JP3520623B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP3520623B2
JP3520623B2 JP25568195A JP25568195A JP3520623B2 JP 3520623 B2 JP3520623 B2 JP 3520623B2 JP 25568195 A JP25568195 A JP 25568195A JP 25568195 A JP25568195 A JP 25568195A JP 3520623 B2 JP3520623 B2 JP 3520623B2
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    • F16H2200/201Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with three sets of orbital gears

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の自動変
速機に関するものであり、特に複数組の遊星歯車機構を
主体として構成された歯車変速機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数組の遊星歯車機構を使用した変速装
置は、歯車の噛み合わせを変更することなく変速を実行
できることに加え、入力軸と出力軸とを同一軸線上に配
列できるなどの利点がある。そのためこの種の変速装置
は、車両用の自動変速機に多用されている。
【0003】一方、車両におけるエンジンの搭載形式と
して、横置きの形式が知られており、この種の車両では
自動変速機も横置きされる。すなわち中心軸線が車両の
幅方向を向くように自動変速機が搭載される。したがっ
て横置きタイプの自動変速機では、車幅の寸法が小さい
ために、軸長が大きく制約される。
【0004】そのため従来、設定可能な変速段数の多い
横置きタイプの自動変速機では、入力軸と同一軸線上に
遊星歯車機構を設けることに加え、これと平行なカウン
タ軸上に他の遊星歯車機構を設けている。その一例が特
開平4−302748号公報に記載されている。
【0005】この自動変速機は、キャリヤとリングギヤ
とをそれぞれ連結した2組のシングルピニオン型の遊星
歯車機構を入力軸と同一軸線上に配置し、キャリヤを出
力要素としてある第1の遊星歯車機構のサンギヤに対し
て入力する第1クラッチと、第2の遊星歯車機構のキャ
リヤに対して入力する第2クラッチと、第2の遊星歯車
機構のサンギヤに入力する第3クラッチとが設けられて
いる。またブレーキ手段として、第2の遊星歯車機構の
サンギヤを固定する第1ブレーキと、第2の遊星歯車機
構のキャリヤおよびこれに連結されている第1の遊星歯
車機構のリングギヤを固定する第2ブレーキとが設けら
れている。
【0006】また入力軸と平行なカウンタ軸上には、1
組のシングルピニオン型の第3遊星歯車機構が設けられ
ており、そのリングギヤと前記第1遊星歯車機構のキャ
リヤとが、カウンタギヤ対を介して連結されている。ま
たこの第3遊星歯車機構のキャリヤがカウンタ軸に連結
されている。そしてこのキャリヤとサンギヤとを連結一
体化する第4クラッチと、サンギヤを固定する一方向ク
ラッチおよび第3ブレーキが設けられている。
【0007】したがって上記の公報に記載されている自
動変速機では、入力軸と同一軸線上に配置してある第1
および第2の遊星歯車機構によってアンダードライブ状
態である第1速および第2速ならびに直結状態である第
3速を設定し、かつこれら第1速ないし第3速で第3遊
星歯車機構をアンダードライブ状態に設定している。ま
た第1および第2の遊星歯車機構を直結状態にするとと
もに第3遊星歯車機構を直結状態とすることにより、直
結段である第4速を設定し、さらに第1および第2の遊
星歯車機構をオーバードライブ状態にするとともに第3
遊星歯車機構を直結状態とすることによりオーバードラ
イブ段である第5速を設定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した横置きタイプ
の自動変速機では、第1速ないし第3速で第3遊星歯車
機構をアンダードライブ状態とし、第4速および第5速
で第3遊星歯車機構を直結状態とするから、第3速と第
4速との間の変速の際に第3遊星歯車機構で変速が生じ
る。その第3遊星歯車機構のサンギヤは一方向クラッチ
を介して反力トルクを受けるようになっているから、第
3速と第4速との間の変速の際に一方向クラッチを作用
させることになる。しかしながら通常の定速走行時に設
定される変速段は最高速段であって、走行中の車速やス
ロットル開度の一時的な変化によって最高速段からのダ
ウンシフトや最高速段へのアップシフトが生じる。
【0009】そのため最も頻度の高い変速は、上記の自
動変速機では、第4速と第5速との間の変速であって、
この変速は、第1および第2の遊星歯車機構に関連して
設けてある第1クラッチを解放するとともに第2ブレー
キを係合させるいわゆるクラッチ・ツウ・クラッチ変速
になる。このクラッチ・ツウ・クラッチ変速は、一方の
摩擦係合装置の油圧に関連させて他方の摩擦係合装置の
油圧を制御する必要のある変速であるため、複雑な変速
制御を余儀無くされるが、上記の自動変速機では、この
クラッチ・ツウ・クラッチ変速を頻繁に行わざるを得な
い不都合がある。
【0010】ところで、従来、自動変速機の基本的な構
成を変更することなく、設定可能な変速段数を変更する
ことが行われている。これは、部品の共通化によるコス
トの低廉化の要請によるものであり、従来一般には、オ
