JPH0845168A - 円盤状光記録媒体の再生装置 - Google Patents

円盤状光記録媒体の再生装置

Info

Publication number
JPH0845168A
JPH0845168A JP6177053A JP17705394A JPH0845168A JP H0845168 A JPH0845168 A JP H0845168A JP 6177053 A JP6177053 A JP 6177053A JP 17705394 A JP17705394 A JP 17705394A JP H0845168 A JPH0845168 A JP H0845168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
optical
recording medium
optical recording
shaped optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6177053A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Ishii
浤久 石井
Katsuya Takahashi
勝也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6177053A priority Critical patent/JPH0845168A/ja
Publication of JPH0845168A publication Critical patent/JPH0845168A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の円盤状光記録媒体を、それぞれ同時に
時間差をおいて再生することが可能な再生装置を提供す
る。 【構成】 円盤状光記録媒体を保持して回転駆動する複
数のターンテーブルTと、これらのターンテーブルTが
同一円周上に位置して配設されたトラック移動用テーブ
ル4と、このトラック移動用テーブル4を回転駆動する
駆動機構と、複数個の光ピックアップPがターンテーブ
ルTに装着された円盤状光記録媒体の回転中心を通る同
一円周上に位置して連続して配置された光ピックアップ
機構5とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば読み出し専用の
光記録媒体(一般にLDと称されている。)である円盤
状光記録媒体に対して情報信号の読み取りを行い、特に
ケーブル・テレビ放送の配信用に好適な円盤状光記録媒
体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブル・テレビ放送は、例えば
映画等の放送の情報信号を、ケーブルが配線されたケー
ブル・テレビ放送の各加入者に対してそれぞれ配信して
いる。そして、ケーブル・テレビ放送は、各加入者のそ
れぞれの要求に応じて、例えば所定の時間差をおいた情
報信号を、複数のチャンネルを用いて各加入者にそれぞ
れ配信するシステムが実現されている。
【0003】換言すれば、このケーブル・テレビ放送
は、各加入者が放送を視聴する時間にに応じて、映画等
のテレビ放送を冒頭から各加入者に対してそれぞれ配信
することができる。現状のケーブル・テレビ放送のシス
テムおいては、ただちに加入者に配信することはできな
いが、最長でも30分程度の加入者の待ち時間で映画等
のテレビ放送を冒頭から配信することが可能である。
(以下、このシステムをニア・ビデオ・オン・デマンド
と称する。) 従来のニア・ビデオ・オン・デマンドには、再生装置と
してビデオテープレコーダ(VTR)を用いたシステム
と、LDプレイヤ等のビデオディスクプレイヤを用いた
システムとがある。これらのシステムについて以下説明
する。
【0004】まず、VTRを用いたシステムは、1つの
ビデオテープ等の記録媒体から、情報信号を時間差をお
いて再生することが困難である。すなわち、VTRを用
いたシステムは、ニア・ビデオ・オン・デマンドを行う
ために、複数台のVTRを用いて、各々のVTRに同一
の情報信号が記録されたビデオテープを装着して、それ
ぞれを時間差をおいて再生する必要がある。したがっ
て、このシステムは、複数台のVTRを必要とするとい
う問題点があった。
【0005】この問題点の対策として、LDプレイヤ等
のビデオディスクプレイヤを用いたシステムが採用され
