JPH084532B2 - 設備ユニット - Google Patents

設備ユニット

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JPH084532B2
JPH084532B2 JP4142491A JP14249192A JPH084532B2 JP H084532 B2 JPH084532 B2 JP H084532B2 JP 4142491 A JP4142491 A JP 4142491A JP 14249192 A JP14249192 A JP 14249192A JP H084532 B2 JPH084532 B2 JP H084532B2
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JP
Japan
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entrance
equipment
space
wall portion
kitchen equipment
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圭律 石鳥
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット工法によるプレ
ファブ建築物用の設備ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばユニット工法によるプレフ
ァブ建築物においては、ダイニングキッチン空間に流し
台や焜炉台などの厨房設備機器を組み込んだ設備ユニッ
トを建築現場で据え付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の住戸か
らなるアパートなどに用いられる設備ユニットの場合に
は、各住戸に割り当てられた狭小なる床面積内で空間の
有効活用を図るために、設備ユニット内に風呂およびト
イレの他に玄関をも設けざるを得ず、そのためにダイニ
ングキッチン空間がさらに狭くなり、十分な大きさの厨
房設備機器が据え付けられていないだけでなく、下駄箱
等の玄関収納も据え付けられていないのが一般的であ
り、使い勝手が非常に悪かった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、使い勝手のよさを犠牲にすることな
く、限られた空間の有効活用を図り得るようにレイアウ
トされた設備ユニットを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る設備ユニットにおいては、屋外に面す
る外壁部に玄関を配置し、該玄関に隣接して玄関収納具
を配置し、該玄関収納具を挟んで前記玄関と反対側で前
記外壁部に添って厨房設備機器の焜炉部を配置するレイ
アウトとした。
【0006】前記厨房設備機器を前記外壁部と同外壁部
に入隅部を挟んで隣接する側壁部とに跨らせ、該側壁部
に添って同厨房設備機器の流し部を配置するレイアウト
にしてもよい。
【0007】前記厨房設備機器の流し部側端部に隣接さ
せるとともに前記側壁部に添って、冷蔵庫設置スペース
を設けるレイアウトにしてもよい。
【0008】前記玄関を前記外壁部の中央部に配置し、
同玄関を挟んで、厨房設備空間の反対側空間に、浴室、
トイレ室、洗面台、および洗濯機設置スペースの少なく
とも一つを備える衛生設備空間を設けるレイアウトにし
てもよい。
【0009】前記入隅部に、前記流し部の水栓に給水管
を介して湯水を供給する給水本管、および流し部から流
出する水を排水管を介して排水する排水本管を配管する
配管空間を設けるレイアウトにしてもよい。
【0010】
【作用】本発明に係る設備ユニットによれば、玄関、玄
関収納具、および厨房設備機器の焜炉部が、屋外に面す
る外壁部に添って順次配置されているため、厨房設備機
器と玄関とを仕切る間仕切壁の代用として玄関収納具が
設置され、該玄関収納具によって玄関への焜炉部からの
油跳ねが防止されるとともに、焜炉部上に設置される換
気扇がダクト等を介さずに直接屋外に臨ましめられる。
【0011】前記厨房設備機器が前記外壁部と同外壁部
に入隅部を挟んで隣接する側壁部とに跨ってL字状に配
置され、該側壁部側に流し部が配置されているため、外
壁部および側壁部の二壁面に添った空間を有効に活用し
て、大型の厨房設備機器の設置が可能となる。
【0012】前記厨房設備機器の流し部側端部に隣接し
て冷蔵庫設置スペースが設けられているため、側壁部の
壁面に添った空間の有効活用が図れるとともに、調理な
どの所謂台所仕事における家事動線の長さが短くなり、
使い勝手がよくなる。
【0013】前記玄関を挟んで、厨房設備空間の反対側
