JPH0622480A - 電動機の固定子鉄心 - Google Patents
電動機の固定子鉄心Info
- Publication number
- JPH0622480A JPH0622480A JP17964492A JP17964492A JPH0622480A JP H0622480 A JPH0622480 A JP H0622480A JP 17964492 A JP17964492 A JP 17964492A JP 17964492 A JP17964492 A JP 17964492A JP H0622480 A JPH0622480 A JP H0622480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- tooth
- stator
- sheet
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機の固定子鉄心に関し、詳しくは歯部鉄
心と継鉄部鉄心を分離して形成し、歯部鉄心に固定子巻
線を巻装後に一体に接合してなる固定子鉄心において、
磁気的特性を劣化させることなく、歯部鉄心の固定強度
を強化する固定子鉄心を提供することを目的とする。 【構成】 歯部鉄心の内周縁を巾０．１ｍｍから０．５
ｍｍの橋絡部により連結したコアーシートＡと、０．５
ｍｍ以上の巾で橋絡されたコアーシートＢを形成し、上
記それぞれのコアーシートを一層または複数層交互に組
み合わせて積層してなることを特徴とする。
心と継鉄部鉄心を分離して形成し、歯部鉄心に固定子巻
線を巻装後に一体に接合してなる固定子鉄心において、
磁気的特性を劣化させることなく、歯部鉄心の固定強度
を強化する固定子鉄心を提供することを目的とする。 【構成】 歯部鉄心の内周縁を巾０．１ｍｍから０．５
ｍｍの橋絡部により連結したコアーシートＡと、０．５
ｍｍ以上の巾で橋絡されたコアーシートＢを形成し、上
記それぞれのコアーシートを一層または複数層交互に組
み合わせて積層してなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の固定子鉄心に
関し、より詳細には歯部鉄心と継鉄部鉄心を分離して形
成し、歯部鉄心に固定子巻線を巻装後に一体に接合する
ようにしてなる電動機の固定子鉄心に関するものであ
る。
関し、より詳細には歯部鉄心と継鉄部鉄心を分離して形
成し、歯部鉄心に固定子巻線を巻装後に一体に接合する
ようにしてなる電動機の固定子鉄心に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯部鉄心と継鉄部鉄心を分離して
形成し、歯部鉄心に固定子巻線を巻装後継鉄部鉄心に係
合するようにしてなる電動機の固定子鉄心にあっては、
歯部内周縁部を連結することによる磁気的特性の劣化を
避けるために、図４に示すように、ばらばらな単体の歯
部４と、歯部内周縁部を橋絡した歯部鉄心２を一層また
は複数層交互に組合わせて積層し、その状態で外側から
固定子巻線を巻装し継鉄部鉄心に係合する方法が取られ
ている。しかしながら、橋絡部を持たない歯部鉄心では
その固定強度が弱く、モータ製造過程で歯部の変形や位
置ずれ等が発生し易く、継鉄部鉄心との係合部分で隙間
を生じ、エアギャップによる電流の増大を生じたり、電
動機に組み込んだ時に回転子に接触する等の重大な支障
を発生する危険があった。
形成し、歯部鉄心に固定子巻線を巻装後継鉄部鉄心に係
合するようにしてなる電動機の固定子鉄心にあっては、
歯部内周縁部を連結することによる磁気的特性の劣化を
避けるために、図４に示すように、ばらばらな単体の歯
部４と、歯部内周縁部を橋絡した歯部鉄心２を一層また
は複数層交互に組合わせて積層し、その状態で外側から
固定子巻線を巻装し継鉄部鉄心に係合する方法が取られ
ている。しかしながら、橋絡部を持たない歯部鉄心では
その固定強度が弱く、モータ製造過程で歯部の変形や位
置ずれ等が発生し易く、継鉄部鉄心との係合部分で隙間
を生じ、エアギャップによる電流の増大を生じたり、電
動機に組み込んだ時に回転子に接触する等の重大な支障
を発生する危険があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、磁気的特性を大きく劣化
させることなく、歯部鉄心の固定強度を上げる電動機の
固定子鉄心構造を提供しようとすることを目的としてい
る。
問題点に鑑みなされたもので、磁気的特性を大きく劣化
させることなく、歯部鉄心の固定強度を上げる電動機の
固定子鉄心構造を提供しようとすることを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、歯部鉄心を構成するコアシートの橋絡部の巾を、
０．１以上０．５ｍｍ以下のものと、０．５ｍｍ以上の
ものの２種類から構成し、上記２種類のコアシートを一
層または複数層交互に組合わせて積層し形成するように
した。
に、歯部鉄心を構成するコアシートの橋絡部の巾を、
０．１以上０．５ｍｍ以下のものと、０．５ｍｍ以上の
ものの２種類から構成し、上記２種類のコアシートを一
層または複数層交互に組合わせて積層し形成するように
した。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、歯部鉄心の内周縁部を、
打ち抜き可能な最小巾０．１以上０．５ｍｍ以下の橋絡
部で連結したコアシートＡと、橋絡部の巾に０．５ｍｍ
以上の余裕を持たせたコアシートＢとを一層または複数
層交互に組合わせて積層することにより、歯部鉄心の固
定強度はコアシートＢによって補強され、モータ製造過
程での取扱いに耐える固定子鉄心を形成することができ
る。また、橋絡部の巾を出来るだけ狭くし、橋絡部の断
面積を小さくすることにより、橋絡部を通して漏れる漏
洩磁束は直ちに磁気飽和し、特に問題になる程の磁気特
性の劣化を生じない。
