JP2004120958A - ブラシレスモータの固定子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】中央の相の複雑形状の部品を作りやすくすること。
【解決手段】リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子において、前記ヨーク部20を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割した。
【選択図】 図1
【解決手段】リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子において、前記ヨーク部20を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集中巻によってコイルが形成されるインナーロータ型ブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インナーロータ型のブラシレスモータでは、リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは2以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた固定子と、該固定子の内側で回転する回転子を設け、n相、n・m極のブラシレスモータを形成している。この種のモータでは、リング状のヨーク部の内側に突出した突極に巻線を巻くことになるため巻線の作業がしにくい。そこで、従来より、突極に対応したヨーク部を個々に用意しておき、巻線を巻いた後で組み合わせてリング状に形成する技術(特許文献1及び2参照)がある。
【0003】
また、本願の出願人は、特願2001−91470号および特願2002−85948号にて、固定子を粉末の磁性材料を成形加工すると共に、突極(ティース部)を残してヨーク部のみを軸方向に分割する技術を出願している。この技術では、3相6極のブラシレスモータの固定子において、第1相に対応する突極、第2相に対応する突極、第3相に対応する突極と、ヨーク部を軸方向に3分割したそれぞれのリングを個々に一体に成形しておき、相ごとに巻線を巻いた後で、3つの部品を組み合わせることにより、強固かつ用意に製造できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−191588号公報(図5、図9,図15−17)
【0005】
【特許文献2】
特開2000−184636号公報(図1−4)
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、ヨーク部が分割コアブロックを複数個係合させて形づくるため、環状のヨーク部は真円になりにくい形状となり、その結果としてモータ性能にばらつきが生じやすくなる。また、特願2002−85948号にて出願した発明の技術においては、中央の第2相の部品がリング状のヨーク部と、その軸方向の両方に突出する突極からなる構造となり、複雑な形状となる。このため、この第2相の部品を粉末の磁性材料を使って加工成形すると、形状が複雑なため、作りにくいという課題がある。
【0007】
そこで、本発明は、中央の相の複雑形状の部品を作りやすくすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載したように、リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子において、前記ヨーク部を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割した。これによれば、前記第2〜n−1相固定子部分は、第1相固定子及び第n相固定子部分と同じように、片面がフラットで、反対の面で突極が突出する形状の部品の組となるので、粉末の磁性材料を使って加工成形する際の金型形状が簡素化され、作りやすくなる。
【0009】
この部品を組み付けするには、請求項2に記載したように、前記第1相固定子及び第n相固定子部分の突極にそれぞれ第1相と第n相の巻線を巻き、前記二分割した第2〜n−1相固定子部分を組み合わせた後、第2〜n−1相固定子部分の突極に第2〜n−1相巻線を巻き、前記第1相固定子、第2〜n−1相固定子部分及び第n相固定子部分を組み合わせて固定子を製造する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は3相のブラシレスモータのブラシレスモータの固定子の例を示す。固定子1は内側に9つの突極11a,12a,15a,11b,12b,15b,11c,12c,15cを備える。これらの突極は断面T字状をしており、コイルが巻き回される。突極の外周にはリング状のヨーク部20が置かれている。ヨーク部20は4つのリング11d,13d,14d,15dの層に分割されている。
【0012】
第1相固定子11は、図2に示すように、突極11a,11b,11c,及びリング11dからなり、一体に形成されている。突極11a,11b,11cの厚みはL、リング11dの厚みはL1である。突極11a,11b,11cはリング11dに対し、図示下方に突出しており、上面は平らである。
【0013】
第2相固定子12は、図3に示すように、上下2層に分割されている。ぞれぞれの分割固定子13,14を組み合わせて第2相固定子12を成している。
【0014】
分割固定子13は、図4に示すように、突極13a,13b,13c,及びリング13dからなり、一体に形成されている。突極13a,13b,13cの厚みはL/2、リング15dの厚みはL2である。突極13a,13b,13cはリング13dに対し、図示上方に突出しており、下面は平らである。
