JP4395615B2 - カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム - Google Patents

カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4395615B2
JP4395615B2 JP2003402391A JP2003402391A JP4395615B2 JP 4395615 B2 JP4395615 B2 JP 4395615B2 JP 2003402391 A JP2003402391 A JP 2003402391A JP 2003402391 A JP2003402391 A JP 2003402391A JP 4395615 B2 JP4395615 B2 JP 4395615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
alarm
user
image data
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003402391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005167524A (ja
Inventor
潤二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2003402391A priority Critical patent/JP4395615B2/ja
Publication of JP2005167524A publication Critical patent/JP2005167524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4395615B2 publication Critical patent/JP4395615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

この発明は、監視カメラ装置、サーバ装置、端末装置とがネットワークを介して通信接続されたカメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラムに関する。
近年、ネットワークカメラと呼ばれる高機能なカメラ装置を使用したカメラ監視システムは、ローカルシステムと広域システムに大別される。すなわち、構内に設置した複数台のカメラ装置からの画像を構内ネットワーク経由で取得して警備室内の端末装置で集中監視するローカルな監視システムと、カメラを所有するユーザがサービス業者側のサーバ装置に自己のカメラを登録した状態において、登録されたカメラ装置からインターネットなどの広域ネットワークを介して画像をサーバ装置へ送信すると、サーバ装置は、ユーザ別にカメラ画像を収集保管すると共に、この蓄積画像を電子メールやWebページによってユーザに閲覧可能とする広域の監視システムに分けられる。
従来、広域の監視システムとしては、例えば、インターネットに接続された利用者の端末装置から利用条件を画像蓄積サーバに登録しておくと、画像蓄積サーバは、インターネットに接続された撮像装置からの画像を利用条件に基づいて受信すると共に、この受信画像を利用条件に基づいて利用者側の端末装置に提供するようにした遠隔監視システム(特許文献1参照)が知られている。また、施設の異常を検出して撮影する監視装置と、監視装置からの画像を受信して携帯端末へ送信する制御サーバとを備えた遠隔監視方法(特許文献2参照)が知られている。
特開平2002−058016号公報 特開平2002−15390号公報
ところで、上述したローカルな監視システムにあっては、ローカル環境のために外部から不正操作が行われる危険はなく、しかも、大量の画像データを高速に送信でき、また、広域な監視システムにあっては、モバイル端末などによってはカメラ装置を直接にアクセスすることができなくても、サーバ装置が画像データを中継するために何時でも何処でも自由に画像閲覧することができるが、上述のローカルシステム、広域システムは、相互に関係を持たない個々が独立したシステム同士であるため、何れのシステムも利用可能なユーザにあっては、必要に応じて何れか一方のシステムを任意に選択して利用することになり、ローカルシステムと広域システムとを同時に利用したり、各システムを有機的に連係させて利用することはできなかった。
この発明の課題は、ローカルな監視システムによって提供される機能と広域の監視システムによって提供される機能とを効率良く利用することができ、特に、端末装置から監視システム全体を制御できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置と、画像閲覧機能を有するユーザ側の端末装置とがネットワークを介して通信接続されたカメラ監視システムであって、前記ユーザ側の端末装置は、監視カメラ装置あるいはサーバ装置からネットワークを介して前記リアルタイム画像、アラーム画像を受信取得する取得手段と、この取得手段によって受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する分類画像記憶手段と、任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する表示手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項2記載の発明)。
請求項3記載の発明は、逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置と、監視カメラ装置に対して構内ネットワークを介して接続されたローカル側の端末装置と、サーバ装置に対して広域ネットワークを介して接続されたリモート側の端末装置とを備えたカメラ監視システムであって、端末装置からの指示に従って構内監視モード、広域監視モードに設定するモード設定手段と、このモード設定手段によって構内監視モードに設定されている状態において、監視カメラ装置側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカル側の端末装置側で閲覧可能とする構内閲覧手段と、前記モード設定手段によって広域監視モードに設定されている状態において、サーバ装置側で保存されているアラーム画像をリモート側の端末装置でも閲覧可能とする広域閲覧手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項3記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項4記載の発明)。
請求項5記載の発明は、逐次撮影された画像の中から所定の条件に従って抽出した画像データをネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得した画像データをユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じて当該ユーザ別の画像データを送信する機能を有するサーバ装置と、監視カメラ装置に対して構内ネットワークを介して接続されているローカル側の端末装置と、サーバ装置に対して広域ネットワークを介して接続されているリモート側の端末装置とを備えたカメラ監視システムであって、監視カメラ装置は、逐次撮影された画像の中から予め設定されている抽出条件に従って抽出した画像データを自己のカメラメモリへ転送あるいはサーバ装置へ転送した後に、ローカル側の端末装置から閲覧要求を受けた場合には、自己のメモリに保存されている画像データをその要求元へ送信し、サーバ装置は、監視カメラ装置から受信取得した画像データをユーザ別に収集保存すると共に、リモート側の端末装置に対して画像データを保存した旨を通知し、この通知を受けたリモート側の端末装置から閲覧要求を受けた場合に、この画像をその要求元へ送信し、ローカル側の端末装置は、監視カメラ装置、サーバ装置に対して閲覧要求を行い、これに応答して送信されて来た画像データを受信取得した際に、この画像データを分類別に記憶管理しておき、任意の分類がユーザ指定された際には、この指定分類対応の画像データを読み出して表示し、リモート側の端末装置は、サーバ装置から画像データを保存した旨の通知を受けた場合に、サーバ装置に対してその閲覧要求を行い、これに応答してサーバ装置から送信されて来た画像データを受信取得して表示するようにしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置とがネットワークを介して通信接続され、監視カメラ装置あるいは監視カメラ装置に対して画像閲覧の要求を行うユーザ側の画像閲覧端末装置であって、監視カメラ装置あるいはサーバ装置からネットワークを介して前記リアルタイム画像、アラーム画像を受信取得する取得手段と、この取得手段によって受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する分類画像記憶手段と、任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する表示手段とを具備したことを特徴とする