空間が衛生設備空間となっているため、家事動線に無駄
がなくなり、使い勝手がさらによくなるとともに、設備
ユニットに隣接する居室空間に衛生設備を設けずに済
み、広い居室空間が確保される。
【0014】前記入隅部に、厨房設備機器の給水本管お
よび排水本管を配管する配管空間が設けられているた
め、流し部の水栓および排水ドレインに近接して給水本
管および排水本管が配置されるので、配管作業が容易と
なる。
【0015】
【実施例】本発明に係る設備ユニットの実施例を図1乃
至図6に示し、以下に説明する。それらのうち、図1は
設備ユニットのレイアウトを示す鳥観図、図2は設備ユ
ニットに設置された厨房設備機器の焜炉部の斜視図、図
3は設備ユニットに設置された玄関収納具の部分斜視
図、図4はその玄関収納具内に配電盤が収納された状態
の平面断面図、図5はその配電盤の取付状態を示す分解
斜視図、図6は厨房設備機器の配管を示す平面断面図で
ある。
【0016】この設備ユニット10は、図1に示すよう
に、例えばアパートの外廊下1などの屋外空間Aに面す
る外壁部11に玄関20が配置され、該玄関20の脇に
玄関収納具30が設置され、さらに玄関収納具30の脇
に略L字型の厨房設備機器40が、その焜炉部41を外
壁部11側に配置させる一方その流し部42を入隅部1
2を挟んで外壁部11に隣接する側壁部13側に配置さ
せた状態で、設置されているとともに、厨房設備機器4
0の流し部側端部の脇に間仕切板43(或は、間仕切
壁)を介して冷蔵庫設置スペース50が設けられたレイ
アウトとなっている。そして、図2に示すように、焜炉
部41の上方に設置される換気扇(図2には換気フード
44に隠れて表れていない。)は、外壁部11を貫通し
て直接屋外空間Aに臨ましめられている。
【0017】また、上記のようにレイアウトされた厨房
設備空間Bの玄関20を挟んだ反対側には、浴室60、
トイレ室70、洗面台80、洗濯機設置スペース90を
備えた衛生設備空間Cが設けられている。
【0018】前記玄関20は、特に限定しないが、例え
ば入隅部12から2モジュール(1モジュールはプレフ
ァブ建築における単位長さで、例えば910mmであ
る。)離れた所に設けられている。また、玄関20の上
がり框21は、図1に示すように、食卓を置くための所
謂ダイニングスペースを広く確保するとともに意匠上の
まとまりを得るために、玄関収納具30の厨房設備空間
B側に面する側板31の延長上に位置させられている。
【0019】前記玄関収納具30は、図1および図2に
示すように、玄関20と厨房設備機器40との間に丁度
納まる寸法で、設備ユニット10の床から天井まで至ら
しめられている。玄関収納具30の、焜炉部41に臨む
背板32は、少なくとも焜炉部41に臨んで露出する部
位については、防火上の基準を満たすべく不燃性の板で
できている。
【0020】玄関収納具30の下半部には下駄箱などと
して活用することができる多目的収納部が設けられてい
る一方、図3乃至図5に示すように、最上部には配電盤
33を収納する配電盤収納部34Aが設けられている。
この配電盤収納部34Aの玄関20に臨む開口端部に
は、収納された配電盤33を隠蔽する開閉可能な扉35
が取り付けられている。
【0021】この配電盤33は、配電盤収納部34Aの
上下縦方向(または、左右横方向でもよい。)に渡され
た取付桟36,36に止着されている。そして、配電盤
33と配電盤収納部34Aを画成する上下左右の四方の
各板との間には、取付桟36,36の奥方の配線収納部
34B内に作業者の手を入れさせるための作業空間34
Cが設けられている(即ち、配電盤収納部34Aは配電
盤33よりも作業空間34C分だけ一回り程度大きくな
っている。)。この作業空間34Cは作業終了後に、ロ
字状をした着脱可能な塞ぎ板37で塞がれる。また、配
線収納部34Bには、屋外空間Aに設置された電力量計
(図示省略)から外壁部11の引込み管14および玄関
収納具30の引込み孔38を経て引き込まれた電灯幹線
330および各電灯等への電灯線331,…が配線され
ている。電灯線331,…は、引込み孔38から引き出
されて外壁部11内に配線されるか、天井裏に配線され
る。
【0022】前記厨房設備機器40は、焜炉部41およ
び流し部42を備えた所謂システムキッチン(ユニット
キッチンでもよい。)である。そして、その上には、図
2に示すように、吊戸棚45(図1では省略した。)が
設けられている。また、厨房設備機器40の、入隅部1
2に突き合わされるべきL字型の頂角部は角切りされて
いて、図6に示すように、入隅部12との間に給水本管
460よび排水本管461を配管する配管空間47を形
成している。
【0023】給水本管460は、流し部42に設置され
た水栓420に給水管462を介して連通接続され、一