ーバードライブ部を着脱することにより、設定可能な変
速段数を変更している。このような手法に従って上記従
来の自動変速機を前進4段の自動変速機に変更するとす
れば、前記第3の遊星歯車機構を省いて、第1遊星歯車
機構の出力要素であるキャリヤをカウンタギヤ対を介し
てカウンタ軸に連結することになる。このようにすれ
ば、5速自動変速機と4速自動変速機とで、トランスミ
ッションケースを含む多くの部品を共通化することがで
きる。また4速自動変速機での最高速段を、変速比が
“1”未満のオーバードライブ段とすることができる。
【0011】しかしながら、上述した第1および第2の
遊星歯車機構の2つの遊星歯車機構を備えた4速自動変
速機では、これらの遊星歯車機構および摩擦係合装置の
全てが、入力軸と同一軸線上に並んで配置されるために
4速自動変速機でありながら軸長が長くなる不都合があ
った。
【0012】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、変速制御や変速段数の変更が容易であ
り、しかも軸長を短くすることのできる自動変速機を提
供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、サンギヤとリングギ
ヤとキャリヤとを三要素とした第1および第2の遊星歯
車機構がトルクコンバータに連結された入力部材と同
軸線上に配列されるとともに、第1遊星歯車機構におけ
るキャリヤと第2遊星歯車機構におけるリングギヤとが
連結されて第1回転要素を構成するとともに第1遊星歯
車機構のサンギヤが第2回転要素を構成し、かつ第2遊
星歯車機構のサンギヤが第3回転要素を構成するととも
に、第1遊星歯車機構のリングギヤと第2遊星歯車機構
のキャリヤとが連結されて第4回転要素を構成し、さら
にこれら第1および第2の遊星歯車機構の軸線と平行な
軸線上に、サンギヤおよびリングギヤならびにキャリヤ
を三要素とする第3の遊星歯車機構が配置され、前記第
1回転要素と第3遊星歯車機構の三要素のうちのいずれ
かの要素とが動力を伝達可能に連結された自動変速機で
あって、前記第1遊星歯車機構および前記第2遊星歯車
機構よりも前記トルクコンバータ側に配置され、かつ駆
動力を入力する入力部材と前記第2回転要素とを選択的
に連結する第1のクラッチ手段と、前記第1遊星歯車機
構および第2遊星歯車機構を挟んで前記第1のクラッチ
手段とは反対側に配置され、かつ前記入力部材と前記第
3回転要素とを選択的に連結する第2のクラッチ手段
と、前記第3遊星歯車機構における三要素のうち前記
1回転要素と連結されてる要素とは異なる要素に連結さ
れた出力部材と、前記第3遊星歯車機構の前記三要素の
いずれかに連結され、かつ第3遊星歯車機構を前記出力
部材が高速回転する高速駆動状態と低速回転する低速駆
動状態とに切り換える際に係合状態が切り替わる一方向
クラッチと、前記第4回転要素に連結され、かつ前記第
1遊星歯車機構および第2遊星歯車機構によって設定さ
れる変速比が最も大きい場合に係合して前記第4回転要
素の回転を止める他の一方向クラッチとを備え、前記第
3遊星歯車機構が、その全体が一体となって回転する直
結段と前記出力部材を直結段より低速回転させる減速段
とに切り換えられるように構成されていることを特徴と
するものである。
【0014】したがって請求項1の発明による自動変速
機では、最高速段である第4速とそれより1段低速側の
変速段との間の変速を第3の遊星歯車機構によって実行
することになり、前進4速を達成する複数の遊星歯車機
構を2つの軸上に分割して配置することになるので、全
体としての軸長を短くすることができる。また、トルク
変動の大きい変速と変速頻度の高い変速とを一方向クラ
ッチを使用して実行できるので、変速ショックの悪化を
防止し、また変速制御が容易になる。さらに、第1遊星
歯車機構と第2遊星歯車機構との連結が容易になり、こ
の点でも全長を短縮化することができる。そして、適当
な変速比を容易に設定することができる。
【0015】また請求項2に記載した発明は、請求項1
の発明において、前記入力部材と前記第4回転要素とを
選択的に連結する第3クラッチ手段が、前記第1遊星歯
車機構および第2遊星歯車機構と同一軸線上でかつ前記
第2クラッチ手段を挟んで前記第2遊星歯車機構とは反
対側に設けられていることを特徴とするものである。
【0016】この請求項2に記載した発明では、前進5
段を設定することができ、また請求項1と同様な理由で
軸長を短くすることができる。また、第3クラッチ手段
の有無によって前進4段と前進5段との自動変速機に変
更でき、部品の共通化によるコストの低廉化に有利であ
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照して具
体的に説明する。先ず4速自動変速機として構成した場
合について図1を参照して説明すると、ロックアップク
ラッチ1を備えたトルクコンバータ2のタービランナ3
に入力軸4が連結されている。この入力軸4と同一軸線
上に第1遊星歯車機構5と第2遊星歯車機構6とが配列
されている。これらの遊星歯車機構5,6は、それぞれ
サンギヤ7,8と、サンギヤ7,8に対して同心円上に
配置された内歯歯車であるリングギヤ9,10と、それ
らのサンギヤ7,8およびリングギヤ9,10に噛合し
たピニオンを保持しているキャリヤ11,12とを三要
素とするシングルピニオン型の遊星歯車機構である。
【0027】これらの遊星歯車機構5,6のうち図1の
右側の第1遊星歯車機構5のキャリヤ11と左側の第2
遊星歯車機構6のリングギヤ10とが一体回転するよう
に連結されており、また第1遊星歯車機構5のリングギ
ヤ9と第2遊星歯車機構6のキャリヤ12とが一体回転