ている。ビデオディスクプレイヤは、ビデオディスクの
任意の信号記録領域から情報信号を読み取ることが可能
である。このため、上述した問題点は、ビデオディスク
プレイヤが、ビデオディスクの任意の信号記録領域から
情報信号をそれぞれ読み取るために、複数個の光ピック
アップを備えることによって解決される。
【0006】そして、このビデオディスクプレイヤを用
いたシステムは、1枚のビデオディスクに対して、時間
差をおいて情報信号をそれぞれ読み取るために、4個の
光ピックアップを備えた再生装置が実用化されつつあ
る。
【0007】このビデオディスク再生装置20は、図9
に示すように、第1の光ピックアップ22A乃至第4の
光ピックアップ22Dが、ビデオディスク21に対して
90度ごとにずらした位置にそれぞれ配設されている。
このビデオディスク再生装置20は、例えば第1の光ピ
ックアップ22Aがビデオディスク21の再生を開始し
てから、第2の光ピックアップ22Bが同一のビデオデ
ィスク21の再生を開始するという方法によって、時間
差をおいた再生が順次行われる。すなわち、このビデオ
ディスク再生装置20を用いたシステムは、上述したV
TRを用いたシステムと比較して、1台のビデオディス
ク再生装置20が4台のVTRと置き換えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ケー
ブル・テレビ放送は、ビデオディスク再生装置20が、
4個の光ピックアップ22A乃至22Dを備えることに
よって、4種類の時間差をおいた情報信号の配信を行っ
ている。しかしながら、ケーブル・テレビ放送は、加入
者の待ち時間を短縮してより迅速に配信するために、ビ
デオディスク21の再生の時間差を短縮する必要があ
り、ビデオディスク再生装置20が備える光ピックアッ
プの個数を増やさなければならない。
【0009】また、このビデオディスク再生装置20
は、1台で同時に1枚のビデオディスク21しか時間差
をおいた再生できない。したがって、このビデオディス
ク再生装置20を用いたシステムは、複数種類のケーブ
ル・テレビ放送に対応する場合、複数のビデオディスク
を同時に再生するために、複数台のビデオディスク再生
装置20が必要となるという問題がある。
【0010】そこで、本発明は、複数の円盤状光記録媒
体を、それぞれ同時に時間差をおいて再生することがで
きるとともに、コストを低減することが可能な円盤状光
記録媒体の再生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を達成するための手段】上述したような目的を達
成するため、本発明に係る円盤状光記録媒体の再生装置
は、円盤状光記録媒体を保持して回転駆動する駆動保持
機構と、この駆動保持機構が支持される支持機構と、複
数個の光ピックアップが駆動保持機構に保持された円盤
状光記録媒体の回転中心を通る同一円周上に位置して連
続して配置された光ピックアップ機構と、少なくとも支
持機構と光ピックアップ機構とのいずれか一方を回転駆
動する駆動機構とを備える。また、駆動機構の回転中心
と円盤状光記録媒体の回転中心とは、一定距離に保持さ
れている。
【0012】さらに、円盤状光記録媒体は、支持機構の
同一円周上に位置して配設された複数の駆動保持機構に
それぞれ保持される。さらにまた、駆動機構は、支持機
構と光ピックアップ機構とのいずれか一方を円盤状光記
録媒体の回転方向と逆方向に回転駆動する。或いは、駆
動機構は、支持機構を回転駆動する第1の駆動機構と、
光ピックアップ機構を回転駆動する第2の駆動機構とか
ら構成され、これら第1の駆動機構と第2の駆動機構
は、支持機構と光ピックアップ機構とを互いに逆方向に
回転駆動する。
【0013】また、駆動保持機構は、円盤状光記録媒体
が装着されるターンテーブル部材、或いは円盤状光記録
媒体の中心部を回転自在に支持する支持部材を備える。
さらに、光ピックアップ駆動機構は、円盤状光記録媒体
の信号記録領域に複数個の光ピックアップが対向位置
し、これら光ピックアップによってそれぞれ同時に情報
信号を再生するとともに、これらの再生情報信号を複数
の出力チャンネルにそれぞれ割り当てる光ピックアップ
セレクタ装置、或いは複数の円盤状光記録媒体の信号記
録領域に複数個の光ピックアップが対向位置し、これら
光ピックアップによってそれぞれ同時に再生するととも
