JPH084245B2 - 多値識別方式 - Google Patents
多値識別方式Info
- Publication number
- JPH084245B2 JPH084245B2 JP61263660A JP26366086A JPH084245B2 JP H084245 B2 JPH084245 B2 JP H084245B2 JP 61263660 A JP61263660 A JP 61263660A JP 26366086 A JP26366086 A JP 26366086A JP H084245 B2 JPH084245 B2 JP H084245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- amplifier
- converter
- output
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、受信した多値振幅信号(ディジタル信号)
を識別する多値識別方式に関するもので、特に受信側に
おいて波形歪、干渉等をディジタル信号処理により補償
する場合の多値識別方式に係る。
を識別する多値識別方式に関するもので、特に受信側に
おいて波形歪、干渉等をディジタル信号処理により補償
する場合の多値識別方式に係る。
4(=22)値振幅信号を識別する場合を例にとり従来
の多値識別方式を説明する。
の多値識別方式を説明する。
4値振幅信号を識別するためには2ビット以上の出力
を有するA/D変換器が必要である。A/D変換器の入力範囲
と4値の信号点との関係は第1図のようである。すなわ
ち、第1図は4値振幅信号を識別するときの入出力の関
係を示す図であって、図中の黒丸印が信号点を表わして
いる。
を有するA/D変換器が必要である。A/D変換器の入力範囲
と4値の信号点との関係は第1図のようである。すなわ
ち、第1図は4値振幅信号を識別するときの入出力の関
係を示す図であって、図中の黒丸印が信号点を表わして
いる。
第1図において、識別結果はMSB(最上位ビット)よ
り順に得られる。すなわち、パス1で入力範囲をまず1/
2にし、パス2でさらに1/2にする。このパス1とパス2
により識別結果が表わせる。パス3以降は受信レベルと
識別点との誤差の方向を表わす。
り順に得られる。すなわち、パス1で入力範囲をまず1/
2にし、パス2でさらに1/2にする。このパス1とパス2
により識別結果が表わせる。パス3以降は受信レベルと
識別点との誤差の方向を表わす。
この場合、伝搬路でのフェージング等により波形歪が
生じ検波器出力すなわちA/D変換器の入力レベルがA/D変
換器入力範囲を超える確率が増大する。A/D変換器入力
レベルが入力範囲を超えると飽和状態となり、飽和状態
でのA/D変換器出力は最大レベルで一定値になってしま
う。
生じ検波器出力すなわちA/D変換器の入力レベルがA/D変
換器入力範囲を超える確率が増大する。A/D変換器入力
レベルが入力範囲を超えると飽和状態となり、飽和状態
でのA/D変換器出力は最大レベルで一定値になってしま
う。
上述したような、従来の多値識別方式において、A/D
変換器出力が最大レベルで一定値になってしまうような
状態においては、例えば波形歪を補償する全ディジタル
形等化器を接続しても、A/D変換時に発生する非線形歪
は補償不可能であり、この非線形領域が等化器の補償能
力を低下させるという問題点が生じていた。
変換器出力が最大レベルで一定値になってしまうような
状態においては、例えば波形歪を補償する全ディジタル
形等化器を接続しても、A/D変換時に発生する非線形歪
は補償不可能であり、この非線形領域が等化器の補償能
力を低下させるという問題点が生じていた。
本発明は、多値識別用A/D変換器の入力ダイナミック
レンジを拡大することにより、前述のような伝搬路のフ
ェージング等による波形歪に対して生ずるA/D変換時の
非線形歪を防止することの可能な多値識別方式を提供す
ることを目的としている。
レンジを拡大することにより、前述のような伝搬路のフ
ェージング等による波形歪に対して生ずるA/D変換時の
非線形歪を防止することの可能な多値識別方式を提供す
ることを目的としている。
本発明によれば、上記目的は特許請求の範囲に記載し
た手段により達成される。
た手段により達成される。
すなわち、本発明は、複数の振幅値を有するディジタ
ル信号を識別する多値識別方式であって、 入力信号の振幅を圧縮して出力する直流増幅器と、 該直流増幅器の出力信号を入力とする多値識別用A/D
変換器と、 該A/D変換器の出力信号を入力とし、該信号が伝送路
の特性により受けた波形歪みを等化するためのディジタ
ル形等化器と、 該ディジタル形等化器の出力信号を入力とし、前記直
流増幅器による圧縮と逆の特性により信号を伸張して該
多値識別出力信号として出力する後処理回路とを具備
し、 該多値識別出力信号を用いて前記ディジタル形等化器
の応答波形を演算するように構成した多値識別方式であ
る。
ル信号を識別する多値識別方式であって、 入力信号の振幅を圧縮して出力する直流増幅器と、 該直流増幅器の出力信号を入力とする多値識別用A/D
変換器と、 該A/D変換器の出力信号を入力とし、該信号が伝送路
の特性により受けた波形歪みを等化するためのディジタ
ル形等化器と、 該ディジタル形等化器の出力信号を入力とし、前記直
流増幅器による圧縮と逆の特性により信号を伸張して該
多値識別出力信号として出力する後処理回路とを具備
し、 該多値識別出力信号を用いて前記ディジタル形等化器
の応答波形を演算するように構成した多値識別方式であ
る。
第2図は、本発明の一実施例のブロック図であって、
1は受信信号入力端子、2は復調器、3は検波器、4は
直流増幅器、5は5ビット精度のA/D変換器、6はベー
スバンドタイプの全ディジタル形トランスバーサル等化
器、7はA/D変換器の後処理回路、8はトランスバーサ
ル等化器の制御回路を表わしている。
1は受信信号入力端子、2は復調器、3は検波器、4は
直流増幅器、5は5ビット精度のA/D変換器、6はベー
スバンドタイプの全ディジタル形トランスバーサル等化
器、7はA/D変換器の後処理回路、8はトランスバーサ
ル等化器の制御回路を表わしている。
第3図は、第2図の構成において、直流増幅器4の振
幅圧縮比が1/2の場合について説明する図であって、
(a)は入出力の関係を示しており、(b)は後処理回
路のROMの変換テーブル表を示している。
幅圧縮比が1/2の場合について説明する図であって、
(a)は入出力の関係を示しており、(b)は後処理回
路のROMの変換テーブル表を示している。
同図において、直流増幅器4の基準レベルを入力信号
範囲の中間点aとすると、検波器3の出力電圧は直流増
幅器4で1/2になるから点線の丸で示した検波器3の信
号点は黒丸印のようになる。
範囲の中間点aとすると、検波器3の出力電圧は直流増
幅器4で1/2になるから点線の丸で示した検波器3の信
号点は黒丸印のようになる。
つまり、例えばaからh1だけ大きな電圧に相当する信
号点は、aからh2(=1/2・h1)だけ大きい信号点に変
換される。しかし、A/D変換器5は従来と同様だから出
力のパス1〜パス5に相当するレベルは、第1図と同様
である。
号点は、aからh2(=1/2・h1)だけ大きい信号点に変
換される。しかし、A/D変換器5は従来と同様だから出
力のパス1〜パス5に相当するレベルは、第1図と同様
である。
例えば、第3図中でuで示したレベル(aからt1だけ
大きいレベル)で検波器3から出力された場合、および
vで示したレベル(aからt1′だけ大きいレベル)で検
波器3から出力された場合のどちらも、直流増幅器4が
なければ、(パス1,パス2,パス3,パス4)=(1,1,1,
1)と識別され、A/D変換後の情報は同一となってしま
う。
大きいレベル)で検波器3から出力された場合、および
vで示したレベル(aからt1′だけ大きいレベル)で検
波器3から出力された場合のどちらも、直流増幅器4が
なければ、(パス1,パス2,パス3,パス4)=(1,1,1,
1)と識別され、A/D変換後の情報は同一となってしま
う。
一方、直流増幅器4を設定すると、A/D変換器入力レ
ベルは、uの場合aからt2だけ大きいレベルに、vの場
合aからt2′だけ大きいレベルになり、それぞれ(1,1,
0,0)、(1,0,1,1)という識別結果が得られ、uとvの
入力レベルの大きさの差異を明確に読み取ることができ
る。
ベルは、uの場合aからt2だけ大きいレベルに、vの場
合aからt2′だけ大きいレベルになり、それぞれ(1,1,
0,0)、(1,0,1,1)という識別結果が得られ、uとvの
入力レベルの大きさの差異を明確に読み取ることができ
る。
ただし、検波器出力の増幅器を増幅(圧縮)している
ため、原信号を得るための後処理回路7により最終段で
修正を行なう。これについては、後述する。
ため、原信号を得るための後処理回路7により最終段で
修正を行なう。これについては、後述する。
このように直流増幅器4によって検波器出力電圧を圧
縮するから、従来のアナログ信号入力範囲を超える検波
出力となってもA/D変換器5で緩和することは少なくな
る。
縮するから、従来のアナログ信号入力範囲を超える検波
出力となってもA/D変換器5で緩和することは少なくな
る。
次に後処理回路7をROMで構成した場合の変換テーブ
ル表と機能について説明する。
ル表と機能について説明する。
これは、上述のように直流増幅器4により検波器出力
を一旦、増幅(圧縮)しているため、原信号を得るため
に識別結果を修正する回路である。
を一旦、増幅(圧縮)しているため、原信号を得るため
に識別結果を修正する回路である。
第3図では、5ビット精度のA/D変換器出力のうち、
パス1からパス4を使って3ビット(パス1′,パス
2′,パス3′)出力する場合を示している。つまり先
に示したようにv点に相当する検波器出力電圧は直流増
幅器4によりA/D変換器では(1,0,1,1)と出力され、そ
の識別結果を後処理回路7に入力されることで、(1,1,
1)に変換され、直流増幅器4がないときのv点に対す
る識別結果と同じになる。
パス1からパス4を使って3ビット(パス1′,パス
2′,パス3′)出力する場合を示している。つまり先
に示したようにv点に相当する検波器出力電圧は直流増
幅器4によりA/D変換器では(1,0,1,1)と出力され、そ
の識別結果を後処理回路7に入力されることで、(1,1,
1)に変換され、直流増幅器4がないときのv点に対す
る識別結果と同じになる。
以上のようにA/D変換器のダイナミックレンジを拡
げ、非線形歪を少なくすることは、次段にディジタル演
算器を用いた場合に有効である。
げ、非線形歪を少なくすることは、次段にディジタル演
算器を用いた場合に有効である。
第2図は演算器としてトランスバーサル等化器を配し
た全体構成例であり、ディジタル無線通信におけるフェ
ージング時の波形歪を等化する機能を有している。
た全体構成例であり、ディジタル無線通信におけるフェ
ージング時の波形歪を等化する機能を有している。
アナログ形のトランスバーサル等化器を用いる場合に
は検波器出力を直接等化器に入力するのが通常である。
一方、ディジタル形のトランスバーサル等化器の場合
は、検波器出力をディジタル信号にするためA/D変換器
に通す必要がある。このA/D変換時において、検波器出
力のレベルがA/D変換器のアナログ信号入力範囲を超え
た場合、その大きさにかかわらず、ディジタル出力は
(1,1,1,1)あるいは(0,0,0,0)に飽和してしまう。
は検波器出力を直接等化器に入力するのが通常である。
一方、ディジタル形のトランスバーサル等化器の場合
は、検波器出力をディジタル信号にするためA/D変換器
に通す必要がある。このA/D変換時において、検波器出
力のレベルがA/D変換器のアナログ信号入力範囲を超え
た場合、その大きさにかかわらず、ディジタル出力は
(1,1,1,1)あるいは(0,0,0,0)に飽和してしまう。
すなわち、検波器出力を正確に識別できなくなり、ト
ランスバーサル等化器の等化能力は劣化する。そこで、
上記の直流増幅器を用いてA/D変換器のダイナミックレ
ンジを拡げ、A/D変換器の非線形歪を少なくし、検波器
出力の大きさを正確に(実際は増幅された大きさ)読み
取ることで等化能力の向上を図っている。
ランスバーサル等化器の等化能力は劣化する。そこで、
上記の直流増幅器を用いてA/D変換器のダイナミックレ
ンジを拡げ、A/D変換器の非線形歪を少なくし、検波器
出力の大きさを正確に(実際は増幅された大きさ)読み
取ることで等化能力の向上を図っている。
トランスバーサル等化器は遅延回路と重み付け回路と
加算器により構成されており、1ビットずつパルスを遅
らせ前後のパルスN個ずつ(2N+1)個のパルスにそれ
ぞれ重み付けして合成するものである。
加算器により構成されており、1ビットずつパルスを遅
らせ前後のパルスN個ずつ(2N+1)個のパルスにそれ
ぞれ重み付けして合成するものである。
等化後の信号点配置は、第3図の黒丸印のレベル付近
で安定となるのでROMにより直流増幅器の圧縮比に相当
する変換で、直流増幅器を用いない場合の識別結果に修
正する。例えば、等化器出力が(1,0,0,1)の場合、ROM
変換により(1,0,1)と出力される。
で安定となるのでROMにより直流増幅器の圧縮比に相当
する変換で、直流増幅器を用いない場合の識別結果に修
正する。例えば、等化器出力が(1,0,0,1)の場合、ROM
変換により(1,0,1)と出力される。
制御回路は、各パルスに対する重み付け量を決定する
もので、等化器出力の識別信号(パス1′)と誤差信号
(パス3′)の相関を検出し符号間干渉が零になるよう
制御する。誤差信号は基準信号レベルから正か負のどち
らの方向にずれているかを判定するもので、直流増幅器
を使用した場合には後処理回路(ROM)出力から、すな
わち第3図ではパス3′出力が誤差信号に相当する。
もので、等化器出力の識別信号(パス1′)と誤差信号
(パス3′)の相関を検出し符号間干渉が零になるよう
制御する。誤差信号は基準信号レベルから正か負のどち
らの方向にずれているかを判定するもので、直流増幅器
を使用した場合には後処理回路(ROM)出力から、すな
わち第3図ではパス3′出力が誤差信号に相当する。
次に直流増幅器の振幅圧縮比が3/4の場合について説
明する。
明する。
前述の場合のように振幅圧縮比を1/2としたときにはA
/D変換器による量子化精度および利得が減少するので、
実際には振幅圧縮比としては3/4程度が実用的と考えら
れる。
/D変換器による量子化精度および利得が減少するので、
実際には振幅圧縮比としては3/4程度が実用的と考えら
れる。
第4図は直流増幅器4の振幅圧縮比が3/4の場合につ
いて説明する図で、(a)は入出力の関係を示してお
り、(b)は後処理回路のROMの変換テーブル表を示し
ている。
いて説明する図で、(a)は入出力の関係を示してお
り、(b)は後処理回路のROMの変換テーブル表を示し
ている。
第4図についての動作原理は第3図の場合と同様であ
る。
る。
第4図(b)において、5ビットのROM出力のうちパ
ス1′は第1のパスの識別結果を、またパス2′を第2
パスの識別結果を表わしている。
ス1′は第1のパスの識別結果を、またパス2′を第2
パスの識別結果を表わしている。
一方、パス3′、パス4′、パス5′の3ビットは誤
差信号を表わしており、パス3′はその極性を、またパ
ス4′、パス5′は誤差の大きさを表わすビットであ
り、特願昭61−112511号に記されているように誤差の大
きさまで含めた相関量をとる場合には、パス3′以外に
パス4′、パス5′を用いる必要がある。
差信号を表わしており、パス3′はその極性を、またパ
ス4′、パス5′は誤差の大きさを表わすビットであ
り、特願昭61−112511号に記されているように誤差の大
きさまで含めた相関量をとる場合には、パス3′以外に
パス4′、パス5′を用いる必要がある。
ただし、ビット対応によりパス5′までROM出力を得
る場合には、A/D変換器の精度としては5ビット以上必
要である。
る場合には、A/D変換器の精度としては5ビット以上必
要である。
第5図は本発明の他の実施例のブロック図であって、
本発明による多値識別方式を交差偏波間干渉補償器に適
用した場合を示している。
本発明による多値識別方式を交差偏波間干渉補償器に適
用した場合を示している。
第5図において、9、10、11はそれぞれ異偏波側の検
波器、直流増幅器、A/D変換器を表わしており、12は交
差偏波間干渉補償器で、可変結合器(一般的にはトラン
スバーサルフィルタが用いられる)13、制御回路14、減
算器15により構成されている。
波器、直流増幅器、A/D変換器を表わしており、12は交
差偏波間干渉補償器で、可変結合器(一般的にはトラン
スバーサルフィルタが用いられる)13、制御回路14、減
算器15により構成されている。
この図は、異偏波から主偏波への交差偏波干渉を補償
する場合の構成例で主偏波系列には第2図と同様にトラ
ンスバーサル等化器が装備されている。
する場合の構成例で主偏波系列には第2図と同様にトラ
ンスバーサル等化器が装備されている。
主偏波信号に漏れ込んだ異偏波の干渉成分を除去する
ために、受偏波信号に漏れこんだ干渉成分と逆相、等振
幅となるよう異偏波信号の振幅および位相を調整し、可
変結合器13により補償信号を生成する。
ために、受偏波信号に漏れこんだ干渉成分と逆相、等振
幅となるよう異偏波信号の振幅および位相を調整し、可
変結合器13により補償信号を生成する。
また制御回路14では、主偏波側の後処理回路7から得
られる残留の干渉成分である誤差信号Eと、異偏波側の
A/D変換器出力から得られる識別信号DXとの相関をと
り、符号間干渉量が最小となるよう振幅と位相を制御す
る。
られる残留の干渉成分である誤差信号Eと、異偏波側の
A/D変換器出力から得られる識別信号DXとの相関をと
り、符号間干渉量が最小となるよう振幅と位相を制御す
る。
第5図に示すように、ディジタル信号により交差幅波
干渉を除去する場合においても、第2図の構成と同様に
異偏波側のA/D変換器11のダイナミックレンジを拡大
し、誤差信号Eは後処理回路7の出力から取り出すこと
で補償器の補償能力を向上させることができる。
干渉を除去する場合においても、第2図の構成と同様に
異偏波側のA/D変換器11のダイナミックレンジを拡大
し、誤差信号Eは後処理回路7の出力から取り出すこと
で補償器の補償能力を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の多値識別方式は、伝搬
路のフェージング等に起因する波形歪、干渉等によりA/
D変換時に発生する非線形歪を除去するため、直流増幅
器をA/D変換器の前段に配し通常に比べ入力レベルを下
げ、かつ最終段で識別信号および誤差信号を容易に取り
出すことが可能な後処理回路を備えたものであって、デ
ィジタル信号処理により等化または干渉補償する場合、
非線形歪を無くすることができるから、大きな補償効果
を期待することができる。
路のフェージング等に起因する波形歪、干渉等によりA/
D変換時に発生する非線形歪を除去するため、直流増幅
器をA/D変換器の前段に配し通常に比べ入力レベルを下
げ、かつ最終段で識別信号および誤差信号を容易に取り
出すことが可能な後処理回路を備えたものであって、デ
ィジタル信号処理により等化または干渉補償する場合、
非線形歪を無くすることができるから、大きな補償効果
を期待することができる。
第1図は4値振幅信号を識別するときの入出力の関係を
示す図、第2図は本発明の一実施例のブロック図、第3
図は第2図の構成において直流増幅器の振幅圧縮比が1/
2の場合について説明する図、第4図は第2図の構成に
おいて直流増幅器の振幅圧縮比が3/4の場合について説
明する図、第5図は本発明の他の実施例のブロック図で
ある。 1……受信信号入力端子、2……復調器、3……検波
器、4……直流増幅器、5……A/D変換器、6……トラ
ンスバーサル等化器、7……後処理回路、8……制御回
路、9……異偏波側の検波器、10……異偏波側の直流増
幅器、11……異偏波側のA/D変換器、12……交差偏波間
干渉補償器、13……可変結合器、14……制御回路、15…
…減算器
示す図、第2図は本発明の一実施例のブロック図、第3
図は第2図の構成において直流増幅器の振幅圧縮比が1/
2の場合について説明する図、第4図は第2図の構成に
おいて直流増幅器の振幅圧縮比が3/4の場合について説
明する図、第5図は本発明の他の実施例のブロック図で
ある。 1……受信信号入力端子、2……復調器、3……検波
器、4……直流増幅器、5……A/D変換器、6……トラ
ンスバーサル等化器、7……後処理回路、8……制御回
路、9……異偏波側の検波器、10……異偏波側の直流増
幅器、11……異偏波側のA/D変換器、12……交差偏波間
干渉補償器、13……可変結合器、14……制御回路、15…
…減算器
フロントページの続き (72)発明者 村瀬 武弘 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社通信網第二研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−245322(JP,A) 特開 昭61−98245(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の振幅値を有するディジタル信号を識
別する多値識別方式であって、 入力信号の振幅を圧縮して出力する直流増幅器と、 該直流増幅器の出力信号を入力とする多値識別用A/D変
換器と、 該A/D変換器の出力信号を入力とし、該信号が伝送路の
特性により受けた波形歪みを等化するためのディジタル
形等化器と、 該ディジタル形等化器の出力信号を入力とし、前記直流
増幅器による圧縮と逆の特性により信号を伸長して該多
値識別出力信号として出力する後処理回路とを具備し、 該多値識別出力信号を用いて前記ディジタル形等化器の
応答波形を演算するように構成したことを特徴とする多
値識別方式。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263660A JPH084245B2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 多値識別方式 |
NL8701192A NL190886C (nl) | 1986-05-19 | 1987-05-18 | Digitaal signaaldemodulatiesysteem. |
FR8706979A FR2598872B1 (fr) | 1986-05-19 | 1987-05-19 | Systeme de demodulation de signal numerique |
CA000537424A CA1282126C (en) | 1986-05-19 | 1987-05-19 | Digital signal demodulation system |
US07/310,462 US4910468A (en) | 1986-05-19 | 1989-02-15 | Dual polarization demodulation with cross polarization cancellation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263660A JPH084245B2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 多値識別方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63119331A JPS63119331A (ja) | 1988-05-24 |
JPH084245B2 true JPH084245B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17392556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61263660A Expired - Lifetime JPH084245B2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-11-07 | 多値識別方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084245B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2725711B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1998-03-11 | 日本電気株式会社 | 自動等化器 |
JP2794964B2 (ja) * | 1991-02-27 | 1998-09-10 | 日本電気株式会社 | 制御信号発生回路 |
JP3130794B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2001-01-31 | 日本電気株式会社 | 復調器 |
JP6025883B2 (ja) * | 2015-02-06 | 2016-11-16 | アンリツ株式会社 | 誤り率測定装置及び誤り率測定方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60245322A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 誤差信号相関検出回路 |
JPS6198245A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-16 | 株式会社 日立メデイコ | 超音波断層装置 |
-
1986
- 1986-11-07 JP JP61263660A patent/JPH084245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63119331A (ja) | 1988-05-24 |
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