するように連結されている。したがってこれら第1遊星
歯車機構5および第2遊星歯車機構6のキャリヤ11,
12とリングギヤ9,10とが上記のように連結されて
いることにより、これら一体化されたキャリヤ11およ
びリングギヤ10と、キャリヤ12およびリングギヤ9
と、2つのサンギヤ7,8の合計4つの回転要素を有す
るように構成されている。
【0028】これらの回転要素のうち第1遊星歯車機構
5のサンギヤ7に入力軸4を選択的に連結する多板クラ
ッチ(以下、仮に第1クラッチする。)C1 が設けられ
ている。また第2遊星歯車機構6のサンギヤ8を入力軸
4に選択的に連結する多板クラッチ(以下、仮に第3ク
ラッチする。)C3 が設けられている。
【0029】ブレーキ手段として、第2遊星歯車機構6
のサンギヤ8の回転を選択的に止める多板ブレーキ(以
下、仮に第1ブレーキとする。)B1 が、そのサンギヤ
8とケーシング13との間に設けられている。また、互
いに一体化された第1遊星歯車機構5のリングギヤ9お
よび第2遊星歯車機構6のキャリヤ12の回転を選択的
に止める多板ブレーキ(以下、仮に第2ブレーキとす
る。)B2 が、これらリングギヤ9およびキャリヤ12
とケーシング13との間に設けられている。そしてこの
第2ブレーキB2 と並列に一方向クラッチF1 が設けら
れている。
【0030】さらに、他の回転要素である互いに一体化
された第1遊星歯車機構5のキャリヤ11および第2遊
星歯車機構6のリングギヤ10には、カウンタドライブ
ギヤ14が取り付けられている。
【0031】なお、上述した構成部材の配列について説
明すると、第1遊星歯車機構5と第2遊星歯車機構6と
は互いに隣接して配置され、その第1遊星歯車機構5と
トルクコンバータ2との間に第1クラッチC1 が配置さ
れ、その第1クラッチC1 と第1遊星歯車機構5との間
にカウンタドライブギヤ14が配置されている。これに
対して第3クラッチC3 は、各遊星歯車機構5,6を挟
んで第1クラッチC1とは反対側に配置されており、そ
の第3クラッチC3 と第2遊星歯車機構6との間に一方
向クラッチF1 が配置されている。
【0032】上述した入力軸4と平行に、すなわち各遊
星歯車機構5,6の中心軸線と平行に、カウンタ軸15
が配置されている。このカウンタ軸15と同一軸線上に
第3遊星歯車機構16が配置されている。この第3遊星
歯車機構16は、サンギヤ17と、サンギヤ17に対し
て同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ18
と、これらサンギヤ17とリングギヤ18とに噛合した
ピニオンを保持しているキャリヤ19とを三要素とする
シングルピニオン型の遊星歯車機構である。
【0033】この第3遊星歯車機構16に隣接してカウ
ンタドリブンギヤ20が、カウンタ軸15に対して回転
自在にかつ同一軸線上に配置されており、このカウンタ
ドリブンギヤ20は、前記カウンタドライブギヤ14に
噛合している。そしてこのカウンタドリブンギヤ20に
第3遊星歯車機構16のリングギヤ18が一体回転する
ように連結され、またキャリヤ19がカウンタ軸15に
一体回転するよう連結されている。
【0034】第3遊星歯車機構16の三要素のうちサン
ギヤ17とキャリヤ19とを選択的に連結する多板クラ
ッチC0 が、これら両者の間に設けられている。またそ
のサンギヤ17の回転を選択的に止める多板ブレーキB
0 が、このサンギヤ17とケーシング13との間に配置
されている。さらにこのブレーキB0 と並列に一方向ク
ラッチF0 が、サンギヤ17とケーシング13との間に
配置されている。
【0035】そしてカウンタ軸15の図1における右側
の端部、すなわちトルクコンバータ2側の端部に出力ギ
ヤ21が取り付けられており、この出力ギヤ21は、デ
ィファレンシャル22におけるリングギヤ23に噛合し
ている。
【0036】上記の自動変速機を更に具体化した例を図
2および図3に断面図として示してある。ケーシング1
3におけるトルクコンバータ2側の開口部に油圧ポンプ
24が取り付けられており、入力軸4は、その油圧ポン
プ24の中心部を軸線方向に貫通している。入力軸4の
先端部には、これと一体に回転する第2入力軸25が同
一軸線上に連結されている。すなわちこの第2入力軸2
5の一方の端部が、前記入力軸4の先端部にスプライン
嵌合させられるとともに、第2入力軸25の他方の端部
が、ケーシング13のトルクコンバータ2とは反対側の
端部に取り付けたエンドカバー26に軸受27を介して
回転自在に保持されている。
【0037】前記油圧ポンプ24は、トルクコンバータ
2とは反対側に向けて突出したボス部を有しており、こ
のボス部の外周に第1クラッチC1 のクラッチドラム2
8が回転自在に嵌合されている。このクラッチドラム2
8は、内周側に円筒部分を有しており、この内周側の円
筒部分で前記入力軸4の先端部に一体回転するように連
結されている。また外周側に円筒部分を有しており、こ
の外周側の円筒部分の内周面に複数枚のクラッチプレー
ト29がスプライン嵌合させられている。さらにクラッ
チドラム28は、内周側の円筒部分と外周側の円筒部分
とを連結する側壁部を有しており、その側壁部の内面に
対向するようにピストン30が、液密状態を保持して軸
線方向に前後動するように配置されている。なお、図2
において符号31はリターンスプリングである。
【0038】前記クラッチプレート29に対して交互に
配列したクラッチディスク32をスプライン嵌合させた
クラッチハブ33が、クラッチドラム28の内周側に配
置されている。このクラッチハブ33は、前記第2入力
軸25の外周に回転自在に嵌合させた中空軸部34を一
