JPH0847154A - プレモールド絶縁体の成型方法 - Google Patents

プレモールド絶縁体の成型方法

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Publication number
JPH0847154A
JPH0847154A JP6202861A JP20286194A JPH0847154A JP H0847154 A JPH0847154 A JP H0847154A JP 6202861 A JP6202861 A JP 6202861A JP 20286194 A JP20286194 A JP 20286194A JP H0847154 A JPH0847154 A JP H0847154A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulator
premolded
premolded insulator
hardening
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP6202861A
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English (en)
Inventor
Norihiko Yasuda
則彦 安田
Kouichirou Natori
耕一朗 名取
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周面のボイドの発生が少なく、平滑なプレ
モールド絶縁体の成型方法を提供する。 【構成】 予備成型したプレモールド絶縁体を表面平滑
な中芯上にかぶせ、再加熱によりさらに硬化を進めるこ
とを特徴とするプレモールド絶縁体の成型方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧架橋ポリエチレンケ
ーブル等のプラスチック電力ケーブルの接続部及び終端
接続部に用いられるプレモールド絶縁体の成型方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はプレモールド絶縁体の一例の縦断
面図で、電界暖和のための半導電性ゴム1部分と、絶縁
性ゴム2部分がモールドにより一体化されている。この
ようなプレモールド絶縁体の成型は、通常半導電性ゴム
1部分をさきに成型しておき、その上に絶縁性ゴム2部
分をモールド一体化するか、あるいはその逆の方法で成
型が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プレモ
ールド絶縁体は、半導電性ゴム部分を成型しておき、そ
の上に絶縁性ゴム部分をモールド一体化するか、あるい
はその逆の方法で成型が行われるため、半導電性ゴム部
分と絶縁性ゴム部分の境界面に凹凸が生じ易い。さら
に、後の一体化成型時に、さきに成型しておいた材料が
変形歪が残ったまま成型されるため、型から取出した時
に、上記歪のため内周面に凹凸が出来たり、波打ちの状
況になったりして、平滑性が損われるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、内周面が平滑なプレモールド絶縁体の成型方法
を提供するもので、その特徴は、予備成型したプレモー
ルド絶縁体を表面平滑な中芯上にかぶせ、再加熱により
さらに硬化を進めることにある。
【0005】
【実施例】図1は本発明のプレモールド絶縁体の成型方
法の縦断面をあらわした説明図である。まず、従来同様
に半導電性ゴム1部分と絶縁性ゴム2部分をモールド一
体化するが、この際、硬化は完全に行わず、半硬化の状
態の予備成型プレモールド絶縁体を作成する。この予備
成型されたプレモールド絶縁体の内部中空部4(図2参
照)に表面平滑な円柱状の中芯を挿入する。そして、こ
の状態で再加熱して硬化を進め、硬化を完了させて完全
に半導電性ゴム1部分と絶縁性ゴム2部分を完全に一体
化させる。
【0006】このように、予備成型されたプレモールド
絶縁体の内部中空部に表面平滑な中芯を挿入し、再加熱
により硬化を完了させることにより、予備成型で加わっ
た歪等が緩和され、内周面の凹凸や波打ちが解消され、
内周面の平滑性が向上する。
【0007】上記のように、再加熱により硬化を進める
際に、予備成型されたプレモールド絶縁体の内周面に加
硫剤を塗布するか、あるいは挿入する中芯の外表面の加
硫剤を塗布分散させる等の方法により、プレモールド絶
縁体の内周面に加硫剤を追加し、再加熱硬化することに
より、内周面近傍の硬化度は他の部分に比して高くな
り、一層内周面の平滑性が高められる。上記使用する加
硫剤は半導電性ゴム体、絶縁性ゴム体に用いられている
ものと同じでも、あるいは異なっていてもさしつかえな
い。
【0008】
【実験例】内径60mm、外径 110mm、長さ 600mmの図2の
ようなプレモールド絶縁体を、金型温度 160℃、成型時
間30分で予備成型し、予備成型プレモールド絶縁体を作
成した。得られた予備成型プレモールド絶縁体につい
て、 (1)外径65mmの中芯を挿入 (2)予備成型プレモールド絶縁体の内周面にジクミル
パーオキシドを塗布して外径65mmの中芯を挿入 (3)中芯なし の3種類を作成し、恒温槽中で 160℃、4時間で熱処理
硬化を完成させた。
【0009】得られたプレモールド絶縁体の内部中空部
に、透明アクリルパイプを挿入し、界面におけるボイド
発生の有無程度を調査した。結果は、(1)は小さなボ
イドが発見されたにとどまり、(2)は全くボイドがな
く、(3)は大きなボイドがあり、しかもボイドが多数
あった。この結果から本発明の成型方法ではボイドの発
生が少なく、内周面の平滑性が改善され、その効果が確
認された。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレモー
ルド絶縁体の成型方法によれば、内周面のボイドの発生
が少なく、平滑なプレモールド絶縁体を得ることがで
き、高圧架橋ポリエチレンケーブル等のプラスチック電
力ケーブルの接続部や終端接続部の性能向上に効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレモールド絶縁体の成型方法の縦断
面をあらわした説明図である。
【図2】プレモールド絶縁体の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 半導電性ゴム 2 絶縁性ゴム 3 中芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備成型したプレモールド絶縁体を表面
    平滑な中芯上にかぶせ、再加熱によりさらに硬化を進め
    ることを特徴とするプレモールド絶縁体の成型方法。
  2. 【請求項2】 再加熱の際にプレモールド絶縁体の内周
    面に加硫剤を追加し、内周面近傍の硬化度を他の部分に
    比して高くすることを特徴とするプレモールド絶縁体の
    成型方法。
JP6202861A 1994-08-03 1994-08-03 プレモールド絶縁体の成型方法 Pending JPH0847154A (ja)

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