請求項1記載の発明によれば、端末装置は、監視カメラ装置あるいはサーバ装置からネットワークを介して受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理しておき、任意の分類が指定された際に、当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示するようにしたから、例えば、監視員は、必要に応じて端末装置を操作しながらその画面上で、カメラからのリアルタイム画像を監視したり、異常検出時において予め設定されている条件に従って抽出されたアラーム画像を閲覧したり、様々な視点から監視することができるので、一人の監視員によっても効率良く監視することができると共に、セキュリティを高めることができ、セキュリティを維持しつつ監視のための経費を低減することができるなど、実用効果の高いカメラ監視システムを提供することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、端末装置からの指示に従って構内監視モードに設定されている状態においては、監視カメラ装置側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカル側の端末装置側で閲覧可能となり、また、広域監視モードに設定されている状態においては、サーバ装置側で保存されているアラーム画像をリモート側でも閲覧可能としたから、ローカルな監視システムによって提供される機能と広域の監視システムによって提供される機能とを効率良く利用することができる。例えば、監視員は、監視カメラ装置に構内ネットワークを介して接続されているローカル側の端末装置を操作し、大量の画像データを一度に表示するなどして詳細な監視を行う場合と、サーバ装置に対して広域ネットワークを介して接続されているリモート側の端末装置を利用して構外からの監視する場合とを必要に応じて切り換えることができ、監視効率やセキュリティを大幅に向上させることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、監視カメラ装置は、逐次撮影された画像の中から予め設定されている抽出条件に従って抽出した画像データを自己のカメラメモリへ転送あるいはサーバ装置へ転送した後に、ローカル側の端末装置から閲覧要求を受けた場合には、自己のメモリに保存されている画像データをその要求元へ送信し、サーバ装置は、監視カメラ装置から受信取得した画像データをユーザ別に収集保存すると共に、リモート側の端末装置に対して画像データを保存した旨を通知し、この通知を受けたリモート側の端末装置から閲覧要求を受けた場合に、この画像データをその要求元へ送信し、ローカル側の端末装置は、監視カメラ装置、サーバ装置に対して閲覧要求を行い、これに応答して送信されて来た画像データを受信取得した際に、この画像データを分類別に記憶管理しておき、任意の分類がユーザ指定された際には、この指定分類対応の画像データを読み出して表示し、リモート側の端末装置は、サーバ装置から画像データを保存した旨の通知を受けた場合に、サーバ装置に対してその閲覧要求を行い、これに応答してサーバ装置から送信されて来た画像データを受信取得して表示するようにしたから、ローカルな監視システムによって提供される機能と広域の監視システムによって提供される機能とを効率良く利用することができる。この場合、例えば、監視員は、必要に応じてリモート側の端末装置を操作しながらその画面上で、カメラからの画像をリアルタイムで監視したり、予め設定されている条件に従って抽出された画像データを監視したり、様々な視点から監視することができる他、ローカル側の端末装置を操作して大量の画像データを一度に表示するなどして詳細な監視を行ったり、リモート側の端末装置を利用して構外から監視することができるので、一人の監視員によっても効率良く監視することが可能となると共に、セキュリティを高めることが可能となる。
なお、請求項6記載の発明における画像閲覧端末装置によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有し、セキュリティを維持しつつ監視のための経費を低減することができる。
以下、図1〜図15を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、この実施例におけるカメラ監視システムの全体構成の概要を示したブロック図である。
このカメラ監視システムは、構内に設置された複数台のユーザ側の監視カメラ装置(ネットワークカメラ)1と、このネットワークカメラ1に構内ネットワーク2を介して接続されているローカル側の端末装置(ローカルPC)3と、このネットワークカメラ1に広域ネットワーク(インターネット)4を介して接続されている管理サーバ5と、この管理サーバ5に広域ネットワーク(インターネット)4および移動体通信網6を介して接続されているリモート側の端末装置(携帯電話等のモバイル端末)7とを有する構成となっている。なお、ネットワークカメラ1、ローカルPC3、モバイル端末7と管理サーバ5との間においては、インターネットに関する一般的なTCP/IP通信プロトコルを利用したHTTPプロトコル等によってパケット化されたデータを送受信するようにしている。
ネットワークカメラ1は、構内の複数個所に配置されたビデオカメラであり、構内の異常を検出する機能の他に、逐次撮影されたリアルタイム画像やアラーム画像をネットワーク経由で送信する通信機能などを有している。リアルタイム画像は、逐次撮影された画像であり、また、アラーム画像は、異常検出時において予め設定されている条件に従ってリアルタイム画像の中から抽出された異常検出時の画像である。この場合、例えば、異常検出時の前後における複数の画像をアラーム画像として抽出するようにしているが、どのようにしてアラーム画像を抽出するかは、任意に設定することが可能となっており、この設定条件に従ってアラーム画像の抽出が行われる。なお、このネットワークカメラ1には、パッシブセンサ(赤外線監視センサ)、火災発生検知センサ、マグネットセンサ等の各種のセンサが備えられている。
また、ネットワークカメラ1は、センサから異常発生の検出信号を受け取った際に、リアルタイム画像の中からアラーム画像を抽出する機能と、リアルタイム画像を常時解析しながらその変化量に応じて異常発生を検出した際にリアルタイム画像の中からアラーム画像を抽出する機能を有し、その何れの機能を作動させるかはユーザによって任意に設定可能となっている。なお、画像変化による検出は、通常と同様に侵入者、火災等の有無を一連のリアルタイム画像を比較解析することによって行われる。また、ネットワークカメラ1は、異常発生時のアラーム画像を自己のカメラメモリへ転送するか、管理サーバ5へ転送するか、何れにも転送しないかをユーザ指示によって任意に設定可能となっている。
ローカルPC3は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであり、Webブラウザ機能、メール機能などが設けられている。ユーザは、このローカルPC3を操作することによって各種の情報を入力設定したり、ネットワークカメラ1からリアルタイム画像やアラーム画像あるいは管理サーバ5からアラーム画像をネットワーク経由で受信取得して監視画像の閲覧を行うもので、このローカルPC3には、図2に示したユーザ情報・カメラ情報テーブル31が設けられており、ユーザによって任意に入力されたユーザに関する情報やカメラに関する情報が当該テーブル31に設定登録される。
このユーザ情報・カメラ情報テーブル31は、ユーザに関する情報およびカメラに関する情報が設定されるもので、ユーザに関する情報として、「ユーザID」、「ユーザパスワード」が設定され、カメラに関する情報として、ネットワークカメラ1毎に、その「カメラID」、「カメラ名」、「動作状態」、「カメラ制御情報」が設定されている。ここで、「動作状態」は、“警戒”、“通知”の各動作状態を選択指定するための情報であり、“警戒”は、異常発生時のアラーム画像を自己のカメラメモリあるいは管理サーバ5へ転送することによってアラーム画像を閲覧可能とする動作モードを示し、この警戒モードが解除されている場合には、自己のカメラメモリおよび管理サーバ5への転送は行われない。
“通知”は、警戒モードに設定されている状態において、管理サーバ5がネットワークカメラ1からアラーム画像を保存した旨をモバイル端末7に対して通知すべきことを指示するもので、この通知モードが解除された場合には、このような通知サービスは行われない。ローカルPC3から管理サーバ5に対して設定した通知モードは、必要に応じて何時でも自由に設定したり、解除することができるもので、その設定/解除は、ローカルPC3の他に、モバイル端末7からの指示によっても行われる。すなわち、通知モードから停止モードへの切り換え、停止モードから通知モードへの切り換えは、ローカルPC3、モバイル端末7によって実行可能となっている。
「カメラ制御情報」は、各ネットワークカメラ1の個々に設定される情報であり、ローカルPC3は、ネットワークカメラ1毎に、「カメラ制御情報」を送信してそのカメラ情報テーブル11(図3参照)に設定する。この場合、各ネットワークカメラ1毎に異なる内容を設定するか、同一内容を設定するかは任意である。
