JPH084847A - エンジン横置式車輌用自動変速機 - Google Patents

エンジン横置式車輌用自動変速機

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JPH084847A
JPH084847A JP6163112A JP16311294A JPH084847A JP H084847 A JPH084847 A JP H084847A JP 6163112 A JP6163112 A JP 6163112A JP 16311294 A JP16311294 A JP 16311294A JP H084847 A JPH084847 A JP H084847A
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gear
engine
transmission mechanism
counter
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政勝 三浦
Masayuki Tsurumi
昌幸 鶴見
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3角形状に配置され軸の最も高い所に位置す
るカウンタ軸を短くして、車輌搭載性能を向上すると共
に、ディファレンシャル装置を支持するベアリングの耐
久性を向上する。 【構成】 入力軸1を後端まで延ばして、該後端部から
シンプソンタイプの変速機構11の入力部(C1,C
2)に連結する。カウンタドライブギヤ12をトルクコ
ンバータ10に隣接して配置し、ドリブンギヤ13を支
持するカウンタ軸2をエンジン側に寄せて配置する。カ
ウンタ軸前端のリダクションギヤ15と噛合するリング
ギヤ16の噛合平面Aを、ディファレンシャル装置17
を支持するベアリング20,21の支持平面B,B′間
に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクコンバータ等の
流体伝動装置と共に用いられる自動変速機に係り、詳し
くはエンジン横置式車輌に用いられる自動変速機の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン横置式車輌に用いられる
自動変速機として、例えば特公昭63−47939号公
報に示されるもの(前者)と、特開昭62−14134
5号公報、特開昭62−141342号公報及び特開平
2−35904号公報に示されるもの(後者)とが知ら
れている。
【0003】前者は、エンジンクランク軸に整列して、
トルクコンバータ、フロントプラネタリギヤ及びリヤプ
ラネタリギヤからなる主変速機構、そして該クランク軸
に整列している第1軸の後端にカウンタドライブギヤが
配設されており、また該第1軸に平行する第2軸に、ア
ンダドライブ用プラネタリギヤ及び該第2軸の後端にカ
ウンタドリブンギヤが配置されており、更に第1軸及び
第2軸とで3角形を構成する位置に、ディファレンシャ
ル装置から延びる車軸にて構成される第3軸が配置され
ている。
【0004】後者も同様に、第1軸に、トルクコンバー
タ、主変速機構及びカウンタドライブギアが配置され、
第2軸に、アンダドライブ用プラネタリギヤ及びカウン
タドリブンギヤが配置され、更に第3軸にディファレン
シャル装置が配置されている。そして、該後者は、カウ
ンタドライブギヤが第1軸の略々中央部に配置され、該
ギヤの前端部分即ちトルクコンバータの近い部分には主
変速機構用のブレーキ及びワンウェイクラッチからなる
ブレーキユニット、詳しくは、2ndコーストブレーキ
(B1 )、2ndブレーキ(B2 )及び第1のワンウェ
イクラッチ(F1 )がまとめて配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン横
置式車輌用自動変速機(A/T)にあっては、狭いボン
ネット内にエンジンと共に搭載するため、車輌搭載上に
問題がある。特に、図10(a) に示すように、エンジン
(E/G)のクランク軸に整列した第1軸1は、トルク
コンバータ及び主変速機構等が配置されるために長くな
るが、該第1軸が長くなることは、前輪4と干渉してそ
の操舵角を制限することになり、規定の操舵角に対して
干渉しないクリアランスCを有するような長さに納まる
ことが期待されている。
【0006】また、図10(b) に示すように、アンダド
ライブ用プラネタリギヤが配置される第2軸2は、第1
軸1、第3軸3とで形成する3角形の1番高い位置に位
置するが、近時、衝突時の安全性向上等のため、下方に
配置されたシャーシの一部となるサブフレーム5の外に
ボンネットの上側部にサイドメンバー6を配置して、車
輌剛性を高める傾向にあり、このため、上記第2軸2
