JPH07336274A - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JPH07336274A
JPH07336274A JP13224694A JP13224694A JPH07336274A JP H07336274 A JPH07336274 A JP H07336274A JP 13224694 A JP13224694 A JP 13224694A JP 13224694 A JP13224694 A JP 13224694A JP H07336274 A JPH07336274 A JP H07336274A
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JP
Japan
Prior art keywords
equalizer
transmission line
waveform
signal
attenuation
Prior art date
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Pending
Application number
JP13224694A
Other languages
English (en)
Inventor
Monta Nakatsuka
紋太 中塚
Yoshimasa Shirasaki
良昌 白崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13224694A priority Critical patent/JPH07336274A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブリッジタップ(BT)の有無に関係なく伝
送線路の長さに応じた波形等化が行える自動等化器を提
供する。 【構成】 入力端子21を介して到来する等化器トレー
ニング信号は、√f等化器23に入力されると共に、A
/D変換器27を経由して、周期的に存在する減衰した
所定形状の波形部分が入力波形メモリ28に保持され
る。検出器26は、入力波形メモリ28に保持された波
形データに基づいて、本来の等化器トレーニング信号の
最大振幅値と、BTエコーの最大振幅値と、本来の等化
器トレーニング信号の最大振幅値からのBTエコーの遅
延時間とをパラメータとして検出する。減衰量ROMテ
ーブル25は、検出されたパラメータと、AGC増幅器
22の増幅度とに基づいて、送信信号がBTの存在しな
い伝送線路を通ったときの回線減衰量を選択し、それに
対応した√f等化係数を、等化係数ROMテーブル24
から選択して決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動等化器に関し、よ
り特定的には、伝送線路固有の減衰により波形歪みを生
じた受信信号を元の送信信号と近似した波形に補正する
ための自動等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送線路を通った信号は、一般に伝送線
路固有の減衰による波形歪みが生ずるため、これを補償
するために伝送線路の波形歪み特性を推定し波形等化を
行う自動等化器が用いられる。
【0003】図5は、従来の自動等化器の構成の一例を
示すブロック図である。図5において、入力端子11に
は、図示しない送信側から伝送線路で伝送されてきた信
号、すなわち波形等化を行うべき信号が入力される。入
力端子11の後段には、入力端子11から入力した信号
を、一定の電圧レベルにまで増幅するためのAGC増幅
器12が設けられる。AGC増幅器12の後段には、A
GC増幅器12の出力信号を波形等化するための√f等
化器13が設けられる。この√f等化器13の等化係数
は、等化係数ROMテーブル14に保持されている。√
f等化器13により波形等化された信号は、出力端子1
5から出力される。
【0004】次に、図5に示す従来の自動等化器の動作
を説明する。まず、自動等化器の初期設定時(例えば、
伝送線路の開線時)において、送信側から図5の自動等
化器に対し、等化器トレーニング信号が送信される。こ
の等化器トレーニング信号は、一定周波数の信号であ
り、入力端子11を介して、AGC増幅器12に与えれ
る。AGC増幅器12は、等化器トレーニング信号のピ
ーク値を所定のレベルまで増幅する。このときのAGC
増幅器12のの利得から、等化器トレーニング信号の減
衰量、すなわち伝送線路の長さが推定できる。この推定
結果は、等化係数ROMテーブル14に、等化係数を選
択するためのパラメータとして与えられる。応じて、等
化係数ROMテーブル14は、与えられたパラメータに
対応する等化係数を選択して、√f等化器13に設定す
る。これにより、√f等化器13は、伝送線路の長さに
応じた線路周波数特性を補償し、波形等化後の信号を出
力端子15に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成された従来の自動等化器は、同じ伝送線路を通
った信号でも、ブリッジタップ(以下、BTと称す)の
有無および個数によって信号ピーク値が異なることを考
慮しておらず、伝送線路の長さに応じた波形等化が行え
ないという問題点を有していた。
【0006】それゆえに、本発明の目的は、BTの有無
に関係なく伝送線路の長さに応じた波形等化が行える自
動等化器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
伝送線路固有の減衰により波形歪みを生じた受信信号を
元の送信号と近似した波形に補正するための自動等化器
であって、受信信号を所定のレベルまで増幅するための
自動利得制御機能付き増幅器、設定された等化係数に従
って、増幅によって増幅された受信信号の波形歪みを補
正する等化器、受信信号波形から、本来の送信信号の最
大振幅値と、伝送線路の適所に設けられたブリッジタッ
プに起因するBTエコーの最大振幅値と、本来の送信信
号の最大振幅値からのBTエコーの遅延時間とを検出す
る検出手段、増幅器の増幅度と、検出手段によって検出
された各パラメータとに基づいて、送信信号がブリッジ
タップの存在しない伝送線路を通ったときの回線減衰量
を推定する減衰量推定手段、および減衰量推定手段によ
り推定された回線減衰量に基づき、伝送線路の長さに応
じた等化係数を選択して等化器に設定する等化係数設定
手段を備えている。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明においては、受信信号を増
幅する増幅器の増幅度と、検出手段によって受信信号波
形から検出された各パラメータ(本来の送信信号の最大
振幅値、伝送線路の適所に設けられたブリッジタップに
起因するBTエコーの最大振幅値、本来の送信信号の最
大振幅値からのBTエコーの遅延時間)とに基づいて、
送信信号がブリッジタップの存在しない伝送線路を通っ
たときの回線減衰量を推定し、この推定された回線減衰
量に基づいて、伝送線路の長さに応じた等化係数を選択
して等化器に設定するようにしている。これによって、
ブリッジタップの有無に関係なく、伝送線路の長さに応
じた波形等化が行える。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る自動等
化器の構成を示すブロック図である。図1において、本
実施例の自動等化器は、入力端子21と、AGC増幅器
22と、√f等化器23と、等化係数ROMテーブル2
4と、減衰量ROMテーブル25と、検出器26と、A
/D変換器27と、入力波形メモリ28と、タイミング
回路29とを備えている。
【0010】次に、図1に示す実施例の動作を説明す
る。まず、自動等化器の初期設定時(例えば、伝送線路
の開線時)において、送信側から図1の自動等化器に対
し、等化器トレーニング信号が送信される。この等化器
トレーニング信号は、一定周波数の信号であり、入力端
子21を介して、AGC増幅器22に与えれる。AGC
増幅器22で増幅された等化器トレーニング信号は、√
f等化器23に与えられると共に、A/D変換器27を
経由して入力波形メモリ28に入力され保持される。こ
の入力波形メモリ28に保持されるのは、周期的に存在
する減衰した所定形状の波形部分で、その取り込むタイ
ミングはタイミング回路29によって制御される。
【0011】検出器26は、入力波形メモリ28に記憶
保持された波形データから、図2に示すように、伝送線
路により減衰した本来の等化器トレーニング信号の最大
振幅値41と、受信信号波形に含まれるブリッジタップ
(BT)エコーの最大振幅値42と、当該最大振幅値4
1からのBTエコーの遅延時間43とをパラメータとし
て取り出す。検出器26の検出結果は、減衰量ROMテ
ーブル25に第1〜第3のパラメータとして与えられ
る。また、この減衰量ROMテーブル25には、AGC
増幅器22の増幅度が第4のパラメータとして与えられ
る。減衰量ROMテーブル25は、与えられた4つのパ
ラメータから対応する減衰量を選択する。等化係数RO
Mテーブル24は、減衰量ROMテーブル25で選択さ
れた減衰量に対応した√f等化係数を選択し、√f等化
器23に設定する。
【0012】上記4つのパラメータから回線減衰量を推
定する上で、減衰した所定形状の波形の最大振幅値41
をW、BTエコーの最大振幅値42をX、BTエコーの
遅延時間43をY、AGC増幅器22の増幅度をZとす
る。
【0013】今、等化器トレーニング信号が、1kmに
つき6dB減衰し6μs遅延する伝送線路、およびBT
を通って入力端子21に入った場合を想定する。仮に、
BTが1本だけ伝送線路に接続されているとすると、遅
延時間YμsよりBTの長さは(Y/12)kmと近似
できる。図3に示すように信号成分の分散は、直進信号
成分とBTエコー成分を共に2/3ずつと近似できる
(例えば、電気通信学会,通信方式CS83−169,
1983,p.79〜86“ブリッジタップ等化機能付
き線路等化回路の伝送特性”玉木規夫を参照)ので、こ
こで伝送線路の長さをLkmとおくと、 (2/3)10-6L/20×Z=W …(1) (2/3)2 10-6(L+(Y/12))/20 ×Z=X …(2) となる。ただし、増幅度Zは、入力信号に応じて変化す
る変数である。
【0014】仮に、BTがN本接続されているとする
と、上式(1)および(2)は、それぞれ、次式(3)
および(4)のように近似される。 (2/3)N 10-6L/20×Z=W …(3) N(2/3)N+1 10-6(L+(Y/12))/20 ×Z=X …(4)
【0015】上式(3)および(4)からBTの有する
伝送線路のBTの本数Nは、 N=(3X/2W)/10-Y/40 …(5) と表せる。この式(5)のNの値を上式(3)に代入し
てやることにより、回線減衰量6Lを正確に推定するこ
とができる。ここで、Nの値を整数化すれば、NとZに
よる有限な2次元ROMテーブルを作成することができ
る。
【0016】上記のように本発明の第1の実施例では、
入力波形メモリ28に保持されている本来の等化器トレ
ーニング信号の最大振幅値Wと、BTエコーの最大振幅
値Xと、BTエコーの遅延時間Yとから伝送線路に接続
されているBTの本数Nを計算し、当該計算された本数
NとAGC増幅器22の増幅度Zとの2次元テーブルを
備えることにより、BTの有無に関係なく伝送線路の減
衰量を正確に推定することができた。
【0017】なお、減衰量ROMテーブル25におい
て、計算されたBTの本数Nから直接等化係数を選択可
能なテーブルデータを設ければ、等化係数ROMテーブ
ル24を省略することができ、装置の小型化および低コ
スト化を図ることができる。
【0018】図4は、本発明の第2の実施例に係る自動
等化器の構成を示すブロック図である。図4において、
この第2の実施例は、前述の第1の実施例と比べて、R
OMテーブル25に代えて減衰量演算部250を設けた
点がだけ異なっており、その他の構成は第1の実施例と
同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、
その説明を省略する。
【0019】前述の式(3)から、次式(6)が導き出
される。 W/Z=(2/3)N 10-6L/20 …(6) 上式(6)に前述の式(5)を代入すると、 6L=30((X/W)/10-X/40 )log(2/
3)−20logW/Z …(7) となり、回線減衰量6LがW、X、Y、およびZで表せ
た。この演算式(7)を上記減衰量演算部250で演算
することにより、減衰量ROMテーブルを省略すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、受信信号を増
幅する増幅器の増幅度と、検出手段によって受信信号波
形から検出された各パラメータ(本来の送信信号の最大
振幅値、伝送線路の適所に設けられたブリッジタップに
起因するBTエコーの最大振幅値、本来の送信信号の最
大振幅値からのBTエコーの遅延時間)とに基づいて、
送信信号がブリッジタップの存在しない伝送線路を通っ
たときの回線減衰量を推定し、この推定された回線減衰
量に基づいて、伝送線路の長さに応じた等化係数を選択
して等化器に設定するようにしているので、ブリッジタ
ップの有無に関係なく、伝送線路の長さに応じた波形等
化が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る自動等化器の構成
を示すブロック図である。
【図2】入力波形メモリの保持情報を説明するための図
である。
【図3】BTの有無に応じた伝送線路の損失モデルを説
明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る自動等化器の構成
を示すブロック図である。
【図5】従来の自動等化器の構成の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
21…入力端子 22…AGC増幅器 23…√f等化器 24…等化器ROMテーブル 25…減衰量ROMテーブル 26…検出器 27…A/D変換器 28…入力波形メモリ 29…タイミング回路 210…出力端子 250…減衰量演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線路固有の減衰により波形歪みを生
    じた受信信号を元の送信号と近似した波形に補正するた
    めの自動等化器であって、 前記受信信号を所定のレベルまで増幅するための自動利
    得制御機能付き増幅器、 設定された等化係数に従って、前記増幅によって増幅さ
    れた受信信号の波形歪みを補正する等化器、 受信信号波形から、本来の送信信号の最大振幅値と、前
    記伝送線路の適所に設けられたブリッジタップに起因す
    るBTエコーの最大振幅値と、前記本来の送信信号の最
    大振幅値からの前記BTエコーの遅延時間とを検出する
    検出手段、 前記増幅器の増幅度と、前記検出手段によって検出され
    た各パラメータとに基づいて、送信信号がブリッジタッ
    プの存在しない伝送線路を通ったときの回線減衰量を推
    定する減衰量推定手段、および前記減衰量推定手段によ
    り推定された回線減衰量に基づき、伝送線路の長さに応
    じた等化係数を選択して前記等化器に設定する等化係数
    設定手段を備える、自動等化器。
JP13224694A 1994-06-14 1994-06-14 自動等化器 Pending JPH07336274A (ja)

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JP13224694A JPH07336274A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 自動等化器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6549520B1 (en) 1997-10-10 2003-04-15 Aware, Inc. Method and apparatus for varying power levels in a multicarrier modem
US8031619B2 (en) 1997-10-10 2011-10-04 Daphimo Co., B.V., LLC Splitterless multicarrier modem

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US8031619B2 (en) 1997-10-10 2011-10-04 Daphimo Co., B.V., LLC Splitterless multicarrier modem
US8400940B2 (en) 1997-10-10 2013-03-19 Daphimo Co., B.V., LLC Splitterless multicarrier modem
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