体に備えており、この中空軸部34は第2入力軸25の
軸線方向の中間部分まで延びている。
【0039】さらにこの中空軸部34の外周側には、ケ
ーシング13の内面から内周側に突出させた中空円板状
のセンターサポート部35が設けられており、このセン
ターサポート部35の内周側に嵌合させた一対のベアリ
ング36によってカウンタドライブギヤ14が回転自在
に保持されている。すなわちカウンタドライブギヤ14
は、センターサポート部35と前記第1クラッチC1 と
の間に配置されるとともに、その中心側の部分に円筒軸
部37を一体に有しており、その円筒軸部37をベアリ
ング36の内周側に嵌合させてベアリング36によって
回転自在に保持されている。さらにこの円筒軸部37の
内周部には、第1遊星歯車機構5におけるキャリヤ11
に一体化させてあるキャリヤ軸38がスプライン嵌合さ
せられている。すなわちこのキャリヤ軸38を介してキ
ャリヤ11とカウンタドライブギヤ14とが一体化され
ている。
【0040】キャリヤ11,12およびリングギヤ9,
10を前述したように連結された第1および第2の遊星
歯車機構5,6は、センターサポート部35を挟んで、
カウンタドライブギヤ14とは反対側に配置されてい
る。その配列順序は、センターサポート部35側から第
1遊星歯車機構5、第2遊星歯車機構6の順序である。
その第1遊星歯車機構5のキャリヤ11が前記キャリヤ
軸38に一体化されるとともに、サンギヤ7が、クラッ
チハブ33と一体の中空軸部34にスプライン嵌合して
いる。またこの第1遊星歯車機構5の外周側にそのリン
グギヤ9と第2遊星歯車機構6のキャリヤ12とを連結
しているコネクティングドラム39が配置され、そのコ
ネクティングドラム39の外周面に、第2ブレーキB2
を構成する複数枚のブレーキディスク40がスプライン
嵌合されている。これらのブレーキディスク40に対し
て軸線方向で交互に配列されたブレーキプレート41
は、ケーシング13の内面にスプライン嵌合されてい
る。
【0041】なお、この第2ブレーキB2 を係合させる
油圧サーボ機構は、前記センターサポート部35に組み
込まれている。すなわちセンターサポート部35におけ
る図2での左側の側面には、液密状態を維持して軸線方
向に前後動するピストン42が収容されている。またそ
のピストン42の前面側には、リターンスプリング43
が配置されている。
【0042】第2遊星歯車機構6の外周側には、第2ブ
レーキB2 に隣接してシリンダ部材44が配置されてい
る。このシリンダ部材44は、第1ブレーキB1 を係合
させるためのピストン45を保持するためのものであっ
て、ケーシング13の内面に固定されている。またこの
シリンダ部材44の図2の左側の部分には、凹部が形成
されており、ここにピストン45が液密状態を維持して
軸線方向に前後動するように収容されている。なお、こ
のピストン45についてのリータンスプリングとしてダ
イヤフラムスプリングが採用されている。
【0043】また第2遊星歯車機構6に隣接して一方向
クラッチF1 が配置されている。この一方向クラッチF
1 は、インナーレースとアウターレースとの間に多数の
スプラグを介在させたものであって、そのインナーレー
スが第2遊星歯車機構6のキャリヤ12に連結されてい
る。またアウターレースは、前記シリンダ部材44から
第2遊星歯車機構6の側部にまで延ばした円筒状の部材
に回転方向において係合して一体化されている。そして
この一方向クラッチF1 は、キャリヤ12が逆回転(入
力軸4とは反対方向の回転)しようする場合に係合する
ようになっている。
【0044】上記の一方向クラッチF1 および第2遊星
歯車機構6の外周側を覆う形状のブレーキハブ46が設
けられている。このブレーキハブ46は、第1ブレーキ
B1を構成するものであって、その外周側の円筒部分の
外周面に、複数枚のブレーキディスク47がスプライン
嵌合されている。またこれらのブレーキディスク47に
対して交互に配置したブレーキプレート48はケーシン
グ13の内面にスプライン嵌合されている。前記ピスト
ン45はこれらのブレーキディク47およびブレーキプ
レート48に軸線方向で対向している。
【0045】上記のブレーキハブ46の内周部は、前記
第2入力軸25の外周面の近くまで延びており、第2入
力軸25の外周面に対して回転自在に嵌合させた円筒軸
部49が一体化されている。そしてこの円筒軸部49の
端部外周に第2遊星歯車機構6のサンギヤ8が形成され
ている。
【0046】さらに第3クラッチC3 の構成について説
明すると、前記エンドカバー26の内面には、前記ベア
リング27を内周部に保持したボス部が形成されてお
り、そのボス部の外周面にクラッチドラム50が、液密
状態を維持して回転するように嵌合させられている。こ
のクラッチドラム50は、エンドカバー26のボス部に
嵌合した内周側円筒部分と、複数枚のクラッチプレート
51をスプライン嵌合させた外周側の円筒部分と、これ
らの円筒部分を連結している側壁部分とを備えており、
これらの三者で形成された中空部にピストン52が、液
密状態を維持して図2の右方向に前進するように保持さ
れている。また内周側の円筒部分が第2入力軸25に連
結されている。
【0047】また外周側の円筒部分の内周側には、これ
と同心円上に位置するようにクラッチハブ53が配置さ
れており、このクラッチハブ53は、第1ブレーキB1
についての前記ブレーキハブ46の外面に固定されてい
る。そしてこのクラッチハブ53の外周面に、前記クラ
ッチプレート51と交互に配置したクラッチディスク5
4がスプライン嵌合されている。すなわちここに第3ク
ラッチC3 が形成されている。
【0048】カウンタ軸15は、前記第2入力軸25と
