JPH0847027A - 無線受信装置及びそのビット同期方法 - Google Patents

無線受信装置及びそのビット同期方法

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JPH0847027A
JPH0847027A JP6197774A JP19777494A JPH0847027A JP H0847027 A JPH0847027 A JP H0847027A JP 6197774 A JP6197774 A JP 6197774A JP 19777494 A JP19777494 A JP 19777494A JP H0847027 A JPH0847027 A JP H0847027A
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JP
Japan
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bit
established
bit synchronization
frame synchronization
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JP6197774A
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Inventor
Masaki Yanagihara
正樹 柳原
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Motorola Solutions Japan Ltd
Original Assignee
Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信状態に応じて2つのビット同期方式を切
り替えて使用すること。 【構成】 受信手段2により受信された受信データ中の
不定なランダムビットパターンに対してビット同期を確
立する第一ビット同期手段3と、特定のビットパターン
に対してビット同期を確立する第二ビット同期手段4
と、切替制御信号に基づいて第一ビット同期手段3と第
二ビット同期手段4とのいずれか一つをビット同期手段
として切り替える切替手段5と、第一ビット同期手段3
による同期確立後、フレーム同期を試みるフレーム同期
手段6と、フレーム同期手段6によるフレーム同期非確
立状態中、カウント値をカウントするカウンタ手段7
と、カウント値が予め設定された値となった場合、ビッ
ト同期手段を第二ビット同期手段4に切り替えるととも
に、タイマ8による計時を開始し、タイマ8が所定値と
なった場合、ビット同期手段を第一ビット同期手段3に
切り替える制御手段9と備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線受信装置に係り、
例えば、ページャ等に代表される非同期式の無線呼出受
信機におけるビット同期方法を改善した無線受信装置に
関する。
【0002】〔発明の背景〕近年、通信の発達に伴っ
て、無線局から送信される電波を利用して目的の相手に
対してメッセージを送るページャが急激に普及してい
る。ページャとは、無線を使ってトーン信号や簡単なデ
ータを送ることで、相手から自分宛にメッセージが入っ
たことを知らせてくれる移動体通信システムであり、代
表的な呼び出し専用型の他にも、数字表示型、カード
型、腕時計型等の種々のタイプがある。
【0003】ページャによるメッセージ受信の際には、
従来、自分宛にメッセージが入ったことを呼び出し音等
によって報知するものが一般的であったが、音による呼
び出しが好ましくない利用状況を想定し、音の代わりに
振動によって受信報知を行うものも数多く提供されてい
る。このような携帯型の無線受信装置では、内蔵バッテ
リの関係上、待機時には、少しでも消費電力を抑えるこ
とが要求される。
【0004】
【従来の技術】無線呼び出しサービスにおける代表的な
信号方式には、NTT(登録商標)系列会社の採用して
いるNTT方式、NCC(登録商標)各社の採用してい
るPOCSAG方式、Golay方式などのシステムが
あり、特に、POCSAG方式のような非同期式の信号
方式では、呼び出し要求の発生に応じて無線呼び出し信
号を送出するため、その度に受信装置側で同期を確立し
ている。
【0005】すなわち、非同期式の信号では、「1.無
信号→2.ビット同期信号(プリアンブル)→3.フレ
ーム同期信号→4.選択呼び出し信号→5.フレーム同
期信号→6.選択呼び出し信号→・・・→n.無信号」
のように、信号の先頭に必ずプリアンブル信号と呼ばれ
るビット同期のための同期信号を送出し、引き続き、
「フレーム同期信号,選択呼び出し信号」を必要な数だ
け繰り返し送出する。この信号送出順序に対応して、受
信装置側では、「1.非同期状態→2.ビット同期→
3.フレーム同期→4.選択呼び出し番号受信→5.フ
レーム同期→6.選択呼び出し番号受信→・・・→n.