に、これらの再生情報信号を個々の円盤状光記録媒体ご
とに複数の出力チャンネルにそれぞれ割り当てる光ピッ
クアップセレクタ装置が設けられる。
【0014】
【作用】以上のように構成した本発明に係る円盤状光記
録媒体の再生装置によれば、光ピックアップ機構に、複
数個の光ピックアップが駆動保持機構に保持された円盤
状光記録媒体の回転中心を通る同一円周上に位置して連
続して配置されたことによって、円盤状光記録媒体の信
号記録領域に複数個の光ピックアップが対向位置するた
め、各々の光ピックアップがこの円盤状光記録媒体を時
間差をおいてそれぞれ同時に再生する。また、円盤状光
記録媒体が支持機構の同一円周上に位置して配設された
複数の駆動保持機構にそれぞれ保持されることによっ
て、複数の円盤状光記録媒体が、光ピックアップ機構に
より同時にそれぞれ再生される。
【0015】
【実施例】本発明に係る円盤状光記録媒体の再生装置の
実施例について、図1乃至図8を参照して説明する。な
お、円盤状光記録媒体として現在実用化されている読み
出し専用の光記録媒体(LD等のビデオディスク;以
下、単に光ディスクと称する。)を用いた実施例光ディ
スクの再生装置1について説明する。
【0016】この光ディスクの再生装置1は、図1に示
すように、概略、トラック移動用テーブル4と、このト
ラック移動用テーブル4に配設される複数のターンテー
ブルTと、これらのターンテーブルTと対向位置して平
行に設けられている光ピックアップ機構5とから構成さ
れている。
【0017】トラック移動用テーブル4は、略円板状に
形成されており、主面上の外周部に沿った同一円周上に
複数のターンテーブルT1乃至ターンテーブルT10が
それぞれ配設されている。そして、このトラック移動用
テーブル4は、図示しない駆動機構により、図1に示す
A方向に回転駆動される。
【0018】図2に示すように、これらのターンテーブ
ルT1乃至ターンテーブルT10は、略円板状に形成さ
れており、図示しない駆動モータ等により回転軸9を介
して、図1に示すB方向にそれぞれ回転駆動される。そ
して、これらのターンテーブルT1乃至ターンテーブル
T10には、複数の光ディスクD1乃至光ディスクD1
0がそれぞれ装着されている。
【0019】光ピックアップ機構5は、リング状に形成
され、ターンテーブルTと対向する一側面部に複数個の
光ピックアップPが、ターンテーブルTに装着された光
ディスクDの回転中心を通る同一円周上に位置するとと
もに、各々のレーザ光7が互いに干渉しない一定の間隔
をおいて連続してそれぞれ配置されている。
【0020】したがって、光ピックアップ機構5は、タ
ーンテーブルTに装着された光ディスクDの回転中心
が、これらの光ピックアップPの有する対物レンズ6の
軸線上を移動することによって、これらの光ピックアッ
プPが情報信号を読み取る位置がこれらの光ディスクD
の常に直径線上となるように配置されている。
【0021】そして、これらの光ピックアップPは、光
ディスクDが装着されたターンテーブルTの回転駆動に
よる光ディスクDの回転と、このターンテーブルTが配
設されたトラック移動用テーブル4の回転駆動による光
ディスクの回転とが合成されることによって、光ディス
クDの信号記録領域に対して相対的にトラックの移動が
行われている。
【0022】また、これらの光ピックアップPは、図3
に示すように、光ディスクD1の信号記録領域である主
面に直交する方向であるフォーカス方向(図3中に示す
F方向)と、光ディスクD1の信号記録領域である主面
に平行な方向であるトラック方向(図3中に示すT方
向)に対物レンズ6を調整する機構をそれぞれ備えてい
る。
【0023】すなわち、これらの光ピックアップPは、
対物レンズ6をフォーカス方向及びトラック方向にそれ
ぞれ独立して調整することにより、レーザ光7を光ディ
スクD1の信号記録領域にそれぞれ照射して、情報信号
の読み取り再生を行っている。
【0024】したがって、これらの光ピックアップP
は、光ディスクD1に対して平行移動するトラック移動
機構を備えていないため、小型化することが可能であ
る。また、これらの光ピックアップPは、小型化される
ことによって、光ピックアップ機構5に連続してそれぞ
れ配置する間隔を小さくすることが可能である。すなわ
ち、光ピックアップ機構5は、各々の光ピックアップP
を設ける間隔を小さくすることによって、光ディスクD
の信号記録領域の読み取る位置の間隔が小さくなるた
