JPH0844968A - 防災表示装置 - Google Patents

防災表示装置

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JPH0844968A
JPH0844968A JP17627494A JP17627494A JPH0844968A JP H0844968 A JPH0844968 A JP H0844968A JP 17627494 A JP17627494 A JP 17627494A JP 17627494 A JP17627494 A JP 17627494A JP H0844968 A JPH0844968 A JP H0844968A
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正道 菊池
Naoya Matsuoka
直哉 松岡
Toru Kashiwagi
亨 柏木
Kumiko Ando
久美子 安藤
Toshi Kataoka
才 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ感知器からのアナログデータを記憶
して、表示する防災表示装置において、イベントが発生
したアナログ感知器同士の時間的前後関係を容易に確認
することができるようにする。 【構成】 アナログ感知器からのアナログデータを、注
意表示レベル以上になった時の発生時刻から履歴情報テ
ーブルに記録を開始すると共に継続してアナログデータ
を蓄積する。そして、「履歴一覧」を表示させる指示に
より、イベントの発生したアナログ感知器でイベントの
発生時刻の最新のものが一番上に表示されるように履歴
情報テーブルのデータを発生時刻順に並べ替えると共に
必要な情報を履歴情報テーブル及びハードディスク装置
から取り出して発生一覧表を示す「履歴データ」を表示
する。更にこの「履歴データ」の中のアナログ感知器の
情報で、所望のものを選択すると、選択されたアナログ
感知器の詳細情報及び蓄積されている履歴アナログデー
タのトレンドグラフを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ感知器からの
アナログデータを記憶して、表示する防災表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災発生等のイベントの発生をC
RT等のディスプレイによって利用者に知らせる防災表
示装置がある。この防災表示装置には、例えば特開平3
−196293号公報に開示されているように、アナロ
グ感知器から出力されるアナログデータを、所定レベル
以上になったとき(イベント発生時刻)から蓄積を開始
するとともに、ディスプレイ上の地図画面に表示された
アナログ感知器の座標をポインティングデバイスによっ
て入力することで、そのアナログ感知器の出力の履歴表
示を行うものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の防災表示装置にあっては、ディスプレイ上の地図画
面に表示されたアナログ感知器を選択することで、その
アナログ感知器からのアナログデータを履歴表示できる
が、火災発報、注意表示等のイベントの発生したアナロ
グ感知器同士での時間的前後関係が分からないので、イ
ベントが発生してからの流れを把握できないという問題
点がある。
【0004】そこで本発明は、イベントが発生したアナ
ログ感知器同士での時間的前後関係を容易に確認するこ
とができる防災表示装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明による防災表示装置は、アナログ感
知器からのアナログデータを記憶して、表示する防災表
示装置において、アナログ感知器からのアナログデータ
が所定レベル以上になったときのイベント発生時刻から
アナログデータの記録を開始すると共に継続して蓄積
し、また、少なくとも前記アナログ感知器のイベント発
生時刻及び該アナログ感知器を特定するハード番号を記
録する記録手段と、アナログ感知器の詳細情報を記憶す
る記憶手段と、アナログ感知器の発生一覧表の表示を指
示する操作による開始情報を入力すると、イベントの発
生したアナログ感知器でイベントの発生時刻の最新のも
のを一番上に表示するように前記記録手段のデータを発
生時刻順に並べ替えると共に必要な情報を前記記録手段
及び前記記憶手段から取り出して発生一覧表を表示する
表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、表示している発生一覧表の中のアナロ
