JPH0845272A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH0845272A
JPH0845272A JP6180266A JP18026694A JPH0845272A JP H0845272 A JPH0845272 A JP H0845272A JP 6180266 A JP6180266 A JP 6180266A JP 18026694 A JP18026694 A JP 18026694A JP H0845272 A JPH0845272 A JP H0845272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signals
level
outputs
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6180266A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Fukui
元巖 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP6180266A priority Critical patent/JPH0845272A/ja
Publication of JPH0845272A publication Critical patent/JPH0845272A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置において、外部信号を増幅した相補
信号に基づいて動作する内部回路の誤動作を防止する。 【構成】差動増幅器1は外部信号INと内部基準信号V
ref とを入力し、両信号を増幅した相補の第1及び第2
の信号OUT,バーOUTを出力する。内部回路2は差
動増幅器1の第1及び第2の信号OUT,バーOUTに
基づいて動作する。検出回路3は、差動増幅器1の第1
及び第2の信号OUT,バーOUTの電圧レベルを検出
する。検出回路3は、第1及び第2の信号OUT,バー
OUTの電圧レベルが内部回路2を正常に動作させる所
定の電圧レベルに達したとき、内部回路2を動作させる
ための制御信号S1を内部回路2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係り、詳し
くは外部信号を増幅した相補の第1及び第2の信号に基
づいて動作する内部回路の制御に関する。特に、半導体
記憶装置のアドレス信号の入力に関するものである。
【0002】近年の半導体記憶装置では、入力されたア
ドレス信号が差動増幅器によって相補の第1及び第2の
信号に増幅され、第1及び第2の信号はアドレスデコー
ダに出力される。この第1及び第2の信号はアドレスデ
コーダによって選択信号にデコードされ、メモリセルア
レイの所定のメモリセルが選択され、その選択されたメ
モリセルのデータが読み出される。ところが、入力され
たアドレス信号の電圧レベルが不安定なレベルである場
合、アドレスデコーダが正常に動作せず、メモリセルの
データが破壊されるという問題がある。
【0003】
【従来の技術】図5は従来のダイナミックランダムアク
セスメモリ(以下、DRAMという)10を示す。DR
AM10はアドレスバッファ11、アドレスデコーダ1
2及びメモリセルアレイ13を備えている。
【0004】メモリセルアレイ13は複数のワード線W
L1〜WLm(2以上の自然数)と、複数のビット線対
BL,バーBL(図5では1対のみ図示)とを備える。
ワード線WL1〜WLmと、ビット線対BL,バーBL
との間には、NMOSトランジスタ15とコンデンサ1
6とからなるメモリセル14がそれぞれ接続されてい
る。ビット線対BL,バーBL間にはセンスアンプ17
が接続され、センスアンプ17にはローアドレス信号を
取り込むためのローアドレスストローブ信号バーRAS
がインバータ19,20を介して活性化信号φ0として
入力されている。センスアンプ17はLレベルの活性化
信号φ0に基づいて活性化(増幅可能となること)し、
ビット線対BL,バーBLのデータを増幅する。
【0005】ビット線対BL、バーBLはコラムスイッ
チ18a,18bを介してデータバス線対DB,バーD
Bに接続されている。コラムスイッチ18a,18bの
ゲートには図示しないコラムアドレスデコーダからのコ
ラム選択信号CLが入力されている。コラム選択信号C
