JPH0847216A - 超小型筒型コアレスモータの中空円筒型電機子 - Google Patents

超小型筒型コアレスモータの中空円筒型電機子

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JPH0847216A
JPH0847216A JP19789794A JP19789794A JPH0847216A JP H0847216 A JPH0847216 A JP H0847216A JP 19789794 A JP19789794 A JP 19789794A JP 19789794 A JP19789794 A JP 19789794A JP H0847216 A JPH0847216 A JP H0847216A
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JP
Japan
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armature
winding
hollow cylindrical
tape
hollow
Prior art date
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Pending
Application number
JP19789794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Koichi Nakajima
浩一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication of JPH0847216A publication Critical patent/JPH0847216A/ja
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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度を十分に確保しながらも、薄く、
均一な厚みの中空円筒型電機子を得る。 【構成】 巻心にソレノイド巻し、両側に粘着テープを
貼り付けして仮保持したあと、巻心から抜去して平に押
すことにより平板状にし、この平板状にした巻線を中空
円筒状に丸めてなるものにおいて、少なくとも内側とな
る粘着テープTA,TBを少なくとも端部T3,T4、
T5,T6が斜めになるように貼り付ける。このように
するとテープ端T3,T4同志が重ならないようにな
る。丸めたとき、外側となる粘着テープTCも少なくと
も端部が斜めになるようにするとさらに望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ページャ(商品名ポ
ケットベル)などのサイレントコール手段に用いられる
超小型筒型コアレスモータの円筒型電機子の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】筒型コアレスモータの中空円筒型電機子
として従来より図4に示すようなものが知られている。
すなわち米国特許3441761号に開示された六角巻
(通称コダック方式)、特公昭51−38881号に開
示されたハネカム巻(通称ファールハーバ方式)および
スイス特許486150号に開示された菱形巻(通称マ
クソン方式)である。各方式とも自己隔着線からなり、
加熱等によってそのまま線間同志固着されて成形される
ようになっている。
【0003】各方式ともそれぞれ長所短所があるが、現
在では薄肉の中空円筒コアレス電機子の標準となってい
る。これらの中空円筒型電機子は片持ち、あるいは米国
特許5107155号に開示されたように両持式にコミ
ュテータ等を介して軸に支持されるため、内部の磁界発
生用マグネットは全長が円筒電機子より短くなり、トル
ク発生のために磁界を受ける有効導体部が比較的少なく
なる。
【0004】特に、マクソン方式はコダック方式の亜流
にすぎず、トルク発生に寄与する軸方向の直線導体部が
ないので、巻線の利用効率すなわちマグネットの磁極に
等しい面積を受ける巻線の有効面積は67%程度とな
り、コダック方式の95%に対して30%位劣る。な
お、ハネカム巻のファールハーバも直線導体部がないた
め菱形巻と同等となり、やはり六角巻のコダック方式よ
り劣る。
【0005】したがって、現在ではコダック方式の効率
の良さが見直され、特にページャのように超小型な携帯
機器には、筒型コアレスモータは直径6ミリ以下が望ま
れているので、円筒型電機子も可及的に細くせざるを得
ず、しかも低消費電流が要求されているので、効率のよ
いコダック方式が主流となりつつある。
【0006】このコダック方式は、加工に多くの手間が
かかり従来では作業性が悪い欠点があったが、最近のコ
ンピュータ制御技術の進化により巻線、粘着テープ仮保
持、平板加工、丸め加工、および加熱成形からなる一連
の工程がすべて連続自動化されており、作業性の問題は
全くなくなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコダック方式(マクソン方式も同じ)は図5、図6
に示すように巻心にソレノイド巻したあと、巻くずれ防
止のために粘着テープを両側の直線導体部分に貼り付け
して仮保持する必要があり、これを平に押すことにより
平板状にし、成形棒(図示せず)に巻き付けて丸めた
後、加熱成形されるが、粘着テープTの端部T1、T2
は、電機子巻線Cがほぐれないようにするために、端、
すなわち巻始め側C1,巻終わり側C2より少し出すよ
うに貼り付けしなくてはならない。したがって、中空円
筒状に、丸めたときテープ端部T1が非粘着面が外側に
なるように折りかえされて端部T2の非粘着面と重なる
ことになる。
【0008】このため丸めたとき、この非粘着面は互い
に接着しないため、テープ以外の巻線同志部分だけで接
着されることになる。したがって、加熱成形しても、強
度的によわいものとなりやすい。
【0009】しかも、この部分のテープは実質的に4重
となってしまうので、この部分の層が厚いものになって
しまい、この部分が内側に出っぱって、均一な厚みから
なる中空円筒型電機子が得られにくい。このため、必要
以上に空隙を多く設ける必要があるなど、細型化と特性
上から好ましいものでなくなる。
【0010】
【発明の目的】この発明は、機械的強度を十分に確保し
ながらも、厚みの均一な中空円筒型電機子を得ようとす
るもので、最終的には細型化しながらも特性の悪化する
ことのない超小型円筒型コアレスモータを提供しようと
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】基本的な課題は請求項1
に示す発明のように、巻心にソレノイド巻し、両側に粘