このカメラ情報テーブル11は、図3に示すように、「検出対象」、「センサ信号」、「画像変化量」、「画像解像度」、「検出前の画像」、「検出後の画像」、「転送方法」の他、サーバ転送に関する「サーバアドレス」、「ポート番号」、「ログイン情報」の各項目を有する構成となっている。
「検出対象」は、センサから検出信号を受け取った時あるいはリアルタイム画像が変化した時を異常発生として認識するかを選択指定するための情報であり、異常発生として認識する対象を任意に選択可能となっている。「センサ信号」は、「検出対象」としてセンサ検出が選択されている場合に、センサからの検出信号の立ち上がりあるいは立ち下りを異常発生時として認識するかを選択指定するための情報である。「画像変化量」は、「検出対象」として画像変化が選択されている場合に、リアルタイム画像がどの程度変化したかに応じて異常発生時を認識するための変化量(0%〜100%)を選択指定する情報である。
「画像解像度」は、管理サーバ5へ送信するアラーム画像の全体サイズを選択指定するための情報であり、モバイル端末7側の画面サイズに対応した大きさを任意に選択可能としたものである。なお、標準的な「画像解像度」は、640×480となっている。「検出前の画像」、「検出後の画像」は、異常検出時の前後において複数の画像をアラーム画像として抽出するための抽出条件を示している。すなわち、リアルタイム画像からアラーム画像として抽出するための抽出条件および抽出するタイミング条件を示すもので、図示の例では、異常が検出される前のリアルタイム画像から1秒間隔で5枚分の画像を抽出し、異常が検出される後のリアルタイム画像から1秒間隔で5枚分の画像を抽出すべきことを示している。
「転送方法」は、異常発生時のアラーム画像を自己のカメラメモリへ転送するか(カメラメモリ転送モード)、管理サーバ5へ転送するか(サーバ転送モード)、何れにも転送しないか(転送無しモード)を選択指定するための情報である。ここで、カメラメモリ転送モード(構内監視モード)に設定されている状態においては、ネットワークカメラ1側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカルPC3によって自由に閲覧可能となり、また、サーバ転送モード(広域監視モード)に設定されている状態においては、モバイル端末7を利用して管理サーバ5側で保存されているアラーム画像の閲覧が可能となる。
なお、サーバ転送モードにセットされている状態において、必要に応じてローカルPC3は、ネットワークカメラ1に対してサーバ転送モードを解除して一時的に転送無しのモードに切り換えて転送停止の設定を行うことができるようになっている。この場合、サーバ転送を停止させてから所定時間(例えば、10分間)が経過した後にローカルPC3は、ネットワークカメラ1に対して元のサーバ転送モードへの自動切り換えを指示するようにしている。
管理サーバ5は、画像サーバ、Webサーバ、メールサーバなどの各種のサーバ機能を有する構成で、ネットワークカメラ1から受信取得したアラーム画像をそのハードディスク内にユーザ別、カメラ別に収集保存するようにしている。ここで、管理サーバ5は、アラーム画像を保存する際に、所定時間内に受信取得した複数のアラーム画像を1つのイベントグループに属する画像群として特定して分類保存するようにしている。なお、イベントとは、一度に送られてきた画像のまとまりを意味し、例えば、1分間に受信取得した複数のアラーム画像を1つのイベントグループとして特定し、ユーザ別、カメラ別、イベントグループ別にアラーム画像群を保管するようにしている。すなわち、異常検出前後の画像を1秒間隔で5枚ずつ転送するように設定されている場合には、合計10枚程度の画像であれば、その転送時間は1分もあれば十分であるため、この実施例においては、1分単位毎に1つのイベントとして分類整理するようにしている。
管理サーバ5は、上述の通知モードに設定されている状態において、新たな画像データを保存した際にその旨をモバイル端末7へ通知し、この通知を受けたモバイル端末7から閲覧要求を受けた場合には、この新たな画像群を読み出してその要求元へ送信するようにしている。この場合、管理サーバ5は、イベントグループ毎に分類保存されている画像群を任意に閲覧可能とするための閲覧ページ(Webページ)を作成し、この閲覧ページをアクセスするためのネットワークアドレス(URL)と共に新たな画像群を保存した旨を示す通知メールを予め決められている通知先(モバイル端末7)へ送信するようにしている。
この閲覧ページ(Webページ)は、1画像に1ページが割り当てられていると共に、各画像データの受信順に順位付けられた複数のページから構成されたもので、管理サーバ5は、イベントグループ毎に作成したWebページを記憶管理しておき、通知メールを受けたモバイル端末7からWebページがアクセスされた際に、管理サーバ5は、当該ユーザ対応のWebページを指定し、ユーザ指示に従ってその各ページを1画像毎に順次送信するようにしている。
管理サーバ5には、管理情報テーブル51(図4参照)が設けられている。
この管理情報テーブル51は、ユーザ毎およびカメラ毎に各種の管理情報(ユーザ情報、カメラ情報、画像情報)を記憶管理するもので、「ユーザID」、「カメラID」、「通知指定状態」、「イベントグループID」、「メール送信済みフラグ」、「アクセス用URL」、「保存期間」、「画像ID」、「タイムスタンプ」、「通知先アドレス」の各項目を有している。「ユーザID」、「カメラID」、「通知指定状態」は、ローカルPC3から送信設定されたユーザ情報、カメラ情報である。
「通知指定状態」は、新たな画像データを保存した旨をモバイル端末7へ通知するサービスの実行可否として「通知可」、「通知不可」、「通知一時停止」の各状態を指定するもので、「通知指定状態」が「通知可」の場合には、通知モードに設定され、「通知不可」の場合には、通知停止モードに設定され、「通知一時停止」の場合には、所定時間(例えば、10分間)だけ通知モードを一時停止し、所定時間の経過後に通知モードを再開させる一時停止モードに設定される。この通知モード、停止モード、一時停止モードは、必要に応じて何時でも自由に切り換え設定することができるもので、ローカルPC3からの切り換え指示の他、構外のモバイル端末7からの切り換え指示をも受け付けてモードの切り換えを行うようにしている。なお、図中、「一時停止(あと3分)」は、一時停止モードに切り換えられている状態において通知モードに復帰させるまでの残り時間を示している。
「イベントグループID」は、ネットワークカメラ1から所定時間(例えば、1分間)内に受信取得した複数のアラーム画像を1つのイベントグループに属する画像群として特定して分類保存した際に、そのイベントグループを識別するための一連番号である。「メール送信済みフラグ」は、イベントグループ単位の画像群をモバイル端末7へ送信する毎にそのイベントグループに対応してセットされるフラグである。「アクセス用URL」は、イベントグループ単位毎に閲覧ページ(Webページ)をアクセスするためのアドレスである。「保存期間」は、イベントグループ単位毎にその画像群を保存しておく期間を示し、この保存期間を過ぎた画像群は一定の条件下で自動削除される。「画像ID」は、保存された画像ファイルに対応付けられている画像識別情報であり、この「画像ID」に基づいて保存画像が読み出される。「タイムスタンプ」は、ネットワークカメラ1からアラーム画像を受信した時の受信日時を示している。「通知先アドレス」は、上述の通知サービスを行う通知先(モバイル端末7)のアドレス(メールアドレス)であり、複数の通知先が設定されている場合には、各モバイル端末7に対して通知メールの送信が行われる。
モバイル端末7は、Webブラウザ機能、メール機能などが設けられており、管理サーバ5から新たな画像データを保存した旨の通知を受けた場合に、この通知に含まれている「アクセス用URL」に基づいて管理サーバ5に対してその閲覧要求を行い、これに応答して管理サーバ5から送信されて来たアラーム画像を受信取得して表示するが、その際、複数のアラーム画像を1画像毎に順次切り換え表示するようにしている。また、モバイル端末7には、管理サーバ5に対して通知モード、停止モード、一時停止モードへの切り換えを必要に応じて指示するための機能が設けられている。
図5は、ネットワークカメラ1の構成を概略的に示したブロック図である。
ネットワークカメラ1は、上述したセンサ10、カメラ情報テーブル11の他、撮影部12、アラーム対応画像抽出処理部13、端末通信制御部14、サーバ通信制御部15等を有し、アラーム対応画像抽出処理部13は、異常検出時にカメラ情報テーブル11の内容を参照することによって、撮影部12から逐次取り込んだリアルタイム画像ファイル16の中から複数のアラーム画像を一定の条件で抽出するもので、抽出された各アラーム画像は、自己のカメラメモリ(アラーム画像ファイル)17に転送保存されるか、サーバ通信制御部15を介して管理サーバ5へ転送される。この場合、ネットワークカメラ1は、管理サーバ5へアラーム画像を転送する際、ローカルPC3から入力設定された「ユーザID」、「カメラID」をIDファイル18から読み出してアラーム画像に付加するようにしている。また、アラーム画像やリアルタイム画像は、ローカルPC3からの画像閲覧要求に応じて読み出され、端末通信制御部14を介してローカルPC3へ送信される。
