JPH0845142A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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Publication number
JPH0845142A
JPH0845142A JP6176720A JP17672094A JPH0845142A JP H0845142 A JPH0845142 A JP H0845142A JP 6176720 A JP6176720 A JP 6176720A JP 17672094 A JP17672094 A JP 17672094A JP H0845142 A JPH0845142 A JP H0845142A
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JP
Japan
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sum
value
reel
magnetic tape
cycle
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Application number
JP6176720A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ota
良隆 太田
Kazuhiro Teshirogi
和宏 手代木
Kazuki Higuchi
和貴 樋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接テープ速度を検出することなく、任意の
長さ,厚さのテープでテープ走行速度を所定の速度に制
御可能にする。 【構成】 磁気テープ1の始端において、前記磁気テー
プ1の走行速度が基準テープ速度となるリールモータ4
の目標回転周期値を初期設定し、前記リールモータ4の
回転周期が前記目標周期に一致するように制御すると共
に、周期二乗和算出手段14の出力値を基準二乗和値とし
て二乗和値保持手段15に保持し、前記基準二乗和値を保
持した後は、前記目標回転周期の値を、前記基準二乗和
値と前記周期二乗和算出手段14との出力値の差に応じて
逐次変更することにより、前記磁気テープ1の走行速度
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープにデジタル
信号を記録再生する磁気テープ記録再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープに対するデジタル信号
の記録,再生をし、従来に比べ高質な音響信号の記録再
生を可能とする磁気テープ記録再生装置が普及してき
た。
【0003】以下、従来の磁気テープ記録再生装置につ
いて説明する。
【0004】図7は磁気テープ記録再生装置の従来例の
構成を示すブロック図であり、1は磁気テープ、2は巻
き取り側リール、3は供給側リール、4はリールモー
タ、5はモータ駆動手段、6はモータFG(周波数発生
器)、7はモータ周期測定手段、8,33は減算手段、9
は加算手段、17は積分手段、30は磁気テープ1の走行速
度検出用のローラ、31はローラFG、32はローラ周期測
定手段である。
【0005】以上のように構成された従来の磁気テープ
記録再生装置について、以下、その動作について説明す
る。
【0006】磁気テープ1は、巻き取り側リール2及び
供給側リール3に巻かれており、巻き取り側リール2を
回転することにより所定のテープ走行速度で移送され、
磁気テープ1に対し信号の記録再生を行う。また、巻き
取り側リール2は、リールモータ4の回転をベルトやギ
ア等で伝達することにより回転する。リールモータ4の
回転数の制御は、リールモータ4の回転に応じた周波数
を発生するモータFG6と、モータFG6の出力信号の
周期を測定するモータ周期測定手段7とで行われる。
【0007】図8は前記モータ周期測定手段の構成を示
すブロック図であり、クロック発生器71は、モータFG
6の発生する周波数に比べ十分高い一定の周波数のクロ
ックを発生する。カウンタ72は、モータFG6の出力信
号の立ち上がりを検出し、カウンタ値を零にすると共に
クロック発生器71からのクロックパルスをカウントす
る。ラッチ73はモータFG6の出力信号の立ち上がりを
検出し、カウンタ72のカウンタ値を保持する。このよう
にしてラッチ73からは、モータFG6の出力信号の立ち
上がりから次の立ち上がりまでにクロック発生器71が出
力したクロックパルスの値が出力されることになり、モ
ータFG6の出力信号の周期を測定できる。
【0008】モータ周期測定手段7の出力は、図7の減
算手段8に入力される。加算手段9では積分手段17の出
力と、図示しない目標周期設定手段で設定されたモータ
周期目標値とが加算されるが、ここではまず、積分手段
17の出力は零であるものとする。したがって、加算手段
9の出力はモータ周期目標値そのものである。減算手段
