JPH0778382A - 磁気テープ再生装置 - Google Patents
磁気テープ再生装置Info
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- JPH0778382A JPH0778382A JP5221797A JP22179793A JPH0778382A JP H0778382 A JPH0778382 A JP H0778382A JP 5221797 A JP5221797 A JP 5221797A JP 22179793 A JP22179793 A JP 22179793A JP H0778382 A JPH0778382 A JP H0778382A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生中に、再生信号の位相あるいは記録速度
が途中で変化した場合に、すばやく再生の基準信号に同
期させることができる装置を提供する。 【構成】 再生時に、位相変化検出回路14により位相
誤差検出回路10から出力される位相誤差が所定の値を
越えたこと検出したなら基準信号発生回路11を再生さ
れる同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセット
したのち、位相誤差検出回路10から出力される位相誤
差に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフィードバック
するようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速
度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したとき
に、駆動回路5へフィードバック開始するときの位相誤
差は零となり、再生信号の位相誤差が位相誤差検出回路
10での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時
のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信
号の位相を基準信号に合わせることができる。
が途中で変化した場合に、すばやく再生の基準信号に同
期させることができる装置を提供する。 【構成】 再生時に、位相変化検出回路14により位相
誤差検出回路10から出力される位相誤差が所定の値を
越えたこと検出したなら基準信号発生回路11を再生さ
れる同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセット
したのち、位相誤差検出回路10から出力される位相誤
差に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフィードバック
するようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速
度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したとき
に、駆動回路5へフィードバック開始するときの位相誤
差は零となり、再生信号の位相誤差が位相誤差検出回路
10での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時
のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信
号の位相を基準信号に合わせることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ上に記録され
た音声等の情報の再生を行う磁気テープ再生装置に関す
るものである。
た音声等の情報の再生を行う磁気テープ再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号をディジタル信号に変換
して磁気テープ上に記録再生する高品質音の記録再生装
置の商品化が行われているが、従来のアナログ方式の磁
気テープ記録再生装置に比べ高価であるため、より簡単
な構成で高性能な記録再生装置が望まれている。
して磁気テープ上に記録再生する高品質音の記録再生装
置の商品化が行われているが、従来のアナログ方式の磁
気テープ記録再生装置に比べ高価であるため、より簡単
な構成で高性能な記録再生装置が望まれている。
【0003】以下に、従来の磁気テープ再生装置につい
て説明する。図5は従来例における磁気テープ再生装置
のブロック図である。
て説明する。図5は従来例における磁気テープ再生装置
のブロック図である。
【0004】図5において、30は図示しないFG(周
波数発生器)等により検出されたキャプスタン回転速
度、31はキャプスタン2の回転の目標速度、1は磁気
テープ、2はキャプスタン、3はピンチローラ、4は駆
動回路5によってキャプスタン2を回転させるキャプス
タンモータ、5はキャプスタン2の回転速度30が入力
される目標速度31になるようにキャプスタンモータ4
を駆動する駆動回路、6はキャプスタン2の回転速度3
0と目標速度31との差を取る引算器で、キャプスタン
2の回転速度の検出方法としては、キャプスタンモータ
の逆起電力から検出する方法や回転速度に応じた周波数
を発生させる方法等が用いられる。7はD/A変換器2
0の出力と引算器6の出力とを加算する加算器、8は磁
気テープ1にディジタル信号を記録再生する磁気ヘッ
ド、9は磁気ヘッド8により再生された再生信号をディ
ジタル信号に復調する復調回路、10は復調回路9の出
力から同期信号とアドレス信号とを検出し、基準信号と
の位相誤差を検出する位相誤差検出回路、12は位相誤
差検出回路10で検出された位相誤差を駆動回路5にフ
ィードバックするための所定のゲインを乗じる位相ゲイ
ン乗算回路、20は位相ゲイン乗算回路12のディジタ
ル出力をアナログ電圧に変換するD/A変換器である。
波数発生器)等により検出されたキャプスタン回転速
度、31はキャプスタン2の回転の目標速度、1は磁気
テープ、2はキャプスタン、3はピンチローラ、4は駆
動回路5によってキャプスタン2を回転させるキャプス
タンモータ、5はキャプスタン2の回転速度30が入力
される目標速度31になるようにキャプスタンモータ4
を駆動する駆動回路、6はキャプスタン2の回転速度3
0と目標速度31との差を取る引算器で、キャプスタン
2の回転速度の検出方法としては、キャプスタンモータ
の逆起電力から検出する方法や回転速度に応じた周波数
を発生させる方法等が用いられる。7はD/A変換器2
0の出力と引算器6の出力とを加算する加算器、8は磁
気テープ1にディジタル信号を記録再生する磁気ヘッ
ド、9は磁気ヘッド8により再生された再生信号をディ
ジタル信号に復調する復調回路、10は復調回路9の出
力から同期信号とアドレス信号とを検出し、基準信号と
の位相誤差を検出する位相誤差検出回路、12は位相誤
差検出回路10で検出された位相誤差を駆動回路5にフ
ィードバックするための所定のゲインを乗じる位相ゲイ
ン乗算回路、20は位相ゲイン乗算回路12のディジタ
ル出力をアナログ電圧に変換するD/A変換器である。
【0005】以上のように構成された従来の磁気テープ
再生装置について、以下その動作について説明する。
再生装置について、以下その動作について説明する。
【0006】記録時には、駆動回路5,キャプスタンモ
ータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3,引算器6か
らなる速度制御ループでキャプスタン2が磁気テープ1
の目標速度31に応じた回転速度になるように駆動回路
5に引算器6の出力が入力され、目標速度31とキャプ
スタン回転速度30との誤差がフィードバックされ、駆
動回路5によってキャプスタン2を所定の速度で回転さ
せる。磁気テープ1は、回転するキャプスタン2とピン
チローラ3とによって駆動され走行する。次に、記録さ
れるディジタル信号と前記ディジタル信号の所定の容量
毎に付加された同期信号とアドレス信号とを、変調回路
(図示せず)によって変調し、内部の基準信号に同期さ
せて磁気ヘッド8によって磁気テープ1上に記録する。
ータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3,引算器6か
らなる速度制御ループでキャプスタン2が磁気テープ1
の目標速度31に応じた回転速度になるように駆動回路
5に引算器6の出力が入力され、目標速度31とキャプ
スタン回転速度30との誤差がフィードバックされ、駆
動回路5によってキャプスタン2を所定の速度で回転さ
せる。磁気テープ1は、回転するキャプスタン2とピン
チローラ3とによって駆動され走行する。次に、記録さ
れるディジタル信号と前記ディジタル信号の所定の容量
毎に付加された同期信号とアドレス信号とを、変調回路
(図示せず)によって変調し、内部の基準信号に同期さ
せて磁気ヘッド8によって磁気テープ1上に記録する。
【0007】再生時には、まず、記録時と同様にして駆
動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピ
ンチローラ3,引算器6からなる速度制御ループで駆動
回路5に目標速度31とキャプスタン回転速度30との
誤差をフィードバックし、磁気テープ1を走行させる。
このとき、テープ走行速度は機器によって差があるた
め、再生時のテープ走行速度が記録時のテープ走行速度
に対し誤差を有してしまう。例えば、DCC(ディジタ
ルコンパクトカセット)のフォーマットでは、記録時の
テープ走行速度の偏差は±3%の範囲まで認められてい
る。したがって、再生信号を前記基準信号に同期させて
再生するには、記録時のテープ走行速度になるようにテ
ープ走行速度を調整し、前記再生信号と前記基準信号の
位相を合わせなければならない。
動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン2,ピ
ンチローラ3,引算器6からなる速度制御ループで駆動
回路5に目標速度31とキャプスタン回転速度30との
誤差をフィードバックし、磁気テープ1を走行させる。
このとき、テープ走行速度は機器によって差があるた
め、再生時のテープ走行速度が記録時のテープ走行速度
に対し誤差を有してしまう。例えば、DCC(ディジタ
ルコンパクトカセット)のフォーマットでは、記録時の
テープ走行速度の偏差は±3%の範囲まで認められてい
る。したがって、再生信号を前記基準信号に同期させて