方、排水本管461は、流し部42の排水ドレイン42
1に排水管463を介して連通接続されている。また、
配管空間47には、焜炉部41のガス焜炉410にガス
管464を介してガスを供給するガス本管465も配管
されている。
【0024】前記角切りされた部分に起立して、この配
管空間47を塞ぐ奥板部48には、例えば炊飯器やレン
ジ(何れも図示省略)等の差込みプラグを差し込むコン
セント49が設けられている。
【0025】冷蔵庫設置スペース50の幅寸法、即ち間
仕切板43から厨房設備空間Bと居室空間Dとの境界に
設けられた内壁部15までの長さ寸法は、特に限定しな
いが、通常の大きさの冷蔵庫が納まるように、例えば6
00〜700mm程度にされている。そして、冷蔵庫設置
スペース50には、冷蔵庫51の差込みプラグを差し込
むコンセント(図1には表れていない。)が設けられて
いるのはいうまでもない。
【0026】なお、図1には、設備ユニット10の構造
体や内外装等の詳細に付いて省略して示すとともに、設
備ユニット10と居室空間D,Eとの境界および隣接す
る住戸との境界を一点鎖線で示した。また、同図には、
冷蔵庫設置スペース50および洗濯機設置スペース90
に夫々冷蔵庫51および洗濯機91を設置した状態を示
した。
【0027】上記実施例によれば、外壁部11に添って
順に玄関20、玄関収納具30、および厨房設備機器4
0の焜炉部41が配置されているため、玄関収納具30
を厨房設備機器40と玄関20とを仕切る間仕切壁代わ
りに設置することができるので、焜炉部41から玄関2
0に油跳ねが飛散するのを玄関収納具30によって防止
することができるとともに、焜炉部41上の換気扇がダ
クト等を介さずに直接屋外空間Aに臨ましめられるの
で、換気効率が向上する。
【0028】外壁部11と側壁部13とに跨って略L字
型の厨房設備機器40が設置されているため、それら外
壁部11と側壁部13の二壁面に添った空間を有効に活
用して、限られた厨房設備空間B内に比較的大型の厨房
設備機器を設置することが可能となり、調理などの所謂
台所仕事の作業空間が広がるともに、調理器具等の収納
可能量も増え、使い勝手が飛躍的によくなる。
【0029】流し部42に隣接して冷蔵庫設置スペース
50が設けられているため、側壁部13の壁面に添った
空間の有効活用が図れるとともに、台所仕事における家
事動線の長さが短くなり、使い勝手がよくなる。
【0030】玄関20を挟んで厨房設備空間Bの反対側
に洗濯機設置スペース90を有する衛生設備空間Cが設
けられているため、家事動線に無駄がなくなり、使い勝
手がさらによくなるとともに、居室空間D,Eに衛生設
備を設けずに済み、広い居室空間を確保することができ
る。
【0031】入隅部12に配管空間47が設けられてい
るため、給水本管460および排水本管461を、夫
々、水栓420および排水ドレイン421に近接させて
配管させることができるので、給水管462や排水管4
63に水勾配をつけ易く、配管作業が容易となる。
【0032】なお、上記実施例においては、外壁部11
と側壁部13とに跨って略L字型をした厨房設備機器4
0が設置されているとしたが、これに限定されるもので
はなく、焜炉部41と流し部42とが同一線上に並ぶI
字型の厨房設備機器が玄関収納具30と側壁部13との
間に設置されていてもよい。
【0033】また、上記実施例においては、玄関20を
挟んで厨房設備空間Bの反対側に衛生設備空間Cが設け
られているとしたが、衛生設備空間Cが設けられていな
くてもよいのはいうまでもない。
【0034】さらに、冷蔵庫設置スペース50が設けら
れていなくてもよいし、冷蔵庫設置スペース50の位置
等に付いても、上記実施例のものに限らない。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る設備ユニットによれば、屋
外に面する外壁部に玄関が配置され、該玄関に隣接して
玄関収納具が配置され、該玄関収納具を挟んで前記玄関
と反対側で前記外壁部に添って厨房設備機器の焜炉部が
配置されているため、厨房設備機器と玄関とを仕切る間
仕切壁の代用として玄関収納具が設置され、該玄関収納
具によって玄関への焜炉部からの油跳ねが防止されると
ともに、焜炉部上に設置される換気扇がダクト等を介さ
ずに直接屋外に臨ましめられていることにより換気効率
が向上する。
【0036】前記厨房設備機器が前記外壁部と同外壁部
に入隅部を挟んで隣接する側壁部とに跨って配置され、
該側壁部に添って同厨房設備機器の流し部が配置されて
いるため、外壁部および側壁部の二壁面に添った空間を
有効に活用して、大型の厨房設備機器を設置することが
可能となり、調理などの所謂台所仕事の作業空間が広が
るともに、調理器具等の収納可能量も増え、使い勝手が
