JPH0842407A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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JPH0842407A
JPH0842407A JP17697494A JP17697494A JPH0842407A JP H0842407 A JPH0842407 A JP H0842407A JP 17697494 A JP17697494 A JP 17697494A JP 17697494 A JP17697494 A JP 17697494A JP H0842407 A JPH0842407 A JP H0842407A
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JP
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port
fuel
refueling
filler neck
evaporated fuel
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JP17697494A
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English (en)
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Masabumi Kunimitsu
正文 国光
Seiji Mori
清司 森
Tomokazu Muraguchi
智一 村口
Yoichiro Ando
陽一郎 安藤
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発燃料処理装置により給油時にフィラーネ
ックから蒸発燃料が洩れることを防止する。 【構成】 燃料タンク1の上部に連通接続されて蒸発燃
料を吸着するキャニスタ6と、キャニスタの大気側開放
ポート7cと燃料タンクのフィラーネック2とを連通す
るリターン蒸発燃料通路14と、リターン蒸発燃料通路
に設けられ大気に開口する外気ポート12cと、燃料タ
ンクへの給油を判定する給油判定手段15、16、17
と、給油判定手段により給油と判定されたときにフィラ
ーネックとリターン蒸発燃料通路とを連通すると共に外
気ポートを閉塞し、給油と判定されないときにフィラー
ネックとリターン蒸発燃料通路とを閉塞すると共にリタ
ーン蒸発燃料通路と外気ポートとを連通する切換手段1
2とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車時、或いは給油時
に燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、エンジン
運転時に脱離させて燃焼させ大気中に放出されることを
防止する蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンの燃料系には燃料タンク
内で蒸発した燃料(ガソリン蒸気)の燃料成分(炭化水
素HC)(以下「蒸発燃料」という)が、駐車時に大気
中に放出されたり、或いは給油時に燃料タンクのフィラ
ーネックの給油口から大気中に放出されることを防止す
るために蒸発燃料処理装置が設けられている。この蒸発
燃料処理装置は、図1に示すように燃料タンク1内の上
部に設けられ液面を制御して燃料の入れすぎを防止する
フュエルカットバルブ3、車両転倒時に燃料が燃料タン
ク1から漏出することを防止するロールオーババルブ
4、及びベントホース5を介して蒸発燃料を吸着するキ
ャニスタ6が接続されて構成されている。キャニスタ6
は、キャニスタ容器7内に吸着剤(活性炭)8が充填さ
れており、蒸発燃料を吸着するようになっている。キャ
ニスタ容器7には、燃料タンク1に接続されて蒸発燃料
が導入されるタンクポート7a、エンジンの吸気通路に
接続されるパージポート7b、大気に開口される大気ポ
ート7cが設けられている。
【0003】尚、燃料タンク1の上部にはフュエルカッ
トバルブ3の閉弁時に蒸発燃料により燃料タンク1の内
圧が上昇した場合、開弁して蒸発燃料をキャニスタ6に
逃がしタンク内圧を下げるための2ウェイバルブ9が設
けられている。この2ウェイバルブ9は、フュエルカッ
トバルブ3に並列に接続されている。駐車時に燃料タン
ク1内で発生した蒸発燃料は、ベントホース5を通して
