JP3070208B2 - ディスク再生又は記録装置 - Google Patents

ディスク再生又は記録装置

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JP3070208B2
JP3070208B2 JP03333988A JP33398891A JP3070208B2 JP 3070208 B2 JP3070208 B2 JP 3070208B2 JP 03333988 A JP03333988 A JP 03333988A JP 33398891 A JP33398891 A JP 33398891A JP 3070208 B2 JP3070208 B2 JP 3070208B2
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美智雄 岡
敬 中尾
信行 青木
祐二 熊井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクを切れ
目なく連続的に再生又はディスクへデータを連続的に記
録するために用いて好適なディスク再生又は記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からいわゆるコンパクトディスク
(以下CDと略す)を連続的に再生するようなオートチ
ェンジャはよく知られている。このようなオートチェン
ジャではカルーセルと呼ばれる仕切りのある回動可能な
円筒状体に複数のCDを放射状に配置すると共に、この
カルーセルを所定位置で回動を停止させ、所定のCDを
ローディング機構で選択して、再生装置上に転置した後
に、ピックアップ機構を移動させて、CDの連続再生が
行われる。
【0003】さらに、縦方向に積み重ねた複数の棚板に
CDを転置し、この棚板に沿ってディスク再生装置(又
は棚板収納部)をエレベータのように上下させ、所定の
選択CD位置でディスク再生装置(又は棚板収納部)を
停止させて、棚板から選択したCDを取り出して、ディ
スク再生装置上に転置し、光ピックアップ装置を移動さ
せて連続再生が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したオートチェン
ジャによればCDを連続的に再生することはできるが、
複数のCDを予め回動あるいは移動可能に収納するカル
ーセルや棚板収納部を移動させる機構あるいはディスク
再生装置を移動させる機構を必要とする。さらに、これ
らCD収納部からディスク再生装置に選択したCDをロ
ーディングあるいは転置させる機構が必要となり、装置
が大型化し、機構も複雑となる問題があった。
【0005】一方、上記CDや自然画やグラフィック画
像等を入れられるCDInteractive(以下CD−Iと略
す)あるいはディジタル音声と音声付きの映像が入って
いるCDVの他に、12cmのCDと同様の直径内に動画
等をディジタル的に挿入するレーザディスク(以下LD
と略す)のようなソフトを挿入シタCDサイズのLD
(以下CD−LDと略す)を考えると、1枚あたりの再
生時間は直径が20及び30cmというサイズを有するL
Dに比べて小さいので短くなる。例えば、1時間の映画
のソフトを再生するにしても、最低2枚のディスクの交
換が必要になる。特に、ソフトが映画等の場合は途中で
途切れるないように再生あるいは記録する必要があっ
た。
【0006】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、比較
的短い時間しか再生又は記録できないディスクを連続的
に再生又は記録する際に、一つの再生又は記録手段で切
れ目なく簡単な構成で連続再生又は記録ができるディス
ク再生又は記録装置の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク再
生又は記録装置は、1つの筐体内に配置された複数のデ
ィスクを駆動する駆動手段と、上記駆動手段に載置され
た上記複数のディスクの再生又は記録領域に亘って移動
可能に配設して、該再生又は記録領域からデータを再生
又はデータを記録する1つの再生又は記録手段と、上記
複数ディスクの少なくとも1つの再生又は記録終了時点
から開始時点迄のつなぎのデータを格納する記憶手段と
を具備し、上記再生又は記録手段は、上記複数のディス
クの再生又は記録領域間を連続的に移動させると共に、
上記複数ディスクの再生又は記録領域間に連続的に移動
させる際に、ディスク中心からオフセットした位置を保
って、直線的に移動させることにより、上述の課題を解
決する。
【0008】
【0009】ここで、上記オフセットした位置とは、上
述したように再生又は記録時に目的の場所に直線的に移