め、再生の時間差の間隔を短縮することができる。
【0025】そして、図4に示すように、これらの光ピ
ックアップPは、光ピックアップセレクタ8とそれぞれ
接続配線されている。これらの光ピックアップPは、光
ピックアップセレクタ8によって、光ディスクD1の読
み取り動作及び読み取った再生情報信号がそれぞれコン
トロールされている。
【0026】また、この光ピックアップセレクタ8は、
複数の出力チャンネルCとそれぞれ接続されており、各
々の光ピックアップPによって読み取った再生情報信号
を複数の出力チャンネルCにそれぞれ割り当て、各々の
出力チャンネルCからそれぞれ出力される再生情報信号
により順次再生を行っている。
【0027】ところで、光ディスクDを回転駆動する方
法として、図8に示すように、光ディスクDの中心部を
回転自在に支持する方法では、光ディスクDを支持する
支持部材14と光ピックアップPとの当接を防止する必
要がある。このため、光ピックアップPは、光ディスク
Dの中心部近傍で支持部材14から退避させる機構を備
える必要がある。
【0028】しかしながら、上述した光ディスクの再生
装置1は、光ディスクDを保持して回転駆動する方法と
して、ターンテーブルTを採用しているため、光ディス
クDを支持する支持部材14と光ピックアップPとの当
接が防止される。したがって、光ピックアップPは、移
動して支持部材14から退避する機構を備える必要がな
く、構造が簡素化されて小型化することが可能になる。
【0029】以上のように構成された光ディスクの再生
装置1が、光ディスクD1の信号記録領域の情報信号を
再生する動作について図4及び図5を参照して説明す
る。なお、光ディスクD1には、情報信号が外周部から
内周部に向かって記録されている。
【0030】光ディスクの再生装置1は、ターンテーブ
ルT1による光ディスクD1の回転駆動と、トラック移
動用テーブル4によるターンテーブルT1の回転駆動と
によって、この光ディスクD1に対する光ピックアップ
Pの移動が相対的に光ディスクD1の外周から内周に向
かって移動する範囲内Rでのみ情報信号の読み取り再生
を行う。
【0031】例えば図4に示す状態の光ディスクの再生
装置1は、光ピックアップ機構5に光ピックアップPが
連続して設けられているため、同一の光ディスクD1に
対して情報信号を読み取ることができる範囲内Rに、複
数個の光ピックアップP3乃至光ピックアップP8がそ
れぞれ存在する。光ディスク再生装置1は、光ピックア
ップセレクタ8によって、これらの光ピックアップP3
乃至光ピックアップP8だけが読み取り動作を行うよう
にコントロールされている。
【0032】読み取り動作中の光ピックアップPは、そ
れぞれ独立して、対物レンズ6をフォーカス方向及びト
ラック方向に調整して、光ディスクD1の範囲内Rの情
報信号の読み取りを行う。そして、これらの光ピックア
ップP3乃至光ピックアップP8により読み取られた再
生情報信号は、これらの光ピックアップP3乃至光ピッ
クアップP8のそれぞれ隣合う光ピックアップPの間隔
によって生じる光ディスクD1の信号記録領域の読み取
り位置の差により、再生の時間差が発生する。
【0033】そして、これらの光ピックアップP3乃至
光ピックアップP8により読み取られたそれぞれの再生
情報信号は、光ピックアップセレクタ8によって、複数
の出力チャンネルC1乃至出力チャンネルC6にそれぞ
れ割り当てられる。すなわち、光ディスクの再生装置1
は、同一の光ディスクD1を時間差をおいて順次再生す
る。
【0034】すなわち、図4に示す状態の光ピックアッ
プ機構5は、図4中破線矢印に示す光ピックアップP3
から光ピックアップP8までが、光ディスクD1の信号
記録領域の情報信号をそれぞれ読み取ることが可能であ
る。これらの光ピックアップP3から光ピックアップP
8によってそれぞれ読み取られた再生情報信号は、光ピ
ックアップセレクタ8により出力チャンネルC1から出
力チャンネルC6にそれぞれ割り当てられる。
【0035】光ピックアップ機構5における各々の光ピ
ックアップPによる再生の時間差について、図5を参照
して説明する。なお、縦軸は、各々の光ピックアップP
を示し、また各々の光ピックアップPの白枠11は、情
報信号の再生中を示す。横軸は、時間を示し、また各々
の光ピックアップPは、1時間で光ディスクDの再生を
終了するものとする。
【0036】光ピックアップ機構5は、図5中の一点鎖