キャニスタ6に流れ、吸着剤8により燃料成分が吸着さ
れた後、大気ポート7cから大気中に放出される。ま
た、燃料の給油時に燃料タンク1内で発生する蒸発燃料
は、ベントホース5を通してキャニスタ6に流入し、吸
着剤8に吸着される。これにより給油時に蒸発燃料がフ
ィラーネック2の給油口から大気中に放出されることが
防止される。
【0004】キャニスタ6に吸着された蒸発燃料は、エ
ンジン運転時に吸気通路の負圧によりポート7cから導
入される大気により吸着剤8から脱離(パージ)され、
パージエアとしてポート7bから前記エンジンの吸気通
路に供給されて燃焼される。これによりキャニスタ6の
吸着剤8は、吸着能力が回復して次の駐車時或いは給油
時の蒸発燃料の吸着に備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給油時には
短時間に多量の蒸発燃料がキャニスタ6に流入するため
に吸着剤8により吸着しきれない蒸発燃料が大気ポート
7cから大気中に放出される(洩れる)虞れがある。ま
た、給油時に蒸発燃料が大気中に放出される(洩れる)
ことが著しく規制されてきている(オンボード規制)。
従って、これらに対応するためにはキャニスタ6の容量
を可成り大きくする必要がある。
【0006】しかしながら、キャニスタの容量を大きく
すると必然的にキャニスタが大型、且つ重くなり、給油
時における蒸発燃料の大気への放出(漏出)を防止する
ためにキャニスタの容量を大きくすることは、車両の小
型化、軽量化を図る上で好ましくないという問題があ
る。本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、給油
時に燃料タンク内で発生した蒸発燃料がキャニスタから
大気中に洩れることを防止するようにした蒸発燃料処理
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、燃料タンクの上部に連通接続されて
蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタの大
気側開放ポートと前記燃料タンクのフィラーネックとを
連通するリターン蒸発燃料通路と、前記リターン蒸発燃
料通路に設けられ大気に開口する外気ポートと、前記燃
料タンクへの給油を判定する給油判定手段と、前記給油
判定手段により給油と判定されたときに前記フィラーネ
ックとリターン蒸発燃料通路とを連通すると共に前記外
気ポートを閉塞し、前記給油判定手段により給油と判定
されないときに前記フィラーネックとリターン蒸発燃料
通路とを閉塞すると共に前記リターン蒸発燃料通路と外
気ポートとを連通する切換手段とを備えた構成としたも
のである。
【0008】請求項2の装置では、外気ポートの内径
を、リターン蒸発燃料通路の内径よりも小径にしたもの
である。請求項3の装置では、給油判定を、フィラーネ
ックの給油口に装着されるフィラーキャップの開閉に基
づき行うようにしたものである。請求項4の装置では、
給油判定を、フィラーネックの給油口に給油ガンが挿入
されることに関連して行うようにしたものである。
【0009】請求項5の装置では、給油判定を、フィラ
ーネックの給油口を収納する収納部を開閉する給油リッ
ドの開閉に基づいて行うようにしたものである。請求項
6の装置では、切換手段を、リターン蒸発燃料通路の途
中に接続される2つのポートと、外気に開放される1つ
のポートとを有する3方切換電磁弁として電気的に制御
するようにしたものである。
【0010】請求項7の装置では、切換手段を、リター
ン蒸発燃料通路のフィラーネック側に接続される第1の
ポートとキャニスタ側に接続される第2のポートと外気
に開放される第3のポートとが設けられたハウジング
と、ハウジングに内蔵されて前記各ポートの接続を切り
換える弁体と、フィラーキャップと協働して前記弁体を
駆動するスプリングとを供え、前記弁体は、前記フィラ
ーキャップの装着時には当該フィラーキャップにより駆
動され前記第2のポートを第1のポートから遮断すると
共に第3のポートに接続し、給油時には前記スプリング
により駆動されて前記第2のポートを第1のポートに接
続すると共に第3のポートから遮断する構成とし、機械
的に作動させるようにしたものである。
【0011】
【作用】給油時以外の時には、切換手段がフィラーネッ
クとリターン蒸発燃料通路とを閉塞すると共にリターン
蒸発燃料通路と外気ポートとを連通しており、キャニス
タにより燃料成分が吸着された蒸気が大気に放出され