非同期状態」を繰り返している。
【0006】また、従来の無線受信装置におけるビット
同期方式には、受信信号中の不定なランダムビットパタ
ーンに対してビット同期を確立するデータ同期方式と、
受信信号中の特定のビットパターン(プリアンブル)に
対してビット同期を確立するプリアンブル同期方式との
2つの方式があり、ビット同期手段には、データ同期方
式とプリアンブル同期方式とのいずれか1つの方式を採
用していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の無線受信装置に用いられるデータ同期方式の
ビット同期手段、及び、プリアンブル同期方式のビット
同期手段には、それぞれ長所と短所とがあり、データの
受信状況によって動作機能が有効に作用する場合と、動
作機能が不十分、あるいは、不要な動作を行う場合とが
あるという問題点があった。すなわち、ビット同期手段
にデータ同期方式を用いた場合、例えば、ノイズ等によ
る妨害信号やフェージングの発生等により、受信信号の
瞬間的な途切れが発生してビット同期が確立できなかっ
た場合でも、引き続き受信される受信信号に対してビッ
ト同期を確立することができるため、前述の通信経路に
おける障害に強いという長所がある。
【0008】しかし、データ同期方式の場合、任意のラ
ンダムパターンの受信データに対してビット同期を確立
してしまうため、例えば、無線設備の動作試験等のため
に擬似的にランダムパターン信号を無線基地局から送出
するような場合、この間、連続的にビット同期が確立す
るため必然的にフレーム同期検出動作に移行し、しかも
動作試験であることからフレーム同期信号は当然送出さ
れないため、連続受信状態となってしまう。
【0009】通常、携帯型の無線受信装置は、内蔵バッ
テリ駆動となるため、消費電流を低減するために間欠受
信動作を行っているが、前述したように、動作試験のた
めの信号が送出された場合、間欠受信機能が働かず、連
続受信状態となって消費電流が著しく増加するため、こ
れに伴い電池寿命を著しく低下させるという問題があっ
た。
【0010】一方、ビット同期手段にプリアンブル同期
方式を用いた場合、プリアンブル信号にのみビット同期
を確立する方式であるため、前述したように、無線設備
の動作試験等のために擬似的にランダムパターン信号を
無線基地局から送出するような場合であっても、ビット
同期は確立せず、間欠受信機能が維持されるが、ノイズ
等による妨害信号やフェージングの発生等により、受信
信号の瞬間的な途切れが発生してビット同期が確立でき
なかった場合は、次のプリアンブル信号を受信するま
で、データを受信することができず、その間の受信が不
能になるという問題があった。両ビット同期方式を比較
した場合、一般に、前者のデータ同期方式の方が受信信
号を確実に受信できる割合が高いため好ましいが、携帯
端末として致命的な消費電流の問題があるため、万全と
はいいきれない。
【0011】〔目的〕本発明は、このような事情のもと
になされたものであり、その目的は、受信状態に応じて
2つのビット同期方式を切り替えて使用することによ
り、最適なビット同期方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図1
に示すように、基地局から送信される送信データを受信
する受信手段2と、前記受信手段2により受信された受
信データ中の不定なランダムビットパターンに対してビ
ット同期を確立する第一ビット同期手段3と、前記受信
手段2により受信された受信データ中の特定のビットパ
ターンに対してビット同期を確立する第二ビット同期手
段4と、外部からの切替制御信号に基づいて前記第一ビ
ット同期手段3と前記第二ビット同期手段4とのいずれ
か一つをビット同期確立のためビット同期手段として選
択的に切り替える切替手段5と、前記第一ビット同期手
段3による同期確立後、前記受信手段2により受信され
た受信データのフレーム同期を試みるフレーム同期手段
6と、前記フレーム同期手段6によるフレーム同期の確
立を検出するとカウント値をリセットするとともに、フ
レーム同期非確立状態中、所定のタイミングでカウント
値をカウントするカウンタ手段7と、前記カウンタ手段
7のカウント値が予め設定された値となった場合、前記
切替手段5に対して切替制御信号を出力してビット同期
手段を第二ビット同期手段4に切り替えるとともに、タ