動する光学ピックアップ装置がスピンドルモータの回転
に応じてターンテーブルを回転させるためのスピンドル
で移動が妨げられないように光学ピックアップ装置の外
筐のスピンドルと対向する面が当接しない境界をオフセ
ット下限境界とし、かつ、上記光学ピックアップ装置に
配設された光学系の光軸が少なくともディスク中心側の
記録領域の最内周位置をオフセット上限の境界とする範
囲内にしなければならない。
【0010】
【作用】本発明に係るディスク再生又は記録装置は、1
個の再生又は記録手段である光学ピックアップ装置の光
軸がディスクの最内周を通り、光学ピックアップ装置の
外筐がスピンドルに当たらないようディスクの中心線か
らオフセットした位置に配設した光学ピックアップ装置
を直線的に移動させることで簡単な回路構成で複数のデ
ィスクを再生又は複数のディスクへの記録を可能にす
る。しかも小容量のディスクを用いても連続的に長時間
に亘って再生又は記録することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係るディスク再生又は記録装置は、
より基本的な構成として1つの筐体内に配設された複数
のディスクを駆動する駆動手段であるスピンドルモータ
と、上記駆動手段に載置された上記複数のディスクの再
生又は記録領域に亘って移動可能に配設して、該再生又
は記録領域からデータを再生又はデータを記録する1つ
の再生又は記録手段である光学ピックアップ装置と、上
記複数ディスクの少なくとも一つの再生又は記録終了時
点から開始時点迄のつなぎのデータを格納する記憶手段
とを具備し、上記光学ピックアップ装置は、上記複数の
ディスクの再生又は記録領域間を連続的に移動させて再
生又は記録を行わせる装置である。
【0012】本発明に係るディスク再生又は記録装置に
おける第1の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
【0013】図1は、本発明に係るディスク再生又は記
録装置の概略的なブロック回路構成を示している。ここ
で、図1に示すブロック回路は、一般的な構成を示すた
め、CDと同一寸法のディスクにディジタル的に動画を
記録したCD−LDをn枚連続再生するディスク再生装
置の回路を示している。
【0014】このディスク再生装置は、1つの筐体内に
配設された複数のディスクを駆動する駆動手段であるス
ピンドルモータSP1 〜SPn と、上記スピンドルモー
タSP1 〜SPn に載置された上記複数のディスクCD
1 〜CDn の再生又は記録領域に亘って移動可能に配設
して、該再生又は記録領域からデータを再生又はデータ
を記録する1つの再生又は記録手段である光学ピックア
ップ装置11と、上記複数ディスクCD1 〜CDn の少
なくとも一つの再生又は記録終了時点から開始時点迄の
つなぎのデータを格納する記憶手段であるメモリ12と
を具備している。
【0015】この他にターンテーブルTT1 〜TTn
載置したn枚のCD−LDをそれぞれ駆動する各スピン
ドルモータSP1 〜SPn は、スピンドルサーボ回路S
1 〜SSn で制御している。このスピンドルサーボ回
路SS1 〜SSn は、システムコントローラのCPU1
3から供給される制御信号及び前置アンプ17からのチ
ャンネルビット等から取り出したクロック信号等が供給
される。
【0016】また、サーボ回路15もCPU13の制御
信号によって制御され、光学ピックアップ装置11内の
フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルをサ
ーボ制御してフォーカス及びトラッキング調整が行われ
る。
【0017】スレーブサーボ回路16は、光学ピックア
ップ装置11を案内杆22a、22bの2本に沿って管
内杆軸方向に移動させて、光学ピックアップ装置11を
所定の位置に停止させるためのものであり、サーボ回路
15からの信号とCPU13からの制御信号でスライド
モータ23をサーボ制御している。光学ピックアップ装
置11は、このスライドモータ23の駆動制御で移動す
る。
【0018】上記光学ピックアップ装置11でピックア
ップされたデータは、前置アンプ(RFアンプ)17を
介して復調器18に送られる。復調器18は、供給され
たデータを復調してビデオ信号処理回路19に送られ
る。上記ビデオ信号処理回路19は、所定の映像信号を
取り出してビデオアンプ20を介してテレビジョンモニ
タ21のCRTに映像等の動画を映出させる。
【0019】また、上記CPU13は、半導体メモリよ
りなるメモリ12と相互にデータの入出力を行ってい
る。
【0020】なお、上記メモリ12は、ビデオRAMや
ROMを用いてもよい。ビデオRAMを用いる場合、ビ