8は、モータ周期測定手段7の出力と加算手段9の出力
との差を算出し、モータ駆動手段5に出力する。モータ
駆動手段5は、入力された信号に所定の制御ゲインを乗
算する乗算器と、乗算後の信号をD/A(デジタル/ア
ナログ)変換するD/A変換器、ならびにモータ駆動回
路により構成される。
【0009】以上のようにして、モータ周期目標値とモ
ータ周期測定手段7の出力との差がモータ駆動手段5に
入力されることにより、リールモータ4は、モータ周期
目標値に一致するように、その回転周期が制御されるこ
とになる。ところで、モータ周期目標値が一定の値であ
るとリールモータ4は一定の回転数で回転するが、磁気
テープ1が巻き取られる速度すなわちテープ走行速度
は、磁気テープ1が巻き取り側リール2に巻き取られる
につれて巻き取られた部分を含めた巻き取り側リール2
の半径が徐々に大きくなるので徐々に速くなる。磁気テ
ープ1に信号を記録するには、磁気テープ1のテープ走
行速度が基準走行速度にて一定に制御される必要があ
る。そして、テープ走行速度を一定にするには、磁気テ
ープ1の走行速度を検出し、磁気テープ1の巻き取り量
に応じてリールモータ4の回転周期を変化させる必要が
ある。
【0010】次に前記テープ速度を一定にするための動
作について説明する。
【0011】ローラ30は磁気テープ1に圧着し、磁気テ
ープ1の走行により回転する。ローラ30には、ローラ30
の回転周期に応じた周波数の信号を発生するローラFG
31が取り付けられており、ローラFG31の出力信号の周
期をローラ周期測定手段32により測定することによっ
て、磁気テープ1の走行速度を知ることができる。ロー
ラ周期測定手段32の内部の動作は、先に説明したモータ
周期測定手段7と同じである。ローラ周期測定手段32の
出力は、減算手段33に入力されローラ周期目標値との差
が算出される。ここでローラ周期目標値は、磁気テープ
1の走行速度が基準テープ走行速度であるときのローラ
30の回転周期の値である。積分手段17では減算手段33の
出力を積分する。
【0012】図9は前記積分手段の内部構成を示すブロ
ック図であり、積分手段17に入力された信号は、加算器
171により遅延器172の出力と加算される。加算器171の
出力は積分手段17の出力として出力されると共に、遅延
器172に入力される。このようにして遅延器172の遅延時
間に応じて積分されることになる。
【0013】図7において、加算手段9は積分手段17の
出力とモータ周期目標値とを加算し減算手段8に出力す
る。したがって、減算手段8においては、モータ回転周
期目標値が積分手段17の出力値に応じて変更されたこと
と等価になる。
【0014】ここで、磁気テープ1の走行速度が目標と
するテープ走行速度よりも速くなった場合を例に、テー
プ走行速度の制御について説明する。すなわち、テープ
走行速度が速くなっているときには、ローラ30の回転も
速くなり、その回転周期はローラ周期目標値より小さく
なっているので、減算手段33の出力は正の値になる。積
分手段17では正の値で積分されるので、加算手段9の出
力はモータ周期目標値よりも大きくなる。減算手段8で
はモータ周期目標値が大きくなったことと等価になり、
リールモータ4の回転周期を遅くするように制御される
ことになる。
【0015】このように、ローラ30の回転周期がローラ
周期目標値に一致するようにリールモータ4の回転周期
を制御することで、磁気テープ1のテープ走行速度を一
定に制御していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、テープ走行速度を一定に制御するため
に、磁気テープ1の走行速度を検出するローラ30を必要
とするが、磁気テープ1とローラ30の接触が確実でなけ
れば、正確にテープ走行速度を検出することができな
い。ローラ30には一般にはゴム等の材質が用いられる
が、装置を低温下で動作させた場合には、ゴムの硬化に
より磁気テープ1とローラ30間の摩擦が低下し、スリッ
プする場合が発生する。スリップが発生すると、もはや
正確にテープ走行速度を検出することはできず、所望す
るテープ走行速度に保つことはできない。
【0017】デジタル機器においては、記録時のテープ
走行速度を所定の範囲内に制御することは重要であり、
基準走行速度に対し一般的には±3%程度の範囲内に規
定されている。テープ走行速度が基準走行速度より大き
くずれると、装置間の互換性が確保できなくなるからで
ある。また、磁気テープ1とローラ30の接触を確実にす
るには、ローラ30の外径をある程度大きくし、接触面積
を大きくする必要があるが、ローラ30の外径が大きくな
ると、装置全体の大きさを小さくすることができず、装
置を小型化する際の制約となる。
【0018】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、磁気テープの走行速度を検出するローラを必要とせ
ずに、確実にテープ走行速度を一定に制御し、かつ装置