図6は、ローカルPC3の構成を概略的に示したブロック図である。
ローカルPC3は、上述したユーザ情報・カメラ情報テーブル31の他、ユーザ対話処理部32、分類別の画像ファイル33〜36、カメラ通信制御部37、サーバ通信制御部38等を有する構成となっている。ユーザ対話処理部32は、ユーザ操作に応答して各種の情報をユーザ情報・カメラ情報テーブル31に設定したり、このユーザ情報・カメラ情報テーブル31の内容をカメラ通信制御部37/サーバ通信制御部38を介してネットワークカメラ1/管理サーバ5へ送信したり、ネットワークカメラ1/管理サーバ5から送信されて来たリアルタイム画像、アラーム画像をカメラ通信制御部37/サーバ通信制御部38を介して受信取得し、このリアルタイム画像、アラーム画像を対応する分類別の画像ファイル33〜36に保存したり、この画像ファイル33〜36を分類別に読み出して一覧表示させる等の処理を行う。
画像ファイル33〜36は、ネットワークカメラ1/管理サーバ5から受信取得した各種の画像データを分類別に保存管理する分類ファイルである。すなわち、画像ファイル(ローカル警戒)33は、ネットワークカメラ1側に保存されているアラーム画像を任意に受信取得した際に、このアラーム画像を記憶管理するローカル警戒用の分類ファイルである。画像ファイル(定期保存)34は、ネットワークカメラ1から定期的にリアルタイム画像を受信取得した際に、このリアルタイム画像を記憶管理する定期保存用の分類ファイルである。
画像ファイル(任意保存)35は、ユーザ指定された任意のリアルタイム画像をネットワークカメラ1から1枚毎に受信取得した際に、このリアルタイム画像を記憶管理する任意保存用の分類ファイルである。画像ファイル(ダウンロード)36は、管理サーバ5から自動的あるいはユーザ指定によってダウンロードしたアラーム画像を記憶管理するダウンロード用の分類ファイルである。この場合、新たなアラーム画像のみをダウンロードするか、過去の全てのアラーム画像をカメラ別に一括してダウンロードするかをローカルPC3から管理サーバ5に対して任意に指示できるようになっている。
図7は、管理サーバ5の構成を概略的に示したブロック図である。
管理サーバ5は、上述した管理情報テーブル51の他、画像分類保存処理部52、カメラ通信制御部53、サーバ通信制御部54等を有する構成となっている。画像分類保存処理部52は、ネットワークカメラ1から送信されて来たアラーム画像をカメラ通信制御部53で受信取得した際に、管理情報テーブル51の内容を参照し、ユーザ別、カメラ別、イベントグループ別にアラーム画像を分類するもので、分類されたアラーム画像は分類別にハードディスク(分類画像データ)55に保管される。管理サーバ5は、ローカルPC3あるいはモバイル端末7から閲覧要求を受けた際に、要求された分類のアラーム画像をハードディスク55から読み出してその要求元へ送信する。
図8は、モバイル端末7の構成を概略的に示したブロック図である。
モバイル端末7は、ユーザ対話処理部71、サーバ通信制御部72等を有し、ユーザ対話処理部71は、管理サーバ5から新たな画像データを保存した旨の通知を受けた場合に、管理サーバ5に対してその閲覧要求を行い、これに応答して管理サーバ5から送信されて来たアラーム画像をサーバ通信制御部72で受信取得した際に、これを保存画像ファイル73として取り込んで表示させると共に、ユーザの指示に従って管理サーバ5からアラーム画像を1画像毎に順次取得して切り換え表示させる。
次に、この実施例におけるカメラ監視システムの動作概念を図9〜図13に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図9は、ローカルPC3側での設定処理を示したフローチャートである。
先ず、ユーザは、カメラ情報の設定対象となるネットワークカメラ1を任意に選択指定した後(ステップA1)、その設定内容を指定すると、ローカルPC3は、指定された設定内容の判別を行う(ステップA2)。いま、カメラの新規登録が指定された場合には、ユーザ情報・カメラ情報テーブル31に「ユーザID」に対応付けて「カメラID」、「カメラ名」を新規設定する(ステップA3)。そして、この「ユーザID」、「カメラID」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示すると共に(ステップA4)、この「ユーザID」、「カメラID」を管理サーバ5へ送信してその登録を指示する(ステップA5)。
また、ユーザ指定された設定内容がモード設定であれば、上述した警戒モードが指定されたかを判別し(ステップA6)、警戒モードが指定された場合には、ネットワークカメラ1側のカメラ情報テーブル11(図3参照)に設定するための「カメラ制御情報」の入力を促し、これに応じて入力された「カメラ制御情報」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示する(ステップA7)。この「カメラ制御情報」は、上述した「検出対象」、「センサ信号」、「画像変化量」、「画像解像度」、「検出前の画像」、「検出後の画像」である。この場合、ユーザ情報・カメラ情報テーブル31には、入力された「カメラ制御情報」が当該カメラに対応付けて新規設定されると共に、その「動作状態」として、“警戒”が設定される。
次に、警戒モードが指定されている状態において、ネットワークカメラ1側のカメラ情報テーブル11に設定するための「転送方法」の入力を促し、サーバ転送モードが入力指定されたかを調べ(ステップA8)、サーバ転送モードが指定された場合には、「転送方法:サーバ転送」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示すると共に(ステップA9)、サーバ転送に関する「サーバアドレス」、「ポート番号」、「ログイン情報」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示する(ステップA10)。この場合、ユーザ情報・カメラ情報テーブル31には、転送方法やサーバ転送に関する情報がカメラ制御情報として新規設定される。また、サーバ転送モードが指定されなければ(ステップA8でNO)、「転送方法:カメラメモリ転送」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示する(ステップA11)。一方、警戒モードが解除されている場合には(ステップA6でNO)、「転送方法:無し」をネットワークカメラ1へ送信してその登録を指示する(ステップA12)。
他方、ユーザ指定された設定内容が通知サービスの開始/停止に関する場合には、ステップA13に移り、ローカルPC3は、ユーザ指定された通知サービスの開始/停止/一時停止の要求を管理サーバ5へ送信し、その管理情報テーブル51に「通知指定状態」として設定すべきことを指示する。なお、通知サービスの開始が要求された場合には、ユーザ情報・カメラ情報テーブル31の「動作状態」として“通知”が当該カメラに対応付けて新規設定される。
このようにしてローカルPC3からカメラ制御情報が設定された状態において、ネットワークカメラ1は、以下の如く動作する。すなわち、先ず、ネットワークカメラ1は、カメラ情報テーブル11を参照し、この「検出対象」に基づいて異常発生を認識する対象をセンサとするか画像変化とするかを決定する。ここで、センサを対象とする場合には、「センサ信号」を参照し、また、画像変化を対象とする場合には、「画像変化量」を参照して異常発生を認識する。いま、異常発生を認識した場合には、「検出前の画像」、「検出後の画像」を参照し、リアルタイム画像からアラーム画像として抽出するための抽出条件および抽出するタイミング条件に従って異常検出の前後から抽出した各画像をアラーム画像として特定すると共に、「画像解像度」を参照し、その画像サイズを変更する。
次に、「転送方法」を参照し、カメラメモリ転送モード/サーバ転送モード/転送無しモードへの切り換えを行い、それに従って異常発生時の各アラーム画像を自己のメモリへ転送するか管理サーバ5へ転送するかを決定した後に、その転送先へ各アラーム画像を転送する。なお、サーバ転送を行う場合には、サーバ転送に関する「サーバアドレス」、「ポート番号」、「ログイン情報」に基づいて行われる。いま、サーバ転送モードにおいて、ローカルPC3からサーバ転送モードの解除が指示された際、ネットワークカメラ1は、その指示に従ってサーバ転送を一時停止するようにしているが、サーバ転送を停止から所定時間の経過にローカルPC3から転送再開の指示を受けた際には、元のサーバ転送モードに復帰させる。
図10は、ローカルPC3側において、ネットワークカメラ1あるいは管理サーバ5から画像を取得する画像取得処理を示したフローチャートであり、この画像取得処理は、端末起動時、タイマー割り込み時、ユーザ指定時などに応じて実行開始される。
先ず、ローカルPC3は、画像取得を行う対象カメラを1つ任意に選択指定した後に(ステップB1)、ユーザ情報・カメラ情報テーブル31をアクセスし、その「動作状態」を参照して警戒モードに設定されているかを調べ(ステップB2)、警戒モードに設定されていれば、その「カメラ制御情報」内の「転送方法」を調べる(ステップB3)。
