JPH0243096Y2 - - Google Patents

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JPH0243096Y2
JPH0243096Y2 JP17064284U JP17064284U JPH0243096Y2 JP H0243096 Y2 JPH0243096 Y2 JP H0243096Y2 JP 17064284 U JP17064284 U JP 17064284U JP 17064284 U JP17064284 U JP 17064284U JP H0243096 Y2 JPH0243096 Y2 JP H0243096Y2
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negative electrode
solid electrolyte
positive electrode
power generation
battery
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は扁平形固体電解質電池に関する。 〔従来の技術〕 従来、扁平形の固体電解質電池は、発電要素を
金属容器内に収容し、樹脂製の封口体を金属容器
と金属蓋との間に配置し、金属容器の開口端部を
内方に締め付けることにより、封口体を金属容器
と金属蓋とに圧接させて封口していたが、時間の
経過とともに封口体に応力緩和が生じて密閉性が
低下し、また封口体が有機質であるために気体の
透過をゆるすので、貯蔵中に電池性能が劣化する
という問題があつた。 そのため、本考案者らは発電要素の周囲に位置
して発電要素の側面と電池外部とを隔離する絶縁
材として、劣化が少なく、かつ気体透過性を有し
ないセラミツク製のスペーサを用い、第3図に示
すように、発電要素1とセラミツク製スペーサ6
とを2枚の金属製封口板7,8の間に配置し、発
電要素1の周縁部外方でセラミツク製スペーサ6
と封口板7,8の周縁部とをハンダ9で接合し
て、超薄形で5〜10年間程度の長期貯蔵に耐え得
る電池を開発した(たとえば特開昭57−80656号
公報)。 〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、上記のような扁平形固体電解質電池
において、薄い発電要素を得ようとする場合、発
電要素1は気相法で正極2、固体電解質層3、負
極4の順に形成される。その際、いわゆる回り込
みによる絶縁性低下を防止するために、負極4は
固体電解質層3より小さく形成される。また、気
相法で正極2を形成する際、正極活物質が二硫化
チタンである場合は、金属基板5が二硫化チタン
によつて腐食を受けるおそれがあるので、好まし
くは、これを避けるために、基板5上にポリイミ
ドフイルムなどの保護膜が形成され、正極側の集
電は銀ペーストなどの導電ペースト12によつて
行なわれる。この場合、正極2の一部が露出して
いないと、導電ペースト12による集電が行ない
がたくなるため、固体電解質層3は正極2より小
さくつくられる。その結果、固体電解質層3の周
縁部は負極4の周縁部より外方に突出し、また正
極2の周縁部は固体電解質層3の周縁部より外方
に突出するので、負極側の封口板8(通常、厚さ
0.1mm程度の金属板が用いられる)に外圧が加わ
つた場合、該負極側封口板8が正極2やそれと電
気的に接続している導電ペースト12などに非常
に接触しやすく、それによつて内部短絡が発生す
るという問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記問題点を解決するもので、負極側
の封口板の電池内部側で正極側に接触するおそれ
がある部分に短絡防止用の耐熱性樹脂絶縁被膜を
形成して、負極側の封口板と正極などとの接触に
よる短絡を防止したものである。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。 第1図は本考案の扁平形固体電解質電池の一実
施例を示す断面図である。 図中、1は発電要素で、この発電要素1は二硫
化チタンを活物質とする正極2、Li4SiO4
Li3PO4よりなる固体電解質層3およびリチウム
を活物質とする負極4からなるもので、厚さ
100μmのステンレス鋼板よりなる基板5上に気相
法つまり正極2は化学気相成長法、固体電解質層
3はスパツタ蒸着法、負極4は抵抗加熱蒸着法
で、正極2、固体電解質層3、負極4の順に形成
されている。上記基板5は10×10mmの正方形状を
しており、正極2は厚さ20μmで10×10mm、固体
電解質層3は厚さ10μmで9.5×9.5mm、負極4は厚
さ10μmで9×9mmの正方形状をしており、正極
2の周縁部は固体電解質層3の周縁部より外方に
突出し、固体電解質層3の周縁部は負極4の周縁
部より外方に突出している。そして、図示してい
ないが、正極2の形状にあたつては、金属基板5
