JP3278844B2 - ステップ型利得調整機能を有する受信機 - Google Patents

ステップ型利得調整機能を有する受信機

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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、信号をスロット単位で受信する無線通信機
に利用され、受信信号レベルに応じて利得を調整する受
信機の構成に関する。
[従来の技術] 第2図には、従来の受信機の構成が示されており、ア
ンテナ1から受信した信号は、バンドパスフィルタ2を
介して高周波アンプ4に入力され、所定のレベルに増幅
される。この増幅された受信信号は、ミキサ5a〜5nでミ
ックスダウンされ、中間周波フィルタ7を通過して中間
周波信号100となる。この中間周波信号100は、中間周波
アンプ8で増幅され、さらにリミッタ9で振幅制限さ
れ、中間周波出力信号101として次段に出力される。
一方、中間周波フィルタ7から出力された中間周波信
号100は、検波回路10へ供給されて検波され、ローパス
フィルタ11で平滑されることにより、受信信号レベルに
応じた直流電圧信号102が得られる。そして、この直流
電圧信号102は上記高周波アンプ4に戻されており、こ
の高周波アンプ4では上記直流電圧がほぼ一定になるよ
うにゲインコントロールされ、受信機のダイナミックレ
ンジが確保される。
このような回路はAGC回路であり、受信機のダイナミ
ックレンジをある程度は改善することができる。
ところで、近年では無線通信機において、スロット単
位の信号を空間的に多重化するTDMA(Time Division Mu
ltiple Access)を用いたデジタル移動無線方式の実用
化が検討されており、この種の方式は、第一に、データ
の送受信がスロット単位で行われるという特徴と、第二
に、多重波伝搬により誤り率の固定劣化が著しく、しか
も時間的に伝搬環境が激しく変動するために、MLSE等の
適応自動等化器が必要であるという特徴がある。
そして、上記特徴から、信号をスロット単位で受信す
る受信機では、以下の特徴が要求される。
a)MLSE等の等化器では、等化を行うための情報として
受信レベルの時間的変動情報を必要としており、等化を
行うための振幅変動情報は100dB近くのかなりの入力レ
ベル範囲が必要となる。
b)スロット毎に完璧な等化を行なうためには、少なく
とも1スロット期間の間は受信機の利得は一定であり、
振幅の相対的変動情報を得る必要がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の受信機においては、最前段の高
周波アンプやミキサ等のダイナミックレンジは大きくな
く、約70dB程度であり、高レベルの信号を受信した場合
には飽和によって振幅変動情報が失われるため、上記
a)に示すような十分な振幅情報を得ることは困難であ
る。
すなわち、上記AGC回路では後段の等化器によるマル
チパス歪の等化が困難であり、多重化波の伝搬の等化を
行うための振幅変動に対して必要なダイナミックレンジ
を得られないという問題がある。
そこで、従来からの連続的な利得制御方式の利用が考
えられるが、上述したデジタル移動無線機に利用される
受信機では、アナログ連続通信方式で用いられていた連
続的な利得制御方式が適用できないため、スロット毎の
制御ができず、スロットの変動がほとんど吸収されてし
まい、上記b)のようなスロット毎の正確な振幅変動情
報を得ることができなかった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、受
信信号の振幅をスロット毎に制御し、十分なダイナミッ
クレンジを得ることができるステップ型利得調整機能を
有する受信機の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、スロット単位
で受信を行なう受信機において、中間周波信号を検波し
て信号強度を検出する検出手段と、この検波手段の出力
を平滑するローパスフィルタと、このローパスフィルタ
の出力を所定値と比較し、信号振幅の大きさを示すデジ
タル信号に変換するコンパレータと、上記デジタル信号
を1スロット期間保持する記憶手段と、この記憶手段の
保持データに応じて、受信機最前段アンプの手前で受信
高周波信号を減衰させる可変減衰器とを有する構成とし
てある、好ましくは、上記コンパレータにヒステリシス
特性を持たせた構成としてある。
[作用] 上記の構成によれば、中間周波信号は検波回路で検波
され、ローパスフィルタで平滑され、振幅の大きさに応
じた直流電圧に変換される。そして上記直流電圧は、コ
ンパレータで振幅の大きさを判定するための基準となる
所定値と比較され、振幅が大きいか否かのデジタル信号
を出力する。
そうすると、上記デジタル信号に基づいて減衰器によ
り受信高周波信号が減衰されることになり、等化に必要
なダイナミックレンジに合った振幅の受信信号となる。
また、ヒステリシスを持ったコンパレータによれば、
可変減衰器による減衰量を安定させることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
詳細に説明する。
第1図には、実施例に係るステップ型利得調整機能を
有する受信機の構成ブロック図が示されている。
同図において、主な構成は第2図の従来回路と同様で
あるが、バンドパスフィルタ2と高周波アンプ4の間に
可変減衰器3を接続し、ローパスフィルタ11の後段にコ
ンパレータ12を設け、このコンパレータ12の出力の一部
は記憶手段であるD−フリップフロップ13を介して可変
減衰器3に出力されるように構成してある。
また、実施例では、上記コンパレータ12はヒステリシ
ス特性が持たされており、入力電圧が所定値Va以上にな
ると1を出力し、所定値Vb以下になると0を出力する。
実施例は以上の構成からなり、以下にその作用を説明
する。
アンテナ1から受信した高周波信号は、受信バンドパ
スフィルタ2を通って可変減衰器3に達するが、この可
変減衰器3は入力レベルが十分に小さい通常の状態で
は、信号の減衰は行われず、0dBに設定されている。こ
の可変減衰器3の出力高周波信号は、高周波アンプ4で
増幅された後、ミキサー5a〜5nにてローカル信号200a〜
200nにてミックスダウンされて中間周波信号100にな
る。この中間周波信号18は、中間周波フィルタ7、中間
周波アンプ8、リミッタ9を通り中間周波出力信号101
となって出力される。
一方、上記中間周波信号100は検波回路10で検波され
た後、ローパスフィルタ11にて平滑され、振幅の大きさ
に応じた直流電圧(102)が出力される。そして、この
直流電圧はコンパレータ12へ供給され、このコンパレー
タ12でヒステリシスを持った所定の電圧Va,Vbと比較さ
れることになり、上記直流電圧が所定値Va以上となると
1のデジタル信号が出力され、また所定値Vb以下になる
と0のデジタル信号を出力される。
このコンパレータ12から出力されたデジタル信号は、
スロットの立ち下がりに合せてD−フリップフロップ13
に記憶される。そして、このD−フリップフロップ13の
記憶値は、可変減衰器3に出力されており、上記記憶値
が“1"のときは高周波アンプ4から出力される信号レベ
ルが一定量だけ減衰され、“0"のときは減衰は行われな
い。
このようにして、可変減衰器3によって一回前のスロ
ット受信レベルが所定のレベルより大きい場合に、自動
的にアッテネーションを行うことになり、これによって
受信機前段の高周波アンプ等の飽和を防止することがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、検波回路、ロ
ーパスフィルタに加えて、コンパレータ、記憶手段、可
変減衰器を設け、受信信号レベルが過剰に高い場合には
自動的に入力高周波信号を一定量減衰させ、通常のレベ
ルでは減衰を行わないように、スロット毎に制御できる
ようにしたので、受信機前段の高周波アンプやミキサの
飽和が防止でき、等化に必要な振幅情報のダイナミック
レンジを十分に確保することが可能となる。
また、スロット内では受信機の振幅情報に対する利得
を一定に保てるので、等化器の良好な動作がさらに期待
できるという効果がある。
さらに、コンパレータにヒステリシス特性を持たせた
請求項2記載の発明によれば、比較動作が安定して行
え、減衰器の減衰動作を安定させることができ、上記効
果を確実にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るステップ型利得調整機能
を有する受信機の構成を示すブロック図、第2図は従来
の受信機の構成を示すブロック図である。 1:アンテナ 2:バンドパスフィルタ 3:可変減衰器 4:高周波アンプ 5:ミキサ 7:中間周波フィルタ 8:中間周波アンプ 10:検波回路 11:ローパスフィルタ 12:コンパレータ 13:D−フリップフロップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/20 - 3/34 H04L 25/03 H04B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロット単位で受信を行なう受信機におい
    て、 中間周波信号を検波して信号強度を検出する検出手段
    と、 この検波手段の出力を平滑するローパスフィルタと、 このローパスフィルタの出力を所定値と比較し、信号振
    幅の大きさを示すデジタル信号に変換するコンパレータ
    と、 上記デジタル信号を1スロット期間保持する記憶手段
    と、 この記憶手段の保持データに応じて、受信機最前段アン
    プの手前で受信高周波信号を減衰させる可変減衰器 とを有することを特徴としたステップ型利得調整機能を
    有する受信機。
  2. 【請求項2】上記コンパレータにヒステリシス特性を持
    たせたことを特徴とした請求項1記載のステップ型利得
    調整機能を有する受信機。
JP8445790A 1990-03-30 1990-03-30 ステップ型利得調整機能を有する受信機 Expired - Lifetime JP3278844B2 (ja)

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JP2730347B2 (ja) * 1991-10-09 1998-03-25 松下電器産業株式会社 受信機の自動利得制御方法

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