ここで、「転送方法」が“サーバ転送”に設定されている場合には、管理サーバ5をアクセスし、当該ユーザおよび当該対象カメラに対応して管理サーバ5側で保存されている新たなアラーム画像をダウンロードして画像ファイル(ダウンロード)36に分類保存する(ステップB4)。この際、新たなアラーム画像のダウンロードすべきことが予め指定されている場合に、管理サーバ5は、その管理情報テーブル51内の「タイムスタンプ」を参照し、ユーザ別、カメラ別、イベントグループ別に分類保存されている各画像の中から受信日時が新しいイベントグループ内の各画像を新たな画像として特定することによって、この新たなイベントグループ内の各画像がダウンロードされる。また、過去の全てのアラーム画像を一括してダウンロードすべきことが予め指定されている場合に、管理サーバ5は、当該ユーザおよび当該カメラに対応付けられている全てのイベントグループを読み出すことによって、各イベントグループ内の各画像が一括してダウンロードされる。
一方、「転送方法」が“カメラメモリ転送”に設定されている場合には(ステップB3でNO)、当該対象カメラをアクセスし、このネットワークカメラ1に保存されている新たなアラーム画像を受信取得して画像ファイル(ローカル警戒)33に分類保存する(ステップB5)。なお、アラーム画像は、端末起動時、タイマー割り込み時にネットワークカメラ1あるいは管理サーバ5から自動取得されるが、ユーザに指定に従って任意に取得することもできる。ここで、警戒モードが解除されている場合には(ステップB2でNO)、上述したステップB3〜B5はスキップされてアラーム画像の取得は行われず、以下、リアルタイム画像の取得処理に移る(ステップB6〜B9)。
このリアルタイム画像の取得処理において、先ず、ローカルPC3は、予め設定されている定期取得時刻に到達したかを調べ(ステップB6)、定期取得時刻に達した際には、当該当該対象カメラをアクセスし、このネットワークカメラ1から現在のリアルタイム画像を受信取得して画像ファイル(定期保存)34に分類保存する(ステップB7)。なお、この定期取得時刻は、ユーザによって任意に設定変更することができる。また、ユーザによって任意取得が指示された場合には(ステップB8)、当該当該対象カメラをアクセスし、このネットワークカメラ1からユーザ指定された任意の1枚分の画像を受信取得して画像ファイル(任意保存)35に分類保存する(ステップB9)。
以下、他の未選択のカメラが有るか否かを調べ(ステップB10)、未選択のカメラが有れば、ステップB1に戻り、そのカメラを画像取得の対象として選択し、上述の動作を繰り返す(ステップB1〜B10)。
図11は、ローカルPC3側での画像閲覧処理を示したフローチャートである。
先ず、ローカルPC3は、ユーザによって閲覧対象のカメラが選択指定されると共に(ステップC1)、閲覧対象の分類ファイルが選択指定されると(ステップC2)、画像ファイル(ローカル警戒)33、画像ファイル(定期保存)34、画像ファイル(任意保存)35、画像ファイル(ダウンロード)36の中から、選択された分類対応のファイルを特定すると共に、特定された分類ファイルを選択カメラに基づいて検索し、このカメラ対応の各画像を読み出して一覧画面にサムネイル表示する(ステップC3)。この一覧画面の中から任意の画像がユーザ指定された場合には、指定された各画像を拡大表示する(ステップC4)。
図12は、管理サーバ5側での画像分類保存&通知メール送信処理を示したフローチャートであり、この画像分類保存&通知メール送信処理は、タイマー割り込みによって例えば、1分毎に実行開始される。
先ず、管理サーバ5は、ネットワークカメラ1から転送されて来たアラーム画像の受信有無をチェックすると共に、アラーム画像を受信している場合には、それに付加されている「ユーザID」、「カメラID」に基づいて当該送信元カメラの確認を行う(ステップD1)。ここで、新たなアラーム画像を受信している場合には(ステップD2)、この「ユーザID」、「カメラID」に基づいて管理情報テーブル51をアクセスし、その「通知指定状態」の設定内容(停止/通知/一時停止)をチェックする(ステップD3)。
ここで、「通知指定状態」に“通知” に設定されている場合には、当該送信元カメラに対応付けられている「メール送信済みフラグ」を参照し、前回未送信のイベントグループを検索し(ステップD4)、未送信イベントグループの有無をチェックする(ステップD5)。ここで、未送信イベントグループが無ければ(ステップD5でNO)、この「ユーザID」、「カメラID」対応の新たなイベントグループを作成し、そのイベントグループIDを管理情報テーブル51に追加登録すると共に、この新規イベントグループに対応して「アクセス用URL」、「保存期間」を追加登録し、更には、新規イベントグループ内の各画像に対応してその「画像ID」、「タイムスタンプ」を追加登録する(ステップD8)。そして、受信した各アラーム画像を新規イベント対応の画像として保存する(ステップD9)。
一方、未送信イベントグループが有れば(ステップD5でYES)、当該未送信イベントグループ内において、その最後に受信した画像の「タイムスタンプ」と、今回最初に受信した画像の受信日時とを比較してその時間差を求め(ステップD6)、この時間差は1分未満か否かを調べる(ステップD7)。ここで、1分未満であれば、今回受信した各アラーム画像を当該未送信イベントグループに属する画像として追加保存するが(ステップD10)、1分以上経過している場合には(ステップD7でNO)、新たなイベントグループを作成して新規保存する(ステップD8、D9)。
図14は、画像受信日時に応じたイベント管理を説明するための図である。
この実施例においては、異常検出時にネットワークカメラ1から転送されて来るアラーム画像群を1分単位毎に1つのイベントとして分類整理するようにしているが、例えば、回線状態等の影響を受けて画像転送時間が1分以上要する場合、センサ反応の影響を受けて転送タイミングがずれた場合、異常検出時の画像群がシリーズで連続的に転送されて来たような場合などでは、1つのイベントとして分類整理した方が良いため、1分未満に転送されて来た画像を前回と同一のイベントグループに属するものとして分類整理する。
例えば、図中、前回受信した画像群A−1を受信して分類整理した後、今回受信した画像群A−2を受信した際、前回の最終受信日時から今回の受信開始日時までの時間差が1分未満であれば、今回受信した画像群A−2を前回受信した画像群A−1のイベントグループに属する画像として分類整理し、1つのイベントグループにまとめられる。
このように通知モードに設定されている状態で今回受信したアラーム画像群をイベント単位で分類保存した後は、管理情報テーブル51をアクセスすることによって、今回の受信画像群を保存したイベントグループを除く前回メール未送信のイベントグループを検索する(ステップD11)。なお、今回のイベントグループを除くようにしたのは、先に受信したメール未送信のイベントを優先させるためであり、その後には、今回のイベントが前回メール未送信のイベントとして検索されるからである。他方、今回新たな画像を受信していない場合には(ステップD2でNO)、前回メール未送信のイベントグループを検索する(ステップD18)。
これによって検索されたイベントグループ対応の画像群をユーザに順次アクセスさせるためのWebページ(閲覧ページ)を生成し(ステップD12)、このWebページ対応のURLを付加した通知メールを作成すると共に、当該ユーザの「通知先」を管理情報テーブル51から読み出し、この通知先に対して通知メールを送信する(ステップD13)。この場合、複数の通知先が設定されていれば、各通知先に対して通知メールの送信が行われる。なお、通知メールは、イベントグループ単位で行われるため、図14のように、画像群A−1およびA−2が1つのイベントグループとしてまとめられた場合には、これらの画像群A−1およびA−2を閲覧可能なWebページが生成される。
図15(A)は、この通知メールの内容を例示したもので、どのカメラで異常を検出したかの案内が表示されると共に、その時のアラーム画像群を閲覧可能である旨のメッセージと、このアラーム画像群が掲載されているWebページのリンク(URL)が案内表示される。
図13は、モバイル端末7側における画像閲覧処理を示したフローチャートである。
先ず、モバイル端末7は、管理サーバ5から画像を保存した旨の通知メールを受け取ると(ステップE1)、この通知メール内に付加されているURLに基づいて管理サーバ5側のWebページをアクセスし(ステップE2)、その画像閲覧の要求を行う(ステップE3)。このWebページは、上述したように、1画像に1ページが割り当てられていると共に、各画像の受信順に順位付けられた複数のページから構成されたもので、モバイル端末7からWebページがアクセスされた際に、管理サーバ5は、ユーザの指示に応答して、各ページをその順序に従って1画像毎に順次送信する。いま、モバイル端末7側において、管理サーバ5から送信されて来た先頭ページを受信すると、それを端末画面に表示出力する(ステップE3)。
図15(B)〜(E)は、画像の表示例を示した図であり、(B)は、先頭ページが表示された状態を示している。