再生するには、記録時のテープ走行速度になるようにテ
ープ走行速度を調整し、前記再生信号と前記基準信号の
位相を合わせなければならない。
【0008】再生時のテープ走行速度を記録時のテープ
走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせ
るためには、まず、磁気ヘッド8で再生されたディジタ
ル信号を復調回路9によってディジタル信号に復調させ
る。位相誤差検出回路10は復調回路9の出力から同期
信号とアドレス信号とを検出し、検出した同期信号ある
いはアドレス信号と基準信号との位相誤差を、十分に高
い周波数のクロックで測定し出力する。
走行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせ
るためには、まず、磁気ヘッド8で再生されたディジタ
ル信号を復調回路9によってディジタル信号に復調させ
る。位相誤差検出回路10は復調回路9の出力から同期
信号とアドレス信号とを検出し、検出した同期信号ある
いはアドレス信号と基準信号との位相誤差を、十分に高
い周波数のクロックで測定し出力する。
【0009】次に、位相ゲイン乗算回路12で位相誤差
検出回路10の出力に所定の位相ゲインを乗算し、D/
A変換器20によりアナログ電圧に変換し加算器7に出
力する。加算器7では引算器6の出力とD/A変換器2
0の出力とを加算し駆動回路5へ入力することによっ
て、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わ
せ、再生信号の位相を基準信号に合わせ磁気テープ1を
記録時の速度で再生する。このようにして、再生時には
再生ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位
相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算
器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタ
ン2,ピンチローラ3,磁気テープ1からなる位相制御
ループにより再生信号の位相を基準信号に同期させて再
生していた。
検出回路10の出力に所定の位相ゲインを乗算し、D/
A変換器20によりアナログ電圧に変換し加算器7に出
力する。加算器7では引算器6の出力とD/A変換器2
0の出力とを加算し駆動回路5へ入力することによっ
て、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速度に合わ
せ、再生信号の位相を基準信号に合わせ磁気テープ1を
記録時の速度で再生する。このようにして、再生時には
再生ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位
相ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算
器7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタ
ン2,ピンチローラ3,磁気テープ1からなる位相制御
ループにより再生信号の位相を基準信号に同期させて再
生していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、テープ走行速度は機器によって差がある
ため、すでに記録がなされている磁気テープ1の途中か
ら新たに記録をする際に、テープ走行速度がすでに記録
をした時に比べ差がある場合や、新たに記録を開始する
位置が磁気テープ1上にすでに記録されたアドレス信号
の位相に対してズレがある場合には、再生時に再生信号
の位相や記録速度が変化するため、再生信号の位相を常
に基準信号に同期させるのが困難となる。特に、すでに
記録した時に比べ新たに記録するときのテープ速度の方
が遅く、かつ、そのときの記録開始位置がすでに記録さ
れたアドレス信号の位相に対して早い位置である場合に
は、キャプスタンモータ4をより速く回転させるように
駆動回路5へのフィードバックがなされてしまうため、
速度誤差がより増大し位相誤差検出回路10の位相検出
の限界を越えてしまうという課題を有していた。
来の構成では、テープ走行速度は機器によって差がある
ため、すでに記録がなされている磁気テープ1の途中か
ら新たに記録をする際に、テープ走行速度がすでに記録
をした時に比べ差がある場合や、新たに記録を開始する
位置が磁気テープ1上にすでに記録されたアドレス信号
の位相に対してズレがある場合には、再生時に再生信号
の位相や記録速度が変化するため、再生信号の位相を常
に基準信号に同期させるのが困難となる。特に、すでに
記録した時に比べ新たに記録するときのテープ速度の方
が遅く、かつ、そのときの記録開始位置がすでに記録さ
れたアドレス信号の位相に対して早い位置である場合に
は、キャプスタンモータ4をより速く回転させるように
駆動回路5へのフィードバックがなされてしまうため、
速度誤差がより増大し位相誤差検出回路10の位相検出
の限界を越えてしまうという課題を有していた。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、簡単な構成で、記録時のテープ走行速度が途中で変
化したり再生信号の位相が途中で変化した磁気テープを
再生する場合においても、位相検出の限界を越える前
に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速
度に合わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に
合わせることができる磁気テープ再生装置を提供するこ
とを目的とする。
で、簡単な構成で、記録時のテープ走行速度が途中で変
化したり再生信号の位相が途中で変化した磁気テープを
再生する場合においても、位相検出の限界を越える前
に、素早く、再生時のテープ走行速度を記録時の走行速
度に合わせ、前記再生信号の位相を前記再生基準信号に
合わせることができる磁気テープ再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気テープ再生装置は、ピンチローラとキャ
プスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号
に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して
記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置
であって、キャプスタンを駆動するキャプスタン駆動手
段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内
部の基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準
信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記
同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、
位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記
位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を
越えたことを検出し、前記基準信号発生手段に位相変化
検出信号を出力する位相変化検出手段と、前記位相誤差
検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算す
る位相ゲイン乗算手段とを備え、前記磁気テープの再生
時に、前記位相変化検出手段により、前記位相誤差検出
手段から出力される前記位相誤差が所定の値よりも大な
ることを検出したなら、前記基準信号発生手段に位相変
化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生され
る同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし
たのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差
に所定の定数を乗算し、前記キャプスタン駆動手段にフ
ィードバックする構成となっている。
に本発明の磁気テープ再生装置は、ピンチローラとキャ
プスタンとにより磁気テープを駆動し、ディジタル信号
に所定の容量毎に同期信号とアドレス信号とを付加して
記録された磁気テープの再生を行う磁気テープ再生装置
であって、キャプスタンを駆動するキャプスタン駆動手
段と、再生したディジタル信号を処理する基準となる内
部の基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準
信号発生手段から出力される基準信号と再生信号の前記
同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差を求め、
位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段と、前記
位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の値を
越えたことを検出し、前記基準信号発生手段に位相変化
検出信号を出力する位相変化検出手段と、前記位相誤差
検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算す
る位相ゲイン乗算手段とを備え、前記磁気テープの再生
時に、前記位相変化検出手段により、前記位相誤差検出
手段から出力される前記位相誤差が所定の値よりも大な
ることを検出したなら、前記基準信号発生手段に位相変
化検出信号を出力し、前記基準信号発生手段を再生され
る同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセットし
たのち、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差
に所定の定数を乗算し、前記キャプスタン駆動手段にフ
ィードバックする構成となっている。
【0013】また、本発明の磁気テープ再生装置は、ピ
ンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動