打ち抜き可能な最小巾０．１以上０．５ｍｍ以下の橋絡
部で連結したコアシートＡと、橋絡部の巾に０．５ｍｍ
以上の余裕を持たせたコアシートＢとを一層または複数
層交互に組合わせて積層することにより、歯部鉄心の固
定強度はコアシートＢによって補強され、モータ製造過
程での取扱いに耐える固定子鉄心を形成することができ
る。また、橋絡部の巾を出来るだけ狭くし、橋絡部の断
面積を小さくすることにより、橋絡部を通して漏れる漏
洩磁束は直ちに磁気飽和し、特に問題になる程の磁気特
性の劣化を生じない。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は継鉄部鉄心１と接合した状態に置かれ
た本発明の歯部鉄心２のコアシートＡ、図２はコアシー
トＢの平面図で、要部拡大図で示すように内周縁部は所
定の巾の橋絡部３により一体に連結され、外側に向け放
射状に歯部４を突出し、先端に継鉄部鉄心１の接合溝５
と係合する接合爪６を形成している。本実施例では、プ
レス打抜き可能の範囲で、橋絡部３の巾をコアシートＡ
では０．７ｍｍ、コアシートＢでは０．２ｍｍとしてい
る。コアシートＡおよびＢを１枚または複数枚交互に積
み重ね積層し、係合爪６部分を除き他の部分を絶縁処理
をして歯部４の係合爪６の間を通して外側から固定子巻
線を巻装し、継鉄部鉄心１の係合溝５に係合爪６を係合
することにより固定子を形成するようにしている。
説明する。図１は継鉄部鉄心１と接合した状態に置かれ
た本発明の歯部鉄心２のコアシートＡ、図２はコアシー
トＢの平面図で、要部拡大図で示すように内周縁部は所
定の巾の橋絡部３により一体に連結され、外側に向け放
射状に歯部４を突出し、先端に継鉄部鉄心１の接合溝５
と係合する接合爪６を形成している。本実施例では、プ
レス打抜き可能の範囲で、橋絡部３の巾をコアシートＡ
では０．７ｍｍ、コアシートＢでは０．２ｍｍとしてい
る。コアシートＡおよびＢを１枚または複数枚交互に積
み重ね積層し、係合爪６部分を除き他の部分を絶縁処理
をして歯部４の係合爪６の間を通して外側から固定子巻
線を巻装し、継鉄部鉄心１の係合溝５に係合爪６を係合
することにより固定子を形成するようにしている。
【０００７】図３はコアシートＡおよびＢと継鉄部鉄心
１の係合状態を示す平面図および要部拡大断面側面図
で、（ｂ）図に示すように内周縁部の橋絡部３断面を出
来るだけ小さくするようにコアシートＡおよびＢの組み
合わせを調整し、かつコアシートＡにより歯部鉄心の固
定強度を高く維持するようにしている。
１の係合状態を示す平面図および要部拡大断面側面図
で、（ｂ）図に示すように内周縁部の橋絡部３断面を出
来るだけ小さくするようにコアシートＡおよびＢの組み
合わせを調整し、かつコアシートＡにより歯部鉄心の固
定強度を高く維持するようにしている。
【０００８】
【発明の効果】以上のように本発明においては、複数の
歯部鉄心の内周縁部を橋絡部で一体に連結し、橋絡部の
断面積を出来るだけ小さくすることにより、磁気特性を
大きく低下させることなく、かつ十分にモータ製造過程
で取扱いに耐える固定子鉄心を提供することができる。
また、歯部鉄心が内周縁部で連結されているため、製造
設備の簡略化と固定子巻線の巻装の省力化を図ることが
でき、固定子を樹脂モールドする場合には内径側の樹脂
流入が防止され、樹脂モールド作業の省力化を図ること
ができる。
歯部鉄心の内周縁部を橋絡部で一体に連結し、橋絡部の
断面積を出来るだけ小さくすることにより、磁気特性を
大きく低下させることなく、かつ十分にモータ製造過程
で取扱いに耐える固定子鉄心を提供することができる。
また、歯部鉄心が内周縁部で連結されているため、製造
設備の簡略化と固定子巻線の巻装の省力化を図ることが
でき、固定子を樹脂モールドする場合には内径側の樹脂
流入が防止され、樹脂モールド作業の省力化を図ること
ができる。
【図１】本発明の歯部鉄心のコアシートＡの平面図およ
び要部拡大図である。
び要部拡大図である。
【図２】本発明の歯部鉄心のコアシートＢの平面図およ
び要部拡大図である。
び要部拡大図である。
【図３】本発明のコアシートＡおよびＢを積層した状態
の平面図および要部拡大断面側面図である。
の平面図および要部拡大断面側面図である。
【図４】従来の歯部鉄心のコアシートの平面図である。
１ 継鉄部鉄心 ２ 歯部鉄心 ３ 橋絡部 ４ 歯部 ５ 係合溝 ６ 係合爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 繁保 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内
Claims (1)
- 【請求項１】 内周縁部を所定巾の橋絡部で連結し外方
に放射状に突出する複数の歯を有する歯部鉄心とその外
周に嵌合し磁気回路を形成する継鉄部鉄心からなる電動
機の固定子鉄心において、上記歯部鉄心を構成するコア
シートの橋絡部の巾を０．１以上０．５ｍｍ以下のもの
と、０．５ｍｍ以上のものの２種類から構成し、上記２
種類のコアシートを一層または複数層交互に組合わせて
積層してなることを特徴とする電動機の固定子鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17964492A JP2738400B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電動機の固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17964492A JP2738400B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電動機の固定子鉄心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622480A true JPH0622480A (ja) | 1994-01-28 |
