JPH084529A - 冷却ファンシュラウド装置 - Google Patents
冷却ファンシュラウド装置Info
- Publication number
- JPH084529A JPH084529A JP14176894A JP14176894A JPH084529A JP H084529 A JPH084529 A JP H084529A JP 14176894 A JP14176894 A JP 14176894A JP 14176894 A JP14176894 A JP 14176894A JP H084529 A JPH084529 A JP H084529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- shroud
- engine
- radiator
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンマウント形式の冷却ファンシュラウ
ド装置において、ブーツの組付を容易にする。 【構成】 ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シ
ュラウド20の対向する端部に、環状溝部12、22
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部13,23とを備えるブーツ取付部11,21を
形成すると共に、ブーツ30の端部に、突状係止部1
3,23に対応する切欠部を有し、その突状係止部によ
って抜止めされた状態で環状溝部12、22に嵌合する
環状厚肉部31を形成する。ブーツ30の組付は、ブー
ツの環状厚肉部31を、その切欠部を突状係止部13,
23に合致させて環状溝部12,22に嵌込み、次いで
ブーツを回してその突状係止部に係止させることによっ
て行う。
ド装置において、ブーツの組付を容易にする。 【構成】 ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シ
ュラウド20の対向する端部に、環状溝部12、22
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部13,23とを備えるブーツ取付部11,21を
形成すると共に、ブーツ30の端部に、突状係止部1
3,23に対応する切欠部を有し、その突状係止部によ
って抜止めされた状態で環状溝部12、22に嵌合する
環状厚肉部31を形成する。ブーツ30の組付は、ブー
ツの環状厚肉部31を、その切欠部を突状係止部13,
23に合致させて環状溝部12,22に嵌込み、次いで
ブーツを回してその突状係止部に係止させることによっ
て行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等におけるラジエ
ータと冷却ファンとを連通させる冷却ファンシュラウド
装置に関するもので、特に、冷却ファンの外周を覆うシ
ュラウドをエンジンに固定した形式の冷却ファンシュラ
ウド装置に関するものである。
ータと冷却ファンとを連通させる冷却ファンシュラウド
装置に関するもので、特に、冷却ファンの外周を覆うシ
ュラウドをエンジンに固定した形式の冷却ファンシュラ
ウド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等においては、ラジエータに外部
からの空気を流通させてエンジン冷却液を冷却するため
に冷却ファンが設けられ、そして、その冷却ファンによ
るラジエータを流通する冷却空気の風量を確保し、ま
た、冷却ファンの騒音を低減するために、ラジエータと
連通して冷却ファンの外周を覆うシュラウドが設けられ
ている。
からの空気を流通させてエンジン冷却液を冷却するため
に冷却ファンが設けられ、そして、その冷却ファンによ
るラジエータを流通する冷却空気の風量を確保し、ま
た、冷却ファンの騒音を低減するために、ラジエータと
連通して冷却ファンの外周を覆うシュラウドが設けられ
ている。
【0003】そして、通常このような冷却ファンシュラ
ウドは、ラジエータを介して車体ボディに固定されるの
が一般的である。ところが、冷却ファンがエンジンから
突出する軸によって駆動されるファンである場合、ファ
ンはエンジン側に、シュラウドは車体ボディ側に固定さ
れるために、エンジン振動や車体の揺れ等を考慮する
と、ファンとシュラウドとの間には一般に20mm程度
以上の比較的大きな隙間(チップクリアランス)が必要
とされる。そのため、ラジエータを通過する風量が不足
することがあり、また、シュラウドを設けたことによる
低騒音化が不十分であったりする場合もある。そこで、
これに対して、冷却ファンシュラウドをエンジン側に固
定したエンジンマウント形式のシュラウド装置が知られ
ている。
ウドは、ラジエータを介して車体ボディに固定されるの
が一般的である。ところが、冷却ファンがエンジンから
突出する軸によって駆動されるファンである場合、ファ
ンはエンジン側に、シュラウドは車体ボディ側に固定さ
れるために、エンジン振動や車体の揺れ等を考慮する
と、ファンとシュラウドとの間には一般に20mm程度
以上の比較的大きな隙間(チップクリアランス)が必要
とされる。そのため、ラジエータを通過する風量が不足
することがあり、また、シュラウドを設けたことによる
低騒音化が不十分であったりする場合もある。そこで、
これに対して、冷却ファンシュラウドをエンジン側に固
定したエンジンマウント形式のシュラウド装置が知られ
ている。
【0004】このエンジンマウント形式のシュラウド装
置は、車体ボディ側に固定され、ラジエータの後部に設
けられるラジエータ側シュラウドと、エンジンに固定さ
れ、エンジン駆動ファンの外周を囲むエンジン側シュラ
ウドと、これらのラジエータ側シュラウドとエンジン側
シュラウドとの間を相互に接続するゴム等のエラストマ
材料からなるブーツとからなっている。ここでブーツ
は、エンジン側シュラウドとラジエータ側シュラウドと
を気密的に連通すると共に、エンジン側からの振動を吸
収し、或いはエンジンと車体ボディとの相対的運動を吸
収する。このため、ブーツは可撓性を有し、屈曲、伸縮
可能に形成されている。
置は、車体ボディ側に固定され、ラジエータの後部に設
けられるラジエータ側シュラウドと、エンジンに固定さ
れ、エンジン駆動ファンの外周を囲むエンジン側シュラ
ウドと、これらのラジエータ側シュラウドとエンジン側
シュラウドとの間を相互に接続するゴム等のエラストマ
材料からなるブーツとからなっている。ここでブーツ
は、エンジン側シュラウドとラジエータ側シュラウドと
を気密的に連通すると共に、エンジン側からの振動を吸
収し、或いはエンジンと車体ボディとの相対的運動を吸
収する。このため、ブーツは可撓性を有し、屈曲、伸縮
可能に形成されている。
【0005】このようなエンジンマウント形式のシュラ
ウド装置によれば、ファンの外周を囲むシュラウドがフ
ァンと共にエンジンに固定されているため、チップクリ
アランスを少なくすることができ、それによって、ファ
ン効率を高めて高風量を得ることができ、また、低騒音
化を図ることができる。
ウド装置によれば、ファンの外周を囲むシュラウドがフ
ァンと共にエンジンに固定されているため、チップクリ
アランスを少なくすることができ、それによって、ファ
ン効率を高めて高風量を得ることができ、また、低騒音
化を図ることができる。
【0006】しかしながら、その反面、エンジン側シュ
ラウドとラジエータ側シュラウドとの間にブーツを組付
ける必要があり、しかも、それらのシュラウド間の空間
は広く取ることができないために、ブーツの取付部のた
めのスペースが制限されるばかりでなく、ブーツの取付
作業はその狭い空間内で行わなければならないという問