線13に示すように、光ピックアップP1が光ディスク
D1の内周側の情報信号の読み取りを開始する位置に移
動した時点から光ピックアップP7が光ディスクD1の
外周側の情報信号を読み取りを終了する位置に移動する
ことがわかる。このことは、光ディスクの再生装置1に
おいて、同時に情報信号の読み取りが行える光ピックア
ップPの個数が6個である状態を示している。
【0037】また、図5中の一点鎖線12に示すよう
に、図4に示した光ピックアップ機構5は、光ディスク
D1の信号記録領域に対向位置する光ピックアップP3
から光ピックアップP8までが、この光ディスクD1の
情報信号をそれぞれ読み取り再生することが可能である
状態を示している。
【0038】すなわち、光ピックアップ機構5は、それ
ぞれ隣接する光ピックアップP3乃至光ピックアップP
8が、光ディスクD1の総再生時間に対して1/6の再
生の時間差をおいて、それぞれ再生することが可能なこ
とを示している。
【0039】上述した光ディスクの再生装置1は、複数
個の光ピックアップPがターンテーブルTに装着された
光ディスクDの回転中心を通る同一円周上に位置して連
続して配置された光ピックアップ機構5を備えることに
より、複数の光ディスクDを同時に再生するとともに、
各々の光ディスクDを時間差をおいてそれぞれ再生する
ことができる。また、1台で複数種類の異なる光ディス
クDを同時に再生することができることにより、ニア・
ビデオ・オン・デマンドを行うためのコストを低減させ
ることが可能である。
【0040】この光ディスクの再生装置1は、同一の光
ディスクDの信号記録領域に対向位置して光ピックアッ
プ機構5に連続して配置された光ピックアップPの個数
によって、同一の光ディスクDを時間差をおいて再生す
ることができる時間差の回数が決定される。また、光デ
ィスクの再生装置1は、それぞれ隣合う光ピックアップ
Pの間隔寸法によって、同一の光ディスクDの再生の時
間差が決定される。
【0041】したがって、光ディスクの再生装置1は、
光ピックアップ機構5の直径寸法を大きくすることによ
り、この光ピックアップ機構5に配置する光ピックアッ
プPの個数を増加させることによって、各々の光ディス
クDの再生の時間差を小さくすることができる。
【0042】また、光ディスクの再生装置1は、トラッ
ク移動用テーブル4の直径寸法を大きくすることによ
り、このトラック移動用テーブル4に設けるターンテー
ブルTの個数を増加させることによって、1台の光ディ
スクの再生装置1において同時に連続再生することが可
能な光ディスクDの種類を増加させることができる。
【0043】ところで、上述した光ディスクの再生装置
1は、光ピックアップ機構5が固定されており、この光
ピックアップ機構5に対してターンテーブルTが回転駆
動するとともに、トラック移動用テーブル4が回転駆動
することによって、相対的に光ディスクDに対する光ピ
ックアップPの位置を移動している。
【0044】しかしながら、図6に示すように、光ディ
スクDに対する光ピックアップPのトラック移動機構で
あるトラック移動用テーブル4の回転駆動を、光ディス
クDに対して平行な光ピックアップ機構5の回転駆動に
置き換えることも可能である。この光ディスクの再生装
置2は、基本的に光ディスクの再生装置1とほぼ構成が
同一であるので説明を省略する。なお、光ディスクの再
生装置1と同一部材については同一符号を記す。
【0045】この光ディスクの再生装置2は、光ピック
アップ機構5がトラック移動用テーブル4と比較して小
さく軽量であるため、トラック移動機構を光ディスクの
再生装置1と比較して小型化することが可能であり、消
費電力を低減することができる。このため、光ディスク
の再生装置2は、ニア・ビデオ・オン・デマンドを行う
ためのコストを低減させることが可能である。
【0046】また、上述した光ディスクの再生装置1
は、トラック移動用テーブル4に複数のターンテーブル
Tがそれぞれ同一円周上に設けられているが、図7に示
す第3の実施例光ディスクの再生装置3のように、トラ
ック移動用テーブル4に光ディスクD1が装着されるタ
ーンテーブルT1を1台のみ配設してもよい。なお、光
ディスクの再生装置1と同一部材については同一符号を
記して説明を省略する。
【0047】ところで、本実施例に係る光ディスクの再
生装置においては、光ディスクとしてLDを示したが、
もちろんCD−ROM等を用いた文字情報放送等、その