着テープを貼り付けして仮保持した後、巻心から抜去し
て平に押すことにより平板状にし、この平板状にした巻
線を中空円筒状に丸めてなる超小型筒型コアレスモータ
の中空円筒型電機子において、中空円筒状に丸めたとき
少なくとも内側となる粘着テープを、少なくとも端部が
斜めになるように貼り付けしてテープ端同志が重ならな
いようにすることにより達成できる。
【0012】この課題はさらに請求項2に示す発明のよ
うに、中空円筒状に丸めたとき外側となる粘着テープも
少なくとも端部が斜めになるように貼り付けしてテープ
端同志が重ならないようにしても達成できる。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、中空円筒状に丸めた
ときテープ端同志が重ならないので、この部分の厚みが
増加してしまうおそれがない。
【0014】請求項2に示す発明によれば、外側のテー
プも重ならなくなるので、一層均一な厚みの中空円筒型
電機子が得られる。
【0015】
【第1の実施例】図1は、本発明の第1の実施例で、コ
ダック方式で採用したもので、巻心から抜去して平に押
して平板状にした平面図を示している。この中空円筒型
電機子に成形する前の平板状電機子巻線Cは直線部の長
さが8ミリ程度、斜線部を含めた長さ(円筒電機子にし
た場合のほぼ全長となる長さ)は13ミリ程度、六角形
の直線部分である有効導体部の間の寸法は4〜5ミリ程
度となっており、粘着テープは幅が3ミリのポリエステ
ルフィルム12.7〜25.4ミクロン、のりは合成ゴ
ム系のものが用いられ、丸めたとき内径側となるテープ
TAは前記直線部に斜めに貼り付けられている。
【0016】電機子巻線Cの巻幅(巻始めC1から巻終
わりC2の間の寸法)は直径のπ倍となっているので、
中空円筒に丸めたとき巻始めC1の位置は巻終わりC2
のところにくることになってエンドレス型の中空円筒型
電機子が構成される。このとき、前記内側となる粘着テ
ープTAは斜めになっているので、T3,T4は互いに
重ならないことになる。
【0017】
【第2の実施例】図2に示すものは、本発明の第2の実
施例の電機子巻線が平板状の状態のときの平面図で、内
側となる粘着テープTBは6〜7ミリ程度の幅を有し、
テープ自体は斜めに貼り付けせず、中空円筒型に丸めた
とき重ならないようにする手段として端部T5、T6を
斜めに切断されたものを使用することを特徴としてい
る。このようにすると、テープの粘着面が大となるの
で、強度が向上する。
【0018】
【第3の実施例】図3に示すものは、本発明の第3の実
施例の電機子巻線がまだ平板状のときの平面図であり、
外側の粘着テープTCも斜めに貼り付けしたものであ
る。このようにすると、各テープは重なりが全く出なく
なるので、一層的一な厚みの中空円筒型電機子が得られ
る。もちろん、この外側の粘着テープは、上記第2の実
施例のように少し幅広にしてテープ端部を斜めに切断し
たものを用いてもよいのはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上述のように中空円筒型電
機子巻線の固定用粘着テープの少なくとも端部を斜めに
するという簡単な構成で粘着テープ同志の重なりを防ぐ
ことができるので、うすく均一な厚みの中空円筒型電機
子が生産できることになり、空隙をせまくすることがで
きるようになるため特性のよい超小型筒型コアレスモー
タが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超小型筒型コアレスモータの中空円筒
型電機子の製造工程中の第1の実施例の平面図である。
【図2】同第2の実施例の平面図である。
【図3】同第3の実施例の平面図である。
【図4】一般的な中空円筒型電機子の完成斜視図であ
る。
【図5】従来の一般的な中空円筒型電機子の製造方法の
一構成部分の斜視図である。
【図6】従来の一般的な中空円筒型電機子の製造方法の
他の構成部分の斜視図である。
【符号の説明】
C 電機子巻線 C1 巻始め C2 巻終わり TA 内側となる幅狭の粘着テープ T3,T4 テープの端部 TB 内側となる幅広の粘着テープ T5,T6 テープの端部 TC 外側となる粘着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻心にソレノイド巻し、両側に粘着テー
    プを貼り付けして仮保持した後、巻心から抜去して平に
    押すことにより平板状にし、この平板状にした巻線を中
    空円筒状に丸めてなる超小型筒型コアレスモータの中空
    円筒型電機子において、中空円筒状に丸めたとき少なく
    とも内側となる粘着テープを、少なくとも端部が斜めに
    なるように貼り付けしてテープ端同志が重ならないよう
    にしたことを特徴とする超小型筒型コアレスモータの中
    空円筒型電機子。
  2. 【請求項2】 中空円筒状に丸めたとき外側となる粘着
    テープも少なくとも端部が斜めになるように貼り付けし
    てテープ端同志が重ならないようにした請求項1に記載
    の超小型筒型コアレスモータの中空円筒型電機子。
JP19789794A 1994-07-29 1994-07-29 超小型筒型コアレスモータの中空円筒型電機子 Pending JPH0847216A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005015712A1 (en) * 2003-08-09 2005-02-17 Danfoss A/S A method of making a coil for an electrical motor
KR100891481B1 (ko) * 2002-10-15 2009-04-01 권상호 소형 dc 진동 모터용 아마튜어 코일 제조장치 및 그 방법
JP2011229325A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Citizen Micro Co Ltd ギヤードモータ
US8302286B2 (en) 2008-09-30 2012-11-06 Denso Corporation Method for manufacturing a stator winding
JP2017531415A (ja) * 2015-07-14 2017-10-19 上海鳴志電器股▲ふん▼有限公司Shanghai Moons’Electric Co.,LTD. 集中分布の空芯巻線
CN110127100A (zh) * 2019-05-23 2019-08-16 东莞市景泰机电设备有限公司 管材包装方法、装置及结构

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