JPH073705B2 - 記録・再生光デイスク装置 - Google Patents

記録・再生光デイスク装置

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JPH073705B2
JPH073705B2 JP60250743A JP25074385A JPH073705B2 JP H073705 B2 JPH073705 B2 JP H073705B2 JP 60250743 A JP60250743 A JP 60250743A JP 25074385 A JP25074385 A JP 25074385A JP H073705 B2 JPH073705 B2 JP H073705B2
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optical disk
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吉左衛門 岡崎
幸夫 福井
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  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、2個の光ヘッドを用いて行なう高精細用記録
・再生光ディスク装置に係り、特に2個の光ヘッドの最
適構成および簡単なあおり調整機構を備えた記録・再生
光ディスク装置に関するものである。
〔発明の背景〕
従来、複数の光ヘッドを用いた光ディスク装置として
は、実開昭60−56924号に記載されたものがある。しか
しながらこの提案によれば、目的が複数の光ヘッドを具
備することで、1個の光ヘッドの動作範囲を少なくし、
光ヘッドのアクセス時間を短縮することにあり、本発明
の目的とする高精細化とは大きな相違がある。さらに、
この提案では、ディスクの半径方向に並列に複数の光ヘ
ッドを具備した構成であり、現状の光ヘッドの外径寸法
等を考えると、ディスクの分割距離内で同一方向に複数
の光ヘッドを構成することはできず、光ヘッドの外径寸
法等が考慮されていないものである。
また、光ディスク装置においては、光ディスクのそり・
たわみ等から、光ヘッドからディスクに照射する光ビー
ムが傾いて照射されると、性能劣化の問題があり、常に
光ビームをディスクに対し垂直に照射するためのあおり
調整機構等に関しては配慮されていない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の問題を解決し、現
状の光ヘッドを2個使用して、高精細化を可能とする記
録・再生光ディスク装置における光ヘッドの最適構成お
よび1個のあおり調整機構により2個の光ヘッドをあお
る簡単なあおり調整機構等を具備した記録・再生光ディ
スク装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、記録・再生光ディスク装置の高精細化を行な
うため、光ディスクの情報記録領域を半径方向に2分割
し、2分割した情報記録領域の内周部分には、色差信号
を記録し、外周部分には輝度信号を記録するものにおい
て、内周部分および外周部分を互いに独立に記録・再生
を行なう2つの光ヘッドの構成として、光ディスクを回
転駆動するディスクモータをはさみ、前後方向に位置す
る構成とし、かつ、内周部分を記録・再生する第1の光
ヘッドは、光ディスク装置の前面部側に保持すること
で、光ディスク装置の小形化も可能となる。
さらに、前後に配置した2つの光ヘッドに対するあおり
調整機構は、第1および第2の光ヘッドのいずれか一方
にあおり調整機構を具備するとともに、他方の光ヘッド
のあおりは、あおり調整機構を具備した光ヘッドから平
行リンク機構を介して行なうことを特徴とするものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の記録・再生光ディスク装置で用いる
光ディスクの構成図、第2図は、本発明の一実施例を示
す記録・再生光ディスク装置の構成図、第3図は、記録
・再生光ディスク装置における光ヘッド部のあおり調整
機構を示す構成図、第4図は、第3図に示す光ヘッド部
のあおり調整機構における調整結果を示す説明図であ
る。
図において、1は光ディスク、2はセンタ穴、3は第1
の情報記録領域、4は第2の情報記録領域、5は第1の
情報記録領域3と第2の情報記録領域とを分離する境界
領域、10はディスクモータ、11は回転軸、12はターンテ
ーブル、13はセンタアダプタ、14はクランパ、20は第1
の光学部21およびアクチュエータ22により構成された第
1の光ヘッド、24は第2の光学部25およびアクチュエー
タ26により構成された第2の光ヘッド、28はベース、29
は穴、30は駆動機構、40はレバー41,42で構成された平
行リンク機構、43および44は回動支点、45および46はレ
バー41の回動支持軸、47はモータ48およびネジシャフト