平行に配置されており、その一方の端部は、トルクコン
バータハウジング55にベアリング56を介して回転自
在に保持され、また他方の端部は、ケーシング13にベ
アリング57を介して回転自在に保持されている。この
カウンタ軸15の軸線方向での中間部、より正確には、
前記カウンタドライブギヤ14の半径方向での外周側の
位置に、カウンタドリブンギヤ20がベアリング58を
介して回転自在に取り付けられている。
【0049】このカウンタドリブンギヤ20に対して図
3での左側に第3遊星歯車機構16が配置されている。
この第3遊星歯車機構16におけるキャリヤ19は、カ
ウンタ軸15に半径方向に突出されて形成したフランジ
部が兼ねており、このフランジ部にピニオンピンを嵌合
させることにより、第3遊星歯車機構16のキャリヤ1
9がカウンタ軸15に連結されている。またこの第3遊
星歯車機構16のリングギヤ18がカウンタドリブンギ
ヤ20に連結されている。
【0050】またカウンタ軸15の外周側に円筒状のサ
ンギヤ軸59が回転自在に嵌合させられており、このサ
ンギヤ軸59の先端部(図3での右端部)にサンギヤ1
7が形成されている。さらにピニオンピンのカウンタド
リブンギヤ20とは反対側の端部に円筒状のクラッチハ
ブ60が取り付けられており、このクラッチハブ60の
外周側に同心円上に配置されたクラッチドラム61が、
サンギヤ軸59に連結一体化されている。これらのクラ
ッチハブ60とクラッチドラム61とは、第3遊星歯車
機構16についてのクラッチC0 を構成しており、その
クラッチハブ60の外周面にクラッチディスク62がス
プライン嵌合する一方、クラッチドラム61の内周面に
クラッチプレート63がスプライン嵌合している。
【0051】そしてクラッチドラム61とサンギヤ軸5
9とによってシリンダ部が形成されて、このシリンダ部
にピストン64がクラッチディスク62およびクラッチ
プレート63に対して、液密状態を維持して前後動する
ように収容されている。
【0052】サンギヤ軸59のうちクラッチドラム61
を取り付けた部分に隣接する部分の外周部は、一方向ク
ラッチF0 のインナーレースとなっており、その外周面
に多数のスプラグが配列されている。またこれらのスプ
ラグの外周側にアウターレースが嵌合させられている。
そしてこのアウターレースはケーシング13の内周面に
スプライン嵌合している。
【0053】さらにサンギヤ軸59の図3の左側の端部
の外周面には、ブレーキB0 を構成する複数枚のブレー
キディスク65がスプライン嵌合しており、このブレー
キディスク65に対して交互に配置されたブレーキプレ
ート66がケーシング13の内周面にスプライン嵌合し
ている。このブレーキB0 を係合させるためのピストン
67は、ケーシング13の内面に形成されたシリンダ部
に、液密状態を維持して前後動するように収容されてい
る。
【0054】一方、カウンタ軸15の外周部のうちカウ
ンタドリブンギヤ20を挟んで第3遊星歯車機構16と
は反対側の部分に、出力ギヤ21がスプライン嵌合させ
られている。またこの出力ギヤ21と一体にパーキング
ギヤ68が取り付けられている。
【0055】上述した自動変速機では、前進4段・後進
1段の変速段を設定することができ、そのためのクラッ
チおよびブレーキの係合・解放状態は、図4に示すとお
りである。なお、図4において○印は係合状態を示し、
×印は解放状態を示し、△印は変速時には係合状態を示
す。またPはパーキングレンジ、Nはニュートラルレン
ジ、Rはリバースリンジ、Dはドライブレンジ、“2”
は第2速までのアップシフトを行うエンジンブレーキレ
ンジである“2”レンジ、Lはエンジンブレーキの効く
第1速を設定するローレンジをそれぞれ示す。以下、各
変速段について簡単に説明する。
【0056】前進第1速は、第1クラッチC1 を係合さ
せることに伴って第1の一方向クラッチF1 が係合し、
またカウンタ軸15上では、ブレーキB0 もしくは一方
向クラッチF0 を係合させることによって設定される。
すなわち第1クラッチC1 が係合させられて第1遊星歯
車機構5のサンギヤ7が入力軸4と共に回転すると、キ
ャリヤ11に負荷がかかっていることによりリングギヤ
9が逆回転しようとするので、一方向クラッチF1 が係
合する。したがってリングギヤ9を固定した状態でサン
ギヤ7が入力軸4と共に回転するので、キャリヤ11お
よびこれと一体のカウンタドライブギヤ14が、入力軸
4に対して減速させられて正回転する。
【0057】一方、第3遊星歯車機構16は、ブレーキ
B0 が係合してサンギヤ17が固定されており、これに
対してリングギヤ18がカウンタドリブンギヤ20に連
結されて入力要素となっているから、第3遊星歯車機構
16はアンダードライブ状態となっている。したがって
カウンダドライブギヤ14からカウンタドリブンギヤ2
0に伝達された駆動力は、第3遊星歯車機構16で減速
されてカウンタ軸15および出力ギヤ21を経てディフ
ァレンシャル22に伝達される。
【0058】したがって駆動状態の第1速は一方向クラ
ッチF1 が係合して設定されるので、エンジンブレーキ
を効かせる場合には、その一方向クラッチF1 と並列に
設けてある第2ブレーキB2 を係合させる。
【0059】第2速は、第1速の状態から第1ブレーキ
B1 を係合させることにより設定される。すなわち第1
速の状態で逆回転していた第2遊星歯車機構6のサンギ
ヤ8の回転を第1ブレーキB1 によって止めることによ
り設定する。したがって第1遊星歯車機構5のリングギ
ヤ9およびこれと一体の第2遊星歯車機構6のキャリヤ
12がゆっくり正回転するので、出力要素である第1遊
星歯車機構5のキャリヤ11および第2遊星歯車機構6
