JPH084344A - 立体駐車場の車載パレット - Google Patents

立体駐車場の車載パレット

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Publication number
JPH084344A
JPH084344A JP6159103A JP15910394A JPH084344A JP H084344 A JPH084344 A JP H084344A JP 6159103 A JP6159103 A JP 6159103A JP 15910394 A JP15910394 A JP 15910394A JP H084344 A JPH084344 A JP H084344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
vehicle
pallet
stop
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP6159103A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Tai
彰人 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP6159103A priority Critical patent/JPH084344A/ja
Publication of JPH084344A publication Critical patent/JPH084344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後両方向からの車の乗り入れが容易にで
き、且つパレットからの車のはみ出しを確実に防止する
車載パレットを提供する。 【構成】 載置面14の前端部及び後端部に載置面14
から上端に向かう傾斜が内側より外側の方が緩やかであ
る山形の第1車止め16及び第2車止め19と、各車止
めから内側に所定距離をおいた載置面14に第1補助車
止め17及び第2補助車止め18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体駐車場の車載パレッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に立体駐車場の車載パレットの載置
面には、パレット上の車がパレットからはみ出さないた
めの車止めが設けられている。車止めは、パレットを車
収納棚に収納している間、パレットの昇降時、ターンテ
ーブル上でのパレットの水平旋回時だけでなく、パレッ
ト上への車の乗り入れの際にもパレット上の車がパレッ
トからはみ出すのを防止する。
【0003】従来、載置面に載置面から上端への傾斜が
急な山形の車止めを設けた車載パレットは知られてい
る。しかし、このような車止めは傾斜が急であるがゆえ
に、乗り入れ・乗り出しの際に乗り越えるのが困難であ
った。特に、乗り入れの際は前方に棚、鏡等があるので
アクセルを噴かしにくく、乗り出しの際に比べてより乗
り越えにくかった。
【0004】そこで、載置面の奥端寄りには車の進入限
界を規定するタイヤ止めが設けられ、一方、車載パレッ
トの入出庫口部には、タイヤ止めの方向に向かって緩や
かに上り傾斜する進入スロープが設けられており、該進
入スロープは傾斜上端が載置面より上方に位置するよう
に形成されて、該進入スロープの傾斜上端と載置面との
間には車止め用の段差が設けられている車載パレットの
車止め構造が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例において、進入限界を規定するタイヤ止めがあり車
の乗り入れ・乗り出しができる方向は車載パレットに対
して1方向のみである。従って、前進運転で乗り入れた
場合は後進運転で乗り出す必要があり、不慣れな後進運
転で車止め用の段差を乗り越えるのは極めて困難且つ危
険であった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、車載パレットに対して前後両方向から車の乗り入れ
が容易にでき、且つパレットからの車のはみ出しを確実
に防止する立体駐車場の車載パレットを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、立体駐車場の車載パレットにお
いて、載置面の前端部及び後端部に載置面から上端に向
かう傾斜が内側より外側の方が緩やかである山形の第1
車止め及び第2車止めを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、上記第1車止め及び第
2車止めから内側に所定距離をおいた載置面に第1補助
車止め及び第2補助車止めを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、上記第1及び第2補助
車止めの上端の載置面からの高さは上記第1及び第2車
止めの上端の載置面からの高さよりも低いことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、車載パレットの前後両方
向からアクセルを強く噴かすことなく容易に車載パレッ
ト上に車を乗り入れることができる。
【0011】請求項2の発明では、第1及び第2補助車
止めにより、車載パレットからの車のはみ出しをより確
実に防止できる。
【0012】請求項3の発明では、乗り入れ・乗り出し
の際に第1及び第2補助車止めを容易に乗り越えること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施例に限
定されるものではない。
【0014】まず立体駐車場の概要について図4を用い
て説明する。立体駐車場1は、平面形状が矩形で高さが
高い建造物2内にラック装置3が立設・収納されてお
り、ラック装置3は所定間隔で渡された多数のパレット
支承桟4を有し、該支承桟4に長方形状の車用の車載パ
レットPが載置される。車載パレットP上の車は、同一
パレットが載置される組となるパレット支承桟4によっ
て構成された車収納棚5に駐車させられる。
【0015】車の入出庫は建造物2の床の上方の入出庫
空間6に形成された入出庫口を通って行われる。床の中
央部に昇降台8が通過するための開口が形成され、該床
の下方にはピット7が形成されている。このピット7の
底部には公知の昇降装置9、及びこの昇降装置9には公
知の水平旋回装置10が設置され、水平旋回装置10の
回転体に取り付けられたターンテーブル11は昇降自在
で、且つ水平旋回自在となっている。
【0016】入庫の際、運転者は入出庫空間6の入出庫
口と反対側に取り付けられた鏡を見てパレットP上への
車の乗り入れを行い、該鏡の上方に表示される停止命令
に従ってパレットP上の所定位置に車を停止させる。車
を載置したターンテーブル11上の車載パレットPは9
0度旋回された後、昇降台8によって所定の車収納棚5
の高さまで持ち上げられ、公知の摺動機構により昇降台
8に水平突出自在に設けられたスライドフォーク12に
よって車収納棚5に収納される。逆に出庫の際、車載パ
レットPはスライドフォーク12によって昇降台8上に
引き込まれた後、昇降台8によって所定高さまで降下さ
せられ、ターンテーブル11によって90度旋回され
る。入庫の際の90度の旋回と出庫の際の90度の旋回
を回転中心に対して同方向に行うことにより、同じ入出
庫口から前進乗り入れ・前進乗り出しが可能となる。
【0017】次に、車載パレットPの構造について図1
及び図2を用いて説明する。車載パレットPは前後左右
対称で、前端から後端に渡って左から左側側壁13a、
左側載置面14a、中央凸部15、右側載置面14b及
び右側側壁13bが形成される。中央凸部15を跨ぐよ
うに左側載置面14aに左側タイヤが、右側載置面14
bに右側タイヤが位置するようにパレットP上に車が載
置される。尚、上記中央凸部15が無く各車止め及び各
補助車止めは左側側壁13aから右側側壁13bに至っ
てもよい。車の乗り入れはパレットPに対して前後両方
向から行うことができ、逆に前後両方向への乗り出しが
できる。尚、説明上の都合でパレットP上での前後を特
定するために、パレットP上に車を乗り入れる際の車の
進行方向を前とする。即ち車の乗り入れはパレットの後
端側から、乗り出しはパレットの前端側から行うことに
なる。尚、後ろ側より前側を向いて左或いは右をそれぞ
れ左側或いは右側とする。
【0018】次に、左側載置面14aに形成された車止
めについて説明する。尚、右側載置面14bにおいては
左側載置面14aと全く同様な構造となるので説明は省
略する。左側載置面14aには、前端部に左側第1車止
め16a、後端部に左側第2車止め19a、そして各車
止めから内側に所定距離をおいて左側第1補助車止め1
7a、左側第2補助車止め18aが取り付けられる。以
下、左側載置面14aについてのみ説明するので、各車
止め及び補助車止めについて「左側」という言葉は省略
する。
【0019】第1車止め16aと第2車止め19aの距
離は車の前タイヤ20と後ろタイヤ21の距離以上、第
1補助車止め17aと第2補助車止め18aの距離は前
タイヤ20と後ろタイヤ21の距離以下であればよく、
駐車の対象となる小型車から大型車まで対応できるよう
な距離にされている。パレットP上への車の乗り入れの
際は、前タイヤ20は第2車止め19a、第2補助車止
め18a及び第1補助車止め17aの順に3つ、後ろタ
イヤ21は第2補助車止め19aのみを乗り越えて、前
タイヤ20が第1車止め16aと第1補助車止め17a
間に、後ろタイヤ21が第2補助車止め18aと第2車
止め19a間に位置するように停止させる。そして、前
タイヤ20が第1車止め16aのみ、後ろタイヤ21が
第2補助車止め18a、第1補助車止め17a及び第1
車止め16aの順に3つ乗り越えて車はパレットP上か
ら乗り出される。
【0020】図2に示すように各車止め及び補助車止め
は側面図において山形となっており、第1車止め16a
及び第2車止め19aは、載置面14aから上端に向か
う傾斜は内側より外側の方が緩やかになっている。即
ち、乗り入れの際に最初に乗り越える第2車止め19a
は外側が緩やかな傾斜になっているので、アクセルを強
く噴かすことなく容易に乗り入れを行うことができる。
第1車止め16aも外側が緩やかな傾斜となっているの
で、パレットPの前端側からも容易に乗り入れることが
できる。又、第1車止め16a及び第2車止め19aの
内側は急な傾斜になっているので、パレットPからの車
のはみ出しは確実に防止できる。
【0021】尚、図2において、載置面14aから第1
補助車止め17a及び第2補助車止め18aの上端まで
の高さは、載置面14aから第1車止め16a及び第2
車止め19aの上端までの高さと等しくなっている。通
常、運転者は乗り込む直前で車を停止或いは極めて低速
度にしてパレットPに対して車の位置決めをした後、ア
クセルを噴かして乗り入れを行う。従って、第1及び第
2車止めと第1及び第2補助車止めが同一形状であれ
ば、第1及び第2車止めの方が第1及び第2補助車止め
よりも乗り越えるのは困難である。即ち、第2車止め1
9aを乗り越えた際の進行の勢いにより、第2補助車止
め18a及び第1補助車止め17aは容易に乗り越える
ことができる。
【0022】尚、パレットP上からの車のはみ出し防止
の役目の重要度は、第1及び第2補助車止めよりも第1
及び第2車止めの方が高いので、場合により第1及び第
2補助車止めが無くてもよい。また、図3に示す如く第
1及び第2補助車止めの上端の載置面からの高さは、第
1及び第2車止めの上端の載置面からの高さよりも低く
てもよい。
【0023】更に、右側第1車止め16bと左側第2車
止め19aのみ、或いは左側第1車止め16aと右側第
2車止め19bのみ、即ち対角にのみ車止めを取り付け
て構造を簡単化してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したような構成によって、本発
明は以下の如き効果を奏するものである。
【0025】立体駐車場の車載パレットにおいて、請求
項1の発明では、前後両方向からアクセルを強く噴かす
ことなく容易に乗り入れが行え、且つパレットからの車
のはみ出しを確実に防止できる。
【0026】請求項2の発明では、第1及び第2車止め
の作用に第1及び第2補助車止めの作用が追加されて、
パレットからの車のはみ出しをより確実に防止できる。
【0027】請求項3の発明では、乗り入れ・乗り出し
の際に第1及び第2補助車止めを容易に乗り越えること
ができる。
【0028】又、第1及び第2車止め、第1及び第2補
助車止めは補強リブの役目も兼ねており、各車止め、各
補助車止めを取り付けることによって車載パレットの強
度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す車載パレットの斜視図で
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】他の実施例を示す車載パレットの側面図であ
る。
【図4】立体駐車場の側面図である。
【符号の説明】 1 立体駐車場 5 車収納棚 8 昇降台 9 昇降装置 10 水平旋回装置 11 ターンテーブル 12 スライドフォーク 13 側壁 14 載置面 15 中央凸部 16 第1車止め 17 第1補助車止め 18 第2車止め 19 第2補助車止め

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置面の前端部及び後端部に載置面から
    上端に向かう傾斜が内側より外側の方が緩やかである山
    形の第1車止め及び第2車止めを設けた立体駐車場の車
    載パレット。
  2. 【請求項2】 上記第1車止め及び第2車止めから内側
    に所定距離をおいた載置面に第1補助車止め及び第2補
    助車止めを設けた請求項1記載の立体駐車場の車載パレ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2補助車止めの上端の載
    置面からの高さは上記第1及び第2車止めの上端の載置
    面からの高さよりも低い請求項2記載の立体駐車場の車
    載パレット。
JP6159103A 1994-06-17 1994-06-17 立体駐車場の車載パレット Pending JPH084344A (ja)

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JP6159103A JPH084344A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 立体駐車場の車載パレット

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ID=15686311

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JP6159103A Pending JPH084344A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 立体駐車場の車載パレット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009197417A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 機械式駐車場

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009197417A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 機械式駐車場
JP4615572B2 (ja) * 2008-02-19 2011-01-19 住友重機械工業株式会社 機械式駐車場

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