題があった。そこで、主に取付作業性を向上するための
ブーツの取付構造が従来から種々提案されている。
ラウドとラジエータ側シュラウドとの間にブーツを組付
ける必要があり、しかも、それらのシュラウド間の空間
は広く取ることができないために、ブーツの取付部のた
めのスペースが制限されるばかりでなく、ブーツの取付
作業はその狭い空間内で行わなければならないという問
題があった。そこで、主に取付作業性を向上するための
ブーツの取付構造が従来から種々提案されている。
【0007】例えば、実公昭60−19952号公報に
開示のものでは、そのようなブーツを円周方向に2分割
してラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドに
対する装着を容易とすると共に、かぎ状のクランプ部材
を用いてそれらのシュラウドにそれぞれ取付けるように
している。
開示のものでは、そのようなブーツを円周方向に2分割
してラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドに
対する装着を容易とすると共に、かぎ状のクランプ部材
を用いてそれらのシュラウドにそれぞれ取付けるように
している。
【0008】また、実開昭58−24417号公報に開
示のものでは、ブーツの両端に中空の円環部を形成し、
ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドの対向
する端部にそれぞれ形成した円弧状の溝に挿入係止して
いる。
示のものでは、ブーツの両端に中空の円環部を形成し、
ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドの対向
する端部にそれぞれ形成した円弧状の溝に挿入係止して
いる。
【0009】更に、実公昭63−35164号公報に開
示のものでは、弾性部を有するワイヤ部材からなる締付
具によって、ブーツの両端をエンジン側シュラウドとラ
ジエータ側シュラウドに締付け固着するようにしてい
る。
示のものでは、弾性部を有するワイヤ部材からなる締付
具によって、ブーツの両端をエンジン側シュラウドとラ
ジエータ側シュラウドに締付け固着するようにしてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
60−19952号公報に開示のものでは、ブーツが2
分割されているために、ブーツの分割部の隙間から空気
が流入する不具合があった。また、ブーツをシュラウド
に取付けるために多くのクランプ部材が必要であると共
に、そのクランプ部材自体を固定するためにネジを必要
とし、そのため、ブーツの取付作業は、締付バンドを用
いる方法に比べて容易であるとは言え、手間がかかる不
具合があった。更に、ネジが錆付いたりすると、その後
の点検、整備が行えないという不具合もあった。
60−19952号公報に開示のものでは、ブーツが2
分割されているために、ブーツの分割部の隙間から空気
が流入する不具合があった。また、ブーツをシュラウド
に取付けるために多くのクランプ部材が必要であると共
に、そのクランプ部材自体を固定するためにネジを必要
とし、そのため、ブーツの取付作業は、締付バンドを用
いる方法に比べて容易であるとは言え、手間がかかる不
具合があった。更に、ネジが錆付いたりすると、その後
の点検、整備が行えないという不具合もあった。
【0011】また、実開昭58−24417号公報に開
示のものでは、ブーツの取付のために工具等を用いない
点で作業性はよいものの、ブーツの両端に中空の円環部
を形成する必要があるため、ブーツの製造が実際上困難
であるという不具合があった。また、ブーツの円環部が
円弧状の溝内に確実に保持されるためにはその円環部が
十分な剛性を有することが必要であり、そのため、ブー
ツの取付には円環部を拡げるために大きな力を要すると
いう不具合もあった。
示のものでは、ブーツの取付のために工具等を用いない
点で作業性はよいものの、ブーツの両端に中空の円環部
を形成する必要があるため、ブーツの製造が実際上困難
であるという不具合があった。また、ブーツの円環部が
円弧状の溝内に確実に保持されるためにはその円環部が
十分な剛性を有することが必要であり、そのため、ブー
ツの取付には円環部を拡げるために大きな力を要すると
いう不具合もあった。
【0012】更に、実公昭63−35164号公報に開
示のものでは、ブーツの締付固着時にワイヤ部材からな
る締付具の両端をペンチ等によって捩り合わせて結合す
ることが必要であり、しかも、その際に締付具に適切な
弾性力が生じるようにすることは、余程熟練しないと容
易にはできないという不具合があった。そして、弾性力
が適切でないと、ブーツが十分固定されないか、または
逆にブーツが損傷されるという不具合があった。
示のものでは、ブーツの締付固着時にワイヤ部材からな
る締付具の両端をペンチ等によって捩り合わせて結合す
ることが必要であり、しかも、その際に締付具に適切な
弾性力が生じるようにすることは、余程熟練しないと容
易にはできないという不具合があった。そして、弾性力
が適切でないと、ブーツが十分固定されないか、または
逆にブーツが損傷されるという不具合があった。
【0013】このように、これらの従来技術は、ブーツ
の取付の容易性という点ではなお十分なものではなかっ
た。
の取付の容易性という点ではなお十分なものではなかっ
た。
【0014】そこで、本発明は、ブーツをラジエータ側
シュラウドまたはエンジン側シュラウドに容易に取付け
ることができる冷却ファンシュラウド装置の提供を課題
とするものである。
シュラウドまたはエンジン側シュラウドに容易に取付け
ることができる冷却ファンシュラウド装置の提供を課題
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる冷却ファ
ンシュラウド装置は、ラジエータの後部に設けられ、車
体ボディに固定されるラジエータ側シュラウドと、エン
ジンに固定され、エンジンによって駆動される冷却ファ
ンの外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド
と、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドと
を密封状に相互に接続するエラストマ材料からなるブー
ツと、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウド
の対向する端部の少なくとも一方に形成され、環状溝部
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部とを備えるブーツ取付部と、ブーツの端部に形成
され、突状係止部に対応する切欠部を有し、その突状係
止部により抜止めされた状態で環状溝部に嵌合する環状
厚肉部とを具備するものである。
ンシュラウド装置は、ラジエータの後部に設けられ、車
体ボディに固定されるラジエータ側シュラウドと、エン
ジンに固定され、エンジンによって駆動される冷却ファ
ンの外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド
と、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドと
を密封状に相互に接続するエラストマ材料からなるブー
ツと、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウド
の対向する端部の少なくとも一方に形成され、環状溝部
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部とを備えるブーツ取付部と、ブーツの端部に形成