は、該サイドメンバー6と干渉しないように、所定クリ
アランスDを存する長さに納まることが期待されてい
る。
【0007】更に、第3軸3は、ディファレンシャル装
置から等速ジョイントを介して左右の車輪4,4に連結
するが、等速ジョイントは屈曲角が大きくなると強度が
低下するので、ディファレンシャル装置の車輌幅方向位
置が規制されている。
【0008】前述した前者の自動変速機は、第1軸の後
端部にカウンタドライブギヤを配置する関係上、それと
噛合する第2軸上のカウンタドリブンギヤも、上記ドラ
イブギヤと同一平面に配置されることになり、第2軸が
第1軸と略々同じ長さとなり、前記サイドメンバー6と
干渉してしまう。このため、近時の傾向であるサイドメ
ンバーにて車体剛性の向上を図った車輌に対して、該前
者に係る自動変速機の搭載を困難にしている。
【0009】一方、後者に係る自動変速機は、カウンタ
ドライブギアが第1軸の略々中央位置に配置されている
ため、該ドライブギヤと噛合うカウンタドリブンギヤも
第2軸の前端側に配置され、第2軸を第1軸に比して短
く構成することができるが、第1軸のカウンタドライブ
ギヤの前端側に、ブレーキユニットが配置されており、
その分、第2軸のカウンタドリブンギヤも中央寄りに配
置されている。このため、該後者の第2軸部分における
(第1軸部分に対する)凹み量は充分でなく、サイドメ
ンバーの位置及び大きさ等によっては、充分なクリアラ
ンスDを取ることができない場合も生ずる。
【0010】更に、前記カウンタドリブンギアが第2軸
の中央寄りに配置されているため、該ドリブンギヤに隣
接するリダクションギヤも中央寄りに配設される。一
方、第3軸上に配置されたディファレンシャル装置は、
前述した等速ジョイントの屈曲角の関係で幅方向位置が
車体に対して規定されており、このため該ディファレン
シャル装置に固定されかつ前記リダクションギヤに噛合
するリングギヤは、前者のものと同様に、ディファレン
シャル装置から一方向に偏倚した位置にオーバハング状
に取付けられ、従って該リングギヤは、ディファレンシ
ャル装置を支持するベアリングから横方向に突出した平
面にその噛合い平面が位置する。
【0011】このため、リダクションギヤと噛合いによ
り大きなラジアル方向の力が作用するリングギヤは、デ
ィファレンシャル装置を支持するベアリングに対して大
きな偏倚力を作用して、該ベアリングの耐久性及び信頼
性を低下している。
【0012】そこで、本発明は、自動変速機、特にその
第2軸部分をコンパクトにして車輌搭載性能を向上する
と共に、ディファレンシャル装置を支持するベアリング
の耐久性及び信頼性を向上した、エンジン横置式車輌用
自動変速機を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、エンジンクランク軸に整列す
る第1軸(1)、前輪に連動する第3軸(3)及び第2
軸(2)を側面視3角状に配置し、前記第1軸上に、流
体伝動装置(10)、主変速機構(11)及びカウンタ
ドライブギヤ(12)を配設し、前記第2軸上に、前記
カウンタドライブギヤと噛合するカウンタドリブンギヤ
(13)及びリダクションギヤ(15)を配設し、そし
て前記第3軸上に、前記リダクションギヤと噛合するリ
ングギヤ(16)を有するディファレンシャル装置(1
7)を配設してなる、エンジン横置式車輌用自動変速機
(T)において、前記カウンタドライブギヤ(12)
が、前記第1軸(1)上において前記流体伝動装置(1
0)と主変速機構(11)との間に配置されると共に、
その支持部となるボス部(12a)を前記主変速機構
(11)側に位置してケース(19)に片持ち支持さ
れ、かつ前記第1軸(1)が、前記流体伝動装置(1
0)から前記カウンタドライブギヤ(12)を貫通して
前記主変速機構(11)の入力部(C1)(C2)に連
結するように延び、また前記ディファレンシャル装置
(17)が、その左右支持部(17a,17b)にてケ
ース(19)にベアリング(20)(21)を介して支
持されると共に、前記リングギヤ(16)の前記リダク
ションギヤ(15)との噛合平面(A)が、前記左右支
持部を支持するベアリングの支持平面(B)(B′)の
間に位置してなる、エンジン横置式車輌用自動変速機に
ある。
【0014】一例として、前記主変速機構(11)が、
サンギヤ(S1)(S2)を一体に連結した第1及び第
2のシングルプラネタリギヤ(22)(23)からな
り、かつ前記第1のプラネタリギヤのキャリヤ(CR
1)と前記第2のプラネタリギヤのリングギヤ(R2)
とを一体に連結すると共に前記カウンタドライブギヤ
(12)に連結し、そして前記流体伝動装置(10)か
らの入力軸(1)がフォワードクラッチ(C1)を介し
て前記第1のプラネタリギヤ(22)のリングギヤ(R
1)に連結し、また前記入力軸(1)がダイレクトクラ