49で構成された調整機構、50は記録・再生光ディスク装
置である。
次に各々の動作について説明する。
初めに第1図により、本発明の記録・再生光ディスク装
置に用いる光ディスク1の構成を説明する。
すなわち、光ディスク1は、中央部に光ディスク装置内
に装着した時に光ディスク1を固定保持するためのセン
タ穴2が設けられ、内周部に第1の情報記録領域3が、
そして境界領域5を介して外周部に第2の情報記録領域
4が具備された構成となっている。ここで、第1および
第2の情報記録領域3,4は、同心円あるいはスパイラル
状のトラックがトラックピッチ約1.6μm程度の間隔
で、直径20cmの光ディスクの時、各々12500本のトラッ
クが形成されているものである。
そこで後述する様に、第1の情報記録領域3と第2の情
報記録領域4とに各々独立した第1および第2の光ヘッ
ド20,24を設け、第1の情報記録領域3には、映像信号
における低周波数帯域である色差信号を第1の光ヘッド
20によって記録あるいは再生を行ない、第2の情報記録
領域4には、映像信号における高周波数帯域である輝度
信号を第2の光ヘッド24によって記録あるいは再生を行
なうことで光ディスク1の内周および外周部の特性を有
効に活用し、映像信号を分割して記録あるいは再生を行
なうことで映像信号の高精細化を可能としたものであ
る。
次に第2図により、本発明の記録・再生光ディスク装置
の構成について説明する。
図から、記録・再生光ディスク装置50としては図示して
いないが、光ディスク1は記録・再生光ディスク装置50
の前面部よりローディング機構により、内部に挿入され
所定位置に装着されるものである。
すなわち、光ディスク1は、ディスクモータ10の回転軸
11に固定したターンテーブル12上に保持され、光ディス
ク1のセンタ穴2と係合するセンタアダプタ13によって
位置決めされ、クランパ14によって固定保持された状態
にある。
したがって、ディスクモータ10を所定の回転数で駆動す
ることにより、光ディスク1を所定の回転数で駆動する
ものである。
ところで、光ディスク1に映像信号の記録あるいは再生
を行なう光ヘッド部の構成は、ディスクモータ10を中心
に光ディスク1の半径方向線上に前後に構成したもの
で、光ディスク1の第1の情報記録領域3に色差信号の
記録あるいは再生を行なう第1の光ヘッド20は、記録・
再生光ディスク装置50の前面部側に配置し、光ディスク
1の第2の情報記録領域4に輝度信号の記録あるいは再
生を行なう第2の光ヘッド24はディスクモータ10をはさ
んで第1の光ヘッド20の反対側に配置したものである。
なお、第1の光ヘッド20と第2の光ヘッド24は、ベース
28に保持され、ベース28を光ディスク1の半径方向に駆
動するための駆動機構により、第1の光ヘッド20および
第2の光ヘッド24を共に所定位置にアクセスすることが
可能な構成となっている。
なお、第1の光ヘッド20は第1の光学部21とアクチュエ
ータ22とで形成され、アクチュエータ22で収束された光
ビーム23が、第1の情報記録領域3の最内周トラックを
検出するとき、第2の光ヘッド24は第2の光学部25とア
クチュエータ26とで形成され、アクチュエータ26で収束
された光ビーム27は第2の情報記録領域4の最外周トラ
ックを検出する構成となっている。したがって、第1の
光ヘッド20は第1の情報記録領域3を内周から外周へ走
査する時、第2の光ヘッド24は第2の情報記録領域4を
外周から内周へ走査するものである。なお、第1の光ヘ
ッド20および第2の光ヘッド24を保持するベース28は、
ディスクモータ10と干渉する部分は穴29が形成され駆動
機構30によりベース28を動作しても問題にはならない。
すなわち、例えば直径20cmの光ディスク1において、第
1の情報記録領域3を半径55mmから75mmの20mmとし、第
2の情報記録領域4を半径76mmから96mmの20mm(半径75
mmから76mmの1mmは境界領域5である)とした時、現状
の光ヘッドの半径方向寸法約30mmでは、同一方向に並列
に2つの光ヘッドを構成することは不可能であるが、本
発明のように、ディスクモータ10を中心に光ディスク1
の半径方向線上に前後に配置することにより、2つの光
ヘッド20,24が構成でき、映像信号の高精細化が可能な
記録・再生光ディスク装置を構築することができる。ま
た光ディスク1の内周部にある第1の情報記録領域3に
色差信号を記録あるいは再生する第1の光ヘッド20を記
録・再生光ディスク装置50の前面部に配置することによ
り、第1の光ヘッド20が第1の情報記録領域3の最外周
部まで動作しても光ディスク1の中央部までしか動作し
ないため光ディスク1の装置50内への挿入・装着を行な
うローディング機構等を構成するスペースが充分取るこ
とができ、装置50の小形化が可能となる。
ところで、記録・再生光ディスク装置50においては、光
ディスク1に対し光ヘッド20,24から照射する光ビーム2