イマ8による計時を開始し、該タイマ8が所定値となっ
た場合、前記切替手段5に対して切替制御信号を出力し
てビット同期手段を第一ビット同期手段3に切り替える
制御手段9と、備えることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、基地局から送信される
送信デ−タを受信する受信手段と、前記受信手段により
受信された受信デ−タ中の不定なランダムビットパタ−
ンに対してビット同期を確立する第一動作モ−ドと、特
定のビットパタ−ンに対してビット同期を確立する第二
動作モ−ドとを有するビット同期手段と、外部からの切
替制御信号に基づいて、前記ビット同期手段による動作
モ−ドを第一動作モ−ドにするか、第二動作モ−ドにす
るかを選択的に切り替える切替手段と、前記ビット同期
手段による第一動作モ−ドでの同期確立後、前記受信手
段により受信された受信デ−タのフレ−ム同期を試みる
フレ−ム同期手段と、前記フレ−ム同期手段によるフレ
−ム同期の確立を検出するとカウント値をリセットする
とともに、フレ−ム同期非確立状態中、所定のタイミン
グでカウント値をカウントするカウンタ手段と、前記カ
ウンタ手段のカウント値が予め設定された値となった場
合、前記切替手段に対して切替制御信号を出力してビッ
ト同期手段を第二動作モ−ドに切り替えるとともに、タ
イマによる計時を開始し、該タイマが所定値となった場
合、前記切替手段に対して切替制御信号を出力してビッ
ト同期手段を第一動作モ−ドに切り替える制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、受信された受信データ
中の不定なランダムビットパターンに対してビット同期
を確立し、同期確立後、フレーム同期を試み、フレーム
同期が非確立状態である間、所定のタイミングでカウン
ト値をカウントし、一方、フレーム同期が確立すると当
該カウント値をリセットし、カウント値が予め設定され
た値となった場合、受信された受信データ中の特定のビ
ットパターンに対してビット同期を確立すると同時に計
時を開始し、予め設定された一定の計時時間に達した場
合、受信された受信データ中の不定なランダムビットパ
ターンに対してビット同期を確立することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、受信信号に対し
て、第一ビット同期手段によるビット同期確立後、フレ
ーム同期手段によるフレーム同期の確立が試みられ、所
定回数、同期が確立しない状態が続くと、ビット同期手
段として第二ビット同期手段によるビット同期が行わ
れ、第二ビット同期手段により一定時間の間、同期が確
立しない場合、再度、ビット同期手段として第一ビット
同期手段によるビット同期が行われる。これにより、受
信データ中の不定なランダムビットパターンに対してビ
ット同期を確立する第一ビット同期手段と、受信データ
中の特定のビットパターンに対してビット同期を確立す
る第二ビット同期手段とが受信状態に応じて切り替えら
れ、最適なビット同期が行われる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、受信信号に
対して、ビット同期手段による第一動作モ−ドでのビッ
ト同期確立後、フレ−ム同期手段によるフレ−ム同期の
確立が試みられ、所定回数、同期が確立しない状態が続
くと、ビット同期手段による第二動作モ−ドでのビット
同期が行われ、第二動作モ−ドにより一定時間の間、同
期が確立しない場合、再度、第一動作モ−ドによるビッ
ト同期が行われる。これにより、受信デ−タ中の不定な
ランダムビットパタ−ンに対してビット同期を確立する
第一動作モ−ドと、受信デ−タ中の特定のビットパタ−
ンに対してビット同期を確立する第二動作モ−ドとが受
信状態に応じて切り替えられ、最適なビット同期が行わ
れ、さらに前述の請求項1記載の発明と比較して、第一
ビット同期手段と第二ビット同期手段との機能が1つの
ビット同期手段により実現されるため、構成がより簡素
される。
【0017】請求項3記載の発明によれば、受信された
受信データ中の不定なランダムビットパターンに対して
ビット同期が確立した後、フレーム同期が試みられ、フ
レーム同期が非確立状態である間、所定のタイミングで
カウント値がカウントされ、一方、フレーム同期が確立
すると当該カウント値がリセットされ、カウント値が予
め設定された値となった場合、受信された受信データ中
の特定のビットパターンに対してビット同期の確立が試
みられると同時に計時が開始され、予め設定された一定
の計時時間に達した場合、受信された受信データ中の不
定なランダムビットパターンに対してビット同期の確立
が試みられる。これにより、請求項1に記載する発明と
同様に、受信データ中の不定なランダムビットパターン
に対してビット同期を確立する手段と、受信データ中の
特定のビットパターンに対してビット同期を確立する手
段とが切り替えられることにより、受信状態に応じて最
適なビット同期方法が得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図2〜図5
を参照して説明する。なお、図2〜図5において、図1
と同一部分には同一の符号を付す。まず、本実施例の構
成を説明する。図2は、本実施例の無線受信装置1の構
成を示すブロック図である。図2に示すように、無線受
信装置1は、アンテナ11、受信部12、データ同期検
出部13、データ復号部14、プリアンブル同期検出部
15、フレーム同期検出部16、ビット同期切替制御部
17、フレーム同期確立検出部18、制御部19、カウ
ンタ20、タイマ21から構成されている。
【0019】アンテナ11は、所定の基地局から送信さ
れる電波を受信するための無指向性のアンテナであり、
受信部12は、アンテナ11により受信した高周波信号
に対して、増幅、周波数変換、復調等の信号処理を施す
ものである。データ同期検出部13は、第一ビット同期
手段3として働くものであり、受信部12により受信さ
れた受信データ中の不定なランダムビットパターンに対
してビット同期を確立するものである。
【0020】データ復号部14は、フレーム同期信号か
ら予め定められた相対位置のデータを取り込み、符号化
された状態のデータを伸張して復号化する等の信号処理
を行うものである。プリアンブル同期検出部15は、第
二ビット同期手段4として働くものであり、受信部12
により受信された受信データ中の特定のビットパターン
(プリアンブル)に対してビット同期を確立するもので
ある。
【0021】フレーム同期検出部16は、ビット同期の
確立後、受信データ中のフレーム同期信号を検出し、選
択呼び出し番号等のデータ位置をデータ復号部14に入
力するものである。ビット同期切替制御部17は、制御
部19からの制御信号に基づいて、データ同期検出部1
3またはプリアンブル検出部15のいずれかの動作を有
効にするように制御するものである。フレーム同期確立
検出部18は、フレーム同期検出部6の動作を監視し、
フレーム同期の検出に成功すると、カウンタ20をリセ
ットし、失敗するとインクリメント(+1加算)するも
のである。
【0022】制御部19は、受信部12を同期状態に応
じて間欠的に受信動作させたり、カウンタ20のカウン
ト値を監視し、適当なある値に達するとビット同期制御
部17を働かせてビット同期検出部15が動作するよう
に選択状態を切り替えるとともに、タイマ21を起動
し、一定時間の計時を開始させてタイムアウトしたとき
にビット同期制御部17を働かせてビット同期検出部1
3が動作するように選択状態を切り替える。カウンタ2
0は、フレーム同期確立検出部18による同期検出回数
の失敗数をカウントするカウンタであり、タイマ21
は、内部クロック信号に基づいて計時する内部タイマで
ある。
【0023】次に上述実施例の作用について、図3を参
照して説明する。図3は、本実施例におけるビット同期
処理を説明するためのフローチャートである。まず、無
線信号は、アンテナ11で高周波信号に変換され、受信
部12で増幅・復調等の信号処理を受けた後、データ同
期検出部13、データ復号部14、プリアンブル同期検
出部15にそれぞれ入力される。
【0024】通常の動作時は、ビット同期切替制御部1
7によりデータ同期検出部13の動作が選択され(ステ
ップS1)、受信信号に対してデータ同期部13による
ビット同期確立判定後(ステップS2)、フレーム同期
検出部16によるフレーム同期の確立が試みられる(ス
テップS3)。そして、フレーム同期確立検出部18に
よってフレーム同期の確立が判定され(ステップS
4)、同期が確立された場合、カウンタ20の内容がリ
セットされ(ステップS5)、データ復号部14による
復号動作に移行する(ステップS6)。
【0025】一方、上記ステップS4の処理において、