ッチ(C2)を介して前記サンギヤ(S1)(S2)に
連結し、更に前記サンギヤ(S1)(S2)を第1の係
止手段(B1)にて、また前記第2のプラネタリギヤ
(23)のキャリヤ(CR2)を第2の係止手段(B2
又はF2)にてそれぞれ停止してなり、前記第1軸を構
成する入力軸(1)が、前記流体伝動装置(10)、前
記カウンタドライブギヤ(12)及び前記主変速機構
(11)を貫通して後端まで延び、該後端部にて前記フ
ォワードクラッチ(C1)及びダイレクトクラッチ(C
2)に連結してなる。
【0015】なお、前記第2軸(2)上に、シングルプ
ラネタリギヤからなる2速副変速機構(42)を配設し
てもよく(図1〜図3参照)、また、前記第2軸に、前
記カウンタドリブンギヤ(13)及びリダクションギヤ
(15)を直接固定してもよく(図4〜図6参照)、そ
して、前記第2軸上に、複合したプラネタリギヤからな
る3速副変速機構(55)を配設してもよい(図7〜図
9参照)。
【0016】
【作用】以上構成に基づき、エンジンクランク軸の回転
は、トルクコンバータ又はフリュードカップリング等の
流体伝動装置(10)を介して第1軸(1)に伝達さ
れ、更に該第1軸上にて、主変速機構(11)により例
えば前進3速、後進1速に変速され、そして該変速回転
はカウンタドライブギヤ(12)及びドリブンギヤ(1
3)を介して第2軸(2)に伝達される。
【0017】この際、カウンタドライブギヤ(12)
は、第1軸(1)上の流体伝動装置(10)側に配置さ
れているので、それと噛合して同一平面にあるカウンタ
ドリブンギヤ(13)も流体伝動装置(エンジン)側に
あり、これにより該ドリブンギヤ(13)を支持してい
る第2軸(2)も全体的に流体伝動装置側(前端側)に
位置する。従って、3角形状の1番高い所に位置する第
2軸(2)の後端部分は、第1軸部分に対して凹むよう
に形成される。
【0018】更に、前記ドリブンギヤ(13)の回転
は、直接又は第2軸(2)上に配置された変速機構によ
り適宜変速され、リダクションギヤ(15)に伝達さ
れ、更に、所定デフ比により減速されてリングギヤ(1
6)に伝達され、そしてディファレンシャル装置(1
7)から左右の車軸(第3軸)3l ,3rに伝達され
る。
【0019】この際、上述したように、第2軸(2)全
体が前端側に位置しているので、カウンタドリブンギヤ
(13)に隣接するリダクションギヤ(15)も前端側
に寄っており、従って該ギヤに噛合するリングギヤ(1
6)も前端側に寄って配置されている。これにより、リ
ングギヤ(16)の噛合平面(A)は、ディファレンシ
ャル装置(17)の左右ベアリング(20),(21)
の支持平面(B)−(B′)内に位置し、ベアリング
(20),(21)は、大きな偏倚力が作用することな
く、前記噛合に基づくラジアル力を支持する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
カウンタドライブギヤ(12)を流体伝動装置(10)
側(前端側)に寄せて配置したので、該ドライブギヤと
噛合するカウンタドリブンギヤ(13)を配設した第2
軸(2)も前端側に寄せることができ、これにより自動
変速機の1番高い部分に位置する該第2軸の後端部分を
短くして、サイドメンバー(6)との干渉を防止し、車
輌搭載性能を向上することができる。
【0021】また、ディファレンシャル装置(17)へ
動力伝達するリングギヤ(16)の噛合平面(A)を、
該ディファレンシャル装置を支持する左右ベアリング
(20),(21)の支持平面(B)−(B′)内に位
置するので、ベアリングに大きな偏倚力が作用すること
を防止して、ベアリング(20),(21)更には自動
変速機(T)の耐久性及び信頼性を向上することができ
る。
【0022】更に、主変速機構(11)に、請求項2記
載のような変速機構を適用すると、該変速機構は、シン
プソンタイプとして実績のある機構であり、該信頼性の
高いかつ軽量な構成を用いるものでありながら、第1軸
を構成する入力軸(1)を後端まで延ばして、該後端か
らフォワードクラッチ(C1)及びダイレクトクラッチ
(C2)に連結することにより、カウンタドライブギヤ
(12)を前端側に位置でき、前述したように車輌搭載
性能を向上することができる。
【0023】また、請求項3ないし5に示すように、第
2軸(2)上に、適宜変速機構を配置するか又は直接カ
ウンタドリブンギヤ(13)を固定することにより、必
要に応じた各変速段数を得ることができる。
【0024】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0025】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例を説明
する。なお、図1ないし図3は、前進4速からなる第1
の実施例を示し、図4ないし図6は、前進3速からなる
第2の実施例を示し、図7ないし図9は、前進5速から
なる第3の実施例を示す。
【0026】エンジン横置式車輌に用いられかつ前輪駆
動タイプに用いられる4速自動変速機T1 は、図1及び
図2に示すように、トランスアクスルケース19a、ト
ランスミッションケース19b及びトランスミッション
カバー19cからなる一体ケース19を有しており、か
つ該ケース19には、第1軸1、第2軸2及び第3軸3
が側面視3角形状に配置されて回転自在に支持されてい
る。
【0027】第1軸を構成する入力軸1は、エンジンク
ランク軸に整列して配置され、該軸1上には、前端から
後端に向けてトルクコンバータ10、カウンタドライブ
ギヤ12そして主変速機構11が順次配設されている。
更に、トルクコンバータ10とドライブギヤ12との間
にはケース19に固定されてオイルポンプ25が配置さ
れており、かつ前記入力軸1はトルクコンバータ10か
ら、前記ポンプ25、ドライブギヤ12、主変速機構1
1を貫通してカバー19cに支持されるように後端まで
延びている。
【0028】トルクコンバータ10は、ドライブプレー
トに固定されて入力要素となるフロントカバー26a及
びケース26bからなるコンバータハウジング26を有
しており、該ハウジング内にはケース26bに一体に設
けられたポンプ羽根車10a、出力要素となるタービン
ハブ27に一体に連結されたタービン羽根車10b及び
ワンウェイクラッチ29により一方向回転が阻止される
ステータ羽根車10cが収納されており、かつこれら羽
根車にてトーラスを構成している。そして、該トーラス
とフロントカバー26aとの間にはロックアップクラッ
チ30が配設されており、該クラッチ30はクラッチプ
レート31及び2種類のバネからなるダンパ32を有し
ており、該クラッチプレート31がフロントカバーに接
触することにより、エンジンのクランク軸の回転がフロ
ントカバー26a、クラッチプレート31及びダンパ3
2を介して直接タービンハブ27に伝達され、そして該
ハブ27にスプライン結合されている前記入力軸1に伝
達される。
【0029】カウンタドライブギヤ12は、主変速機構
11とトルクコンバータ10との間、即ちトルクコンバ
ータ10とポンプ25を隔てて隣接した位置に配置され
ており、その支持部を構成するボス12aが主変速機構
側に位置して、ケース19の隔壁19dに1対のテーパ
ードローラベアリング33を介して回転自在に片持ち支
持されている。従って、該ドライブギヤ12の歯部12
bはポンプ25に接近した、トランスミッションケース
19bの前端部分に収納・配置されている。
【0030】主変速機構11は、後端側に配置された第
1のシングルプラネタリギヤ22及び中央側に配置され
た第2のシングルプラネタリギヤ23を備えており、こ
れら両プラネタリギヤ22,23のサンギヤS1,S2
同士を連結すると共に、第1のプラネタリギヤ22のキ
ャリヤCR1と第2のプラネタリギヤ23のリングギヤ
R2を連結したシンプソンタイプからなる。そして、入
力軸1の後端部にはフランジ1aが連結されており、該
フランジ1aはその前方側にフォワードクラッチC1が
及びその後方側にダイレクトクラッチC2が連結されて
おり、かつこれら各クラッチに隣接して、それぞれ油圧
ピストン35,36が設けられている。
【0031】更に、ダイレクトクラッチC2のドラム側
(出力側)は円筒部材37に連結されており、該部材3
7は、フォワードクラッチC1及び第1のプラネタリギ
ヤ22の外側を通ってサンギヤS1,S2に連結してい
る。また、フォワードクラッチC1のハブ側(出力側)
は第1のリングギヤR1に連結している。更に、前記円
筒部材37の外周にはバンドブレーキからなる第1の
(セカンド)ブレーキB1が配置されており、また第2
のキャリヤCR2に連結しているドラム部材39とケー
ス19との間には、第1のワンウェイクラッチF1及び
多板式ブレーキからなる第2の(ファースト&リバー
ス)ブレーキB2が配設されており、かつ該ブレーキB
2に隣接して油圧ピストン40が配設されている。そし
て、前記第1のキャリヤCR1と第2のリングギヤR2
を連結する出力スリーブ41は前記カウンタドライブギ
ヤ12のボス部12a内周面とスプライン係合してお
り、プラネタリギヤ部分は、入力軸1、上記スリーブ4
1及び連結サンギヤS1,S2により3重軸構造となっ
ている。
【0032】一方、3角形状の1番上部に位置する第2
軸2上には、エンジン(前端)側から、リダクションギ
ヤ15、カウンタドリブンギヤ13及び副変速機構42
が順次配置されている。該第2軸はカウンタ軸2からな
り、その両端部がローラベアリング43及びニードルベ
アリング45を介してケース19に支持されている。ま
た、前記リダクションギヤ15はカウンタ軸2の前端部
