JPH10117219A - ベースバンド信号の減衰のための方法および回路 - Google Patents

ベースバンド信号の減衰のための方法および回路

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JPH10117219A
JPH10117219A JP13442897A JP13442897A JPH10117219A JP H10117219 A JPH10117219 A JP H10117219A JP 13442897 A JP13442897 A JP 13442897A JP 13442897 A JP13442897 A JP 13442897A JP H10117219 A JPH10117219 A JP H10117219A
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power
signal
control signal
circuit
line voltage
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Craig E Rupp
クレイグ・イー・ラップ
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/18Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging
    • H03M1/186Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging in feedforward mode, i.e. by determining the range to be selected directly from the input signal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信システムにおいて安価なADCを使
用し該ADCのダイナミックレンジを超える受信信号を
処理できるようにする。 【解決手段】 回路202はフィードフォワード回路2
41によってアナログ−デジタル変換器(ADC)23
9の電源線電圧を制御することによりベースバンド信号
を減衰する。フィードフォワード回路241はベースバ
ンド信号の電力を測定しかつ該電力を表す制御信号をA
DC239に提供する。ADC239は前記制御信号に
従ってその電源線電圧を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には無線電話
の分野に関し、かつより特定的には無線通信システムに
おけるベースバンド信号の減衰のための方法および回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおいて受信される信
号の大きさおよび電力は広く変化する可能性がある。無
線通信システムにおいて信号をデジタル化するために使
用される、安価な8ビット幅のアナログ−デジタル変換
器(ADC)は48デシベル(dB)のダイナミックレ
ンジを有する。無線通信システムが63dBのダイナミ
ックレンジおよび18dBの最小信号対量子化比(si
gnal−to−quantization rati
o:SQNR)を要求する場合、前記最小SQNRより
30dB上の信号強度は前記安価な8ビットADCのダ
イナミックレンジの48dBを超えることになり、これ
は音声およびデータ品質の大きな問題を生じることにな
る。
【0003】前記安価な8ビットADCよりも大きなダ
イナミックレンジを有する16ビットADCを使用でき
るが、それはより高価である。
【0004】前記品質の問題を避けるための知られた手
法は信号強度をADCの処理可能な範囲内に保つことで
ある。無線電話において自動利得制御(AGC)が使用
されて中間周波(IF)信号をそれがベースバンド信号
を生成するためにダウンミキシングされる前に調整す
る。そのような用途のためのAGCを使用した無線機回
路100が図1に示されている。ライン105上のIF
信号が電圧制御プリアンプ101に入力され、該電圧制
御プリアンプ101はAGCおよび受信信号強度指示
(RSSI)回路103によってライン107上に供給
される利得制御信号によって制御される。電圧制御プリ
アンプ101によって出力される調整されたIF信号は
分割されかつライン113,115を介してダウンミキ
サ109,111に供給される。発振器217は基準信
号を発生し、該基準信号はダウンミキサ109に供給さ
れ、かつ該基準信号は90度の位相シフトの後にダウン
ミキサ111に供給される。ダウンミキサ109および
111はI成分ベースバンド信号およびQ成分ベースバ
ンド信号を提供し、これらはそれぞれライン121,1