LがHレベルになると、コラムスイッチ18a,18b
がオンし、ビット線対BL,バーBLのデータはバス線
対DB,バーDBに転送される。
【0006】アドレスバッファ11はアドレス信号の各
ビット信号A1〜Anに対応するn個の差動増幅器DA
1〜DAnを備える。差動増幅器DA1〜DAnには内
部回路で生成された基準信号Vref が印加されている。
【0007】差動増幅器DA1は6つのPMOSトラン
ジスタ21〜26と5つのNMOSトランジスタ27〜
31とを備える。トランジスタ21,22及びトランジ
スタ27は電源VCCとグランドGNDとの間に直列に接
続されている。トランジスタ23,24及びトランジス
タ28は電源VCCとグランドGNDとの間に直列に接続
されている。トランジスタ27のゲートにはビット信号
A1が入力され、トランジスタ28のゲートには基準信
号Vref が入力されている。各トランジスタ21〜24
のゲートにはローアドレスストローブ信号バーRASが
インバータ19を介して入力されている。
【0008】従って、信号バーRASがHレベルである
とインバータ19の出力はLレベルとなってトランジス
タ21〜24がオンする。そのため、トランジスタ2
1,22間のノードN1の電圧はビット信号A1の電圧
レベルに応じた値となり、トランジスタ23,24間の
ノードN2の電圧は基準信号Vref の電圧レベルに応じ
た値となる。信号バーRASがHレベルからLレベルに
なるとインバータ19の出力はLレベルからHレベルと
なってトランジスタ21〜24はオフする。従って、ノ
ードN1,N2の電圧はビット信号A1及び基準信号V
ref に応じた値に保持される。
【0009】トランジスタ29,30のソースは互いに
接続されるとともに、トランジスタ31を介してグラン
ドGNDに接続され、差動部を構成している。トランジ
スタ29のドレインはトランジスタ25のドレインに接
続され、トランジスタ25のソースは電源VCCに接続さ
れている。トランジスタ30のドレインはトランジスタ
26のドレインに接続され、トランジスタ26のソース
は電源VCCに接続されている。トランジスタ25,29
の両ゲート及びトランジスタ26,30間のノードN4
はノードN2に接続されている。トランジスタ26,3
0の両ゲート及びトランジスタ25,29間のノードN
3はノードN1に接続されている。トランジスタ31の
ゲートにはローアドレスストローブ信号バーRASがイ
ンバータ19を介して入力されている。
【0010】従って、信号バーRASがLレベルである
とインバータ19の出力はHレベルとなってトランジス
タ31はオンする。そのため、ノードN1,N2の電圧
がラッチされるとともに、ノードN1,N2の電圧が前
記差動部によって増幅される。その結果、ノードN3,
N4の電圧が開き、ノードN3,N4の相補の電圧信号
が信号線B1,バーB1を介してアドレスデコーダ12
に出力される。
【0011】差動増幅器DA2〜DAnは差動増幅器D
A1と同様の構成であり、各増幅器DA2〜DAnには
ビット信号A2〜Anがそれぞれ入力されている。ロー
アドレスストローブ信号バーRASがLレベルである
と、各増幅器DA2〜DAnはビット信号A2〜Anを
基準信号Vref に基づいて増幅した相補の電圧信号を、
各信号線対B2,バーB2〜Bn,バーBnを介してア
ドレスデコーダ12に出力する。
【0012】アドレスデコーダ12はすべての信号線対
B1,バーB1〜Bn,バーBnを介して転送される信
号をワード線選択信号にデコードし、前記メモリセルア
レイ13のいずれか1つのワード線を選択する。
【0013】上記のように構成されたDRAM10にお
けるデータの読み出しについて説明する。ローアドレス
ストローブ信号バーRASがHレベルの状態でアドレス
信号のビット信号A1〜Anがアドレスバッファ11の
差動増幅器DA1〜DAnにそれぞれ入力される。この
とき、活性化信号φ0はHレベルであるため、センスア
ンプ17は非活性となり、ビット線対BL,バーBLの
データを増幅しない。
【0014】ローアドレスストローブ信号バーRASが
HレベルからLレベルになると、差動増幅器DA1には
ビット信号A1及び基準信号Vref の電圧レベルに応じ
た2つの電圧がラッチされ、そのラッチされた2つの電
圧は差動部によって相補の電圧信号に増幅されて信号線
対B1,バーB1を介してデコーダ12に出力される。