を小型にすることのできる磁気テープ記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、巻き取り側リールを回転させるリールモー
タの回転周期の目標値を、供給側リールの回転周期と巻
き取り側リールの回転周期の二乗の和が一定となるよう
に逐次変更することによって、磁気テープの走行速度を
一定に制御する磁気テープ記録再生装置であり、前記供
給側リールと巻き取り側リールのそれぞれの周期の二乗
値の和を算出する周期二乗和算出手段と、この周期二乗
和算出手段の出力値を保持する二乗和値保持手段と、前
記リールモータの目標回転周期を設定する目標周期設定
手段と、前記リールモータの回転周期が前記目標周期設
定手段の目標値に一致するように制御するモータ制御手
段とを備えている。
【0020】また巻き取り側リールを回転させるリール
モータの回転周期の目標値を、供給側リールの回転周期
と巻き取り側リールの回転周期の二乗の和が一定となる
ように逐次変更することによって、磁気テープの走行速
度を一定に制御する磁気テープ記録再生装置であり、前
記供給側リールと巻き取り側リールのそれぞれの周期の
二乗値の和を算出する周期二乗和算出手段と、この周期
二乗和算出手段の出力値を保持する二乗和値保持手段
と、前記リールモータの目標回転周期を設定する目標周
期設定手段と、前記磁気テープに記録された信号の位相
と基準位相の差を検出する位相誤差検出手段と、前記リ
ールモータの回転周期を前記目標周期設定手段の目標値
ならびに前記位相誤差検出手段の出力に基づきに制御す
るモータ制御手段とを備えている。
【0021】また巻き取り側リールを回転させるリール
モータの回転周期の目標値を、供給側リールの回転周期
と巻き取り側リールの回転周期の二乗の和が一定となる
ように逐次変更することによって、磁気テープの走行速
度を一定に制御する磁気テープ記録再生装置であり、前
記供給側リールと巻き取り側リールのそれぞれの周期の
二乗値の和を算出する周期二乗和算出手段と、この周期
二乗和算出手段の出力値を保持する二乗和値保持手段
と、前記リールモータの目標回転周期を設定する目標周
期設定手段と、前記磁気テープに記録された信号の位相
と基準位相の差を検出する位相誤差検出手段と、この位
相誤差検出手段の出力を保持する位相誤差保持手段と、
前記目標周期設定手段の目標値ならびに前記位相誤差検
出手段の出力に基づき前記リールモータの回転周期を制
御するモータ制御手段とを備えている。
【0022】
【作用】本発明は前記構成により、テープ始端におい
て、磁気テープ走行速度が基準テープ速度となるように
目標周期設定手段に目標回転周期を初期設定し、モータ
制御手段により、前記目標回転周期に一致するようにリ
ールモータを制御し、周期二乗和算出手段の出力値を基
準二乗和値として二乗和値保持手段で保持した後は、目
標周期設定手段の目標回転周期を、基準二乗和値と二乗
和算出手段の出力値の差に応じて逐次変更することによ
り、磁気テープ走行速度を基準テープ速度に制御する。
【0023】またモータ制御手段により、目標周期設定
手段に設定された目標回転周期に一致するようリールモ
ータを制御すると共に、磁気テープに既に記録された信
号を再生し、位相誤差検出手段の出力値が一定値となる
ようにリールモータを制御し、しかも周期二乗和算出手
段の出力値を二乗和値保持手段で基準二乗和値として保
持した後は、磁気テープに記録する際に、目標周期設定
手段の目標回転周期を、基準二乗和値と前記二乗和算出
手段の出力値との差に応じて逐次変更することにより、
磁気テープ走行速度を既に記録された部分を記録したと
きの速度に一致させて制御する。
【0024】またモータ制御手段により、目標周期設定
手段に設定された目標回転周期に一致するようリールモ
ータを制御すると共に、磁気テープに既に記録された信
号を再生し、位相誤差検出手段の出力値が一定値となる
ようにリールモータを制御し、しかも前記位相誤差検出
手段の出力値を位相誤差保持手段に保持し、その保持さ
れた値に基づきリールモータを制御し、磁気テープに記
録を開始し、周期二乗和算出手段の出力値を二乗和値保
持手段で基準二乗和値として保持した後は、目標周期設
定手段の目標回転周期を、基準二乗和値と前記二乗和算
出手段の出力値との差に応じて逐次変更することによ
り、磁気テープ走行速度を既に記録された部分を記録し
たときの速度に一致させて制御する。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0026】図1は本発明の磁気テープ記録再生装置の
第1実施例の構成を示すブロック図であり、1は磁気テ
ープ、2は巻き取り側リール、3は供給側リール、4は
リールモータ、5はモータ駆動手段、6はモータFG、
7はモータ周期測定手段、8は減算手段、9は加算手
段、17は積分手段であって、これらは図7に示した従来
例と同じものである。
【0027】図1において、11はリールFG、12は第1
のリール周期測定手段、13は第2のリール周期測定手
段、14は周期二乗和算出手段、15は二乗和値保持手段、
16は減算手段、18はスイッチである。
【0028】以上のように構成された第1実施例の磁気
テープ記録再生装置について、以下、その動作について
従来例と異なる部分について説明する。
【0029】まず、積分手段17からリールモータ4まで
の部分の動作については従来例と同じであり、リールモ
ータ4の回転周期が、図示しない目標周期設定手段で設
定されたモータ回転周期目標値に一致するように制御さ
れる。
【0030】次に、磁気テープ1が巻き取り側リール2
に巻き取られる量に応じてリールモータ4の回転周期を
制御し、磁気テープ1の走行速度を一定にする際の動作
について説明する。
【0031】リールFG11は、巻き取り側リール2及び
供給側リール3のそれぞれの回転周期に応じた周波数を
発生する。リールFG11の出力信号は、それぞれ第1の
リール周期測定手段12と第2のリール周期測定手段13と
で、その周期が測定される。第1のリール周期測定手段
12と第2のリール周期測定手段13の動作は、先に従来例
で説明したモータ周期測定手段7の動作と同じである。
第1のリール周期測定手段12と第2のリール周期測定手
段13との出力は周期二乗和算出手段14に入力される。
【0032】図2は前記周期二乗和算出手段14の構成図
であり、141,142は乗算器、143は加算器である。一方
の乗算器141は、前記第1のリール周期測定手段12の出
力を乗算することにより、巻き取り側リール2の周期の
二乗値を算出する。同様にして他方の乗算器142は供給
側リール3の周期の二乗値を算出する。こうして算出さ
れた両リール2,3の二乗値は加算器143にて加算さ
れ、両リール2,3の周期の二乗和値が算出される。
【0033】ここで両リールの周期の二乗和値を算出す
る目的について説明する。図3の説明図のように、巻き
取り側リール2及び供給側リール3の半径をR0、巻き
取り側リール2に巻き取られた磁気テープ1の半径をR
1、供給側リール3に巻き取られた磁気テープ1の半径
をR2、磁気テープ1の長さをL、厚さをDとすると、
図3の斜線で示した部分の面積はLとDの積にほぼ等し
いから(数1)が成り立つ。
【0034】
【数1】L・D=(R22+R12−2・R02)・π また、磁気テープ1の走行速度をVt、巻き取り側リー
ル2の回転周期をT1、供給側リール3の回転周期をT
2とすると、(数2),(数3)が成り立つ。
【0035】
【数2】R1=Vt・T1/2π
【0036】
【数3】R2=Vt・T2/2π (数1),(数2),(数3)より(数4)が成り立つ。
【0037】
【数4】
【0038】(数4)より磁気テープ1の長さL、厚さD
及び両リール半径R0は、定数であるから、磁気テープ
1の走行速度は両リール周期T1,T2の二乗和値によ
り算出することができる。逆に両リールの周期の二乗和
値がある一定の値になるように、巻き取り側リール2の
回転周期を制御すれば、巻き取り側リール2に巻き取ら
れた量に係わらず磁気テープ1の走行速度を一定に制御
することができる。
【0039】また、磁気テープ1を所望の走行速度(基
準走行速度)に制御するための目標二乗和値は、磁気テ
ープ1の長さL、厚さD及び両リール半径R0によって
決定される。通常、磁気テープ1の長さ,厚さ、また両
リールの半径は、機器間の互換性を確保するために基準
値とその許容範囲が定められている。したがって、この
基準値に基づいて目標二乗和値を算出することは可能で
あるが、実際には磁気テープ1の厚さの許容範囲内のば
らつき、及び巻き取り状態(きつく巻き取られた場合,
緩く巻き取られた場合等)による影響が大きく、真の二
乗和値から誤差を生じ、テープ走行速度が基準走行速度
に一致しない。ここでは、磁気テープ1の長さ及び厚さ
のばらつきを含めた目標二乗和値を、以下の方法で実測
する。
【0040】まず初期状態として、制御信号はOFF状
態にあり、このとき、スイッチ18は遮断されている。積
分手段17の出力は零である。また、磁気テープ1は、図
4の説明図のように、全て供給側リール3に巻き取られ
た状態であるとする。巻き取り側リール2の半径をR0
とし、この状態で磁気テープ1の走行速度を基準走行速
度Vtにするために、巻き取り側リール2の回転周期T
1を(数5)のようにする。
【0041】
【数5】T1=2π・R0/Vt 巻き取り側リール2の回転周期をT1とするためのリー
ルモータ4の目標回転周期(初期目標回転周期)は、巻き
取り側リール2の回転周期と、リールモータ4から巻き
取り側リール2までの減速比から算出できる。こうして
算出されたリールモータ4の目標回転周期を加算手段9
に入力することにより、従来例と同様の動作でリールモ
ータ4の回転周期が制御され、巻き取り側リール2は一
定の回転周期T1で回転することになる。このときの磁
気テープ1の走行速度は、ほぼ基準走行速度Vtに等し
い。このとき、第1のリール周期測定手段12及び第2の
リール周期測定手段13を用いて、リールFG11から出力
される信号の周期を測定し、周期二乗和算出手段14にお