され、突状係止部に対応する切欠部を有し、その突状係
止部により抜止めされた状態で環状溝部に嵌合する環状
厚肉部とを具備するものである。
【0016】
【作用】本発明においては、ラジエータ側シュラウドと
エンジン側シュラウドの対向する端部の少なくとも一方
に形成され、環状溝部と、その環状溝部の開口を部分的
に閉塞する複数の突状係止部とを備えるブーツ取付部
と、ブーツの端部に形成され、突状係止部に対応する切
欠部を有し、その突状係止部により抜止めされた状態で
環状溝部に嵌合する環状厚肉部とを備えるので、ブーツ
のラジエータ側シュラウドまたはエンジン側シュラウド
への取付は、ブーツの環状厚肉部を、その切欠部を突状
係止部に合致させて環状溝部に嵌込み、次いでブーツを
回して切欠部を突状係止部の位置からずらし、厚肉部を
突状係止部に係止させることによって行うことができ
る。したがって、ブーツの取付は、工具等を使用するこ
となく、ブーツを手で持って回すだけの簡単な操作よっ
て、容易に行うことができる。
エンジン側シュラウドの対向する端部の少なくとも一方
に形成され、環状溝部と、その環状溝部の開口を部分的
に閉塞する複数の突状係止部とを備えるブーツ取付部
と、ブーツの端部に形成され、突状係止部に対応する切
欠部を有し、その突状係止部により抜止めされた状態で
環状溝部に嵌合する環状厚肉部とを備えるので、ブーツ
のラジエータ側シュラウドまたはエンジン側シュラウド
への取付は、ブーツの環状厚肉部を、その切欠部を突状
係止部に合致させて環状溝部に嵌込み、次いでブーツを
回して切欠部を突状係止部の位置からずらし、厚肉部を
突状係止部に係止させることによって行うことができ
る。したがって、ブーツの取付は、工具等を使用するこ
となく、ブーツを手で持って回すだけの簡単な操作よっ
て、容易に行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例の冷却ファンシュ
ラウド装置を示す断面図であり、また、図2はその要部
を拡大して示す断面図である。
ラウド装置を示す断面図であり、また、図2はその要部
を拡大して示す断面図である。
【0019】図1において、1はラジエータ、2はエン
ジン、3はエンジン2からの出力軸によって直接または
粘性流体カップリング等を介して駆動され、ラジエータ
1を通して外部空気を流通させるための冷却ファンであ
る。そして、冷却ファン3によって吸引される外部空気
をラジエータ1に導き、また冷却ファン3が発生する騒
音を低減するための冷却ファンシュラウド装置は、ラジ
エータ側シュラウド10と、エンジン側シュラウド20
と、これらのシュラウド10,20を相互に密封状に接
続するブーツ30とを備える。
ジン、3はエンジン2からの出力軸によって直接または
粘性流体カップリング等を介して駆動され、ラジエータ
1を通して外部空気を流通させるための冷却ファンであ
る。そして、冷却ファン3によって吸引される外部空気
をラジエータ1に導き、また冷却ファン3が発生する騒
音を低減するための冷却ファンシュラウド装置は、ラジ
エータ側シュラウド10と、エンジン側シュラウド20
と、これらのシュラウド10,20を相互に密封状に接
続するブーツ30とを備える。
【0020】ラジエータ側シュラウド10はラジエータ
1の後部に設けられ、ラジエータ1の機枠等に取付けら
れる。したがって、ラジエータ側シュラウド10は車体
ボディに対して固定されることになる。なお、このラジ
エータ側シュラウド10の前方に配置されるラジエータ
1は、エアコンを備えた車両等の場合に、そのコンデン
サ等の熱交換器であることもある。そして、このラジエ
ータ側シュラウド10は、一般にフードの形状に形成さ
れ、ラジエータ側はそのラジエータ1に対応する形状に
形成されると共にエンジン側は円筒形状に形成される。
また、本実施例では、このラジエータ側シュラウド10
は強化ポリプロピレン等合成樹脂材料から形成され、そ
して、そのエンジン側の端部にはブーツ30の一端を取
付けるためのブーツ取付部11が一体に形成されてい
る。このブーツ取付部11については後で詳細に説明す
る。
1の後部に設けられ、ラジエータ1の機枠等に取付けら
れる。したがって、ラジエータ側シュラウド10は車体
ボディに対して固定されることになる。なお、このラジ
エータ側シュラウド10の前方に配置されるラジエータ
1は、エアコンを備えた車両等の場合に、そのコンデン
サ等の熱交換器であることもある。そして、このラジエ
ータ側シュラウド10は、一般にフードの形状に形成さ
れ、ラジエータ側はそのラジエータ1に対応する形状に
形成されると共にエンジン側は円筒形状に形成される。
また、本実施例では、このラジエータ側シュラウド10
は強化ポリプロピレン等合成樹脂材料から形成され、そ
して、そのエンジン側の端部にはブーツ30の一端を取
付けるためのブーツ取付部11が一体に形成されてい
る。このブーツ取付部11については後で詳細に説明す
る。
【0021】エンジン側シュラウド20は冷却ファン3
の外周を覆う円筒状の内周面を有し、それに形成された
ステー取付部28によって、複数のステー4を介してエ
ンジン本体2に固定される。したがって、エンジン側シ
ュラウド20は冷却ファン3と相対的に動かないため
に、このシュラウド20の内周面と冷却ファン3の外周
との隙間(チップクリアランス)は5mm程度に小さく
されている。そして、本実施例において、このエンジン
側シュラウド20は、ラジエータ側シュラウド10と同
様に強化ポリプロピレン等の合成樹脂材料から形成さ
れ、エンジン振動に耐えるために、リブで結合された二
重筒構造の本体部を備えている。また、このエンジン側
シュラウド20のラジエータ側シュラウド10と対向す
る端部には、ブーツ30の他端を取付けるためのブーツ
取付部21が一体に形成されている。
の外周を覆う円筒状の内周面を有し、それに形成された
ステー取付部28によって、複数のステー4を介してエ
ンジン本体2に固定される。したがって、エンジン側シ
ュラウド20は冷却ファン3と相対的に動かないため
に、このシュラウド20の内周面と冷却ファン3の外周
との隙間(チップクリアランス)は5mm程度に小さく
されている。そして、本実施例において、このエンジン
側シュラウド20は、ラジエータ側シュラウド10と同
様に強化ポリプロピレン等の合成樹脂材料から形成さ
れ、エンジン振動に耐えるために、リブで結合された二
重筒構造の本体部を備えている。また、このエンジン側
シュラウド20のラジエータ側シュラウド10と対向す
る端部には、ブーツ30の他端を取付けるためのブーツ
取付部21が一体に形成されている。
【0022】ブーツ30は、車体ボディに固定されたラ
ジエータ側シュラウド10と、マウンティングラバー等
の懸架装置によって車体ボディに支持されたエンジン2
に固定され、したがってそのシュラウド10とは相対的
に可動なエンジン側シュラウド20とを連通する。した
がって、このブーツ30は、両シュラウド10,20間
を密封状に接続して連通すると共に、エンジン2の振動
を車体ボディ側に伝えない働きをする。このため、ブー
ツ30は天然または合成のゴム、または熱可塑性エラス
トマ等のエラストマ材料から形成される。なお、成形が
容易である点では熱可塑性エラストマが好適であり、そ
の中でも耐熱老化性、各種オイル等に対する耐液性能に
優れた、ポリエステル系、アミド系の熱可塑性エラスト
マが好ましい。
ジエータ側シュラウド10と、マウンティングラバー等
の懸架装置によって車体ボディに支持されたエンジン2
に固定され、したがってそのシュラウド10とは相対的
に可動なエンジン側シュラウド20とを連通する。した
がって、このブーツ30は、両シュラウド10,20間