他に適用して好適である。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明に係る円盤状光記
録媒体の再生装置によれば、複数個の光ピックアップが
駆動保持機構に保持された円盤状光記録媒体の回転中心
を通る同一円周上に位置して連続して配置された光ピッ
クアップ機構を備えることにより、複数の円盤状光記録
媒体を同時に連続再生するとともに、各々の円盤状光記
録媒体を時間差をおいてそれぞれ連続再生することがで
きる。また、1台で複数の円盤状光記録媒体を同時に連
続再生することができるため、ニア・ビデオ・オン・デ
マンドを行うためのコストを低減させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例光ディスクの再生装置を示
す概略図である。
【図2】同光ディスクの再生装置において光ピックアッ
プが情報信号を読み取る状態を説明するための要部縦断
面図である。
【図3】同光ディスクの再生装置において光ピックアッ
プ機構が情報信号を読み取る状態を説明するための模式
図である。
【図4】同光ディスクの再生装置において光ピックアッ
プ機構が情報信号を読み取る状態を説明するための部分
縦断面図である。
【図5】同光ディスクの再生装置において各々の光ピッ
クアップによる再生の時間差を説明するための図であ
る。
【図6】第2の実施例光ディスクの再生装置を示す概略
図である。
【図7】第3の実施例光ディスクの再生装置を示す概略
図である。
【図8】光ディスクの再生装置を示す要部斜視図であ
る。
【図9】従来のビデオディスク再生装置の平面模式図で
ある。
【符号の説明】
1 光ディスクの再生装置 4 トラック移動用テーブル(支持機構) 5 光ピックアップ機構 6 対物レンズ 8 光ピックアップセレクタ C(C1〜C6) 出力チャンネル D(D1〜D10) 光ディスク T(T1〜T10) ターンテーブル(駆動保持機構) P 光ピックアップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状光記録媒体を保持して回転駆動す
    る駆動保持機構と、 この駆動保持機構が支持される支持機構と、 複数個の光ピックアップが駆動保持機構に保持された円
    盤状光記録媒体の回転中心を通る同一円周上に位置して
    連続して配置された光ピックアップ機構と、 少なくとも支持機構と光ピックアップ機構とのいずれか
    一方を回転駆動する駆動機構とを備え、 駆動機構の回転中心と円盤状光記録媒体の回転中心と
    は、一定距離に保持されていることを特徴とする円盤状
    光記録媒体の再生装置。
  2. 【請求項2】 円盤状光記録媒体は、支持機構の同一円
    周上に位置して配設された複数の駆動保持機構にそれぞ
    れ保持されることを特徴とする請求項1記載の円盤状光
    記録媒体の再生装置。
  3. 【請求項3】 駆動機構は、支持機構と光ピックアップ
    機構とのいずれか一方を円盤状光記録媒体の回転方向と
    逆方向に回転駆動することを特徴とする請求項1又は2
    記載の円盤状光記録媒体の再生装置。
  4. 【請求項4】 駆動機構は、支持機構を回転駆動する第
    1の駆動機構と、光ピックアップ機構を回転駆動する第
    2の駆動機構とから構成され、これら第1の駆動機構と
    第2の駆動機構は、支持機構と光ピックアップ機構とを
    互いに逆方向に回転駆動することを特徴とする請求項1
    又は2記載の円盤状光記録媒体の再生装置。
  5. 【請求項5】 駆動保持機構は、円盤状光記録媒体が装
    着されるターンテーブル部材を備えることを特徴とする
    請求項1乃至4記載のいずれか1項に記載した円盤状光
    記録媒体の再生装置。
  6. 【請求項6】 駆動保持機構は、円盤状光記録媒体の中
    心部を回転自在に支持する支持部材を備えることを特徴
    とする請求項1乃至4記載のいずれか1項に記載した円
    盤状光記録媒体の再生装置。
  7. 【請求項7】 光ピックアップ駆動機構は、円盤状光記
    録媒体の信号記録領域に複数個の光ピックアップが対向
    位置し、これら光ピックアップによってそれぞれ同時に
    情報信号を再生するとともに、これらの再生情報信号を
    複数の出力チャンネルにそれぞれ割り当てる光ピックア