いて両リールの周期の二乗和値を算出する。周期二乗和
算出手段14の出力は二乗和値保持手段15及び減算手段16
に出力される。二乗和値保持手段15は、制御信号がOF
F状態からON状態になったときの周期二乗和算出手段
14の出力を目標二乗和値として保持する。
【0042】また、スイッチ18は制御信号により導通状
態になる。なお、目標二乗和値を正確に得るためには、
磁気テープ1が巻き取り側リール2と供給側リール3と
の間で弛むことなく、安定にテープ走行が行われること
が必要であるから、制御信号をOFFからONにするま
での時間は、両リールが回転し始めてから、半回転以上
回転する時間が必要である。制御信号がONになった後
は、減算手段16では、周期二乗和算出手段14の出力と二
乗和値保持手段15で保持された基準二乗和値との差が算
出され、積分手段17に出力される。
【0043】積分手段17以降の動作は従来例と同様にな
り、例えばテープ走行速度が速くなっているときには、
両リールの回転周期も早くなっているので、周期二乗和
算出手段14の出力は目標二乗和値よりも小さくなり、減
算手段16の出力は正の値になる。積分手段17では正の値
で積分されるので、加算手段9の出力はモータ周期目標
値よりも大きくなる。減算手段8ではモータ周期目標値
が大きくなったことと等価になり、リールモータ4の回
転周期を遅くするように制御されることになる。こうし
て両リールの周期の二乗和値が目標二乗和値に一致する
ようにリールモータ4の回転周期が制御され、磁気テー
プ1に記録する際の磁気テープ1のテープ走行速度を基
準走行速度に制御することができる。
【0044】また、制御信号がOFFからONになるま
での間、すなわち二乗和値保持手段15に基準二乗和値が
格納されるまでの間、リールモータ4は初期目標回転周
期にて一定の回転数で回転することになり、磁気テープ
1を含めた巻き取り側リール2の半径は、巻き取られて
ゆく磁気テープ1の厚さの分だけ変化し、磁気テープ1
の走行速度は厳密には一定にならない。しかしながら、
具体的に巻き取り側リール2の半径R0が10.9mmあり、
テープ厚さが12μm程度であるとすれば、巻き取り側リ
ール2が1回転するときのテープ走行速度の変化は0.1
%以下であり、磁気テープ1に記録する際のテープ走行
速度偏差は±3%程度であるから、十分無視できる値で
あって問題ない。
【0045】図5は本発明の第2実施例における構成を
示すブロック図であり、1は磁気テープ、2は巻き取り
側リール、3は供給側リール、4はリールモータ、5は
モータ駆動手段、6はモータFG、7はモータ周期測定
手段、8,16は減算手段、9は加算手段、11はリールF
G、12は第1のリール周期測定手段、13は第2のリール
周期測定手段、14は周期二乗和測定手段、15は二乗和値
保持手段、18はスイッチであり、これらは前記第1の実
施例と同じものである。
【0046】図5において、20は再生ヘッド、21は復調
手段、22は位相誤差検出手段、23はスイッチ、24は加算
手段である。
【0047】以上のように構成された第2実施例の磁気
テープ記録再生装置について、第1実施例と異なる部分
について説明する。
【0048】まず、磁気テープ1に記録するに先立って
既に記録された信号を再生する。このときの動作につい
て説明する。
【0049】デジタル信号の再生には、再生信号のビッ
トレートと信号処理のタイミングを一致させることが必
要である。まず、制御信号はOFFであり、この制御信
号によりスイッチ23は導通状態であり、スイッチ18は遮
断状態であり、積分手段17の出力は零である。また、リ
ールモータ4は設定されたモータ周期目標値に一致する
ように制御されている。再生ヘッド20は磁気テープ1上
に記録された信号を電磁変換により電気信号に変え復調
手段21に出力する。復調手段21では、入力した信号を増
幅し、かつ波形等化してデジタル信号に変換した上で、
記録されていた信号から位相情報を復調し、位相誤差検
出手段22に出力する。
【0050】位相誤差検出手段22では、再生信号の位相
情報と信号処理の処理基準となる基準位相とを比較し、
その誤差を出力する。位相誤差検出手段22の出力は、ス
イッチ23を経由して、加算手段24に加えられる。再生信
号の位相が基準位相に対し遅れているときには、位相誤
差検出手段22の出力は、正となり加算手段24によりモー
タ駆動手段5に加えられリールモータ4の回転周期を短
くするように制御される。その結果、磁気テープ1の走
行速度は早くなり、再生ヘッド20により再生される信号
の位相が進むことになる。また逆に再生信号の位相が基
準位相に対し進んでいるときには、リールモータ4の回
転周期を長くするように制御される。
【0051】このように、再生信号の位相が基準位相に
一致するように磁気テープ1の走行速度が制御されるこ
とにより、磁気テープ1の走行速度は、磁気テープ1に
信号を記録したときの速度すなわち基準走行速度となる
ように制御される。また、このとき、周期二乗和算出手