の表面をポリイミドフイルムで被覆し、正極2か
ら封口板7への導電は銀ペーストなどの導電ペー
スト12によつて行なわれている。 6は酸化アルミニウム系のセラミツク製スペー
サで、このセラミツク製スペーサ6はリング状を
していて、その内部空間内に前記発電要素1がそ
の基板5とともに収容されている。 7,8は厚さ0.1mmのニツケル/ステンレス鋼
板/銅クラツド板よりなる封口体で、この封口板
7,8の間に前記発電要素1がその基板5および
セラミツク製リング6とともに配置されている。 負極4と負極側の封口板8との間にはチタン合
金製でばね性を有する集電板11が介在し、負極
4と封口板8との間の電気的接触が常に安定して
確保されるようにされている。ただし、この負極
6と封口板8との電気的接触は、集電板11に代
えて他のものを用いて行なつてもよいし、また集
電板11などを用いずに減圧下で封止して大気圧
による加圧を利用する方法によつてもよい。 また負極側の封口板8の電池内部側で正極側に
接触するおそれがある部分にはポリイミドフイル
ムよりなる厚さ15μmの耐熱性樹脂絶縁被膜10
が形成されていて、この負極側の封口板8が外圧
によつて正極2などに接触したときに内部短絡が
生じないようにされている。 そして、正極側の封口板7の周縁部とセラミツ
ク製スペーサ6との間およびセラミツク製スペー
サ6と負極側の封口板8の周縁部との間はたとえ
ば鉛−錫−ビスマス合金からなるハンダ9で接合
されている。 上記電池はたとえば次に示すようにしてつくら
れる。 セラミツク製スペーサ6の上面および下面には
メタライジング処理したのち、ハンダの濡れ性を
よくするためにメタライズ層上に銅メツキをし、
ついで予備ハンダ付けをする。 封口板7,8はそれぞれ内面側となる側の面に
ハンダの濡れ性をよくするために銅メツキをす
る。そして負極側の封口板8には、第2図に示す
ように、その中央部に集電板11の一端をスポツ
ト溶接し、中央部と周縁部との間つまり電池形成
後に電池内部側において露出し正極側に接触して
短絡を引き起すおそれがある部分にはポリイミド
フイルムを接着して耐熱性樹脂絶縁被膜10を形
成する。ついで封口板7,8の周縁部に予備ハン
ダ付けをする。 つぎに正極側の封口板7上に発電要素1をその
基板5と共に載置し、正極2から封口板7の間に
導電ペースト12を塗布したのち、それらを囲む
ようにしてセラミツク製スペーサ6を配置し、そ
の上に負極側の封口板8を被せ、周縁部を加熱し
て予備ハンダ付けしたハンダ同士を溶融接着させ
る。 上記電池は15mm×15mmの正方形状で厚さが0.7
mmの扁平形電池であるが、この電池と、負極側の
封口板の内面に絶縁被覆を形成していないほかは
上記実施例の電池と同様の従来電池に500gの荷
重をかけたときの内部短絡発生個数を第1表に示
す。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案では、負極側の封
口板の内面に耐熱性樹脂絶縁被膜を形成すること
により、負極側封口板を介しての負極と正極との
短絡が防止できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の扁平形固体電解質電池の一実
施例を示す断面図であり、第2図は第1図に示す
電池に使用された負極側の封口板を示す斜視図で
ある。第3図は従来の扁平形固体電解質電池を示
す断面図である。 1……発電要素、2……正極、3……固体電解
質層、4……負極、5……金属基板、6……セラ
ミツク製スペーサ、7,8……封口板、9……ハ
ンダ、10……耐熱性樹脂絶縁被膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚の金属製封口板7,8間に、少なくとも発
    電要素1とリング状のセラミツク製スペーサ6と
    を配置し、発電要素1の周縁部外方で封口板7,
    8の周縁部とセラミツク製スペーサ1とをハンダ
    9で接合して封止する扁平形固体電解質電池であ
    つて、上記発電要素1が金属基板5上に正極2、
    固体電解質層3および負極4の順に形成され、固
    体電解質層3の周縁部が負極4の周縁部より外方
    に突出し、正極2の周縁部が固体電解質層3の周
    縁部より外方に突出していて、負極側の封口板8
    の内面に短絡防止用の耐熱性樹脂絶縁被膜10を
    形成していることを特徴とする扁平形固体電解質
    電池。
JP17064284U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH0243096Y2 (ja)

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JPS6185065U JPS6185065U (ja) 1986-06-04
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