23によってローパスフィルタ117,119に入力さ
れる。ろ波されたIおよびQ成分ベースバンド信号はア
ナログ−デジタル変換器(ADC)125に、かつそれ
ぞれライン129,131を介してAGCおよびRSS
I回路103に供給される。これらのろ波されたベース
バンド信号から、ADC125はデジタル化されたベー
スバンド信号を発生し、かつAGCおよびRSSI回路
103は電圧制御プリアンプ101を制御するために使
用される利得制御信号を発生する。該利得制御信号の大
きさは前記ろ波されたIおよびQ成分ベースバンド信号
の電力に正比例する。
【0005】前記電圧制御プリアンプ101の利得は利
得制御信号に反比例し、その結果、高い強度のIF信号
が弱められ、従ってADC125に対する入力信号の変
動を低減する。適切なフィードバック制御により、アナ
ログベースバンド信号はADCのダイナミックレンジ内
に保つことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】AGCはプリアンプが
調整されるまでにフィードバックによって導入される時
間遅延、および結果としてあり得る情報の喪失が認め得
るほど大きくない用途に適している。しかしながら、い
くつかの通信システムにおいては、特にIRIDIUM
TM低高度地球周回衛星システムのような、情報が短い
期間のフレームに含まれるものにおいては、時間遅延は
許容できない。(IRIDIUMはイリジウム・インコ
ーポレイテッドの商標である。)
【0007】情報が信号の角度変調に含まれる信号を使
用する通信システムにおいては、AGCに代わるものと
してIF信号をある範囲内に保つためにIF信号のソフ
トリミティング、またはクリッピング、がある。しかし
ながら、AGCおよびRSSI回路によって提供される
受信信号の正確な電力測定に依存する無線電話について
は、信号の測定電力がクリッピングによりひずみを受け
るためこれは使用可能な手法ではない。
【0008】従って、安価な8ビットADCが情報の大
きな喪失またはAGCおよびRSSI回路の電力測定の
ひずみを生じることなく、該ADCのダイナミックレン
ジを超える受信信号を処理できるようにする無線通信シ
ステムにおける回路の必要性が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】ここで説明される無線通
信システムにおけるベースバンド信号の減衰のための方
法および回路は知られたAGCおよびクリッピングのた
めの方法および回路に対して、安価な8ビットADCが
情報の大きな喪失またはAGCおよびRSSI回路の電
力測定のひずみなしにそのダイナミックレンジを超える
信号を処理できる点で有利性を備える。
【0010】伝統的な方法および回路に対するこれらの
有利性は主としてADCの線路または電源線(rai
l)電圧のフィードフォワード制御によって提供され
る。該フィードフォワード制御はADCに提供されるア
ナログベースバンド信号の電力を測定し、該電力測定に
従って前記電源線電圧を制御することによって提供され
る。前記電源線電圧は到来アナログベースバンド信号に
適応するようまたは収容するよう調整される。従って、
到来ベースバンド信号のレベルがあるしきい値より上に
増大することはADCの電源線電圧の調整によって対応
することができる。従って、位相情報の喪失またはベー
スバンド信号のひずんだ電力測定を生じる結果となる何
らの時間遅延またはクリッピングも導入されない。その
代わり、デジタル化されたベースバンド信号は電源線電
圧の調整によって減衰される。
【0011】1つのそのような実施形態では、本回路は
制御可能な電源線電圧を有しかつアナログベースバンド
信号を受けるアナログ−デジタル変換器(ADC)、お
よび該ADCと結合されかつ前記アナログベースバンド
信号の電力を測定しかつそれに応じてADCに制御信号
を提供するフィードフォワード回路を具備する。前記A
DCは前記制御信号に従ってその電源線電圧を調整す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、ベースバンド信号を減衰す
るための回路を使用した無線電話の実施形態を詳細に説
明する。図2は、無線電話200の概略的な電気回路図
である。この図は、とりわけ、ADC239およびアナ
ログ−デジタル変換器239の電源線電圧を調整する、
フィードフォワード回路241を備えた回路202を示
している。前記電源線電圧はADCへのベースバンド信
号入力の上部および下部ダイナミック電圧限界を規定す
る。フィードフォワード回路241はベースバンド信号
の電力を測定し、かつベースバンド電圧のダイナミック
レンジが所定の値を超えた場合に、増大したダイナミッ
クレンジに適応するために電源線電圧を調整する。
【0013】アンテナ237は無線周波(RF)信号を
送信しかつ受信することができる。送信機235はコン
トローラ231によって制御され、かつアンテナ237
で送信するためにRF信号を発生する。受信機回路23
3もまたコントローラ231によって制御され、かつア
ンテナ237によって提供されるRF信号を受け入れ
る。サーキュレータ234は送信および受信信号を伝達
する。受信機回路233は前記RF信号を復調しかつラ
イン205によってIF信号を増幅器201に提供す
る。増幅器201は前記IF信号をそれぞれライン21
3,215を介してダウンミキサ209,211へと供
給する。発振器227は基準信号を発生し、該基準信号
はダウンミキサ209に供給されかつ、前記基準信号を
90度位相シフトした後、ダウンミキサ211に供給さ
れる。ダウンミキサ209および211を備えた、ダウ
ンミキサ回路208はI成分ベースバンド信号およびQ
成分ベースバンド信号を供給し、これらはそれぞれライ
ン221,223によってローパスフィルタ217,2
19に入力される。
【0014】ろ波されたIおよびQ成分ベースバンド信
号はそれぞれライン251,253を介してフィードフ
ォワード回路241に供給される。これらのろ波された
ベースバンド信号から、フィードフォワード回路241
はベースバンド信号の電力を測定し、かつそれに応じて
ADC239に供給される制御信号を発生する。ADC
239は該制御信号に応じて電源線電圧を調整する。
【0015】フィードフォワード回路241は電力しき
い値検出回路203および制御回路229を備えること
ができる。電力しきい値検出回路203はろ波されたI
およびQ成分ベースバンド信号を受信し、該ベースバン
ド信号の電力レベルを測定し、かつ該ベースバンド信号
の電力レベルに応答してライン255上に調整された電
力レベル信号を提供する。
【0016】制御回路229はそれが結合されているラ
イン255を介して調整された電力レベル信号を受け、
かつ該調整された電力レベル信号に応答してそれぞれラ
イン247,249上に第1の制御信号および第2の制
御信号を提供する。
【0017】アナログ−デジタル変換器239は前記第
1の制御信号および前記第2の制御信号に応答し、かつ
前記第1の制御信号に応答して上部電源線電圧を調整し
かつ前記第2の制御信号に応答して下部電源線電圧を調
整する。当業者はADC239はベースバンド信号の各
成分に対して別個のADCとすることができることを認
識するであろう。
【0018】前記ろ波されたIおよびQ成分ベースバン
ド信号はまたそれぞれライン243,245を介してA
DC239に供給される。アナログ−デジタル変換器2
39は前記アナログのろ波されたIおよびQ成分ベース
バンド信号をデジタル表現I′およびQ′に変換する。
I′およびQ′はコントローラ231に供給され、該コ
ントローラ231は前記デジタル信号を処理しかつそれ
に応じて無線電話200の動作を指令する。
【0019】RF信号およびIF信号をベースバンド成
分へと復調する技術、および関連する電気的構成要素は
当業者に容易に理解される。アナログ信号をテジタル化
しかつ電話の動作を制御する技術、および関連する電気
的構成要素もまた当業者に容易に理解される。
【0020】次に前記フィードフォワード回路241に
ついて図3〜図5を参照して詳細に説明する。1実施形
態では、電力しきい値検出回路203は、他の電気的構
成要素の内でとりわけ、単位または単一利得(unit
y gain)バッファとして構成された相対強度信号
指示(RSSI)回路301および増幅器309を具備
する。RSSI回路301はろ波されたIおよびQ成分
ベースバンド信号を受け、かつ該ベースバンド信号の電
力レベルの尺度である電圧信号Vrssiを提供する。
この回路はよく知られておりかつセルラ電話において一
般的に使用されている。RSSI回路301に結合され
た、ダイオード303は前記Vrssiを受ける。ダイ
オード303のカソードは基準電圧Vref1および抵
抗305,307を備えた電圧分圧回路に結合されてい
る。前記カソードが前記抵抗の接続によって形成された
接続点に結合されることにより、抵抗307両端のまた
は抵抗307にわたる電圧が、Vrssiが抵抗307
にわたる電圧およびダイオード303のバイアス電圧V
に打ち勝つまでダイオードを逆バイアスにする。増幅
器309の非反転入力端子は前記抵抗の接続点に結合さ
れており、かつ増幅器309の出力端子はVrssi
th,およびVの関数である調整された電力レベル
信号V′rssiを提供する。図4のグラフ(A)に
V′rssiの例示的な波形が示されている。V′
rssiはVrssiがVthとVを加えたものを超
えるまではVで実質的に一定である。このブレークポ
イントにおいて、V′rssiはその後Vrssiの最
大の大きさ、V、に到達するまでVrssiの増大に
応じて最大値Vまで増大する。
【0021】図5は、制御回路229の1実施形態の詳
細を示す。制御回路229の第1ステージ543は、他
の電気的構成要素の内でとりわけ、増幅器501、増幅
器503、および増幅器507を備えている。V′
rssiがポテンショメータ515に印加され、該ポテ
ンショメータ515はV′rssiをある比率だけ減衰
するために使用できる。減衰されたV′rssiは減衰
されたV′rssiを出力する単一利得のバッファとし
て構成された増幅器501の非反転入力端子に印加され
る。
【0022】前記減衰されたV′rssiは、増幅器5
01の出力端子に結合された、抵抗521を介して増幅
器507の非反転端子に印加される。基準電圧V
ref2はポテンショメータ517に印加され、かつポ
テンショメータ517の調整により、バイアス電圧V
b1が単一利得バッファとして構成された非反転増幅器
503に印加される。Vb1は増幅器503によって出
力されかつまた抵抗523を介して増幅器507の非反
転端子に印加される。非反転構成である、増幅器507
は減衰されたV′rssiおよびVb1を加算する。1
と抵抗533および抵抗535の抵抗の比率を加えたも
のに等しい、利得係数Gはこの合計値に適用されて第
1の制御信号Vを生成する。Vは図2に示されるラ
イン247に印加され、かつADC239の上部電源線
電圧を制御するために使用される。
【0023】Vの波形はV′rssi、ポテンショメ
ータの比率、Vb1、そしてGの関数である。V
例示的な波形が図4のグラフ(B)に示されている。
V′rssiが一定値、V、である間は(Vrssi
がVthプラスVを超えるまで)Vは一定値VU0
であり、かつV′rssiの最大の大きさ、V、に到
達するまでその後V′rssiが増大するに応じて増大
する。Vの最大値はVUmである。
【0024】制御回路229の第2ステージ545は、
他の電気的構成要素の内でとりわけ、増幅器509、増
幅器511、および増幅器539を備えている。減衰さ
れたV′rssiが抵抗531を介して増幅器509の
非反転端子に印加される。反転構成である、増幅器50
9は抵抗529および抵抗531の抵抗の負の比率に等
しい、利得係数Gを減衰されたV′rssiに適用す
る。この増幅された、減衰されたV′rssiは抵抗5
25を介して増幅器539の非反転端子に印加される。
【0025】基準電圧V′ref3はポテンショメータ
519に印加され、かつポテンショメータ519の調整
により、バイアス電圧Vb2が単一利得バッファとして
構成された非反転増幅器511に印加される。Vb2
増幅器511によって出力されかつまた抵抗527を介
して増幅器539の非反転端子に印加される。非反転構
成である、増幅器539は増幅された、減衰されたV′
rssi(増幅器509によって出力される)およびV
b2を加算する。1と抵抗537および抵抗541の抵
抗の比率を加えたものに等しい、利得係数Gが適用さ
れて第2の制御信号Vを生成する。Vは図2に示さ
れるライン249に印加され、かつADC239の下部
電源線電圧を制御するために使用される。
【0026】Vの波形は前記V′rssi,G,V
b2およびGの関数である。Vの例示的な波形が図
4のグラフ(B)に示されている。VはV′rssi
が一定の値Vである間は(VrssiがVthプラス
を超えるまで)一定値VL0であり、かつその後
V′rssiの最大の大きさ、V、に到達するまで
V′rssiが増大するに応じて減少する。Vの最小
値はVLmである。
【0027】以上の説明から、当業者は容易にVth
,Vb1,G,Vb2,G,Gおよびポテン
ショメータ515によって提供される比率を容易に決定
してベースバンド信号の電力レベル、またはダイナミッ
ク電圧レンジに対応する、Vrssiに応じてVおよ
びVに対する波形を生成することができる。
【0028】例えば、63dBの瞬時電力ダイナミック
レンジおよび18dBの最小SQNRを必要とするQP
SKシステムにおいて、48dBのダイナミックレンジ
を有する8ビットADCを使用することは、信号が18
dBの最小SQNRの30dB上に到達したときに始ま
り、前記信号を少なくとも15dB減衰させることを必
要とする。
【0029】1つの試験的な実施例において、ソニー・
インコーポレイテッドから入手可能なモデル番号CXD
1175MのADCが前記ADCとして使用された。前
記電源線電圧(rail voltages)は2.0
ボルトを中心とされた。従って、ADCの理想的な特性
によれば、0.1ボルトの電源線の設定は前記中心の値
のまわりの0.1ボルトの動的スイングに等しいかまた
はそれより小さい到来信号の減衰を提供しないであろ
う。しかしながら、1ボルトの電源線の設定は同じ0.