    ップセレクタ装置が設けられたことを特徴とする請求項
    1記載の円盤状光記録媒体の再生装置。
  8. 【請求項8】 光ピックアップ駆動機構は、複数の円盤
    状光記録媒体の信号記録領域に複数個の光ピックアップ
    が対向位置し、これら光ピックアップによってそれぞれ
    同時に再生するとともに、これらの再生情報信号を個々
    の円盤状光記録媒体ごとに複数の出力チャンネルにそれ
    ぞれ割り当てる光ピックアップセレクタ装置が設けられ
    たことを特徴とする請求項2記載の円盤状光記録媒体の
    再生装置。
JP6177053A 1994-07-28 1994-07-28 円盤状光記録媒体の再生装置 Withdrawn JPH0845168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177053A JPH0845168A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 円盤状光記録媒体の再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6177053A JPH0845168A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 円盤状光記録媒体の再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0845168A true JPH0845168A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16024314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6177053A Withdrawn JPH0845168A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 円盤状光記録媒体の再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0845168A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1139442A (en) System, method and record medium for reproducing pictures and related audio information
JP2853375B2 (ja) 光学的記録再生装置
US5043963A (en) Multi-disk player
JPH0361266B2 (ja)
KR100230892B1 (ko) 디스크장치
JP3100049B2 (ja) 情報記録及び/又は再生装置、及び、その方法
JP2845874B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
JPS61148673A (ja) スピンドル集成体
JPH0845168A (ja) 円盤状光記録媒体の再生装置
JPS6240621A (ja) 光学式再生装置
JPH05290489A (ja) ディスクの処理装置
JPS63171441A (ja) 両面情報再生盤
JPS63261588A (ja) 光デイスク再生装置
JPH073705B2 (ja) 記録・再生光デイスク装置
JPS6342064A (ja) 調整デイスク装置
JPS61224153A (ja) 光学ヘツド
JPH0917155A (ja) ディスクプレーヤ
RU2018178C1 (ru) Оптический сканирующий блок для устройства записи и/или воспроизведения информации
JP3318989B2 (ja) 光ディスク装置
JPS5919977Y2 (ja) 情報記録再生装置
JPS62107447A (ja) 記録・再生光デイスク装置
JPH07244858A (ja) 情報記録再生装置
JPS6220139A (ja) 光デイスク装置
JPH08167272A (ja) 光ディスク装置
JPH02249152A (ja) 円板状光学式記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002