| JP2738400B2 JP2738400B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=16069377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17964492A Expired - Fee Related JP2738400B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 電動機の固定子鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2738400B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348975B1 (ko) * | 1999-02-15 | 2002-08-17 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전전기기계 |
| JP2012019567A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機及び回転電機用アセンブリの製造方法 |
| CN106451853A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-02-22 | 佛山市三水日彩电器有限公司 | 一种低频静音高效直流电机 |
| KR20220013636A (ko) | 2020-07-27 | 2022-02-04 | 경북대학교 산학협력단 | 패턴화된 분자각인 필름 제조방법 및 이를 이용한 센서 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102280977B (zh) * | 2011-08-17 | 2013-01-09 | 浙江迪贝电气股份有限公司 | 叠片嵌合式定子及其制造方法 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP17964492A patent/JP2738400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348975B1 (ko) * | 1999-02-15 | 2002-08-17 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전전기기계 |
| JP2012019567A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Aisin Seiki Co Ltd | 回転電機及び回転電機用アセンブリの製造方法 |
| CN106451853A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-02-22 | 佛山市三水日彩电器有限公司 | 一种低频静音高效直流电机 |
| KR20220013636A (ko) | 2020-07-27 | 2022-02-04 | 경북대학교 산학협력단 | 패턴화된 분자각인 필름 제조방법 및 이를 이용한 센서 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2738400B2 (ja) | 1998-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6715199B2 (en) | Method of manufacturing dynamo-electric machine with laminated winding | |
| JP2002153002A (ja) | 回転電機の固定子 | |
| JPH0654468A (ja) | 電動機のステータ | |
| JP3099001B1 (ja) | 電動機の固定子及びその製造方法 | |
| JPH0622480A (ja) | 電動機の固定子鉄心 | |
| JP2000333388A (ja) | 固定子 | |
| JPH03124245A (ja) | 内転型電動機固定子の製造方法 | |
| JP2763656B2 (ja) | 電動機固定子の製造方法 | |
| JPH10225031A (ja) | 磁石回転子及びその製造方法 | |
| JP2002233090A (ja) | 電動機の固定子 | |
| JP2000341913A (ja) | 回転電機のステータコアおよびその製造方法 | |
| JPH10174337A (ja) | 電動機の固定子 | |
| JP2002191142A (ja) | 積層コア | |
| JPH05344665A (ja) | 電動機の固定子 | |
| JP2006033950A (ja) | 回転電機の電機子 | |
| JPH10285889A (ja) | かご形誘導電動機の回転子およびその製造方法 | |
| JP2002354718A (ja) | 電動機の固定子 | |
| KR100308294B1 (ko) | 리니어 모터의 스테이터 조립체 구조 | |
| JP3181029B2 (ja) | 積層コアの製造方法 | |
| JPH10210688A (ja) | 電動機の固定子鉄心 | |
| JP2004261000A (ja) | 回転電機の固定子 | |
| JPH0739315Y2 (ja) | 電動機のステータ | |
| JPS63224638A (ja) | 内転型電動機の固定子鉄心 | |
| JP2969484B2 (ja) | 電動機 | |
| JP3161499B2 (ja) | 多層コイルおよびその巻線方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |