JPH0845795A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JPH0845795A
JPH0845795A JP6193666A JP19366694A JPH0845795A JP H0845795 A JPH0845795 A JP H0845795A JP 6193666 A JP6193666 A JP 6193666A JP 19366694 A JP19366694 A JP 19366694A JP H0845795 A JPH0845795 A JP H0845795A
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JP
Japan
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electric double
metal lid
double layer
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JP6193666A
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Kazuya Hiratsuka
和也 平塚
Takeshi Morimoto
剛 森本
Manabu Kazuhara
学 数原
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封性に優れ、環境温度や湿度の影響によっ
て長期間性能劣化しない電気二重層コンデンサを提供す
る。 【構成】 コンデンサ素子体25,26を金属容器28
内に収納した後、金属蓋体30を金属容器28の開口部
に嵌合し、その接合部分を低融点金属38よって気密に
熱融着封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気二重層コンデンサに
関し、さらに詳しく言えば、特に大容量で高出力の電源
用として好適な大型電気二重層コンデンサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層コンデンサは、そのほ
とんどが例えば図3に示されているシート型、図4に示
されているコイン型もしくは図5に示されている円筒型
構造のものであった。
【0003】図3のシート型電気二重層コンデンサにお
いては、電解液を含浸させた1対の分極性電極1、2が
それぞれ導電性未架橋ゴムシート集電体3、4の内側に
電気的接続され、かつ、それらの間にセパレータ5を挟
持する形で対向的に配設されているとともに、導電性未
架橋ゴムシート集電体3、4の周辺部が電気絶縁性枠体
6に加熱架橋による接着によって密封封止されている。
【0004】図4のコイン型電気二重層コンデンサにお
いては、1対の分極性電極8、9が集電体を兼ねた金属
ケース10、11の内面に導電性接着剤を介してそれぞ
れ取り付けられた後、金属ケース10、11を組み合わ
せることにより、それら分極性電極8、9がセパレータ
12を挟持する形で対向的に配置され、その金属ケース
10、11の周縁を電気絶縁性の樹脂製ガスケット13
を介してかしめることにより封口されている。
【0005】また、図5の円筒型構造の電気二重層コン
デンサにおいては、金属集電体の両面に分極性電極を設
けた1対の帯状電極14、15を、それらの間にセパレ
ータ16を介在させて渦巻状に巻き上げた後に電解液を
含浸し、上面にゴム弾性体を固着させた封口板17の外
部端子18、19に、帯状電極14、15から引き出さ
れているリード20、21をそれぞれ接続し、この渦巻
素子体と封口板17を有底円筒状の金属ケース22に収
納した後、金属ケース22の開口部を封口板17を介し
てかしめ封口している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムま
たは樹脂体を用いた接着による封口、もしくは樹脂製弾
性体を用いた機械的かしめ操作によって封口されたこれ
ら従来型の封口構造の電気二重層コンデンサは、封口の
密閉度およびその信頼性においては必ずしも満足のいく
ものではなかった。
【0007】すなわち、図3のシート型では、製造時に
接着面に電解液や分極性電極の脱落物などが付着してい
ると、この部分の接着性が阻害され、封口不良を引き起
こす場合が非常に多い。また、図4のコイン型および図
5の円筒型においては、樹脂弾性体と金属ケースのかし
め変形による機械的押圧により密封されるが、かしめ後
の金属ケースの弾性的戻りや、樹脂弾性体のクリープ変
形によって封口不良を生ずるケースが少なからず見られ
た。
【0008】加えて、これら従来型コンデンサでは、全
てその封口部分に有機樹脂材料が使用されているので、
高温かつ高湿度下での使用や、温度変化の激しい使用条
件下では、封口部樹脂材料の劣化による液漏れや、素子
内部への水分浸透による性能不良を起こす例があった。
【0009】特に、高出力、高エネルギー密度をもつ二
次電源として用いられる大型駆動パワー用電気二重層コ
ンデンサでは、より過酷な温度および湿度条件での長期
に亘る高度の封口信頼性が要求されるので、上記の従来
型封口構造のものを適用するには躊躇せざるを得ない。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的は、過酷な温度変化や高温多
湿環境においても性能劣化するおそれのない封口手段を
備えた電気二重層コンデンサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、集電体、電極層およびセパレータからな
るコンデンサ素子体および電解液が金属容器と該金属容
器の開口部に嵌合された金属蓋体により密閉収納されて
いる電気二重層コンデンサであって、該金属蓋体と該金
属容器開口部との封止部が低融点金属によって気密に熱
融着封止されていることを特徴としている。
【0012】本発明において、低融点合金によって金属
容器と金属蓋体とを気密性を保って封止するには、低融
点合金と接合すべき金属容器および金属蓋体の接合面
は、低融点合金との親和性、濡れ性が良く、加熱溶融後
低融点合金と完全に融着することが好ましい。したがっ
て、この親和性の観点から、用いる低融点合金に合わせ
て金属容器および金属蓋体の材質が選択されるとよい。
低融点合金との融着性に乏しい金属材料を使用する場合
は、少なくともその接合面のみを低融点合金との融着性
の良い金属膜で被覆処理し、密着性を高めればよい。
【0013】本発明において使用する低融点合金は、信
頼性、耐食性、コストなどの点で、鉛とスズを主成分と
する低温ハンダが好適であり、これに銀、インジウム、
ビスマス、カドミウムなどの低融点金属成分を添加して
も良い。低融点合金の融点としては、コンデンサの使用
最高温度以上で、内部に収納される素子体材料が熱劣化
を引き起こさない温度以下であることが必要であり、融
点の範囲としては100℃以上、250℃以下が好まし
い。低温ハンダの形状は接合すべきコンデンサ形状によ
って適宜選択可能であるが、線ハンダ、ペーストハン
ダ、プレフォームハンダが好適である。
【0014】鉛−スズ系低融点ハンダを使用する場合、
これと融着性よく気密に封止できる金属容器および金属
蓋体自身の材料、もしくは接合部に被覆される金属膜の
材料としては、スズ、鉛、銅、ニッケル、インジウム、
銀、金、亜鉛の中からから選ばれた金属、もしくはこれ
らの中の少なくとも1種以上を含む合金から成る金属が
挙げられる。
【0015】これらの金属材料が機械加工性、プレス成
形性、機械的強度、コストなどの点で使用が困難な場合
には、これらの点で優れているアルミニウム、鉄、ステ
ンレスが金属容器および金属蓋体の材料としては好適で
あり、これらの低融点合金と熱融着される接合部をス
ズ、鉛、銅、ニッケル、インジウム、銀、金、亜鉛の中
からから選ばれた金属、もしくはこれらの中の少なくと
も1種以上を含む合金から成る金属膜で被覆処理するこ
とが好ましい。
【0016】被覆処理法としては、圧着によるクラッド
処理、溶射、蒸着、溶融浸漬、電解メッキ、化学メッキ
などが挙げられるが、生産性、コストや異形状への対応
の点で、化学メッキ法が好ましい。
【0017】本発明における低融点合金の熱融着方法と
しては、特に限定されるものではないが、電気炉などに
よる雰囲気加熱、超音波加熱、レーザー光加熱、赤外線
加熱などを適宜選択することができる。
【0018】コンデンサ素子体を内部に収納する金属容
器およびこの金属容器の開口部に嵌合される金属蓋体の
形状は、特に限定されるものではないが、有底円筒状の
金属容器とこの円形開口部に嵌合される円盤状蓋体とを
組み合わせた円筒型コンデンサや、箱型金属容器とこの
矩形開口部に嵌合される矩形蓋体とを組み合わせた角型
コンデンサが一般的である。
【0019】
【実施例】以下、図1および図2を参照しながら、本発
明による電気二重層コンデンサの実施例を説明するとと
もに、その比較例についても説明する。なお、図1はこ
の実施例に係る電気二重層コンデンサの内部構造を示す
図2のA−A線断面図、図2は図1の平面図である。
【0020】《実施例1》まず、アルミニウム集電体2
3、24の片面に、活性炭、カーボンブラックおよびポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)のバインダーか
らなる電極層25、26を形成し、この1対の分極性電
極層25、26をガラス繊維マットからなるセパレータ
27を挟んで対向させ、コンデンサ素子体とした。
【0021】そして、全面にスズメッキ層を施したアル
ミニウム製の箱型金属容器28の内部に、電気絶縁のた
めのPTFEシート29を装填し、この内部に上記コン
デンサ素子体を挿入した。
【0022】次に、アルミニウム製の金属蓋体30にガ
ラスハーメチックシール31を介して取り付けられてい
る1対の外部端子32、33と、上記アルミニウム集電
体23、24より引き出されているアルミニウム製リー
ド34、35とをそれぞれ超音波溶接した後、金属蓋体
30を箱型金属容器28の開口部内周に設けられた段差
36に間隙なく嵌合係止した。
【0023】しかる後、金属蓋体30に形成されている
外周段差部37に融点が163℃の線状スズ−鉛ハンダ
38を全周に亘ってはめ込み、180℃の恒温槽中に2
0分放置し、線状スズ−鉛ハンダ38を加熱溶融するこ
とにより、金属蓋体30と箱型金属容器28とを気密に
封止した。
【0024】そして、金属蓋体30の中央に設けられて
いる電解液注入口39より(CPBFと炭
酸プロピレンからなる有機電解液を注入し、防爆機構を
備えた封入キャップ40により電解液注入口39を気密
に封止し、定格2.5V220Fの電気二重層コンデン
サを得た。
【0025】この実施例1の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は220F、内部抵抗は0.21Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、−25℃で6時間保持と85