グ感知器の情報のいずれかを選択する選択情報を入力す
ると、選択されたアナログ感知器の情報を前記記録手段
及び前記記憶手段から取り出して詳細情報を表示するよ
うにしても良い。例えば請求項3記載のように、表示し
ている発生一覧表を示す履歴データの中のアナログ感知
器の情報のいずれかを選択する選択情報を入力すると、
選択されたアナログ感知器の蓄積された履歴アナログデ
ータを前記記録手段から取り出してトレンドグラフを表
示するようにしても良い。例えば請求項4記載のよう
に、前記トレンドグラフを表示する際に、選択されたア
ナログ感知器の熱、煙等の種別を前記記憶手段に記憶さ
れた詳細情報から確認し、この結果に基づいて単位を切
り替えるようにしても良い。
【0007】
【作用】本発明では、アナログ感知器からのアナログデ
ータが、火災発報レベル、注意表示レベル等の所定レベ
ル以上になったときのイベント発生時刻から継続して蓄
積され、操作者がアナログ感知器の発生一覧表を示す
「履歴データ」の表示を指示する操作を行うと、イベン
トの発生したアナログ感知器でイベントの発生時刻の最
新のものが一番上に表示されるように記録手段のデータ
が発生時刻順に並び替えられると共に、アナログ感知器
が設置されたフロア名称、アナログ感知器の種別(熱、
煙)および文字データ等の必要な情報が記憶手段から取
り出され、これらによって発生一覧表を示す「履歴デー
タ」が表示される。
【0008】また、操作者が、この表示されている発生
一覧表を示す「履歴データ」の中のアナログ感知器の情
報で、詳細情報および蓄積されている履歴アナログデー
タのトレンドグラフを表示させたいアナログ感知器の情
報を選択する操作例えばそのアナログ感知器の情報の表
示部分をマウスで座標入力操作を行うと、選択されたア
ナログ感知器の情報が記録手段および記憶手段から取り
出され、これによって詳細情報と履歴アナログデータに
基づくトレンドグラフが表示される。トレンドグラフの
表示では、アナログ感知器の種別に応じて単位([%/
m]または[℃])が自動的に切り替えられて表示され
る。
【0009】したがって、発生一覧表を示す「履歴デー
タ」によって、イベントの発生したアナログ感知器同士
での時間的前後関係が一目瞭然に分かるので、イベント
が発生してからの流れを容易に把握することができる。
また、発生一覧表を示す「履歴データ」を確認するだけ
で、イベントが発生したアナログ感知器同士の状況を認
識できるので、湯気やタバコの煙等の非火災要因による
イベント発生か、真の火災によるイベント発生かを短時
間で正確に把握することができる。また、発生一覧表を
示す「履歴データ」において、イベントの発生時刻の最
新のものが一番上に表示されるので、オーバー表示にな
ってもスクロールすることなく常に最新の情報を確認す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 A.防災システムの構成 (a)全体の構成 図1は本発明に係わる防災表示装置の一実施例を適用し
た防災システムの構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1〜6の各々は感知器であり、詳しくは1、2
の各々はオン/オフ型感知器、3は光電式アナログ感知
器、4は熱式アナログ感知器、5、6の各々は光電式分
離型アナログ煙感知器である。オン/オフ型感知器1、
2は中継器10を介して防災受信機50に接続されてお
り、光電式アナログ感知器3、熱式アナログ感知器4お
よび光電式分離型アナログ煙感知器5、6の各々は直接
防災受信機50に接続されている。なお、これらの端末
機器は図示の設置数に限るものでなく、例示として掲げ
たものである。したがって、これ以上の設置数であって
も良いのは勿論である。また、以下の説明において光電
式アナログ感知器3、熱式アナログ感知器4および光電
式分離型アナログ煙感知器5、6の各々を単にアナログ
感知器と呼ぶことにする。
【0011】防災受信機50は、各アナログ感知器3〜
6で検出されるアナログデータをポーリング/セレクテ
ィング方式により周期的に監視し、そのアナログデータ
が所定レベル(例えば、注意表示レベル:火災発報レベ
ルより低い位置に設定されるレベル)を超えたときに
は、後述するイベント表示装置100に対して、このア
ナログ感知器のハード(アドレス)番号、注意表示信号
およびアナログデータを出力する。防災受信機50は、
この後、アナログデータを収集した度に、アナログデー