段14は、第1実施例と同様にして、両リールの周期の二
乗和値を算出して、減算手段16と二乗和値保持手段15に
出力する。
【0052】次に、制御信号をOFFからONにするこ
とによりスイッチ23は遮断し、二乗和値保持手段15は、
制御信号がOFFからONになったときの周期二乗和算
出手段14の出力を目標二乗和値として保持する。こうし
て二乗和値保持手段15には磁気テープ1が基準走行速度
のときの両リールの周期の二乗和値が保持されることに
なる。
【0053】また、目標二乗和値を正確に得るために
は、磁気テープ1の再生信号の位相が基準位相に対し一
定の値に収束し、磁気テープ1が巻き取り側リール2と
供給側リール3との間で弛むことなく、安定したテープ
走行が行われることが必要であるから、制御信号がOF
FからONになるまでの時間は、再生信号の位相同期が
取れ、かつ両リールが回転し始めてから半回転以上回転
する時間を確保する。制御信号がONになった後は、記
録ヘッド(図示していない)から磁気テープ1に信号の記
録を開始する。また、スイッチ18は制御信号により導通
状態になり、減算手段16では、周期二乗和算出手段14の
出力と二乗和値保持手段15で保持された基準二乗和値と
の差が算出され、積分手段17に出力される。積分手段17
からリールモータ4に至る部分の動作は第1実施例と同
様であり、両リールの周期の二乗和値が基準二乗和値に
一致するようにリールモータ4が制御され、磁気テープ
1に記録するときのテープ走行速度を、基準走行速度に
一定に制御することができる。
【0054】図6は本発明の第3実施例における構成を
示すブロック図であり、1は磁気テープ、2は巻き取り
側リール、3は供給側リール、4はリールモータ、5は
モータ駆動手段、6はモータFG(周波数発生器)、7は
モータ周期測定手段、8,16は減算手段、9,24は加算
手段、11はリールFG、12は第1のリール周期測定手
段、13は第2のリール周期測定手段、14は周期二乗和測
定手段、15は二乗和値保持手段、18,23はスイッチ、20
は再生ヘッド、21は復調手段、22は位相誤差検出手段で
あり、これらは前記第2実施例と同じものである。な
お、図中の25は位相誤差保持手段、26はスイッチであ
る。
【0055】以上のように構成された第3実施例の磁気
テープ記録再生装置について、第2実施例と異なる部分
について説明する。
【0056】まず、磁気テープ1に記録するに先立っ
て、既に記録された信号を再生する。このときの動作に
ついて説明する。
【0057】第1制御信号はOFFであり、このときス
イッチ26は位相誤差検出手段22の出力をスイッチ23に出
力する。また、第2制御信号はOFFであり、この第2
制御信号によりスイッチ23は導通状態、スイッチ18は遮
断状態、積分手段17の出力は零である。この際の動作
は、第2実施例と同様であり、再生信号の位相は基準位
相に対し一定の値となるように収束し、位相誤差検出手
段22の出力は一定の値となる。このとき磁気テープ1の
走行速度は、再生信号が磁気テープ1に記録されたとき
の速度、すなわち基準走行速度となるように制御され
る。また、このときの位相誤差検出手段22の出力は位相
誤差保持手段25にも出力される。
【0058】次に、位相誤差検出手段22の出力が一定の
値になったときに第1制御信号をONにすることによっ
て、位相誤差保持手段25は、そのときの位相誤差検出手
段22の出力を保持する。また、スイッチ26は位相誤差保
持手段25の出力をスイッチ23に出力するように切り替わ
る。こうして加算手段24には、位相誤差保持手段25の出
力が入力され、リールモータ4は第1制御信号がONに
なる時点の回転周期で一定に回転することになる。ま
た、このとき、記録ヘッド(図示していない)により磁気
テープ1に信号の記録を開始する。
【0059】次に、磁気テープ1が巻き取り側リール2
と供給側リール3との間で弛むことなく、安定してテー
プ走行が行われ、両リール2,3が回転し始めてから半
回転以上回転した後に、第2制御信号をOFFからON
にすることによりスイッチ23は遮断し、二乗和値保持手
段15は、第2制御信号がOFFからONになったときの
周期二乗和算出手段14の出力を目標二乗和値として保持
する。こうして二乗和値保持手段15には磁気テープ1が
基準走行速度のときの両リール2,3の周期の二乗和値
が保持されることになる。
【0060】第2制御信号がONになった後は、スイッ
チ18は制御信号により導通状態になり、減算手段16で
は、周期二乗和算出手段14の出力と二乗和値保持手段15
で保持された基準二乗和値との差が算出され、積分手段
17に出力される。積分手段17からリールモータ4に至る
部分の動作は第1の実施例と同様であり、両リール2,
3の周期の二乗和値が基準二乗和値に一致するようにリ
ールモータ4が制御され、磁気テープ1に記録するとき
のテープ走行速度を基準走行速度に一定に制御すること
ができる。
【0061】ここで、第2制御信号がOFFからONに
なるまでの間、すなわち二乗和値保持手段15に基準二乗