【0015】
分割固定子14は、図5に示すように、突極14a,14b,14c,及びリング14dからなり、一体に形成されている。突極14a,14b,14cの厚みはL/2、リング14dの厚みはL3である。突極14a,14b,14cはリング14dに対し、図示下方に突出しており、上面は平らである。実は、分割固定子14は分割固定子13と同一形状であり、単に上下をひっくり返しただけである。
【0016】
第3相固定子15は、図6に示すように、突極15a,15b,15c,及びリング15dからなり、一体に形成されている。突極15a,15b,15cの厚みはL、リング15dの厚みはL4である。突極15a,15b,15cはリング15dに対し、図示上方に突出しており、下面は平らである。実は、第3相固定子15は第1相固定子11と同一形状であり、単に上下をひっくり返しただけである。
【0017】
それぞれの固定子のリングの厚みは、L=L1+L2+L3+L4となるように設定しておく。このようにすると、第1相固定子11、分割固定子13、分割固定子14、第3相固定子15を組み合わせたとき、上面及び下面が平らなリング状固定子が出来上がる。
【0018】
図7に巻線の巻き方を示す。このとき、分割固定子13と分割固定子14は予め組み合わせて図3の第2相固定子12の状態にしておく。巻線はそれぞれ第1相を第1相固定子11、第2相を第2相固定子12、第3相を第3相固定子15に巻き回する。第1相固定子11において、まず、突極11aに電線を巻き、引き続いて突極11b、突極11cの順に電線を同じように巻く。同様にして、第2相固定子12、及び第3相固定子15の突極にもそれぞれ巻線を巻く。次に、それぞれ巻線を巻いた第1相固定子11、第2相固定子12、第3相固定子15を組み合わせて固定子1を作る。
【0019】
この場合の巻線の回路図は図8のようになる。それぞれの固定子から伸びる片側の電線を結合している。
【0020】
上記構成においては、巻線間の渡り線が既にできているので、新しく結束しなおす作業が不要である。巻線を行う際、広いスペースがあるので巻きやすく、自動化もしやすい。
【0021】
固定子1の構成要素である第1相固定子11、分割固定子13、分割固定子14、第3相固定子15は、それぞれ片側が平面となる形状をしている。したがって、これらの構成要素は、軟磁性鉄粉等の粉末の磁性材料を使って金型で容易に成形加工できる。片側が平面であるので、金型に潤滑剤をスプレーで吹き付けたり、刷毛で塗ったりするときに、上側及び下側の金型に十分に潤滑剤を付けることができる。
【0022】
上記実施態様では3相9極のブラシレスモータの固定子の例を示したが、n・m極(nは2以上の整数、mは1以上の整数)の場合には、第n相固定子が上記の第3相固定子15と同じ形状とし、第2〜n−1相固定子をそれぞれ上記第2相固定子12と同じ軸方向に分割した固定子とすればよい。この場合も、先に分割した固定子を組み合わせてから巻線を巻き、その後でn個の固定子を組み合わせて製造する。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、すべての相の固定子の片側が平面となるため、金型を使って容易に成形できる。この際、潤滑剤を金型に十分に付けることができるので、非常に作りやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における3相のブラシレスモータの固定子を示す斜視図である。
【図2】図1における第1相固定子の斜視図である。
【図3】図1における第2相固定子の斜視図である。
【図4】図3における第2相固定子の上側の分割固定子の斜視図である。
【図5】図3における第2相固定子の下側の分割固定子の斜視図である。
【図6】図1における第3相固定子の斜視図である。
【図7】図1における、各相の固定子に巻かれる電線の巻線方法を示す図である。
【図8】本発明一実施の形態における巻線の回路図である。
【符号の説明】
1 固定子
11 第1相固定子
11a,12a,13a,14a,15a,11b,12b,13b,14b,15b,11c,12c,13c,14c,15c 突極
11d,13d,14d,15d リング
12 第2相固定子
13,14 分割固定子
15 第3相固定子
20 ヨーク部
【発明の属する技術分野】
本発明は、集中巻によってコイルが形成されるインナーロータ型ブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インナーロータ型のブラシレスモータでは、リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは2以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた固定子と、該固定子の内側で回転する回転子を設け、n相、n・m極のブラシレスモータを形成している。この種のモータでは、リング状のヨーク部の内側に突出した突極に巻線を巻くことになるため巻線の作業がしにくい。そこで、従来より、突極に対応したヨーク部を個々に用意しておき、巻線を巻いた後で組み合わせてリング状に形成する技術(特許文献1及び2参照)がある。
【0003】
また、本願の出願人は、特願2001−91470号および特願2002−85948号にて、固定子を粉末の磁性材料を成形加工すると共に、突極(ティース部)を残してヨーク部のみを軸方向に分割する技術を出願している。この技術では、3相6極のブラシレスモータの固定子において、第1相に対応する突極、第2相に対応する突極、第3相に対応する突極と、ヨーク部を軸方向に3分割したそれぞれのリングを個々に一体に成形しておき、相ごとに巻線を巻いた後で、3つの部品を組み合わせることにより、強固かつ用意に製造できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−191588号公報(図5、図9,図15−17)
【0005】
【特許文献2】
特開2000−184636号公報(図1−4)
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、ヨーク部が分割コアブロックを複数個係合させて形づくるため、環状のヨーク部は真円になりにくい形状となり、その結果としてモータ性能にばらつきが生じやすくなる。また、特願2002−85948号にて出願した発明の技術においては、中央の第2相の部品がリング状のヨーク部と、その軸方向の両方に突出する突極からなる構造となり、複雑な形状となる。このため、この第2相の部品を粉末の磁性材料を使って加工成形すると、形状が複雑なため、作りにくいという課題がある。
【0007】
そこで、本発明は、中央の相の複雑形状の部品を作りやすくすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載したように、リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子において、前記ヨーク部を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割した。これによれば、前記第2〜n−1相固定子部分は、第1相固定子及び第n相固定子部分と同じように、片面がフラットで、反対の面で突極が突出する形状の部品の組となるので、粉末の磁性材料を使って加工成形する際の金型形状が簡素化され、作りやすくなる。
【0009】
この部品を組み付けするには、請求項2に記載したように、前記第1相固定子及び第n相固定子部分の突極にそれぞれ第1相と第n相の巻線を巻き、前記二分割した第2〜n−1相固定子部分を組み合わせた後、第2〜n−1相固定子部分の突極に第2〜n−1相巻線を巻き、前記第1相固定子、第2〜n−1相固定子部分及び第n相固定子部分を組み合わせて固定子を製造する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は3相のブラシレスモータのブラシレスモータの固定子の例を示す。固定子1は内側に9つの突極11a,12a,15a,11b,12b,15b,11c,12c,15cを備える。これらの突極は断面T字状をしており、コイルが巻き回される。突極の外周にはリング状のヨーク部20が置かれている。ヨーク部20は4つのリング11d,13d,14d,15dの層に分割されている。
【0012】
第1相固定子11は、図2に示すように、突極11a,11b,11c,及びリング11dからなり、一体に形成されている。突極11a,11b,11cの厚みはL、リング11dの厚みはL1である。突極11a,11b,11cはリング11dに対し、図示下方に突出しており、上面は平らである。
【0013】
第2相固定子12は、図3に示すように、上下2層に分割されている。ぞれぞれの分割固定子13,14を組み合わせて第2相固定子12を成している。
【0014】
分割固定子13は、図4に示すように、突極13a,13b,13c,及びリング13dからなり、一体に形成されている。突極13a,13b,13cの厚みはL/2、リング15dの厚みはL2である。突極13a,13b,13cはリング13dに対し、図示上方に突出しており、下面は平らである。
【0015】
分割固定子14は、図5に示すように、突極14a,14b,14c,及びリング14dからなり、一体に形成されている。突極14a,14b,14cの厚みはL/2、リング14dの厚みはL3である。突極14a,14b,14cはリング14dに対し、図示下方に突出しており、上面は平らである。実は、分割固定子14は分割固定子13と同一形状であり、単に上下をひっくり返しただけである。
【0016】
第3相固定子15は、図6に示すように、突極15a,15b,15c,及びリング15dからなり、一体に形成されている。突極15a,15b,15cの厚みはL、リング15dの厚みはL4である。突極15a,15b,15cはリング15dに対し、図示上方に突出しており、下面は平らである。実は、第3相固定子15は第1相固定子11と同一形状であり、単に上下をひっくり返しただけである。
【0017】
それぞれの固定子のリングの厚みは、L=L1+L2+L3+L4となるように設定しておく。このようにすると、第1相固定子11、分割固定子13、分割固定子14、第3相固定子15を組み合わせたとき、上面及び下面が平らなリング状固定子が出来上がる。
【0018】
図7に巻線の巻き方を示す。このとき、分割固定子13と分割固定子14は予め組み合わせて図3の第2相固定子12の状態にしておく。巻線はそれぞれ第1相を第1相固定子11、第2相を第2相固定子12、第3相を第3相固定子15に巻き回する。第1相固定子11において、まず、突極11aに電線を巻き、引き続いて突極11b、突極11cの順に電線を同じように巻く。同様にして、第2相固定子12、及び第3相固定子15の突極にもそれぞれ巻線を巻く。次に、それぞれ巻線を巻いた第1相固定子11、第2相固定子12、第3相固定子15を組み合わせて固定子1を作る。
【0019】
この場合の巻線の回路図は図8のようになる。それぞれの固定子から伸びる片側の電線を結合している。
【0020】