デオRAMは後述するようにつなぎ部分のデータを必要
に応じて格納し、ROMを用いる場合、例えばつなぎ時
間に相当するキャラクタや画像を格納しておき、対応す
る期間に出力させる方法を用いてもよい。
【0021】ここで、本発明のディスク再生又は記録装
置は、装置内に3枚以上のディスクを載置し連続的に再
生や高速のアクセスを行う場合に光学ピックアップ装置
11の通過する軌跡をディスク中心からオフセットさせ
る必要がある。また、後述する他の実施例のように2枚
のディスクを載置し連続的に再生させる場合、光学ピッ
クアップ装置11の光軸がディスクの中心位置を通らせ
るオフセットゼロでも連続再生を実現させることができ
る。
【0022】上述した回路構成で複数のディスクに記録
されたデータを再生して上記テレビジョンモニタ21に
映すとき、特に、映画のように1作品が長時間の再生が
必要なことがある。この場合、途中で映像が途切れるこ
となくデータをつないで再生する方法について図2を参
照しながら説明する。また、必要に応じて図1を参照す
る。
【0023】ここで、図1に示したようにn枚のディス
クの連続再生を行わせる際の基本的な動作として、2枚
のディスク間の連続再生を行わせる場合を例に挙げて簡
単に連続再生の原理を説明する。
【0024】図2Aにおいて領域Xは、第1のディスク
CD1 に記録された動画データ(以下Xデータと略
す)、領域XEは上記Xデータの終端部データ(以下X
Eデータと略す)、領域Yは、第2のディスクCD2
記録された動画データ(以下Yデータと略す)、領域Y
Sは上記Yデータの始端部データ(以下YSデータと略
す)である。上記領域X、Yのデータは連続した動画で
図2の各図に示す位置25はそのつなぎ部分を示してい
る。また、全体として各ディスクの記録領域は、第1の
ディスクCD1 の記録領域24、第2のディスクCD2
の記録領域28で表している。
【0025】図2を用いて中断なく、かつ視聴者に違和
感を与えることなく上記XデータとYデータを連続再生
する最も簡単な方法は、シーク時間、すなわちつなぎ部
分25の時間(例えば1秒)に対応する上記XEデータ
を予めメモリ12に格納しておき、第1のディスクCD
1 の再生を進め、XEデータのスタート位置(あるいは
時間)26に達したとき上記メモリ12から出力するデ
ータに切り換えて領域XEのデータを再生する。この間
に光学ピックアップ装置11は、第2のディスクCD2
の開始位置である領域YSのリードイン位置まで高速に
例えば1秒でシークし、第2のディスクCD2 を再生状
態にして、リードイン位置から再生を開始するように移
動及び再生制御される。
【0026】また、第1のディスクCD1 のリードアウ
ト位置まで再生を終了した瞬間に、予め上記メモリ12
の記憶した第2のディスクCD2のYSデータの読み出
しを行って例えば1秒間再生データとして用い、この間
に光学ピックアップ装置11を第2のディスクCD2
領域YSの終端位置(あるいは時間)27まで1秒以内
にシークさせるようにして、上記メモリ12からの読み
出し終了と同時に上記Yデータを上記YSデータの終端
位置27から再生させるようにしてもよい。
【0027】この他に図2Bに示すように第1のディス
クCD1 の再生中に光学ピックアップ装置11がシーク
に要する時間分、例えば1秒分の第2のディスクCD2
におけるYSデータを予めメモリ12に格納し、上記X
データの終了と同時に,メモリ12からYSデータを読
み出して、再生データとして用い、この再生期間中に光
学ピックアップ装置11を第2のディスクCD2 の領域
YSの終端位置(あるいは時間)27にシークさせて、
第2のディスクCD2 のYデータを領域YSの終端位置
から再生しても同様に連続再生することができる。
【0028】図2Cに示すように第1のディスクCD1
のXEデータを予めメモリ12に格納することも可能で
ある。しかしながら、この場合、光学ピックアップ装置
11は第1のディスクCD1 の再生開始と同時にXEデ
ータを有する領域XEの開始位置まで一端シークさせ、
XEデータをメモリ12に格納した後にXデータのリー
ドイン位置に戻って再生を開始する必要がある。この場
合もXデータを再生して上記XEデータのスタート位置
(あるいは時間)26に達したとき、メモリ12から動
画データであるXEデータを読み出し、この間に光学ピ
ックアップ装置11をシークさせて第2のディスクCD
2のYデータのリードイン位置に移動が終了させれば中
断のない連続再生が可能になる。
【0029】従来、途切れなく複数のディスクを連続再
生する場合、光学ピックアップ装置11は、3スポット
光学系を用いていた。この位置検出用の3スポット光学
系で上記光学ピックアップ装置11を検出するため、光