る。給油時には、切換手段がフィラーネックとリターン
蒸発燃料通路とを連通すると共に外気ポートを閉塞し、
キャニスタにより燃料成分が吸着されないまま漏出した
蒸発燃料をフィラーネックに導き、燃料タンクに還流さ
せる。これにより給油時に蒸発燃料が大気に洩れること
が防止される。
【0012】請求項2の装置では、外気ポートの内径
を、リターン蒸発燃料通路の内径よりも小径にしたこと
により、給油時以外にキャニスタから蒸発燃料が大気中
に洩れることが防止される。請求項3の装置では、給油
時にフィラーキャップが外されると切換手段が作動して
キャニスタからフィラーネックに蒸発燃料が流れる。
【0013】請求項4の装置では、給油時にフィラーネ
ックに燃料ガンが挿入されると切換手段が作動してキャ
ニスタからフィラーネックに蒸発燃料が流れる。請求項
5の装置では、給油時に給油リッドが開かれると切換手
段が作動してキャニスタからフィラーネックに蒸発燃料
が流れる。請求項6の装置では、給油時に3方切換電磁
弁が作動してキャニスタからフィラーネックに蒸発燃料
が流れる。
【0014】請求項7の装置では、給油時以外の時には
切換弁の弁体が、フィラーキャップにより駆動さてキャ
ニスタの大気側ポートを大気に連通させると共にフィラ
ーネック側を閉塞してフィラーネックから蒸発燃料が大
気中に漏出することを防止し、給油時にフィラーキャッ
プが外されると弁体がスプリングにより駆動されてキャ
ニスタ側とフィラーネック側とを接続すると共に大気側
を閉塞し、キャニスタからフィラーネックに蒸発燃料を
流して大気中への漏出を防止する。
【0015】
【実施例】以下本発明の第1実施例を添付図面に基づい
て詳述する。尚、図1と同一部材には同一符号を付して
ある。図3において燃料タンク1に燃料を補給するため
のフィラーネック2は、下部2aが燃料タンク1の側壁
の下部を液密に貫通且つ固定され、当該燃料タンク1内
に略水平に僅かに突出して開口し、上部2bが燃料タン
ク1から斜め上方に延出しており、開口端(給油口)2
cの内面には漏斗状をなす給油ガンのガイド2dが設け
られている。そして、開口端2cの近傍側面には小孔2
eが穿設されている。この小孔2eは、給油ガン30を
挿入したときに、先端30aよりも上方に位置するよう
になっている。また、開口端2cにはキャップ(図示せ
ず)が液密に、且つ着脱可能に冠着される。
【0016】キャニスタ6は、キャニスタ容器7内の両
側に隔壁7d、7eが設けられてチャンバ7f、7gが
画成されており、これらの隔壁7f、7gの間には吸着
剤(活性炭)8が充填されている。チャンバ7fは、タ
ンクポート7aがベントホース5を介してロールオーバ
バルブ4に接続されると共にパージポート7bを介して
エンジンの吸気通路(共に図示せず)に連通接続され、
チャンバ7gは、大気ポート7cがホース11を介して
切換弁例えば、3方切換電磁弁12のポート12aに接
続されている。尚、隔壁7f、7gは、小孔が多数穿設
された例えば、パンチングメタルにより形成されてい
る。
【0017】3方切換電磁弁12は、ポート12bがホ
ース13を介してフィラーネック2の開口端2c近傍に
穿設された小孔2eに接続され、ポート12cが大気に
開口されている。この3方切換電磁弁12は、ソレノイ
ドが消勢されているときにはポート12aと12cとが
連通され、且つポート12aと12b、ポート12bと
12cとが遮断され、付勢されるとポート12aと12
bとが連通され、且つポート12aと12c、ポート1
2bと12cとが遮断される。
【0018】そして、キャニスタ6の大気ポート7cに
接続されるホース11、3方切換電磁弁12のポート1
2a、12b、及びホース13を介してフィラーネック
2の小孔2eに至る通路14は、給油時にキャニスタ6
により燃料成分が吸着されないままポート7cから漏出
した蒸発燃料をフィラーネック2の開口端近傍に導き燃
料タンク1に還流させるためのリターン蒸発燃料通路と
される。そして、3方切換電磁弁12は、大気に開口す
るポート12cの内径が、前記リターン蒸発燃料通路1
4の内径よりも小径とされている。
【0019】フィラーネック2のガイド2dの僅か下方
位置には直径の両端位置に小孔が穿設されており、これ
らの小孔位置には発光素子15と受光素子16とが対向
して設けられている。発光素子15から投光された光
は、給油ガン30の先端30aがフィラーネック2に挿
入されないときには受光素子16に受光され、給油ガン
30の先端30aが挿入されると遮断されて受光素子1
6に受光されなくなる。受光素子16は、発光素子15
からの光を受光するとオンとなり、受光しないときには
オフとなる。そして、これらの発光素子15と受光素子
16とにより光電的に給油ガン30の先端30aが挿入
されたか否か即ち、給油時であるか否かを検出する。
【0020】発光素子15と受光素子16、及び3方切
換電磁弁12は、制御回路17に接続される。制御回路
17は、発光素子15を駆動すると共に、受光素子16
のオン、オフにより給油時か否かを判定して3方切換電
磁弁12を制御する。即ち、制御回路17は、受光素子
16がオンのときには、給油時でないと判定して3方切
換弁12を消勢し、受光素子16がオフのときには給油
中であると判定して3方切換電磁弁12を付勢する。
【0021】以下に作用を説明する。駐車時等において
燃料タンク1内に発生した蒸発燃料(ガソリン蒸気)
は、ベントホース5を通してキャニスタ6のチャンバ7
fに流入し、隔壁7dの多数の小孔を通して吸着剤8内
に拡散する。拡散された蒸発燃料は、吸着剤8により吸
着される。このとき3方切換電磁弁12は、消勢されて
おり、ポート12aと12cとが連通され、ポート12
aと12b、12bと12cとが遮断されている。従っ
て、吸着剤8により燃料成分が除去された蒸気は、隔壁
7eの多数の小孔を通してチャンバ7gに流入し、大気
ポート7c、ホース11から3方切換電磁弁12のポー
ト12a、12cを通して大気中に放出される。大気に
開口するポート1cの内径は、リターン蒸発燃料通路1
4の内径よりも小径とされているために蒸発燃料が大気
中に漏出されることが防止される。また、フィラーネッ
ク2の小孔2eは遮断されており、燃料タンク1で発生
した蒸発燃料が大気中に放出されることが防止される。
【0022】給油時にフィラーネック2の開口端2cに
給油ガン30の先端30aが挿入されると、発光素子1
5から投光された光が遮断されて受光素子16がオフと
なり、制御回路17が3方切換電磁弁12を付勢し、ポ
ート12aと12bとを連通させ、ポート12aと12
c、12bと12cとを遮断する。一方、給油時にはフ
ィラーネック2の開口端2cと給油ガン30の先端30
aとの間の隙間からフィラーネック2内に大気が流入し
て負圧が発生する。リターン蒸発燃料通路14の内径
は、フィラーネック2の内径よりも小径とされており、
フィラーネック2に発生した負圧が当該リターン蒸発燃
料通路14に有効に作用する。
【0023】給油時に燃料タンク1内に発生した蒸発燃
料は、キャニスタ6に流れ込み、吸着剤8に吸着され
る。給油時には前述したように短時間に大量の蒸発燃料
が発生し、従って、吸着剤8により燃料成分が吸着され
ないままチャンバ7gに漏出した蒸発燃料は、前記負圧
に引かれてリターン蒸発燃料通路14を通してフィラー
ネック2内へと流れ、燃料タンク1内に還流される。こ
れにより給油時に蒸発燃料が大気中に洩れることが防止
される。
【0024】給油が終了して給油ガン30がフィラーネ
ック2から取り出されると、受光素子16がオンとな
り、3方切換電磁弁12が消勢されてポート12aと1
2b、ポート12bと12cとが遮断され、ポート12
aと12cとが連通されてキャニスタ6の大気ポート7
cが大気に連通される。そして、エンジンが運転される
と、当該エンジンの吸気通路の負圧によりキャニスタ6
が負圧となり、ポート12cからポート12a、ホース
11を通して大気がキャニスタ6に流れ込み、吸着剤8
に吸着されている燃料成分が離脱(パージ)され、パー
ジエアとなってパージポート7bから前記吸気通路に流
れ込み、エンジンで燃焼される。
【0025】このようにしてエンジンの運転時にキャニ
スタ6の吸着剤8に吸着されている燃料成分が離脱さ
れ、これに伴い吸着剤8の吸着能力が回復する。これに
よりキャニスタ6は、エンジン停止後の駐車時、或いは
給油時に燃料タンク1内に発生する蒸発燃料を良好に吸
着処理することが可能となる。この結果、蒸発燃料が大
気中に放出されることが防止される。
【0026】図3は、本発明の第2の実施例を示し、フ
ィラーネック2の開口端2c近傍の外側面にリミットス
イッチ18を設けると共に、その作動子18aをガイド
2dの僅か下方位置に突出させ、給油ガン30の先端3
0aが挿入されたときに当該先端30aにより作動子1
8aを駆動してリミットスイッチ18をオンとし、給油
ガン30の挿入即ち、給油時を検知するようにしたもの
である。制御回路17(図2)は、リミットスイッチ1
8がスイッチオンとなったときに給油時と判定して3方
切換電磁弁12(図2)を付勢する。
【0027】図4は、本発明の第3の実施例を示し、フ
ィラーネック2の開口端2c近傍外側面にリミットスイ
ッチ19を設け、キャップ20のフランジ20aの下面
により作動子19aを作動させてスイッチをオン、オフ
させるようにしたものである。リミットスイッチ19
は、キャップ20が冠着されているときには作動子19
aがキャップ20のフランジ20aに押されてスイッチ
オフとされ、給油時にキャップ20が外されると開放さ
れてスイッチオンとされる。制御回路17(図2)は、
リミットスイッチ19がオンになったときに給油時と判
定して3方切換電磁弁12(図2)を付勢する。
【0028】また、車体22の給油口の収納部22aの
開口端内面に点線で示すようにリミットスイッチ21を
設け、給油リッド22bの開閉によりリミットスイッチ
21をオン、オフさせて給油の判定を行うようにしても
良い。即ち、リミットスイッチ21は、給油リッド22
bが閉じているときには作動子21aが押圧されてスイ
ッチオフとなり、給油時に給油リッド22bが開かれる
と作動子21aが開放されてスイッチオンとなる。
【0029】図5は、本発明の第4の実施例を示し、フ
ィラーネック2の開口端2c近傍の外側面に機械式の切
換弁24を設けたものである。切換弁24は、ハウジン
グ25にロッド26が軸方向に摺動可能に収納されてお
り、当該ロッド26には軸方向に所定の間隔を存して弁
体27、28が固定され、ハウジング25と弁体28と
の間には、復帰スプリング29が縮設されている。そし
て、ハウジング25にはポート25a、25b、25c
が設けられている。ハウジング25は、フィラーネック
2の開口端2eの近傍に固定され、ポート25aは、当
該フィラーネック2の開口端2cの近傍に穿設された小
孔2eに接続され、ポート25bは、ホース11を介し
てキャニスタ6の大気ポート7c(図2)に接続され、
ポート25cは、大気に開口される。尚、大気に開口す
るポート25cは、ポート25bよりも小径とされてい
る。
【0030】ロッド26の先端は、ハウジング25から
上方に突出しており、図示のようにフィラーキャップ2
0が冠着されているときにはフランジ20aの下面によ
り復帰スプリング29のバネ力に抗して押し下げられ、
フィラーキャップ20が外されると復帰スプリング29
に押し上げられる。切換弁24は、ロッド26が押し下
げられると弁体27によりポート25aと25bとが遮
断されると共に、ポート25bと25cとが連通され、
ロッド26が押し上げられると弁体28によりポート2
5bと25cとが遮断されると共に、ポート25bと2
5aとが連通される。
【0031】フィラーキャップ20が冠着されていると
きには切換弁24のポート25bと25cとが連通さ
れ、キャニスタ6の大気ポート7c(図2)が大気に連
通される。そして、給油時には切換弁24のポート25
bと25aとが連通され、キャニスタ6の大気ポート7
cから洩れだした蒸発燃料が、当該切換弁24を通して
フィラーネック2に流れ込み、燃料タンクに還流され
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、給
油時にキャニスタの大気ポートをフィラーネックに接続
し、キャニスタから洩れでる蒸発燃料を燃料タンクに還
流させることにより、給油時に発生する蒸発燃料がキャ
ニスタの容量を超えても大気に放出される量が大幅に低
減される。これによりキャニスタの小型化及び軽量化が
図られる。
【0033】請求項2の発明によれば、外気ポートの内
径が、リターン蒸発燃料通路の内径よりも小径であるた
めに給油時以外にキャニスタから蒸発燃料が大気中に放
出されることが防止される。請求項3及び4の発明によ
れば、簡単な構成で給油判定が容易である。請求項5の
発明によれば、給油判定が給油リッドの開閉に基づいて
行なうことによりフィラーキャップを開ける前に蒸発燃
料の燃料タンクへの還流を開始することができ、大気へ
の漏出をより少なくなる。
【0034】請求項6の発明によれば、切換手段に3方
切換電磁弁を使用することにより装置の構成が簡単とな
る。請求項7の発明によれば、切換手段にフィラーキャ
ップの開閉に伴い作動する機械的な切換弁を使用するこ
とにより、弁の構造が簡単となり、小形で安価な切換弁
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の蒸発燃料処理装置の概要を示す構成図で
ある。
【図2】本発明に係る蒸発燃料処理装置の第1の実施例
を示す要部断面図である。
【図3】本発明に係る蒸発燃料処理装置の第2の実施例
を示す要部断面図である。
【図4】本発明に係る蒸発燃料処理装置の第3の実施例
を示す要部断面図である。
【図5】本発明に係る蒸発燃料処理装置の第4の実施例
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 フィラーネック 2c 開口端 2d ガイド 2e 小孔 3 フュエルカットバルブ 4 ロールオーババルブ 5 ベントホース 6 キャニスタ 7 キャニスタ容器 7a、7b、7c ポート 7d、7e 隔壁 7f、7g チャンバ 8 吸着剤 9 2ウェイバルブ 11、13 ホース 12 3方切換電磁弁 14 リターン蒸発燃料通路 15 発光素子 16 受光素子 17 制御回路 18、19、21 リミットスイッチ 20 フィラーキャップ 24 切換弁 30 給油ガン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 陽一郎 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの上部に連通接続されて蒸発
    燃料を吸着するキャニスタと、 前記キャニスタの大気側開放ポートと前記燃料タンクの
    フィラーネックとを連通するリターン蒸発燃料通路と、 前記リターン蒸発燃料通路に設けられ大気に開口する外
    気ポートと、 前記燃料タンクへの給油を判定する給油判定手段と、 前記給油判定手段により給油と判定されたときに前記フ
    ィラーネックとリターン蒸発燃料通路とを連通すると共
    に前記外気ポートを閉塞し、前記給油判定手段により給
    油と判定されないときに前記フィラーネックとリターン
    蒸発燃料通路とを閉塞すると共に前記リターン蒸発燃料
    通路と外気ポートとを連通する切換手段とを備えたこと
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記外気ポートの内径が、前記リターン
    蒸発燃料通路の内径よりも小径であることを特徴とする
    請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記給油判定は、前記フィラーネックの
    給油口に装着されるフィラーキャップの開閉に基づき行
    われることを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記給油判定は、前記フィラーネックの
    給油口に給油ガンが挿入されることに関連して行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記給油判定は、フィラーネックの給油
    口を収納する収納部を開閉する給油リッドの開閉に基づ
    いて行われることを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記切換手段は、前記リターン蒸発燃料
    通路の途中に接続される2つのポートと、外気に開放さ
    れる1つのポートとを有する3方切換電磁弁であること
    を特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 【請求項7】 前記切換手段は、前記リターン蒸発燃料
    通路のフィラーネック側に接続される第1のポートとキ
    ャニスタ側に接続される第2のポートと外気に開放され
    る第3のポートとが設けられたハウジングと、前記ハウ
    ジングに内蔵されて前記各ポートの接続を切り換える弁
    体と、フィラーキャップと協働して前記弁体を駆動する
    スプリングとを供え、前記弁体は、前記フィラーキャッ
    プの装着時には当該フィラーキャップにより駆動され前
    記第2のポートを第1のポートから遮断すると共に第3
    のポートに接続し、給油時には前記スプリングにより駆
    動されて前記第2のポートを第1のポートに接続すると
    共に第3のポートから遮断することを特徴とする請求項
    1記載の蒸発燃料処理装置。
JP17697494A 1994-07-28 1994-07-28 蒸発燃料処理装置 Withdrawn JPH0842407A (ja)

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