℃で6時間保持を繰り返して行なう温度サイクル100
回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、50個中
0個であった。さらに、温度60℃、相対湿度90%の
雰囲気中で2.5Vの電圧を2000時間にわたって印
加した耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内
部抵抗を測定したところ、液漏れ個数は50個中0個、
静電容量は195F、内部抵抗は0.35Ω(いずれも
50個の平均値)であった。
【0026】《実施例2》実施例1の融点が163℃の
線状スズ−鉛ハンダ38に代えて、融点が130℃の線
状スズ−鉛ハンダを用い、150℃の恒温槽中に放置し
て、金属蓋体30と箱型金属容器28とを気密に封止し
た以外は実施例1と同様にして同定格の電気二重層コン
デンサを得た。
【0027】この実施例2の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は220F、内部抵抗は0.22Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、実施例1と同じ温度サイクル
100回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、5
0個中0個であった。さらに、実施例1と同じ条件での
耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内部抵抗
を測定したところ、液漏れ個数は50個中0個、静電容
量は193F、内部抵抗は0.33Ω(いずれも50個
の平均値)であった。
【0028】《実施例3》実施例1の融点が163℃の
線状スズ−鉛ハンダ38に代えて、融点が190℃の線
状スズ−鉛ハンダを用い、210℃の恒温槽中に放置し
て、金属蓋体30と箱型金属容器28とを気密に封止し
た以外は実施例1と同様にして同定格の電気二重層コン
デンサを得た。
【0029】この実施例3の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は219F、内部抵抗は0.23Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、実施例1と同じ温度サイクル
100回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、5
0個中0個であった。さらに、実施例1と同じ条件での
耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内部抵抗
を測定したところ、液漏れ個数は50個中0個、静電容
量は188F、内部抵抗は0.36Ω(いずれも50個
の平均値)であった。
【0030】《実施例4》箱型金属容器28および金属
蓋体30をともに鉄製とするとともに、その両者にニッ
ケルメッキを施した以外は実施例1と同様にして同定格
の電気二重層コンデンサを得た。
【0031】この実施例4の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は222F、内部抵抗は0.20Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、実施例1と同じ温度サイクル
100回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、5
0個中0個であった。さらに、実施例1と同じ条件での
耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内部抵抗
を測定したところ、液漏れ個数は50個中0個、静電容
量は192F、内部抵抗は0.38Ω(いずれも50個
の平均値)であった。
【0032】《実施例5》箱型金属容器28および金属
蓋30をともにステンレス製とするとともに、その両者
にニッケルメッキを施した以外は実施例1と同様にして
同定格の電気二重層コンデンサを得た。
【0033】この実施例5の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は221F、内部抵抗は0.22Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、実施例1と同じ温度サイクル
100回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、5
0個中0個であった。さらに、実施例1と同じ条件での
耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内部抵抗
を測定したところ、液漏れ個数は50個中0個、静電容
量は192F、内部抵抗は0.39Ω(いずれも50個
の平均値)であった。
【0034】〈比較例1〉図3に示されている従来のシ
ート型電気二重層コンデンサを次のように作製した。ま
ず、実施例1と同じ組成、同面積の1対の分極性電極
1、2をそれぞれ導電性未架橋ゴムシート3、4の内側
に電気的に接続された状態で取り付けた。
【0035】そして、この分極性電極1、2に実施例1
と同じ電解液を含浸させた後、実施例1と同じ材質のセ
パレータ5を挟持する形で対向させ、導電性未架橋ゴム
シート3、4の周辺部とゴム製電気絶縁性枠体6とを加
熱架橋にて接着することにより密封封止し、定格2.5
V220Fの電気二重層コンデンサを得た。