タのレベルが注意表示レベル以下にならない限り、この
アナログ感知器のハード番号およびアナログデータをイ
ベント表示装置100へ出力する。アナログデータのレ
ベルが注意表示レベル以下になると、イベントが終了し
たことを示すイベント終了信号をハード番号とともにイ
ベント表示装置100へ出力する。なお、アナログデー
タが火災発報レベルを超えると火災信号を出力する。ま
た、防災受信機50は、アナログ感知器以外の端末機器
等によるイベント(火災、障害等)が発生しても同様に
その度にそのイベント情報をイベント表示装置100へ
出力する。
【0012】100はイベント表示装置であり、制御部
101と、CRT等のディスプレイ102と、キーボー
ド103およびマウス104と、プリンタ105とを有
して構成され、防災受信機50との間でシリアル伝送方
式(例えばRS232C規格による伝送)による双方向
通信を行ない、防災受信機50から出力された注意表示
信号、アナログ感知器のハード(アドレス)番号および
アナログデータを受信すると、受信した時刻(イベント
「発生時刻」)を含め、制御部101内のRAM119
(図2参照)上に設けたアナログ感知器の履歴情報を記
録するための履歴情報テーブルに記憶する。なお、履歴
情報テーブルには例えば10個のアナログ感知器の履歴
情報が記憶される。
【0013】(b)履歴情報テーブルの内容 履歴情報テーブルには以下に示す情報が記憶される。 1.アナログ感知器のハード(アドレス)番号 2.アナログ感知器の種別(熱、煙)を表すコード 3.イベント(注意表示信号、火災信号、イベント終了
信号)を表すコード 注意表示信号:防災受信機50で、アナログデータが注
意表示レベルを超えると出力される。 火災信号:防災受信機50で、アナログデータが火災発
報レベルを超えると出力される。 イベント終了信号:アナログデータが、注意表示レベル
以下になったときに出力される。 4.フロア名称(例えば3階光学実験室)を表す情報コ
ード 5.注意表示レベルデータ(トレンドグラフに注意表示
レベルを表示させるためのデータ)
【0014】6.火災発報レベルデータ(トレンドグラ
フに火災発報レベルを表示させるためのデータ) 7.発生時刻(防災受信機50から出力されるイベント
情報を受信した時刻) 8.最新アナログデータ(防災受信機50から注意表示
信号が出力された後に防災受信機50から所定周期毎
(例えば5秒毎)に送られてくるアナログデータであ
り、送られてくる度に更新される) 9.履歴アナログデータ(例えば10秒毎に最新アナロ
グデータを記憶する記憶領域から取り込んだアナログデ
ータのことであり、10秒毎に例えば最大30個(結果
5分間分)記憶される)
【0015】また、イベント表示装置100は、ディス
プレイ102上に初期画面としてメニュー画面を表示す
る。そして、このメニュー画面において、例えばアナロ
グ感知器の発生一覧表を示す「履歴データ」の表示を指
示する入力が行われると、すなわち、操作者がディスプ
レイ102上に表示されている「履歴一覧」の表示場所
をマウス104で座標入力操作すると、イベントの発生
したアナログ感知器でイベントの発生時刻の最新のもの
が一番上に表示されるように履歴情報テーブルの全デー
タを発生時刻順に並び替えるとともに、必要な情報を履
歴情報テーブルおよび後述するハードディスク装置11
7(図2参照)から取り出して、発生一覧表を示す「履
歴データ」を表示する。この場合、履歴情報テーブルか
らは「発生時刻」、アナログ感知器の「ハード(アナロ
グ)番号」、及びフロア名称を表す「情報コード」をそ
れぞれ取り出し、ハードディスク装置117からはフロ
ア名称を表す「情報コード」に対応する「フロア名称」
を取り出す。ここで、図3は「履歴データ」の表示の一
例を示す図であり、この図に示すようにイベントの発生
時刻の最新のもの即ち「1994/01/11…、E0
1−…、別館1階会議室C」が一番上に表示されてい
る。
【0016】また、イベント表示装置100は、操作者
がディスプレイ102上に表示された発生一覧表示を示
す「履歴データ」の中のアナログ感知器の情報で、詳細
情報および蓄積されている履歴アナログデータのトレン
ドグラフを表示させたいアナログ感知器の情報の表示部
分をマウス104で座標入力操作すると、選択されたア
ナログ感知器の情報を履歴情報テーブルおよびハードデ
ィスク装置117から取り出し、詳細情報と履歴アナロ
グデータに基づくトレンドグラフを表示する。この場
合、履歴情報テーブルからは、トレンドグラフを表示さ
せたいアナログ感知器の「ハード番号」、「種別(熱、