のリングギヤ10が、第1速の場合より高回転数で正回
転する。なお、第3遊星歯車機構16は上述したアンダ
ードライブ状態に維持される。
【0060】したがって第1速から第2速のアップシフ
トは、第1ブレーキB1 の係合に伴って一方向クラッチ
F1 が解放することにより達成される。そのため、トル
ク変動の大きい変速であっても円滑な変速を行うことが
でき、また変速制御も容易である。
【0061】第3速は、第2速の状態で第1ブレーキB
1 を解放するとともに、第3クラッチを係合させること
によって設定される。したがってこの第3速では、第1
および第2の遊星歯車機構5,6のサンギヤ7,8が共
に入力軸4に連結されるので、これらの遊星歯車機構
5,6の全体およびカウンタドライブギヤ14が、入力
軸4と一体となって回転する。すなわち第1遊星歯車機
構5および第2遊星歯車機構6はいわゆる直結状態とな
る。また第3遊星歯車機構16は、上記第1速および第
2速の場合と同様にアンダードライブ状態に維持され
る。
【0062】したがって第2速から第3速へのアップシ
フトは、第1ブレーキB1 と第3クラッチC3 との係合
・解放状態を切り換えるいわゆるクラッチ・ツウ・クラ
ッチ変速になるが、これら第2速と第3速との間の変速
は、発進の後、定速走行に至る過程あるいは停止する過
程で生じる変速であって、その頻度は低く、また第2速
と第3速との間のトルクの変動幅は、第1速と第2速と
の間のトルク変動幅に比較して小さいから、この変速が
クラッチ・ツウ・クラッチであっても、車両全体として
の乗り心地の悪化要因になるおそれはない。
【0063】第4速は、上記の第3速の状態で第3遊星
歯車機構16側のブレーキB0 を解放するとともにクラ
ッチC0 を係合させて設定する。すなわちクラッチC0
を係合させて第3遊星歯車機構16のキャリヤ19とサ
ンギヤ17を連結することにより、第3遊星歯車機構1
6をアンダードライブ状態から直結状態に切り換える。
換言すれば、第3遊星歯車機構16でアップシフトを行
う。その場合、第3遊星歯車機構16のアンダードライ
ブ状態は、駆動状態(パワーオン状態)であれば、一方
向クラッチF0 が係合してサンギヤ17の逆回転を阻止
することにより設定されるから、ブレーキB0 をアップ
シフトに先立って解放させておくことにより、クラッチ
C0 の係合に伴って一方向クラッチF0 が解放されてア
ップシフトが達成される。すなわちクラッチ・ツウ・ク
ラッチ変速とはならない。
【0064】上記の自動変速機は、第4速を最高速段と
するよう構成されているから、通常の定速走行はこの第
4速が設定され、その走行中の車速の一時的な低下やス
ロットル開度の増大によって第3速へ一時的にダウンシ
フトすることがある。したがって第4速と第3速との間
の変速の頻度が高いが、上述したようにこの変速は、一
方向クラッチF0 を使用した変速となるから、変速ショ
ックの悪化のおそれがなく、また変速制御も容易であ
る。
【0065】なお、後進段は、第3クラッチC3 と第2
ブレーキB2 と第3遊星歯車機構16側のブレーキB0
との三者を係合させて設定する。したがって第2遊星歯
車機構6においては、キャリヤ12を固定した状態でサ
ンギヤ8が入力軸4と共に回転するので、リングギヤ1
0およびこれと一体のカウンタドライブギヤ14が入力
軸4に対して減速されて逆回転する。また第3遊星歯車
機構16はサンギヤ17がブレーキB0 によって固定さ
れていることによりアンダードライブ状態になってお
り、カウンタドリブンギヤ20に伝達された駆動力は更
に減速されて出力ギヤ21からディファレンシャル22
に出力される。
【0066】したがって上述した自動変速機では、最低
速段である第1速とそれより1段高速側の第2速との間
の変速および最高速段である第4速とそれより1段低速
側の第3速との間の変速を、一方向クラッチF1 ,F0
を作用させて実行するよう構成してあるから、トルク変
動の大きい第1速と第2速の間の変速を、円滑かつ容易
に実行することができ、また変速頻度の高い第3速と第
4速との間の変速が容易になる。また各一方向クラッチ
F1 ,F0 は、駆動状態で逆回転することのない回転部
材(第2遊星歯車機構6のキャリヤ12および第3遊星
歯車機構16のサンギヤ17)を固定するように配置し
てあるから、この一方向クラッチF1 ,F0 とケーシン
グ13との間に他のブレーキ手段を介在させる必要がな
い。そのため上記の自動変速機では、一方向クラッチF
1 ,F0 と直列に配列する多板式の摩擦係合装置が不要
であるから、軸長の短縮化を図ることができる。すなわ
ち多板式の摩擦係合装置は、複数枚の摩擦板を軸線方向
に配列しなければならないうえに、油圧サーボ機構をそ
の摩擦板に対して軸線方向に配列しなければならないか
らである。
【0067】上述した自動変速機は、小さな改良よって
5速自動変速機とすることができる。その例を図5に示
してある。図5において、第3クラッチC3 を挟んで第
2遊星歯車機構6とは反対側には、第3クラッチC3 に
隣接して多板式のクラッチ(以下、仮に第2クラッチと
する。)C2 が配置されている。そしてこの第2クラッ
チC2 は、第2遊星歯車機構6のキャリヤ12と入力軸
4とを選択的に連結するように構成されている。なお、
図5において、他の構成は図1に示す構成と同様である
から、図5に図4と同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0068】この図5に示す構成をより具体化した例を
図6に示してある。この図6に示す構成は、図2および
図3に示す構成を改良したものであり、第2入力軸25
は、若干小径化され、また延長されている。またエンド