3,27が垂直状態にないと性能劣化が生じる問題があり、
光ディスク1がそっていても常に光ディスク1に対し光
ヘッド20,24から照射する光ビーム23,27を垂直に照射す
るためのあおり調整機構が必要である。
第3図は、記録・再生光ディスク装置50における光ヘッ
ド部のあおり調整機構を示すものである。
すなわち、第1の光ヘッド20に具備したあおり調整機構
47によって第1の光ヘッド20を所定位置にあおることで
第1の光ヘッド20から照射する光ビーム23を光ディスク
1の第1の情報記録領域3(図示せず)に垂直に照射す
るとともに、第1の光ヘッド20および第2の光ヘッド24
の両側面に設けたレバー41,42で構成した平行リンク機
構40によって、第2の光ヘッド24をあおり調整するもの
である。
ところで、第4図に示すように、光ディスク1のそり
は、実験検討から光ディスク1を固定保持するターンテ
ーブル12およびクランパ14を基準に、(a)で示す様な
下方へ、(b)で示す様な上方への一次比例の特性であ
ることから、本発明のようにディスクモータ10を中心に
前後に配置した2つの光ヘッド20,24の場合、第4図
(a)で示すように第1の光ヘッド20が時計方向にあお
る場合は、第2の光ヘッド24は反時計方向にあおる必要
があり、第4図(b)で示すように第1の光ヘッド20を
反時計方向にあおる場合は、第2の光ヘッド24は時計方
向にあおる必要がある等互いに異なる方向へあおらなけ
ればならない。
そこで、第3図に示す様に、平行リンク機構40の構成と
して、第1の光ヘッド20は、ベース28との回動支点43を
平行リンク機構40のレバー41の回動支持軸45より上方に
設け、第2の光ヘッド24はベース28との回動支点44を平
行リンク機構40のレバー41の回動支持軸46より下方に設
けることで、ベース28に固定したモータ48とモータ48の
回転部に固定したネジシャフト49で構成したあおり調整
機構47により、モータ48を回転し同時にネジシャフト49
を回転することで、ネジシャフト49に係合した第1の光
ヘッド20の凸部によって、モータ48の回転方向によっ
て、第1の光ヘッド20を回動支点43を中心に時計方向お
よび反時計方向にあおり調整することができるものであ
る。この時、平行リンク機構40のレバー41の回動支持軸
45も、回動支点43を中心に回動することになり、この回
動支持軸45の回動により、レバー41を動作することにな
る。
ところで、第2の光ヘッド24は、回動支点44の上方にレ
バー41の回動支持軸46があることから例えば、第1の光
ヘッド20が、あおり調整機構47により、時計方向にあお
り調整された場合、第1の光ヘッド20のレバー41の回動
支持軸45も時計方向に回動することになる。そのため第
2の光ヘッド24のレバー41の回動支持軸46は、回動支点
44を中心に第2の光ヘッド24を反時計方向に第1の光ヘ
ッド20のあおり角度と略同角度あおることができるもの
である。
すなわち、第4図(a)および(b)に示す説明図の様
に、(a)で示す光ディスク1が下方へそっていた場合
は、第1の光ヘッド20があおり調整機構(図示せず)に
より時計方向にあおられても、平行リンク機構40により
第2の光ヘッド24は反時計方向にあおることができ、2
つの光ヘッド20,24からの光ビーム23,27は光ディスク1
に対し垂直に照射することができる。同様に(b)に示
す光ディスク1が上方へそっていても、2つの光ヘッド
20,24からの光ビーム23,27を垂直に照射できるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明の記録・再生光ディスク装置によ
れば、光ディスクの構成として、映像信号の低周波数帯
域である色差信号を記録するための内周部に設けた第1
の情報記録領域と映像信号の高周波数帯域である輝度信
号を記録するための外周部に設けた第2の情報記録領域
とに2分割した情報記録領域を有し、各々の情報記録領
域を独立した2つの光ヘッドによって映像信号を分割し
て記録あるいは再生を行なうことで高精細化を可能と
し、この時の2つの光ヘッドの配置として光ディスクを
回転駆動するディスクモータを中心に光ディスクの半径
方向線上に前後に具備する構成により、光ヘッドの形状
に関係なく構築することができ、かつ光ディスクの内周
部の第1の情報記録領域に対応する第1の光ヘッドを記
録・再生光ディスク装置の前面部に位置させることで、
記録・再生光ディスク装置の小形化も可能となり、さら
に、2つの光ヘッドからの光ビームを光ディスクに垂直
に照射するためのあおり調整機構として、2つの光ヘッ
ドのいずれか一方に具備した1個のあおり調整機構で1
つの光ヘッドのあおり調整を行なうことで、互いの光ヘ
ッドに具備した平行リンク機構を介して他方の光ヘッド
をあおることにより、各々独立したあおり調整機構を不
要にすることでの低コスト化等、高性能(高精細)で、