1ボルトの動的スイングに対し20dBの減衰を提供す
るであろう。
【0030】前記電力しきい値検出回路に対し、モトロ
ーラ・インコーポレイテッドにより製造されたモデル番
号84D83932のモジュール上のゼロ中間周波集積
回路(ゼロIF IC)が前記RSSI回路として使用
された。前記最小SQNRより30dB上のベースバン
ド信号に対するVrssiの値は2.9ボルトであり、
前記最小SQNRより50dB上のベースバンド信号に
対するVrssiの値は4.0ボルトである。
【0031】前記Vrssi信号から図4に示される波
形を提供するために、図3および図5に示されるフィー
ドフォワード回路の他の電気的構成要素として既成のo
pアンプ、ダイオード、ポテンショメータ、および抵抗
が使用された。前記波形が傾斜している領域では、y=
mx+bの形式の1次のリニア近似を行うことができ
る。好ましい実施形態では、個別部品として示されてい
るが、前記ADCおよびフィードフォワード回路は中間
周波集積回路上に構成することもできる。
【0032】前記ダイオードは0.7ボルトのバイアス
を有し、Vref1は12ボルトでありかつ抵抗305
および307は2.2ボルトに等しいVthを提供する
よう選択され、抵抗521〜541は1キロオームとし
て選択され、Vref2およびVref3は5ボルトと
して選択され、ポテンショメータ515によって提供さ
れる比率は0.818として選択され、ポテンショメー
タ517は0.3ボルトのVb1を提供するよう設定さ
れ、そしてポテンショメータ519は3.7ボルトのV
b1を提供するよう設定された。
【0033】このような部品の選択は回路の重要なパラ
メータに対し以下の近似値を提供する。
【表1】 SQNR上の Vrssi V′rssi 減衰 ベースバンド 電力 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 0〜30 0〜2.9 2.2 2.1 1.9 0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 30 2.9 2.2 2.1 1.9 〜50 〜4.0 〜3.3 〜3.0 〜1.0 〜20 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 50 4.0 3.3 3.0 1.0 20
【0034】従って、前記アナログベースバンド信号は
デジタル化のプロセスにおいて20dBまで減衰するこ
とができる。その結果、63dBのダイナミックレンジ
を有するアナログ信号は減衰されて、少なくとも15d
Bの減衰を容易に提供することによって、安価なADC
の48dBのダイナミックレンジ内にあるデジタル化さ
れた信号を生成することができる。
【0035】当業者は本発明の回路においてかつこの回
路の構成において本発明の範囲および精神から離れるこ
となく種々の修正および変更を行うことができることを
認識するであろう。例えば、前記フィードフォワード回
路は数多くの形式で実施でき、前記測定されたベースバ
ンド電力を調整してADCに対しフィードフォワード制
御信号を提供し、それによってADCの電源線が到来ベ
ースバンド信号のダイナミックレンジを収容するよう調
整できる。
【0036】図6は、本発明に係わるベースバンド信号
減衰方法を示すフローチャートである。該ベースバンド
信号減衰方法は制御可能な電源線電圧を有するADC2
39にアナログベースバンド信号を提供する段階(ステ
ップ601)、前記提供されたアナログベースバンド信
号の電力を測定し(ステップ603)およびフィードフ
ォワード回路241によって前記測定された電力を表す
制御信号を提供する段階(ステップ605)、そしてA
DC239によって前記制御信号に従って電源線の電圧
を調整する段階(ステップ607)、を具備する。
【0037】前記制御信号を提供する場合に、フィード
フォワード回路241は前記測定された電力の値の第1
の範囲に対し第1の一定の値を提供し、かつ前記測定さ
れた電力が前記第1の範囲の値の外側にある場合に前記
測定された電力に比例する第2の値の制御信号を提供
し、このような動作は図4のグラフに示されている。
【0038】
【発明の効果】要するに、無線通信システムにおけるベ
ースバンド減衰のための方法および回路が説明され、該
方法および回路はAGCのための知られた方法および回
路に対して有利性を提供しかつ安価な8ビットADCが
情報の大きな喪失またはAGCおよびRSSI回路の電
力測定のひずみを生じることなく、そのダイナミックレ
ンジを超える信号を処理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動利得制御を使用した知られた無線機回路を