フレーム同期に失敗したときには、カウンタ20がイン
クリメント(+1加算)されるとともに(ステップS
7)、カウンタ20のカウンタ値が3以上となったか否
かが判定される(ステップS8)。上記ステップS8の
処理において、カウント値が3未満の場合、上記ステッ
プS2〜S7までの処理が繰り返し実行され、カウント
値が3以上の場合、ビット同期切替制御部17によりビ
ット同期検出部としてプリアンブル同期検出部15の動
作に切り替えられ(ステップS9)、切り替えと同時に
タイマ21が起動される。
【0026】次いで、タイマ21による計時時間が予め
設定された時間となったか否かが監視され(ステップS
11)、タイムアウトのときは、カウンタ20のカウン
タ値リセットして(ステップS12)、上記ステップS
1の処理から再度実行され、タイムアウト前であれば、
ビット同期確立の判定後(ステップS13)、フレーム
同期の検出動作が行われ(ステップS14)、フレーム
同期確立が判定されるとともに(ステップS15)、確
立していれば、データ復号部14による復号動作に移行
する(ステップS16)。
【0027】以上の処理動作により、無線受信装置は、
通常、ランダムパターンの受信データに対してビット同
期を確立することができるデータ同期検出部13が選択
され、いずれかの受信障害によってプリアンブル信号を
受信できない場合でも、引き続く受信信号に対してビッ
ト同期を確立するため、次のプリアンブルまでの信号が
受信不能となることがない。
【0028】一方、無線設備の動作試験等のために疑似
ランダムパターン信号が無線基地局から送信された場
合、ビット同期が確立するため、引き続きフレーム同期
検出動作に移行するが、疑似信号では、フレーム同期信
号は送出されないため、フレーム同期に失敗し、この状
態が連続して発生する。すると、ビット同期切替制御部
17は、ビット同期検出部をプリアンブル同期検出部1
5に切り替えるため、以降、疑似信号に対してビット同
期をビット同期をとることが不能となり、連続受信状態
は解消される。
【0029】例えば、タイマ21の設定時間が1時間で
あったとすると、タイマ21がタイムアップしたとき
に、ビット同期切替制御部17は、ビット同期検出部を
データ同期検出部13に切り替えるため、元通りの状態
に戻るが、引き続き疑似信号が送出されていれば、以上
の動作を繰り返し、疑似信号が送出されなくなった後、
タイムアップ、すなわち、1時間後にしたときに、元通
りの状態に戻る。
【0030】図4は、本発明によるビット同期方式をペ
ージャに適用した場合の具体例を示すブロック図であ
る。なお、図4中、図2と同一部分には同一の符号を付
す。データ復号部14の出力は、選択呼出番号照合部2
3に加えられ、同時に選択呼出番号記憶部24に記憶さ
れた自呼出受信装置に割り当てられた選択呼出番号と照
合され、一致したとき、制御部19に出力される。この
とき、制御部19は、報知信号発生部21を働かせ、ス
ピーカ25を駆動し鳴音を発生させる。
【0031】以上説明したように、本実施例では、デー
タ同期方式とプリアンブル同期方式とのそれぞれの長所
を生かし、受信状態によりこれら2つのビット同期方式
の切り替えることにより、ビット同期の最適化が図ら
れ、従来、受信信号の瞬間的な途切れがあるような場合
等でも、受信信号を確実に受信でき、しかも無線設備の
動作試験時にも受信機が連続受信状態となって不要な消
費電流の増加を防止できる。
【0032】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例
えば、上記実施例では、カウンタ20のカウント値が3
以上となったときにプリアンブル同期検出に移行してい
るが、移行するためのカウント値の設定は任意であり、
そして、カウント方法も本実施例のように加算(インク
リメント)によるカウントではなく、減算(デクリメン
ト)によるカウントであっても構わない。またタイマ2
1におけるタイムアップ時間の設定も自由である。
【0033】さらに、上記実施例では、ビット同期手段
として、第一ビット同期手段3と第二ビット同期手段4
との2つのビット同期手段を切り替える場合を例に採り
説明しているが、ビット同期手段によるデ−タ同期方式
またはプリアンブル同期方式の動作の切り替え方法とし
ては、ビット同期手段を、当該ビット同期手段に対して
与える動作パラメ−タを変更することにより、デ−タ同