学ピックアップ装置11はディスクの中心DC を通す必
要があった。すなわち、ディスクの中心を通ることによ
ってディスクの中心DC からのずれを検出しながら複数
のディスク間を移動させて連続再生していた。
【0030】しかしながら、複数のディスクにまたがる
情報を読み出す場合、次々とディスク駆動を切り換える
ときデータのないリードインの内側も移動範囲に入れな
ければならず高速のアクセスにとって無駄になってい
た。そこで、シーク時間の短縮化を図りながら、複数の
ディスクを連続再生するため、光学ピックアップ装置1
1は、ディスクに対して図3に示すようにディスクCD
の中心からオフセットさせている。上記オフセット位置
に対する条件を列挙すると、上述したように再生又は記
録時に目的の場所に直線的に移動する光学ピックアップ
装置がスピンドルモータSPの回転に応じてターンテー
ブルTTを回転させるためのスピンドル32で移動が妨
げられないように光学ピックアップ装置11の外筐のス
ピンドルと対向する面11aが当接しない境界をオフセ
ット下限境界OF1とし、かつ、上記光学ピックアップ
装置に配設された光学系30の光軸が少なくともディス
ク中心側の記録領域の最内周位置Linをオフセット上限
の境界OF2 とする範囲内にしなければならない。この
ようにして光学ピックアップ装置11は、案内杆22に
沿って矢印の方向に摺動させることができるようにな
る。
【0031】一般的に、図4に示すようにn枚の各ディ
スクCD1 〜CDn を途切れなく複数のディスクを連続
再生するとき、最内周のリードインLin1 〜Linn の位
置を光軸がディスクに対するオフセット位置として通過
するように光学ピックアップ装置11内の光学系及び該
光学ピックアップ装置外筐の大きさを考慮して配設し、
一直線に移動させる方法を採っている。この方法を行う
ためには、各ディスクの中心DC から上記オフセットし
た位置を正確に検出して駆動中のディスク再生装置にト
ラッキングサーボをかけなければならない。このとき、
オフセット位置を通ることによるトラッキングの問題
等、いわゆる半径依存性(R Dependance)が生じるが、
位置を検出するための光学系を5スポット光学系にする
ことによってを解決している。
【0032】このようにオフセット位置を通してトラッ
キング制御することによって、例えば80mmの大きさの
ディスクを載置して連続再生させる場合、このディスク
間の移動距離を短くしたことと、さらに、光学ピックア
ップ装置11の移動に無駄を生じないよう一直線上をリ
ニアモータで移動させたことにより、ディスク間の移動
に要する時間は、500msec程度にすることができ
る。このように光学ピックアップ装置11の高速移動を
実現することにより、ディスク間のアクセスを高速化す
ることができる。また、このアクセス時間の短縮は、前
記メモリ12の容量を小さくすることができ、予めデー
タの読み込みに要する時間も短縮化することができる。
【0033】次に、本発明に係るディスク再生又は記録
装置の説明に供する参考例を図5〜図7を参照しながら
説明する。この参考例は、図1に示したような光学ピッ
クアップ装置がディスク中心からオフセットした位置を
保って移動するものとは異なり、オフセットさせずに、
2枚のディスクを連続再生するものであり、2つのスピ
ンドルモータSP1 、SP2 、ターンテーブルTT1
TT2 だけを用いている。なお、回路構成については、
上述した実施例と同様に構成できるため、説明を省略す
る。
【0034】図5Aはディスク再生装置の略線的な平面
図、図5Bはディスク再生装置の略線的な側面図を示し
ている。ディスク再生装置の筐体10内にはCD−LD
等のディスクCD1 、CD2 を載置するターンテーブル
TT1 、TT2 を並設し、これらターンテーブルT
1 、TT2 はスピンドルモータSP1 、SP2 の軸に
それぞれ固定され、ディスクCD1 、CD2 をそれぞれ
回転駆動する。
【0035】これらスピンドルモータSP1 、SP2
駆動されるターンテーブルTT1 、TT2 上に転置した
ディスクCD1 、CD2 の両再生領域(リードイン46
φ位置からリードアウト117φ位置)RP1 、RP2
の下側に亘って移動可能に光学ピックアップ装置11を
配設する。このように光学ピックアップ装置11の配設
位置は、光学ピックアップ装置11の光学系の光軸が載
置された上記複数のディスクの中心線を直線的に摺動さ
せる、すなわちオフセットゼロにしている。このように
2枚のディスクを収納したディスク再生又は記録装置
は、光学ピックアップ装置11をオフセットさせずに複
数のディスクの中心線をディスク径方向に例えば上記リ
ードイン46φの位置を再生又は記録開始点として一直