を密封状に接続して連通すると共に、エンジン2の振動
を車体ボディ側に伝えない働きをする。このため、ブー
ツ30は天然または合成のゴム、または熱可塑性エラス
トマ等のエラストマ材料から形成される。なお、成形が
容易である点では熱可塑性エラストマが好適であり、そ
の中でも耐熱老化性、各種オイル等に対する耐液性能に
優れた、ポリエステル系、アミド系の熱可塑性エラスト
マが好ましい。
【0023】また、ブーツ30は、前述の両シュラウド
10,20間の相対的動きを許容し、またエンジン2の
振動がシュラウド20からシュラウド10に伝わるのを
防止するために、屈曲性に富んだジャバラ状に形成する
ことが好ましい。図2に示されるように、本実施例にお
いてこのブーツ30は、ラジエータ側シュラウド10の
側が大径とされ、エンジン側シュラウド20の側に向け
て漸次小径となる円錐状の形状を有し、大径側円筒部3
2と、これとほぼ平行な小径側円筒部33と、これらの
円筒部32,33を連結する断面S字状の屈曲部34と
を備える。そして、この屈曲部34の波状の凹凸はブー
ツ30の長手方向に沿う向きであり、これによって、屈
曲部34の部分では3重に折畳まれた構造に形成され、
軸方向の大きな変位も安定して許容することができるよ
うになっている。また、小径側円筒部33は、この部分
が負圧により内側に倒れ込むことによって、流路を狭
め、或いは冷却ファン3に干渉することを防止するため
に、肉厚が厚く形成されている。
10,20間の相対的動きを許容し、またエンジン2の
振動がシュラウド20からシュラウド10に伝わるのを
防止するために、屈曲性に富んだジャバラ状に形成する
ことが好ましい。図2に示されるように、本実施例にお
いてこのブーツ30は、ラジエータ側シュラウド10の
側が大径とされ、エンジン側シュラウド20の側に向け
て漸次小径となる円錐状の形状を有し、大径側円筒部3
2と、これとほぼ平行な小径側円筒部33と、これらの
円筒部32,33を連結する断面S字状の屈曲部34と
を備える。そして、この屈曲部34の波状の凹凸はブー
ツ30の長手方向に沿う向きであり、これによって、屈
曲部34の部分では3重に折畳まれた構造に形成され、
軸方向の大きな変位も安定して許容することができるよ
うになっている。また、小径側円筒部33は、この部分
が負圧により内側に倒れ込むことによって、流路を狭
め、或いは冷却ファン3に干渉することを防止するため
に、肉厚が厚く形成されている。
【0024】そして、ブーツ30はその両端に環状厚肉
部31を備え、ラジエータ側シュラウド10のブーツ取
付部11とエンジン側シュラウド20のブーツ取付部2
1に両端が取付けられることによって、エンジンマウン
ト形式の冷却ファンシュラウド装置が形成される。この
シュラウド装置によれば、冷却ファン3のエンジン側シ
ュラウド20とのチップクリアランスを少なくすること
ができるので、冷却ファン3の効率が高められ、ラジエ
ータ1を流通する風量を多くすることができ、また、冷
却ファン3の外周に発生する乱流を少なくすることがで
きるので、騒音も小さくすることができる。
部31を備え、ラジエータ側シュラウド10のブーツ取
付部11とエンジン側シュラウド20のブーツ取付部2
1に両端が取付けられることによって、エンジンマウン
ト形式の冷却ファンシュラウド装置が形成される。この
シュラウド装置によれば、冷却ファン3のエンジン側シ
ュラウド20とのチップクリアランスを少なくすること
ができるので、冷却ファン3の効率が高められ、ラジエ
ータ1を流通する風量を多くすることができ、また、冷
却ファン3の外周に発生する乱流を少なくすることがで
きるので、騒音も小さくすることができる。
【0025】ここで、ブーツ30は、エンジン振動等に
よっても固定状態が保持されるようにラジエータ側シュ
ラウド10及びエンジン側シュラウド20に取付けられ
ていることが重要であり、また、それらのシュラウド1
0,20間の空間は狭いために容易に取付け、または取
外すことができることも重要である。そこで次に、ブー
ツ30の両端部をラジエータ側シュラウド10及びエン
ジン側シュラウド20に取付ける構造について、図2及
び図3に基づいて説明する。
よっても固定状態が保持されるようにラジエータ側シュ
ラウド10及びエンジン側シュラウド20に取付けられ
ていることが重要であり、また、それらのシュラウド1
0,20間の空間は狭いために容易に取付け、または取
外すことができることも重要である。そこで次に、ブー
ツ30の両端部をラジエータ側シュラウド10及びエン
ジン側シュラウド20に取付ける構造について、図2及
び図3に基づいて説明する。
【0026】なお、図2は図1のブーツ30の取付部分
を拡大して示す断面図であり、また、図3はラジエータ
側シュラウド10にブーツ30を取付ける場合の状態を
示す斜視断面図である。
を拡大して示す断面図であり、また、図3はラジエータ
側シュラウド10にブーツ30を取付ける場合の状態を
示す斜視断面図である。
【0027】図2,3のように、ラジエータ側シュラウ
ド10の端部に形成されたブーツ取付部11は、環状溝
部12と、この環状溝部12を部分的に閉塞する突状係
止部13を備える。そして、この環状溝部12は、外周
壁14と内周壁15と側壁16とによって、エンジン側
に開放した断面コ字形に形成されている。また、突状係
止部13は、環状溝部12の一方の側壁を形成する外周
壁14端部から他方の側壁を形成する内周壁15に向か
って、即ち径方向内方に突出して片状に形成され、環状
溝部12の開口をブーツ30の厚さ分を残して閉塞して
いる。この突状係止部13は、環状溝部12に沿って複
数個均一に配置されて設けられている。その個数は、2
個以上であることが必要であるが、ブーツ取付部11の
大きさ、突状係止部13の巾等にもよるが、6〜12個
が適切である。
ド10の端部に形成されたブーツ取付部11は、環状溝
部12と、この環状溝部12を部分的に閉塞する突状係
止部13を備える。そして、この環状溝部12は、外周
壁14と内周壁15と側壁16とによって、エンジン側
に開放した断面コ字形に形成されている。また、突状係
止部13は、環状溝部12の一方の側壁を形成する外周
壁14端部から他方の側壁を形成する内周壁15に向か
って、即ち径方向内方に突出して片状に形成され、環状
溝部12の開口をブーツ30の厚さ分を残して閉塞して
いる。この突状係止部13は、環状溝部12に沿って複
数個均一に配置されて設けられている。その個数は、2
個以上であることが必要であるが、ブーツ取付部11の
大きさ、突状係止部13の巾等にもよるが、6〜12個
が適切である。
【0028】他方、ブーツ30の端部には環状厚肉部3
1が形成され、この環状厚肉部31はブーツ取付部11
の環状溝部12に嵌まり込む形状と寸法とを有してい
る。そして環状厚肉部31は、前記の突状係止部13に
対応して、切欠部35を有する(図3参照)。この切欠
部35は、突状係止部13を挿通可能な巾を有し、また
突状係止部13の数だけ設けられている。
1が形成され、この環状厚肉部31はブーツ取付部11
の環状溝部12に嵌まり込む形状と寸法とを有してい
る。そして環状厚肉部31は、前記の突状係止部13に
対応して、切欠部35を有する(図3参照)。この切欠
部35は、突状係止部13を挿通可能な巾を有し、また
突状係止部13の数だけ設けられている。
【0029】ブーツ30をラジエータ側シュラウド10
に取付ける操作は、次のように行う。図3のように、先
ずブーツ30の端部を、環状厚肉部31の切欠部35を
突状係止部13に対応させて、側方から環状溝部12に
挿入する。次いで、環状溝部12に環状厚肉部31を嵌
込んだ状態で、切欠部35と突状係止部13が合致しな