小形・低コスト化なる記録・再生光ディスク装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の記録・再生光ディスク装置で用いる
光ディスクの構成図、第2図は本発明の一実施例を示す
記録・再生光ディスク装置の構成図、第3図は光ヘッド
部のあおり調整機構を示す構成図、第4図は第3図にお
けるあおり調整機構での調整結果を示す説明図である。 1……光ディスク、3……第1の情報記録領域 4……第2の情報記録領域 5……境界領域、10……ディスクモータ 20……第1の光ヘッド、24……第2の光ヘッド 28……ベース、30……駆動機構 40……平行リンク機構、41,42……レバー 43,44……回動支点、45,46……回動支持軸 47……あおり調整機構 50……記録・再生光ディスク装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半径方向に2分割した第1および第2の情
    報記録領域を有した光ディスクと、該光ディスクを固定
    保持し、所定の回転数で駆動するディスク駆動部と、該
    光ディスクの第1および第2の情報記録領域に光ビーム
    を照射し、情報信号の記録あるいは再生を行なうための
    第1および第2の光ヘッドを具備し、第1の光ヘッドは
    光ディスクの半径方向に2分割された内周部分の第1の
    情報記録領域に対応し第2の光ヘッドは光ディスクの半
    径方向に2分割された外周部分の第2の情報記録領域に
    対応して情報信号の記録・再生を行なう記録・再生光デ
    ィスク装置において、 前記第1および第2の光ヘッドを前記ディスク駆動部を
    中心に前記光ディスクの半径方向線上で前後に対向した
    位置に一つのベースに保持し、該ベースにより第1およ
    び第2の光ヘッドを前記光ディスクの同一半径方向に移
    動可能な構成にするとともに、第1および第2の光ヘッ
    ドと前記ベースとの間に、第1および第2の光ヘッドか
    らの光ビームを該光ディスクの各情報記録領域に垂直に
    照射させるための回動支点を設け、第1および第2の光
    ヘッドのいずれか一方に前記回動支点を中心に該光ヘッ
    ドを回動するあおり調整機構を設け、前記あおり調整機
    構を具備した光ヘッドからあおり調整機構を具備しない
    光ヘッドへ平行リンク機構を構成し、前記あおり調整機
    構により第1および第2の光ヘッドからの光ビームを該
    光ディスクの各情報記録領域に垂直に照射するように調
    整することを特徴とした記録・再生光ディスク装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の記録・再生光
    ディスク装置において、前記第1および第2の光ヘッド
    の位置として、前記光ディスクの半径方向に2分割され
    た情報記録領域の内周部分の第1の情報記録領域に対応
    した第1の光ヘッドを記録・再生光ディスク装置の前面
    部側に配置したことを特徴とした記録・再生光ディスク
    装置。
JP60250743A 1985-11-11 1985-11-11 記録・再生光デイスク装置 Expired - Lifetime JPH073705B2 (ja)

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JP60250743A JPH073705B2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11 記録・再生光デイスク装置

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JP60250743A JPH073705B2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11 記録・再生光デイスク装置

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JPS62112247A JPS62112247A (ja) 1987-05-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027285A (ja) * 1983-07-25 1985-02-12 Nec Kansai Ltd ビデオデイスク
JPS60197937A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Nec Home Electronics Ltd ビデオデイスク

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JPS62112247A (ja) 1987-05-23

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