線上を移動させても連続再生を実現させることができる
ことを示す。
【0036】ここで、図5に示した光学ピックアップ装
置11の光学系は、ディスク中心を結んだ直線上を移動
している。この場合のオフセットは、ゼロである。この
光学ピックアップ装置11は高速に安定した位置決め制
御して最内周位置の再生又は記録開始点から直線的に移
動する際の半径方向に対する依存性をなくすため、光学
ピックアップ装置11の光学系は、上述したように例え
ば光軸の移動軌跡に対して45°傾斜させた直線上に3
個のスポットを配し、上記45°傾斜させた直線に対し
て直交する直線上に2個のスポットを配し、計5個のス
ポットで半径方向の依存性を解決している。
【0037】この光学ピックアップ装置11は、前述し
たように2本の案内杆22a、22bに沿って両ディス
ク内に亘って移動する。この2枚のディスクの再生移行
期間中に中断が生じないよう、しかも視聴者に違和感を
与えることなく再生させるために例えばディスクCD1
の再生を上記リードイン位置から開始し、リードアウト
位置に入る前に予めディスクCD1 の終端領域あるいは
ディスクCD2 の始端領域のデータをメモリ12に記憶
させておく。この移行時期をCPU13を介して判別し
て上記メモリ12からこの期間分のデータを送出するよ
うに切換制御する。
【0038】従って、ディスクCD1 の終端領域あるい
はディスクCD2 の始端領域の動画データはメモリ12
から読み出されることによって、テレビジョンモニタ2
1上に連続表示される。
【0039】この光学ピックアップ装置11のディスク
間の移行期において、上記光学ピックアップ装置11は
高速に隣接するディスクCD2 のリードイン位置、ある
いはリードイン位置を通り越した所定位置までシークさ
れると共に、スピンドルモータSP2 が駆動制御され
て、定速状態になる。一方、再生の終了したスピンドル
モータSP1 は停止させる。次に、上記メモリ12から
の読み出しデータの終了と同時にディスクCD2 のリー
ドイン位置、あるいはリードイン位置を通り越した所定
位置からのデータの再生が開始される。
【0040】なお、上記半導体メモリは、上記ビデオR
AMやROMを用いてもよい。
【0041】再生される動画ソフトが長時間で、例えば
CD−LDを4枚必要とする場合にはディスクCD1
ターンテーブルTT1 から、手作業等で再生の終了した
ディスクディスクCD1 を外して3枚目のディスクをデ
ィスクCD2 の再生中に交換しておけば、CPU13は
新たなディスクと検知判別して、ディスクCD2 再生後
に光学ピックアップ装置11を再びスピンドルモータS
1 側にシークさせる制御を行う。このような操作を繰
り返せば何時間の映画でも中断することなく連続的に再
生することができる。
【0042】図6及び図7は、図5A、Bに略線的に示
したディスク再生装置の実際の構成の一例を示す図であ
る。従って、2枚のディスクを再生する場合のディスク
再生装置を示している。この図6に示すディスク再生装
置は、上記シャーシ10の内側に略々長方形状のシャー
シ10Aを設けている。このシャーシ10Aの左右端下
部にスピンドルモータSP1 、SP2 が固定され、この
n個の内のスピンドルモータSP1 、SP2 の軸10
B、10Cをシャーシ10A上に突出させ、これら両軸
10B、10Cに軸方向に摺動自在にターンテーブルT
1 、TT2 を嵌着する。両ターンテーブルTT1 、T
2 上にはディスクCD1 、CD2 が載置される。
【0043】上記ターンテーブルTT1 、TT2 が配設
されたシャーシ10Aの中間部には図7に示すように略
々長方形状の透孔24が穿たれ、光学ピックアップ装置
11の対物レンズ30の中心が案内杆22に沿って2つ
のディスクCD1 、CD2 の少なくともリードイン位置
間を移動し得るように配設される。
【0044】上記光学ピックアップ装置11内にはレー
ザダイオードを有し、このレーザダイオードからのレー
ザ孔をビームスプリッタ等で反射させ、コリメートレン
ズや対物レンズ30を介してディスクCD1 、CD2
ピットに反射させ、ピットからの戻り光を対物レンズ3
0、コリメートレンズ及びビームスプリッタを通して受
光素子に入射させる光学系を有し、ディスクの面振れに
対応するように対物レンズ30をピットに合焦させるた
めのフォーカス駆動コイル及びディスクの偏心に対応す
るように対物レンズ30を追従させるトラキング駆動コ
イルを含んでいる。
【0045】この光学ピックアップ装置11の光学ブロ
ック31は、図6に示すスライドモータ23によって案
内杆22a、22bに沿って移動する。この移動方法
は、スライドモータ23の回転軸に嵌着したプーリと案
内杆22a、22bと平行に配した螺杆(図示せず)の
端部に嵌着したプーリ間にベルトを囲繞し、このベルト
を介して螺杆を回転させる。螺杆と光学ブロック31は
螺合しているので、光学ブロック31は案内杆22a、
22bに沿って移動する。ディスク再生装置内部の機構
は、連続再生するためこのように構成している。
【0046】
【0047】なお、上述した実施例ではディスク再生装
置について説明したが例えば複数のCD−LDに記録さ
れているマスターデータを30cmの1枚の記録可能な光
ディスク等に記録する場合にも、本実施例と同様に構成
し得ることで切れ目のない動画を連続記録することがで
きることは明らかである。
【0048】このように構成することによってディスク
再生又は記録装置は、1個の光学ピックアップ装置と小
容量の半導体メモリを用いた簡単な構成で途切れのない
連続再生あるいは記録を行うことができる。また、装置
内に装着しているディスク間の高速なアクセスも可能に
なる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るディスク再生又は記録装置によれば、1つの筐
体内に配置された複数のディスクを駆動する駆動手段
と、上記駆動手段に載置された上記複数のディスクの再
生又は記録領域に亘って移動可能に配設して、該再生又
は記録領域からデータを再生又はデータを記録する1つ
の再生又は記録手段と、上記複数ディスクの少なくとも
1つの再生又は記録終了時点から開始時点迄のつなぎの
データを格納する記憶手段とを具備し、上記再生又は記
録手段は、上記複数のディスクの再生又は記録領域間を
連続的に移動させると共に、上記複数ディスクの再生又
は記録領域間に連続的に移動させる際に、ディスク中心
からオフセットした位置を保って、直線的に移動させる
ことにより、簡単な構成で複数のディスクを連続的に再
生又は記録する際に切れ目なく連続再生又は記録を行う
ことができ、例えば小容量のディスクを用いても長時間
の映画等を中断することなく鑑賞することができ、ま
た、装置内に装着している複数のディスクにまたがった
情報に対して高速にアクセスすることが可能になる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク再生又は記録装置におけ
るディスク再生装置の一実施例の概略的なブロック回路
の構成を示す図である。
【図2】図1に示した回路構成によってデータをつない
で連続再生する方法を説明する図である。
【図3】図1に示した回路構成で高速アクセスするため
光学ピックアップ装置のディスク中心に対するオフセッ
ト位置の関係を示す図である。
【図4】n枚のCD−LDを連続再生する場合の光学ピ
ックアップ装置のオフセット位置及び移動軌跡を示す図
である。
【図5】ディスク再生装置の略線的な構成を示す図であ
る。
【図6】ディスク再生装置のより実際的な側面図であ
る。
【図7】ディスク再生装置のより実際的な平面図であ
る。
【符号の説明】
CD1 〜CDn ・・・・・・・ディスク SP1 〜SPn ・・・・・・・スピンドルモータ 11・・・・・・・・・・・・光学ピックアップ装置 12・・・・・・・・・・・・メモリ 13・・・・・・・・・・・・CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊井 祐二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−195368(JP,A) 特開 平1−213861(JP,A) 特開 平2−203469(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/02,7/085,25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの筐体内に配置された複数のディス
    クを駆動する駆動手段と、 上記駆動手段に載置された上記複数のディスクの再生又
    は記録領域に亘って移動可能に配設して、該再生又は記
    録領域からデータを再生又はデータを記録する1つの再
    生又は記録手段と、 上記複数ディスクの少なくとも1つの再生又は記録終了
    時点から開始時点迄のつなぎのデータを格納する記憶手
    段とを具備し、 上記再生又は記録手段は、上記複数のディスクの再生又
    は記録領域間を連続的に移動させると共に、上記複数デ
    ィスクの再生又は記録領域間に連続的に移動させる際
    に、ディスク中心からオフセットした位置を保って、直
    線的に移動させることを特徴とするディスク再生又は記
    録装置。
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