くなるまで、ブーツ30を回す。そして、このように取
付けられた状態では、図2のように、ブーツ30の環状
厚肉部31が突状係止部13によって係止され、抜止め
された状態に保持される。こうして、ブーツ30が確実
に取付けられる。ブーツ30をラジエータ側シュラウド
10から取外すためには逆の操作を行えばよく、ブーツ
30を手で回して環状厚肉部31の切欠部35と突状係
止部13とを合致させ、次いでブーツ30の環状厚肉部
31を環状溝部12から引出すことによって、容易に行
うことができる。
に取付ける操作は、次のように行う。図3のように、先
ずブーツ30の端部を、環状厚肉部31の切欠部35を
突状係止部13に対応させて、側方から環状溝部12に
挿入する。次いで、環状溝部12に環状厚肉部31を嵌
込んだ状態で、切欠部35と突状係止部13が合致しな
くなるまで、ブーツ30を回す。そして、このように取
付けられた状態では、図2のように、ブーツ30の環状
厚肉部31が突状係止部13によって係止され、抜止め
された状態に保持される。こうして、ブーツ30が確実
に取付けられる。ブーツ30をラジエータ側シュラウド
10から取外すためには逆の操作を行えばよく、ブーツ
30を手で回して環状厚肉部31の切欠部35と突状係
止部13とを合致させ、次いでブーツ30の環状厚肉部
31を環状溝部12から引出すことによって、容易に行
うことができる。
【0030】なお、ブーツ30が取付状態で環状溝部1
2内で回転することを防止するために、環状厚肉部31
は環状溝部12よりも僅かに大きな寸法を有することが
好ましい。これによって、環状厚肉部31と環状溝部1
2との間には摩擦力が働き、ブーツ30の回動が防止さ
れる。また、図3に示すように、ブーツ30の環状厚肉
部31に、突状係止部13と係合する係合凹部36を形
成することもでき、この係合凹部36に突状係止部13
を係合させることによって、ブーツ30が環状溝部12
内で回転することがより確実に防止される。
2内で回転することを防止するために、環状厚肉部31
は環状溝部12よりも僅かに大きな寸法を有することが
好ましい。これによって、環状厚肉部31と環状溝部1
2との間には摩擦力が働き、ブーツ30の回動が防止さ
れる。また、図3に示すように、ブーツ30の環状厚肉
部31に、突状係止部13と係合する係合凹部36を形
成することもでき、この係合凹部36に突状係止部13
を係合させることによって、ブーツ30が環状溝部12
内で回転することがより確実に防止される。
【0031】以上の取付構造は、ブーツ30とエンジン
側シュラウド20との取付構造についても、径が異なる
他は実質的に同じである。
側シュラウド20との取付構造についても、径が異なる
他は実質的に同じである。
【0032】即ち、エンジン側シュラウド20のブーツ
取付部21は、外周壁24と内周壁25と側壁26とに
よって形成され、ラジエータ側に開放した環状溝部22
と、環状溝部22の開口をブーツ30の厚さ分を残して
部分的に閉塞する突状係止部23とを備える。この突状
係止部23は、同様に、周方向に均一に配置されて複数
個配置されている。ただし、ラジエータ側シュラウド1
0のブーツ取付部11とは異なり、突状係止部23は内
周壁25の端部から径方向外方に突出している。また、
ブーツ30の端部には環状厚肉部31が設けられている
が、大径側の環状厚肉部31が径方向外方に肉厚となっ
ているのに対して、この環状厚肉部31は径方向内方に
肉厚となっている。そして、この環状厚肉部31には突
状係止部23と対応する、図3と同様の切欠部35が形
成されている。
取付部21は、外周壁24と内周壁25と側壁26とに
よって形成され、ラジエータ側に開放した環状溝部22
と、環状溝部22の開口をブーツ30の厚さ分を残して
部分的に閉塞する突状係止部23とを備える。この突状
係止部23は、同様に、周方向に均一に配置されて複数
個配置されている。ただし、ラジエータ側シュラウド1
0のブーツ取付部11とは異なり、突状係止部23は内
周壁25の端部から径方向外方に突出している。また、
ブーツ30の端部には環状厚肉部31が設けられている
が、大径側の環状厚肉部31が径方向外方に肉厚となっ
ているのに対して、この環状厚肉部31は径方向内方に
肉厚となっている。そして、この環状厚肉部31には突
状係止部23と対応する、図3と同様の切欠部35が形
成されている。
【0033】したがって、ブーツ30をエンジン側シュ
ラウド20のブーツ取付部21に取付ける操作は、前述
と同じである。即ち、先ずブーツ30の環状厚肉部31
を、その切欠部35を突状係止部23に対応させて、側
方から環状溝部22に挿入し、次いで、ブーツ30を回
動し、環状厚肉部31を突状係止部23に係止すること
によって取付ける。
ラウド20のブーツ取付部21に取付ける操作は、前述
と同じである。即ち、先ずブーツ30の環状厚肉部31
を、その切欠部35を突状係止部23に対応させて、側
方から環状溝部22に挿入し、次いで、ブーツ30を回
動し、環状厚肉部31を突状係止部23に係止すること
によって取付ける。
【0034】以上のように、本実施例のブーツ30の取
付構造は、ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シ
ュラウド20の対向する端部に形成され、側方に開口す
る環状溝部12,22と、その環状溝部12,22の開
口を部分的に閉塞する複数の突状係止部13,23とを
備えるブーツ取付部11,21と、ブーツ30の端部に
形成され、突状係止部13,23に対応する切欠部35
を有し、その突状係止部13,23により抜止めされた
状態で環状溝部12,22に嵌合する環状厚肉部31と
を具備するものである。したがって、これによれば、ブ
ーツ30の環状厚肉部31を側方から環状溝部12,2
2に嵌込み、次いで回動するだけの操作で取付けること
ができる。このため、取付のために何等の取付部材、ま
たは工具も要しないので、取付操作が容易である。ま
た、環状溝部12,22と突状係止部13,23を備え
るブーツ取付部11,21は、板金加工によっても形成
することができるが、合成樹脂の成形によって容易に形
成することができる。更に、ブーツの取付状態では、ブ
ーツ取付部11,21にはブーツ30に作用する応力以
外の何等の応力も加わらないので、ブーツ取付部11,
21は特に高い強度を有する必要がなく、そのためブー
ツ取付部11,21を含むラジエータ側とエンジン側の
シュラウド10,20は、合成樹脂材料から軽量で、ま
た安価に形成することができる。そして、特にエンジン
側のシュラウド20を軽量に形成することができること
は、それによって、このシュラウド20のエンジン2と
の相対的な動きを簡易なステー4によって少なくするこ
とができ、チップクリアランスも最少にすることができ
る。
付構造は、ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シ
ュラウド20の対向する端部に形成され、側方に開口す
る環状溝部12,22と、その環状溝部12,22の開
口を部分的に閉塞する複数の突状係止部13,23とを
備えるブーツ取付部11,21と、ブーツ30の端部に
形成され、突状係止部13,23に対応する切欠部35
を有し、その突状係止部13,23により抜止めされた
状態で環状溝部12,22に嵌合する環状厚肉部31と
を具備するものである。したがって、これによれば、ブ
ーツ30の環状厚肉部31を側方から環状溝部12,2
2に嵌込み、次いで回動するだけの操作で取付けること
ができる。このため、取付のために何等の取付部材、ま
たは工具も要しないので、取付操作が容易である。ま
た、環状溝部12,22と突状係止部13,23を備え