各差動増幅器DA2〜DAnからも各ビット信号A2〜
An及び基準信号Vref を増幅した相補の電圧信号が信
号線対B2,バーB2〜Bn,バーBnを介してデコー
ダ12に出力される。
【0015】各差動増幅器DA1〜DAnの相補の電圧
信号はデコーダ12によってワード線選択信号にデコー
ドされ、メモリセルアレイ13のいずれか1つのワード
線が選択される。選択されたワード線に接続されている
メモリセル14のデータがビット線対BL,バーBLに
読み出される。
【0016】一方、ローアドレスストローブ信号バーR
ASがLレベルになると、図6に示すように、活性化信
号φ0はインバータ19,20による時間t0だけ遅れ
てLレベルとなる。Lレベルの活性化信号φ0に基づい
てセンスアンプ17は活性化され、ビット線対BL,バ
ーBLのデータが増幅される。
【0017】この後、コラム選択信号CLがHレベルに
なると、コラムスイッチ18a,18bがオンし、増幅
されたビット線対BL,バーBLのデータはバス線対D
B,バーDBに転送される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
DRAM10におけるデータの読み出し時において、図
6に示すように、基準信号Vref の電圧レベルと同程度
の電圧レベルのビット信号A1〜Anが入力されること
がある。ローアドレスストローブ信号バーRASがLレ
ベルになると、ビット信号A1〜Anは差動増幅器DA
1〜DAnにラッチされて増幅される。ビット信号A1
〜Anの電圧レベルが基準信号Vref の電圧レベルと同
程度であるため、各信号線対B1,バーB1〜Bn,バ
ーBnの相補の電圧信号のレベルは開きが遅く、一時的
に中間レベルとなる。その後、各信号線対では一方の信
号線がHレベルになり、他方の信号線がLレベルにな
る。各信号線対の電圧信号が一時的に中間レベルとなる
ことにより、アドレスデコーダ12は複数のワード線選
択信号を同時に出力したり、出力すべきワード線選択信
号の立ち上がりが遅れたりする。
【0019】複数のワード線選択信号が同時に出力され
ると複数本のワード線が同時に選択されてしまい、それ
ら複数のワード線に接続された複数のメモリセル14の
データがビット線対BL,バーBLに読み出されること
となる。そのため、これらのメモリセル14のデータが
破壊されてしまう。また、活性化信号φ0はローアドレ
スストローブ信号バーRASがLレベルになってから時
間t0経過後にLレベルとなり、センスアンプ17が活
性化される。そのため、出力すべきワード線選択信号の
立ち上がりが遅れると、センスアンプ17が活性化され
るまでの時間が短くなる。その結果、メモリセル14の
データがビット線対BL,バーBLに正確に読み出され
る以前にセンスアンプ17が増幅を開始してしまい、メ
モリセル14のデータが破壊されるおそれがある。
【0020】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、外部信号を増幅した相
補の第1及び第2の信号に基づいて動作する内部回路の
誤動作を防止できる半導体装置を提供することにある。
【0021】また、本発明の別の目的は、メモリセルの
データの破壊を防止できる半導体装置を提供することに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。差動増幅器1は外部信号INと内部基準信号
Vref とを入力し、両信号を増幅した相補の第1及び第
2の信号OUT,バーOUTを出力する。
【0023】内部回路2は差動増幅器1の第1及び第2
の信号OUT,バーOUTに基づいて動作する。検出回
路3は、差動増幅器1の第1及び第2の信号OUT,バ
ーOUTの電圧レベルを検出し、第1及び第2の信号O
UT,バーOUTの電圧レベルが内部回路2を正常に動
作させる所定の電圧レベルに達したとき、内部回路2を
動作させるための制御信号S1を出力する。
【0024】請求項2の発明では、検出回路は、第1の
信号の電圧レベルと、第2の信号を反転させた信号の電
圧レベルとに基づく信号を出力する第1のNAND回路
と、第2の信号の電圧レベルと、第1の信号を反転させ
た信号の電圧レベルとに基づく信号を出力する第2のN
AND回路と、第1及び第2のNAND回路の出力信号
に基づいて制御信号を出力する第3のNAND回路とを
備える。
【0025】請求項3の発明では、外部信号はメモリセ
ルアレイの所定のメモリセルを選択するためのアドレス
信号である。差動増幅器はアドレス信号及び内部基準信
号を入力し、両信号を増幅した相補の第1及び第2の信
号を出力するアドレスバッファである。内部回路は、複
数のワード線及び複数のビット線対間に接続された複数
のメモリセルを備えたメモリセルアレイと、制御信号に
基づいて活性化され、かつ、アドレスバッファの第1及
び第2の信号を選択信号にデコードしてメモリセルアレ
イの所定のワード線を選択するためのデコーダとを備え
る。
【0026】請求項4の発明では、内部回路は、制御信
号に基づいてデコーダを電源に接続してデコーダを活性
化するためのスイッチを備える。
【0027】
【作用】従って、請求項1の発明では、第1及び第2の
信号OUT,バーOUTの電圧レベルが内部回路2を正
常に動作させる所定の電圧レベルに達したとき、検出回
路3から内部回路2を動作させるための制御信号S1が
出力される。内部回路2は制御信号S1によって動作が
可能となり、第1及び第2の信号OUT,バーOUTに
基づいて正常に動作する。
【0028】請求項2の発明では、第1及び第2の信号
のレベルがデコーダを正常に動作させる所定の電圧レベ
ルに達したとき、第1及び第2のNAND回路のうち、
一方の出力はHレベルとなり、他方の出力はLレベルと
なり、第3のNAND回路からHレベルの制御信号が出
力される。このときには、内部回路も第1及び第2の信
号に基づいて正常に動作し、内部回路の誤動作が防止さ
れる。
【0029】請求項3の発明では、アドレス信号を増幅
した相補の第1及び第2の信号の電圧レベルがデコーダ
を正常に動作させる所定の電圧レベルに達したとき、検
出回路から制御信号が出力されてデコーダが活性化され
る。デコーダによって相補の第1及び第2の信号は選択
信号に正常にデコードされ、所定のワード線が選択され
る。選択されたワード線に接続されたメモリセルのデー
タのみがビット線対に読み出されるため、選択されたメ
モリセルのデータの破壊が防止される。
【0030】請求項4の発明では、制御信号に基づいて
スイッチがオンすると、デコーダが電源に接続されて活
性化される。
【0031】
【実施例】以下、本発明を半導体記憶装置に具体化した
一実施例を図2〜図4に従って説明する。
【0032】尚、説明の便宜上、図5と同様の構成につ
いては同一の符号を付してその説明を一部省略する。図
2はDRAM50を示し、DRAM50はアドレスバッ
ファ11、アドレスデコーダ12、メモリセルアレイ1
3、センスアンプ17、スイッチとしてのNMOSトラ
ンジスタ35、検出回路37及び検出回路としてのNA
ND回路36等を備えている。
【0033】本実施例では、アドレスデコーダ12、メ
モリセルアレイ13、センスアンプ17及びNMOSト
ランジスタ35により内部回路が構成されている。アド
レスバッファ11は外部信号としてのアドレス信号の各
ビット信号A1〜Anに対応するn個の差動増幅器DA
1〜DAnを備える。各差動増幅器DA1〜DAnはロ
ーアドレスストローブ信号バーRASがLレベルである
と、ビット信号A1〜Anを内部基準信号Vref に基づ
いて増幅した相補の第1及び第2の電圧信号を、各信号
線対B1,バーB1〜Bn,バーBnを介してデコーダ
12及び検出回路37に出力する。
【0034】検出回路37はアドレスバッファ11の各
差動増幅器DA1〜DAnから出力される第1及び第2
の電圧信号の電圧レベルを検出し、その検出結果に応じ
た電圧レベルの制御信号φ1を出力する。各差動増幅器
DA1〜DAnの第1及び第2の電圧信号の電圧レベル
がアドレスデコーダ12を正常に動作させる所定の電圧
レベルに達したとき、検出回路37はHレベルの制御信
号φ1を出力してNMOSトランジスタ35をオンさ
せ、アドレスデコーダ12を動作可能な状態にさせる。
【0035】図3に示すように、検出回路37はアドレ
スバッファ11の各差動増幅器DA1〜DAnに対応す
るn個の検出器DE1〜DEnと、1つのn入力AND
回路46とを備える。検出器DE1〜DEnには差動増
幅器DA1〜DAnから延びる信号線対B1,バーB1
〜Bn,バーBnがそれぞれ接続されている。
【0036】検出器DE1は第1〜第3のNAND回路
41〜43と、2つのインバータ44,45とを備え
る。NAND回路41の一方の入力端子は信号線B1に
接続され、他方の入力端子はインバータ44を介して信
号線バーB1に接続されている。NAND回路41は信