期方式とプリアンブル同期方式とのいずれでも動作する
ように構成することで、前述の実施例における第一ビッ
ト同期手段3と第二ビット同期手段4とが有する機能を
1つのビット同期手段により実現でき、構成をより簡素
化することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、受信信号に対
して、第一ビット同期手段によるビット同期確立後、フ
レーム同期手段によるフレーム同期の確立を試み、所定
回数、同期が確立しない状態が続くと、ビット同期手段
として第二ビット同期手段によるビット同期を行い、第
二ビット同期手段によって一定時間の間、同期が確立し
ない場合、再度、ビット同期手段として第一ビット同期
手段によるビット同期を行う。したがって、受信データ
中の不定なランダムビットパターンに対してビット同期
を確立する第一ビット同期手段と、受信データ中の特定
のビットパターンに対してビット同期を確立する第二ビ
ット同期手段とを受信状態に応じて切り替えて使用する
ことができ、最適なビット同期を行うことができる。
【0035】請求項2記載の発明では、受信信号に対し
て、ビット同期手段による第一動作モ−ドでのビット同
期確立後、フレ−ム同期手段によるフレ−ム同期の確立
が試み、所定回数、同期が確立しない状態が続くと、ビ
ット同期手段による第二動作モ−ドでのビット同期を行
い、第二動作モ−ドにより一定時間の間、同期が確立し
ない場合、再度、第一動作モ−ドによるビット同期を行
う。したがって、受信デ−タ中の不定なランダムビット
パタ−ンに対してビット同期を確立する第一動作モ−ド
と、受信デ−タ中の特定のビットパタ−ンに対してビッ
ト同期を確立する第二動作モ−ドとが受信状態に応じて
切り替えて使用することで、最適なビット同期を行うこ
とができ、さらに、前述の請求項1記載の発明と比較し
て、第一ビット同期手段と第二ビット同期手段との機能
を1つのビット同期手段により実現できるため、構成を
より簡素化することができる。
【0036】請求項3記載の発明では、受信した受信デ
ータ中の不定なランダムビットパターンに対してビット
同期が確立した後、フレーム同期を試み、フレーム同期
が非確立状態である間、所定のタイミングでカウント値
をカウントし、一方、フレーム同期が確立すると当該カ
ウント値をリセットし、カウント値が予め設定された値
となった場合、受信した受信データ中の特定のビットパ
ターンに対してビット同期の確立を試みると同時に計時
を開始し、予め設定された一定の計時時間に達した場
合、受信した受信データ中の不定なランダムビットパタ
ーンに対してビット同期の確立を試みる。これによっ
て、請求項1に記載する発明と同様に、受信データ中の
不定なランダムビットパターンに対してビット同期を確
立する手段と、受信データ中の特定のビットパターンに
対してビット同期を確立する手段とを受信状態に応じて
切り替えて使用することにより、最適なビット同期方法
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の無線受信装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】本実施例におけるビット同期処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】本実施例によるビット同期方式をページャに適
用した場合の具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 無線受信装置 2 受信手段 3 第一ビット同期手段 4 第二ビット同期手段 5 切替手段 6 フレーム同期手段 7 カウンタ手段 8 タイマ 9 制御手段 11 アンテナ 12 受信部 13 データ同期検出部 14 データ復号部 15 プリアンブル同期検出部 16 フレーム同期検出部 17 ビット同期切替制御部 18 フレーム同期確立検出部 19 制御部 20 カウンタ 21 タイマ 22 報知信号発生部 23 選択呼出番号照合部 24 選択呼出番号記憶部 25 スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局から送信される送信データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された受信データ中の不定なラ