煙)を表すコード」、「発生時刻」、フロア名称を表わ
す「情報コード」、「注意表示レベルデータ」、「火災
発報レベルデータ」および「各履歴アナログデータ(最
大30個)」をそれぞれ取り出し、ハードディスク装置
117からは、履歴情報テーブルから取り出したフロア
名称を表す「情報コード」に対応する「フロア名称」と
「種別(熱、煙)を表すコード」に対応する「単位(Y
軸の単位で、煙の場合は[%/m]、熱の場合は
[℃])」をそれぞれ取り出す。ここで、図4は「履歴
データ」に「詳細情報」および「トレンドグラフ」が加
わった表示の一例を示す図である。この図では、煙を感
知するアナログ感知器の「詳細情報」および「トレンド
グラフ」を表示している。また、「トレンドグラフ」上
の符号Lpが注意表示レベルを指しており、また符号L
fが火災発報レベルを指している。
【0017】また、イベント表示装置100は、防災受
信機50からアナログ感知器以外のイベント情報が送ら
れてきた場合、そのイベント情報の受信した時刻即ちイ
ベント発生時刻と、そのイベント情報をRAM119の
履歴情報テーブルが設定された以外の領域に保管する。
この保管された情報は、メニュー画面で「記録一覧」を
選択操作することでイベントの発生した一覧を表示す
る。
【0018】(c)イベント表示装置100の制御部1
01の構成 図2はイベント表示装置100の制御部101の構成を
示すブロック図である。この図において、110は制御
部101の各部を制御するCPU、111はCRT用イ
ンタフェースであり、CPU110にて作成された画像
情報をディスプレイ102に表示可能な信号(RGB信
号、垂直及び水平同期信号)に変換して出力する。11
2はポインティング入力装置用インタフェースであり、
マウス104から出力される信号をCPU110が利用
できる信号に変換する。なお、ポインティング入力装置
としてマウスの他にライトペン、タブレットまたはトラ
ックボール等の使用も勿論可能である。113はクロッ
ク回路であり、CPU110に現在の時刻情報を提供す
る。CPU110は時刻情報に基づいて現在時刻や日付
の管理を行なう。114は電源回路であり、外部より供
給される電源をこの制御部101で必要とする電圧に変
換して出力する。
【0019】116はフロッピーディスク装置であり、
ハードディスク装置117に記憶された各種データの記
録等に使用される。ハードディスク装置117には、予
め各アナログ感知器の詳細情報(フロア名称、種別、メ
ッセージ番号、文字データおよび履歴データや詳細情報
等を表示するための枠に相当する画像データ等)等が記
憶されている。118はROMであり、上述したCPU
110を制御するための基本プログラム等を記憶してい
る。119はRAMであり、上述した履歴情報テーブル
が設けられる。120はシリアル入出力回路であり、防
災受信機50からの注意表示信号、アナログ感知器のハ
ード番号およびアナログデータ等の入力等に使用され
る。上記CPU110およびRAM119は記録手段を
構成する。また、ハードディスク装置117は記憶手段
に対応する。また、CPU110は表示制御手段に対応
する。
【0020】B.実施例の動作 次に、イベント表示装置100の動作について説明す
る。 (a)履歴データ収集処理 図5は履歴データ収集時のルーチンを示すフローチャー
トである。CPU110は、まず、ステップS10で、
防災受信機50から送られてくるハード番号とアナログ
データを確認し、履歴情報テーブル内に既に同じハード
番号のアナログ感知器のデータが保管されているかを判
定する。この判定において、同じハード番号のアナログ
感知器がないと判断した場合、ステップS16に進み、
履歴情報テーブルに空きがあるか、すなわち既に10個
のアナログ感知器のデータの履歴の記録があるかを確認
し、無いと判断した場合即ち、履歴情報テーブルに空き
があると判断した場合は新規にデータを保管する。これ
に対して、空きがないと判断した場合はステップS20
に進み、履歴情報テーブル内で最も古いアナログ感知器
の履歴データを検索する。この場合、履歴情報テーブル
内の全てのアナログ感知器において履歴を記録するため
のシーケンスが終了してなくとも、その中で一番古い履
歴データを検索する。そして、検索して得られたアナロ
グ感知器の履歴データをハードディスク装置117に退
避させる。そして、空いた履歴情報テーブルの箇所に新
規にデータを保管する。
【0021】上記ステップS10で履歴情報テーブル内
に既に同じアナログ感知器の履歴が保管されていると判