飛躍的によくなる。
【0037】前記厨房設備機器の流し部側端部に隣接す
るとともに前記側壁部に添って、冷蔵庫設置スペースが
設けられているため、側壁部の壁面に添った空間の有効
活用が図れるとともに、台所仕事における家事動線の長
さが短くなり、使い勝手がよくなる。
【0038】前記玄関が前記外壁部の中央部に配置され
ていて、同玄関を挟んで、上記厨房設備機器を備えた厨
房設備空間の反対側空間が、浴室、トイレ室、洗面台、
および洗濯機設置スペースの少なくとも一つを備えた衛
生設備空間となっているため、家事動線に無駄がなくな
り、使い勝手がさらによくなるとともに、設備ユニット
に隣接する居室空間にそれら衛生設備を設けずに済み、
広い居室空間を確保することができる。
【0039】前記入隅部に、前記流し部の水栓に給水管
を介して湯水を供給する給水本管、および流し部から流
出する水を排水管を介して排水する排水本管を配管する
配管空間が設けられているため、水栓および流し部の排
水ドレインに近接して給水本管および排水本管が配置さ
れ、容易に配管作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における設備ユニットのレイアウトを
示す鳥観図である。
【図2】本実施例における設備ユニットに設置された厨
房設備機器の焜炉部の斜視図である。
【図3】本実施例における設備ユニットに設置された玄
関収納具の部分斜視図である。
【図4】その玄関収納具内に配電盤が収納された状態の
平面断面図である。
【図5】その配電盤の取付状態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】厨房設備機器の配管を示す平面断面図である。
【符号の説明】
B 厨房設備空間 C 衛生設備空間 10 設備ユニット 11 外壁部 12 入隅部 13 側壁部 20 玄関 30 玄関収納具 40 厨房設備機器 41 焜炉部 42 流し部 47 配管空間 50 冷蔵庫設置スペース 60 浴室 70 トイレ室 80 洗面台 90 洗濯機設置スペース 420 水栓 460 給水本管 461 排水本管 462 給水管 463 排水管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房設備機器が組み込まれ、且つ、少な
    くともその一外壁部が屋外に面して設置される設備ユニ
    ットであって、前記外壁部に玄関が配置され、該玄関に
    隣接して玄関収納具が配置され、該玄関収納具を挟んで
    前記玄関と反対側で前記外壁部に添って厨房設備機器の
    焜炉部が配置されていることを特徴とする設備ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記厨房設備機器が前記外壁部と同外壁
    部に入隅部を挟んで隣接する側壁部とに跨って配置さ
    れ、該側壁部に添って同厨房設備機器の流し部が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の設備ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記厨房設備機器の流し部側端部に隣接
    するとともに前記側壁部に添って、冷蔵庫設置スペース
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載の設備
    ユニット。
  4. 【請求項4】 前記玄関が前記外壁部の中央部に配置さ
    れていて、同玄関を挟んで、上記厨房設備機器を備えた
    厨房設備空間の反対側空間が、浴室、トイレ室、洗面
    台、および洗濯機設置スペースの少なくとも一つを備え
    た衛生設備空間となっていることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の設備ユニット。
  5. 【請求項5】 前記入隅部に、前記流し部の水栓に給水
    管を介して湯水を供給する給水本管、および流し部から
    流出する水を排水管を介して排水する排水本管を配管す
    る配管空間が設けられていることを特徴とする請求項
    2、3または4記載の設備ユニット。
JP4142491A 1992-06-03 1992-06-03 設備ユニット Expired - Fee Related JPH084532B2 (ja)

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JPH0638839A JPH0638839A (ja) 1994-02-15
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