し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレ
ス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う
磁気テープ再生装置であって、キャプスタンを回転させ
るキャプスタン駆動手段と、再生信号の前記同期信号あ
るいは前記アドレス信号の周期を求め目標周期との差を
速度誤差として出力する速度誤差検出手段と、前記速度
誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数
より大なることを少なくとも2回以上連続して検出した
ときに第1の速度変化検出信号を出力し、前記速度誤差
の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上
連続して検出したときに第2の速度変化検出信号を出力
する速度変化検出手段と、前記速度誤差検出手段から出
力される速度誤差を前記第1の速度変化検出信号に同期
して保持する速度誤差保持手段と、前記速度誤差保持手
段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算する速度
ゲイン乗算手段と、再生したディジタル信号を処理する
基準となる内部の基準信号を出力する基準信号発生手段
と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再
生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位
相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出
手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差
に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段と、前記第
1の速度変化検出信号と第2の速度変化検出信号とに応
じて前記位相ゲイン乗算手段の出力をONあるいはOF
Fする位相誤差出力制御手段と、前記速度ゲイン乗算手
段の出力と前記位相誤差出力制御手段の出力とを加算す
る加算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記
速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の
定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出
したなら、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲ
イン乗算手段の出力をOFFし、前記速度誤差保持手段
により前記速度誤差を保持し、前記速度ゲイン乗算手段
により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に
所定の定数を乗算して前記キャプスタン駆動手段にフィ
ードバックし、その後、前記速度誤差検出手段から出力
される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少な
くとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発
生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号
に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段により
により前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に
所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により
前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段
により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン
乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キ
ャプスタン駆動手段にフィードバックする構成となって
いる。
ンチローラとキャプスタンとにより磁気テープを駆動
し、ディジタル信号に所定の容量毎に同期信号とアドレ
ス信号とを付加して記録された磁気テープの再生を行う
磁気テープ再生装置であって、キャプスタンを回転させ
るキャプスタン駆動手段と、再生信号の前記同期信号あ
るいは前記アドレス信号の周期を求め目標周期との差を
速度誤差として出力する速度誤差検出手段と、前記速度
誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の定数
より大なることを少なくとも2回以上連続して検出した
ときに第1の速度変化検出信号を出力し、前記速度誤差
の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上
連続して検出したときに第2の速度変化検出信号を出力
する速度変化検出手段と、前記速度誤差検出手段から出
力される速度誤差を前記第1の速度変化検出信号に同期
して保持する速度誤差保持手段と、前記速度誤差保持手
段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算する速度
ゲイン乗算手段と、再生したディジタル信号を処理する
基準となる内部の基準信号を出力する基準信号発生手段
と、前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再
生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位
相差を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出
手段と、前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差
に所定の定数を乗算する位相ゲイン乗算手段と、前記第
1の速度変化検出信号と第2の速度変化検出信号とに応
じて前記位相ゲイン乗算手段の出力をONあるいはOF
Fする位相誤差出力制御手段と、前記速度ゲイン乗算手
段の出力と前記位相誤差出力制御手段の出力とを加算す
る加算手段とを備え、前記磁気テープの再生時に、前記
速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第1の
定数より大なることを少なくとも2回以上連続して検出
したなら、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲ
イン乗算手段の出力をOFFし、前記速度誤差保持手段
により前記速度誤差を保持し、前記速度ゲイン乗算手段
により前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に
所定の定数を乗算して前記キャプスタン駆動手段にフィ
ードバックし、その後、前記速度誤差検出手段から出力
される速度誤差の値が第2の定数より小なることを少な
くとも2回以上連続して検出したなら、前記基準信号発
生手段を前記再生される同期信号あるいはアドレス信号
に合わせてリセットし、前記位相ゲイン乗算手段により
により前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に
所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制御手段により
前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、前記加算手段
により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相ゲイン
乗算手段の出力とを加算し、前記加算した出力を前記キ
ャプスタン駆動手段にフィードバックする構成となって
いる。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、再生時に、位相
変化検出手段により位相誤差検出手段から出力される位
相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら基準信号発
生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生
手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わ
せてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力
される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャプスタン駆
動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号
の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位
相が途中で変化したときに、前記キャプスタン駆動手段
へフィードバック開始するときの前記位相誤差は零とな
り、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手段での位
相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走
行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生信号の位
相を前記再生基準信号に合わせることができる。
変化検出手段により位相誤差検出手段から出力される位
相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら基準信号発
生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信号発生
手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号に合わ
せてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段から出力
される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャプスタン駆