この端末画面には、図中の枠内に張り付けられているアラーム画像と、それを撮影したカメラを特定する情報と、その受信日時(タイムスタンプ)が表示されている他に、画像移動ボタン「次へ」が配置表示されている。この「次へ」の画像移動ボタンは、その操作回数に応じて順方向への画像移動を順次指定するもので、モバイル端末7は、画像移動ボタンが操作されると(ステップE4)、閲覧画像の移動要求を管理サーバ5に送信し(ステップE5)、これに応答して管理サーバ5から送信されて来た画像を受信して表示出力する(ステップE3)。
図15(C)は、6枚目のページを受信した場合の表示例で、画像移動ボタンとして「次へ」、「前へ」が配置表示される。なお、「前へ」の画像移動ボタンは、その操作回数に応じて逆方向への画像移動を順次指定するボタンである。以下、ユーザから終了が指示されるまで(ステップE4)、画像移動ボタンが操作される毎に、閲覧要求された画像を受信表示する動作が繰り返される(ステップE3〜E5)。図15(D)は、7枚目のページ、図15(E)は、末尾のページが表示された状態を示している。なお、各アラーム画像の表示サイズは、予めネットワークカメラ1側にモバイル端末7の画面サイズに応じて選択設定された「解像度」に応じた大きさとなっている。
このように管理サーバ5側では、通知モードにセットされている状態においては、アラーム画像画像の分類保存と共に通知メールの送信処理が行われるが、図12のステップD3で「通知指定状態」の設定内容(停止/通知/一時停止)をチェックした結果、“停止”が設定されている場合には、ネットワークカメラ1から転送されて来たアラーム画像群を保存せず、今回受信した画像群を不要なデータとして破棄する(ステップD17)。ここで、ローカルPC3側においては、通知モードにセットした後、そのモードを解除して停止モードへの切り換えを必要に応じて何時でも自由に指示することができるが、ローカルPC3から停止モードへの切り換えを受けた際に、管理サーバ5は、その時点から画像保存および通知メールの送信を停止する。
また、上述のステップD3で「通知指定状態」の設定内容(停止/通知/一時停止)をチェックした結果、“一時停止”が設定されている場合には、ステップD19に移り、その残り待機時間をチェックしてタイムアップとなったかを調べ、残り待機時間>0であれば、“停止”の場合と同様に、ネットワークカメラ1から転送されて来たアラーム画像群を保存せず、今回受信した画像群を不要なデータとして破棄するが(ステップD17)、残り待機時間=0であれば、通知モードを復帰させてステップD4以降の処理に移り、アラーム画像画像の保存およびメール通知処理を再開させる。
ここで、例えば、監視員が通知モード対応のカメラが設置されている部屋に入室する際に、センサによって自身が検知されることによる無駄な通知を避けるために、監視員は、一時的に通知モードを停止させてから入室する必要がある。このような場合、監視員は、ローカルPC3を操作して通知モードから一時停止モードへの切り換えを指示すると、管理サーバ5は、減算タイマに所定時間(例えば、10分間)をセットし、その時点から画像保存および通知メールの送信を所定時間だけ一時停止し、この所定時間の経過後(タイムアップ後)に通知モードへ自動復帰させる。なお、一時停止モードへ切り換えた後、その所定時間が経過する前に、通知モードへの切り換えが指示された際には、その時点で一時停止モードが解除されて通知モードに設定される。
また、通知モード、停止モード、一時停止モードへの切り換えは、ローカルPC3に限らず、構外のモバイル端末7からでも自由に行うことが可能であり、例えば、通知モードへの設定を忘れた場合には、モバイル端末7を操作して管理サーバ5をアクセスし、停止モードから通知モードへの切り換えを指示することができ、また、通知警戒実施中の構内に正規の利用者が一時的に入ることが分かっている場合には、モバイル端末7を操作して通知モードから一時停止モードへの切り換えを指示することができる。
なお、各モバイル端末7のうち、所定の権限が付加されているモバイル端末7に限り、通知モードから停止モードへの切り換えあるいは通知モードから一時停止モードへの切り換えを許可するようにしてもよい。この場合、予めローカルPC3から管理サーバ5に対してモバイル端末7毎にその制限情報を設定登録しておけばよい。
他方、管理サーバ5側においてアラーム画像を分類保存した際には、画像の保存容量(ハードデスク容量)を超えたかをチェックしており(図12のステップD14)、保存容量を超えた場合には、イベント、カメラ、ユーザ単位で、その「保存期間」からの経過順に画像を削除する処理を行うようにしている(ステップD15)。つまり、管理サーバ5側で保存管理している各画像は、上述したようにローカルPC3側にダウンロードされたり、モバイル端末7側に送信されるため、期限切れの画像を削除しても特に問題とはならず、管理サーバ5側の資源の有効活用を考慮し、保存容量を超えている場合には、イベント単位で削除し、それでも保存容量を超えている場合には、カメラ単位、更には、ユーザ単位で削除する。ここで、画像削除は、画像保存時の他、例えば、1日に1回のように定期的に行うようにしてもよいが、画像削除を行った際には、それに対応する管理情報テーブル51の内容も併せて削除するようにしている(ステップD16)。なお、アラーム画像を分類保存した際には、今回受信した画像群は、不要なデータとして破棄される(ステップD17)。
以上のように、この実施例においてローカルPC3は、ネットワークカメラ1あるいは管理サーバ5からネットワークを介して受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して画像ファイル(ローカル警戒)33、画像ファイル(定期保存)34、画像ファイル(任意保存)35、画像ファイル(ダウンロード)36に記憶管理しておき、任意の分類がユーザ指定された際に、当該分類に対応する画像ファイルから画像データを読み出して表示するようにしたから、例えば、監視員は、必要に応じてローカルPC3を操作しながらその画面上で、カメラからのリアルタイム画像を監視したり、異常検出時において予め設定されている条件に従って抽出されたアラーム画像を閲覧したり、様々な視点から監視することができるので、一人の監視員によっても効率良く監視することができると共に、セキュリティを高めることができ、セキュリティを維持しつつ監視のための経費を低減することができるなど、実用効果の高いカメラ監視システムを提供することが可能となる。
ローカルPC3からの指示に従ってカメラメモリ転送モード(構内監視モード)に設定されている状態においては、ネットワークカメラ1側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカルPC3側で自由に閲覧可能となり、また、サーバ転送モード(広域監視モード)に設定されている状態においては、管理サーバ5側に保存されているアラーム画像をローカルPC3側の他に、モバイル端末7側でも閲覧可能としたから、例えば、監視員は、ローカルPC3を操作して大量の画像データを一度に表示するなどして詳細な監視を行う場合と、モバイル端末7を利用して構外から監視する場合とを必要に応じて切り換えることができ、監視効率やセキュリティを大幅に向上させることが可能となる。
ネットワークカメラ1は、予め設定されている抽出条件に従ってリアルタイム画像の中から抽出したアラーム画像をカメラメモリ転送モード(構内監視モード)あるいはサーバ転送モード(広域監視モード)に応じて自己のメモリへ転送したり、管理サーバ5へ転送した後に、ローカルPC3から閲覧要求を受けた場合には、自己のメモリに保存されているアラーム画像をその要求元へ送信し、管理サーバ5は、ネットワークカメラ1から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に、モバイル端末7に対して画像を保存した旨を通知し、この通知を受けたモバイル端末7から閲覧要求を受けた場合に、このアラーム画像をその要求元へ送信し、ローカルPC3は、ネットワークカメラ1、管理サーバ5に対して閲覧要求を行い、これに応答して送信されて来た画像データを受信取得した際に、この画像データを分類別に記憶管理しておき、任意の分類がユーザ指定された際に、この指定分類対応の画像データを読み出して表示し、モバイル端末7は、管理サーバ5から画像を保存した旨の通知を受けた場合に、管理サーバ5に対してその閲覧要求を行い、これに応答して管理サーバ5から送信されて来た画像を受信取得して表示するようにしたから、例えば、監視員は、必要に応じてローカルPC3を操作しながらその画面上で、カメラからの画像をリアルタイムで監視したり、予め設定されている条件に従って抽出された画像を監視したり、様々な視点から監視することができる他、ローカルPC3を操作して大量の画像データを一度に表示するなどして詳細な監視を行ったり、モバイル端末7を利用して構外から監視することができるので、一人の監視員によっても効率良く監視することが可能となると共に、セキュリティを高めることが可能となる。