和値が格納されるまでの間、リールモータ4は、第1制
御信号がOFFからONになった時点の回転数で一定回
転することになるが、第1実施例で説明したように、巻
き取り側リール2が1回転するときのテープ走行速度の
変化は0.1%以下であり、磁気テープ1に記録する際の
テープ走行速度偏差は±3%程度であるから十分無視で
きる値であって問題ない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気テー
プ記録再生装置は、請求項1記載の構成によれば、テー
プ始端において、磁気テープ走行速度が基準テープ速度
となるように目標周期設定手段に目標回転周期を初期設
定し、モータ制御手段により前記目標回転周期に一致す
るようにリールモータを制御し、周期二乗和算出手段の
出力値を基準二乗和値として二乗和値保持手段で保持し
た後は、目標周期設定手段の目標回転周期を、基準二乗
和値と二乗和算出手段の出力値の差に応じて逐次変更す
ることにより、磁気テープ走行速度を基準テープ速度に
制御することができ、磁気テープの走行速度を検出する
ためのローラ等を用いることなく、高精度でテープ走行
速度を制御することができると共に装置の小型化を図る
ことができる。
【0063】請求項2記載の構成によれば、モータ制御
手段により、目標周期設定手段に設定された目標回転周
期に一致するようリールモータを制御すると共に、磁気
テープに既に記録された信号を再生し、位相誤差検出手
段の出力値が一定値となるようにリールモータを制御
し、しかも周期二乗和算出手段の出力値を二乗和値保持
手段で基準二乗和値として保持した後は、磁気テープに
記録する際に、目標周期設定手段の目標回転周期を、基
準二乗和値と前記二乗和算出手段の出力値との差に応じ
て逐次変更することにより、磁気テープ走行速度を既に
記録された部分を記録したときの速度に一致させて制御
することができ、磁気テープの巻き位置がどこにあって
も、磁気テープの走行速度を検出するためのローラ等を
用いることなく、高精度にテープ走行速度を制御するこ
とができる。
【0064】請求項3記載の構成によれば、モータ制御
手段により、目標周期設定手段に設定された目標回転周
期に一致するようリールモータを制御すると共に、磁気
テープに既に記録された信号を再生し、位相誤差検出手
段の出力値が一定値となるようにリールモータを制御
し、しかも前記位相誤差検出手段の出力値を位相誤差保
持手段に保持し、その保持された値に基づきリールモー
タを制御し、磁気テープに記録を開始し、周期二乗和算
出手段の出力値を二乗和値保持手段で基準二乗和値とし
て保持した後は、目標周期設定手段の目標回転周期を、
基準二乗和値と前記二乗和算出手段の出力値との差に応
じて逐次変更することにより、磁気テープ走行速度を既
に記録された部分を記録したときの速度に一致させて制
御することができ、磁気テープの巻き位置がどこにあっ
ても、磁気テープの走行速度を検出するためのローラ等
を用いることなく、高精度にテープ走行速度を制御する
ことができると共に、記録開始までの時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープ記録再生装置の第1実施例
における構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例における周期二乗和算出手段の構成
を示すブロック図である。
【図3】第1実施例における磁気テープが巻き取られた
状態を示す説明図である。
【図4】第1実施例における磁気テープが供給側リール
に巻き取られた状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例における磁気テープ記録再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例における磁気テープ記録再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の磁気テープ記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図7の従来例におけるモータ周期測定手段の内
部構成を示すブロック図である。
【図9】図7の従来例における積分手段の内部構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…磁気テープ、 2…巻き取り側リール、 3…供給
側リール、 4…リールモータ、 5…モータ駆動手
段、 6…モータFG(周波数発生器)、 7…モータ周
期測定手段、 8,16…減算手段、 9,24…加算手
段、 11…リールFG、 12…第1のリール周期測定手
段、 13…第2のリール周期測定手段、 14…周期二乗
和算出手段、 15…二乗和値保持手段、 17…積分手
段、 18,23,26…スイッチ、 20…再生ヘッド、 21
…復調手段、 22…位相誤差検出手段、25…位相誤差保