にスプライン係合されており、また該ギヤに隣接して、
カウンタドリブンギヤ13が1対のテーパードローラベ
アリング46を介して回転自在に支持されている。従っ
て、カウンタドリブンギア13は、カウンタドライブギ
ヤ12と噛合して同一平面に位置しており、該前端寄り
のドリブンギヤ13より更にエンジン側に寄ってリダク
ションギヤ15が配置され、かつこれによりカウンタ軸
(第2軸)2全体がエンジン側寄りに位置している。
【0033】前記副変速機構42は、アンダドライブ機
構を構成する(第3の)シングルプラネタリギヤからな
り、そのリングギヤR3が前記ドリブンギヤ13に直結
し、かつそのキャリヤCR3がカウンタ軸2に連結され
ている。更に、該キャリヤCR3はUDダイレクトクラ
ッチC3を介してドラム部材47に連結しており、かつ
該クラッチC3に隣接して油圧ピストン49が設置され
ている。また、前記ドラム部材47は後端側からサンギ
ヤS3に連結しており、かつ該ドラム部材47とケース
19との間に第2のワンウェイクラッチF2が介在して
いると共に、該ドラム部材47の外周にバンドブレーキ
からなる第3の(UD)ブレーキB3が配設されてい
る。
【0034】そして、側面視3角形状の1番低くかつ後
方に位置する第3軸3(3l ,3r)上にはディファレ
ンシャル装置17が配置されている。該ディファレンシ
ャル装置17はデフケース50を有しており、該ケース
50の左右支持面17a,17bはそれぞれ左右のボー
ルベアリング20,21を介して回転自在に支持されて
いる。更に、該デフケース50には、平板状のリングギ
ヤ16がボルトにより直接マウントされており、該リン
グギヤ16は前記リダクションギヤ15に噛合してい
る。そして、該ディファレンシャル装置17は、等速ジ
ョイントの屈曲角等による規制により、その車輌幅方向
の位置が所定位置になるように規定されているが、前述
したように、リダクションギヤ15が前端(エンジン)
側に寄って配置されている関係上、該ギヤと噛合して同
一平面にあるリングギヤ16の噛合平面A−Aもエンジ
ン側に寄っており、従って該噛合平面A−Aは、前記規
定されているディファレンシャル装置17の位置に基づ
く前記ベアリング20,21の支持平面B−B,B′−
B′の間に位置する。
【0035】更に、前記デフケース50には第3軸に直
交する軸51が設置されており、該軸51に1対のベベ
ルギヤからなるデフギヤ52が回転自在に支持されてい
る。また、前記デフケース50の支持部17a,17b
の内周には左右車軸3l ,3rが回転自在に支持されて
おり、これら車軸の先端に、それぞれ前記デフギヤと噛
合するベベルギヤからなる左右サイドギヤ53l ,53
rが固定されている。従って、前記第3軸3は、左右車
軸3l ,3rにて構成される。
【0036】ついで、本実施例の作用について、図3を
参照しながら説明する。
【0037】D及び2レンジにおける前進1速時、フォ
ワードクラッチC1を係合すると共に、第3のブレーキ
B3及び第1、第2のワンウェイクラッチF1、F2を
係止する。この状態では、エンジンからトルクコンバー
タ10を介して入力軸1に伝達された回転は、フォワー
ドクラッチC1を介して第1のリングギヤR1に伝達さ
れ、更に第1のキャリヤCR1及び該キャリヤと一体の
出力スリーブ41に伝達されると共に、第1及び第2の
サンギヤS1,S2を介して第2のキャリヤCR2を回
転しようとするが、第1のワンウェイクラッチF1によ
り該回転が阻止され、ピニオンP2を回転して、第1の
キャリヤCR1と一体の第2のリングギヤR2が回転す
る。これにより、該キャリヤ及びリングギヤR2に連結
しているカウンタドライブギヤ12は、主変速機構11
の1速状態で回転が伝達される。
【0038】更に、該カウンタドライブギヤ12の回転
は、ドリブンギヤ13を介して副変速機構42のリング
ギヤR3に伝達され、そして第2のワンウェイクラッチ
F2及び第3のブレーキによりサンギヤS3の回転が阻
止されていることに基づき、キャリヤCR3から減速回
転が取出される。該キャリヤCR3の回転は、カウンタ
軸2を介してリダクションギヤ15に伝達され、更にリ
ングギヤ16を介してディファレンシャル装置17に伝
達され、左右車軸3l ,3rに差動回転が伝達される。
【0039】また、1レンジの1速状態では、セカンド
コーストブレーキB2も作動し、第2のキャリヤCR2
の逆回転時、即ち車輪からエンジン方向への逆トルク
(エンジンブレーキ)時にも機能して、1速状態を保持
する。
【0040】前進2速時は、フォワードクラッチC1が
係合すると共に、第1のブレーキB1、第3のブレーキ
B3及び第2のワンウェイクラッチF2が係止する。こ
の状態では、入力軸1の回転は、フォワードクラッチC
1を介して第1のリングギヤR1に伝達され、第1のブ