その他、所定時間内(例えば、1分以内)に受信取得した複数のアラーム画像のまとまりを1つのイベントとして分類することができるので、ユーザにあっては、所定時間単位毎に分類化された一連の各画像をまとめて閲覧することができると共に、この画像群がどのタイミングで撮影されたのかを容易に知ることができ、閲覧性と監視効率の向上が可能となる。また、通知警戒実施中の構内に正規の利用者が一時的に入るような場合に、ネットワークを介して通知停止を指示することができ、かつ、通知動作を停止した後にネットワークのトラブルなどにより通知再開の要求が受けられない状態になった場合や利用者が通知再開を忘れてしまったような場合でも、所定時間の経過後に自動的に通知動作を再開することができ、安全性を確保することができる他、1回の操作で足り、操作性の点でも有効なものとなる。
なお、上述した実施例においては、ネットワークカメラ1のカメラ情報テーブル11に対してアラーム画像の抽出条件等のカメラ制御情報をローカルPC3からの指示に従って設定するようにしたが、モバイル端末7側にもアラーム画像の抽出条件等のカメラ制御情報をカメラ情報テーブル11に任意に設定する機能を備えるようにしてもよい。この場合、各モバイル端末7のうち、所定の権限が付加されているモバイル端末7に限り、カメラ制御情報の設定を許可するようにしてもよい。この際、予めローカルPC3から管理サーバ5に対してモバイル端末7毎にその制限情報を設定登録しておけばよい。
また、上述した実施例においては、ネットワークカメラ1側でアラーム画像の抽出するための条件として、異常検出前後の画像を1秒間隔で5枚ずつ転送するように設定した場合を例示したが、勿論、抽出条件の設定内容は任意であり、また、動画から抽出したフレーム画像に限らず、一定時間内の動画をアラーム画像として抽出すべきことを指定する条件であってもよい。
また、新たなアラーム画像をネットワークカメラ1あるいは管理サーバ5から自動取得した際に、ローカルPC3に表示メッセージや音声メッセージを出力させることによってその旨を報知するようにしてもよい。また、管理サーバ5からアラーム画像を一括してダウンロードする際に、未ダウンロードの画像のみを一括してダウンロードするようにしてもよい。
また、モバイル端末7は、画像閲覧を行う際に、画像移動ボタンの操作に応じて1画面毎に画像移動の切り換えを管理サーバ5に対して指示するようにしたが、一括受信した複数の画像を1画像毎に自動切り換えを行う機能をモバイル端末7に設けてもよい。
更に、上述した実施例においては、ネットワークカメラ1が各アラーム画像を管理サーバ5へ転送する際に、モバイル端末7の画面サイズに応じて予め選択設定された「解像度」に応じた大きさに各アラーム画像を変更して転送するようにしたが、画像サイズの変更を管理サーバ5側で行うようにしてもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置あるいは監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置からネットワークを介して前記画像データを受信取得する機能と、受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する機能と、任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
更に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置に構内ネットワークを介して接続されたローカル側の端末装置あるいは監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置に広域ネットワークを介して接続されたリモート側の端末装置からの指示に従って構内監視モード、広域監視モードに設定する機能と、構内監視モードに設定されている状態において、監視カメラ装置側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカル側の端末装置側で閲覧可能とする機能と、広域監視モードに設定されている状態において、サーバ装置側で保存されているアラーム画像をリモート側の端末装置でも閲覧可能とする機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
カメラ監視システムの全体構成の概要を示したブロック図。 ローカルPC3側に設けられているユーザ情報・カメラ情報テーブル31の内容を示した図。 ネットワークカメラ1側に設けられているカメラ情報テーブル11の内容を示した図。 管理サーバ5側に設けられている管理情報テーブル51の内容を示した図。 ネットワークカメラ1の構成を概略的に示したブロック図。 ローカルPC3の構成を概略的に示したブロック図。 管理サーバ5の構成を概略的に示したブロック図。 モバイル端末7の構成を概略的に示したブロック図。 ローカルPC3側での設定処理を示したフローチャート。 ローカルPC3側において、ネットワークカメラ1あるいは管理サーバ5から画像を取得する画像取得処理を示したフローチャート。 ローカルPC3側での画像閲覧処理を示したフローチャート。 管理サーバ5側での画像分類保存&通知メール送信処理を示したフローチャート。 モバイル端末7側における画像閲覧処理を示したフローチャート。 画像受信日時に応じたイベント管理を説明するための図。 (A)は、この通知メールの内容を例示した図、(B)〜(E)は、ユーザ指示に応じて1画面毎にモバイル端末7に切り換え表示された表示例を示した図。
符号の説明
1 ネットワークカメラ
2 構内ネットワーク
3 ローカルPC3
4 インターネット
5 管理サーバ
6 移動体通信網
7 モバイル端末
10 センサ
11 カメラ情報テーブル
12 撮影部
13 アラーム対応画像抽出処理部
17 アラーム画像ファイル
31 ユーザ情報・カメラ情報テーブル
33 画像ファイル(ローカル警戒)
34 画像ファイル(定期保存)
35 画像ファイル(任意保存)
36 画像ファイル(ダウンロード)
51 管理情報テーブル
55 ハードディスク

Claims (6)

  1. 逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置と、画像閲覧機能を有するユーザ側の端末装置とがネットワークを介して通信接続されたカメラ監視システムであって、
    前記ユーザ側の端末装置は、監視カメラ装置あるいはサーバ装置からネットワークを介して前記リアルタイム画像、アラーム画像を受信取得する取得手段と、この取得手段によって受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する分類画像記憶手段と、任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とするカメラ監視システム。
  2. コンピュータに対して、
    逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置あるいは監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置からネットワークを介して前記画像データを受信取得する機能と、
    受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する機能と、
    任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  3. 逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置と、監視カメラ装置に対して構内ネットワークを介して接続されたローカル側の端末装置と、サーバ装置に対して広域ネットワークを介して接続されたリモート側の端末装置を備えたカメラ監視システムであって、
    端末装置からの指示に従って構内監視モード、広域監視モードに設定するモード設定手段と、
    このモード設定手段によって構内監視モードに設定されている状態において、監視カメラ装置側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカル側の端末装置側で閲覧可能とする構内閲覧手段と、
    前記モード設定手段によって広域監視モードに設定されている状態において、サーバ装置側で保存されているアラーム画像をリモート側の端末装置でも閲覧可能とする広域閲覧手段と、
    を具備したことを特徴とするカメラ監視システム。
  4. コンピュータに対して、
    逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置に構内ネットワークを介して接続されたローカル側の端末装置あるいは監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置に広域ネットワークを介して接続されたリモート側の端末装置からの指示に従って構内監視モード、広域監視モードに設定する機能と、
    構内監視モードに設定されている状態において、監視カメラ装置側のリアルタイム画像、アラーム画像をローカル側の端末装置側で閲覧可能とする機能と、