    ンダムビットパターンに対してビット同期を確立する第
    一ビット同期手段と、 前記受信手段により受信された受信データ中の特定のビ
    ットパターンに対してビット同期を確立する第二ビット
    同期手段と、 外部からの切替制御信号に基づいて前記第一ビット同期
    手段と前記第二ビット同期手段とのいずれか一つをビッ
    ト同期確立のためビット同期手段として選択的に切り替
    える切替手段と、 前記第一ビット同期手段による同期確立後、前記受信手
    段により受信された受信データのフレーム同期を試みる
    フレーム同期手段と、 前記フレーム同期手段によるフレーム同期の確立を検出
    するとカウント値をリセットするとともに、フレーム同
    期非確立状態中、所定のタイミングでカウント値をカウ
    ントするカウンタ手段と、 前記カウンタ手段のカウント値が予め設定された値とな
    った場合、前記切替手段に対して切替制御信号を出力し
    てビット同期手段を第二ビット同期手段に切り替えると
    ともに、タイマによる計時を開始し、該タイマが所定値
    となった場合、前記切替手段に対して切替制御信号を出
    力してビット同期手段を第一ビット同期手段に切り替え
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】基地局から送信される送信デ−タを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された受信デ−タ中の不定なラ
    ンダムビットパタ−ンに対してビット同期を確立する第
    一動作モ−ドと、特定のビットパタ−ンに対してビット
    同期を確立する第二動作モ−ドとを有するビット同期手
    段と、 外部からの切替制御信号に基づいて、前記ビット同期手
    段による動作モ−ドを第一動作モ−ドにするか、第二動
    作モ−ドにするかを選択的に切り替える切替手段と、 前記ビット同期手段による第一動作モ−ドでの同期確立
    後、前記受信手段により受信された受信デ−タのフレ−
    ム同期を試みるフレ−ム同期手段と、 前記フレ−ム同期手段によるフレ−ム同期の確立を検出
    するとカウント値をリセットするとともに、フレ−ム同
    期非確立状態中、所定のタイミングでカウント値をカウ
    ントするカウンタ手段と、 前記カウンタ手段のカウント値が予め設定された値とな
    った場合、前記切替手段に対して切替制御信号を出力し
    てビット同期手段を第二動作モ−ドに切り替えるととも
    に、タイマによる計時を開始し、該タイマが所定値とな
    った場合、前記切替手段に対して切替制御信号を出力し
    てビット同期手段を第一動作モ−ドに切り替える制御手
    段と、 を備えることを特徴とする無線受診装置。
  3. 【請求項3】受信された受信データ中の不定なランダム
    ビットパターンに対してビット同期を確立し、 同期確立後、フレーム同期を試み、フレーム同期が非確
    立状態である間、所定のタイミングでカウント値をカウ
    ントし、一方、フレーム同期が確立すると当該カウント
    値をリセットし、 カウント値が予め設定された値となった場合、受信され
    た受信データ中の特定のビットパターンに対してビット
    同期を確立すると同時に計時を開始し、 予め設定された一定の計時時間に達した場合、受信され
    た受信データ中の不定なランダムビットパターンに対し
    てビット同期を確立することを特徴とするビット同期方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143177A (ja) * 2006-12-27 2007-06-07 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信装置

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JP2007143177A (ja) * 2006-12-27 2007-06-07 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信装置

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