動手段にフィードバックするようにしたため、再生信号
の記録時のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位
相が途中で変化したときに、前記キャプスタン駆動手段
へフィードバック開始するときの前記位相誤差は零とな
り、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手段での位
相検出の限界を越える前に、素早く、再生時のテープ走
行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生信号の位
相を前記再生基準信号に合わせることができる。
【0015】また、本発明は上記した構成により、再生
時に、速度変化検出手段により、速度誤差検出手段から
出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを
少なくとも2回以上連続して検出したなら、位相誤差出
力制御手段により位相ゲイン乗算手段の出力をOFF
し、速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、速
度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力
される速度誤差に所定の定数を乗算してキャプスタン駆
動手段にフィードバックし、その後、速度変化検出手段
により、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差
の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上
連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再
生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセ
ットし、前記位相ゲイン乗算手段により前記位相誤差検
出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、
前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手
段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン
乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加
算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段に
フィードバックするようにしたため、再生信号の記録時
のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中
で変化したときに、位相誤差を前記キャプスタン駆動手
段へフィードバック開始するときの速度誤差、位相誤差
を略零とすることができる。
時に、速度変化検出手段により、速度誤差検出手段から
出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを
少なくとも2回以上連続して検出したなら、位相誤差出
力制御手段により位相ゲイン乗算手段の出力をOFF
し、速度誤差保持手段により前記速度誤差を保持し、速
度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保持手段から出力
される速度誤差に所定の定数を乗算してキャプスタン駆
動手段にフィードバックし、その後、速度変化検出手段
により、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差
の値が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上
連続して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再
生される同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセ
ットし、前記位相ゲイン乗算手段により前記位相誤差検
出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、
前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手
段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲイン
乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力とを加
算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手段に
フィードバックするようにしたため、再生信号の記録時
のテープ走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中
で変化したときに、位相誤差を前記キャプスタン駆動手
段へフィードバック開始するときの速度誤差、位相誤差
を略零とすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における磁気
テープ再生装置のブロック図、図2は位相変化検出回路
14の内部構成例のブロック図を示すものである。
テープ再生装置のブロック図、図2は位相変化検出回路
14の内部構成例のブロック図を示すものである。
【0018】図1において、1は磁気テープ、2はキャ
プスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモー
タ、5は駆動回路、6は引算器、7は加算器、8は磁気
ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回路、12
は位相ゲイン乗算回路、20はD/A変換器、30はキ
ャプスタン回転速度、31は目標速度で、これらは従来
例と同様のものである。11は位相変化検出回路14か
ら出力される位相変化検出信号44の立上がりエッジが
入力されたなら、最初のアドレス検出信号43の立上が
りエッジに同期してリセットされ、再生信号の処理を行
う基準となる基準信号を発生する基準信号発生回路、1
4は位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号
41の絶対値と位相誤差比較基準値42とを比較し、位
相誤差信号41の方が所定期間大のときはHレベルを、
位相誤差信号41の方が所定期間小のときにはLレベル
を出力する位相変化検出回路である。
プスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモー
タ、5は駆動回路、6は引算器、7は加算器、8は磁気
ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回路、12
は位相ゲイン乗算回路、20はD/A変換器、30はキ
ャプスタン回転速度、31は目標速度で、これらは従来
例と同様のものである。11は位相変化検出回路14か
ら出力される位相変化検出信号44の立上がりエッジが
入力されたなら、最初のアドレス検出信号43の立上が
りエッジに同期してリセットされ、再生信号の処理を行
う基準となる基準信号を発生する基準信号発生回路、1
4は位相誤差検出回路10から出力される位相誤差信号
41の絶対値と位相誤差比較基準値42とを比較し、位
相誤差信号41の方が所定期間大のときはHレベルを、
位相誤差信号41の方が所定期間小のときにはLレベル
を出力する位相変化検出回路である。
【0019】図2において、41は位相誤差検出回路1
0から出力される位相誤差信号、42は位相誤差比較基
準値で、略一定の速度で記録がなされた磁気テープを磁
気ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相
ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器
7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン
2,ピンチローラ3からなる位相制御ループにより再生
信号の位相を基準信号に同期させて走行させるときに、
負荷変動によるテープ走行速度の変化によっておこる位
相誤差信号41の変動幅の上限よりも大きい値が設定さ
れる。101は位相誤差信号41の絶対値と位相誤差比
較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方が大の
ときはHレベルを、位相誤差信号41の方が小のときに
はLレベルを出力する比較器、102は比較器101の
出力信号がLレベルのときにクリアされ、比較器101
の出力信号がHレベルのときにアドレス検出信号43の
立上がりエッジを計数し、少なくとも2以上の所定数に
なったときにHレベルを、それ以下のときにLレベルを
位相変化検出信号44として出力する第1のカウンタで
ある。
0から出力される位相誤差信号、42は位相誤差比較基
準値で、略一定の速度で記録がなされた磁気テープを磁
気ヘッド8,復調回路9,位相誤差検出回路10,位相
ゲイン乗算回路12,D/A変換器20,第1の加算器
7,駆動回路5,キャプスタンモータ4,キャプスタン
2,ピンチローラ3からなる位相制御ループにより再生
信号の位相を基準信号に同期させて走行させるときに、
負荷変動によるテープ走行速度の変化によっておこる位
相誤差信号41の変動幅の上限よりも大きい値が設定さ
れる。101は位相誤差信号41の絶対値と位相誤差比
較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方が大の
ときはHレベルを、位相誤差信号41の方が小のときに
はLレベルを出力する比較器、102は比較器101の
出力信号がLレベルのときにクリアされ、比較器101
の出力信号がHレベルのときにアドレス検出信号43の
立上がりエッジを計数し、少なくとも2以上の所定数に
なったときにHレベルを、それ以下のときにLレベルを
位相変化検出信号44として出力する第1のカウンタで
ある。
【0020】以上のように構成された本実施例の磁気テ
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