カバー26は、その内部の容積が大きくなるように、図
2に示す例よりも若干深く形成されている。
【0069】エンドカバー26のボス部に回転自在に嵌
合させた第3クラッチC3 のクラッチドラム50は、図
2に示す例におけるよりも大径化されており、それに合
わせて第1ブレーキB1 のブレーキハブ46が大径化さ
れている。そして第3クラッチC3 のクラッチディスク
54は、その大径化されたブレーキハブ46の外周面に
直接スプライン嵌合されている。すなわち図2に示す第
3クラッチC3 のクラッチハブ53が廃止されている。
【0070】上記の大径化されたクラッチドラム50の
内部には、液密状態を維持して軸線方向に前後動するピ
ストン70が配置されている。このピストン70は、第
3クラッチC3 のクラッチディスク54およびクラッチ
プレート51に軸線方向で対向する外周側円筒部を有し
ており、その外周側円筒部の先端でこれらクラッチディ
スク54およびクラッチプレート51を押圧して第3ク
ラッチC3 を係合させるようになっている。
【0071】また前記ピストン70の外周側円筒部の内
周面に第2クラッチC2 を構成する複数枚のクラッチプ
レート71がスプライン嵌合されている。すなわちピス
トン70が、第2クラッチC2 のクラッチドラムを兼ね
ている。これらのクラッチプレート71に対して交互に
配置されたクラッチディスク72が、前記外周側円筒部
と同心円上に配置したクラッチハブ73の外周面にスプ
ライン嵌合している。そしてこのクラッチハブ73が第
2遊星歯車機構6のキャリヤ12に連結されている。す
なわち前記サンギヤ軸49の内周側に、中空軸であるキ
ャリヤ軸74が回転自在に配置されており、その図6で
の左側の軸端部に、クラッチハブ73が連結一体化され
ている。
【0072】また前記ピストン70は、第2クラッチC
2 についての油圧サーボ機構のシリンダ部材を兼ねてお
り、そのピストン70の内部には、先端部を第2クラッ
チC2 のクラッチプレート71およびクラッチディスク
72に対向させたピストン75が、液密状態を維持して
軸線方向に前後動するように配置されている。
【0073】なお、図6において符号76は、リターン
スプリングを示し、また符号77は、チェックボールバ
ルブを示す。さらに他の構成は、図2および図3に示す
構成とほぼ同様なので、図6に図2および図3と同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0074】図5および図6に示す自動変速機では、前
進5段の変速段を設定することが可能であり、そのため
の摩擦係合装置の係合作動表を図7に示してある。各変
速段について簡単に説明すると、後進段および第1速な
らびに第2速は、前述した図1ないし図3に示す4速自
動変速機と同様にして設定される。
【0075】第1遊星歯車機構5および第2遊星歯車機
構6とをいわゆる直結状態とする第3速は、第1および
第2のクラッチC1 ,C2 と第3遊星歯車機構16側の
ブレーキB0 もしくは一方向クラッチF0 を係合させて
設定される。すなわち前述した第3クラッチC3 に替え
て第2クラッチC2 を係合させる。これは、第1遊星歯
車機構5の二つの要素すなわちサンギヤ7とリングギヤ
9とを入力軸4に直接連結することにより、トルクの伝
達効率を向上させるためである。なお、その場合、第3
クラッチC3 を併せて係合させてもよい。
【0076】第4速は第2クラッチC2 を設けたことに
よって設定可能な変速段であって、第2クラッチC2 と
第1ブレーキB1 とを係合させて第1遊星歯車機構5お
よび第2遊星歯車機構6をオーバードライブ状態とし、
またブレーキB0 もしくは一方向クラッチF0 を係合さ
せて第3遊星歯車機構16をアンダードライブ状態とす
る。すなわち第2遊星歯車機構6では、サンギヤ8を第
1ブレーキB1 で固定した状態でキャリヤ12を入力軸
4に連結することになるので、リングギヤ10およびこ
れに連結してあるカウンタドライブギヤ14が入力軸4
に対して増速されて正回転する。そしてこのカウンタド
ライブギヤ14からカウンタドリブンギヤ20に伝達さ
れた駆動力が第3遊星歯車機構16によって減速されて
出力ギヤ21からディファレンシャル22に出力され
る。
【0077】第5速は、上記の第4速の状態で第3遊星
歯車機構16におけるクラッチC0を係合させて第3遊
星歯車機構16を直結状態にアップシフトすることによ
り達成される。したがってカウンタドライブギヤ14お
よびカウンタドリブンギヤ20を介して伝達された駆動
力が減速されずにそのまま出力ギヤ21からディファレ
ンシャル22に出力される。
【0078】したがって第2クラッチC2 を追加設置す
ることにより5速自動変速機として構成しても、トルク
変動の大きい第1速と第2速との間の変速、および変速
頻度の高い第4速と第5速との間の変速が、一方向クラ
ッチF1 ,F0 を作用させる変速となるので、上述した
4速自動変速機と同様に、変速ショックの少ない円滑な
変速を容易に実行することができる。また図5および図
6に示す構成においても、第2クラッチC2 が増設され
るものの、一方向クラッチF1 ,F0 と直列に多板構造
の摩擦係合装置を配置する必要がないので、軸長の短い
自動変速機とすることができる。
【0079】そして上述した構成では、第2クラッチC
2 の設置あるいは廃止およびそれに関連する部品のわず
かな変更によって前進4段を設定可能な自動変速機と前
進5段を設定可能な自動変速機とに容易に変更すること
ができ、従来、遊星歯車機構の設置もしくは廃止によっ
て変速段数のことなる自動変速機に変更していたのと比