持手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り側リールの回転周期と供給側リ
    ールの回転周期の二乗の和が一定となるように、前記巻
    き取り側リールを駆動するリールモータの回転周期の目
    標値を逐次変更することによって、磁気テープの走行速
    度を一定に制御する磁気テープ記録再生装置であって、 前記供給側リールと前記巻き取り側リールのそれぞれの
    周期の二乗値の和を算出する周期二乗和算出手段と、 前記二乗和算出手段の出力値を基準二乗和値として保持
    する二乗和値保持手段と、 前記リールモータの目標回転周期を設定する目標周期設
    定手段と、 前記リールモータの回転周期が前記目標周期設定手段の
    目標値に一致するように制御するモータ制御手段とを有
    し、 前記モータ制御手段により、前記リールモータの回転周
    期が前記目標回転周期に一致するように制御すると共
    に、前記二乗和値保持手段に前記基準二乗和値を保持し
    た後は、前記目標回転周期の値を、前記基準二乗和値と
    前記二乗和算出手段との出力値の差に応じて逐次変更す
    ることにより、前記磁気テープの走行速度を制御するこ
    とを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 巻き取り側リールの回転周期と供給側リ
    ールの回転周期の二乗の和が一定となるように前記巻き
    取り側リールを駆動するリールモータの回転周期の目標
    値を逐次変更することによって磁気テープの走行速度を
    一定に制御する磁気テープ記録再生装置であって、 前記供給側リールと前記巻き取り側リールのそれぞれの
    周期の二乗値の和を算出する周期二乗和算出手段と、 前記二乗和算出手段の出力値を基準二乗和値として保持
    する二乗和値保持手段と、 前記リールモータの目標回転周期を設定する目標周期設
    定手段と、 前記磁気テープに記録された信号の位相と基準位相との
    誤差を検出する位相誤差検出手段と、 前記リールモータの回転周期が前記目標周期設定手段の
    目標値に一致するように制御するモータ制御手段とを有
    し、 前記モータ制御手段により、前記目標回転周期に一致す
    るように前記リールモータを制御すると共に、前記磁気
    テープに既に記録された信号を再生し、前記位相誤差検
    出手段の出力値が一定値となるように前記リールモータ
    を制御し、前記二乗和値保持手段に前記基準二乗和値を
    保持した後は、前記磁気テープに記録を開始すると共
    に、前記目標回転周期の値を、前記基準二乗和値と前記
    二乗和算出手段の出力値との差に応じて逐次変更するこ
    とにより、前記磁気テープの走行速度を制御することを
    特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 巻き取り側リールの回転周期と供給側リ
    ールの回転周期の二乗の和が一定となるように前記巻き
    取り側リールを駆動するリールモータの回転周期の目標
    値を逐次変更することによって磁気テープの走行速度を
    一定に制御する磁気テープ記録再生装置であって、 前記供給側リールと前記巻き取り側リールのそれぞれの
    周期の二乗値の和を算出する周期二乗和算出手段と、 前記二乗和算出手段の出力値を保持する二乗和値保持手
    段と、 前記リールモータの目標回転周期を設定する目標周期設
    定手段と、 前記磁気テープに記録された信号の位相と基準位相との
    誤差を検出する位相誤差検出手段と、 前記位相の誤差を保持する位相誤差保持手段と、 前記リールモータの回転周期が前記目標周期設定手段の
    目標値に一致するように制御するモータ制御手段とを有
    し、 前記モータ制御手段により、前記目標回転周期に一致す
    るように前記リールモータを制御すると共に、前記磁気
    テープに既に記録された信号を再生し、前記位相誤差検
    出手段の出力値が一定値となるように前記リールモータ
    を制御し、前記位相誤差保持手段に保持された前記位相
    誤差検出手段の出力値に基づき前記リールモータを制御
    すると共に、前記磁気テープに記録を開始し、前記二乗
    和値保持手段に前記基準二乗和値を保持した後は、前記
    目標周期設定手段の目標回転周期の値を、前記基準二乗
    和値と前記二乗和算出手段の出力値との差に応じて逐次
    変更することにより、前記磁気テープの走行速度を制御
    することを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
JP6176720A 1994-07-28 1994-07-28 磁気テープ記録再生装置 Pending JPH0845142A (ja)

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