レーキB1により第1及び第2のサンギヤS1,S2が
停止されていることに基づき、該リングギヤR1の回転
は第1のキャリヤCR1及び出力スリーブ41を介して
カウンタドライブギヤ12に伝達される。そして、副変
速機構42は先の1速時と同様であるので、前記ドライ
ブギヤ12の回転は減速されてディファレンシャル装置
17に伝達される。
【0041】前進3速時は、フォワードクラッチC1及
びダイレクトクラッチC2が係合し、第3のブレーキ及
び第2のワンウェイクラッチF2が係止する。この状態
では、入力軸1の回転は、フォワードクラッチC1を介
して第1のリングギヤR1に伝達されると共にダイレク
トクラッチC2を介してサンギヤS1,S2に伝達さ
れ、プラネタリギヤ22,23は直結状態となってカウ
ンタドライブギヤ12に伝達される。そして、該直結回
転は、前記1速及び2速時と同様に減速(UD)状態に
ある副変速機構42を介してディファレンシャル装置1
7に伝達される。
【0042】前進4速時は、フォワードクラッチC1、
ダイレクトクラッチC2及びUDダイレクトクラッチC
3が係合する。この状態にあっては、主変速機構11は
前述3速時と同様であって、直結回転がカウンタドライ
ブギヤ12からカウンタドリブンギヤ13に伝達され
る。そして、該ドリブンギヤ13からのリングギヤR3
の回転は、UDダイレクトクラッチC3により一体とな
っているプラネタリギヤのキャリヤCR3を介してカウ
ンタ軸2に直結回転として伝達される。従って、入力軸
1と同速度の回転がカウンタ軸2に伝達され、リダクシ
ョンギヤ15及びリングギヤ16による所定デフ比に基
づき減速されてディファレンシャル装置17に伝達され
る。
【0043】後進時は、ダイレクトクラッチC2が係合
すると共に、第2のブレーキB2及び第3のブレーキB
3が係止する。この状態では、入力軸1の回転がダイレ
クトクラッチC2を介してサンギヤS1,S2に伝達さ
れ、かつ第2のブレーキB2により第2のキャリヤCR
2が固定状態にあるので、サンギヤS2の回転はピニオ
ンP2を介して第2のリングギヤR2に伝達され、カウ
ンタドライブギヤ12に逆回転が伝達される。そして、
副変速機構42は減速(UD)状態にあり、前記逆回転
が減速されてディファレンシャル装置17に伝達され
る。
【0044】上記4速自動変速機T1 にあっては、貫通
している入力軸1により、一旦後端部に伝達され、そこ
から主変速機構11を介して前端側に位置するカウンタ
ドライブギヤ12に伝達される。従って、該ドライブギ
ヤ12に噛合するカウンタドリブンギヤ13も前端寄り
に位置し、カウンタ軸(第2軸)2全体をエンジン(前
端)側に寄った位置に配置してある。これにより、3角
形状の最上位に位置する第2軸2部分の後方への突出量
を、第1軸部分より大幅に凹ませることができ、サイド
メンバー6との干渉を防止して車輌搭載性能を向上し得
る。更に、前述したカウンタ軸2のエンジン寄り配置に
基づき、リダクションギヤ15もエンジン側に配置で
き、従って該ギヤと噛合するリングギヤ16の噛合平面
A−Aをエンジン側に位置して、車輌幅方向の規定位置
にディファレンシャル装置17を配置したものでありな
がら、そのベアリング支持平面B−B,B′−B′内に
上記リングギヤ噛合平面A−Aを位置し、これによりベ
アリング20,21に偏倚力に基づく、大きな負荷が作
用することを防止して耐久性及び信頼性を向上し得る。
【0045】ついで、図4ないし図6に沿って、本発明
を3速自動変速機T2 に用いた実施例について説明す
る。なお、本第2の実施例は、先に説明した第1の実施
例と第1軸部分及び第3軸部分は同一なので、同一符号
を付して説明を省略する。
【0046】本実施例による第2軸(カウンタ軸)2上
には、カウンタドリブンギヤ13が直接スプライン係合
されていると共に、該ドリブンギヤのエンジン側に隣接
してリダクションギヤ15がスプライン係合されてい
る。
【0047】従って、本3速自動変速機T2 は、図6の
作動表に示すように、前述した主変速機構11に基づく
前進3速、後進1速にて変速し、これによるカウンタド
ライブギヤ12の回転は、ドリブンギヤ13を介してカ
ウンタ軸2に伝達され、更にリダクションギヤ15及び
リングギヤ16により所定デフ比に減速されてディファ
レンシャル装置17に伝達される。
【0048】本第2の実施例にあっても、第2軸の後端
部分を、第1軸部分に対して大幅に凹ませて、車輌搭載
性能を向上すると共に、リングギヤ16の噛合平面A−
Aを、ディファレンシャル装置17のベアリング支持平
面B−B,B′−B′内に位置して、ベアリング20,
21の耐久性及び信頼性を向上し得る。
【0049】ついで、図7ないし図9に沿って、本発明
を5速自動変速機T3 に適用した第3の実施例について
説明する。なお、本実施例も同様に、第1軸部分及び第
3軸部分は先の実施例と同様なので、同一符号を付して
説明を省略する。
【0050】本実施例による第2軸(カウンタ軸)2上
には、エンジン側から、リダクションギヤ15、カウン
タドリブンギヤ13そして3速変速機構からなる副変速
機構55が配置されている。そして、前述した第1の実
施例と同様に、カウンタ軸2はその両端部にてローラベ
アリング43及びニードルベアリング45を介してケー
ス19に回転自在に支持されており、該カウンタ軸2の
前端部にはリダクションギヤ15がスプライン係合さ
れ、かつ該ギヤに隣接してカウンタドリブンギヤ13が
テーパードローラベアリング46を介して回転自在に支
持されている。
【0051】そして、副変速機構55は、主変速機構1
1と同様なシンプソンタイプのプラネタリギヤ、即ち第
1のシングルプラネタリギヤ56と第2のシングルプラ
ネタリギヤ57のサンギヤS4,S5同士を連結すると
共に、第1のキャリヤCR4と第2のリングギヤR5と
をそれぞれカウンタ軸2に連結してなる。更に、第1の
リングギヤR4をカウンタドリブンギヤ13に直接連結
している。また、共通サンギヤS4,S5の中間部分か
らドラム部材59を外径方向に延設し、該ドラム部材5
9と第1のキャリヤCR4との間に第3の(ダイレク
ト)クラッチC3を介在すると共に、該クラッチC3に
隣接して油圧ピストン60を設け、かつ該ドラム部材5
9の外周にバンドブレーキからなる第3のブレーキB3
を配設する。更に、第2のリングギヤR5から延びてい
る部分には、その外径側とケースとの間に多板ブレーキ
からなる第4のブレーキB4が介在していると共に、そ
の内側側とケースボス部19eとの間に第2のワンウェ
イクラッチF2が介在している。
【0052】なお、本実施例において、第1軸1におけ
るカウンタドライブギヤ12の配置に基づき、それと噛
合するカウンタドリブンギヤ13がエンジン側に寄って
配置され、従ってカウンタ軸2は全体的にエンジン側に
寄って配置されている。またこれにより、リダクション
ギヤ15と噛合するリングギヤ16の噛合平面A−A
は、ディファレンシャル装置17の支持平面B−B,
B′−B′の間に位置している。
【0053】本実施例は、以上構成に基づき、図9の作
動表に示すように作動する。即ち、前進1速時は、フォ
ワードクラッチC1及び第1のワンウェイクラッチF1
(又は第2のブレーキB2)が作動して、主変速機構1
1は、1速段にある。そして、副変速機構55は第2の
ワンウェイクラッチF2(又は第4のブレーキB4)が
作動することに基づき、第2のキャリヤCR5が停止状
態にあり、主変速機構と同様に1速段にある。従って、
自動変速機T3 は、入力軸3の回転が主変速機構11に
より1速段に減速され、更にカウンタドライブギヤ12
及びドリブンギヤ13を介してリングギヤR4に伝達さ
れた減速回転が副変速機構55により更に減速されて、
ディファレンシャル装置17に伝達される。
【0054】前進2速時は、フォワードクラッチC1及
び第1のブレーキB1の作動に基づき、主変速機構11
は2速段に変速され、かつ副変速機構1速段のままであ
り、変速機T3 全体として2速が得られる。
【0055】前進3速時は、主変速機構11が上述した
2速段のままであり、副変速機構55が第3のブレーキ
B3の作動に基づきサンギヤS1,S2を停止して、2
速段となる。これにより、変速機T3 全体として3速が
得られる。
【0056】前進4速時は、主変速機構11が上述した
2速段のままであり、副変速機構55が第3の(ダイレ
クト)クラッチC3が作動することに基づき、直結状態
即ち3速段となり、変速機全体で4速が得られる。
【0057】前進5速時は、主変速機構11もダイレク
トクラッチC2が係合することに基づき、直結即ち3速
段となり、上述した副変速機構55の直結(3速)段と
組合されて、変速機全体で5速が得られる。
【0058】後進時は、主変速機構11が後進状態とな
り、かつ副変速機構55は第4のブレーキB4が作動し
て1速段となり、これらが組合されて、変速機全体で減
速された後進を得る。
【0059】上述した5速自動変速機T3 は、第2軸2
をエンジン側に寄せることにより、3速副変速機構55
を該第2軸上に配置することができ、車輌搭載性能を維
持しつつ、5速自動変速機T3 を得ることができる。ま
た、副変速機構として、実績がありかつ比較的軽量なシ
ンプソンタイプを採用することが可能であり、信頼性の
高い5速自動変速機を得ることができる。なお、本第3
の実施例においても、リングギヤ16の噛合平面A−A
を、ディファレンシャル装置17の支持平面B−B,
B′−B′間に位置して、ベアリング20,21の耐久
性を向上し得る。
【0060】なお、上述実施例は、エンジン横置式車輌
用自動変速機を、FF(フロントエンジン・フロントド
