104】ケイ素系高分子化合物の性能評価 上実施例及び比較例で得られたケイ素系高分子化合物に
つき、下記の性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 (1)重量平均分子量 可溶成分につき、ゲルパーミエションクロマトグラフィ
ー(東ソー社製「GPC−8000」)を使用して、重
量平均分子量(ポリスチレン換算)を測定した。 (2)耐熱性 可溶成分及び不溶成分につき、リガク社製「TSA30
0」を使用して、空気及び窒素雰囲気下で、5%重量減
少温度(表中、T5 ℃で示す)、10%重量減少温度
(表中、T10℃で示す)ならびに800℃での重量残存
率(表中、W800%で示す)を測定し、耐熱性を評価し
た。
つき、下記の性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 (1)重量平均分子量 可溶成分につき、ゲルパーミエションクロマトグラフィ
ー(東ソー社製「GPC−8000」)を使用して、重
量平均分子量(ポリスチレン換算)を測定した。 (2)耐熱性 可溶成分及び不溶成分につき、リガク社製「TSA30
0」を使用して、空気及び窒素雰囲気下で、5%重量減
少温度(表中、T5 ℃で示す)、10%重量減少温度
(表中、T10℃で示す)ならびに800℃での重量残存
率(表中、W800%で示す)を測定し、耐熱性を評価し
た。
【0105】
【表1】
【0106】
【発明の効果】本発明のケイ素系高分子化合物の構成
は、上述の通りであり、耐熱性に優れており、航空宇宙
材料、建築材料等に好適に用いられる。
は、上述の通りであり、耐熱性に優れており、航空宇宙
材料、建築材料等に好適に用いられる。
【図1】実施例1で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトル図である。
溶成分の赤外吸収スペクトル図である。
【図2】実施例1で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトル図である。
溶成分の赤外吸収スペクトル図である。
【図3】実施例1で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
【図4】実施例1で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の13C核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の13C核磁気共鳴スペクトルである。
【図5】実施例2で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図6】実施例2で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図7】実施例2で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
【図8】実施例3で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図9】実施例3で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図10】実施例4で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図11】実施例4で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図12】実施例4で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
【図13】実施例4で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の13C核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の13C核磁気共鳴スペクトルである。
【図14】実施例5で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図15】実施例5で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図16】実施例5で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
溶成分の 1H核磁気共鳴スペクトルである。
【図17】実施例6で得られたケイ素系高分子化合物の不
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
【図18】実施例6で得られたケイ素系高分子化合物の可
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
溶成分の赤外吸収スペクトルである。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1)で表される単位及び一般式
(2)で表される単位からなり、重量平均分子量が50
0以上であることを特徴とするケイ素系高分子化合物。 【化1】 (式中、二つのエチニル基の立体構造はオルト、メタ、
パラのいずれでもよく、R1 〜R4 は、エチニル基が結
合している炭素以外の炭素に置換している水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい) 【化2】 (式中、R5 は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又はアリール基を示す) - 【請求項2】一般式(3)で表されるジエチニルベンゼ
ン誘導体の金属化合物と、一般式(4)で表されるケイ
素化合物を反応させることを特徴とする請求項1記載の
ケイ素系高分子化合物の製造方法。 【化3】 (式中、二つのエチニル基の立体構造はオルト、メタ、
パラのいずれでもよく、R1 〜R4 は、エチニル基が結
合している炭素以外の炭素に置換している水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよく、Mはアルカリ
金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示す) R6 SiX1 3・・・・・・(4) (式中、R6 は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又はアリール基を示し、X1 はハロゲン原子を示す) - 【請求項3】一般式(1)で表される単位、一般式
(2)で表される単位及び一般式(5)で表される単位
からなり、重量平均分子量が500以上であることを特
徴とするケイ素系高分子化合物。 【化4】 (式中、二つのエチニル基の立体構造はオルト、メタ、
パラのいずれでもよく、R1 〜R4 は、エチニル基が結
合している炭素以外の炭素に置換している水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい) 【化5】 (式中、R5 は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又はアリール基を示す) 【化6】 (式中、R7 、R8 は、水素原子、炭素数1〜20のア
ルキル基又はアリール基を示し、それぞれ同一であって
も異なっていてもよい。Y1 は、酸素原子、芳香族環、
アセチレン残基又は有機金属化合物を示し、aは0〜1
0の整数を示す) - 【請求項4】一般式(3)で表されるジエチニルベンゼ
ン誘導体の金属化合物と、一般式(6)で表されるハロ
ゲン化シリル化合物及び一般式(7)で表されハロゲン
化シリル化合物の混合物とを重縮合反応させることを特
徴とする請求項3記載のケイ素系高分子化合物の製造方
法。 【化7】 (式中、二つのエチニル基の立体構造はオルト、メタ、
パラのいずれでもよく、R1 〜R4 は、エチニル基が結
合している炭素以外の炭素に置換している水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基又はアリール基を示し、それ
ぞれ同一であっても異なっていてもよい。M1 は、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を示す) 【化8】 (式中、R9 は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基
又はアリール基を示し、X2 は、ハロゲン原子を示す) 【化9】 (式中、R10、R11は水素原子、炭素数1〜20のアル
キル基又はアリール基を示しそれぞれ同一であっても異
なっていてもよい。X3 は、ハロゲン原子を示し、Y2
は、酸素原子、芳香族環、アセチレン残基又は有機金属
化合物を示し、bは0〜10の整数を示す)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18576294A JPH0848784A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | ケイ素系高分子化合物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18576294A JPH0848784A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | ケイ素系高分子化合物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0848784A true JPH0848784A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16176434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18576294A Pending JPH0848784A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | ケイ素系高分子化合物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0848784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509557A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | ポリ(エチニレン−フェニレン−エチニレン−シリレン)およびその調製方法 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP18576294A patent/JPH0848784A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509557A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | ポリ(エチニレン−フェニレン−エチニレン−シリレン)およびその調製方法 |
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