断した場合、ステップS12に進み、そのアナログ感知
器の履歴を記録するためのシーケンスが終了しているか
(アナログデータの保管場所が一杯即ち既に30個のア
ナログデータを保管済み、または、防災受信機50から
イベント終了コードが送られてきてそのコードが記録さ
れている)かどうかを判定し、まだ引き続きアナログデ
ータを保管する保管場所があると判断した場合は、その
アナログ感知器のアナログデータの保管場所の最後尾に
最新のアナログデータを保管する。
【0022】ステップS18またはステップS24の処
理を終了してステップS26に進むと、防災受信機50
から送られてきたハード番号のアナログ感知器がレベル
変更可能(アナログ感知器の出力をどの程度で火災、注
意表示と判断するかを決めるレベルが変更可能)なアナ
ログ感知器であるか否かの判定を行なう。なお、このレ
ベルは各アナログ感知器毎に防災受信機50側で設定さ
れ、これを防災受信機50に対して要求することで防災
受信機50から出力される。また、このレベルは図4に
示すように「トレンドグラフ」における注意表示レベル
Lpと火災発報レベルLfの表示に使用され、レベルの
違いによって注意表示レベルLpと火災発報レベルLf
の表示位置が変る。この場合、注意表示レベルLpは火
災になる前のプリアラーム状態を示すもので、この注意
表示レベルLpをアナログ感知器の出力が超えることに
より、火災が発生する前段階で注意しなければならない
状態であることが分かる。そして、アナログ感知器の出
力が火災発報レベルLfを超えることにより危険な状態
になっていることが分かる。
【0023】さて、このステップS26の判定において
レベル変更可能なアナログ感知器であると判断した場
合、ステップS28に進み、防災受信機50に対してレ
ベルデータを要求する。この要求に対して防災受信機5
0から注意表示レベルデータと火災発報レベルデータと
が送られてくると、これを取り込んで履歴情報テーブル
の所定の領域に記憶する。一方、ステップS26の判定
においてレベル変更可能なアナログ感知器でないと判断
すると、何もせず処理を終了する。
【0024】(b)履歴データ表示処理 図6は履歴データ表示時のルーチンを示すフローチャー
トである。操作者がアナログ感知器の発生一覧表を示す
「履歴データ」の表示を指示、即ちディスプレイ102
上に表示されている「履歴一覧」の表示場所をマウス1
04で座標入力操作すると、CPU110は、ステップ
S50でイベントの発生したアナログ感知器でイベント
の発生時刻の最新のものが一番上に即ち発生時刻の新し
いものを上から順に表示するように履歴情報テーブルの
データを発生時刻を基に並び替える。次いで、ステップ
S52で、必要な情報を履歴情報テーブルおよびハード
デイスク装置117から取り出す。そして、ステップS
54でディスプレイ102上に発生一覧表を示す「履歴
データ」を表示する。
【0025】(c)履歴データの詳細表示処理 図7は履歴データの詳細表示処理のルーチンを示すフロ
ーチャートである。ディスプレイ102上に発生一覧表
を示す「履歴データ」が表示された状態で、操作者がこ
の発生一覧表を示す「履歴データ」の中のアナログ感知
器の情報で、詳細情報および蓄積されている履歴アナロ
グデータのトレンドグラフを表示させたいアナログ感知
器の情報の表示部分をマウス104で座標入力操作する
と、CPU110は、ステップS70で、選択されたア
ナログ感知器の情報を履歴情報テーブルおよびハードデ
ィスク装置117から取り出す。次いで、ステップS7
2で、履歴情報テーブルおよびハードディスク装置11
7から読み出した各情報に基づいて詳細情報とトレンド
グラフをディスプレイ102上に表示する。
【0026】詳細情報とトレンドグラフの表示直後、ス
テップS74で、アナログ感知器の種別に応じて単位を
ディスプレイ102上に表示する。例えば、煙感知器を
示すものであればY軸に[%/m]の単位を表示し、熱
感知器を示すものであればY軸に[℃]を表示する。な
お、X軸は煙、熱に関係なく時間の単位例えば[mi
n]を表示する。単位情報の表示直後、ステップS76
で、防災受信機50から送られてきた注意表示レベルデ
ータと火災発報レベルデータに基づいてトレンドグラフ
上に注意表示レベルLpおよび火災発報レベルLfを描
く。更に、この状態で、発生一覧表を示す「履歴デー
タ」の中から違うアナログ感知器の情報の表示部分をマ
ウス104で座標入力操作すると、CPU110は、選
択されたアナログ感知器の情報を履歴情報テーブルおよ
びハードディスク装置117から取り出し、現在表示さ