上記構成においては、巻線間の渡り線が既にできているので、新しく結束しなおす作業が不要である。巻線を行う際、広いスペースがあるので巻きやすく、自動化もしやすい。
【0021】
固定子1の構成要素である第1相固定子11、分割固定子13、分割固定子14、第3相固定子15は、それぞれ片側が平面となる形状をしている。したがって、これらの構成要素は、軟磁性鉄粉等の粉末の磁性材料を使って金型で容易に成形加工できる。片側が平面であるので、金型に潤滑剤をスプレーで吹き付けたり、刷毛で塗ったりするときに、上側及び下側の金型に十分に潤滑剤を付けることができる。
【0022】
上記実施態様では3相9極のブラシレスモータの固定子の例を示したが、n・m極(nは2以上の整数、mは1以上の整数)の場合には、第n相固定子が上記の第3相固定子15と同じ形状とし、第2〜n−1相固定子をそれぞれ上記第2相固定子12と同じ軸方向に分割した固定子とすればよい。この場合も、先に分割した固定子を組み合わせてから巻線を巻き、その後でn個の固定子を組み合わせて製造する。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、すべての相の固定子の片側が平面となるため、金型を使って容易に成形できる。この際、潤滑剤を金型に十分に付けることができるので、非常に作りやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における3相のブラシレスモータの固定子を示す斜視図である。
【図2】図1における第1相固定子の斜視図である。
【図3】図1における第2相固定子の斜視図である。
【図4】図3における第2相固定子の上側の分割固定子の斜視図である。
【図5】図3における第2相固定子の下側の分割固定子の斜視図である。
【図6】図1における第3相固定子の斜視図である。
【図7】図1における、各相の固定子に巻かれる電線の巻線方法を示す図である。
【図8】本発明一実施の形態における巻線の回路図である。
【符号の説明】
1 固定子
11 第1相固定子
11a,12a,13a,14a,15a,11b,12b,13b,14b,15b,11c,12c,13c,14c,15c 突極
11d,13d,14d,15d リング
12 第2相固定子
13,14 分割固定子
15 第3相固定子
20 ヨーク部
Claims (2)
- リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子において、前記ヨーク部を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割したことを特徴とするブラシレスモータの固定子。
- リング状のヨーク部と、該ヨーク部から内周側に突出するn・m極(nは3以上の整数、mは1以上の整数)の突極を備え、該突極に巻線が巻かれた、n相、n・m極のブラシレスモータの固定子の製造方法において、前記ヨーク部を軸方向に2(n−1)個のリング層に分割し、第1相及び第n相に対応する突極と外側の2枚のリング層をそれぞれ一体に形成した第1相固定子及び第n相固定子部分と、第2〜n−1相に対応する突極と内側のリング層を一体に形成した第2〜n−1相固定子部分とを備えると共に、前記第2〜n−1相固定子部分を軸方向に二分割した固定子を用意し、前記第1相固定子及び第n相固定子部分の突極にそれぞれ第1相と第n相の巻線を巻き、前記二分割した第2〜n−1相固定子部分を組み合わせた後、第2〜n−1相固定子部分の突極に第2〜n−1相巻線を巻き、前記第1相固定子、第2〜n−1相固定子部分及び第n相固定子部分を組み合わせて固定子を製造することを特徴とするブラシレスモータの固定子の製造方法。
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006524978A (ja) * | 2003-04-29 | 2006-11-02 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電気機械 |
EP1806822A1 (en) * | 2004-10-29 | 2007-07-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor generator and automobile carrying the same |
US7705511B2 (en) * | 2004-08-12 | 2010-04-27 | Robert Bosch Gmbh | Main element for an electrical machine |
JP2015055183A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 三菱電機株式会社 | 送風機及び冷凍サイクル装置 |
WO2015151274A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の固定子及びその製造方法 |
US11677281B2 (en) | 2019-09-04 | 2023-06-13 | Lg Electronics Inc. | Divided core of a motor |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002284167A patent/JP2004120958A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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