JPH084243A - 建築物の入隅構造 - Google Patents

建築物の入隅構造

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Publication number
JPH084243A
JPH084243A JP16606294A JP16606294A JPH084243A JP H084243 A JPH084243 A JP H084243A JP 16606294 A JP16606294 A JP 16606294A JP 16606294 A JP16606294 A JP 16606294A JP H084243 A JPH084243 A JP H084243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal angle
prism
corner
fixed
inner prism
Prior art date
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Application number
JP16606294A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Uehara
晃 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Tsusho Corp
Original Assignee
Toyota Tsusho Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Tsusho Corp filed Critical Toyota Tsusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見栄えがよく、かつ材料が節減された入隅構
造を実現することである。 【構成】 一方の面を凸状湾曲面201とし、他方の面
を平面202とした長尺板材で内角柱2Aを構成し、内
壁の入隅1に、上記内角柱2Aの切端材からなるベース
材20Aの複数個を、その平面202を室内方向に向け
て、上下方向に所定の間隔をおいて固定し、上記入隅1
に沿って湾曲面201を室内方向に向けて立設した内角
柱2Aの平面202を上記各ベース材20Aの平面20
2に固定した入隅構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の入隅構造、特に
内角柱を設けた入隅構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、室内壁の入隅に、ボ
リューム感を出すために湾曲面(アール面)の内角柱2
を設けた建築物の入隅構造がある。
【0003】図3は内角柱を設けた従来の入隅構造の代
表例を示すものである。壁6の入隅1は、直角に交わる
胴縁60aと60bで内角を形成し、内角に密嵌するよ
うに内角柱2Bが立設してある。内角柱2Bは外面の一
部を切除してアール面とした角材を用いている。そして
その両側に壁面を覆う多数の羽目板7と密接させる構造
としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本来、入隅
の内角柱は特に強度が要求される部材ではなく、強度的
には従来のように太い角材を使用する必要はない。本発
明は、この点に着眼し、材料が節減され、かつ良好な見
栄えを保持した入隅構造を提供することを課題としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図2に示すよ
うに一方の面を凸状湾曲面(アール面)201とし、他
方の面を平面202とした長尺板材で内角柱2Aを構成
する。内壁の入隅1に、上記内角柱2Aの切端材からな
るベース材20Aの複数個を、その平面202を室内方
向に向けて、上下方向に所定の間隔をおいて固定する。
上記入隅1に沿って湾曲面201を室内方向に向けて立
設した内角柱2Aの平面202を上記各ベース材20A
の平面202に固定した入隅構造とする。
【0006】
【作用】本発明は、内角柱として従来の角材よりも薄い
板材を加工した内角柱2Aを用いており、しかもこれを
固定するベース材20Aとして内角柱2Aの切端材を用
いたから、従来の入隅構造よりも遙かに経済的であり、
かつ従来の内角柱と同様の外観を有する。
【0007】
【実施例】図1および図2は壁をログハウス調に内装し
た建築物に本発明を適用した実施例を示すものである。
図1に示すように、天井8に沿う廻り縁10から床9に
沿う巾木11に至る壁面は、丸太風のアール面を備えた
多数の羽目板7で覆われている。そして一つの壁面と他
の壁面とが出会う入隅1には、内角柱2Aが立設してあ
り、上記羽目板7の端部が内角柱2Aの平面状の両端2
03に衝き合わされている。壁には窓Wが形成してあ
り、またはコンセントCが組付けてある。
【0008】図2に示すように内角柱2Aは、ベース材
20Aを介して入隅1に固定される。内角柱2Aは木製
の長尺厚板材の一方の面(表面)201をアール面に加
工し、その両端203を平面状に切り落とし、所定の長
さに裁断したものである。ベース材20Aは、上記のよ
うにして作成した内角柱2Aを裁断したときに生じた切
端材を所定の長さ(15cm程度)に裁断したものが用
いられる。
【0009】二つの壁6が相会する入隅1には直角に交
わる胴縁60a、60bが設けてある。胴縁60a、6
0bの内角面には上下方向に所定の間隔をおいて複数の
ベース材20Aが固定してある。例えば、一つのベース
材を天井8に接する入隅1の上端に、他のベース材を床
9に接する入隅1の下端に固定し、更にそれらベース材
の中間に一つないし二つのベース材を固定する。各ベー
ス材20Aは、平面状の裏面202を室内側としてアー
ル状の表面201の両端203の平面を胴縁60a、6
0bに密着させて、胴縁60a、60bに釘5で打ち付
け固定する。
【0010】内角柱2Aはアール面状の表面201を室
内側として立設し、平面状の裏面202を各ベース材2
0Aの平面状の裏面202に接着剤で接着するとともに
両端部の平面203より釘5でベース材20Aに打ち付
け固定する。
【0011】
【発明の効果】本発明は、板材の表面をアール面に加工
した内角柱を用い、これを内角柱の切端材を利用したベ
ース材に固定する入隅構造としたので、角材の表面をア
ール面に加工した内角柱を用いる従来の入隅構造に比べ
材料を著しく節減でき、しかも従来構造と同じ外観を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入隅構造が適用される建築物の室内を
示す図である。
【図2】本発明の入隅構造の図1のII−II線に沿う
位置での断面を示す図である。
【図3】従来の入隅構造の図2対応図である。
【符号の説明】
1 入隅 2 内角柱 2A 本発明の内角柱 2B 従来の内角柱 201 一方の面(凸状湾曲面) 202 他方の面(平面) 20A ベース材 6 壁 60a、60b 胴縁 7 羽目板 10 廻り縁 11 巾木

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面を凸状湾曲面とし、他方の面を
    平面とした長尺板材で内角柱を構成し、内壁の入隅に、
    上記内角柱の切端材からなるベース材の複数個を、その
    平面を室内方向に向けて、上下方向に所定の間隔をおい
    て固定し、上記入隅に沿って湾曲面を室内方向に向けて
    立設した内角柱の平面を上記各ベース材の平面に固定し
    たことを特徴とする建築物の入隅構造。
JP16606294A 1994-06-24 1994-06-24 建築物の入隅構造 Pending JPH084243A (ja)

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