較して、設定可能な変速段数の変更が極めて容易であ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、3組の遊星歯車機構で前進4段の変速機とする場
合、1組の遊星歯車機構を他の2組の遊星歯車機構に対
して平行な軸線上に配置したので、軸長が短く、車載性
の良好な自動変速機を得ることができる。また、最低速
段とそれより1段高速側の変速段との間の変速を一方向
クラッチを作用させて実行することになるので、トルク
変動の大きい変速を円滑かつ容易に実行することができ
る。さらに、同一軸線上に配列される2組の遊星歯車機
構における二要素同士の連結が簡単になり、またこれら
の遊星歯車機構を接近させることができるので、全体と
してコンパクトな自動変速機を得ることができる。そし
て、実用に適した変速比の設定が容易になる。
【0081】また請求項2の発明では、請求項1の構成
に1つのクラッチを追加して前進5段の自動変速機とす
ることができるので、軸長が短く、車載性の良好な自動
変速機を得ることができる。また、4速自動変速機と5
速自動変速機とに変更するための第3クラッチが軸線方
向の端部に配置されるために、4速自動変速機と5速自
動変速機との変更が容易であり、またこれらの自動変速
機の間での部品の共通化を図ることができる。
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すスケルトン図で
ある。
【図2】図1に示す構成を具体化した自動変速機の一部
の断面図である。
【図3】図2に示す自動変速機の他の部分の断面図であ
る。
【図4】図1に示す自動変速機についての係合作動表を
示す図表である。
【図5】この発明の他の実施例を示すスケルトン図であ
る。
【図6】図5に示す構成を具体化した自動変速機の一部
の断面図である。
【図7】図5に示す自動変速機についての係合作動表を
示す図表である。
【符号の説明】
4 入力軸 5 第1遊星歯車機構 6 第2遊星歯車機構 7,8,17 サンギヤ 9,10,18 リングギヤ 11,12,19 キャリヤ 15 カウンタ軸 16 第3遊星歯車機構 21 出力ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 光史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−302748(JP,A) 特開 平3−117753(JP,A) 特開 平6−147279(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 3/00 - 3/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンギヤとリングギヤとキャリヤとを三
    要素とした第1および第2の遊星歯車機構がトルクコン
    バータに連結された入力部材と同一軸線上に配列される
    とともに、第1遊星歯車機構におけるキャリヤと第2遊
    星歯車機構におけるリングギヤとが連結されて第1回転
    要素を構成するとともに第1遊星歯車機構のサンギヤが
    第2回転要素を構成し、かつ第2遊星歯車機構のサンギ
    ヤが第3回転要素を構成するとともに、第1遊星歯車機
    構のリングギヤと第2遊星歯車機構のキャリヤとが連結
    されて第4回転要素を構成し、さらにこれら第1および
    第2の遊星歯車機構の軸線と平行な軸線上に、サンギヤ
    およびリングギヤならびにキャリヤを三要素とする第3
    の遊星歯車機構が配置され、前記第1回転要素と第3遊
    星歯車機構の三要素のうちのいずれかの要素とが動力を
    伝達可能に連結された自動変速機において、前記第1遊星歯車機構および前記第2遊星歯車機構より
    も前記トルクコンバータ側に配置され、かつ駆 動力を入
    力する入力部材と前記第2回転要素とを選択的に連結す
    る第1のクラッチ手段と、 前記第1遊星歯車機構および第2遊星歯車機構を挟んで
    前記第1のクラッチ手段とは反対側に配置され、かつ前
    記入力部材と前記第3回転要素とを選択的に連結する第
    2のクラッチ手段と、 前記第3遊星歯車機構における三要素のうち前記第1回
    転要素と連結された要素とは異なる要素に連結された出
    力部材と、 前記第3遊星歯車機構の前記三要素のいずれかに連結さ
    れ、かつ第3遊星歯車機構を前記出力部材が高速回転す
    る高速駆動状態と低速回転する低速駆動状態とに切り換
    える際に係合状態が切り替わる一方向クラッチと、 前記第4回転要素に連結され、かつ前記第1遊星歯車機
    構および第2遊星歯車機構によって設定される変速比が
    最も大きい場合に係合して前記第4回転要素の回転を止
    める他の一方向クラッチとを備え、 前記第3遊星歯車機構が、その全体が一体となって回転
    する直結段と前記出力部材を直結段より低速回転させる
    減速段とに切り換えられるように構成されているこ とを
    特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記入力部材と前記第4回転要素とを選
    択的に連結する第3クラッチ手段が、前記第1遊星歯車
    機構および第2遊星歯車機構と同一軸線上でかつ前記第
    2クラッチ手段を挟んで前記第2遊星歯車機構とは反対
    側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    自動変速機。
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