【0036】この比較例1の電気二重層コンデンサ50
個について、その初期特性を測定したところ、静電容量
は219F、内部抵抗は0.30Ω(いずれも50個の
平均値)であった。また、実施例1と同じ温度サイクル
100回後の電解液の液漏れ個数を検査したところ、5
0個中32個であった。さらに、実施例1と同じ条件で
の耐久テスト後の液漏れ個数と、静電容量および内部抵
抗を測定したところ、液漏れ個数は50個中42個であ
り、静電容量は88F、内部抵抗は25Ω(いずれも5
0個の平均値)であった。
【0037】参考までに、上記実施例1〜5および比較
例1のテスト結果を次表に示すが、本発明によれば、金
属容器と金属蓋体とが低融点金属にて気密に封止されて
いるため、過酷な温度変化や高温多湿環境によっても、
コンデンサの性能劣化が認められなかった。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
その請求項1に記載されているように、外装ケースとし
ての金属容器とその開口部を閉塞する金属蓋体との封止
部を低融点金属によって気密に封止するようにしたこと
により、過酷な温度変化や高温多湿環境に対する信頼性
に優れ、かつ、水分浸透によるコンデンサの静電容量劣
化や内部抵抗上昇に対しても格段の信頼性を有する電気
二重層コンデンサが提供できる。
【0040】また、金属容器の開口部と金属蓋体との接
合部分に低融点金属と気密に融着する金属膜を被覆する
ようにした請求項2に記載の発明によれば、金属容器と
金属蓋体とがより気密的に封止され、請求項1による効
果がさらに高められる。
【0041】さらに、使用する低融点金属をその融点が
100〜250℃のものとした請求項3に記載の発明に
よれば、コンデンサ素子に熱的悪影響を与えることな
く、金属容器と金属蓋体とを封止することができる。
【0042】一方、請求項4の発明によれば、金属容器
および金属蓋体にアルミニウム、鉄もしくはステンレス
などの低コストの素材を使用することができ、この場合
においても請求項1と同様に気密的な封止状態が得られ
る。
【0043】他方、金属容器と金属蓋体とを低融点金属
にて封止した後、その容器内に電解液を注入するように
した請求項5に記載の発明によれば、その封止時点で電
解液が金属容器と金属蓋体との接合部に浸入することが
なく、良好な気密的封止が行なえるとともに、電解液の
使用量を適正にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気二重層コンデンサ
の内部構造を示した断面図。
【図2】図1に示されている電気二重層コンデンサの平
面図。
【図3】従来のシート型電気二重層コンデンサを示した
断面図。
【図4】従来のコイン型電気二重層コンデンサを一部断
面で示した側面図。
【図5】従来の円筒型電気二重層コンデンサを示した分
解斜視図。
【符号の説明】
23,24 集電体 25,26 分極性電極層 27 セパレータ 28 金属容器 30 金属蓋体 32,33 外部端子 38 低融点金属 39 電解液注入口 40 封入キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電体、電極層およびセパレータからな
    るコンデンサ素子体および電解液が金属容器と該金属容
    器の開口部に嵌合された金属蓋体により密閉収納されて
    いる電気二重層コンデンサであって、該金属蓋体と該金
    属容器開口部との封止部が低融点金属によって気密に熱
    融着封止されていることを特徴とする電気二重層コンデ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 上記金属容器の開口部と上記金属蓋体の
    接合部分が、上記低融点金属と気密に融着する金属膜で
    被覆処理されている請求項1に記載の電気二重層コンデ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 上記低融点金属が、融点が100〜25
    0℃の鉛およびスズを主成分とする低融点ハンダ合金で
    ある請求項1または2に記載の電気二重層コンデンサ。
  4. 【請求項4】 上記金属容器および金属蓋体がアルミニ
    ウム、鉄およびステンレスから選ばれたいずれか一種で
    あり、該金属容器開口部および金属蓋体との封止部がス
    ズ、鉛、銅、ニッケル、インジウム、銀、金および亜鉛
    から選ばれた金属、またはスズ、鉛、銅、ニッケル、イ
    ンジウム、銀、金および亜鉛から選ばれた2種以上を含
    む合金からなる金属膜で被覆処理されている請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の電気二重層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 上記電解液が、上記金属容器の開口部と
    上記金属蓋体との封止部が上記低融点金属によって気密
    に熱融着封止された後に、別途設けられた注入口から注
    入されたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の電気二重層コンデンサ。
JP6193666A 1994-07-26 1994-07-26 電気二重層コンデンサ Withdrawn JPH0845795A (ja)

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