示す電気回路図である。
【図2】本発明に従って構成された無線電話の概略的電
気回路図である。
【図3】図2に示される電力しきい値検出回路の1実施
形態を示す電気回路図である。
【図4】調整された電力レベル信号、第1の制御信号、
および第2の制御信号の波形を示すグラフである。
【図5】図2に示される制御回路の1実施形態を示す電
気回路図である。
【図6】本発明に係わるベースバンド信号減衰の方法を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
200 無線電話 201 増幅器 202 調整回路 203 電力しきい値検出回路 208 ダウンミキサ回路 209,211 ダウンミキサ 217,219 ローパスフィルタ 229 制御回路 231 コントローラ 233 受信機回路 234 サーキュレータ 235 送信機 237 アンテナ 239 ADC 301 RSSI回路 303 ダイオード 309 増幅器 305,307 抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のダイナミックレンジを有するアナ
    ログ−デジタル変換器(ADC)(239)の第1の電
    源線電圧および第2の電源線電圧を調整するためのフィ
    ードフォワード回路(241)であって、 ベースバンド信号の電力レベルに応じて、調整された電
    力レベル信号を提供する電力しきい値検出回路(20
    3)、そして前記調整された電力レベル信号に応じて、
    前記ADCの第1の電源線電圧を制御するための第1の
    制御信号を提供しかつ前記ADCの第2の電源線電圧を
    制御するための第2の制御信号を提供する制御回路(2
    29)、 を具備することを特徴とするアナログ−デジタル変換器
    (ADC)(239)の第1の電源線電圧および第2の
    電源線電圧を調整するためのフィードフォワード回路
    (241)。
  2. 【請求項2】 前記調整された電力レベル信号の大きさ
    は所定の大きさの電力レベルを超えるまで実質的に一定
    であり、かつその後の電力レベルの増大に応じて増大す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のフィードフォワ
    ード回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御信号の大きさは前記調整
    された電力レベル信号が実質的に一定である場合に実質
    的に一定であり、かつその後の前記調整された電力レベ
    ル信号の増大に応じて増大することを特徴とする、請求
    項2に記載のフィードフォワード回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御信号の大きさは前記調整
    された電力レベル信号の大きさが実質的に一定である場
    合は実質的に一定であり、かつその後の前記調整された
    電力レベル信号の増大に応じて減少することを特徴とす
    る、請求項2に記載のフィードフォワード回路。
  5. 【請求項5】 ベースバンド信号を減衰する方法であっ
    て、 前記ベースバンド信号を制御可能な電源線電圧を有する
    アナログ−デジタル変換器に提供する段階(601)、 前記ベースバンド信号の電力を測定する段階(60
    3)、 前記測定された電力を表す制御信号を提供する段階(6
    05)、そして前記制御信号に従って前記電源線電圧を
    調整する段階(607)、 を具備することを特徴とするベースバンド信号を減衰す
    る方法。
  6. 【請求項6】 前記測定された電力を表す制御信号を提
    供する段階は、前記測定された電力の第1の範囲の値に
    対し前記制御信号の第1の一定の値を提供する段階、お
    よび前記測定された電力が前記第1の範囲の値の外側に
    ある場合に前記測定された電力に比例する第2の値の制
    御信号を提供する段階を含むことを特徴とする、請求項
    5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記制御信号に従って前記電源線電圧を
    制御する段階は前記第2の値の制御信号に比例して前記
    電源線電圧を調整するサブステップを含むことを特徴と
    する、請求項6に記載の方法。
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