ライブ)用として示してあるが、これに限らず、4輪駆
動用のものにも同様に適用し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例(4速自動変速機)
を示す断面図。
【図2】第1の実施例のスケルトン図。
【図3】第1の実施例の作動を示す図。
【図4】本発明による第2の実施例(3速自動変速機)
を示す断面図。
【図5】第2の実施例のスケルトン図。
【図6】第2の実施例の作動を示す図。
【図7】本発明による第3の実施例(5速自動変速機)
を示す断面図。
【図8】第3の実施例のスケルトン図。
【図9】第3の実施例の作動を示す図。
【図10】エンジン横置式車輌用自動変速機の搭載状態
を示す図で、(a) はA方向から見た図、(b) はB方向か
ら見た図。
【符号の説明】
1 第1軸(入力軸) 2 第2軸(カウンタ軸) 3 第3軸(車軸) 10 流体伝動装置(トルクコンバータ) 11 主変速機 12 カウンタドライブギヤ 12a ボス部 13 カウンタドリブンギヤ 15 リダクションギヤ 16 リングギヤ 17 ディファレンシャル装置 17a,17b… 支持部 19 ケース 20,21 ベアリング 22 第1のシングルプラネタリギヤ 23 第3のシングルプラネタリギヤ 42 2速副変速機構 55 3速副変速機構 A−A リングギヤの噛合平面 B−B, B′−B′ ディファレンシャル装置の支
持平面 C1,C2 入力部(フォワードクラッチ 、ダイレ
クトクラッチ) T(13 ) エンジン横置式車輌用自動変速機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンクランク軸に整列する第1軸、
    前輪に連動する第3軸及び第2軸を側面視3角状に配置
    し、前記第1軸上に、流体伝動装置、主変速機構及びカ
    ウンタドライブギヤを配設し、前記第2軸上に、前記カ
    ウンタドライブギヤと噛合するカウンタドリブンギヤ及
    びリダクションギヤを配設し、そして前記第3軸上に、
    前記リダクションギヤと噛合するリングギヤを有するデ
    ィファレンシャル装置を配設してなる、エンジン横置式
    車輌用自動変速機において、 前記カウンタドライブギヤが、前記第1軸上において前
    記流体伝動装置と主変速機構との間に配置されると共
    に、その支持部となるボス部を前記主変速機構側に位置
    してケースに片持ち支持され、 かつ前記第1軸が、前記流体伝動装置から前記カウンタ
    ドライブギヤを貫通して前記主変速機構の入力部に連結
    するように延び、 また前記ディファレンシャル装置が、その左右支持部に
    てケースにベアリングを介して支持されると共に、前記
    リングギヤの前記リダクションギヤとの噛合平面が、前
    記左右支持部を支持するベアリングの支持平面の間に位
    置してなる、 エンジン横置式車輌用自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記主変速機構が、サンギヤを一体に連
    結した第1及び第2のシングルプラネタリギヤからな
    り、かつ前記第1のプラネタリギヤのキャリヤと前記第
    2のプラネタリギヤのリングギヤとを一体に連結すると
    共に前記カウンタドライブギヤに連結し、そして前記流
    体伝動装置からの入力軸がフォワードクラッチを介して
    前記第1のプラネタリギヤのリングギヤに連結し、また
    前記入力軸がダイレクトクラッチを介して前記サンギヤ
    に連結し、更に前記サンギヤを第1の係止手段にて、ま
    た前記第2のプラネタリギヤのキャリヤを第2の係止手
    段にてそれぞれ停止してなり、 前記第1軸を構成する入力軸が、前記流体伝動装置、前
    記カウンタドライブギヤ及び前記主変速機構を貫通して
    後端まで延び、該後端部にて前記フォワードクラッチ及
    びダイレクトクラッチに連結してなる、 請求項1記載のエンジン横置式車輌用自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記第2軸上に、シングルプラネタリギ
    ヤからなる2速副変速機構を配設した、 請求項1又は2記載のエンジン横置式車輌用自動変速
    機。
  4. 【請求項4】 前記第2軸に、前記カウンタドリブンギ
    ヤ及びリダクションギヤを固定してなる、 請求項1又は2記載のエンジン横置式車輌用自動変速
    機。
  5. 【請求項5】 前記第2軸上に、複合したプラネタリギ
    ヤからなる3速副変速機構を配設した、 請求項1又は2記載のエンジン横置式車輌用自動変速
    機。
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