るブーツ取付部11,21は、板金加工によっても形成
することができるが、合成樹脂の成形によって容易に形
成することができる。更に、ブーツの取付状態では、ブ
ーツ取付部11,21にはブーツ30に作用する応力以
外の何等の応力も加わらないので、ブーツ取付部11,
21は特に高い強度を有する必要がなく、そのためブー
ツ取付部11,21を含むラジエータ側とエンジン側の
シュラウド10,20は、合成樹脂材料から軽量で、ま
た安価に形成することができる。そして、特にエンジン
側のシュラウド20を軽量に形成することができること
は、それによって、このシュラウド20のエンジン2と
の相対的な動きを簡易なステー4によって少なくするこ
とができ、チップクリアランスも最少にすることができ
る。
【0035】ところで、以上の例はブーツ30の両端を
側方から嵌込むようにしたものであるが、内周側から、
または、外周側から嵌込むように形成することもでき
る。
側方から嵌込むようにしたものであるが、内周側から、
または、外周側から嵌込むように形成することもでき
る。
【0036】図4はラジエータ側シュラウド10にブー
ツ30を取付ける場合の変形例を示す斜視断面図であ
る。
ツ30を取付ける場合の変形例を示す斜視断面図であ
る。
【0037】図4のように、この変形例においては、ブ
ーツ取付部11の環状溝部12は、外周壁14と一対の
側壁16,17によって径方向内側に開放して形成され
ている。そして、突状係止部13は側壁16の内方端か
ら側方に突出して形成されている。これに対して、ブー
ツ30の大径側の端部は図3とほぼ同様であり、突状係
止部13に対応する切欠部35を有する環状厚肉部31
を備えている。
ーツ取付部11の環状溝部12は、外周壁14と一対の
側壁16,17によって径方向内側に開放して形成され
ている。そして、突状係止部13は側壁16の内方端か
ら側方に突出して形成されている。これに対して、ブー
ツ30の大径側の端部は図3とほぼ同様であり、突状係
止部13に対応する切欠部35を有する環状厚肉部31
を備えている。
【0038】ブーツ30を取付けるには、先ず、ブーツ
30の環状厚肉部31をブーツ取付部11の内方に位置
させ、ブーツ30を適当に回して突状係止部13に切欠
部35を合致させて環状溝部12内に嵌込む。次いで、
ブーツ30を回して、環状厚肉部31を突状係止部13
に係合させることによって、ブーツ30はラジエータ側
シュラウド10に取付けられる。この変形例では、軸方
向に対する係合強度が高い効果があり、また環状厚肉部
31の剛性を高くすることによって、突状係止部13に
かかる負荷を少なくすることができる。
30の環状厚肉部31をブーツ取付部11の内方に位置
させ、ブーツ30を適当に回して突状係止部13に切欠
部35を合致させて環状溝部12内に嵌込む。次いで、
ブーツ30を回して、環状厚肉部31を突状係止部13
に係合させることによって、ブーツ30はラジエータ側
シュラウド10に取付けられる。この変形例では、軸方
向に対する係合強度が高い効果があり、また環状厚肉部
31の剛性を高くすることによって、突状係止部13に
かかる負荷を少なくすることができる。
【0039】図5はエンジン側シュラウド20のブーツ
取付部21の変形例を示す側面図であり、図6は図5の
A−A線断面図である。また、図7はこの変形例のブー
ツ取付部21に取付られるブーツ30の端部を示す断面
斜視図である。
取付部21の変形例を示す側面図であり、図6は図5の
A−A線断面図である。また、図7はこの変形例のブー
ツ取付部21に取付られるブーツ30の端部を示す断面
斜視図である。
【0040】図5、図6のこの変形例では、ブーツ取付
部21の環状溝部22は、内周壁25と一対の側壁2
6,27によって径方向外側に解放した溝として形成さ
れ、また、突状係止部23はその環状溝部22の開口か
らラジエータ1側に向けて突出して形成されている。つ
まり、図2の例における突状係止部23の部分が側壁2
7として形成され、また、外周壁24の部分が突状係止
部23として形成されている。他方、この変形例のブー
ツ取付部21に取付けるために、ブーツ30の小径側端
部の環状厚肉部31には、図3或いは図4の場合と同様
に、突状係止部23に対応して切欠部35が形成されて
いる。
部21の環状溝部22は、内周壁25と一対の側壁2
6,27によって径方向外側に解放した溝として形成さ
れ、また、突状係止部23はその環状溝部22の開口か
らラジエータ1側に向けて突出して形成されている。つ
まり、図2の例における突状係止部23の部分が側壁2
7として形成され、また、外周壁24の部分が突状係止
部23として形成されている。他方、この変形例のブー
ツ取付部21に取付けるために、ブーツ30の小径側端
部の環状厚肉部31には、図3或いは図4の場合と同様
に、突状係止部23に対応して切欠部35が形成されて
いる。
【0041】この変形例の場合、ブーツ30の取付操作
は、いままでの実施例、変形例と同様であり、環状厚肉
部31の切欠部35を突状係止部23に合致して、環状
厚肉部31を環状溝部22内に径方向外方から嵌込み、
次いでブーツ30を回動して、突状係止部23によって
環状厚肉部31を係止して、抜止めする。この操作は、
環状厚肉部31が切欠部35によって分断されているた
めに、簡単な操作で行うことができる。そして、この変
形例によれば、環状厚肉部31の切欠部35と突状係止
部23に合致した場合であっても、ブーツ30は容易に
は抜け出ることがない効果がある。
は、いままでの実施例、変形例と同様であり、環状厚肉
部31の切欠部35を突状係止部23に合致して、環状
厚肉部31を環状溝部22内に径方向外方から嵌込み、
次いでブーツ30を回動して、突状係止部23によって
環状厚肉部31を係止して、抜止めする。この操作は、
環状厚肉部31が切欠部35によって分断されているた
めに、簡単な操作で行うことができる。そして、この変
形例によれば、環状厚肉部31の切欠部35と突状係止
部23に合致した場合であっても、ブーツ30は容易に
は抜け出ることがない効果がある。
【0042】以上、ブーツの取付構造について、ブーツ
取付部11,21の環状溝部12,22の開放方向を対
向するシュラウド10,20の側、即ち軸方向とした実
施例と共にその方向を径方向内側または外側とした変形
例を説明したが、各環状溝部12,22の開放方向を、
対向するシュラウド10,20の側(軸方向)と径方向
内側または外側とのいずれの方向とするかは適宜に決め
ることができる。したがって、それらの実施例、変形例
以外にも、種々の変形と組合わせが可能である。
取付部11,21の環状溝部12,22の開放方向を対
向するシュラウド10,20の側、即ち軸方向とした実
施例と共にその方向を径方向内側または外側とした変形
例を説明したが、各環状溝部12,22の開放方向を、
対向するシュラウド10,20の側(軸方向)と径方向
内側または外側とのいずれの方向とするかは適宜に決め
ることができる。したがって、それらの実施例、変形例
以外にも、種々の変形と組合わせが可能である。
【0043】また、環状溝部12,22は、以上の実施
例、変形例では断面コ字形状に形成したが、半円形、或
いは円弧部分を含む形状等の他の形状とすることも可能
である。そして、その場合、ブーツ30の端部に形成す
る環状厚肉部31は、その環状溝部12,22の断面形
状に対応するものとして形成される。
例、変形例では断面コ字形状に形成したが、半円形、或
いは円弧部分を含む形状等の他の形状とすることも可能
である。そして、その場合、ブーツ30の端部に形成す
る環状厚肉部31は、その環状溝部12,22の断面形
状に対応するものとして形成される。
【0044】なお、以上のブーツの取付構造は、ラジエ
ータ側シュラウド10とエンジン側シュラウド20のい
ずれか一方だけに適用することもできる。その場合、他
方のシュラウドとブーツは、他の取付手段によって取付
けられるか、一体に形成されるか、或いは、そのシュラ
ウドに形成された円筒表面上にブーツの端部を単に支持
させるかのいずれかであることができる。
ータ側シュラウド10とエンジン側シュラウド20のい
ずれか一方だけに適用することもできる。その場合、他
方のシュラウドとブーツは、他の取付手段によって取付
けられるか、一体に形成されるか、或いは、そのシュラ
ウドに形成された円筒表面上にブーツの端部を単に支持
させるかのいずれかであることができる。
【0045】また、本実施例の冷却ファンシュラウド装
置において、ラジエータ側シュラウド10、エンジン側
シュラウド20、及びブーツ30の形状等は、この実施
例に限定されるものではなく、他の任意の形状であるこ
とができる。例えば、ブーツ30は屈曲部を備えない形
状のものであることもできる。また、エンジン側シュラ
ウド20は、冷却ファン3の外周を覆う内周面を備える
ものであればよく、リング状以外の任意の形状であるこ
とができる。
置において、ラジエータ側シュラウド10、エンジン側
シュラウド20、及びブーツ30の形状等は、この実施
例に限定されるものではなく、他の任意の形状であるこ
とができる。例えば、ブーツ30は屈曲部を備えない形
状のものであることもできる。また、エンジン側シュラ
ウド20は、冷却ファン3の外周を覆う内周面を備える
ものであればよく、リング状以外の任意の形状であるこ
とができる。
【0046】そして、本実施例の冷却ファンシュラウド
装置は、ラジエータ1の後部に設けられ、車体ボディに
固定されるラジエータ側シュラウド10と、エンジン2
に固定され、エンジンによって駆動される冷却ファン3
の外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド20
と、ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シュラウ
ド20とを密封状に相互に接続するエラストマ材料から
なるブーツ30とを具備するエンジンマウント形式のも
のである。したがって、冷却ファン3とこれを覆うエン
ジン側シュラウド20とのチップクリアランス(T/
P)を小さくすることができ、それによって冷却ファン
の効率を高め、ラジエータを通過する風量を大きくし、
また、騒音を低下することができる。以下の表1に、冷
却ファンを覆うシュラウドが車体ボディに固定された通
常の冷却ファンシュラウド装置と本実施例の冷却ファン
シュラウド装置との性能を比較試験した結果を示す。
装置は、ラジエータ1の後部に設けられ、車体ボディに
固定されるラジエータ側シュラウド10と、エンジン2
に固定され、エンジンによって駆動される冷却ファン3
の外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド20
と、ラジエータ側シュラウド10とエンジン側シュラウ
ド20とを密封状に相互に接続するエラストマ材料から
なるブーツ30とを具備するエンジンマウント形式のも
のである。したがって、冷却ファン3とこれを覆うエン
ジン側シュラウド20とのチップクリアランス(T/
P)を小さくすることができ、それによって冷却ファン
の効率を高め、ラジエータを通過する風量を大きくし、
また、騒音を低下することができる。以下の表1に、冷
却ファンを覆うシュラウドが車体ボディに固定された通
常の冷却ファンシュラウド装置と本実施例の冷却ファン
シュラウド装置との性能を比較試験した結果を示す。
【0047】
【表1】
【0048】なお、効率(ファン作動効率)は、風量×
圧損/ファン駆動馬力である。
圧損/ファン駆動馬力である。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる冷却ファ
ンシュラウド装置は、ラジエータの後部に設けられ、車
体ボディに固定されるラジエータ側シュラウドと、エン
ジンに固定され、エンジンによって駆動される冷却ファ
ンの外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド
と、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドと
を密封状に相互に接続するエラストマ材料からなるブー
ツと、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウド
の対向する端部の少なくとも一方に形成され、環状溝部
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部とを備えるブーツ取付部と、ブーツの端部に形成
され、突状係止部に対応する切欠部を有し、その突状係
止部により抜止めされた状態で環状溝部に嵌合する環状
厚肉部とを具備するものである。
ンシュラウド装置は、ラジエータの後部に設けられ、車
体ボディに固定されるラジエータ側シュラウドと、エン
ジンに固定され、エンジンによって駆動される冷却ファ
ンの外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウド
と、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウドと
を密封状に相互に接続するエラストマ材料からなるブー
ツと、ラジエータ側シュラウドとエンジン側シュラウド
の対向する端部の少なくとも一方に形成され、環状溝部
と、その環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突状
係止部とを備えるブーツ取付部と、ブーツの端部に形成
され、突状係止部に対応する切欠部を有し、その突状係
止部により抜止めされた状態で環状溝部に嵌合する環状
厚肉部とを具備するものである。
【0050】したがって、ブーツのラジエータ側シュラ
ウドまたはエンジン側シュラウドへの取付は、ブーツの
環状厚肉部を、その切欠部を突状係止部に合致させて環
状溝部に嵌込み、次いでブーツを回すだけの操作によっ
て、工具等を使用することなく、簡単に行うことができ
る。そのため、ネジ等の固着要素や、締付バンド等の取
付要素を用いる従来のブーツの取付手段に比較して、ブ
−ツを損傷することなく、短時間で、容易にブーツの取
付を行うことができる。
ウドまたはエンジン側シュラウドへの取付は、ブーツの
環状厚肉部を、その切欠部を突状係止部に合致させて環
状溝部に嵌込み、次いでブーツを回すだけの操作によっ
て、工具等を使用することなく、簡単に行うことができ
る。そのため、ネジ等の固着要素や、締付バンド等の取
付要素を用いる従来のブーツの取付手段に比較して、ブ
−ツを損傷することなく、短時間で、容易にブーツの取
付を行うことができる。
【0051】また、ブーツ取付部は環状溝部と複数の突
状係止部とを備えるだけの簡単な構造であるので、合成
樹脂材料の成形によってシュラウドと共に容易に形成す
ることができる。そのため、軽量で、安価な冷却ファン
シュラウド装置を形成することができる。更に、ブーツ
の取付が容易であると共にブーツ取付部の占有スペース
も少ないために、冷却ファンシュラウド装置全体をコン
パクトに形成することができる。
状係止部とを備えるだけの簡単な構造であるので、合成
樹脂材料の成形によってシュラウドと共に容易に形成す
ることができる。そのため、軽量で、安価な冷却ファン
シュラウド装置を形成することができる。更に、ブーツ
の取付が容易であると共にブーツ取付部の占有スペース
も少ないために、冷却ファンシュラウド装置全体をコン
パクトに形成することができる。
【図1】図1は本発明の一実施例の冷却ファンシュラウ
ド装置を示す断面図である。
ド装置を示す断面図である。
【図2】図2は図1の要部を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図3】図3はラジエータ側シュラウドにブーツを取付
ける場合の状態を示す斜視断面図である。
ける場合の状態を示す斜視断面図である。
【図4】図4はラジエータ側シュラウドにブーツを取付
ける場合の変形例を示す斜視断面図である。
ける場合の変形例を示す斜視断面図である。
【図5】図5はエンジン側シュラウドのブーツ取付部の
変形例を示す側面図である。
変形例を示す側面図である。
【図6】図6は図5のA−A線断面図である。
【図7】図7は図5、図6のブーツ取付部に取付けられ
るブーツの端部を示す斜視断面図である。
るブーツの端部を示す斜視断面図である。
1 ラジエータ 2 エンジン 3 冷却ファン 4 ステー 10 ラジエータ側シュラウド 11 ブーツ取付部 12 環状溝部 13 突状係止部 20 エンジン側シュラウド 21 ブーツ取付部 22 環状溝部 23 突状係止部 28 ステー取付部 30 ブーツ 31 環状厚肉部 35 切欠部 36 係合凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 ラジエータの後部に設けられ、車体ボデ
ィに固定されるラジエータ側シュラウドと、 エンジンに固定され、エンジンによって駆動される冷却
ファンの外周を覆う内周面を備えるエンジン側シュラウ
ドと、 前記ラジエータ側シュラウドと前記エンジン側シュラウ
ドとを密封状に相互に接続するエラストマ材料からなる
ブーツと、 前記ラジエータ側シュラウドと前記エンジン側シュラウ
ドの対向する端部の少なくとも一方に形成され、環状溝
部と、前記環状溝部の開口を部分的に閉塞する複数の突
状係止部とを備えるブーツ取付部と、 前記ブーツの端部に形成され、前記突状係止部に対応す
る切欠部を有し、前記突状係止部により抜止めされた状
態で前記環状溝部に嵌合する環状厚肉部とを具備するこ
とを特徴とする冷却ファンシュラウド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14176894A JPH084529A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 冷却ファンシュラウド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14176894A JPH084529A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 冷却ファンシュラウド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084529A true JPH084529A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15299731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14176894A Pending JPH084529A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 冷却ファンシュラウド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084529A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7322319B2 (en) * | 2004-11-26 | 2008-01-29 | Deere & Company | Fan assembly |
JP2012137032A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
WO2020059778A1 (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | いすゞ自動車株式会社 | ファンカバーの取付構造 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14176894A patent/JPH084529A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7322319B2 (en) * | 2004-11-26 | 2008-01-29 | Deere & Company | Fan assembly |
JP2012137032A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
WO2020059778A1 (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | いすゞ自動車株式会社 | ファンカバーの取付構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4562726B2 (ja) | 冷却装置 | |
US8573931B2 (en) | Cooling apparatus for a motor vehicle | |
US7399157B2 (en) | Cooling module arrangement with a sealing element | |
JP4085948B2 (ja) | 冷却ファンおよび送風機 | |
US8303244B2 (en) | Engine-mounted fan shroud and seal | |
JPH084530A (ja) | 冷却ファンシュラウド装置 | |
JPH084529A (ja) | 冷却ファンシュラウド装置 | |
US6588389B1 (en) | Shift drum | |
JP2007527976A (ja) | 自動車のダクト用瞬時連結装置 | |
JPH112127A (ja) | 冷却ファンシュラウド装置 | |
US20180245604A1 (en) | Novel approach for fan motor mounting for ease of serviceability | |
JP2001039171A (ja) | 車両のインタークーラ冷却用ダクト | |
JPH0814045A (ja) | 冷却ファンシュラウド装置 | |
JP2003080922A (ja) | モータの取付構造 | |
JP3044999B2 (ja) | 自動車用放熱装置 | |
EP1598587B1 (en) | Duct connection member and duct connection structure using the same | |
JP4620825B2 (ja) | ファンのシール装置 | |
JP2000055271A (ja) | 配管用継手 | |
JP2023135736A (ja) | ラジエータ配管の保持構造 | |
KR100729810B1 (ko) | 팬 모터용 드라이버 | |
JP3336915B2 (ja) | 空調用コンデンサ、空調用コンデンサの支持構造および車両用冷却装置 | |
KR200431289Y1 (ko) | 열교환기와 팬 쉬라우드의 결합구조 | |
KR970006977Y1 (ko) | 차체용 홀캡 | |
KR200439889Y1 (ko) | 냉각팬의 모터 결합구조 | |
JPH0338422A (ja) | 温水式暖房装置 |