    広域監視モードに設定されている状態において、サーバ装置側で保存されているアラーム画像をリモート側の端末装置でも閲覧可能とする機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  5. 逐次撮影された画像の中から所定の条件に従って抽出した画像データをネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得した画像データをユーザ別に収集保存すると共に閲覧の要求に応じて当該ユーザ別の画像データを送信する機能を有するサーバ装置と、監視カメラ装置に対して構内ネットワークを介して接続されているローカル側の端末装置と、サーバ装置に対して広域ネットワークを介して接続されているリモート側の端末装置とを備えたカメラ監視システムであって、
    監視カメラ装置は、逐次撮影された画像データの中から予め設定されている抽出条件に従って抽出した画像データを自己のカメラメモリへ転送あるいはサーバ装置へ転送した後に、ローカル側の端末装置から閲覧要求を受けた場合には、自己のメモリに保存されている画像データをその要求元へ送信し、
    サーバ装置は、監視カメラ装置から受信取得した画像データをユーザ別に収集保存すると共に、リモート側の端末装置に対して画像データを保存した旨を通知し、この通知を受けたリモート側の端末装置から閲覧要求を受けた場合に、この画像データをその要求元へ送信し、
    ローカル側の端末装置は、監視カメラ装置あるいはサーバ装置に対して閲覧要求を行い、これに応答して監視カメラ装置あるいはサーバ装置から送信されて来た画像データを受信取得した際に、この画像データを分類別に記憶管理しておき、任意の分類がユーザ指定された際には、この指定分類対応の画像データを読み出して表示し、
    リモート側の端末装置は、サーバ装置から画像データを保存した旨の通知を受けた場合に、サーバ装置に対してその閲覧要求を行い、これに応答してサーバ装置から送信されて来た画像データを受信取得して表示する、
    ようにしたことを特徴とするカメラ監視システム。
  6. 逐次撮影されるリアルタイム画像や異常検出時において予め設定されている条件に従って保存されるアラーム画像をネットワーク経由で送信する機能を有するユーザ側の監視カメラ装置と、この監視カメラ装置から受信取得したアラーム画像をユーザ別に収集保存すると共に画像閲覧の要求に応じてユーザ別アラーム画像を送信する機能を有するサーバ装置とがネットワークを介して通信接続され、監視カメラ装置あるいは監視カメラ装置に対して画像閲覧の要求を行うユーザ側の画像閲覧端末装置であって、
    監視カメラ装置あるいはサーバ装置からネットワークを介して前記リアルタイム画像、アラーム画像を受信取得する取得手段と、
    この取得手段によって受信取得した画像データをリアルタイム画像、アラーム画像毎および取得元毎に分類して記憶管理する分類画像記憶手段と、
    任意の分類が指定された際に当該分類に対応して記憶管理されている画像データを読み出して表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とする画像閲覧端末装置。
JP2003402391A 2003-12-02 2003-12-02 カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム Expired - Fee Related JP4395615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003402391A JP4395615B2 (ja) 2003-12-02 2003-12-02 カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003402391A JP4395615B2 (ja) 2003-12-02 2003-12-02 カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005167524A JP2005167524A (ja) 2005-06-23
JP4395615B2 true JP4395615B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=34725964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003402391A Expired - Fee Related JP4395615B2 (ja) 2003-12-02 2003-12-02 カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4395615B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4895545B2 (ja) * 2005-07-22 2012-03-14 パナソニック株式会社 監視カメラ装置及び監視カメラシステム
JP2007201876A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ装置及びネットワークカメラ
JP5151451B2 (ja) * 2007-12-19 2013-02-27 日本電気株式会社 人物特定システム、人物特定装置、人物特定方法および人物特定プログラム
JP2012150592A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Sumitomo Electric Networks Inc セキュリティシステム及び監視装置
CN114153698B (zh) * 2021-12-06 2024-04-19 京东方艺云(杭州)科技有限公司 显示监控方法、装置、电子设备和可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005167524A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9984545B2 (en) System and method of monitoring the video surveillance activities
EP2717564B1 (en) Method, device and system for realizing video retrieval
US7760908B2 (en) Event packaged video sequence
EP2876570B1 (en) System and method of dynamic correlation view for cloud based incident analysis and pattern detection
EP2781084B1 (en) Digital video system with intelligent video selection timeline
US9934663B2 (en) Apparatus and method for improved live monitoring and alarm handling in video surveillance systems
JP2003216229A (ja) 遠隔制御管理システム
EP1869652A1 (en) Methods for defining, detecting, analyzing, indexing and retrieving events using video image processing
KR20110130033A (ko) 행동패턴 데이터베이스를 이용한 능동형 영상감시 시스템 및 그 방법
US20130222598A1 (en) System and Method of On Demand Video Exchange Between On Site Operators and Mobile Operators
JP2005167523A (ja) カメラ監視システムおよび画像管理装置並びにプログラム
JP5779380B2 (ja) 監視装置およびプログラム
JP4395615B2 (ja) カメラ監視システムおよび画像閲覧端末装置並びにプログラム
KR100718521B1 (ko) 영상 출력 시스템 및 영상을 출력하기 위한 제어프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독 가능한 기록 매체
KR100653825B1 (ko) 변화검출방법 및 장치
KR101964230B1 (ko) 데이터 처리 시스템
JP2017111506A (ja) 見守りシステム
JP5276353B2 (ja) 監視システム
JP4308633B2 (ja) 監視カメラ装置
JP2013015916A (ja) 画像管理装置、画像管理方法、画像管理プログラム及び記録媒体
JP4553221B2 (ja) 監視通報方法およびシステムならびに監視通報プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体
JP7099687B2 (ja) 映像監視システム及びその方法と処理装置
KR200434039Y1 (ko) 중앙 집중형 감시 시스템
JP3031888B2 (ja) 表示装置
JP2005253025A (ja) 遠隔監視装置及び表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees