JPH084421Y2 - 搬送用親子パレット - Google Patents

搬送用親子パレット

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JPH084421Y2
JPH084421Y2 JP859590U JP859590U JPH084421Y2 JP H084421 Y2 JPH084421 Y2 JP H084421Y2 JP 859590 U JP859590 U JP 859590U JP 859590 U JP859590 U JP 859590U JP H084421 Y2 JPH084421 Y2 JP H084421Y2
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pallet
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child
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vertical
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JP859590U
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JPH03100126U (ja
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作一 井上
文次 玉井
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、製鉄所内倉庫や問屋の倉庫等に使用され
る管体、型鋼等を収納する搬送用親子パレットに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、自動倉庫は、保管対象の製品が人間の手で容易
に仕分けられるか、容易に持ち運ばれる軽量物、或いは
機械により容易に搬送される嵩張る中・重量物(ロット
管理される結束された短尺小・中径管等)に限られ、製
品の保管能力、製品管理レベルの向上、また入出庫時間
の短縮を主体として考えられており、人間の取り扱い易
い軽量物を主な保管対象とするためにトラックから倉庫
まで、反対に倉庫からトラックまでの搬送はそれほど問
題となっていなかった。このため、トラック・倉庫間の
搬送の自動化に遅れが出て、労働力集約型の旧態然とし
た作業が繰り返されていたから、パレット等を使用して
も作業効率が悪く、人手がかかる上、トラック等の待ち
時間が大きくなるという不都合があった。
一方、同一サイズ、同一品質の搬送物を多数本を結束
し、天井クレーン等を使用して倉庫内のいわゆるサボテ
ンラックの腕間に架け渡し保管し、倉庫内におけるスタ
ッカクレーンにより搬入・搬出するものも知られてい
る。
しかしながら、ラックのピッチが一定であるために搬
送物の大きさによって保管収納率が変わってしまうの
と、ラック間にスタッカクレーンのフォークが入るため
にラック間の寸法が大きくなり、保管容量が大幅に減少
する。またロット管理には良いが、単品管理には適さな
いという不都合があった。
近年、重厚長大の製品でも物流の合理化が要請されて
おり、中でも特に、問屋等の中継基地において自動倉庫
を使用し、単品管理を前提とした製品の仕分け、保管が
必要になりつつある。
そこで、この出願人は、単品管理を前提とした自動倉
庫による管体(長尺な中・小径管等)の保管を行うため
に、入出庫前における管体の搬入、仕分け、搬出に有効
な管体搬入・搬出装置を開発し出願している。
この管体搬入・搬出装置は、自動倉庫に付設した入出
庫ステーションと、複数本の管体を夫々移載可能なパレ
ットを複数段重ねたパレットパックと、このパレットパ
ック中の最下段以外のパレットを載置可能な仮置き台
と、荷搬送手段から入荷した複数本の管体をばらし可能
な入荷用バラシ作業台と、前記の入出庫ステーションと
仮置き台と入荷用バラシ作業台の各間を移動可能な入出
荷用移載機とから構成され、前記入出荷用移載機はパレ
ットパック中のパレットを取り出し可能なパレット取出
し装置と、パレット、入荷用バラシ作業台上の管体を一
本一本取り出し可能な管体取出し装置とから構成されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記パレットパックとしては、自動倉庫の通常の棚方
式或いはパレットパック直接段積み方式いずれであって
も適用でき、保管容量を向上し得るだけの収納能力を有
すること、スタッカクレーンにより入出庫可能であるこ
と、単品管理が容易となるように各パレットで搬送物を
一層並べて収納可能であること、サイズ頻度分布変更に
対する柔軟性があること等が望まれるが、従来、かかる
条件を満たすものはなかった。
〔考案の目的〕
この考案は前記条件を満たし得るパレットパックを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案の搬送用親子パレットは、図示する如く、対
向する側部枠12の下端間を連結材13を介し連結した断面
U状の親パレット1Bと、垂直材2を四隅に配置し、該夫
々の垂直材2の上端に対し面一又はそれより下方に配設
した横材3及び縦材4を介して前記垂直材2を連結した
平面状の子パレット1Aとから構成され、子パレット1A
垂直材2の外面の側部に凸状又は凹状の係合部5が形成
され、親パレット1Bの側部枠12の内面に前記子パレット
1Aの係合部5と係合可能な上下方向に連続した凹状又は
凸状の係合部14が設けられ、両係合部5,14を互いに係合
させて親パレット1B上に複数個の子パレット1Aを積み重
ね、上下のパレット1A1B間に搬送物の収納スペース1
9,20,23が形成されていることを特徴としており、かか
る構成によって前記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に沿って説明する。
図中1Aは平面状の子パレットで、4本の垂直材2を四
隅に配置し、該夫々の垂直材2の上端に対し面一又はそ
れより下方に配設した横材3及び縦材4より上下方向
(上方向のみでも可)に突出し、かつ縦材4より側方に
突出するようにこれらを介し連結し、垂直材2の外面の
側部(縦材4より側方の突出部分)を凸状の係合部5に
形成している。
前記垂直材2は筒状に形成されており、その上下端に
は端板6が設けられ、これら端板6には長孔状のピン挿
入部7が対応して穿設されている。尚、垂直材2の下方
突出長さを調節する場合は、下方端板6は設けず、垂直
材2内に、筒状に形成した高さ調整部材8を下方に突出
可能に嵌入し、垂直材2の反係合部5側の縦材4より下
方部分に係止孔9を高さ調整部材8を挟んで対向して設
け、かつ高さ調整部材8に、前記係止孔9と合致可能な
貫通孔10を上下方向に所定間隔で列設すると共に、係止
孔9と貫通孔10の内の1つとを合致させて支持ピン11を
挿入、固定すれば良い。
1Bは断面U状の親パレットで、対向する側部枠12の下
端間を連結材13を介し連結し、側部枠12の夫々の中間部
内面に間隔を置いて上下方向に連続した凹状の係合部14
を形成している。この係合部14を形成する左右の係止片
15の上部には挿入ガイド15aを連設すると共に、これら
係止片15の下部には互いに対応するピン孔16を上下方向
に所定間隔で列設している。そして横材13より同じ高さ
のピン孔16に支持ピン17を挿入して係止片15間に架設し
ている。また側部枠12の長手方向両端上部に、スタッカ
クレーンの左右のフォークで親パレット1Bを持ち上げる
ためのフォーク係止突起18を形成している。
そして、親パレット1Bの側部枠12内面に設けた係合部
14に子パレット1Aの垂直材2の係合部5が係合されて親
パレット1B内に子パレット1Aが吊り込まれ、その垂直材
2下端(高さ調整部材8の下端)が係合部14内に設けた
支持ピン17に支持され、この子パレット1Aの垂直材2上
に、更に親パレット1B内に吊り込んだ子パレット1Aの垂
直材2が支持される。
このように親パレット1B内に複数個の子パレット1A
上下に積み重ねられて収納されると共に、親パレット1B
の連結材13と子パレット1Aの横材3との間、上下の子パ
レット1A1Aの横材3、3間及び最上段の子パレット1A
の横材3上に管体を一層並べて収納可能な収納スペース
19、20、23が形成されている。
親パレット1Bと最下段の子パレット1A間に設けられる
収納スペース19の大きさは垂直材2の横材3より下方の
突出長さと垂直材2の支持高さとの和で決定される。垂
直材2の支持高さは支持ピン17が挿入されるピン孔16位
置の選択で決定され、垂直材2の横材3より下方の突出
長さは、垂直材2内に高さ調整部材8を設けている場
合、支持ピン11が挿入される貫通孔9位置の選択、つま
り垂直材2下端からの高さ調整部材8の突出長さ調整で
決定される。このように収納スペース19の大きさは管体
のサイズに合わせて調節可能となっている。
上下の子パレット1A1Aの横材3、3間に設けられる
収納スペース20の大きさは垂直材2の横材3より上下に
突出した長さの和で決定される。垂直材2の横材3より
下方の突出長さは、垂直材2内に高さ調整部材8を設け
ている場合、支持ピン11が挿入される貫通孔9位置の選
択(垂直材2下端からの高さ調整部材8の突出長さ調
整)で決定される。このように収納スペース20の大きさ
は管体のサイズに合わせて調節可能となっている。
子パレット1Aを親パレット1B内に収納し、また親パレ
ット1B内から取り出すために、前述した如く垂直材2に
設けた上方端板6に長孔状のピン挿入部7が設けられ、
また下端部の互いに反対側面に爪部21が形成された90°
回転可能な4本のツイストロックピン22ガ吊り具から吊
設されている。そして吊り具を下動させてツイストロッ
クピン22をピン挿入部7を介し垂直材2内に挿入した
後、ツイツトロックピン22を90°回転させ、かつ吊り具
を上動させると、ツイストロックピン22下端部の爪部21
が上方端板6に引掛かって吊り上げ可能となっている。
前記吊り具は天井クレーン式の入出荷用移載機により
昇降可能に吊り下げられて自動倉庫のレーン方向及びそ
の直角方向に搬送可能となっている。
尚、この実施例では、親パレット1Bの側部枠12内面に
凹状の係合部14を設け、かつ子パレット1Aの垂直材2外
面に凸状の係合部5を設け、両者を上下方向に係合可能
とした例について説明したが、逆に、親パレット1B側に
凸状の係合部を設け、子パレット1A側に凹状の係合部を
設けても同効であることは言うまでもない。
また、親パレット1Bの側部枠12に複数段のピン孔16を
設け、その内の所定段のピン孔16に挿入して係合部14に
臨ませて支持ピン17を設け、子パレット支持位置を段階
的に調整する子パレット支持位置調整機構の例について
説明したが、例えば親パレット1Bの夫々の側部枠12内面
にウォームジャッキを設置し、これらウォームジャッキ
を連動可能に接続して子パレット支持位置を無段階に調
整できるようにしても良い。
以上の構成において、管体の入庫(出庫)時、まず親
子パレットは自動倉庫に付設した入出庫ステーション
上にスタッカクレーンにより取り出され、次いで、その
内の対象パレットである親パレット1B(又は子パレット
1A)より上の子パレット1Aは吊り具のツイストロックピ
ン22で吊り下げられて入出荷用移載機により仮置き台に
移載された後、開いた対象パレットの親パレット1B(又
は子パレット1A)はリフター装置により傾けられ、収納
中の管体は片側に寄せられて整列される。次いで、入出
荷用移載機の吊り具に設けた管体把持装置で管体を把持
して、入庫の場合は、前記整列操作で空いた管体収納場
所に入庫対象の管体が一本ずつ運ばれて収納され、出庫
の場合は、整列した管体を一本ずつ取り出す。しかる
後、入出荷用移載機により仮置き台上に移載されていた
子パレット1Aは親パレット1B(又は子パレット1A)上に
搬入支持され、この親子パレットはスタッカクレーン
に取り込まれ、自動倉庫に入庫される。
親子パレット1に対する管体の収納時、管体は子パレ
ット1Aの横材3上、親パレット1Bの連結材13上に支持さ
れて一層に整列されて収納される。
上下の子パレット1A1A間の収納スペース20の大きさ
を調節しても収まらない径の管体は最上段の子パレット
1A上の収納スペース23に、また収納スペース19の大きさ
を調節して親パレット1B上に収納すれば良い。
尚、実施例では搬送物を管体としたが、これに限定さ
れることなく、型鋼、棒鋼等のようなものでも良いこと
は勿論である。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案は、断面U状の親パレット内に
平面状の子パレットを複数個上下に積み重ねて収納した
一体的なパックであり、上下のパレットの横材間には搬
送物を一層並べて収納可能なスペースが形成されている
から、搬送物が長尺、短尺のいかんを問わずその保管・
搬送に使用でき、また親パレットで支持してクレーン等
により入出庫又は搬送すること、親パレットで上下積み
重ねることができる。従って、自動倉庫の通常の棚方式
或いはパレットパック直接段積み方式いずれであっても
容易に適用でき、しかも親子パレットに一層並べて複数
段に搬送物を収納することができるから、保管容量を向
上し得るだけの収納能力を確保し得ると共に、単品管理
がし易くなり、極めて実用的である。また、収納スペー
スの高さ調整機構の付設によってサイズ頻度分布変更に
対する柔軟性も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はこの考案の一実施例を示す平
面図、正面図、右側面図、第4図は第3図の要部の一部
破断拡大図、第5図は第4図の平面図、第6図、第7図
は子パレットの垂直材下部の伸縮機構を示す斜視図、断
面図である。1A ……子パレット、2……垂直材、3……横材、4……
縦材、5……係合部、6……端板、7……ピン挿入部、
8……高さ調整部材、9……係止孔、10……貫通孔、11
……支持ピン、1B……親パレット、12……側部枠、13…
…連結材、14……係合部、15……係止片、16……ピン
孔、17……支持ピン、18……フォーク係止突起、19、20
……収納スペース、21……爪部、22……ツイストロック
ピン。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する側部枠の下端間を連結材を介し連
    結した断面U状の親パレットと、垂直材を四隅に配置
    し、該夫々の垂直材の上端に対し面一又はそれより下方
    に配設した横材及び縦材を介して前記垂直材を連結した
    平面状の子パレットとから構成され、子パレットの垂直
    材の外面の側部に凸状又は凹状の係合部が形成され、親
    パレットの側部枠の内面に前記子パレットの係合部と係
    合可能な上下方向に連続した凹状又は凸状の係合部が設
    けられ、両係合部を互いに係合させて親パレット上に複
    数個の子パレットを積み重ね、上下のパレット間に搬送
    物の収納スペースが形成されていることを特徴とする搬
    送用親子パレット。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の搬送用親子パレットに
    おいて、子パレットの垂直材内に下方に突出可能な高さ
    調整部材を嵌入し、この高さ調整部材に上下方向に間隔
    を置いてピン挿入用貫通孔を列設し、かつ前記垂直材
    に、高さ調整部材を挟み対向させてピン挿入用係止孔を
    設け、これら係止孔と前記貫通孔の内の1つとを合致さ
    せて支持ピンを挿入、固定したことを特徴とする搬送用
    親子パレット。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は(2)記載の搬送用親子
    パレットにおいて、親パレットの側部枠の内面に、最下
    段の子パレットの垂直材下端を支持する子パレット支持
    位置調整機構を設けたことを特徴とする搬送用親子パレ
    ット。
JP859590U 1990-01-31 1990-01-31 搬送用親子パレット Expired - Lifetime JPH084421Y2 (ja)

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JPH03100126U JPH03100126U (ja) 1991-10-18
JPH084421Y2 true JPH084421Y2 (ja) 1996-02-07

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