号線B1の電圧信号のレベルと、信号線バーB1の電圧
信号を反転させた信号の電圧レベルとに基づく信号を出
力する。NAND回路42の一方の入力端子はインバー
タ45を介して信号線B1に接続され、他方の入力端子
は信号線バーB1に接続されている。NAND回路42
は信号線B1の電圧信号を反転させた信号の電圧レベル
と、信号線バーB1の電圧信号のレベルとに基づく信号
を出力する。NAND回路43の2つの入力端子はNA
ND回路41,42の出力端子に接続され、NAND回
路43は両NAND回路41,42の出力信号に基づく
制御信号を出力する。
【0037】従って、信号線対B1,バーB1の電圧信
号の電圧レベルがHレベルとLレベルとに確実に分かれ
ている場合には、NAND回路41の2つの入力は共に
Hレベルとなり、NAND回路42の2つの入力は共に
Lレベルとなる。その結果、NAND回路41,42の
出力はそれぞれL,Hレベルとなり、NAND回路43
の出力はHレベルとなる。信号線B1,バーB1の信号
の電圧レベルがLレベルとHレベルとに確実に分かれて
いる場合には、NAND回路41の2つの入力は共にL
レベルとなり、NAND回路42の2つの入力は共にH
レベルとなる。その結果、NAND回路41,42の出
力はそれぞれH,Lレベルとなり、NAND回路43の
出力はHレベルとなる。
【0038】また、信号線B1,バーB1の信号の電圧
レベルがHレベルとLレベルとに確実に分かれておらず
中間レベルであり、共にHレベル側にあるとする。この
場合、NAND回路41の入力はH,Lレベルとなり、
NAND回路41の出力はHレベルとなる。NAND回
路42の入力もL,Hレベルとなり、NAND回路42
の出力はHレベルとなる。従って、NAND回路43の
出力はLレベルとなる。信号線B1,バーB1の信号の
電圧レベルがHレベルとLレベルとに確実に分かれてお
らず中間レベルであり、共にLレベル側にあるとする。
この場合、NAND回路41の入力はL,Hレベルとな
り、NAND回路41の出力はHレベルとなる。NAN
D回路42の入力はH,Lレベルとなり、NAND回路
42の出力はHレベルとなる。従って、NAND回路4
3の出力はLレベルとなる。
【0039】検出器DE2〜DEnは検出器DE1と同
様の構成であり、各検出器DE2〜DEnには各信号線
B2,バーB2〜Bn,バーBnを介して各増幅器DA
2〜DAnの第1及び第2の電圧信号が入力されてい
る。各信号線対B1,バーB1の電圧信号の電圧レベル
がH及びLレベルに確実に分かれている場合には、各検
出器DE2〜DEnはHレベルの制御信号を出力する。
また、信号線B1,バーB1の信号の電圧レベルが中間
レベルであり、共にHレベル側又はLレベル側の場合、
各検出器DE2〜DEnはLレベルの制御信号を出力す
る。
【0040】AND回路46のn個の入力端子には各検
出器DE1〜DEnの制御信号が入力されている。AN
D回路46は各検出器DE1〜DEnの制御信号に基づ
く制御信号φ1を出力する。すべての検出器DE1〜D
Enの制御信号がHレベルのときにのみ、AND回路4
6はHレベルの制御信号φ1を出力する。
【0041】アドレスデコーダ12はNMOSトランジ
スタ35を介して電源VCCに接続されている。トランジ
スタ35のゲートには検出回路37の制御信号φ1が入
力されている。トランジスタ35はHレベルの制御信号
φ1に基づいてオンし、アドレスデコーダ12を電源V
CCに接続してアドレスデコーダ12を動作可能な状態に
する。アドレスデコーダ12はすべての信号線対B1,
バーB1〜Bn,バーBnを介して転送される信号をワ
ード線選択信号にデコードし、メモリセルアレイ13の
いずれか1つのワード線を選択する。
【0042】NAND回路36はインバータ19を介し
てローアドレスストローブ信号バーRASを入力すると
ともに、AND回路46の制御信号φ1を入力してい
る。ローアドレスストローブ信号バーRAS及び制御信
号φ1がそれぞれL,Hレベルのとき、NAND回路3
6はLレベルの活性化信号φ2をセンスアンプ17に出
力する。活性化信号φ2は図4に示すように、制御信号
φ1がHレベルになってからNAND回路36による時
間t1だけ遅れてLレベルとなる。センスアンプ17は
Lレベルの活性化信号φ2に基づいて活性化(増幅可能
となること)し、ビット線対BL,バーBLのデータを
増幅する。
【0043】次に上記のように構成されたDRAM50
におけるデータの読み出しを図4に従って説明する。ロ
ーアドレスストローブ信号バーRASがHレベルの状態
でアドレス信号のビット信号A1〜Anがアドレスバッ
ファ11の差動増幅器DA1〜DAnにそれぞれ入力さ
れる。このとき、信号線対B1,バーB1〜Bn,バー
Bnの電圧信号は中間レベルであるため、各検出器DE
1〜DEnの制御信号はLレベルとなり、制御信号φ1
はLレベルとなる。そのため、活性化信号φ2はHレベ
ルとなり、センスアンプ17は非活性となり、ビット線
対BL,バーBLのデータを増幅しない。
【0044】ローアドレスストローブ信号バーRASが
HレベルからLレベルになると、各差動増幅器DA1〜
DAnにはビット信号A1〜An及び基準信号Vref の
電圧レベルに応じた2つの電圧がラッチされ、相補の電
圧信号に増幅されて信号線対B1,バーB1〜Bn,バ
ーBnを介してデコーダ12に出力される。
【0045】各差動増幅器DA1〜DAnにおける増幅
の開始時には、各信号線対B1,バーB1〜Bn,バー
Bnの相補の電圧信号はH及びLレベルに確実に分かれ
ておらず中間レベルとなり、共にHレベル側にあるとす
る。この場合、各検出器DE1〜DEnの制御信号はL
レベルとなり、制御信号φ1はLレベルとなる。そのた
め、トランジスタ35はオフし、アドレスデコーダ12
には電源VCCが供給されず、アドレスデコーダ12は信
号線対B1,バーB1〜Bn,バーBnの相補の電圧信
号をデコードしない。また、制御信号φ1がLレベルで
あるため、活性化信号φ2はHレベルとなり、センスア
ンプ17は非活性となり、ビット線対BL,バーBLの
データを増幅しない。逆に、各信号線対B1,バーB1
〜Bn,バーBnの相補の電圧信号は共にLレベル側に
あっても各検出器DE1〜DEnの制御信号はLレベル
となり、制御信号φ1がLレベルとなる。そのため、ア
ドレスデコーダ12は信号線対B1,バーB1〜Bn,
バーBnの相補の電圧信号をデコードしない。また、活
性化信号φ2はHレベルとなり、センスアンプ17は非
活性となり、ビット線対BL,バーBLのデータを増幅
しない。
【0046】各信号線対B1,バーB1〜Bn,バーB
nの相補の電圧信号の電圧レベルがHレベルとLレベル
とに確実に分かれると、各検出器DE1〜DEnの制御
信号はHレベルとなる。すべての検出器DE1〜DEn
の制御信号がHレベルになると、制御信号φ1はHレベ
ルとなり、トランジスタ35はオンし、アドレスデコー
ダ12に電源VCCが供給される。それによって、各信号
線対B1,バーB1〜Bn,バーBnの相補の電圧信号
はアドレスデコーダ12によって選択信号にデコードさ
れ、メモリセルアレイ13のいずれか1つのワード線の
みが選択される。選択されたワード線に接続されている
メモリセル14のデータがビット線対BL,バーBLに
読み出される。そのため、選択されたメモリセル14の
データが破壊されることはない。
【0047】また、制御信号φ1がHレベルになると、
活性化信号φ2は時間t1だけ遅れてLレベルとなる。
Lレベルの活性化信号φ2に基づいてセンスアンプ17
は活性化され、ビット線対BL,バーBLのデータが増
幅される。
【0048】この後、コラム選択信号CLがHレベルに
なると、コラムスイッチ18a,18bがオンし、増幅
されたビット線対BL,バーBLのデータはバス線対D
B,バーDBに転送される。
【0049】このように、本実施例では各信号線対B
1,バーB1〜Bn,バーBnの相補の電圧信号がH及
びLレベルに確実に分かれたときにのみ、アドレスデコ
ーダ12に電源VCCが供給され、メモリセルアレイ13
の1つのワード線のみが選択される。そして、選択され
たワード線に接続されているメモリセル14のデータの
みがビット線対BL,バーBLに読み出される。そのた
め、選択されたメモリセル14のデータが破壊されるの
を確実に防止することができる。
【0050】また、本実施例では活性化信号φ2は検出
回路37の制御信号φ1がHレベルになってから時間t
1経過後にLレベルとなり、センスアンプ17が活性化
される。このときには、すでにメモリセルアレイ13の
1つのワード線のみが選択され、このワード線に接続さ
れたメモリセル14のデータがビット線対BL,バーB
Lに正確に読み出されている。そのため、メモリセル1
4のデータがセンスアンプ17によって破壊されるのを
確実に防止しつつ、増幅することができる。
【0051】なお、本発明は次のように任意に変更して
具体化することも可能である。 (1)差動増幅器DA1〜DAnを、1対のPMOSト
ランジスタのソースを互いに接続するとともに、両PM
OSトランジスタのソースを定電流源を介して電源VCC
に接続した差動部を備えて構成すること。
【0052】(2)アドレス信号以外の外部信号を増幅
した相補の電圧信号に基づいて動作する内部回路を備え
た半導体記憶装置以外の半導体装置に実施すること。上
記の実施例から把握できる請求項以外の技術的思想につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
【0053】(1)前記内部回路は、前記制御信号(φ
1)に基づいて活性化され、かつ、選択されたメモリセ
ルからの読み出しデータを増幅するためのセンスアンプ
(17)を備える請求項3に記載の半導体装置。
【0054】この構成によれば、選択されたメモリセル
のデータの破壊を確実に防止できる。 スイッチ・・・この明細書においてスイッチとは、制御
信号に基づいて回路への電源の供給経路を生成したり、
遮断したりするものを意味し、単体のNMOSトランジ
スタのみならず、PMOSトランジスタ及びNMOSト
ランジスタよりなるトランスミッションゲートや、バイ
ポーラトランジスタよりなるスイッチを含むものとす
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2の
発明によれば、外部信号を増幅した相補の第1及び第2
の信号に基づいて動作する内部回路の誤動作を防止でき
る。
【0056】請求項3及び4の発明によれば、メモリセ
ルのデータが破壊されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 本発明をDRAMに具体化した一実施例を示
す概略ブロック図である。
【図3】 図2のアドレスバッファ及び検出回路を示す
回路図である。
【図4】 図2のDRAMの作用を示すタイムチャート
である。
【図5】 従来のDRAMを示す回路図である。
【図6】 図5のDRAMの作用を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 差動増幅器 2 内部回路 3 検出回路 11 差動増幅器としてのアドレスバッファ 12 内部回路を構成するデコーダ 13 内部回路を構成するメモリセルアレイ 35 スイッチとしてのNMOSトランジスタ 41 第1のNAND回路 42 第2のNAND回路 43 第3のNAND回路 A1〜An 外部信号としてのアドレス信号 IN 外部信号 OUT,バーOUT 第1及び第2の信号 S1 制御信号 Vref 内部基準信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部信号と内部基準信号とを入力し、両
    信号を増幅した相補の第1及び第2の信号を出力する差
    動増幅器と、 前記差動増幅器の第1及び第2の信号に基づいて動作す
    る内部回路と、 前記差動増幅器の第1及び第2の信号の電圧レベルを検
    出し、第1及び第2の信号の電圧レベルが前記内部回路
    を正常に動作させる所定の電圧レベルに達したとき、前
    記内部回路を動作させるための制御信号を出力する検出
    回路とを備える半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記検出回路は、 前記第1の信号の電圧レベルと、前記第2の信号を反転
    させた信号の電圧レベルとに基づく信号を出力する第1
    のNAND回路と、 前記第2の信号の電圧レベルと、前記第1の信号を反転
    させた信号の電圧レベルとに基づく信号を出力する第2
    のNAND回路と、 前記第1及び第2のNAND回路の出力信号に基づいて
    前記制御信号を出力する第3のNAND回路とを備える
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記外部信号はメモリセルアレイの所定
    のメモリセルを選択するためのアドレス信号であり、 前記差動増幅器は前記アドレス信号及び前記内部基準信
    号を入力し、両信号を増幅した相補の第1及び第2の信
    号を出力するアドレスバッファであり、 前記内部回路は、複数のワード線及び複数のビット線対
    間に接続された複数のメモリセルを備えたメモリセルア
    レイと、前記制御信号に基づいて活性化され、かつ、前
    記アドレスバッファの第1及び第2の信号を選択信号に
    デコードして前記メモリセルアレイの所定のワード線を
    選択するためのデコーダとを備える請求項1又は2に記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記内部回路は、前記制御信号に基づい
    て前記デコーダを電源に接続して前記デコーダを活性化
    するためのスイッチを備える請求項3に記載の半導体装
    置。
JP6180266A 1994-08-01 1994-08-01 半導体装置 Withdrawn JPH0845272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180266A JPH0845272A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180266A JPH0845272A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0845272A true JPH0845272A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16080238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6180266A Withdrawn JPH0845272A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0845272A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0161510B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JPH0253879B2 (ja)
JPH0713857B2 (ja) 半導体記憶装置
US4843596A (en) Semiconductor memory device with address transition detection and timing control
JP2006518910A (ja) 低電圧センス増幅器および方法
JP3406698B2 (ja) 半導体装置
JPH0750556A (ja) フリップフロップ型増幅回路
KR940003408B1 (ko) 어드레스 천이 검출회로(atd)를 내장한 반도체 메모리 장치
KR950001429B1 (ko) 반도체기억장치
WO1999005782A2 (en) Sense amplifier for complementary or non-complementary data signals
JPH0685564A (ja) 増幅器回路
US6411559B1 (en) Semiconductor memory device including a sense amplifier
US5715204A (en) Sense amplifier with hysteresis
KR950005171B1 (ko) 전류 미러 증폭회로 및 그의 구동 방법
JP4287768B2 (ja) 半導体記憶装置
JPS63138597A (ja) ダイナミツクメモリ装置
JP3181759B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3846748B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3297949B2 (ja) Cmosカレントセンスアンプ
KR100431477B1 (ko) 반도체메모리장치
JPH0922594A (ja) データリード/ライト方法及びその装置
JPH0845272A (ja) 半導体装置
KR200177248Y1 (ko) 반도체 메모리의 어드레스 천이 검출회로
JPS63292483A (ja) 半導体メモリ
KR100498186B1 (ko) 데이터 리드의 오동작을 방지하기 위한페이지액티브회로를 구비한 의사 에스램

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002