れているアナログ感知器の詳細情報およびトレンドグラ
フに代わって表示することになる。
【0027】このように本実施例では、アナログ感知器
3〜6からのアナログデータを、注意表示レベル以上に
なったとき(イベント「発生時刻」)から履歴情報テー
ブルに記録を開始するとともに、継続してアナログデー
タを蓄積し、操作者がアナログ感知器の発生一覧表を示
す「履歴データ」の表示を指示即ちディスプレイ102
上に表示されている「履歴一覧」の表示場所をマウス1
04で座標入力操作すると、イベントの発生したアナロ
グ感知器でイベントの発生時刻の最新のものが一番上に
表示されるように履歴情報テーブルのデータを発生時刻
順に並べ替え、必要な情報を履歴情報テーブルおよびハ
ードディスク装置117から取り出して発生一覧表を示
す「履歴データ」を表示する。そして、操作者が、この
表示されている発生一覧表を示す「履歴データ」の中の
アナログ感知器の情報で、詳細情報および蓄積されてい
る履歴アナログデータのトレンドグラフを表示させたい
アナログ感知器の情報の表示部分をマウス104で座標
入力操作すると、選択されたアナログ感知器の情報を履
歴情報テーブルおよびハードデイスク装置117から取
り出して詳細情報とトレンドグラフを表示する。また、
トレンドグラフを表示する際に、アナログ感知器の種別
に応じて単位を自動的に切り替えて表示する。
【0028】したがって、発生一覧表を示す「履歴デー
タ」によって、イベントの発生したアナログ感知器同士
の時間的前後関係が一目瞭然に分かるので、火災が発生
してからの流れを容易に把握することができる。また、
発生一覧表を示す「履歴データ」を確認するだけで、イ
ベントが発生したアナログ感知器同士の状況を認識でき
るので、湯気やタバコの煙等の非火災要因によるイベン
ト発生か、真の火災によるイベント発生かを短時間で正
確に把握することができる。また、発生一覧表を示す
「履歴データ」において、イベントの発生時刻の最新の
ものが一番上に表示されるので、オーバー表示になって
もスクロールすることなく常に最新の情報を確認するこ
とができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限らず、本発
明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具体
的には、次のように実施しても良い。 (a)上記実施例では、「履歴データ」、「詳細情報」
および「トレンドグラフ」をディスプレイ102上に表
示するようにしたが、その他、プリンタ105に出力す
るようにしても良い。この場合、プリンタ105への出
力はディスプレイ102上の画面をそのままコピーする
ハードコピーであっても良い。このようにすることで、
印刷物として記録を残すことができ、後の机上での解析
に役立つ。 (b)また、「履歴データ」、「詳細情報」および「ト
レンドグラフ」の表示形式は上記実施例に限定されるも
のではなく任意である。要するに「履歴データ」、「詳
細情報」および「トレンドグラフ」を表示できればどの
ような表示形式であっても構わない。
【0030】(c)上記実施例では、履歴情報テーブル
に10個のアドレス感知器の履歴を記録するようにした
が、この数に限定されるものでなく、任意である。 (d)上記実施例では、RAM119上に履歴情報テー
ブルを設定するようにしたが、その他、フロッピーディ
スク装置、ハードディスク装置等上に設定するようにし
ても良い。 (e)上記実施例では、アナログ感知器の詳細情報をハ
ードディスク装置117に記憶するようにしたが、その
他、フロッピーディスク装置や光磁気ディスク装置等を
用いて、これらの記憶するようにしても良い。
【0031】(f)上記実施例では、イベント表示装置
100は防災受信機50から送られてくるイベント情報
を受信した時刻を「発生時刻」として記録していたが、
防災受信機50でイベントが発生した際に、イベントの
情報と共にイベント発生時刻のデータを送るようにし、
イベント表示装置100ではこの送られてきたイベント
発生時刻をそのまま「発生時刻」として記録しても良
い。 (g)上記実施例では、「履歴データ」、「詳細情報」
および「トレンドグラフ」を表示する機能をイベント表
示装置100に持たせたが、防災受信機50に持たせて
も良い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。 (1)発生一覧表を示す「履歴データ」によって、イベ
ントの発生したアナログ感知器同士での時間的前後関係
が一目瞭然に分かるので、イベントが発生してからの流
れを容易に把握することができる。 (2)また、発生一覧表を示す「履歴データ」を確認す
るだけで、イベントが発生したアナログ感知器同士の状
況を認識できるので、湯気やタバコの煙等の非火災要因
によるイベント発生か、真の火災によるイベント発生か
を短時間で正確に把握することができる。 (3)また、発生一覧表を示す「履歴データ」におい
て、イベントの発生時刻の最新のものが一番上に表示さ
れるので、オーバー表示になってもスクロールすること
なく常に最新の情報を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災表示装置の一実施例を適用し
た防災システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の防災表示装置の回路構成を示すブロ
ックである。
【図3】同実施例の防災表示装置の表示の一例を示す図
である。
【図4】同実施例の防災表示装置の表示の一例を示す図
である。
【図5】同実施例の防災表示装置の履歴データ収集処理
のルーチンを示すフローチャートである。
【図6】同実施例の防災表示装置の履歴データ表示処理
のルーチンを示すフローチャートである。
【図7】同実施例の防災表示装置の履歴データの詳細表
示処理のルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜6 アナログ感知器 10 中継器 50 防災受信機 100 イベント表示装置 101 制御部 102 ディスプレイ 103 キーボード 104 マウス 105 プリンタ 110 CPU 113 クロック回路 116 フロッピーディスク装置 117 ハードディスク装置 118 ROM 119 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 久美子 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)発明者 片岡 才 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ感知器からのアナログデータを
    記憶して、表示する防災表示装置において、 アナログ感知器からのアナログデータが所定レベル以上
    になったときのイベント発生時刻からアナログデータの
    記録を開始すると共に継続して蓄積し、また、少なくと
    も前記アナログ感知器のイベント発生時刻及び該アナロ
    グ感知器を特定するハード番号を記録する記録手段と、 アナログ感知器の詳細情報を記憶する記憶手段と、 アナログ感知器の発生一覧表の表示を指示する操作によ
    る開始情報を入力すると、イベントの発生したアナログ
    感知器でイベントの発生時刻の最新のものを一番上に表
    示するように前記記録手段のデータを発生時刻順に並べ
    替えると共に必要な情報を前記記録手段及び前記記憶手
    段から取り出して発生一覧表を表示する表示制御手段
    と、を設けたことを特徴とする防災表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、表示している発生
    一覧表の中のアナログ感知器の情報のいずれかを選択す
    る選択情報を入力すると、選択されたアナログ感知器の
    情報を前記記録手段及び前記記憶手段から取り出して詳
    細情報を表示することを特徴とする請求項1記載の防災
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、更に、表示してい
    る発生一覧表を示す履歴データの中のアナログ感知器の
    情報のいずれかを選択する選択情報を入力すると、選択
    されたアナログ感知器の蓄積された履歴アナログデータ
    を前記記録手段から取り出してトレンドグラフを表示す
    ることを特徴とする請求項1乃至2のいずれに記載の防
    災表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記トレンドグラ
    フを表示する際に、選択されたアナログ感知器の熱、煙
    等の種別を前記記憶手段に記憶された詳細情報から確認
    し、この結果に基づいて単位を切り替えることを特徴と
    する請求項3記載の防災表示装置。
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