【0021】再生時は、再生ヘッド8,復調回路9,位
相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A
変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタ
ンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる
位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相
を基準信号に同期させて走行する。このとき、磁気ヘッ
ド8で再生された再生信号は復調回路9によってディジ
タルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10によ
り、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出
し、アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に高い
周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41として出
力され、位相変化検出回路14により、位相誤差検出回
路10から出力される位相誤差信号41の絶対値と位相
誤差比較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方
が所定期間大なるときはHレベルを、位相誤差信号41
の方が所定期間小なるときにはLレベルを出力する。
相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A
変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタ
ンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる
位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相
を基準信号に同期させて走行する。このとき、磁気ヘッ
ド8で再生された再生信号は復調回路9によってディジ
タルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10によ
り、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出
し、アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に高い
周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41として出
力され、位相変化検出回路14により、位相誤差検出回
路10から出力される位相誤差信号41の絶対値と位相
誤差比較基準値42とを比較し、位相誤差信号41の方
が所定期間大なるときはHレベルを、位相誤差信号41
の方が所定期間小なるときにはLレベルを出力する。
【0022】再生信号の記録速度と位相が変化したと
き、位相変化検出信号44がLレベルであれば位相誤差
の絶対値が低いため、速度が変化していても位相誤差検
出回路10による位相誤差検出範囲をオーバーする前に
前記位相制御ループによりテープ走行速度を記録時の走
行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせる
ことができる。
き、位相変化検出信号44がLレベルであれば位相誤差
の絶対値が低いため、速度が変化していても位相誤差検
出回路10による位相誤差検出範囲をオーバーする前に
前記位相制御ループによりテープ走行速度を記録時の走
行速度に合わせ、再生信号の位相を基準信号に合わせる
ことができる。
【0023】位相変化検出信号44がHレベルであれ
ば、基準信号発生回路11では、位相変化検出信号44
の立上がりエッジが入力されたなら、最初のアドレス検
出信号43の立上がりエッジに同期してリセットした基
準信号を出力する。このときの基準信号とアドレス信号
との位相誤差は零になる。
ば、基準信号発生回路11では、位相変化検出信号44
の立上がりエッジが入力されたなら、最初のアドレス検
出信号43の立上がりエッジに同期してリセットした基
準信号を出力する。このときの基準信号とアドレス信号
との位相誤差は零になる。
【0024】したがって、位相ゲイン乗算回路12によ
り位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し、その
結果をD/A変換器20を介して第1の加算器7に入力
し、駆動回路5へフィードバックすることにより、位相
誤差検出回路10での位相検出の限界を越える前に、再
生信号の位相を基準信号に合わせるように制御される。
り位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し、その
結果をD/A変換器20を介して第1の加算器7に入力
し、駆動回路5へフィードバックすることにより、位相
誤差検出回路10での位相検出の限界を越える前に、再
生信号の位相を基準信号に合わせるように制御される。
【0025】以上のように本実施例によれば、再生時
に、位相変化検出回路14により位相誤差検出回路10
から出力される位相誤差信号41が位相誤差比較基準値
42を越えたこと検出したなら、位相変化検出信号44
を出力して基準信号発生回路11を再生される同期信号
あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、位
相誤差信号41に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフ
ィードバックするため、駆動回路5へフィードバック開
始するときの位相誤差は零となり、位相誤差検出回路1
0での位相検出の限界を越える前に、素早く、テープ走
行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を
基準信号に合わせることができる。
に、位相変化検出回路14により位相誤差検出回路10
から出力される位相誤差信号41が位相誤差比較基準値
42を越えたこと検出したなら、位相変化検出信号44
を出力して基準信号発生回路11を再生される同期信号
あるいはアドレス信号に合わせてリセットしたのち、位
相誤差信号41に所定の定数を乗算し、駆動回路5にフ
ィードバックするため、駆動回路5へフィードバック開
始するときの位相誤差は零となり、位相誤差検出回路1
0での位相検出の限界を越える前に、素早く、テープ走
行速度を記録時の走行速度に合わせ、再生信号の位相を
基準信号に合わせることができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について述べ
る。図3は本発明の第2の実施例における磁気テープ再
生装置のブロック図、図4は速度変化検出回路15の内
部構成例のブロック図を示すものである。
る。図3は本発明の第2の実施例における磁気テープ再
生装置のブロック図、図4は速度変化検出回路15の内
部構成例のブロック図を示すものである。
【0027】図3において、1は磁気テープ、2はキャ
プスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモー
タ、5は駆動回路、6は引算器、7は第1の加算器、8
は磁気ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回
路、11は基準信号発生回路、12は位相ゲイン乗算回
路、18は切換スイッチ、20はD/A変換器、30は
キャプスタン回転速度、31は目標速度であり、これら
は第1の実施例と同様のものである。13はアドレス信
号の周期を外部の十分に高い周波数のクロックでカウン
トすることにより検出し、目標周期との差を求め速度誤
差信号45として出力する速度誤差検出回路、15は速
度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号45の
値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少
なくとも2回以上連続して検出したときにLレベルを出
力し、速度誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準
値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検
出したときにHレベルを出力する速度変化検出回路、1
6は速度変化検出回路15の出力信号の立下がりエッジ
で速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号4
5の値を保持するラッチ回路、17は速度誤差検出回路
13で検出された速度誤差を駆動回路5にフィードバッ
クするためのゲインを乗じる速度ゲイン乗算回路、18
は位相ゲイン乗算回路12の出力を速度変化検出回路1
5の出力がLレベルのときにOFFし、Hレベルの時に
ONする切換スイッチ、19は速度ゲイン乗算回路17
の出力と切換スイッチ18がONのときに出力される位
相ゲイン乗算回路12の出力とを加算する第2の加算器
である。
プスタン、3はピンチローラ、4はキャプスタンモー
タ、5は駆動回路、6は引算器、7は第1の加算器、8
は磁気ヘッド、9は復調回路、10は位相誤差検出回
路、11は基準信号発生回路、12は位相ゲイン乗算回
路、18は切換スイッチ、20はD/A変換器、30は
キャプスタン回転速度、31は目標速度であり、これら
は第1の実施例と同様のものである。13はアドレス信
号の周期を外部の十分に高い周波数のクロックでカウン
トすることにより検出し、目標周期との差を求め速度誤
差信号45として出力する速度誤差検出回路、15は速
度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号45の
値が第1の速度誤差比較基準値46より大なることを少
なくとも2回以上連続して検出したときにLレベルを出
力し、速度誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準
値47より小なることを少なくとも2回以上連続して検
出したときにHレベルを出力する速度変化検出回路、1
6は速度変化検出回路15の出力信号の立下がりエッジ
で速度誤差検出回路13から出力される速度誤差信号4
5の値を保持するラッチ回路、17は速度誤差検出回路
13で検出された速度誤差を駆動回路5にフィードバッ
クするためのゲインを乗じる速度ゲイン乗算回路、18
は位相ゲイン乗算回路12の出力を速度変化検出回路1
5の出力がLレベルのときにOFFし、Hレベルの時に
ONする切換スイッチ、19は速度ゲイン乗算回路17
の出力と切換スイッチ18がONのときに出力される位
相ゲイン乗算回路12の出力とを加算する第2の加算器
である。
【0028】図4において、45は速度誤差検出回路1
3から出力される速度誤差信号、46は第1の速度誤差
比較基準値で、第2の速度誤差比較基準値47より大き
く、かつ、速度誤差検出回路13で検出可能な最大の速
度誤差よりも小さい値が設定される。47は第2の速度
誤差比較基準値で、速度誤差検出回路13の速度誤差の
検出分解能より大きく、かつ、第1の速度誤差比較基準
値46よりも小さい値が設定される。201は速度誤差
信号45の絶対値と第1の速度誤差比較基準値46とを
比較し、速度誤差信号45の方が小さいときはLレベル
を大きいときはHレベルを出力する第2の比較器、20
2は第2の比較器201の出力がLレベルのときクリア
され、第3のカウンタ204の出力がHレベルで、か
つ、第2の比較器201の出力がHレベルのとき、アド
レス検出信号43の立上がりエッジを計数し、少なくと
も2以上の所定数になったときにHレベルを、それ以下
のときにLレベルを出力する第2のカウンタである。2
03は速度誤差信号45の絶対値と第2の速度誤差比較
基準値47とを比較し、速度誤差信号45の方が大きい
ときはLレベルを小さいときはHレベルを出力する第3
の比較器、204は第3の比較器203の出力がLレベ
ルのときクリアされ、第2のカウンタ202の出力がH
レベルで、かつ、第3の比較器203の出力がHレベル
のとき、アドレス検出信号43の立上がりエッジを計数
し、少なくとも2以上の所定数になったときにHレベル
を、それ以下のときにLレベルを出力する第3のカウン
タである。205は第2のカウンタ202の出力がHレ
ベルの時に出力がLレベルにセットされ、第3のカウン
タ204の出力がHレベルの時に出力がHレベルにリセ
ットされるフリップ・フロップであり、速度誤差信号4
5の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なること
を少なくとも2回以上連続して検出したときにLレベル
を出力する。また、速度誤差信号45の値が第2の速度
誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以
上連続して検出したときにHレベルを出力する。このよ
うにして、再生中に再生信号の記録速度が確実に変化し
たことを検出できる。
3から出力される速度誤差信号、46は第1の速度誤差
比較基準値で、第2の速度誤差比較基準値47より大き
く、かつ、速度誤差検出回路13で検出可能な最大の速
度誤差よりも小さい値が設定される。47は第2の速度
誤差比較基準値で、速度誤差検出回路13の速度誤差の
検出分解能より大きく、かつ、第1の速度誤差比較基準
値46よりも小さい値が設定される。201は速度誤差
信号45の絶対値と第1の速度誤差比較基準値46とを
比較し、速度誤差信号45の方が小さいときはLレベル
を大きいときはHレベルを出力する第2の比較器、20
2は第2の比較器201の出力がLレベルのときクリア
され、第3のカウンタ204の出力がHレベルで、か
つ、第2の比較器201の出力がHレベルのとき、アド
レス検出信号43の立上がりエッジを計数し、少なくと
も2以上の所定数になったときにHレベルを、それ以下
のときにLレベルを出力する第2のカウンタである。2
03は速度誤差信号45の絶対値と第2の速度誤差比較
基準値47とを比較し、速度誤差信号45の方が大きい
ときはLレベルを小さいときはHレベルを出力する第3
の比較器、204は第3の比較器203の出力がLレベ
ルのときクリアされ、第2のカウンタ202の出力がH
レベルで、かつ、第3の比較器203の出力がHレベル
のとき、アドレス検出信号43の立上がりエッジを計数
し、少なくとも2以上の所定数になったときにHレベル
を、それ以下のときにLレベルを出力する第3のカウン
タである。205は第2のカウンタ202の出力がHレ
ベルの時に出力がLレベルにセットされ、第3のカウン
タ204の出力がHレベルの時に出力がHレベルにリセ
ットされるフリップ・フロップであり、速度誤差信号4
5の値が第1の速度誤差比較基準値46より大なること
を少なくとも2回以上連続して検出したときにLレベル
を出力する。また、速度誤差信号45の値が第2の速度
誤差比較基準値47より小なることを少なくとも2回以
上連続して検出したときにHレベルを出力する。このよ
うにして、再生中に再生信号の記録速度が確実に変化し
たことを検出できる。
【0029】以上のように構成された本実施例の磁気テ
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
ープ再生装置について、以下その動作について説明す
る。
【0030】再生時は、再生ヘッド8,復調回路9,位
相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A
変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタ
ンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる
位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相
を基準信号に同期させて走行する。ここで、磁気ヘッド
8で再生された再生信号は復調回路9によってディジタ
ルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10によ
り、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出
し、前記アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に
高い周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41とし
て出力する。また、速度誤差検出回路13により、前記
アドレス信号の周期を外部の十分に高い周波数のクロッ
クでカウントすることにより検出し、目標周期との差を
求め速度誤差信号45として出力する。つぎに、速度変
化検出回路15により、速度誤差検出回路13から出力
される速度誤差信号45と第1の速度誤差比較基準値4
6、および、速度誤差信号45と第2の速度誤差比較基
準値47の比較を行い、速度誤差信号45の値が第1の
速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2
回以上連続して検出したときにLレベルを出力し、速度
誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準値47より
小なることを少なくとも2回以上連続して検出したとき
にHレベルを出力する。
相誤差検出回路10,位相ゲイン乗算回路12,D/A
変換器20,第1の加算器7,駆動回路5,キャプスタ
ンモータ4,キャプスタン2,ピンチローラ3からなる
位相制御ループにより、磁気テープ1は再生信号の位相
を基準信号に同期させて走行する。ここで、磁気ヘッド
8で再生された再生信号は復調回路9によってディジタ
ルの再生信号に復調され、位相誤差検出回路10によ
り、再生信号から同期信号あるいはアドレス信号を検出
し、前記アドレス信号と基準信号との位相誤差を十分に
高い周波数のクロックで測定し、位相誤差信号41とし
て出力する。また、速度誤差検出回路13により、前記
アドレス信号の周期を外部の十分に高い周波数のクロッ
クでカウントすることにより検出し、目標周期との差を
求め速度誤差信号45として出力する。つぎに、速度変
化検出回路15により、速度誤差検出回路13から出力
される速度誤差信号45と第1の速度誤差比較基準値4
6、および、速度誤差信号45と第2の速度誤差比較基
準値47の比較を行い、速度誤差信号45の値が第1の
速度誤差比較基準値46より大なることを少なくとも2
回以上連続して検出したときにLレベルを出力し、速度
誤差信号45の値が第2の速度誤差比較基準値47より
小なることを少なくとも2回以上連続して検出したとき
にHレベルを出力する。
【0031】再生中に再生信号の記録速度と位相が変化
したとき、速度変化検出回路15の出力信号がHレベル
であれば、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路
12の出力をONし、駆動回路5にフィードバックす
る。速度変化検出回路15の出力信号がHレベルのとき
は、前記速度誤差の絶対値が低い状態であるため、速度
誤差信号45をフィードバックすることなく位相誤差信
号41のみを駆動回路5にフィードバックするだけで、
位相誤差検出回路10による位相誤差検出範囲をオーバ
ーする前に再生信号の位相を基準信号に合わせることが
できる。
したとき、速度変化検出回路15の出力信号がHレベル
であれば、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回路
12の出力をONし、駆動回路5にフィードバックす
る。速度変化検出回路15の出力信号がHレベルのとき
は、前記速度誤差の絶対値が低い状態であるため、速度
誤差信号45をフィードバックすることなく位相誤差信
号41のみを駆動回路5にフィードバックするだけで、
位相誤差検出回路10による位相誤差検出範囲をオーバ
ーする前に再生信号の位相を基準信号に合わせることが
できる。
【0032】速度変化検出回路15の出力信号がLレベ
ルになると、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回
路12の出力はOFFされる。ラッチ回路16に速度変
化検出回路15の出力信号の立下がりエッジが入力され
たなら、ラッチ回路16により速度誤差信号45が保持
され、速度ゲイン乗算回路17によりラッチ回路16に
保持された前記速度誤差に所定の定数を乗算し、第2の
加算器19、D/A変換器20、第1の加算器7を介し
て駆動回路5にフィードバックされ、キャプスタン2,
引算器6,駆動回路5,キャプスタンモータ4からなる
速度制御ループに、ラッチ回路16,速度ゲイン乗算回
路17,D/A変換器20からなる速度オフセット項が
第1の加算器7を介して加算され、前記速度誤差が略零
になるように制御される。次に、速度変化検出回路15
の出力信号がHレベルになり、基準信号発生回路11に
速度変化検出回路15の出力信号の立上がりエッジが入
力されたなら、基準信号発生回路11は最初のアドレス
検出信号43の立上がりエッジに同期してリセットした
のち基準信号を出力する。したがって、このときの前記
基準信号と前記アドレス信号との位相誤差は零になる。
また、切換スイッチ18に速度変化検出回路15の出力
信号がHレベルで入力されると、位相ゲイン乗算回路1
2の出力はONされる。一方、位相ゲイン乗算回路12
では、位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し出
力する。次に、第2の加算器19により、速度ゲイン乗
算回路17の出力とスイッチ18を介した位相ゲイン乗
算回路12の出力とを加算し、D/A変換器20を介し
て第1の加算器7に入力し、駆動回路5へフィードバッ
クする。このとき前記速度誤差と前記位相誤差は略零と
なり、安定に、再生信号の位相を基準信号に合わせるよ
うに制御できる。
ルになると、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回
路12の出力はOFFされる。ラッチ回路16に速度変
化検出回路15の出力信号の立下がりエッジが入力され
たなら、ラッチ回路16により速度誤差信号45が保持
され、速度ゲイン乗算回路17によりラッチ回路16に
保持された前記速度誤差に所定の定数を乗算し、第2の
加算器19、D/A変換器20、第1の加算器7を介し
て駆動回路5にフィードバックされ、キャプスタン2,
引算器6,駆動回路5,キャプスタンモータ4からなる
速度制御ループに、ラッチ回路16,速度ゲイン乗算回
路17,D/A変換器20からなる速度オフセット項が
第1の加算器7を介して加算され、前記速度誤差が略零
になるように制御される。次に、速度変化検出回路15
の出力信号がHレベルになり、基準信号発生回路11に
速度変化検出回路15の出力信号の立上がりエッジが入
力されたなら、基準信号発生回路11は最初のアドレス
検出信号43の立上がりエッジに同期してリセットした
のち基準信号を出力する。したがって、このときの前記
基準信号と前記アドレス信号との位相誤差は零になる。
また、切換スイッチ18に速度変化検出回路15の出力
信号がHレベルで入力されると、位相ゲイン乗算回路1
2の出力はONされる。一方、位相ゲイン乗算回路12
では、位相誤差信号41に所定の位相ゲインを乗算し出
力する。次に、第2の加算器19により、速度ゲイン乗
算回路17の出力とスイッチ18を介した位相ゲイン乗
算回路12の出力とを加算し、D/A変換器20を介し
て第1の加算器7に入力し、駆動回路5へフィードバッ
クする。このとき前記速度誤差と前記位相誤差は略零と
なり、安定に、再生信号の位相を基準信号に合わせるよ
うに制御できる。
【0033】以上のように本実施例によれば、再生時
に、速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路1
3から出力される速度誤差の値が第1の速度誤差比較基
準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して
検出したなら、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算
回路12の出力をOFFし、ラッチ回路16により速度
誤差信号45を保持し、速度ゲイン乗算回路17により
ラッチ回路16の出力に所定の定数を乗算して駆動回路
5にフィードバックして速度誤差を略零にし、その後、
速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路13か
ら出力される速度誤差の値が第2の速度誤差比較基準値
47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出
したなら、基準信号発生回路11をアドレス信号に合わ
せてリセットし、位相ゲイン乗算回路12により位相誤
差検出回路10から出力される位相誤差信号に所定の定
数を乗算し、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回
路12の出力をONし、第2の加算回路19により速度
ゲイン乗算回路17の出力と前記位相ゲイン乗算回路1
2の出力とを加算し、その結果を駆動回路5にフィード
バックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ
走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化し
たときに、前記位相誤差を駆動回路5へフィードバック
開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることが
できる。
に、速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路1
3から出力される速度誤差の値が第1の速度誤差比較基
準値46より大なることを少なくとも2回以上連続して
検出したなら、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算
回路12の出力をOFFし、ラッチ回路16により速度
誤差信号45を保持し、速度ゲイン乗算回路17により
ラッチ回路16の出力に所定の定数を乗算して駆動回路
5にフィードバックして速度誤差を略零にし、その後、
速度変化検出回路15により、速度誤差検出回路13か
ら出力される速度誤差の値が第2の速度誤差比較基準値
47より小なることを少なくとも2回以上連続して検出
したなら、基準信号発生回路11をアドレス信号に合わ
せてリセットし、位相ゲイン乗算回路12により位相誤
差検出回路10から出力される位相誤差信号に所定の定
数を乗算し、切換スイッチ18により位相ゲイン乗算回
路12の出力をONし、第2の加算回路19により速度
ゲイン乗算回路17の出力と前記位相ゲイン乗算回路1
2の出力とを加算し、その結果を駆動回路5にフィード
バックするようにしたため、再生信号の記録時のテープ
走行速度が途中で変化し再生信号の位相が途中で変化し
たときに、前記位相誤差を駆動回路5へフィードバック
開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、再生
時に、位相変化検出手段により位相誤差検出手段から出
力される位相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら
基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基
準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス
信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手
段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャ
プスタン駆動手段にフィードバックするようにしたた
め、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し
再生信号の位相が途中で変化すれば、前記キャプスタン
駆動手段へフィードバック開始するときの前記位相誤差
は零となり、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手
段での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時の
テープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生
信号の位相を前記再生基準信号に合わせることができ
る。
時に、位相変化検出手段により位相誤差検出手段から出
力される位相誤差が所定の値を越えたこと検出したなら
基準信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基
準信号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス
信号に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手
段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、キャ
プスタン駆動手段にフィードバックするようにしたた
め、再生信号の記録時のテープ走行速度が途中で変化し
再生信号の位相が途中で変化すれば、前記キャプスタン
駆動手段へフィードバック開始するときの前記位相誤差
は零となり、前記再生信号の位相誤差が位相誤差検出手
段での位相検出の限界を越える前に、素早く、再生時の
テープ走行速度を記録時の走行速度に合わせ、前記再生
信号の位相を前記再生基準信号に合わせることができ
る。
【0035】また、本発明は、再生時に、速度変化検出
手段により、速度誤差検出手段から出力される速度誤差
の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上
連続して検出したなら、位相誤差出力制御手段により位
相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、速度誤差保持手段
により前記速度誤差を保持し、速度ゲイン乗算手段によ
り前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定
の定数を乗算してキャプスタン駆動手段にフィードバッ
クし、その後、速度変化検出手段により、前記速度誤差
検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より
小なることを少なくとも2回以上連続して検出したな
ら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あ
るいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲ
イン乗算手段により前記位相誤差検出手段から出力され
る位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制
御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、
前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前
記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した
出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックする
ようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が
途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、
位相誤差を前記キャプスタン駆動手段へフィードバック
開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることが
できる。
手段により、速度誤差検出手段から出力される速度誤差
の値が第1の定数より大なることを少なくとも2回以上
連続して検出したなら、位相誤差出力制御手段により位
相ゲイン乗算手段の出力をOFFし、速度誤差保持手段
により前記速度誤差を保持し、速度ゲイン乗算手段によ
り前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定
の定数を乗算してキャプスタン駆動手段にフィードバッ
クし、その後、速度変化検出手段により、前記速度誤差
検出手段から出力される速度誤差の値が第2の定数より
小なることを少なくとも2回以上連続して検出したな
ら、前記基準信号発生手段を前記再生される同期信号あ
るいはアドレス信号に合わせてリセットし、前記位相ゲ
イン乗算手段により前記位相誤差検出手段から出力され
る位相誤差に所定の定数を乗算し、前記位相誤差出力制
御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力をONし、
前記加算手段により前記速度ゲイン乗算手段の出力と前
記位相ゲイン乗算手段の出力とを加算し、前記加算した
出力を前記キャプスタン駆動手段にフィードバックする
ようにしたため、再生信号の記録時のテープ走行速度が
途中で変化し再生信号の位相が途中で変化したときに、
位相誤差を前記キャプスタン駆動手段へフィードバック
開始するときの速度誤差、位相誤差を略零とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気テープ再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における位相変化検出回路の内
部構成例を示すブロック図
部構成例を示すブロック図
【図3】本発明の第2の実施例における磁気テープ再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例における速度変化検出回路の内
部構成例を示すブロック図
部構成例を示すブロック図
【図5】従来例における磁気テープ再生装置の構成を示
すブロック図
すブロック図
1 磁気テープ 2 キャプスタン 3 ピンチローラ 4 キャプスタンモータ 5 駆動回路 6 引算器 7 第1の加算器 8 磁気ヘッド 9 復調回路 10 位相誤差検出回路 11 基準信号発生回路 12 位相ゲイン乗算回路 13 速度誤差検出回路 14 位相変化検出回路 15 速度変化検出回路 16 ラッチ回路 17 速度ゲイン乗算回路 18 切換スイッチ 19 第2の加算器 20 D/A変換器
Claims (2)
- 【請求項1】 ピンチローラとキャプスタンとにより磁
気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同
期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テー
プの再生を行う磁気テープ再生装置であって、 前記キャプスタンを駆動するキャプスタン駆動手段と、 再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基
準信号を発生する基準信号発生手段と、 前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信
号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差
を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段
と、 前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差が所定の
値を越えたことを検出し、前記基準信号発生手段に位相
変化検出信号を出力する位相変化検出手段と、 前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の
定数を乗算する位相ゲイン乗算手段とを備え、 前記磁気テープの再生時に、前記位相変化検出手段によ
り、前記位相誤差検出手段から出力される前記位相誤差
が所定の値よりも大なることを検出したなら、前記基準
信号発生手段に位相変化検出信号を出力し、前記基準信
号発生手段を再生される同期信号あるいはアドレス信号
に合わせてリセットしたのち、前記位相誤差検出手段か
ら出力される位相誤差に所定の定数を乗算し、前記キャ
プスタン駆動手段にフィードバックするようにした磁気
テープ再生装置。 - 【請求項2】 ピンチローラとキャプスタンとにより磁
気テープを駆動し、ディジタル信号に所定の容量毎に同
期信号とアドレス信号とを付加して記録された磁気テー
プの再生を行う磁気テープ再生装置であって、 前記キャプスタンを回転させるキャプスタン駆動手段
と、 再生信号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号の周
期を求め目標周期との差を速度誤差として出力する速度
誤差検出手段と、 前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値が第
1の定数より大なることを少なくとも2回以上連続して
検出したときに第1の速度変化検出信号を出力し、前記
速度誤差の値が第2の定数より小なることを少なくとも
2回以上連続して検出したときに第2の速度変化検出信
号を出力する速度変化検出手段と、 前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差を前記第
1の速度変化検出信号に同期して保持する速度誤差保持
手段と、 前記速度誤差保持手段から出力される速度誤差に所定の
定数を乗算する速度ゲイン乗算手段と、 再生したディジタル信号を処理する基準となる内部の基
準信号を出力する基準信号発生手段と、 前記基準信号発生手段から出力される基準信号と再生信
号の前記同期信号あるいは前記アドレス信号との位相差
を求め、位相誤差信号として出力する位相誤差検出手段
と、 前記位相誤差検出手段から出力される位相誤差に所定の
定数を乗算する位相ゲイン乗算手段と、 前記第1の速度変化検出信号と第2の速度変化検出信号
とに応じて前記位相ゲイン乗算手段の出力をONあるい
はOFFする位相誤差出力制御手段と、 前記速度ゲイン乗算手段の出力と前記位相誤差出力制御
手段の出力とを加算する加算手段とを備え、 前記磁気テープの再生時に、前記速度誤差検出手段から
出力される速度誤差の値が第1の定数より大なることを
少なくとも2回以上連続して検出したなら、前記位相誤
差出力制御手段により前記位相ゲイン乗算手段の出力を
OFFし、前記速度誤差保持手段により前記速度誤差を
保持し、前記速度ゲイン乗算手段により前記速度誤差保
持手段から出力される速度誤差に所定の定数を乗算して
前記キャプスタン駆動手段にフィードバックし、その
後、前記速度誤差検出手段から出力される速度誤差の値
が第2の定数より小なることを少なくとも2回以上連続
して検出したなら、前記基準信号発生手段を前記再生さ
れる同期信号あるいはアドレス信号に合わせてリセット
し、前記位相ゲイン乗算手段によりにより前記位相誤差
検出手段から出力される位相誤差に所定の定数を乗算
し、前記位相誤差出力制御手段により前記位相ゲイン乗
算手段の出力をONし、前記加算手段により前記速度ゲ
イン乗算手段の出力と前記位相ゲイン乗算手段の出力と
を加算し、前記加算した出力を前記キャプスタン駆動手
段にフィードバックするようにした磁気テープ再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221797A JPH0778382A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 磁気テープ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221797A JPH0778382A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 磁気テープ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0778382A true JPH0778382A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16772353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5221797A Pending JPH0778382A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 磁気テープ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778382A (ja) |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221797A patent/JPH0778382A/ja active Pending
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